JP2015212063A - 光書込ヘッド位置決め機構、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

光書込ヘッド位置決め機構、プロセスユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】潜像担持体上に付着したトナー等の異物が、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間に侵入すると、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置決め精度が確保できなくなるといった課題がある。
【解決手段】潜像を担持する潜像担持体2と潜像担持体2を露光して潜像を形成する光書込ヘッドとの間に設けられて、潜像担持体2に対する光書込ヘッドの位置を決めるスペーサ部材21を備える光書込ヘッド位置決め機構において、潜像担持体2上の異物がスペーサ部材21と潜像担持体2との接触面同士の間を通過するのを阻止する通過阻止剤30を、スペーサ部材21に付着させた。
【選択図】図7

Description

本発明は、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置を決める光書込ヘッド位置決め機構、これを備えるプロセスユニット及び画像形成装置に関する。
感光体ドラム等の潜像担持体を露光して潜像を形成する露光装置として、LEDあるいは有機EL素子等から成る光書込ヘッドを用いた画像形成装置が知られている。斯かる画像形成装置では、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置を高精度に決めることが要求されるため、一般的に、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置を決める光書込ヘッド位置決め機構が設けられている。
例えば、特許文献1には、光書込ヘッド位置決め機構として、潜像担持体と光書込ヘッドとの間に設けられるスペーサ部材を用いたものが記載されている。
ところで、スペーサ部材を用いた位置決め機構においては、潜像担持体上に付着したトナー等の異物が、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間に侵入すると、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置決め精度が確保できなくなるといった課題がある。
斯かる課題に対して、特許文献1に記載の装置では、スペーサ部材の潜像担持体との接触面の曲率半径を潜像担持体の曲率半径よりも小さくし、さらにスペーサ部材に弾性を持たせることで、スペーサ部材を潜像担持体の表面に対して密着させるようにしている。
しかしながら、潜像担持体の表面に対してスペーサ部材を隙間なく接触させて、両者間への異物の侵入を効果的に防止することは困難である。
上記課題を解決するため、本発明は、潜像を担持する潜像担持体と前記潜像担持体を露光して潜像を形成する光書込ヘッドとの間に設けられて、前記潜像担持体に対する前記光書込ヘッドの位置を決めるスペーサ部材を備える光書込ヘッド位置決め機構において、前記潜像担持体上の異物が前記スペーサ部材と前記潜像担持体との接触面同士の間を通過するのを阻止する通過阻止剤を、前記スペーサ部材に付着させたことを特徴とする。
本発明によれば、通過阻止剤をスペーサ部材に付着させることで、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間に異物が侵入するのを防止でき、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置を高精度に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施形態に係るプロセスユニットの概略構成図である。 本実施形態に係る光書込ヘッド位置決め機構の概略構成図である。 本実施形態に係る光書込ヘッド位置決め機構の概略構成図である。 本実施形態に係るスペーサ部材の構成示す図である。 スペーサ先端幅と荷重の関係を示す図である。 本実施形態に係るスペーサ部材に通過阻止剤を付着させる様子を示す図である。 通過阻止剤の耐異物固着性とクリーニング性を評価する実験結果を示す図である。 他の光書込ヘッド位置決め機構の概略構成図である。 感光体表面に異物が固着する様子を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、モノクロ用画像形成装置である。斯かる画像形成装置の装置本体(画像形成装置本体)100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。プロセスユニット1は、表面に画像を担持する潜像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の外周面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の外周面を露光して静電潜像を形成する露光手段としての光書込ヘッド4と、感光体2上の潜像を顕像化(可視画像化)する現像手段としての現像ローラ5と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード6と、感光体2の外周面を除電する図示しない除電装置とを備える。
以上に述べた感光体2、帯電ローラ3、光書込ヘッド4、現像ローラ5、クリーニングブレード6、及び除電装置は、いずれもプロセスユニット1の支持体に一体的に設けられている。このため、プロセスユニット1を装置本体100に対して着脱することで、これらの部品が一度に交換可能となっている。
また、感光体2と対向する位置に、感光体2上の画像を用紙に転写する転写手段としての転写ローラ7が配置されている。転写ローラ7は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と当接可能な位置に配置されており、両者の当接部により転写ニップが形成される。また、転写ローラ7は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
装置本体100の下部には給紙装置8が配置されている。給紙装置8は、記録媒体としての用紙を収容する給紙カセット9と、給紙カセット9に収容されている用紙を給送する給紙ローラ10と、給紙ローラ10との間にニップを形成して重なった用紙を分離する分離パッド11等を備えている。なお、用紙には、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。また、用紙以外の記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム、布帛等を用いることも可能である。
給紙装置8から繰り出された用紙は、装置本体100内に設けられた搬送路に沿って、図の点線矢印で示す方向に搬送される。この搬送路において、給紙ローラ10よりも用紙搬送方向下流側であって、転写ローラ7よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙を転写ニップへ搬送する一対のタイミングローラ12が配置されている。
また、搬送路において、転写ローラ7よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に転写された画像を定着させる定着装置13が配置され、さらにその下流側には、用紙を装置外へ排出する一対の排紙ローラ16が配置されている。定着装置13は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源で加熱される定着ローラ14と、この定着ローラ14に対して所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ15とを備えており、両ローラ14,15の当接箇所において定着ニップが形成されている。また、装置本体100の上部には、排紙ローラ16によって装置外に排出された用紙を載置する排紙トレイ17が設けられている。
続けて、図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。そして、図示しない読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、光書込ヘッド4から、感光体2の表面に光が照射されて、感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このように形成された感光体2上の静電潜像に、現像ローラ5からトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ10が回転駆動を開始し、給紙カセット9に収容されている用紙のうち、最上位の用紙のみが搬送路に送り出される。送り出された用紙は、タイミングローラ12によって搬送が一旦停止される。その後、所定のタイミングでタイミングローラ12の回転駆動が開始され、感光体2上のトナー画像が転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙が転写ニップへ搬送される。
このとき、転写ローラ7には、感光体2上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、転写ニップにおいて転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、感光体2上のトナー画像が用紙上に転写される。なお、用紙に転写しきれなかった感光体2上の残留トナーは、クリーニングブレード6によって除去される。その後、図示しない除電装置によって感光体2の表面が除電される。
トナー画像が転写された用紙は、定着装置13へと搬送され、定着ローラ14と加圧ローラ15との間の定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙上のトナー画像が定着される。そして、用紙は、排紙ローラ16によって装置外に排出され、排紙トレイ17上に載置される。
ところで、光書込ヘッド4は、発光素子としてLEDあるいは有機EL素子を用いている。斯かる発光素子は、その焦点深度は浅い(100μm程度)ため、感光体2に対する光書込ヘッド4の位置を高精度に決める必要がある。そのため、プロセスユニット1には、感光体2に対して光書込ヘッド4を位置決めする光書込ヘッド位置決め機構が設けられている。以下、光書込ヘッド位置決め機構について説明する。
図2に示すように、光書込ヘッド位置決め機構20は、感光体2と光書込ヘッド4とに接触し、両者間に設けられるスペーサ部材21を備える。スペーサ部材21は、感光体2と光書込ヘッド4との距離を規制する規制部材として機能し、両者の間隔を決める役割を果たしている。
図3に示すように、光書込ヘッド4は、感光体2の軸方向(主走査方向)に延びて配置されている。また、光書込ヘッド4は、レンズアレイ4aと、図示しない発光基板と、レンズアレイ4aと前記発光基板とを保持する保持部材としてのヘッドフレーム4bとで構成されている。スペーサ部材21は、光書込ヘッド4の長手方向又は感光体2の軸方向の両端部側にそれぞれ配置され、光書込ヘッド4のヘッドフレーム4bと感光体2のそれぞれに接触している。そして、感光体2と光書込ヘッド4の両方にスペーサ部材21が接触した状態で、スペーサ部材21は、コイルバネ等の図示しない付勢手段によって、光書込ヘッド4から感光体2の方向へ荷重を受ける構成となっている。
ここで、感光体2上でトナー画像が形成される最大画像形成領域をAとすると、この最大画像形成領域A内における感光体2の摩耗を抑制するため、感光体2に対するスペーサ部材21の接触面21aは、最大画像形成領域Aの外側に配置されている。
また、本実施形態では、各スペーサ部材21が、それぞれ感光体2に対してその軸方向に渡って互いに離れた2箇所で接触している。すなわち、各スペーサ部材21は、それぞれ、互いに離れた位置で感光体2に接触する2つの接触面21aを有している。そして、これら2つの接触面21aは、感光体2上で上記クリーニングブレード6が接触するクリーニング領域Bの境界(クリーニング領域端)を避けてその両側に1つずつ配置されている。
このように、クリーニング領域Bの境界の両側に接触面21aを配置することで、クリーニング領域Bの境界近傍に発生するスジ状の残留トナーが、感光体2とスペーサ部材21(接触面21a)との間に侵入しないようにしている。これにより、感光体2とスペーサ部材21との間に残留トナーが侵入することによる感光体2に対する光書込ヘッド4の位置精度の低下を防止している。
また、上記のような本実施形態の配置以外に、クリーニング領域Bの境界を避けてスペーサ部材21の接触面21aを配置するには、例えば、図9に示すように、接触面21aを2つに分けず、クリーニング領域Bの境界よりも内側に配置することも考えられる。しかしながら、この場合は、クリーニング領域Bの感光体軸方向の長さLbが、最大画像形成領域Aの感光体軸方向の長さLaと、両方のスペーサ部材21の接触面21aの感光体軸方向長さLcとの合計よりも長くなる(Lb>La+2Lc)。その結果、クリーニングブレード6の長さが長くなってしまう。
また、スペーサ部材21の接触面21aを、クリーニング領域Bの境界よりも外側に配置した場合は、クリーニング領域B外の感光体2の軸方向長さLdを、スペーサ部材21の接触面21aの感光体軸方向長さLcよりも長くする必要がある。従って、この場合は、感光体2の軸方向全長が長くなってしまう。
上記のように、接触面21aを2つに分けずに、クリーニング領域Bの内側又は外側に配置する場合は、クリーニングブレード6の長さや感光体2の全長が長くなり、いずれの場合も小型化に不利である。
これに対し、本実施形態のように、接触面21aをクリーニング領域Bの境界の両側に分けて配置する場合は、スペーサ部材21の感光体軸方向の長さが図9に示す例と同じであっても、クリーニングブレード6の長さや感光体2の全長を短くすることが可能である。これにより、本実施形態では、感光体2とスペーサ部材21との間に残留トナーが侵入することによる光書込ヘッド4の位置精度低下の防止と、装置の小型化の、両方を実現することができる。なお、1つのスペーサ部材21における感光体2に接触する接触面21aは、3つ以上であってもよい。その場合も、接触面21aを、クリーニング領域Bの境界を避けてその両側に少なくとも1つずつ配置することで、上記と同様の効果が得られる。
また、図10は、上記図9に示す構成を、光書込ヘッド側から見た図である。
図10(a)に示すように、この例でも、本実施形態と同様に、クリーニング手段としてのクリーニングブレード6が感光体2に接触するように設けられている。従って、画像転写後に感光体2上に残った残留トナー等は、基本的に、クリーニングブレード6によって感光体2から除去される。しかしながら、トナーから剥がれ落ちたシリカ等の遊離物質は、その大きさが数nm程度で特に小さいため、除去されずにクリーニングブレード6を通過することがある。そして、通過した遊離物質は、感光体2上に残留し、クリーニング残留物となる。
図10(b)に示すように、クリーニングブレード6を通過したクリーニング残留物Gは、クリーニングブレード6よりも感光体回転方向(潜像担持体回転方向)の下流側にあるスペーサ部材21に接触し、その感光体回転方向の上流側に堆積する。その後、図10(c)に示すように、堆積しているクリーニング残留物Gの一部が、振動などにより、あるタイミングで最大画像形成領域A内へ移動する。そして、図10(d)に示すように、最大画像形成領域A内に移動したクリーニング残留物Gは、現像ローラ5やクリーニングブレード6によって感光体2に押し付けられ、感光体2上に固着する。さらに、図10(e)に示すように、固着したクリーニング残留物Gを起点に残留トナー等が付着し、固着物が大きくなると、これが原因で画像不良が発生してしまうことがある。
斯かる問題に対し、本実施形態では、図3に示すように、スペーサ部材21が有する感光体2との2つの接触面21aのうち、クリーニング領域Bの内側に配置される接触面21a1(以下、「内側感光体接触面」という。)の感光体軸方向の幅W1を、クリーニング領域Bの外側に配置される接触面21a2(以下、「外側感光体接触面」という。)の感光体軸方向の幅W2よりも小さくしている。このように構成することで、トナーから剥がれ落ちた遊離物がクリーニングブレード6を通過しても、内側感光体接触面21a1へのクリーニング残留物の堆積を抑制することができる。これにより、堆積するクリーニング残留物が最大画像形成領域A内へ移動して固着する機会、あるいはその量を低減することができ、クリーニング残留物の固着に起因する画像不良の発生を抑制できるようになる。
さらに、図4に示すように、本実施形態では、内側感光体接触面21a1を、感光体軸方向に対して傾斜させている。詳しくは、内側感光体接触面21a1を、感光体回転方向の上流側から下流側に向かって最大画像形成領域Aから離間するように傾斜させている。これにより、内側感光体接触面21a1の傾斜に沿ってクリーニング残留物を移動させ、クリーニング残留物を最大画像形成領域Aから遠ざけることができるので、最大画像形成領域Aへのクリーニング残留物の固着をより効果的に抑制することが可能となる。なお、本実施形態では、内側感光体接触面21a1の全体を傾斜させているが、内側感光体接触面21a1の特にクリーニング残留物が堆積する、感光体回転方向の上流側を臨む縁部210(以下、「上流側縁部」という。)のみを傾斜させてもよい。
図5は、本実施形態に係るスペーサ部材21の構成示す図である。
以下、図5(a)〜(d)に基づき、スペーサ部材21の構成について詳しく説明する。
なお、両スペーサ部材21は、光書込ヘッド4に接触する接触面21bが、一方(図4の右側のスペーサ部材21)が2つで、他方(図4の左側のスペーサ部材21)が1つである点を除いて、互いに対称な形状で構成もほぼ同様である。従って、以下の説明では、光書込ヘッド4との接触面21bを2つ有するスペーサ部材21を例に説明する。
スペーサ部材21は、板状部25と、板状部25の感光体2側{図5(a)における下面}に設けられた2つの脚部24と、板状部25の光書込ヘッド4側{図5(a)における上面}に設けられた2つの柱状部26とで構成されている。板状部25と脚部24と柱状部26は、一体成型されてもよいし、別体で成型されてもよい。各脚部24は、互いに間隔をあけて、感光体2の軸方向に相当する板状部25の幅方向両端部に配置されている。一方、各柱状部26は、板状部25における脚部24が設けられていない幅方向中間部に配置されている。また、各柱状部26は、板状部25の幅方向とは直交する方向、言い換えれば、感光体2の周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
各柱状部26は、スペーサ部材21が光書込ヘッド4と感光体2との間に配置された状態で、光書込ヘッド4に接触する。従って、各柱状部26は、それぞれ光書込ヘッド4に接触する接触面21bを有している。なお、各柱状部26は、光書込ヘッド4に対して、固定されていてもよいし、接離可能に構成されていてもよい。
一方、各脚部24は、スペーサ部材21が光書込ヘッド4と感光体2との間に配置された状態で、感光体2に接触する。各脚部24の感光体2との接触面21aは、それぞれ、感光体2の表面形状に倣って円弧状に形成されている。これにより、各脚部24は、感光体2に対して安定姿勢で接触できるようになっている。
また、各脚部24は、感光体回転方向に渡って延びるリブ形状部に形成されている。このため、各脚部24は、感光体2の表面に沿って弾性変形しやすくなり、感光体2との間に隙間が生じにくくなる。
また、2つの脚部24ののうち、感光体回転方向に対して傾斜する内側感光体接触面21a1を有する脚部24は、他方の脚部24に比べて幅が細いため、より弾性変形しやすく、感光体2に対してさらに接触しやすい。加えて、この内側感光体接触面21a1の幅である脚部24の先端幅t1は、根元側の幅t2よりも小さく形成されているため{図5(d)参照}、先端幅t1と根元側の幅t2が同じものよりも、弾性変形しやすくなっている。このように、特に内側感光体接触面21a1を有する脚部24は、弾性変形しやすくなっているため、感光体2との間に隙間が生じにくくなる。従って、クリーニング残留物は、この脚部24と感光体2との接触面間を通過しにくく、脚部24の傾斜に沿って移動するため、最大画像形成領域Aへのクリーニング残留物の固着を抑制することができる。
図6は、内側感光体接触面21a1の幅である脚部24の先端幅t1と、スペーサ部材21が光書込ヘッド4から受ける荷重の条件を変化させて、クリーニング残留物の除去効果と、感光体2及びスペーサ部材21の耐久性の変化を検証する実験結果を示す図である。本実験は、以下のような条件のもとに行った。
<実験条件>
・感光体の線速:240[mm/s]
・感光体の径:φ30[mm]
・スペーサ部材の押圧方法:光書込ヘッドに対する2箇所の接触面を押圧
・内側感光体接触面の感光体回転方向に対する傾斜角度:23[°]
・内側感光体接触面を板状部の感光体側の面(平面)に投影した場合の当該投影領域の感光体軸方向に直交する方向の長さ:12.8[mm]
・外側感光体接触面の感光体軸方向の幅:2.0[mm]
・外側感光体接触面の感光体と接触している部分の円弧の長さ:9.7[mm]
内側感光体接触面21a1の幅である脚部24の先端幅t1は、小さい方が、感光体2に対して内側感光体接触面21a1が接触しやすくなるが、小さくしすぎると、部品作製が難しくなる。また、先端幅t1を小さくしすぎると、感光体2上のクリーニング残留物によって、内側感光体接触面21a1を有する脚部24の先端部が欠けるなどの問題が発生する。万が一、脚部24の先端部が欠けると、欠けた以降、感光体2上のクリーニング残留物のすり抜けが発生してしまい、好適にクリーニング残留物の除去が行えなくなってしまう。このような先端部の欠けの発生を抑制するためには、図6に示すように、先端幅t1を0.1[mm]以上に設定することが望ましい。
一方、内側感光体接触面21a1の幅である脚部24の先端幅t1を大きくすると、部品製作は容易になるが、内側感光体接触面21a1が感光体2に対して接触しにくくなる。その結果、内側感光体接触面21a1と感光体2との間に隙間ができてしまい、感光体2上のクリーニング残留物のすり抜けが発生し、好適にクリーニング残留物の除去が行えなくなってしまう。このような内側感光体接触面21a1と感光体2との間の隙間の発生を抑制するには、図6に示すように、先端幅t1を0.6[mm]以下に設定することが望ましい。
また、スペーサ部材21が光書込ヘッド4から受ける荷重については、大きい方が、感光体2に対して内側感光体接触面21a1が接触しやすくなるが、大きくしすぎると、感光体2やスペーサ部材21の摩耗が促進される。その結果、光書込ヘッド4と感光体2との距離が近づきすぎてしまい、光書込ヘッド4の焦点ボケが発生する。このような感光体2やスペーサ部材21の摩耗を抑制するには、図6に示すように、スペーサ部材21への荷重を8[N]以下に設定することが望ましい。
一方、スペーサ部材21への荷重を小さくすると、感光体2やスペーサ部材21の摩耗を抑制できるが、内側感光体接触面21a1が感光体2に対して接触しにくくなる。その結果、内側感光体接触面21a1と感光体2との間に隙間ができてしまい、感光体2上のクリーニング残留物のすり抜けが発生し、好適にクリーニング残留物の除去が行えなくなってしまう。このような内側感光体接触面21a1と感光体2との間の隙間の発生を抑制するには、図6に示すように、スペーサ部材21への荷重を3[N]以上に設定することが望ましい。
以上の結果により、本実施形態の構成においては、内側感光体接触面21a1の幅である脚部24の先端幅t1は、0.1[mm]以上0.6[mm]以下の範囲内、スペーサ部材21への荷重は3[N]以上8[N]以下の範囲内に設定することが望ましいと言える。
ただし、脚部24の先端幅t1が0.4[mm]以上の領域においては、スペーサ部材21の形状のばらつきや感光体2の粗さばらつき等によって、内側感光体接触面21a1と感光体2との間からクリーニング残留物のすり抜けが発生することがある。そこで、斯かるクリーニング残留物のすり抜けを防止するため、本実施形態では、次のような対策を講じている。
本実施形態では、感光体2上のクリーニング残留物等の異物がスペーサ部材21の内側感光体接触面21a1と感光体2の接触面との間を通過するのを阻止するため、図7(b)に示すように、通過阻止剤としてのシリカ30を、スペーサ部材21の内側感光体接触面21a1の上流側縁部210に付着させている。
具体的に、上流側縁部210にシリカ30を付着させるにあたっては、まず、図7(a)に示すように、シリカ30を、スペーサ部材21の感光体2との接触面(内側感光体接触面21a1)よりも感光体回転方向の上流側の感光体表面に塗布する。次に、感光体2を回転させる。これにより、シリカ30は、感光体回転方向の下流側へ移動し、図7(b)に示すように、内側感光体接触面21a1の上流側縁部210に付着する。また、シリカ30を感光体2の表面に塗布するのではなく、内側感光体接触面21a1の上流側縁部210に直接塗布し(付着させ)、その後、スペーサ部材21を感光体2に対して組み付けてもよい。
このように、シリカ30を内側感光体接触面21a1の上流側縁部210に付着させることで、シリカ30によって内側感光体接触面21a1と感光体2との間の微小な隙間が塞がれ、その隙間から感光体2上の異物が通過するのを阻止することができる。これにより、異物が感光体2の表面に固着するのを防止でき、固着した異物がスペーサ部材21の内側感光体接触面21a1と感光体2の接触面との間に侵入することによる感光体2に対する光書込ヘッド4の位置決め精度の低下を防止することが可能となる。
ここで、本実施形態では、通過阻止剤として、トナーの外添剤として用いられるシリカを用いているが、トナー外添剤としてのシリカは、スペーサ部材と感光体との接触面間を通過しやすいのに対し、通過阻止剤としてのシリカは、前記接触面間を通過しにくい。この理由としては、シリカに対するワックスの影響の有無の違いにあると考えられる。すなわち、トナー外添剤としてのシリカは、トナー母体に含まれているワックスの影響により、感光体に付着し剥がれにくくなるため、スペーサ部材と感光体との接触面間を通過しやすいと考えられる。また、シリカ自体にワックスが混ざったものがあり、粘性が高く流動性が非常に低い。一方、通過阻止剤としてのシリカは、ワックスが含まれておらずシリカ単体であるため、流動性が非常に高く、スペーサ部材と感光体との間の微小な隙間に密に充填されやすい。このため、通過阻止剤としてのシリカは、スペーサ部材と感光体との間の微小な隙間に留まり、両者の接触面間を通過しにくいと考えられる。
図8に、通過阻止剤として用いるシリカに関して、個数平均粒径(微粒子が単分散している場合の一次粒子の平均粒径)とシリコーンオイル処理の有無を異ならせた場合の、各種シリカの耐異物固着性とクリーニング性を評価する実験結果を示す。
本実験では、図8に示す各種シリカを、上記実施形態と同様にスペーサ部材に付着させ、画像形成を所定枚数行った。そして、感光体の表面への異物固着の有無と、通過阻止剤のすり抜けによるクリーニング不良の有無の確認を行った。図8では、耐異物固着性の評価について、感光体の表面に異物の固着が無い場合を「○」、反対に異物の固着があった場合を「×」としている。また、クリーニング性の評価は、通過阻止剤がスペーサ部材と感光体との接触面間をすり抜け、さらにクリーニングブレードもすり抜けて、クリーニング不良となった場合を「×」、前記通過阻止剤のすり抜け発生後、画像形成10枚以内にクリーニング不良が解消された場合を「△」、前記通過阻止剤のすり抜けが生じなかった場合を「○」としている。
なお、シリカの個数平均粒径は、動的光散乱を利用する粒径分布測定装置、例えば、大塚電子社製のDLS−700やコールターエレクトロニクス社製のコールターN4により測定可能である。しかし、シリコーンオイル処理後の粒子の二次凝集を解離することは困難であるため、走査型電子顕微鏡もしくは透過型電子顕微鏡により得られる写真により直接粒径を求めることが好ましい。より好ましくは、シリカをFE−SEM(電界放出型走査電子顕微鏡)により10万倍の倍率で観察することが好ましい。この場合、少なくとも100個以上の微粒子を観察し、その長径の平均値を求める。また、シリカが凝集構造をとっている場合は、凝集体を構成する単独の一次粒子の長径をも求める。
図8に示す評価結果によれば、耐異物固着性については、実施例1のみが「×」の評価となり、その他の実施例については「○」の評価となった。また、クリーニング性については、実施例1と実施例7とが「×」、実施例2が「△」、それ以外は「○」の評価となった。以上の結果を考慮すると、耐異物固着性とクリーニング性の両方を確保するには、シリカの個数平均粒径は、0.05μm以上0.3μm未満の範囲内であることが好ましい。斯かる範囲内に個数平均粒径を設定することで、感光体上の異物の通過を阻止することができると共に、シリカがスペーサ部材と感光体との接触面間をすり抜けたとしても、下流側のクリーニングブレードによってすり抜けたシリカを除去することが可能である。
また、実施例2と実施例3とを比較すると、個数平均粒径はいずれも0.05μmで同じであるが、クリーニング性の評価が「△」と「○」とで差が出ている。このクリーニング性の差は、シリコーンオイル処理の有無に起因するものと考えられる。すなわち、実施例3のシリコーンオイル処理されたシリカは、実施例2のシリコーンオイル処理されていないシリカに比べて、クリーニングブレードによる除去が行われやすいと考えられる。従って、よりクリーニング性を向上させるには、シリコーンオイル処理されたシリカを用いることが好ましい。
また、通過阻止剤としては、上記シリカ以外に、例えば、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを用いることができる。
また、通過阻止剤のシリコーンオイル処理に用いるシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、アクリル、メタクリル変性シリコーンオイル、αメチルスチレン変性シリコーンオイル等が挙げられる。これらのシリコーンオイルを1種あるいは2種以上の混合物で用いることが可能である。
通過阻止剤をシリコーンオイル処理するには、あらかじめ数百℃のオーブンで充分脱水乾燥した通過阻止剤とシリコーンオイルを均一に接触させ、シリコーンオイルを通過阻止剤表面に付着させる。 シリコーンオイルを付着させるには、通過阻止剤粉体とシリコーンオイルを回転羽根等の混合機により充分粉体のまま混合させる。あるいは、シリコーンオイルが希釈できる比較的低沸点の溶剤によりシリコーンオイルを溶解させ、通過阻止剤粉体を液中に含浸させ溶剤を除去乾燥させてもよい。 シリコーンオイルの粘度が高い場合には液中で処理するのが好ましい。その後、シリコーンオイルが付着した通過阻止剤粉体を100℃から数百℃(通常400℃程度)のオーブン中で熱処理を施すことにより、通過阻止剤粉体表面の水酸基を用いて金属とシリコーンオイルとのシロキサン結合を形成させる。また、シリコーンオイル自身をさらに高分子化、架橋することもできる。また、あらかじめシリコーンオイル中に酸やアルカリ、金属塩、オクチル酸亜鉛、オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレート等の触媒を含ませて反応を促進させてもよい。シリコーンオイルが静電潜像担持体に移行することでクリーニングブレードとの摩擦力を長期間にわたり低減することができ、磨耗を大幅に抑制することができる。
また、通過阻止剤を、シリコーンオイル処理の前にあらかじめシランカップリング剤の疎水化剤による処理を行っておいてもよい。 あらかじめ疎水化されている方がシリコーンオイルの吸着量は多くなる。
なお、本発明の実施形態は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
上述の実施形態では、図7に示すように、クリーニング領域Bの境界の両側に接触面21aを1つずつ配置したスペーサ部材21に通過阻止剤を付着させた場合を例に説明したが、図9に示すような構成のスペーサ部材21に対しても同様に本発明を適用可能である。
また、本発明を適用可能な画像形成装置は、図1に示すようなモノクロ画像形成装置に限らない。本発明は、複数の感光体2上の画像を、中間転写ベルト(中間転写体)を介して用紙に間接的に転写する間接転写方式のカラー画像形成装置や、複数の感光体2上の画像を、搬送ベルト(搬送体)で搬送される用紙に直接的に転写する直接転写方式のカラー画像形成装置などにも適用可能である。また、本発明を適用可能な画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等も含まれる。
また、上述の実施形態では、潜像担持体としてドラム状の感光体2を用いた画像形成装置について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、無端ベルト状の感光体、所謂、感光体ベルトを用いた画像形成装置にも適用可能である。より具体的には、感光体ベルトの架張ローラ(バックアップローラ)に感光体ベルトを介してスペーサ部材を当接させ、このスペーサ部材により感光体ベルトに対して光書込ヘッドの位置を決める光書込ヘッド位置決め機構を備えた画像形成装置にも適用可能である。
以上のように、本発明によれば、通過阻止剤をスペーサ部材に付着させることにより、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間における異物の通過を阻止することができる。しかも、通過阻止剤をスペーサ部材に付着させるだけでよいので、設計変更や新たな部材の追加を必要とせず、簡単な方法で異物の通過阻止を実現することが可能である。これにより、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間に異物が介在するのを阻止でき、前記接触面間に異物が介在することによる、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置精度の低下を防止することが可能である。また、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間を通過した異物が、その後、潜像担持体の表面に固着物として残留することも未然に防ぐことができるので、その固着物が潜像担持体の回転に伴って前記接触面間を通過することに伴う、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置精度の低下も防止できる。このように、本発明によれば、通過阻止剤をスペーサ部材に付着させるといった簡単な構成で、スペーサ部材と潜像担持体との接触面間に異物が侵入するのを防止でき、潜像担持体に対する光書込ヘッドの位置を高精度に維持することが可能である。
1 プロセスユニット
2 感光体(潜像担持体)
4 光書込ヘッド
6 クリーニングブレード(クリーニング手段)
20 光書込ヘッド位置決め機構
21 スペーサ部材
21a 接触面
210 上流側縁部(潜像担持体回転方向の上流側を臨む縁部)
A 最大画像形成領域
B クリーニング領域
特許第4073234号公報

Claims (10)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と前記潜像担持体を露光して潜像を形成する光書込ヘッドとの間に設けられて、前記潜像担持体に対する前記光書込ヘッドの位置を決めるスペーサ部材を備える光書込ヘッド位置決め機構において、
    前記潜像担持体上の異物が前記スペーサ部材と前記潜像担持体との接触面同士の間を通過するのを阻止する通過阻止剤を、前記スペーサ部材に付着させたことを特徴とする光書込ヘッド位置決め機構。
  2. 前記通過阻止剤を、前記スペーサ部材の前記潜像担持体との接触面の潜像担持体回転方向の上流側を臨む縁部に付着させた請求項1に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  3. 前記通過阻止剤を、前記スペーサ部材の前記潜像担持体との接触面よりも潜像担持体回転方向の上流側の前記潜像担持体表面に塗布し、前記潜像担持体を回転させることによって、前記スペーサ部材に付着させた請求項2に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  4. 前記スペーサ部材は前記潜像担持体との接触面を複数有し、前記各接触面を、前記潜像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段によるクリーニング領域の境界を避けてその両側に少なくとも1つずつ配置した請求項1から3のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  5. 前記スペーサ部材の前記潜像担持体との接触面の潜像担持体回転方向の上流側を臨む縁部を、潜像担持体回転方向の上流側から下流側に向かって前記潜像担持体上の画像形成領域から離間するように傾斜させた請求項1から4のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  6. 前記スペーサ部材に潜像担持体回転方向に渡って延びるリブ形状部を設け、前記リブ形状部の先端面を前記潜像担持体に接触させた請求項1から5のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  7. 前記リブ形状部の先端面の幅を、0.1mm以上0.6mm以下の範囲内で設定した請求項6に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  8. 前記スペーサ部材が前記光書込ヘッドから受ける荷重を、3N以上8N以下の範囲内に設定した請求項1から7のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構。
  9. 光書込ヘッドの露光により潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体に対する前記光書込ヘッドの位置を決める光書込ヘッド位置決め機構とを備えるプロセスユニットにおいて、
    前記光書込ヘッド位置決め機構として、請求項1から8のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構を備えることを特徴とするプロセスユニット。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の光書込ヘッド位置決め機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
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