JP2015211823A - 洗濯用ネットおよび袋体の束縛用具 - Google Patents

洗濯用ネットおよび袋体の束縛用具 Download PDF

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Abstract

【課題】 袋体の開口部に取り付けられたスライドファスナ等の洗濯時におけるトラブルを低減させることのできる洗濯用ネットを提供する。
【解決手段】 本発明の洗濯用ネット1は、スライドファスナ3等によって開閉される開口部20の近傍に、該開口部20の近傍を束ねて縛る束縛手段(束縛用具6)を設けて構成される。束縛用具6は、開口部20の近傍を束ねてその周囲に巻き回し得る長さの帯体61を具備し、帯体61の先端が、一対の雄部材7Aと雌部材7Bとからなるロック付きのスナップボタン7を介して、帯体61自身の基端近傍に重ね留めされる。この束縛用具6を利用して袋体2の開口部20を開口方向に束ねて縛ると、洗濯中にスライドファスナ3が不用意に開かなくなるとともに、開口部20近傍が洗濯槽内で暴れにくくなって、攪拌時の衝撃等によるスライドファスナ3のトラブルを防止することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、衣類を洗濯する際に用いる洗濯用ネットに関し、より詳細には、一度に大量の衣類や寝具等を洗濯する業務用途に特に適した洗濯用ネットに関する。
また、本発明は、前記洗濯用ネット、およびこれに類して衣類の回収、運搬、洗濯等に利用される袋体の開口部を束縛するための束縛用具に関する。
医療・介護施設、養護施設等においては、入院患者や入居者が使用した衣類等をまとめて洗濯する業務サービスが利用されている。その種の施設では、入院患者や入居者から預かった衣類等が洗濯時に紛失したり、他人の衣類等と混ざり合ったりすることを防ぐために、通常は利用者ごとに区別された洗濯ネットを用いて衣類等を回収し、洗濯ネットに衣類等を入れたままで洗濯から乾燥、返却まで行うという方式を採用している。かかる方式を採用することにより、洗濯業者の手間も大幅に軽減される。
このような洗濯業務サービスに利用される洗濯用ネットとしては、例えば特許文献1に開示されたものが公知である。当該文献に開示された洗濯用ネットは、畳めば平らになる網状の袋体の開口縁部に開閉用のスライドファスナを取り付けるとともに、袋体の中間部にも袋体のサイズ(高さ)を伸縮させるためのスライドファスナを取り付けて、使用状態に応じ袋体の内容量を変えることができるように構成されている。
また、本出願人も、特許文献2において、網状の袋体の縁部に開閉用のスライドファスナを取り付けるとともに、袋体の表面に使用者名を記載することのできる表示部を設けた洗濯用ネットを提案している。
特開2005−111218号公報 特開2009−95494号公報
前述のような業務用の洗濯用ネットは、洗濯に際し、大型の洗濯槽にまとめて投入され、強い回転力によって激しく攪拌されることとなる。このとき、洗濯用ネットの開口部に取り付けられたスライドファスナが他の洗濯用ネットの網目に引っかかって他の洗濯用ネットを破損したり、スライドファスナに加わる衝撃やスライドファスナに絡み付く糸屑によってスライドファスナの開閉が困難になったり、スライドファスナを開閉させるためのスライダや引手(摘み)が破損したりするなどのトラブルが生じて、洗濯作業の効率が低下するおそれがある。
かかるトラブルを解消するために、特許文献2に開示された洗濯用ネットは、洗濯時にスライドファスナからスライダの引手を取り外せるようにするとともに、スライドファスナの両端部に取り付けたカバーフラップによってスライダを被覆する、という構成を採用している。しかし、そのような対策を講じても、洗濯用ネットやスライドファスナのトラブルを万全に防げるとはいい難い。特に、洗濯用ネットのサイズに対して収容される洗濯物が少量の場合には、洗濯槽内で攪拌される際に洗濯用ネットの余剰部分が不規則に暴れ、その余剰部分に取り付けられているスライドファスナが傷んだり、あるいは洗濯中にスライドファスナが不用意に開いて洗濯物が飛び出したりする、といったおそれもある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、洗濯用ネットに強い衝撃が加わっても開口部が容易に開くのを防いで、洗濯時におけるスライドファスナ等のトラブルをさらに低減させることを解決課題とする。
併せて本発明は、前述の解決課題に関連して、洗濯用ネットだけでなく、洗濯用ネットに類する比較的柔軟な布材からなる袋体(例えば、ランドリーバッグ、リネンバッグ、クリーニングバッグなどとも称される袋類)の束縛にも利用し得る束縛用具を提供する。
前述の課題を解決するために本発明は、洗濯物を収容し得る袋体の一辺縁部に、洗濯物を出し入れするための開口部が設けられた洗濯用ネットにおいて、前記開口部の近傍に、該開口部の近傍を束ねて縛る束縛手段を設ける、との構成を採用する。
この束縛手段を利用して、洗濯物を収容した袋体の開口部を開口方向に束ねて縛ると、洗濯用ネットが洗濯槽内で激しく攪拌されても開口部が不用意に開かなくなるとともに、開口部近傍が攪拌時に暴れにくくなって、開口部に取り付けられた開閉部材のトラブルを防止することができる。
ここで、袋体の開口部に取り付けられる開閉部材については、スライドファスナのほか、口紐、ボタン等が想定されるが、本発明においては特にその種類や形態を限定しない。また、開口部に開閉手段が設けられておらず、開口部が常に開き放しになるような洗濯用ネットであっても、この発明にかかる束縛手段を用いて開口部を一時的に束縛すれば、開口部に開閉部材が取り付けられている洗濯用ネットと同様にして、トラブルなく洗濯を行うことができる。
なお、この発明において、開口部の「近傍」、とは、開口部の長さが数十cm程度の一般的な袋体の場合、開口部から数cm程度(最大でも15cm程度)までの範囲を想定しているが、袋体の大きさに応じた寸法範囲としては、開口部の開口長さの1/4以内(より好ましくは1/5程度)を目安とするものとする。
さらに本発明は、前記束縛手段に関して、前記開口部が設けられている辺縁部の近傍を束ねた状態で、その周囲に巻き回し得る長さの帯体を具備し、前記帯体の先端が、前記束ねた状態の辺縁部の近傍に巻き回して帯体自身に重ね留めされる、との構成を採用する。このような帯体を利用することにより、開口部の近傍をしっかりと束ねて縛ることができる。
さらに本発明は、前記帯体の先端を帯体自身に重ね留めする箇所に、一対の雄部材と雌部材とからなるロック付きのスナップボタンを用いることを特徴とする。スナップボタンとは、略円形の雄部材と雌部材とを重ねて嵌合させる金属製または樹脂製の留め具であって、スナップファスナ、あるいは単にスナップとも称され、衣料、皮革製品、手工芸品等の着脱部位に広く利用されている。かかるスナップボタンのうち、特に雄部材または雌部材の一方に板バネ等を利用したロック機構を組み込み、ボタンの中央を押し込むなどして板バネ等を変形させると、板バネ等が相手側部材に係合して雄部材と雌部材とが外れなくなるように構成されたものが公知である(例えば、特開平5−237008号公報、特開2007−301165号公報等)。帯体を重ね留めする箇所に、このようなロック付きのスナップボタンを採用すれば、洗濯時の激しい攪拌に晒されても帯体が外れるのを防ぐことができる。
さらに本発明は、前記帯体の先端に、該先端に取り付けられたスナップボタン(雄部材または雌部材いずれか一方)の背面を被覆するカバー片が、前記帯体の先端を延出して折り返し縫着することにより形成されている、との構成を採用する。このカバー片によってスナップボタンの背面を被覆すれば、カバー片が緩衝材となってスナップボタンを衝撃から保護することができる。また、スナップボタンが他の洗濯ネットを損傷するなどのトラブルもさらに万全に防止することができる。
前記束縛手段は、前記袋体に対して常時、一体的に結合されていてもよいし、着脱可能に結合されてもよい。一体的に結合される構成を採用する場合は、前記帯体の基端を、前記袋体の側縁部に縫着するのが好ましい。
着脱可能に結合される構成を採用する場合は、前記帯体の基端を、前記袋体の側縁部に直接、着脱してもよいし、前記袋体の側縁部に帯体取付片を縫着し、その帯体取付片を介して間接的に着脱してもよい。帯体を袋体に対して着脱可能に構成すれば、束縛手段を必要に応じて使用することができる。すなわち、洗濯用ネットに、その容量一杯に近い量の洗濯物が詰め込まれている場合には、その開口部近傍を束ねて縛るのは困難であるし、またその必要性も少ないことから、あらかじめ帯体を取り外した状態で洗濯する、という使い方ができ、これによって洗濯作業の効率も向上する。袋体と帯体との着脱箇所には、例えば通常のスナップボタン(ロック付きでなくてもよい)を利用することができる。
また、前記開口部の近傍には、前記帯体を挿通させるベルト通し状の保持部材が取り付けられていてもよい。帯体をこのような保持部材に挿通させて巻き回すことにより、洗濯時の衝撃等によって束縛手段がずれるのを防ぐことができる。
さらに本発明は、前記袋体の深さ方向における下半部に、前記束縛手段(以下、特に区別する場合のみ「第1の束縛手段」という。)と同様の構成を有する第2の束縛手段を設けた構成を採用する。この構成は、第2の束縛手段によって袋体の下半部を束ねて縛ることもできるようにしたものである。ここで「下半部」とは、袋体の深さ方向における下端近傍から1/2までの範囲を意味するものとする。洗濯用ネットに収容された洗濯物の量が少ない場合には、開口部近傍に設けられた前記束縛手段(第1の束縛手段)だけでなく、第2の束縛手段を用いて袋体の下半部も縛ることにより、さらに効率よく、かつトラブルも生じにくい状態で洗濯を行うことができるようになる。
また、洗濯用ネットその他の袋体を束ねて縛る束縛用具の発明は、前記袋体を束ねた状態でその周囲に巻き回し得る適宜長さの帯体を具備し、前記帯体の先端が、一対の雄部材と雌部材とからなるロック付きのスナップボタンを介して、前記帯体自身の基端近傍に重ね留めされるように構成されたものとして特徴づけられる。
ここで、「その他の袋体」とは、例えば、医療施設、養護施設、宿泊施設、入浴施設、スポーツ施設等において、衣類、肌着、タオル、寝具等の回収・運搬等に利用される、ランドリーバッグ、リネンバッグあるいはクリーニングバッグなどと称される、比較的柔軟な布材からなる大きめの袋類(これらを「洗濯袋類」と総称する。)を想定している。このような袋類には、複数個の洗濯用ネットを適宜仕分けしながらまとめて運ぶための袋類も含む。本発明の束縛用具によれば、そのような洗濯袋類についても、その開口部、あるいは底部近傍その他の適宜箇所を必要に応じ束縛して、容易には拡がらない状態に保持したり、複数個の洗濯袋類を互いに結束したりすることができる。
前記束縛用具においては、前記帯体の先端に、該先端に取り付けられたスナップボタン(雄部材または雌部材いずれか一方)の背面を被覆するカバー片が、前記帯体の先端を延出して折り返し縫着することにより形成されているのが好ましい。このようなカバー片によってスナップボタンの背面を被覆すれば、カバー片が緩衝材となってスナップボタンを衝撃から保護することができるとともに、スナップボタンが他の洗濯袋類を損傷するのも防止することができる。
前述のとおり、本発明の洗濯用ネットは、洗濯物を出し入れするための開口部の近傍に、該開口部の近傍を束ねて縛ることのできる束縛手段が設けられるものである。その束縛手段を用いて開口部近傍を縛ると、洗濯時に開口部が暴れるのを防ぐことができ、その結果、開口部に取り付けられている開閉部材が傷んだり、開閉部材が開いて洗濯物が飛び出したりするなど、開口部周りのトラブルを生じにくくすることができる。
また、本発明の袋体の束縛用具は、洗濯袋類の袋体を束ねて、その周囲に巻き回すことのできる帯体を具備し、その帯体の先端がロック付きのスナップボタンを介して帯体自身の基端近傍に重ね留めされるように構成されているので、簡単な操作で確実に、洗濯袋類の開口部その他適宜箇所を拡がらないようにしっかりと束縛することができる。
本発明の実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図である。 図1に示した洗濯用ネットにおける開口部の構造及び使用方法を示す説明図であって、(a)はスライドファスナを全閉した状態、(b)はスライドファスナを開いて分離した状態、(c)はスライドファスナからスライダを抜き取った状態をそれぞれ示す。 図2に示したスライドファスナにおける端部の構成を拡大して示す説明図である。 図2に示したスライドファスナに取り付けられる着脱式引手の構成を拡大して示す説明図であって、(a)はスライダに掛着される状態の上面形状、(b)はスライダから離脱する状態の上面形状、(c)は側面形状をそれぞれ示す。 図1に示した洗濯用ネットの使用状態を説明する斜視図である。 図1に示した洗濯用ネットに取り付けられる束縛用具の構成を拡大して示す部分正面図である。 図6に示した束縛用具の使用状態を示す説明図である。 図6に示した束縛用具に取り付けられているロック付きのスナップボタンの構造を示す断面図であって、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態をそれぞれ示す。 束縛用具の他の実施形態を示す部分正面図である。 開口部の構成が異なる洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
(洗濯用ネットの全体的構成)
本発明の洗濯用ネットは、洗濯物を収容し得る袋体の一辺縁部に、洗濯物を出し入れするための開口部を設けたものとして構成される。
その一実施形態として図1に示した洗濯用ネット1の袋体2は、マチのない縦長矩形の平袋であって、左右の側縁部21、21をそれぞれ表裏重ね合わせて袋状に縫製されている。ただし、袋体2の形態は必ずしもこれに限定されるものではなく、少なくとも一の辺縁部に開閉可能な開口部20が設けられる形状であれば、マチや底を有するものなど、他の形状であってもよい。
袋体2自身を構成する網材には、例えばポリエステル系繊維やポリアミド系繊維など、耐水・耐薬品性に優れた柔軟で強靱な合成繊維製編地が利用される。例示形態では、網目が六角形状をなすラッセル編地が採用されている。六角形状の網目は、編糸の連結部に加わる力が分散されて破れにくくなるとともに、洗濯時に衣服から解れ出た糸屑などが網目の角部に絡みにくくなる、といった点で、洗濯用ネットには好適である。
また、袋体2の片側面には、使用者の名前等を記載するための表示部22が設けられている。表示部22は、薄い布地や合成樹脂製の柔軟なシート材等を利用して形成され、洗濯時にも外れないように袋体2に縫着されている。
(開口部の構成)
洗濯用ネットの開口部は通常、その利用態様に応じた開閉部在によって開閉し得るように構成される。例示形態では、袋体2における上側の辺縁部に、開口部20を開閉するための開閉部材としてスライドファスナ3が取り付けられている。図2〜図4にスライドファスナ3の詳細な構成例を示す。例示のスライドファスナ3は、両端いずれからでも開閉可能な、いわゆる逆開きダブルファスナであって、一対のファスナ半体31、31と、それらを開閉する2個のスライダ4、4とを具備している。
各ファスナ半体31は、ファスナテープ(基布)の片側縁に複数個のエレメント(務歯)を取り付けて形成されている。ファスナテープの他側縁は、袋体2の開口端縁に沿って略直線的に縫い付けられる。各ファスナ半体31におけるエレメント列の一端には、スライダ4のレール41(図4参照)を通過し得る形状の蝶棒32が取り付けられ、同エレメント列の他端には、スライダ4のレール41を通過不能な形状の箱棒33が取り付けられている。そして、一方のファスナ半体31の箱棒33が、他方のファスナ半体31の蝶棒32と対をなし、また、一方のファスナ半体31の蝶棒32が、他方の出入口ファスナ半体31の箱棒33と対をなすように、それぞれが互いに逆配置されている。
各スライダ4には、両ファスナ半体31、31のエレメント列に係合してエレメント同士を噛合・分離させるY字状のレール41が形成されている。また、スライダ4の背面に突設された柱部42(図4参照)には、スライダ4を移動させるための引手5が取り付けられている。なお、例示形態に係る引手5は、使用状態に応じてスライダ4に簡単に着脱し得るようになっているが、その構成については後述する。
図2に示すように、逆開きダブルファスナにおいては、2個のスライダ4、4が、レール41の閉じる側(エレメント列同士を噛合させる側)を互いに対向させた、いわゆる尻合わせの向きで、両ファスナ半体31、31に係合される。したがって、同図(a)に示すように、2個のスライダ4、4を互いに離反させ、それぞれをスライドファスナ3の一端及び他端に移動させると、スライドファスナ3は全閉となる。
また、同図(b)に示すように、いずれか一方のスライダ4をスライドファスナ3のいずれか一端に寄せて2個のスライダ4、4同士を当接させると、スライドファスナ3の他端側が開く。例示形態においては、各ファスナ半体31、31の両端に蝶棒32と箱棒33とが互いに逆配置されているので、2個のスライダ4、4が寄せられた当該一端において、一方(当該一端に蝶棒32が取り付けられているほう:図示下側)のファスナ半体31の端部を摘んでスライドファスナ3の中央側へずらすと、当該ファスナ半体31の一端に取り付けられた蝶棒32が両スライダ4、4のレール41を通過して、当該ファスナ半体31が2個のスライダ4、4から抜き取られる。このとき、他方(図示上側)のファスナ半体31の当該一端に取り付けられた箱棒33は、2個のスライダ4、4が当該他方のファスナ半体31から抜け出すのを防ぐストッパとして機能する。こうして、両ファスナ半体31、31同士は、その全長にわたって完全に分離される。そして、2個のスライダ4、4は、他方(当該一端に箱棒33が取り付けられているほう:図示上側)のファスナ半体31に係合した状態で取り残される。
その状態から同図(c)に示すように、2個のスライダ4、4を、それらが係合している他方(図示上側)のファスナ半体31に沿わせて他端側へと移動させる。当該ファスナ半体31の他端に取り付けられているのはスライダ4のレール41を通過可能な蝶棒32であるから、2個のスライダ4、4は、その蝶棒32から抜け出す。こうして、2個のスライダ4、4が、スライドファスナ3から完全に分離される。2個のスライダ4、4をスライドファスナ3に係合させる場合は、前記分離手順の逆順による。
このように、両ファスナ半体31、31の両端に蝶棒32及び箱棒33を互いに逆配置で取り付け、尻合わせにした2個のスライダ4、4をスライドファスナ3に対し着脱自在に係合させることにより、例えばスライダ4が損傷したとき、壊れたスライダ4を簡単に取り外して交換することができる。また、スライドファスナ3に糸屑が絡み付いたとき、スライダ4を取り外してエレメントやスライダ4を清掃するもの容易になる。しかも、これらの作業には特別な工具や技能を必要としない。
スライドファスナ3の両端部には、短い帯片状をなすサイドタブ36が、それぞれスライドファスナ3の延長方向に張り出すようにして取り付けられている。これらのサイドタブ36は、上述のようなスライダ4の移動操作に際して、スライドファスナ3の端部を指先でしっかりと摘み易くするための部材である。図3に、サイドタブ36の取付形態を拡大して示す。
サイドタブ36は、例えばポリエステル系繊維のような比較的コシの強い合成繊維製の織テープ等からなり、その基端側が、両ファスナ半体31、31の端部近傍下面に重ねて縫合される。そして、両ファスナ半体31、31同士が分離しているときには、サイドタブ36が、それ自身の幅によって、箱棒33と蝶棒32とを数ミリ程度の離間状態に保持し、両ファスナ半体31、31同士が噛合しているときには、自身の幅を湾曲させて、箱棒33と蝶棒32とを接触状態に保持する。また、両ファスナ半体31、31にスライダ4を係脱する際には、サイドタブ36がスライドファスナ3の長手方向に適度の自由度をもって撓み変形することによりスライダ4の係脱を可能にする。
さらに、このサイドタブ36には、スライドファスナ3の端部に寄せられたスライダ4を被覆するためのカバーフラップ38が取り付けられている。カバーフラップ38は、サイドタブ36に準じた合成繊維製の織テープ等からなる短い帯片を利用して形成される。図3に示したカバーフラップ38は、その基端側がサイドタブ36の上面に重ねて縫合され、自由端側がスライドファスナ3の端部近傍上面に重ねられて、図3中に想像線で示すように、該端部に寄せられたスライダ4の背面を覆うように構成されている。
スライドファスナ3は、洗濯・乾燥作業時には閉じられた状態、つまり各スライダ4、4がスライドファスナ3の両端に寄せられた状態で使用される。したがって、上述のようにスライドファスナ3の両端にて各スライダ4、4をそれぞれ被覆することにより、洗濯・乾燥作業時に、スライダ4に他の洗濯用ネット1が引っ掛かったり、スライダ4が洗濯槽等に衝突して損傷したりといった、スライダ4に起因するトラブルを防ぎやすくなる。カバーフラップ38の自由端側を捲り上げれば、ファスナ半体31、31にスライダ4を係脱させる作業も無理なく行うことができる。
図4は、スライダ4に取り付けられる、着脱式の引手5の概略構成を示す。この引手5は、先端にフック51を有する本体52と、該フック51を開閉させる可動部材53とを組み合わせて構成される。本体52は、上面視略長方形状の金属板からなり、先端に略L字状のフック51が形成されている。本体52の上面中央部分には本体52の長手方向に延びる凹部54が形成されて、この凹部54内に可動部材53が嵌め込まれる。
可動部材53は、やや弾性変形可能な合成樹脂からなり、その先端には短爪部55が形成され、後端上面には断面略半円形状の指掛部が形成されている。可動部材53の下面には係合片(図示せず)が突設され、その係合片が本体52の凹部54に形成された溝孔56に係合することにより、本体52に対し可動部材53が長手方向に摺動し得るように保持される。本体52と可動部材53との当接面には互いに係合する適宜の小突起(図示せず)やバネ片57等が形成されて、可動部材53がその摺動範囲の両端にて係止されるようになっている。
本体52のフック51をスライダ4の柱部42に掛着した状態で、図4(a)に示すように、可動部材53を本体52の先端側に摺動させると、可動部材53の短爪部55が本体52のフック51を閉じて引手5がスライダ4から離れなくなり、この引手5を持ってスライダ4を移動させることができる。また、図4(b)に示すように、可動部材53を本体52の後端側に摺動させると、可動部材53の短爪部55が本体52のフック51から離れて、この引手5をスライダ4の柱部42から取り外すことができる。
なお、この実施形態は、スライダ4に対して引手5を着脱可能にする構成の一例を示したものであるが、本発明における引手5の構成は、これに限定されるものではなく、例えばナスカンのような部材をはじめとする従来公知の着脱機構も利用可能である。
このような構成によれば、洗濯時に各スライダ4から引手5を取り外すことにより、引手5に他の洗濯用ネット1が引っ掛かったり、作業時の衝撃で引手5が損傷したりするなどのトラブルを防ぐことができる。
このような着脱式の引手5と併せて、いわゆるオートマチックスライダ(自動停止機能付スライドファスナ用スライダ)を利用するのも好ましい。オートマチックスライダとは、スライダの胴体内にスライダの移動を拘束するロック機構(図4中の符号43)が内蔵されており、引手5を引っ張るとロックが解除されて移動可能になるスライダである。その種のスライダ4に着脱式の引手5を組み合わせれば、引手5を外すとスライダ4の移動がロックされてしまうので、洗濯時の攪拌動作等によってスライドファスナ3が不用意に開いてしまうことを、より確実に防止することができる。
(束縛手段の構成)
本発明の要部は、袋体の開口部に近接して、該開口部の近傍を束ねて縛る束縛手段が設けられた点にある。以下、図1、図5〜図7等を参照しつつ、束縛手段の具体的形態としての束縛用具6について詳述する。
例示の束縛用具6は、開口部20が設けられている袋体2の辺縁部の近傍を開口方向に束ねた状態で、その周囲に巻き回し得る長さの柔軟な帯体61を具備する。帯体61は、例えばナイロン、アクリル、ポロプロピレンその他の合成繊維からなる細幅(2〜3cm)の織テープ等を用いて形成され、その基端が開口部20に近接する袋体2の側縁部に結合される。ここで、開口部20の「近傍」、あるいは開口部20に「近接」とは、開口部20の長さが数十cm程度の一般的な袋体2の場合、開口部20から数cm程度(最大でも15cm程度)までの範囲を想定しているが、袋体2の大きさに応じた寸法範囲としては、開口部20の開口長さの1/4以内(より好ましくは1/5程度)を目安とするものとする。
帯体61は、その基端が袋体2の側縁部等に直接、縫着されるなどして袋体2と不可分的に一体化されていてもよいし、袋体2とは別体に形成されて、必要に応じ袋体2に着脱されるようになっていてもよい。例示形態の帯体61は、帯体取付片62を介して袋体2と間接的に着脱される。帯体取付片62は、帯体61と同様の素材で略同幅の短い織テープ等を用いて形成され、その基端が袋体2の側縁部に縫着されている。そして、この帯体取付片62に、帯体61の基端が着脱可能に結合される。帯体取付片62と帯体61との着脱箇所には、互いに嵌合可能な一対の雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製または金属製のスナップボタン63が好適に利用される。このように、袋体2に対して帯体61を着脱可能にすれば、洗濯物の量に応じて、必要な場合にのみ帯体61を使用することができる
帯体61の先端は、束ねた袋体2の周囲に巻き回されて、帯体61自身の中間部分に重ね留めされる。帯体61を重ね留めする手段としては、例えば面ファスナが想定されるが、面ファスナは洗濯を繰り返すと接着面に糸屑が付着して接着力が著しく低下するので、あまり好ましくない。一般的なスナップボタンも、洗濯時に強い力を受けると外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明の洗濯用ネット1においては、帯体61を重ね留めするための手段として、ロック付きのスナップボタン7を採用している。ロック付きのスナップボタン7とは、金属や合成樹脂等からなる雄部材または雌部材の一方に板バネ等を利用したロック機構を組み込み、ボタンの中央を押し込むなどして板バネ等を変形させると、板バネ等が相手側部材に係合して雄部材と雌部材とが外れなくなるように構成されたものである。
図8にロック付きのスナップボタン7の一例を示す。例示のスナップボタン7は金属製で、図示上側に示す雌部材7Aに組み込まれた板バネ71が、図示下側に示す雄部材7Bに係脱するように構成されている。
雌部材7Aは、留め鋲72を介して帯体61に取り付けられた外ケース73および内ケース74、内ケース74の内側に収容された略円錐台形状の板バネ71、外ケース73と内ケース74との間に介装されたバネカバー75等を具備する。外ケース73および内ケース74の中央部分は上面視円形に開口しており、その開口が、柔軟な素材からなるバネカバー75によって塞がれている。
板バネ71は、円錐台形の周面に相当する部分が6ヶ所程度に分割されていて、分割された各傾斜脚片711の下縁に、内向きに屈曲する係止爪712が形成されている。板バネ71の天面部713は略皿状に膨湾しており、この天面部713を上方から押し込んで下向きに凸の状態にすると、各傾斜脚片711の傾斜角度が拡がり、係止爪712の間隔が開く。また、天面部713を下方から押し上げて上向きに凸の状態にすると、各傾斜脚片711の角度が狭まり、係止爪712の間隔が閉じる。
雄部材7Bは、リベット76を介して帯体61を挟むように取り付けられた外ケース77と係合ピース78とを具備している。係合ピース78は、円板状の下縁フランジ781の中央に係合突起782が突設された形状をなし、係合突起782は、その略下半部が円筒状、略上半部が上向きに縮径した円錐台形状に形成されている。そして、円筒状をなす略下半部の外周面に、環状の係止溝783が形成されている。
図8(a)に示すように、互いに離れた状態にある雄部材7Bと雌部材7Aとを重ね合わせて、雄部材7Bの係合突起782を雌部材7Aの板バネ71の内側に強く押し込むと、図8(b)に示すように、係合突起782の上端が板バネ71の天面部713に当接し、天面部713を下方から押し上げて上向きに凸の状態に弾性変形させる。すると、板バネ71の係止爪712が係合突起782の係止溝783に係合してロック状態になり、雄部材7Bと雌部材7Aとが分離できなくなる。
ロック状態を解除するには、図8(b)に示す状態で、雌部材7Aの中央をバネカバー75の上方から指先で押し下げ、板バネ71の天面部713を下向きに凸の状態に弾性変形させる。すると、板バネ71の係止爪712が開いて係止溝783への係合が解かれ、図8(a)に示したように、雄部材7Bと雌部材7Aとが分離可能になる。
このように、雌部材7Aと雄部材7Bとを強めに嵌合させるだけで両者が分離不能にロックされ、雌部材7Aの中央を押すだけでロックが解除される簡素な機構のロック付きスナップボタン7が帯体61の重ね留め箇所に取り付けられている。例示形態では、雌部材7Aと雄部材7Bとが、帯体61の先端近傍および基端に近い中間部分に、帯体61を挟んで互いの嵌合面を反対に向けるように取り付けられている。この配置関係は、図7に示したように、板バネ71が組み込まれた側(例示形態では雌部材7A)を帯体61の先端側に取り付けると、帯体61を巻き回したときに、帯体61の外側からロック解除の操作をしやすい、との配慮に基づいている。このような構成により、袋体2の開口部20の近傍を、きわめて簡単に、かつ、洗濯時の激しい攪拌に晒されても外れないようにしっかりと束ねて縛ることができる。
図9は、帯体61の先端近傍部分に関する他の実施形態を示す。例示の形態は、帯体61の先端にスナップボタン7(雌部材7A)の背面を被覆するカバー片64を設けたものである。カバー片64は、帯体61の先端を延出して外側に折り返し縫着することにより形成されている。帯体61の折り返し端は、スナップボタン7の縁部から数mm程度、先端側に延び出している。スナップボタン7のロックを解除する操作は、カバー片64の上から行う。このようなカバー片64によってスナップボタン7の背面を被覆すれば、カバー片64が緩衝材となってスナップボタン7を洗濯時の衝撃から保護することができるとともに、スナップボタン7が他の洗濯ネットを損傷するなどのトラブルもさらに万全に防止することができる。
このように、本発明の洗濯用ネット1は、袋体2の一辺縁部に開口部20が設けられた洗濯用ネット1において、開口部20の近傍に束縛手段としての束縛用具6を設け、この束縛用具6を利用して、洗濯物を収容した袋体2の開口部20を開口方向に束ねて縛ることができるように構成されているので、洗濯中に袋体2の開口部20が不用意に開かなくなるとともに、開口部20近傍が洗濯槽内で暴れにくくなって、攪拌時の衝撃等による開閉部材のトラブルを防止することができる。
なお、袋体2の開口部20を開閉するための開閉手段に関して、前述の実施形態では逆開きダブルファスナタイプのスライドファスナ3を例示したが、本発明における開口部20の開閉手段は、特に前記タイプのスライドファスナ3に限定されるものではなく、様々なタイプのファスナ等を利用することができる。また、例えば図10に示すように、巾着のような口紐(引き締め紐)30によって開口部20を開閉することも可能である。その場合も、開口部20の近傍に前述のような束縛用具6を設けて、同様に使用することができる。
あるいはまた、袋体の開口部にスライドファスナその他の開閉手段が設けられておらず、開口部が常に開き放しで使用されるような洗濯用ネットについても、前述のような束縛用具6を用いることにより、洗濯時にはその開口部を強固に閉じ合わせることができる。
さらに、束縛手段に関しても、前述のような帯体61をロック付きのスナップボタン7で重ね留めする束縛用具6に限定されるものではない。簡単かつ強力に袋体2の周囲を束縛することができて、洗濯時に他の洗濯用ネット1を痛めるおそれの少ないものであれば、例えば適宜の係止手段を備えた合成ゴム製のバンド部材や、樹脂製のバックルでベルトを巻き締めるものなど、公知の結束部材等を適宜、組み合わせるなどして利用することもできる。
また、束縛用具6を構成する帯体61と袋体2との結合形態について、前述の実施形態では袋体2に帯体取付片62を縫着し、その帯体取付片62に帯体61をスナップボタン63で着脱する形態を例示した。しかし、そのスナップボタン63も洗濯の繰り返し等によって劣化するおそれがある。そこで、場合によってはスナップボタン63も交換できるように、帯体取付片62と袋体2との縫着箇所も分離可能にしておくと、なお好ましい。具体的には、袋体2の側縁部にあらかじめタグを縫い付けておき、そのタグに帯体取付片62の基端を縫着するなどの構成を採用すれば、その縫着箇所の縫糸を解くことによって帯体取付片62も交換可能になる。
あるいはまた、袋体2と束縛用具6とが結合されず、両者が完全に別々になった状態で使用されてもよい。この場合、袋体2の中に洗濯物を入れて、開口部20の近傍を束縛用具6で緩みのないように束縛すれば、単にそれだけでも束縛用具6が袋体2からは容易に抜け出さない状態に保持される。さらに万全を期すならば、例えば図10に示すように、開口部20の近傍にベルト通し状の保持部材66を縫着等によって取り付け、その保持部材66に束縛用具6を挿通させて、束縛用具6のずれや抜け落ちを防ぐのも好ましい。
さらに、本発明の洗濯用ネット1においては、図1および図5に示したように、袋体2の深さ方向における下半部に、第2の束縛手段としての束縛用具60を設けることもできる。例示の束縛用具60それ自体は、開口部20の近傍に設けられる前述の束縛用具6と同様に構成することができるので、その詳細な説明は省略する。「下半部」とは、袋体2の深さ方向における下端から1/2までの範囲を目安とし、実用的には下端から1/3ないし1/2程度の位置が特に好ましい。洗濯用ネット1に収容された洗濯物の量が少ない場合には、開口部20の近傍に設ける第1の束縛手段だけでなく、第2の束縛手段を用いて袋体2の下半部も縛ることにより、さらに効率よく、かつトラブルも生じにくい状態で洗濯を行うことができるようになる。
また、第2の束縛手段は、洗濯用ネット1の容量を調整するために利用することもできる。すなわち、あらかじめ第2の束縛手段を用いて袋体2の下半部を束ね、容量を少なくした状態で洗濯用ネット1を利用者に貸与することにより、利用者が洗濯物を詰め込み過ぎないように制限するとともに、洗濯時には第2の束縛手段を解いて容量を増やし、洗濯や乾燥の効率を高める、といった使い方も可能になる。
1 洗濯用ネット
2 袋体
20 開口部
3 スライドファスナ
4 スライダ
6 束縛用具
60 第2の束縛手段
61 帯体
62 帯体取付片
63 スナップボタン
64 カバー片
66 保持部材
7 ロック付きのスナップボタン
7A 雌部材
7B 雄部材

Claims (10)

  1. 洗濯物を収容し得る袋体の一辺縁部に、洗濯物を出し入れするための開口部が設けられた洗濯用ネットにおいて、
    前記開口部の近傍に、該開口部の近傍を束ねて縛る束縛手段が設けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  2. 請求項1に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記束縛手段は、前記開口部が設けられている辺縁部の近傍を束ねた状態で、その周囲に巻き回し得る適宜長さの帯体を具備し、
    前記帯体の先端が、前記束ねた状態の辺縁部の近傍に巻き回して前記帯体自身の基端近傍に重ね留めされるように構成されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  3. 請求項2に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記帯体の先端を前記帯体自身に重ね留めする箇所に、一対の雄部材と雌部材とからなるロック付きのスナップボタンが用いられていることを特徴とする洗濯用ネット。
  4. 請求項3に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記帯体の先端に、該先端に取り付けられたスナップボタンの背面を被覆するカバー片が、前記帯体の先端を延出して折り返し縫着することにより形成されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記帯体の基端が、前記袋体の側縁部に縫着されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記帯体の基端が、前記袋体の側縁部、または該側縁部に縫着された帯体取付片に、着脱可能に結合されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記開口部の近傍に、前記帯体を挿通させるベルト通し状の保持部材が取り付けられていることを特徴とする洗濯用ネット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記袋体の深さ方向における下半部に、前記束縛手段と同様の構成を有する第2の束縛手段が設けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  9. 洗濯用ネットその他の袋体を束ねて縛る束縛用具であって、
    前記袋体を束ねた状態でその周囲に巻き回し得る適宜長さの帯体を具備し、
    前記帯体の先端が、一対の雄部材と雌部材とからなるロック付きのスナップボタンを介して、前記帯体自身の基端近傍に重ね留めされるように構成された袋体の束縛用具。
  10. 請求項9に記載の袋体の束縛用具において、
    前記帯体の先端に、該先端に取り付けられたスナップボタンの背面を被覆するカバー片が、前記帯体の先端を延出して折り返し縫着することにより形成されていることを特徴とする袋体の束縛用具。
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