JP2015210979A - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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高志 木下
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Abstract

【課題】ハイレート充放電を繰り返しても安全性及び性能を高く維持できるリチウムイオン二次電池の提供。
【解決手段】合剤層13B,17Bを含む極板と、合剤層13B,17Bに保持された非水電解液とを備える。合剤層13B,17Bのうち極板の幅方向中央に位置する部分は、活物質と、非水電解液の主溶媒により膨潤する第1結着剤とを含み、前記合剤層のうち極板の幅方向端部に位置する部分は、非水電解液により膨潤する第2結着剤を含む、リチウムイオン二次電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、合剤層を含む極板を備えたリチウムイオン二次電池に関する。
特許文献1(特開2013−235795号公報)には、巻回電極体の軸方向における合剤層の縁部の方が、当該縁部を除く合剤層の中間部よりも、非水電解液に対する膨潤度が高いことが記載されている。また、特許文献1には、かかる構成により、非水電解液が合剤層の中間部に保持されるので、電池特性の劣化を防止できることも記載されている。
特開2013−235795号公報
リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返すと、合剤層にリチウムイオン濃度の分布が生じることがある。このような不具合は、特許文献1に記載のリチウムイオン二次電池においても起こり得る。合剤層にリチウムイオン濃度の分布が生じると、リチウムイオン二次電池の内部抵抗が急激に上昇することがあり、リチウムイオン二次電池の安全性及び性能の低下を引き起こす。本発明は、ハイレート充放電を繰り返しても安全性及び性能を高く維持できるリチウムイオン二次電池の提供を目的とする。
リチウムイオン二次電池は、合剤層を含む極板と、合剤層に保持された非水電解液とを備える。合剤層のうち極板の幅方向中央に位置する部分は、活物質と、非水電解液の主溶媒により膨潤する第1結着剤とを含む。合剤層のうち極板の幅方向端部に位置する部分は、非水電解液により膨潤する第2結着剤を含む。
合剤層のうち極板の幅方向中央に位置する部分(以下では「第1合剤層」と記す)では、第1結着剤は、非水電解液の主溶媒により膨潤し、活物質の表面に付着する。また、非水電解液の主溶媒は、リチウムイオンを溶媒和する。これらのことから、第1合剤層では、リチウムイオンは、非水電解液の主溶媒に溶媒和された状態で、第1結着剤によって活物質の表面に付着する。よって、リチウムイオンが第1合剤層内を移動することを防止できる。したがって、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、第1合剤層にリチウムイオン濃度の分布が生じることを防止できる。
合剤層のうち極板の幅方向端部に位置する部分(以下では「第2合剤層」と記す)では、第2結着剤が非水電解液により膨潤するので、内部空間(合剤層において活物質、結着剤、導電剤又は増粘剤等が設けられていないことにより形成された空間)が縮小する。そのため、第2合剤層では、非水電解液の流路が狭くなる。また、非水電解液により膨潤した第2結着剤が、第2合剤層の表面の少なくとも一部を覆う。よって、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、第2合剤層からの非水電解液の流出を防止できるので、第2合剤層にリチウムイオン濃度の分布が生じることを防止できる。
「極板の幅方向」は、電極体(後述)を形成していない状態における極板の長手方向に対して垂直な方向であって、極板の厚さ方向とは異なる方向を意味する。「合剤層のうち極板の幅方向中央に位置する部分」は、合剤層の一部分であって、合剤層のうち極板の幅方向端部に位置する部分を除く部分を意味する。
「活物質」は、電気を起こす反応に関与する。正極活物質の一例はリチウムを含む複合酸化物であり、負極活物質の一例は層状の結晶構造を有する炭素材料である。
「第1結着剤が非水電解液の主溶媒により膨潤する」は、第1結着剤のSP(Solubility Parameter)値と非水電解液の主溶媒のSP値とが下記式1を満たすことを意味する。ここで、「非水電解液の主溶媒」は、非水電解液の溶媒であってリチウムイオンを溶媒和する溶媒を意味する。
(非水電解液の主溶媒のSP値)×0.9≦(第1結着剤のSP値)≦(非水電解液の主溶媒のSP値)×1.1 ・・・式1。
「第2結着剤が非水電解液により膨潤する」は、非水電解液の主溶媒とは異なる非水電解液の溶媒の少なくとも1つにより第2結着剤が膨潤することを意味し、好ましくは下記式2を満たし、より好ましくは下記式3を満たす。
(非水電解液の主溶媒とは異なる非水電解液の溶媒の何れか(第1溶媒)のSP値)×0.9≦(第2結着剤のSP値)≦(第1溶媒のSP値)×1.1 ・・・式2。
(非水電解液の主溶媒とは異なる非水電解液の溶媒のSP値のうちの最小値)≦(第2結着剤のSP値)≦(非水電解液の主溶媒とは異なる非水電解液の溶媒のSP値のうちの最大値) ・・・式3。
本発明のリチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、合剤層にリチウムイオン濃度の分布が生じることを防止できるので、リチウムイオン二次電池の安全性及び性能を高く維持できる。
本発明の一実施形態のリチウムイオン二次電池の要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の負極の平面図である。 メチルスチレンダイマー量と結着剤のSP値との関係を示すグラフである。 実施例の結果を示すグラフである。 実施例の結果を示すグラフである。 実施例の結果を示すグラフである。 実施例の結果を示すグラフである。
以下、本発明について図面を用いて説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分又は相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
本発明の一実施形態のリチウムイオン二次電池では、電極体が非水電解液とともに電池ケースに設けられている。電池ケースは、リチウムイオン二次電池の電池ケースとして従来公知の電池ケースであることが好ましい。
非水電解液は、電極体に含まれる正極合剤層、負極合剤層及びセパレータに保持され、有機溶媒とリチウム塩(溶質)とを含むことが好ましい。例えば、有機溶媒として、EC(ethylene carbonate)とDMC(dimethyl carbonate)とEMC(ethyl methyl carbonate)とを含む混合溶媒を用いることができる。この場合、ECが非水電解液の主溶媒となる。
図1は、本実施形態のリチウムイオン二次電池の要部(電極体)を示す断面図である。図2は、本実施形態の負極の平面図である。
電極体は、正極13と、負極17と、正極13と負極17との間に設けられたセパレータ15とを備える。電極体は、セパレータ15を介して正極13と負極17とが巻回されて形成されても良いし、巻回後に扁平されて形成されても良いし、正極13とセパレータ15と負極17とセパレータ15とがこの順に積層されて形成されても良い。
負極17は、負極集電体17Aと、負極集電体17A上に設けられた負極合剤層17Bとを有する。負極17の幅方向一端には、負極集電体17Aが負極合剤層17Bから露出されてなる負極露出部17Dが設けられている。
負極合剤層17Bのうち負極17の幅方向中央に位置する部分(以下では「第1負極合剤層117B」と記す)は、負極活物質と、非水電解液の主溶媒(例えばEC)により膨潤する第1結着剤とを含む。第1結着剤は、非水電解液の主溶媒により膨潤し、負極活物質の表面に付着する。また、非水電解液の主溶媒はリチウムイオンを溶媒和する。これらのことから、第1負極合剤層117Bでは、リチウムイオンは、非水電解液の主溶媒に溶媒和された状態で、第1結着剤を介して負極活物質の表面に付着する。よって、リチウムイオンが第1負極合剤層117B内を移動することを防止できる。
ここで、第1負極合剤層117Bは、負極合剤層17Bの大部分を占める(後述)。そのため、第1負極合剤層117Bにおけるリチウムイオンの移動を防止できれば、負極合剤層17Bにおけるリチウムイオンの移動を防止できると言える。
負極合剤層17Bのうち負極17の幅方向端部に位置する部分(以下では「第2負極合剤層127B」と記す)は、非水電解液(例えばDMC、EMC又はDMCとEMC)により膨潤する第2結着剤を含む。そのため、第2負極合剤層127Bでは、第2結着剤が非水電解液により膨潤するので、非水電解液の流路が狭くなる。また、非水電解液により膨潤した第2結着剤が、第2負極合剤層127Bの表面の少なくとも一部を覆う。これらのことから、第2負極合剤層127Bからの非水電解液の流出を防止できる。
ここで、第1負極合剤層117Bは、セパレータ15を挟んで正極合剤層13Bに対向する。そのため、非水電解液が第1負極合剤層117Bから流出しても、その非水電解液の少なくとも一部は正極合剤層13B又はセパレータ15に保持される。よって、第2負極合剤層127Bからの非水電解液の流出を防止できれば、電極体からの非水電解液の流出を防止できると言える。
以上より、負極合剤層17Bにおけるリチウムイオンの移動を防止でき、電極体からの非水電解液の流出を防止できる。これにより、本実施形態のリチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、負極合剤層17Bにリチウムイオン濃度の分布が生じることを防止できるので、リチウムイオン二次電池の内部抵抗が急激に上昇することを防止できる。よって、本実施形態のリチウムイオン二次電池では、ハイレート充放電を繰り返しても安全性と性能とを高く維持できる。したがって、本実施形態のリチウムイオン二次電池は、例えばハイブリッド自動車もしくは電気自動車等の自動車用電源、工場用電源又は家庭用電源等に使用される大型電池として好適である。
それだけでなく、第1負極合剤層117Bでは、リチウムイオンは、非水電解液の主溶媒に溶媒和された状態で、第1結着剤を介して負極活物質の表面に付着する。これにより、第1負極合剤層117Bでは、充電時には負極活物質へのリチウムイオンの挿入が容易となり、放電時には負極活物質からのリチウムイオンの脱離が容易となる。よって、リチウムイオン二次電池の内部抵抗を低く抑えることができるという効果も得られる。
ここで、第1負極合剤層117Bは、負極合剤層17Bの大部分を占める(後述)。そのため、第1負極合剤層117Bにおいて負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が容易となれば、負極合剤層17Bにおいて負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が容易となると言える。
なお、第2負極合剤層127Bは、負極活物質を含んでいることが好ましい。これにより、第2負極合剤層127Bには内部空間が形成されるので、負極合剤層17Bへの非水電解液の含浸時間を短縮できる。よって、リチウムイオン二次電池を量産できる。
負極17の幅方向において、第2負極合剤層127Bの長さL1は、第1負極合剤層117Bの長さL2の2%以上13%以下であることが好ましい。第2負極合剤層127Bの長さL1が第1負極合剤層117Bの長さL2の2%以上であれば、第2結着剤の量を確保できるので、第2負極合剤層127Bからの非水電解液の流出をより一層、防止できる。また、第2負極合剤層127Bの長さL1が第1負極合剤層117Bの長さL2の13%以下であれば、第1結着剤の量を確保できる。よって、第1負極合剤層117Bにおけるリチウムイオンの移動をより一層、防止できる。より好ましくは、第2負極合剤層127Bの長さL1は、第1負極合剤層117Bの長さL2の4%以上13%以下である。
さらに好ましくは、第2負極合剤層127Bの少なくとも一部がセパレータ15を挟んで正極合剤層13Bに対向する(図1)。これにより、非水電解液が第2負極合剤層127Bから流出した場合であっても、その非水電解液の少なくとも一部が正極合剤層13B又はセパレータ15に保持される。よって、電極体からの非水電解液の流出をより一層、防止できる。
第1結着剤は、後述の実施例に記載の材料に限定されず、SP値が上記式1を満たす材料であれば良い。例えば有機溶媒としてECとDMCとEMCとを含む混合溶媒を用いた場合、SP値が13.5以上16以下である材料を第1結着剤とすることが好ましい。
第2結着剤は、後述の実施例に記載の材料に限定されず、SP値が上記式2を満たす材料であれば良く、SP値が上記式3を満たす材料であることが好ましい。SP値が上記式3を満たす材料を第2結着剤として用いれば、SP値が上記式2を満たす材料を第2結着剤として用いた場合に比べて、第2結着剤の膨潤量が大きくなる。よって、第2負極合剤層127Bからの非水電解液の流出をより一層、防止できる。例えば有機溶媒としてECとDMCとEMCとを含む混合溶媒を用いた場合、SP値が9.4(EMCのSP値)以上9.9(DMCのSP値)以下である材料を第2結着剤とすることが好ましい。
本発明者らは、SBR(styrene-butadiene rubber)の質量に対するメチルスチレンダイマーの質量の割合(質量%)を変更すれば結着剤のSP値が変化することを確認している(図3)。なお、本明細書では、結着剤のSP値は濁度滴定法によって求められた値であり、非水電解液の溶媒のSP値はFedorsによる計算方法によって求められた値である。
ここで、負極集電体17Aは、リチウムイオン二次電池の負極集電体として従来公知の負極集電体であることが好ましい。負極合剤層17Bに含まれる負極活物質についても同様のことが言え、負極合剤層17Bにおける負極活物質の含有量、第1負極合剤層117Bにおける第1結着剤の含有量及び第2負極合剤層127Bにおける第2結着剤の含有量についても同様のことが言える。負極活物質は、第1負極合剤層117Bと第2負極合剤層127Bとにおいて、同一であっても良いし、異なっても良い。
正極13は、正極集電体13Aと、正極集電体13A上に設けられた正極合剤層13Bとを有する。正極合剤層13Bは、正極活物質、導電剤及び結着剤等を含む。正極13の幅方向一端には、正極集電体13Aが正極合剤層13Bから露出されてなる正極露出部13Dが設けられている。正極集電体13Aは、リチウムイオン二次電池の正極集電体として従来公知の正極集電体であることが好ましい。正極活物質、導電剤及び結着剤についても同様のことが言え、正極合剤層13Bにおける正極活物質、導電剤及び結着剤の各含有量についても同様のことが言える。
セパレータ15は、リチウムイオン二次電池のセパレータとして従来公知のセパレータであれば良いが、セパレータ基材15Aとセパレータ基材15Aよりも耐熱性に優れた耐熱層15Bとが積層されて構成されたものであることが好ましい。これにより、セパレータ15の耐熱性が高くなるので、リチウムイオン二次電池の安全性が更に高くなる。
なお、第1結着剤は、第1負極合剤層117Bでなく、正極合剤層13Bのうち正極13の幅方向中央に位置する部分に設けられていても良い。しかし、正極活物質はリチウムを含んでいるのに対し、負極活物質はリチウムを含んでいない。そのため、第1結着剤が第1負極合剤層117Bに設けられていれば、上記効果(負極合剤層17Bにおいてリチウムイオンの移動を防止でき、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が容易となる)が効果的に得られる。
また、第2結着剤は、第2負極合剤層127Bでなく、正極合剤層13Bのうち正極13の幅方向端部に位置する部分に設けられていても良い。これにより、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、正極合剤層13Bのうち正極13の幅方向端部に位置する部分からの非水電解液の流出を防止でき、リチウムイオン二次電池の安全性及び性能を高く維持できる。
好ましくは、第2結着剤が第2負極合剤層127Bと正極合剤層13Bのうち正極13の幅方向端部に位置する部分との両方に設けられている。これにより、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても、第2負極合剤層127Bと正極合剤層13Bのうち正極13の幅方向端部に位置する部分との両方からの非水電解液の流出を防止でき、リチウムイオン二次電池の安全性及び性能をより一層、高く維持できる。
以下、本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定されない。
[実施例1]
(正極の作製)
正極活物質としてLiと3種の遷移金属元素(Co、Ni及びMn)とを含むリチウム含有遷移金属複合酸化物からなる粉末を準備した。質量比で90:8:2となるように正極活物質とアセチレンブラック(導電剤)とポリフッ化ビニリデン(結着剤)とを混ぜ、NMP(N-methylpyrrolidone)で希釈した。このようにして正極合剤ペーストを得た。
Al箔(正極集電体)の幅方向一端が露出するように正極合剤ペーストをAl箔の両面に塗布してから、その正極合剤ペーストを乾燥させた。これにより、正極合剤層が、Al箔の幅方向一端(正極露出部)を除くAl箔の両面に形成された。その後、ロール圧延機を用いて、正極合剤層及びAl箔を圧延した。このようにして正極を得た。
(負極の作製)
負極活物質として天然黒鉛を核材とする炭素材料を準備した。SBRの質量に対するメチルスチレンダイマーの質量の割合(質量%)を調整して、第1結着剤(SP値が15.0)を得た(図3)。質量比で98:1:1となるように負極活物質とCMC(carboxymethylcellulose)(増粘剤)と第1結着剤とを混ぜ、水で希釈した。このようにして第1負極合剤ペーストを得た。
また、SBRの質量に対するメチルスチレンダイマーの質量の割合(質量%)を調整して、第2結着剤(SP値が9.7)を得た(図3)。質量比で98:1:1となるように負極活物質とCMCと第2結着剤とを混ぜ、水で希釈した。このようにして第2負極合剤ペーストを得た。
Cu箔(負極集電体)の幅方向一端が露出するように、負極合剤ペーストをCu箔の両面に塗布した。負極合剤ペーストの塗布領域において、Cu箔の幅方向中央には第1負極合剤ペーストを塗布し、Cu箔の幅方向端部(2L1=10mm)には第2負極合剤ペーストを塗布した。その後、第1負極合剤ペースト及び第2負極合剤ペーストを乾燥させた。これにより、負極合剤層が、Cu箔の幅方向一端(負極露出部)を除くCu箔の両面に形成された(L2=122mm)。負極合剤層のうち負極の幅方向中央には第1結着剤を含む第1負極合剤層が形成され、負極合剤層のうち負極の幅方向端部には第2結着剤を含む第2負極合剤層が形成された(2L1=10mm)。その後、ロール圧延機を用いて、負極合剤層及びCu箔を圧延した。このようにして負極を得た。
(巻回電極体の作製、挿入)
まず、PE(polyethylene)からなるセパレータを準備した。正極合剤層と負極合剤層との間にセパレータを設け、正極露出部と負極露出部とがAl箔(又はCu箔)の幅方向においてセパレータから逆向きに突出するように正極と負極とセパレータとを配置した。次に、Al箔(又はCu箔)の幅方向に対して平行となるように巻回軸(不図示)を配置し、その巻回軸を用いて正極、セパレータ及び負極を巻回させた。得られた円筒型の巻回電極体に対して4kN/cm2の圧力を常温で2分間与え、扁平状の巻回電極体を得た。
次に、正極端子と負極端子とが設けられた電池ケースの蓋体を準備した。正極リードを用いて正極露出部と正極端子とを接続し、負極リードを用いて負極露出部と負極端子とを接続した。その後、扁平状の巻回電極体を電池ケースのケース本体に入れ、蓋体でケース本体の開口を塞いだ。
(非水電解液の調製、注入)
体積比で30:40:30となるようにECとDMCとEMCとを混合して、混合溶媒を得た。この混合溶媒に、濃度が1.0mol/LとなるようにLiPF6を入れた。調製された非水電解液を蓋体の注液用孔から注入してから、電池ケース内を減圧した。これにより、非水電解液は、正極合剤層、負極合剤層及びセパレータに含浸された。その後、注液用孔を封止して、本実施例のリチウムイオン二次電池を得た。
[実施例2〜10、比較例1〜7]
実施例2、3では、表1に示すSP値を有する第2結着剤を用いて第2負極合剤ペーストを調製したことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって、リチウムイオン二次電池を得た。
実施例4では、密度dが1.3g/cm3となるように第1負極合剤層を形成し密度dが1.7g/cm3となるように第2負極合剤層を形成したことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって、リチウムイオン二次電池を得た。
実施例5では、負極活物質を含まない第2合剤ペーストを用いて第2負極合剤層を形成したことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって、リチウムイオン二次電池を得た。
実施例6〜10では、2L1の値が表1に示す値となるように第1負極合剤ペースト及び第2負極合剤ペーストを塗布したことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって、リチウムイオン二次電池を得た。
比較例1〜7では、表1に示すSP値を有する結着剤を用いたことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって、リチウムイオン二次電池を得た。
(含浸時間の測定)
非水電解液を電池ケースに注入してから、1時間が経過する毎に直流抵抗を測定した。直流抵抗が安定化するまで直流抵抗を測定し、直流抵抗が安定化するのに要した時間を非水電解液の含浸時間とみなした。その結果を表1の「含浸時間(時間)」に記す。
(サイクル数の測定)
25℃の環境下において初期のI−V抵抗を測定した。具体的には、リチウムイオン二次電池に対して、0.4Cの電流で放電を10秒間、行ってから、電圧を測定した。電流を0.8C、1.2C、1.6C、2.0C、2.4C、2.8C、3.2C、3.6C、4.0C、4.4C、4.8Cに変更し、同様の方法にしたがって電圧を測定した。測定結果を用いて電流vs電圧直線を作成し、その直線の傾きを初期のI−V抵抗とした。
次に、25℃の環境下において充放電試験(後述)とI−V抵抗の測定(前述)とを繰り返し、抵抗増加率が150%となった時点で充放電試験を停止し、サイクル数を求めた。その結果を表1の「サイクル数」に記す。サイクル数が大きいほど、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても安全性及び性能を高く維持できることを意味する。
上記充放電試験では、リチウムイオン二次電池に対して、電池電圧が4.1Vとなるまで2Cの電流で充電(CC(constant current)充電)を行ってから、電池電圧が3.0Vとなるまで2Cの電流で放電(CC放電)を行った。これを1サイクルとした。
式4を用いて抵抗増加率を算出した。
(抵抗増加率)=(充放電試験後のI−V抵抗)÷(初期のI−V抵抗)×100 ・・・式4。
(低温での充電抵抗の測定)
まず、リチウムイオン二次電池の電圧を測定した。次に、−15℃環境下において、リチウムイオン二次電池に対して0.4Cの電流で充電を10秒間行った。その後、リチウムイオン二次電池の電圧を測定した。
式5を用いて低温での充電抵抗を算出した。その結果を表1の「低温での充電抵抗(mΩ)」に記す。低温での充電抵抗が低いほど、充電時には負極活物質へのリチウムイオンの挿入が容易となり、且つ、放電時には負極活物質からのリチウムイオンの脱離が容易となることを意味する。
(低温での充電抵抗)=(充電前後でのリチウムイオン二次電池の電圧差)÷(電流) ・・・式5。
(サイクル容量維持率の測定)
まず、初期の電池容量を求めた。次に、25℃環境下において上記充放電試験を10000サイクル行った。その後、電池容量(充放電試験後の電池容量)を求めた。
式6を用いてサイクル容量維持率を算出した。その結果を表1の「サイクル容量維持率(%)」に記す。サイクル容量維持率が高いほど、リチウムイオン二次電池に対してハイレート充放電を繰り返しても安全性及び性能を高く維持できることを意味する。
(サイクル容量維持率)=(充放電試験後の電池容量)/(初期の電池容量)×100 ・・・式6。
Figure 2015210979
(結果と考察)
図4には、比較例1〜7及び実施例1の結果を示す。実施例1では、サイクル数が大きく、低温での充電電流が低く、サイクル容量維持率が高かった。一方、比較例1では、サイクル数が小さかった。負極合剤層には、全体に亘って、SP値が15.0である結着剤が含まれていた。そのため、この結着剤はDMC及びEMCにより膨潤しないと考えられるので、負極合剤層からの非水電解液の流出を防止できないと考えられる。
比較例2では、サイクル数が小さく、低温での充電抵抗が高く、サイクル容量維持率が低かった。負極合剤層には、全体に亘って、SP値が9.7である結着剤が含まれていた。そのため、この結着剤はECにより膨潤しないと考えられる。よって、負極合剤層におけるリチウムイオンの移動を防止できないと考えられ、また、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が困難となると考えられる。
比較例3では、サイクル数が小さく、低温での充電抵抗が高く、サイクル容量維持率が低かった。第1負極合剤層には、SP値が9.7である結着剤が含まれていた。そのため、第1負極合剤層では、リチウムイオンの移動を防止できないと考えられ、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が困難となると考えられる(比較例2)。また、第2負極合剤層には、SP値が15.0である結着剤が含まれていた。そのため、第2負極合剤層からの非水電解液の流出を十分に防止できないと考えられる。(比較例1)。
比較例4では、低温での充電抵抗が非常に高かった。第1負極合剤層には、SP値が7.6である結着剤が含まれていた。そのため、第1負極合剤層の結着剤はEC、DMC及びEMCの何れによっても膨潤しないと考えられるので、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が非常に困難となると考えられる(比較例2)。
比較例5では、サイクル数が小さく、低温での充電抵抗が高く、サイクル容量維持率が低かった。第1負極合剤層には、SP値が9.7である結着剤が含まれていた。そのため、第1負極合剤層では、リチウムイオンの移動を防止できないと考えられ、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が困難となると考えられる(比較例2)。また、第2負極合剤層には、SP値が7.6である結着剤が含まれていた。そのため、第2負極合剤層の結着剤はEC、DMC及びEMCの何れによっても膨潤しないと考えられるので、第2負極合剤層からの非水電解液の流出を十分に防止できないと考えられる(比較例1)。
比較例6では、サイクル数が小さかった。第2負極合剤層にはSP値が7.6である結着剤が含まれていたので、第2負極合剤層からの非水電解液の流出を十分に防止できないと考えられる(比較例5)。
比較例7では、サイクル数が小さく、低温での充電抵抗が非常に高かった。第1負極合剤層には、SP値が7.6である結着剤が含まれていた。そのため、第1負極合剤層では、リチウムイオンの移動を防止できないと考えられ、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が困難となると考えられる(比較例4)。第2負極合剤層にはSP値が15.0である結着剤が含まれていたので、第2負極合剤層からの非水電解液の流出を防止できないと考えられる(比較例1)。
図5には、実施例1〜3の結果を示す。実施例1の方が、実施例2及び3よりも、サイクル数が大きかった。
実施例2では、第2結着剤のSP値が10.4であるので、第2結着剤はDMCにより膨潤すると考えられる。実施例3では、第2結着剤のSP値が9.0であるので、第2結着剤はEMCにより膨潤すると考えられる。しかし、実施例1では、第2結着剤のSP値が9.7であるので、第2結着剤はDMCとEMCとの両方により膨潤すると考えられる。そのため、実施例1の方が、実施例2及び3よりも、第2結着剤の膨潤量が大きくなると考えられる。以上より、主溶媒とは異なる非水電解液の溶媒のいずれにも膨潤される結着剤を第2結着剤として用いることが好ましいことが分かった。
図6には、実施例1、実施例4及び実施例5の結果を示す。本発明者らは、第2負極合剤層において負極活物質等を高密度に充填すれば(実施例4)、第2負極合剤層からの非水電解液の流出をより一層、防止できると予想した。しかし、実施例1の方が、実施例4よりも、サイクル数が大きく、サイクル容量維持率が高くなった。
実施例4では、第1負極合剤層よりも第2負極合剤層の方が負極活物質等の目付け量が多くなる。そのため、ハイレート充放電を繰り返すと、リチウムイオンが未対向部(扁平状の巻回電極体のうち正極と負極とが対向していない部分)へ逃げることがある。また、第2負極合剤層では、負極活物質等が高密度に充填されている。そのため、負極活物質が互いに擦れ合ったために割れることがあり、よって、負極活物質の比表面積が増加することがある。一方、実施例1では、第2負極合剤層における負極活物質等の密度は、第1負極合剤層における負極活物質等の密度と同程度である。よって、上記不具合の発生を防止できると考えられる。以上より、第2負極合剤層における負極活物質等の密度は第1負極合剤層における負極活物質等の密度と同程度である方が好ましいことが分かった。
実施例1の方が実施例5よりも含浸時間を短縮できた(表1)。実施例5では、第2負極合剤層が負極活物質を含んでいないので、第2負極合剤層に内部空間が形成され難いと考えられる。しかし、実施例1では、第2負極合剤層が負極活物質を含んでいるので、第2負極合剤層には内部空間が形成される。以上より、第2負極合剤層が負極活物質を含む方が好ましいことが分かった。
図7には、実施例1及び実施例6〜10の結果を示す。2L1が大きくなるにつれ、サイクル数が大きくなった。2L1が5mmとなると、サイクル数が急激に大きくなった。2L1が10mm以上であれば、サイクル数の増減は殆ど確認されず、サイクル数は安定した。一方、2L1が大きくなるにつれて、低温での充電抵抗が徐々に高くなった。
2L1が大きくなると、第2結着剤の量が多くなるので、第2負極合剤層からの非水電解液の流出を防止できると考えられる。
2L1が5mm以上であれば、第2負極合剤層の少なくとも一部が正極合剤層に対向すると考えられる。そのため、非水電解液が第2負極合剤層から流出した場合であっても、その非水電解液の少なくとも一部は正極合剤層又はセパレータに保持される。よって、扁平状の巻回電極体からの非水電解液の流出をより一層、防止できると考えられる。
2L1が20mm以下であれば、負極合剤層における第2負極合剤層の占有割合を低く抑えることができる。そのため、より多くのリチウムイオンが非水電解液の主溶媒に溶媒和された状態で負極活物質の表面に付着すると考えられるので、負極活物質へのリチウムイオンの挿入及び脱離が容易になると考えられる。
以上より、2L1は、5mm以上(L1/L2が2%以上)であることが好ましく、20mm以下(L1/L2が8%以下)であることがより好ましく、10mm以上(L1/L2が4%以上)であることがさらに好ましいことが分かった。
今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
13 正極、13A 正極集電体、13B 正極合剤層、13D 正極露出部、15 セパレータ、15A セパレータ基材、15B 耐熱層、17 負極、17A 負極集電体、17B 負極合剤層、17D 負極露出部、117B 第1負極合剤層、127B 第2負極合剤層。

Claims (1)

  1. 合剤層を含む極板と、前記合剤層に保持された非水電解液とを備え、
    前記合剤層のうち前記極板の幅方向中央に位置する部分は、活物質と、前記非水電解液の主溶媒により膨潤する第1結着剤とを含み、
    前記合剤層のうち前記極板の幅方向端部に位置する部分は、前記非水電解液により膨潤する第2結着剤を含むリチウムイオン二次電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022141302A1 (zh) * 2020-12-30 2022-07-07 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池及其制备方法、含有该二次电池的电池模块、电池包和装置
WO2023276660A1 (ja) * 2021-06-28 2023-01-05 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池

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