JP2015210748A - 自動販売機および貨幣の両替方法 - Google Patents

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倫紀 福永
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樹邦 崎山
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雅彦 三方
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Yoshie Murayama
慶恵 村山
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Abstract

【課題】貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができるため、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができる自動販売機および貨幣の両替方法を提供する。【解決手段】自動販売機は、貨幣を受け付ける貨幣受付部(例えば、硬貨投入口や紙幣入出金口)と、複数の商品の中から一または複数の特定の商品の選択を行う商品選択手段21と、貨幣の払い出しを行う貨幣払出部(例えば、硬貨取出口や紙幣入出金口)と、貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、商品選択手段21により選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができる制御部12とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、食券等の販売を行う自動販売機およびこのような自動販売機による貨幣の両替方法に関する。
食券等の発券を行う券売機として、従来から様々なタイプのものが用いられている(例えば、特許文献1等参照)。一方、一般的な両替機では、従来から概ね以下に示すような2種類の両替機能のうち少なくとも一方の両替機能が設けられていた。すなわち、100円硬貨が両替機に投入されたときに10円硬貨を10枚払い出したり、千円札が投入されたときに100円硬貨を10枚払い出したりするような一つの金種の貨幣を払い出す第1の両替方法、および千円札が両替機に投入されたときに500円硬貨1枚、100円硬貨4枚、50円硬貨1枚、10円硬貨5枚をそれぞれ払い出すような下位の各金種が含まれる構成で払い出す第2の両替方法が従来から用いられていた。
特開2004−206251号公報
複数人のグループが自動販売機で商品を購入する際に、自動販売機の混雑状況によってはグループの代表者が代金を立て替えることにより自動販売機において一回の取引で各人の商品を購入する場合がある。この場合には、自動販売機が券売機のときには例えば食事後に各人が自身の食券の金額(すなわち、代表者に立て替えてもらった代金)を代表者に返金するが、この際に自身の食券の金額分の小銭がない場合には、両替を行う必要がある。両替処理は、店舗内の店員に依頼することもできるが、店員側とすれば、両替処理のために工数を割かなければならないことは好ましくない。さらに、食品を扱う店舗の場合、釣銭のために貨幣に触れた後は、手を洗浄する必要があり、時間的にもロスが生じる。また、両替機を新たに設置することも考えられるが、スペース的・コスト的観点から合理的では無いため、自動販売機に両替機能を付加することが考えられる。しかしながら、自動販売機において上述した第1の両替方法や第2の両替方法しか行うことができない場合には、自動販売機で両替処理を行った際に払い出される貨幣の枚数が必要以上に多くなってしまい、無駄に小銭が多くなってしまうという問題があった。
具体的に説明すると、例えば代表者に立て替えてもらった商品の金額が550円であり、手持ちの貨幣が千円札であった場合に、自動販売機が上記の第1の両替方法しか行うことができない場合には、まず千円札を100円硬貨10枚に両替して、次に100円硬貨を10円硬貨10枚に両替しなければならず、自動販売機で両替処理を複数回行う必要があるため手間がかかるという問題がある。また、自動販売機が上記の第2の両替方法しか行うことができない場合には、自動販売機から10円硬貨が5枚払い出されるため、代表者に返却する550円および自身が受け取る450円のうちどちらかに10円硬貨が5枚含まれるようになり、50円硬貨1枚の場合と比較して小銭が多くなってしまうという問題がある。両替時に本来必要な枚数以上の貨幣を投出することは、本来投出が必要なタイミングでの釣銭・両替用の貨幣の不足を招いたり、取り忘れなどの顧客トラブルを引き起こしたりする可能性もある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができるため、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができる自動販売機およびこのような自動販売機による貨幣の両替方法を提供することを目的とする。
本発明の自動販売機は、貨幣を受け付ける貨幣受付部と、複数の商品の中から一または複数の特定の商品の選択を行う商品選択手段と、貨幣の払い出しを行う貨幣払出部と、前記貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、前記商品選択手段により選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも前記貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができる制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような自動販売機によれば、貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができるため、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができる。
本発明の自動販売機においては、前記制御部は、前記商品選択両替処理が実行される際に、前記商品選択手段により選択された商品の金額に対応する金種の貨幣に関する金種毎の貨幣の数量構成について、その合計数が最少となるよう特定する構成特定手段を有していてもよい。
本発明の自動販売機においては、前記制御部は、前記商品選択両替処理が実行される際に、前記貨幣受付部により受け付けられた貨幣の金額から前記商品選択手段により選択された商品の金額を差し引いた差額分の貨幣を投出する差額投出手段と、前記差額投出手段により投出される貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定する差額構成特定手段とを有していてもよい。
本発明の自動販売機においては、前記制御部は、前記商品選択両替処理を含む複数の種類の貨幣の両替処理の中から一の両替処理を選択して実行することができるようになっていてもよい。
この場合、本発明の自動販売機は、複数の種類の貨幣の両替処理の各々に対応する複数の操作部を表示する操作表示部を更に備え、前記商品選択両替処理に対応する前記操作部が操作されたことを条件として前記制御部は前記商品選択両替処理を実行するようになっていてもよい。
本発明の貨幣の両替方法は、自動販売機において貨幣受付部により貨幣を受け付ける工程と、前記自動販売機において複数の商品の中から一または複数の特定の商品の選択を行う工程と、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも前記自動販売機の貨幣払出部から払い出す工程と、を備えたことを特徴とする。
このような貨幣の両替方法によれば、自動販売機において貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができるため、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができる。
本発明の自動販売機および貨幣の両替方法によれば、貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができるため、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができる。
本発明の実施の形態による自動販売機の構成を示す斜視図である。 図1に示す自動販売機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図1等に示す自動販売機における表示パネルの表示画面の一例を示す図である。 図1等に示す自動販売機の動作の一例を示すフローチャートである。 図1等に示す自動販売機における表示パネルの表示画面の他の例を示す図である。 図1等に示す自動販売機の動作の他の例を示すフローチャートである。 図1等に示す自動販売機が複数設けられた自動販売システムの全体の構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図7は、本実施の形態による自動販売機およびこの自動販売機を備えた自動販売システムを示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による自動販売機の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す自動販売機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図3は、図1等に示す自動販売機における表示パネルの表示画面の一例を示す図であり、図4は、図1等に示す自動販売機の動作の一例を示すフローチャートである。また、図5は、図1等に示す自動販売機における表示パネルの表示画面の他の例を示す図であり、図6は、図1等に示す自動販売機の動作の他の例を示すフローチャートである。また、図7は、図1等に示す自動販売機が複数設けられた自動販売システムの全体の構成を示す構成図である。なお、以下の説明では、本実施の形態による自動販売機としてレストラン等の飲食店に設置される食券販売機が用いられる場合について述べる。
まず、本実施の形態による自動販売機10の構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、自動販売機10の筐体の前面にはタッチパネル式の表示パネル20が設けられており、この表示パネル20により食券の購入者である顧客に対してメニューを表示したり選択操作を可能としたりするようになっている。本実施の形態では、タッチパネル式の表示パネル20は、複数のメニュー(商品)の中から一または複数の特定のメニューの選択を行う商品選択手段21を含むようになっている。具体的には、図3等に示すようなメニュー表示画面において複数のメニューボタン22が操作表示部として表示されるようになっており、顧客が各メニューボタン22を押下すると、当該メニューボタン22に対応するメニューが選択されるようになっている。
また、図1に示すように、自動販売機10の筐体の前面における中段部分には呼び出しボタン70、硬貨投入口71、取消ボタン72、紙幣入出金口73がそれぞれ設けられている。また、自動販売機10の筐体の前面において硬貨投入口71や紙幣入出金口73の下方には硬貨取出口74および券取出口75がそれぞれ設けられている。顧客は硬貨投入口71や紙幣入出金口73により硬貨や紙幣の入金を行うことができるようになっている。このように、硬貨投入口71や紙幣入出金口73は、貨幣を受け付ける貨幣受付部として機能するようになっている。また、自動販売機10により発券された食券は券取出口75を介して取り出すことができるようになっている。また、釣銭等の硬貨や返却紙幣は硬貨取出口74や紙幣入出金口73に払い出されるようになっている。このように、硬貨取出口74や紙幣入出金口73は、貨幣の払い出しを行う貨幣払出部として機能するようになっている。本実施の形態では、紙幣入出金口73は貨幣受付部および貨幣払出部の両方の機能を有しているが、このような態様に限定されることはなく、貨幣受付部としての紙幣入金口および貨幣払出部としての紙幣出金口が別々に設けられていてもよい。また、顧客が呼び出しボタン70を押下した場合には、自動販売機10にて呼び出し音が発せられるようになっており、厨房にいる店員は、この呼び出し音を聞くことにより自動販売機10において顧客が助けを求めていることを認識することができ、顧客の手助けを行うために厨房から自動販売機10に移動するようになっている。
また、図1に示すように、自動販売機10の筐体の前面において表示パネル20の下方には人体検知センサ26が設けられている。この人体検知センサ26は、自動販売機10を操作する顧客の存在を検知するようになっている。人体検知センサ26としては、例えば人体から放射される赤外線を焦電素子により電気的に検出するパッシブ型の赤外線センサ等を用いることができる。
自動販売機10の待機状態(言い換えると、自動販売機10の前に顧客が存在しない状態)では、表示パネル20には例えば「いらっしゃいませ」というメッセージ等が表示されるWelcome画面(図示せず)が表示されるようになっている。そして、表示パネル20にこのようなWelcome画面が表示されているときに、人体検知センサ26による検知または画面操作、貨幣入金操作等の顧客操作の検出により顧客の存在が検知されると、表示パネル20の表示内容が図3等に示すようなメニュー表示画面に切り替わるようになっている。
図3等に示すようなメニュー表示画面について説明する。メニュー表示画面には「お金を入れ、ご希望のメニューを押してください」というメッセージとともに複数のメニューボタン22が操作表示部として表示されるようになっており、各メニューボタン22にはメニュー名や価格等の情報が示されるようになっている。そして、顧客が各メニューボタン22を押下すると、商品選択手段21において当該メニューボタン22に対応するメニュー(商品)が選択されるようになる。また、メニュー表示画面には、「通常両替をする」というメッセージが示される通常両替ボタン23および「メニュー選択両替をする」というメッセージが示される商品選択両替ボタン24がそれぞれ操作表示部として表示されるようになっている。これらの通常両替ボタン23や商品選択両替ボタン24が押下されたときの自動販売機10の動作(両替処理)については後述する。また、メニュー表示画面には「取消」ボタンや「決定」ボタンが操作表示部として表示されるとともに、自動販売機10に受け付けられた貨幣の金額である「投入金額」、商品選択手段21において選択されたメニューの合計金額である「購入金額」、および「投入金額」から「購入金額」を差し引いた金額である「おつり」の金額がそれぞれ表示されるようになっている。
次に、このような自動販売機10の制御系の構成について図2を用いて説明する。図2に示すように、自動販売機10には例えばCPU等からなる制御部12が設けられており、この制御部12により自動販売機10の各構成要素が制御されるようになっている。顧客によって表示パネル20により選択された操作内容や人体検知センサ26による検知情報は制御部12に送られるようになっている。また、制御部12は表示パネル20に対して表示内容に係る信号を送信するようになっている。
また、自動販売機10には貨幣処理部27および記憶部28がそれぞれ設けられており、これらの貨幣処理部27および記憶部28は制御部12に接続されることにより当該制御部12により制御されるようになっている。貨幣処理部27は、紙幣や硬貨等の貨幣の入金を検知し、入金された貨幣を識別して正規の貨幣を内部に取り込むとともに、釣銭や返却紙幣の排出制御を行うようになっている。また、記憶部28は、メニューID、メニュー名、価格、所属グループ、メニューイメージを対応付けたデータを記憶するようになっている。ここで、「所属グループ」についてより詳細に説明すると、同一のカテゴリに属するメニューや同一の食材を用いるメニューをグループ設定しておき、一度に売切(販売中止)等の設定ができるようにしている。また、記憶部28には、メニュー毎やグループ毎の食券の販売枚数の設定や販売実績が記憶されるようになっている。また、売切設定や売切解除設定も記憶部28に記憶されるようになっていてもよい。
次に、このような構成からなる自動販売機10を複数備えた自動販売システムの概要について図7を用いて説明する。図7に示すように、本実施の形態の自動販売システムでは、複数の自動販売機10がLAN等により互いに通信可能に接続されている。また、各自動販売機10に対応してカメラ30が設置されており、これらのカメラ30もそれぞれ対応する自動販売機10に対してLAN等により互いに通信可能に接続されている。このようなカメラ30により、自動販売機10の近傍(具体的には、自動販売機10の前に立つ顧客)が撮像されるようになっている。
このような自動販売システムにおいて、各自動販売機10の制御を行う制御部12としてパーソナルコンピュータが自動販売機10に搭載されている場合には、ハードの制約上、各自動販売機10において制御部12としてのパーソナルコンピュータを1日に1回再起動する必要がある。このような再起動を実施しないと、パーソナルコンピュータの動作が不安定となってしまう。
このような自動販売システムが設置される飲食店が24時間営業となっているときには、従来では店員が各自動販売機10の空き状況を確認し、手操作でパーソナルコンピュータの再起動を行っていたが、このような作業は店員にとって煩わしいという問題があった。これに対し、本実施の形態では、各自動販売機10においてパーソナルコンピュータの再起動を行う時間(例えば、飲食店において顧客がほとんどいないと考えられる深夜の時間)を予め設定しておき、この予め設定された時間となったときに自動で各自動販売機10のパーソナルコンピュータの再起動を行うようにした。このことにより、手操作でパーソナルコンピュータの再起動を行う必要がなくなるため、店員にとっての利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、自動販売機10の前にいる顧客がカメラ30により撮像されたとき、自動販売機10の前にいる顧客の存在が人体検知センサ26により検知されたとき、表示パネル20が操作されたとき、あるいは自動販売機10の硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣が投入されて現金の入金が検知されたとき等、自動販売機10の前に顧客が存在していると制御部12により判断された場合には、予め設定された時間となっても当該自動販売機10のパーソナルコンピュータの再起動を行わないようにしている。このことにより、自動販売機10の前に顧客がいない間を見計らってパーソナルコンピュータの再起動を行うことができるようになる。
また、本実施の形態の自動販売システムでは、顧客による食券の購入履歴を制御部12により管理し、食券の購入間隔が長い時間帯、すなわち顧客が少ない時間帯を見計らってパーソナルコンピュータの再起動を行うようにしてもよい。また、複数の自動販売機10間で通信を行うことにより、全ての自動販売機10においてパーソナルコンピュータの再起動が同時に行われないようにしてもよい。この場合には、ある自動販売機10においてパーソナルコンピュータの再起動が行われている間も他の自動販売機10は稼働するようになるため、顧客を待たせることなくパーソナルコンピュータの再起動が行われていない自動販売機10により食券を購入させることができるようになる。
次に、このような構成からなる自動販売機10による動作について図3に示す表示パネル20の表示画面および図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下に示す自動販売機10の動作は、制御部12が自動販売機10の各構成要素を制御することにより行われるようになっている。
食券を購入しようとする顧客が自動販売機10の前に立つと、自動販売機10の前にいる顧客の存在が人体検知センサ26により検知され、このような人体検知センサ26による顧客の存在の検知を条件として表示パネル20の表示内容がWelcome画面から図3に示すようなメニュー表示画面に切り替わる。そして、顧客が硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入すると、現金の入金が検知される(STEP1)。その後、食券を購入しようとする顧客が当該食券のメニューに対応するメニューボタン22を押下すると(STEP2の「NO」、STEP5の「NO」およびSTEP11の「YES」)、自動販売機10において発券処理が行われ、食券が券取出口75に払い出されるようになる(STEP12)。この際に、自動販売機10において一度に複数枚の食券の発券処理を行うことができるようになっていてもよい。そして、発券処理が行われた後に顧客が表示パネル20に表示された「取消」ボタンや表示パネル20の下方に設けられた取消ボタン72を押下すると、釣銭としての硬貨や紙幣が硬貨取出口74や紙幣入出金口73に払い出される(STEP13)。
また、本実施の形態の自動販売機10では、複数の種類の両替処理(より詳細には、通常両替処理および商品選択両替処理)を行うことができるようになっている。具体的には、両替処理を行いたい顧客が自動販売機10の硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入し、現金の入金が検知された後(STEP1)、図3に示すようなメニュー表示画面において「通常両替をする」と示された通常両替ボタン23を押下すると(STEP2の「YES」)、自動販売機10において通常両替処理が実行される(STEP3)。このような通常両替処理では、自動販売機10に投入された貨幣の金種に対して、一つの種類の下位の金種(言い換えると、金額が小さい金種)の貨幣が自動販売機10から両替金として出金されるようになる(STEP4)。具体的には、自動販売機10に一万円札が投入されると当該自動販売機10から10枚の千円札が両替金として出金され、自動販売機10に千円札が投入されると当該自動販売機10から10枚の100円硬貨が両替金として出金され、自動販売機10に500円硬貨が投入されると当該自動販売機10から5枚の100円硬貨が両替金として出金され、自動販売機10に100円硬貨が投入されると当該自動販売機10から10枚の10円硬貨が両替金として出金される。
一方、複数人のグループが自動販売機10で食券を購入する際に、自動販売機10の混雑状況によってはグループの代表者が代金を立て替えることにより自動販売機10において一回の取引で各人の食券を購入する場合がある。この場合には、例えば食事後に各人が自身の食券の金額(すなわち、代表者に立て替えてもらった代金)を代表者に返金するが、この際に自身の食券の金額分の小銭がないときには、自動販売機10において、商品選択手段21により選択されたメニューの金額に対応する金種の貨幣を両替金として払い出すような商品選択両替処理を行うことにより、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を自動販売機10から払い出させることができるようになる。このような商品選択両替処理の詳細について以下に説明する。
図2に示すように、自動販売機10の制御部12には、商品選択両替処理に関連して構成特定手段13、差額投出手段14および差額構成特定手段15がそれぞれ設けられている。構成特定手段13は、制御部12において商品選択両替処理が実行される際に、商品選択手段21により選択されたメニューの金額に対応する金種の貨幣に関する金種毎の貨幣の数量構成について、その合計数が最少となるよう特定するようになっている。また、差額投出手段14は、制御部12において商品選択両替処理が実行される際に、貨幣受付部(具体的には、硬貨投入口71や紙幣入出金口73)により受け付けられた貨幣の金額から商品選択手段21により選択されたメニューの金額を差し引いた差額分の貨幣を投出するようになっている。また、差額構成特定手段15は、差額投出手段14により投出される貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定するようになっている。
このような商品選択両替処理について具体的に説明すると、代表者に立て替えてもらった代金を返金するために両替処理を行いたい顧客が自動販売機10の硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入し、現金の入金が検知された後(STEP1)、図3に示すようなメニュー表示画面において「メニュー選択両替をする」と示された商品選択両替ボタン24を押下すると(STEP2の「NO」、STEP5の「YES」)、メニュー表示画面において入金額よりも小さい金額のメニューに対応するメニューボタン22のみ押下可能に表示される(STEP6)。具体的には、図3に示すように投入金額が例えば100円である場合には、100円以下のメニューに対応するメニューボタン22のみ例えば点灯することにより押下可能に表示され、100円を超えるメニュー(例えば、「とん汁」や「鮭」)に対応するメニューボタン22(図3において斜線で表示)は点灯しないで押下不可となる。そして、顧客がメニューボタン22を押下すると、制御部12においてメニューボタン22の押下が検知される(STEP7)。その後、顧客が「決定」ボタンを押下すると(STEP8の「YES」)、自動販売機10において商品選択両替処理が実行される(STEP9)。なお、両替処理を行う顧客は、「決定」ボタンを押下するまで複数のメニューボタン22の押下を行うことができる(STEP8の「NO])。商品選択両替処理が実行されると、構成特定手段13は、顧客により選択されたメニューの金額に対応する金種の貨幣に関する金種毎の貨幣の数量構成について、両替貨幣として出金可能な金種のうちから、その合計数が最少となるよう特定する。例えば、顧客が紙幣入出金口73に千円札を投入し(すなわち、投入金額が1000円であり)、顧客により選択されたメニューの金額が550円であり、両替貨幣として出金可能な金種として1000円、500円、100円、10円があり、貯留部内に貨幣残量がある場合には、この550円を両替金として最少構成枚数で出金するよう、金種毎の貨幣の数量構成が特定される。具体的には、両替金として出金される貨幣の数量構成は、500円硬貨1枚および50円硬貨1枚となる。また、差額投出手段14は、貨幣受付部(具体的には、硬貨投入口71や紙幣入出金口73)により受け付けられた貨幣の金額から、顧客により選択されたメニューの金額を差し引いた差額分の貨幣を投出する。具体的には、1000円から550円を差し引いた450円を投出する。この際に、差額構成特定手段15は、差額投出手段14により投出される貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定する。具体的には、差額(すなわち、450円)として出金される貨幣の数量構成は、100円硬貨4枚および50円硬貨1枚となる。このように、自動販売機10において上述した商品選択両替処理が行われると、千円札の入金に対し500円硬貨1枚、100円硬貨4枚および50円硬貨2枚が両替金として出金される(STEP10)。
もし仮に、代表者に立て替えてもらった代金(550円)を返金するために千円札の両替処理を行いたい顧客が自動販売機10において上記の通常両替処理を行った場合には、顧客は千円札を自動販売機10に投入することによりこの自動販売機10からまず10枚の100円硬貨が両替金として出金され、次に当該顧客は100円硬貨を自動販売機10に投入することによりこの自動販売機10から10枚の10円硬貨が両替金として出金されるため、代表者に立て替えてもらった代金である550円を過不足無く作るためには2回の両替処理を行う必要がある。また、この場合には、代表者は100円硬貨5枚および10円硬貨5枚を受け取るようになり、一方、550円を代表者に返金した後の顧客の手元には100円硬貨4枚および10円硬貨5枚が残るため、代表者に返却する550円および自身が受け取る450円にそれぞれ10円硬貨が5枚含まれるようになり、小銭が多くなってしまうという問題がある。これに対し、上述した商品選択両替処理を行った場合には、代表者は500円硬貨1枚および50円硬貨1枚を受け取るようになり、一方、550円を代表者に返金した後の顧客の手元には100円硬貨4枚および50円硬貨1枚が残るため、代表者および代表者に返金した後の顧客ともに、手元に残る小銭を少なくすることができるようになる。
また、代表者に立て替えてもらった代金が例えば550円である場合に、代表者に返金しようとする顧客が上述した商品選択両替処理において自動販売機10に千円札および100円硬貨を入金した場合は、差額構成特定手段15が、差額投出手段14により投出される差額(すなわち、1100円−550円=550円)の貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定することにより、差額として出金される貨幣の数量構成は、500円硬貨1枚および50円硬貨1枚となる。このため、千円札および100円硬貨の入金に対し500円硬貨2枚および50円硬貨2枚が両替金として出金されるようになる。このことにより、代表者は500円硬貨1枚および50円硬貨1枚を受け取るようになり、一方、550円を代表者に返金した後の顧客の手元には500円硬貨1枚および50円硬貨1枚が残るため、代表者および代表者に返金した後の顧客ともに、手元に残る小銭をより少なくすることができるようになる。
なお、本実施の形態の自動販売機10では、顧客が自動販売機10の硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入し、現金の入金が検知された後(STEP1)、表示パネル20に表示された「取消」ボタンや表示パネル20の下方に設けられた取消ボタン72を顧客が押下すると(STEP2の「NO」、STEP5の「NO」、STEP11の「NO」およびSTEP14の「YES」)、入金された現金が出金され(STEP15)、顧客にそのまま返却される。
以上のような構成からなる本実施の形態の自動販売機10および貨幣の両替方法によれば、貨幣受付部(具体的には、硬貨投入口71や紙幣入出金口73)により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、商品選択手段21により選択されたメニューの金額に対応する金種の貨幣を少なくとも貨幣払出部(具体的には、硬貨取出口74や紙幣入出金口73)から払い出す商品選択両替処理を行うことができるようになっている。このような商品選択両替処理を行うことにより、上述した通常両替処理と比較して、1回の両替処理で作り出したい金額の貨幣を払い出すことができるようになる。具体的には、例えば千円札から550円を過不足無く作るにあたり、通常両替処理では2回の両替処理を行う必要があるが、商品選択両替処理では1回の両替処理で550円を過不足無く作ることができるようになる。
また、本実施の形態の自動販売機10では、上述したように、商品選択両替処理が実行される際に、商品選択手段21により選択されたメニューの金額に対応する金種の貨幣に関する金種毎の貨幣の数量構成について、その合計数が最少となるよう特定する構成特定手段13が設けられている。このことにより、両替金として出金される貨幣のうちメニューの金額に対応する両替金の数量をできるだけ少なくすることができるようになる。例えば千円札から550円を過不足無く作るにあたり、通常両替処理では100円硬貨5枚および10円硬貨5枚が両替金として自動販売機10から出金されるようになるが、商品選択両替処理では500円硬貨1枚および50円硬貨1枚が両替金として自動販売機10から出金されるようになり、メニューの金額に対応する両替金としての硬貨の枚数を減少させることができるようになる。
また、本実施の形態の自動販売機10では、上述したように、商品選択両替処理が実行される際に、貨幣受付部により受け付けられた貨幣の金額から商品選択手段21により選択されたメニューの金額を差し引いた差額分の貨幣を投出する差額投出手段14と、差額投出手段14により投出される貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定する差額構成特定手段15とがそれぞれ設けられている。このことにより、両替金として出金される貨幣のうち、投入金額からメニューの金額を差し引いた差額に対応する両替金の数量をできるだけ少なくすることができるようになる。例えば千円札から550円を過不足無く作るにあたり、通常両替処理では100円硬貨4枚および10円硬貨5枚が差額に対応する両替金として自動販売機10から出金されるようになるが、商品選択両替処理では100円硬貨4枚および50円硬貨1枚が差額に対応する両替金として自動販売機10から出金されるようになり、差額に対応する両替金としての硬貨の枚数も減少させることができるようになる。
また、本実施の形態の自動販売機10では、上述したように、商品選択両替処理を含む複数の種類の貨幣の両替処理(具体的には、通常両替処理および商品選択両替処理)の中から一の両替処理を選択して実行することができるようになっている。また、この際に、複数の種類の貨幣の両替処理の各々に対応する複数の操作部を表示する操作表示部として「通常両替をする」というメッセージが示される通常両替ボタン23および「メニュー選択両替をする」というメッセージが示される商品選択両替ボタン24がそれぞれ表示パネル20におけるメニュー表示画面に表示され、これらの通常両替ボタン23や商品選択両替ボタン24が操作(具体的には、押下)されたことを条件として通常両替処理や商品選択両替処理が行われるようになっている。
なお、本実施の形態による自動販売機10は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、本実施の形態の自動販売機10において、複数人のグループが食券を発券する際に、グループの代表者が自動販売機10において一回の取引で各人の食券の発券を行ったときに、各人に対する釣銭としての貨幣を最少構成枚数で出金するようにしてもよい。このような自動販売機10の動作について図5に示す表示パネル20の表示画面および図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下に示す自動販売機10の動作は、制御部12が自動販売機10の各構成要素を制御することにより行われるようになっている。
変形例に係る自動販売機10では、食券を購入しようとする顧客が当該自動販売機10の前に立つと、自動販売機10の前にいる顧客の存在が人体検知センサ26により検知され、このような人体検知センサ26による顧客の存在の検知を条件として表示パネル20の表示内容がWelcome画面から図5に示すようなメニュー表示画面に切り替わる。図5に示すメニュー表示画面では、各メニューボタン22とともに、「個別購入をする」というメッセージが示される個別購入ボタン25が操作表示部として表示されるようになっている。また、図5に示すメニュー表示画面では、「取消」ボタン、「決定」ボタンに加えて、「おつり」ボタンが操作表示部として表示されている。図5に示すようなメニュー表示画面が表示パネル20に表示されているときに、顧客が硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入すると、現金の入金が検知される(STEP21の「NO」、STEP29の「YES」)。その後、食券を購入しようとする顧客が当該食券のメニューに対応するメニューボタン22を押下すると(STEP30の「YES」)、自動販売機10において発券処理が行われ、食券が券取出口75に払い出されるようになる(STEP31)。この際に、自動販売機10において一度に複数枚の食券の発券処理を行うことができるようになっていてもよい。そして、発券処理が行われた後に顧客が表示パネル20に表示された「取消」ボタンや表示パネル20の下方に設けられた取消ボタン72を押下すると、釣銭としての硬貨や紙幣が硬貨取出口74や紙幣入出金口73に払い出される(STEP32)。
なお、顧客が自動販売機10の硬貨投入口71や紙幣入出金口73に硬貨や紙幣を投入し、現金の入金が検知された後(STEP29の「YES」)、表示パネル20に表示された「取消」ボタンや表示パネル20の下方に設けられた取消ボタン72を顧客が押下すると(STEP30の「NO」およびSTEP33の「YES」)、入金された現金が出金され(STEP34)、顧客にそのまま返却される。
また、複数人のグループが食券を発券する際に、グループの代表者が自動販売機10において一回の取引で各人の食券の発券を行う場合には、図5に示すようなメニュー表示画面が表示パネル20に表示されているときに、この代表者はまず個別購入ボタン25を押下する(STEP21の「YES」)。そして、代表者は、まず、グループ内の1番目の構成員が購入しようとする食券のメニューに対応するメニューボタン22を押下する。このことにより、制御部12においてメニューボタン22の押下が検知される(STEP22)。その後、代表者が1番目の構成員の食券に対応する現金を硬貨投入口71や紙幣入出金口73に投入し、「決定」ボタンを押下すると、制御部12において現金の入金が検知されるとともに(STEP23)、「決定」ボタンの押下が検知される(STEP24)。そして、制御部12は、1番目の構成員について釣銭の最少構成枚数を算出し、算出された情報を記憶部28に記憶させる。例えば、1番目の構成員が購入しようとする食券の金額が450円であり、代表者が1番目の構成員の食券に対応する現金として500円を投入した場合には、釣銭の最少構成枚数として50円硬貨1枚が算出され、この情報が記憶部28に記憶される。なお、この段階では自動販売機10から食券や釣銭は払い出されない。
次に、代表者は、2番目以降の構成員についても、同様に、メニューボタン22の押下、食券に対応する現金の投入および「決定」ボタンの押下を順次行う。このことにより、2番目以降の構成員に関して、制御部12は釣銭の最少構成枚数を算出し、算出された情報を記憶部28に記憶させるようになる。例えば、2番目の構成員が購入しようとする食券の金額が900円であり、代表者が2番目の構成員の食券に対応する現金として1000円を投入した場合には、釣銭の最少構成枚数として100円硬貨1枚が算出され、この情報が記憶部28に記憶される。また、3番目の構成員が購入しようとする食券の金額が900円および850円であり、代表者が3番目の構成員の食券に対応する現金として2000円を投入した場合には、釣銭の最少構成枚数として100円硬貨2枚および50円硬貨1枚が算出され、この情報が記憶部28に記憶される。
そして、グループ内の全ての構成員について代表者が自動販売機10において上述した操作を行った後、表示パネル20において「おつり」ボタンを押下すると(STEP26の「YES」)、自動販売機10において発券処理が行われ、各構成員の食券が券取出口75に払い出されるようになる(STEP27)。また、記憶部28に記憶されている枚数構成で自動販売機10から釣銭が出金される。具体的には、上記の具体例では、100円硬貨3枚および50円硬貨2枚が釣銭として出金されるようになる。このことにより、代表者は、グループ内の構成員に食券を手渡すとともに、第1の構成員に対して釣銭として50円硬貨1枚、第2の構成員に対して釣銭として100円硬貨1枚、第3の構成員に対して釣銭として100円硬貨2枚および50円硬貨1枚をそれぞれ返却することができるようになる。自動販売機10においてこのような個別購入処理を行うことにより、複数人のグループが食券を発券する際に、グループの代表者が自動販売機10において一回の取引で各人の食券の発券を行ったときに、各人に対する釣銭としての貨幣を最少構成枚数で出金することができるようになる。また、代表者は、自動販売機10から出金された釣銭としての貨幣を、両替処理を行うことなく各人に返却することができるようになる。より詳細には、自動販売機10において代表者が通常の発券処理により単なる食券のまとめ買いを行った場合には、450円、900円、900円、850円の各食券を購入して千円札2枚および500円硬貨を自動販売機10に投入したときに、釣銭として100円硬貨が4枚出金されるようになるため、代表者が各人に釣銭を返却する際にこの100円硬貨について両替処理を行う必要があったが、上述した個別購入処理ではこのような両替処理を行う必要がなくなるため自動販売機10の操作性を向上させることができる。
また、上記の自動販売機10の説明では、自動販売機10においてタッチパネル式の表示パネル20が用いられているが、更なる変形例に係る自動販売機10では、メニューごとにボタンを割り付けたボタン式の操作部が用いられてもよい。この場合には、上述した通常両替ボタン、商品選択両替ボタン、個別購入ボタン等も、ボタン式の操作部として自動販売機10に設けられるようになる。
また、上記の自動販売機10の説明では、食券を発券する際に貨幣によって発券する態様が示されているが、更なる変形例に係る自動販売機10では、貨幣処理部27に加えて、電子マネー、クレジットカード、デビットカードや、ICチップ付携帯電話端末等の読取機(図示せず)を自動販売機10に付設し、この読取機によって読み取らせることにより有価価値を取得し、この有価価値により食券の発券を行う機能を有する構成となっていてもよい。
また、上述の実施例においては、代表者が立て替え購入したメニューを、返金時にメニューボタンで選択する例を示しているが、更なる簡便化のために以下の処理を行っても良い。すなわち、ICチップ付携帯電話端末等の読取機(図示せず)を自動販売機10に付設しておき、代表者による立て替え購入時において当該読取機に代表者が携帯電話端末をかざすことによって、当該携帯電話のICチップの識別番号に対応付けて、立て替え購入において選択されたメニューを自動販売機10にて記憶しておく。そして、返金時に所定操作を行って代表者の携帯電話端末をかざすと、立て替え購入において選択されたメニューのみを画面に呼び出すように制御を行う。このようにすることで、返金処理に関係するメニュー以外を処理の対象から除外することができ、顧客の利便性が向上する。
また、上述の実施例においては、メニュー指定両替時に、出金可能なすべての金種から最小枚数となる構成を特定しているが、これに限らず、金種ごとの貨幣の貯留部の状態に基づいて、メニュー指定両替処理に用いる貨幣を決定してもよい。例えば、貯留部の貨幣がニアエンプティあるいはそれに近い状態にある貨幣の金種については、メニュー指定両替に用いる金種から除外するように制御してもよい。このようにすることで、メニュー指定両替によって出金可能な金種が使われ、通常の販売時に釣銭用に出金する貨幣不足を招く事態を抑制することができる。
また、上述の実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
10 自動販売機
12 制御部
13 構成特定手段
14 差額投出手段
15 差額構成特定手段
20 表示パネル
21 商品選択手段
22 メニューボタン
23 通常両替ボタン
24 商品選択両替ボタン
25 個別購入ボタン
26 人体検知センサ
27 貨幣処理部
28 記憶部
30 カメラ
70 呼び出しボタン
71 硬貨投入口
72 取消ボタン
73 紙幣入出金口
74 硬貨取出口
75 券取出口

Claims (6)

  1. 貨幣を受け付ける貨幣受付部と、
    複数の商品の中から一または複数の特定の商品の選択を行う商品選択手段と、
    貨幣の払い出しを行う貨幣払出部と、
    前記貨幣受付部により受け付けられた貨幣の両替を行う際に、前記商品選択手段により選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも前記貨幣払出部から払い出す商品選択両替処理を実行することができる制御部と、
    を備えた、自動販売機。
  2. 前記制御部は、前記商品選択両替処理が実行される際に、前記商品選択手段により選択された商品の金額に対応する金種の貨幣に関する金種毎の貨幣の数量構成について、その合計数が最少となるよう特定する構成特定手段を有している、請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記制御部は、前記商品選択両替処理が実行される際に、前記貨幣受付部により受け付けられた貨幣の金額から前記商品選択手段により選択された商品の金額を差し引いた差額分の貨幣を投出する差額投出手段と、前記差額投出手段により投出される貨幣の数量構成を、その合計数が最少となるよう特定する差額構成特定手段とを有している、請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 前記制御部は、前記商品選択両替処理を含む複数の種類の貨幣の両替処理の中から一の両替処理を選択して実行することができるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. 複数の種類の貨幣の両替処理の各々に対応する複数の操作部を表示する操作表示部を更に備え、
    前記商品選択両替処理に対応する前記操作部が操作されたことを条件として前記制御部は前記商品選択両替処理を実行する、請求項4記載の自動販売機。
  6. 自動販売機において貨幣受付部により貨幣を受け付ける工程と、
    前記自動販売機において複数の商品の中から一または複数の特定の商品の選択を行う工程と、
    選択された商品の金額に対応する金種の貨幣を少なくとも前記自動販売機の貨幣払出部から払い出す工程と、
    を備えた、貨幣の両替方法。
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