JP2015210407A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents
レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015210407A JP2015210407A JP2014092283A JP2014092283A JP2015210407A JP 2015210407 A JP2015210407 A JP 2015210407A JP 2014092283 A JP2014092283 A JP 2014092283A JP 2014092283 A JP2014092283 A JP 2014092283A JP 2015210407 A JP2015210407 A JP 2015210407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- central axis
- lens barrel
- screw portion
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 39
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 113
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 12
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】第1中心軸S1を画定するベース筒部、ベース筒部に形成された第1ネジ部13、撮像素子を実装した基板を取り付けるべくベース筒部の後端に形成されると共に撮像素子の中心垂直線を第1中心軸に一致させるように形成されたベースフランジ部12を有するベース筒部材10、レンズを保持すると共にレンズの光軸Lを一致させる第2中心軸S2を画定するレンズ筒部、レンズ筒部に形成された第2ネジ部23を有するレンズ筒部材20を備え、ベース筒部材10及びレンズ筒部材20は、第2ネジ部を第1ネジ部に螺合させる際に、第2中心軸を第1中心軸に一致させるようにレンズ筒部材をガイドするガイド部14及びガイド部にガイドされる被ガイド部24を有する。これによれば、組付け時の光軸倒れを防止することができる。
【選択図】図5
Description
それ故に、上記従来のレンズ鏡筒においては、撮像素子(の受光面)に対してレンズの光軸を垂直に合わせる光軸調整(レンズの光軸倒れを防止する)という点においては、不十分な構造であった。
また、レンズを光軸回りに回転させて調整するべくレンズ筒部材及びベース筒部材に貫通孔(窓部)を設けているため、外部から水滴等が侵入する虞があり、防水性が不十分であった。
この構成によれば、レンズの光軸がレンズ筒部の第2中心軸と一致するように予めレンズがレンズ筒部に組み込まれたレンズ筒部材を、ベース筒部材に組み付ける際に、レンズ筒部材の被ガイド部がベース筒部材のガイド部にガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
すなわち、ベース筒部材の第1中心軸、レンズ筒部材の第2中心軸、及びレンズ筒部材に保持されたレンズの光軸は、全て同一の直線上にて一致することになる。
このように、ベース筒部材及びレンズ筒部材を製造する際に所定寸法を管理し、レンズを組み込んだレンズ筒部材をベース筒部材に組み付け、フォーカス調整を行うだけで、全体の光軸調整を容易に行うことができ、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、組み立てが容易で、所望の光学特性を満足するレンズ鏡筒を得ることができる。
この構成によれば、レンズの光軸がレンズ筒部の第2中心軸と一致するように予めレンズがレンズ筒部に組み込まれたレンズ筒部材を、ベース筒部材に組み付けるべく、レンズ筒部材の第2ネジ部(雄ネジ部及び雌ネジ部の一方)をベース筒部材の第1ネジ部(雄ネジ部及び雌ネジ部の他方)に螺合させると、例え螺合関係にガタツキ等が生じていても、レンズ筒部材の被ガイド部がベース筒部材のガイド部にガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
すなわち、ベース筒部材の第1中心軸、レンズ筒部材の第2中心軸、及びレンズ筒部材に保持されたレンズの光軸は、全て同一の直線上にて一致することになる。
したがって、この状態において、ベース筒部材の後端(例えば、ベースフランジ部)に対して、例えば、検査用の撮像素子を実装した基板を(撮像素子の中心垂直線を第1中心軸と一致させるように)仮止めの状態で配置して、撮像素子により撮影される画像を確認しつつ、レンズ筒部材の捩じ込み量(第1ネジ部に対する第2ネジ部の螺合量)を適宜調整することで、光軸の方向(第1中心軸及び第2中心軸の方向)におけるフォーカス調整を行うことができ、調整後において両者を接着剤等により(例えば、予めネジ部に塗布した接着剤を自然乾燥させることにより)固着させて調整位置のずれを防止することができる。
このように、ベース筒部材及びレンズ筒部材を製造する際に所定寸法を管理し、レンズを組み込んだレンズ筒部材をベース筒部材に螺合して組み付け、フォーカス調整を行うだけで、全体の光軸調整を容易に行うことができ、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、組み立てが容易で、所望の光学特性を満足するレンズ鏡筒を得ることができる。
この構成によれば、ベース筒部材(のベース筒部)の内周に形成された雌ネジ部に対して、レンズ筒部材(のレンズ筒部)の外周に形成された雄ネジ部を螺合させつつ組み付けることにより、光軸調整(フォーカス調整)を容易に行うことができ、特に、レンズ筒部材をベース筒部材の内側に嵌め込むように組み付けるため、視認性が良く、組付け作業を容易に行うことができ、又、ベース筒部材及びレンズ筒部材の外壁に貫通孔等を設けないため、内部に水滴等が侵入するのを防止できる。
この構成によれば、レンズ筒部材の雄ネジ部をベース筒部材の雌ネジ部に螺合させると、例え螺合関係にガタツキ等が生じていても、レンズ筒部材の円筒被ガイド部がベース筒部材の円筒ガイド部に全周に亘ってガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
ここでは、ガイド部及び被ガイド部として、雌ネジ部に隣接する(と共に第1中心軸の方向に所定長さの)円筒面をなす一つの円筒ガイド部及び雄ネジ部に隣接する(と共に第2中心軸の方向に所定長さの)円筒面をなす一つの円筒被ガイド部を採用するため、ベース筒部材及びレンズ筒部材を光軸の方向(第1中心軸及び第2中心軸の方向)において小型化しつつも、光軸倒れを防止することができる。
この構成によれば、ベース筒部材において光学要素(例えば、絞り部材、光学フィルタ等)を設けるため、レンズ筒部材の小型化を達成しつつ、光軸調整を容易に行うことができ、又、所望の光学特性を得ることができる。
この構成によれば、レンズ筒部材の雄ネジ部をベース筒部材の雌ネジ部に螺合させると、例え螺合関係にガタツキ等が生じていても、レンズ筒部材の小径被ガイド部がベース筒部材の小径ガイド部にガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
この構成によれば、レンズ筒部材の雄ネジ部をベース筒部材の雌ネジ部に螺合させると、例え螺合関係にガタツキ等が生じていても、レンズ筒部材の大径被ガイド部がベース筒部材の大径ガイド部にガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
この構成によれば、レンズ筒部材の雄ネジ部をベース筒部材の雌ネジ部に螺合させると、例え螺合関係にガタツキ等が生じていても、レンズ筒部材の小径被ガイド部がベース筒部材の小径ガイド部にガイドされかつレンズ筒部材の大径被ガイド部がベース筒部材の大径ガイド部にガイドされて、レンズ筒部材の第2中心軸(レンズの光軸)がベース筒部材の基準となる第1中心軸に一致させられるため、第1中心軸に対する第2中心軸(及びレンズの光軸)の傾きが防止される。
ここでは、ガイド部及び被ガイド部として、雌ネジ部を挟んで二つのガイド部(小径ガイド部及び大径ガイド部)、雄ネジ部を挟んで二つの被ガイド部(小径被ガイド部及び大径被ガイド部)を採用するため、一つのガイド部及び被ガイド部を採用する場合に比べて、より確実に光軸倒れを防止することができる。
この構成によれば、レンズ筒部材の小径被ガイド部の内側に光学要素(例えば、絞り部材、光学フィルタ等)を設けるため、ガイド部及び被ガイド部として、雌ネジ部及び雄ネジ部を挟んで配置された二つのガイド部及び被ガイド部を採用しつつも、レンズ鏡筒としての光軸の方向(第1中心軸及び第2中心軸の方向)における全長が長くなるのを抑制でき、所望の光学特性を得ることができる。
この構成によれば、例えば、レンズ筒部材の被ガイド部(小径被ガイド部、大径被ガイド部)が円筒面として形成され、ベース筒部材のガイド部(小径ガイド部、大径ガイド部)が円筒面又は複数個所(少なくとも3箇所)にて接触する形態に形成された場合でも、光軸倒れを確実に防止することができ、又、レンズ筒部材の被ガイド部(小径被ガイド部、大径被ガイド部)が円筒面又は複数個所(少なくとも3箇所)にて接触する形態に形成され、ベース筒部材のガイド部(小径ガイド部、大径ガイド部)が円筒面として形成された場合でも、光軸倒れを確実に防止することができる。
この構成によれば、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、組み立てが容易であり、レンズの光軸調整(光軸の倒れを防止でき、光軸方向におけるフォーカス調整等)を容易に行うことができ、又、防水性も確保でき、所望の光学特性を確保することができる撮像装置を得ることができる。
先ず、本発明に係るレンズ鏡筒の第1実施形態及び撮像装置について、図1ないし図5を参照しつつ説明する。
この実施形態に係るレンズ鏡筒は、図1ないし図5に示すように、略円筒状に形成されたベース筒部材10、略円筒状に形成されてベース筒部材10に螺合により組み付けられるレンズ筒部材20等を備えている。
そして、上記レンズ鏡筒(のベース筒部材10の後端)に撮像素子30を実装した基板40が組み付けられることにより、撮像装置が構成されるようになっている。
ベースフランジ部12は、図3(a),(b),(c)に示すように、ベース筒部11の後端に一体的に形成されており、撮像素子30を実装した基板40を取り付けるべく略矩形の輪郭をなす後端面12aを有する。
後端面12aは、図3(b),(c)及び図5に示すように、基板40を取り付けた状態において、実装された撮像素子30の撮像面の中心を通る中心垂直線を第1中心軸S1に一致させるように形成されている(すなわち、第1中心軸S1に対する垂直度、撮像素子30の中心位置の位置決め部等の製造寸法が所定値となるように管理されている)。
円筒ガイド部14は、図2、図3(c)及び図5に示すように、ベース筒部11の内周において、雌ネジ部13の前方側Fに隣接して円筒面14aをなすように形成されている。
円筒面14aは、第1中心軸S1の方向において所定長さをなすと共に、その中心線が第1中心軸S1と一致するように形成されている(すなわち、第1中心軸S1に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
そして、円筒ガイド部14は、レンズ筒部材20の雄ネジ部23をベース筒部材10の雌ネジ部13に螺合させる際に、第2中心軸S2を第1中心軸S1に一致させるようにレンズ筒部材20をガイドする役割をなすものである。
凹部15は、図3(c)及び図5に示すように、第1中心軸S1の方向において、雌ネジ部13とベースフランジ部12の間に略矩形をなす光学フィルタOFを挿入して接着等により固着するべく、略矩形の環状をなすように形成されている。
保持部21aは、レンズGを嵌め込んで固着するように形成されている。ここで、レンズGは、レンズ筒部材20に予め組付ける際に、その光軸Lが第2中心軸S2と一致するように調整しつつ組み込まれるようになっている。
外環部22は、図5に示すように、ベース筒部材10に螺合した状態において、ベース筒部材10のベース筒部11の外輪郭と略同一の外輪郭をなすように形成されている。
雄ネジ部23は、図4(a)及び図5に示すように、レンズ筒部21の内周において、第2中心軸S2の方向に所定の長さに亘って形成されており、ベース筒部材10の雌ネジ部13と螺合するようになっている。
円筒被ガイド部24は、図2、図4(a),(c)及び図5に示すように、レンズ筒部21の外周において、雄ネジ部23の前方側Fに隣接して円筒面24aをなすように形成されている。
円筒面24aは、第2中心軸S2の方向において所定長さをなすと共に、その中心線が第2中心軸S2と一致するように形成されている(すなわち、第2中心軸S2に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
そして、円筒被ガイド部24は、レンズ筒部材20の雄ネジ部23をベース筒部材10の雌ネジ部13に螺合させる際に、第2中心軸S2を第1中心軸S1に一致させるようにベース筒部材10の円筒ガイド部14にガイドされるものである。
先ず、光学フィルタOFが予め組み付けられたベース筒部材10、光軸Lが第2中心軸S2と一致するようにレンズGが予め組み付けられたレンズ筒部材20、検査用の撮像素子30を実装した基板40等が準備される。
そして、ベース筒部材10の後端(ベースフランジ部12の後端面12a)に検査用の基板40が取り付けられてベース筒部材10及び基板40が所定位置に固定される。
続いて、雄ネジ部23等に予め接着剤が塗布されたレンズ筒部材20が、ベース筒部材10の前方側Fから近付けられて、雄ネジ部23が雌ネジ部13に螺合されつつ嵌め込まれる。
これにより、ベース筒部材10の第1中心軸S1、レンズ筒部材20の第2中心軸S2、及びレンズ筒部材20に保持されたレンズGの光軸Lは、全て同一の直線上にて一致することになる。
そして、撮像素子30により撮影される画像を確認しつつ、レンズ筒部材20の捩じ込み量(雌ネジ部13に対する雄ネジ部23の螺合量)を適宜調整することで、光軸Lの方向(第1中心軸S1及び第2中心軸S2の方向)におけるフォーカス調整を行うことができ、調整後において、予め塗布した接着剤を自然乾燥させることにより固着させて、調整位置のずれが防止される。
また、ガイド部及び被ガイド部として、雌ネジ部13に隣接する(と共に第1中心軸S1の方向に所定長さの)円筒面14aをなす一つの円筒ガイド部14及び雄ネジ部23に隣接する(と共に第2中心軸S2の方向に所定長さの)円筒面24aをなす一つの円筒被ガイド部24を採用したことにより、ベース筒部材10及びレンズ筒部材20を光軸Lの方向(第1中心軸S1及び第2中心軸S2の方向)において小型化しつつも、光軸倒れを防止することができる。
尚、ここでは、レンズ鏡筒において、検査用の基板40を仮止めして検査しつつ組み付ける手順を示したが、撮像素子30を実装した基板40を組み付けた状態で撮像装置として提供してもよい。
この実施形態に係るレンズ鏡筒は、図6ないし図10に示すように、略円筒状に形成されたベース筒部材100、略円筒状に形成されてベース筒部材100に螺合により組み付けられるレンズ筒部材200等を備えている。
そして、上記レンズ鏡筒(のベース筒部材100の後端)に撮像素子30を実装した基板40が組み付けられることにより、撮像装置が構成されるようになっている。
ベースフランジ部102は、図8(a),(b),(c)に示すように、ベース筒部101の後端に一体的に形成されており、撮像素子30を実装した基板40を取り付けるべく略矩形の輪郭をなす後端面102aを有する。
後端面102aは、図8(b),(c)及び図10に示すように、基板40を取り付けた状態において、実装された撮像素子30の撮像面の中心を通る中心垂直線を第1中心軸S1に一致させるように形成されている(すなわち、第1中心軸S1に対する垂直度、撮像素子30の中心位置の位置決め部等の製造寸法が所定値となるように管理されている)。
小径ガイド部104は、図7(b)、図8(c)及び図10に示すように、ベース筒部101の内周において、雌ネジ部103の後方側Rに隣接して正六角形柱の開口をなすように形成され、レンズ筒部材200の小径被ガイド部204を6箇所にて接触しつつガイドするようになっている。
ここで、小径ガイド部104は、第1中心軸S1の方向において所定長さをなすと共に、その開口に内接する内接円の中心線が第1中心軸S1と一致するように形成されている(すなわち、第1中心軸S1に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
大径ガイド部105は、図7(a)、図8(c)及び図10に示すように、ベース筒部101の内周において、雌ネジ部103の前方側Fに隣接して内周方向に60度間隔で配置された6個の突条をなすように形成され、レンズ筒部材200の大径被ガイド部205を6箇所にて接触しつつガイドするようになっている。
ここで、大径ガイド部105(6個の突条)は、第1中心軸S1の方向において所定長さをなすと共に、それらに内接する内接円の中心線が第1中心軸S1と一致するように形成されている(すなわち、第1中心軸S1に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
そして、小径ガイド部104及び大径ガイド部105は、レンズ筒部材200の雄ネジ部203をベース筒部材100の雌ネジ部103に螺合させる際に、第2中心軸S2を第1中心軸S1に一致させるように、レンズ筒部材200をガイドする役割をなすものである。
保持部201aは、レンズGを嵌め込んで固着するように形成されている。ここで、レンズGは、レンズ筒部材200に予め組付ける際に、その光軸Lが第2中心軸S2と一致するように調整しつつ組み込まれるようになっている。
外環部202は、図10に示すように、ベース筒部材10に螺合した状態において、ベース筒部材100のベース筒部101の外輪郭と略同一の外輪郭をなすように形成されている。
雄ネジ部203は、図9(a)及び図10に示すように、レンズ筒部201の内周において、第2中心軸S2の方向に所定の長さに亘って形成されており、ベース筒部材100の雌ネジ部103と螺合するようになっている。
小径被ガイド部204は、図7(b)、図9(a),(c)及び図10に示すように、レンズ筒部201の外周において、雄ネジ部203の後方側Rに隣接して円筒面204aをなすように形成されている。
円筒面204aは、第2中心軸S2の方向において所定長さをなすと共に、その中心線が第2中心軸S2と一致するように形成されている(すなわち、第2中心軸S2に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
大径被ガイド部205は、図7(a)、図9(a),(c)及び図10に示すように、レンズ筒部201の外周において、雄ネジ部203の前方側Fに隣接して円筒面205aをなすように形成されている。
円筒面205aは、第2中心軸S2の方向において所定長さをなすと共に、その中心線が第2中心軸S2と一致するように形成されている(すなわち、第2中心軸S2に対する同軸度等の製造寸法が管理されている)。
そして、小径被ガイド部204及び大径被ガイド部205は、レンズ筒部材200の雄ネジ部203をベース筒部材100の雌ネジ部103に螺合させる際に、第2中心軸S2を第1中心軸S1に一致させるように、ベース筒部材100の小径ガイド部104及び大径ガイド部105にそれぞれガイドされるものである。
凹部206は、図9(c)及び図10に示すように、第2中心軸S2の方向において、小径被ガイド部204の内側の領域に略円形をなす光学フィルタOFを挿入して接着等により固着するべく、略円環状をなすように形成されている。
先ず、ベース筒部材100、光軸Lが第2中心軸S2と一致するようにレンズGが予め組み付けられると共に光学フィルタOFが予め組み付けられたレンズ筒部材200、検査用の撮像素子30を実装した基板40等が準備される。
そして、ベース筒部材100の後端(ベースフランジ部102の後端面102a)に検査用の基板40が取り付けられてベース筒部材100及び基板40が所定位置に固定される。
続いて、雄ネジ部203等に予め接着剤が塗布されたレンズ筒部材200が、ベース筒部材100の前方側Fから近付けられて、雄ネジ部203が雌ネジ部103に螺合されつつ嵌め込まれる。
これにより、ベース筒部材100の第1中心軸S1、レンズ筒部材200の第2中心軸S2、及びレンズ筒部材200に保持されたレンズGの光軸Lは、全て同一の直線上にて一致することになる。
そして、撮像素子30により撮影される画像を確認しつつ、レンズ筒部材200の捩じ込み量(雌ネジ部103に対する雄ネジ部203の螺合量)を適宜調整することで、光軸Lの方向(第1中心軸S1及び第2中心軸S2の方向)におけるフォーカス調整を行うことができ、調整後において、予め塗布した接着剤を自然乾燥させることにより固着させて、調整位置のずれが防止される。
さらに、ベース筒部材100(のベース筒部101)の内周に形成された雌ネジ部103に対して、レンズ筒部材200(のレンズ筒部201)の外周に形成された雄ネジ部203を螺合させつつ組み付ける、すなわち、レンズ筒部材200をベース筒部材100の内側に嵌め込むように組み付けるため、視認性が良く、組付け作業を容易に行うことができ、又、ベース筒部材100及びレンズ筒部材200の外壁に貫通孔等を設けないため、内部に水滴等が侵入するのを防止することもできる。
尚、ここでは、レンズ鏡筒において、検査用の基板40を仮止めして検査しつつ組み付ける手順を示したが、撮像素子30を実装した基板40を組み付けた状態で撮像装置として提供してもよい。
上記実施形態においては、ベース筒部材10,100に形成する第1ネジ部として雌ネジ部13,103を採用し、レンズ筒部材20,200に形成する第2ネジ部として雄ネジ部23,203を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、逆に、ベース筒部材に形成する第1ネジ部として雄ネジ部を採用し、レンズ筒部材に形成する第2ネジ部として雌ネジ部を採用する構成において、本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、ベース筒部材10に取り付ける光学要素として光学フィルタOFを採用し、レンズ筒部材200に取り付ける光学要素として光学フィルタOFを採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、絞り部材等その他の光学要素を取り付けるようにしてもよい。
S1 第1中心軸
11,101 ベース筒部
12,102 ベースフランジ部
13,103 雌ネジ部(第1ネジ部)
14 円筒ガイド部
14a 円筒面
15,206 凹部
20,200 レンズ筒部材
S2 第2中心軸
G レンズ
L 光軸
21,201 レンズ筒部
22,202 外環部
23,203 雄ネジ部(第2ネジ部)
24 円筒被ガイド部
24a 円筒面
104 小径ガイド部
105 大径ガイド部
204 小径被ガイド部
205 大径被ガイド部
204a,205a 円筒面
OF 光学フィルタ(光学要素)
30 撮像素子
40 基板
Claims (11)
- 基準となる第1中心軸を画定するベース筒部を有するベース筒部材と、レンズを保持すると共に前記レンズの光軸を一致させる第2中心軸を画定するレンズ筒部を有するレンズ筒部材を備え、前記レンズ筒部材を前記ベース筒部材に組み付けるレンズ鏡筒であって、
前記ベース筒部材は、前記第2中心軸を前記第1中心軸に一致させるように前記レンズ筒部材をガイドするガイド部を有し、
前記レンズ筒部材は、前記第2中心軸を前記第1中心軸に一致させるように前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を有する、
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記ベース筒部材は、前記ベース筒部に形成された第1ネジ部を有し、
前記レンズ筒部材は、前記レンズ筒部に形成された第2ネジ部を有し、
前記レンズ筒部材は、前記第2ネジ部を前記第1ネジ部に螺合させて、前記ベース筒部材に組み付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1ネジ部は、前記ベース筒部の内周に形成された雌ネジ部であり、
前記第2ネジ部は、前記レンズ筒部の外周に形成された雄ネジ部であり、
前記ガイド部は、前記ベース筒部の内側に形成され、
前記被ガイド部は、前記レンズ筒部の外側に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド部は、前記ベース筒部の内周において、前記雌ネジ部に隣接して円筒面をなすように形成された一つの円筒ガイド部であり、
前記被ガイド部は、前記レンズ筒部の外周において、前記雄ネジ部に隣接して円筒面をなすように形成された一つの円筒被ガイド部である、
ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ベース筒部材は、前記ベース筒部の後端に形成されたベースフランジ部を有すると共に、前記第1中心軸の方向において、前記雌ネジ部と前記ベースフランジ部の間に組み付けられた光学要素を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド部は、前記第1中心軸の方向において前記雌ネジ部よりも後方側に形成され前記雌ネジ部の内径よりも小さい内径にて接触する小径ガイド部を含み、
前記被ガイド部は、前記第2中心軸の方向において前記雄ネジ部よりも後方側に形成され前記雄ネジ部の外径よりも小さい外径にて前記小径ガイド部に接触する小径被ガイド部を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド部は、前記第1中心軸の方向において前記雌ネジ部よりも前方側に形成され前記雌ネジ部の内径よりも大きい内径にて接触する大径ガイド部を含み、
前記被ガイド部は、前記第2中心軸の方向において前記雄ネジ部よりも前方側に形成され前記雄ネジ部の外径よりも大きい外径にて前記大径ガイド部に接触する大径被ガイド部を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド部は、前記第1中心軸の方向において、前記雌ネジ部よりも後方側に形成され前記雌ネジ部の内径よりも小さい内径にて接触する小径ガイド部と、前記雌ネジ部よりも前方側に形成され前記雌ネジ部の内径よりも大きい内径にて接触する大径ガイド部を含み、
前記被ガイド部は、前記第2中心軸の方向において、前記雄ネジ部よりも後方側に形成され前記雄ネジ部の外径よりも小さい外径にて前記小径ガイド部に接触する小径被ガイド部と、前記雄ネジ部よりも前方側に形成され前記雄ネジ部の外径よりも大きい外径にて前記大径ガイド部に接触する大径被ガイド部を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。 - 前記レンズ筒部材は、前記第2中心軸の方向において、前記小径被ガイド部の内側の領域に組み付けられた光学要素を含む、
ことを特徴とする請求項6又は8に記載のレンズ鏡筒。 - 前記ガイド部と前記被ガイド部は、全周領域に亘って接触し又は全周のうち複数箇所に亘って部分的に接触するように形成されている、
ことを特徴とする請求項6ないし9いずれか一つに記載のレンズ鏡筒。 - レンズを保持したレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の後端に固定されると共に撮像素子が実装された基板と、を備えた撮像装置であって、
前記レンズ鏡筒は、請求項1ないし10いずれか一つに記載のレンズ鏡筒である、
ことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092283A JP6444613B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092283A JP6444613B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015210407A true JP2015210407A (ja) | 2015-11-24 |
JP6444613B2 JP6444613B2 (ja) | 2018-12-26 |
Family
ID=54612622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092283A Active JP6444613B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6444613B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107664800A (zh) * | 2016-07-29 | 2018-02-06 | 日本电产三协株式会社 | 光学单元 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11337799A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-10 | Ricoh Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JP2006154319A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 撮像ユニット、撮像ユニットを有する撮像装置、および撮像ユニットの製造方法 |
JP2006276572A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Seiko Precision Inc | レンズユニット、固体撮像装置及びレンズユニットの組立方法 |
JP2007171829A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Alps Electric Co Ltd | カメラモジュール |
JP2012190051A (ja) * | 2012-06-25 | 2012-10-04 | Shinko Electric Ind Co Ltd | カメラユニットおよびカメラユニットの組み立て方法 |
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014092283A patent/JP6444613B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11337799A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-10 | Ricoh Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JP2006154319A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 撮像ユニット、撮像ユニットを有する撮像装置、および撮像ユニットの製造方法 |
JP2006276572A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Seiko Precision Inc | レンズユニット、固体撮像装置及びレンズユニットの組立方法 |
JP2007171829A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Alps Electric Co Ltd | カメラモジュール |
JP2012190051A (ja) * | 2012-06-25 | 2012-10-04 | Shinko Electric Ind Co Ltd | カメラユニットおよびカメラユニットの組み立て方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107664800A (zh) * | 2016-07-29 | 2018-02-06 | 日本电产三协株式会社 | 光学单元 |
US10502926B2 (en) | 2016-07-29 | 2019-12-10 | Nidec Sankyo Corporation | Optical unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6444613B2 (ja) | 2018-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7751136B2 (en) | Lens assembly and imaging apparatus | |
US11656435B2 (en) | Imaging lens and camera module | |
CN104704412B (zh) | 光学单元、成像设备和可移动体 | |
US9857553B2 (en) | Lens unit and imaging device | |
TW201624038A (zh) | 透鏡單元 | |
JP6876486B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4726698B2 (ja) | レンズアッシおよび撮像装置 | |
EP3505984B1 (en) | Camera module, imaging device, and movable body | |
JP2005326777A (ja) | レンズ鏡胴 | |
JP2016051076A (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP6444613B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP6791745B2 (ja) | レンズユニットおよび車載カメラ | |
US9554026B2 (en) | Image-capturing apparatus | |
JP6890447B2 (ja) | 光学レンズ装置 | |
JP4990832B2 (ja) | レンズ組立体および撮像装置 | |
JP6500240B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP7344729B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
KR102118027B1 (ko) | 카메라 모듈 | |
JP2010252283A (ja) | 可変焦点液晶レンズ組込撮像装置 | |
CN110892707B (zh) | 拍摄装置 | |
JP2009086044A (ja) | マウント構造 | |
JP4206935B2 (ja) | デジタルカメラ用望遠鏡側アダプタ | |
JP4276167B2 (ja) | 位置決め機構 | |
TWI447465B (zh) | 鏡頭模組 | |
TWI453497B (zh) | 鏡頭模組 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171017 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171215 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6444613 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |