JP2015210012A - エンジン駆動式空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価に構成することができ、且つ、エンジン排熱を十分に回収することができるエンジン駆動式空気調和機を提供すること。【解決手段】 エンジン駆動式空気調和機1は、冷却水温度Twが第1温度T1以下であるときには、ガスエンジン10を冷却した冷却水がエンジン排熱熱交換器27を経由してガスエンジン10に流入する流路を流れ、冷却水温度Twが第1温度T1以上であるときには、ガスエンジン10を冷却した冷却水がラジエータ47を経由してガスエンジン10に流入する流路を流れるように、冷却水回路40内を流れる冷却水の流路を切り換える流路切換弁45と、冷却水温度Twが第1温度T1よりも低い最適冷却水温度Toptに近づくように、冷却水温度Twに基づいて冷媒流量調整弁31の開度又は冷却水ポンプ46の回転数を制御する制御装置と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン駆動式空気調和機に関する。
水冷式のエンジンを有するエンジン駆動式空気調和機は、冷媒とエンジンの冷却水とを熱接触させるエンジン排熱熱交換器を有する。エンジン排熱熱交換器にてエンジン排熱を冷媒中に回収することにより、効率的な空調運転を実施することができる。
また、エンジン駆動式空気調和機にはラジエータが設けられており、冷却水の温度が高過ぎる場合には冷却水をラジエータに流すことにより冷却水温度を低下させて、エンジンの焼き付き等の不具合の発生を防止している。従って、エンジン駆動式空気調和機に設けられる冷却水回路は、冷却水をエンジン排熱熱交換器側に流す流路とラジエータ側に流す流路とを持つ。この場合、冷却水の温度が低いときには冷却水がエンジン排熱熱交換器を流れ、冷却水の温度が高いときには冷却水がラジエータを流れるように、冷却水の流路が感温式の流路切換弁によって切り換えられる。
特許文献1は、2つの流路切換弁(低温弁、高温弁)を用いて冷却水の流路を切り換えるように構成された冷却水回路を備えるエンジン駆動式空気調和機を開示する。特許文献1に記載の冷却水回路は、エンジンを冷却した冷却水が熱交換されることなく再びエンジンに流入する第1流路と、エンジンを冷却した冷却水がエンジン排熱熱交換器(廃熱回収器)で熱交換された後にエンジンに流入する第2流路と、エンジンを冷却した冷却水がラジエータで熱交換された後にエンジンに流入する第3流路とを有する。
特許文献1によれば、エンジンを冷却した冷却水は、まず低温弁に導入される。低温弁に導入された冷却水の温度が所定の低温度以下であれば第1流路を辿って冷却水が冷却水回路内を流れる。一方、低温弁に導入された冷却水の所定の低温度以上であれば、その冷却水は、次に高温弁に導入される。高温弁に導入された冷却水の温度が所定の高温度以下であれば、第2流路を辿って冷却水が冷却水回路を流れる。一方、高温弁に導入された冷却水の温度が所定の高温度以上であれば、第3流路を辿って冷却水が冷却水回路を流れる。このようにして、2つの弁によって冷却水の流路が3つの流路のいずれかに切り換えられる。
特開2006−308277号公報(図1)
(発明が解決しようとする課題)
特許文献1に記載の冷却水回路は、2つの流路切換弁を用いて流路の切換を行っているので、冷却水回路を構成するためのコストが高いという問題を有する。また、流路切換弁には一般的には感温式のワックス弁が用いられるが、ワックス弁の温度応答性が悪いので、温度に応じて確実に流路を切り換えることができない。例えば、上記特許文献1において、低温弁における流路の切換温度をTaとした場合、冷却水の温度が温度Taよりも低い温度から温度Taに達して初めて低温弁が流路の切換作動を開始するため、流路の切換が完了したとき、すなわち低温弁の切換動作が終了したときには、冷却水の温度はTaよりも高い温度Tbで安定する。この場合、冷却水の温度がTa〜Tbであるときに排熱熱交換器に十分な量の冷却水が流れないことになり、エンジン排熱を十分に回収することはできない。つまり、従来の方式では、エンジン排熱熱交換器に流入する冷却水の温度を適切な温度、具体的には熱交換効率が最も向上するような最適温度に維持することができない。
本発明は、安価に構成することができ、且つ、エンジン排熱を十分に回収することができるエンジン駆動式空気調和機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、水冷式のエンジンにより駆動される圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を接続してなる冷媒回路と、冷却水が内部に封入されているとともに、封入された冷却水がエンジンを冷却するためにエンジンを経由して還流するように構成される冷却水回路と、冷媒回路内を流れる冷媒が加熱されるように、冷媒とエンジンを冷却した冷却水とを熱交換させるエンジン排熱熱交換器と、エンジンを冷却した冷却水を放熱させるラジエータと、エンジンを冷却した冷却水の温度が所定の第1温度以下であるときには、エンジンを冷却した冷却水がエンジン排熱熱交換器を経由してエンジンに流入する流路を流れ、エンジンを冷却した冷却水の温度が第1温度以上であるときには、エンジンを冷却した冷却水がラジエータを経由してエンジンに流入する流路を流れるように、冷却水回路内を流れる冷却水の流路を切り換える流路切換弁と、エンジンを冷却した冷却水の温度が第1温度よりも低い第2温度に近づくように、エンジンを冷却した冷却水の温度に基づいてエンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量又は冷却水回路を流れる冷却水の流量を制御する制御装置と、を備える、エンジン駆動式空気調和機を提供する。
この場合、制御装置は、エンジンを冷却した冷却水の温度が第2温度未満であるときに、エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量が低下するように、エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量を制御するとよい。また、第2温度は、エンジン排熱熱交換器による冷媒と冷却水との熱交換の効率が最も高められる温度として予め定められた温度であるのがよい。また、本発明に係るエンジン駆動式空気調和機は、エンジン排熱熱交換器に流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整弁と、冷却水回路内で冷却水を流通させるとともに冷却水回路を流れる冷却水の流量を調整可能な冷却水ポンプと、を備えるのがよい。そして、制御装置は、エンジンを冷却した冷却水の温度が第1温度よりも低い第2温度に維持されるように、エンジンを冷却した冷却水の温度に基づいて冷媒流量調整弁の開度又は冷却水ポンプの吐出流量を制御するのがよい。また、エンジン排熱熱交換器は、凝縮器を流出した冷媒とエンジンを冷却した冷却水とを熱接触させるように、冷媒回路に介装されているとよい。この場合、エンジン排熱熱交換器は、凝縮器と蒸発器とを接続する冷媒配管と、蒸発器と圧縮機とを接続する冷媒配管とを接続したバイパス配管に介装されているとよい。
本発明によれば、1つの流路切換弁によって、冷却水の流路がラジエータを経由する流路とエンジン排熱熱交換器を経由する流路とに切り換えられる。また、制御装置は、エンジンを冷却した冷却水の温度が第2温度に近づくように、エンジン排熱熱交換器に流れる冷媒の流量、又は、冷却水回路を流れる冷却水の流量を制御する。第2温度は第1温度よりも低いので、第2温度に近づくように温度制御された冷却水は排熱熱交換器を主に流れる。つまり、本発明によれば、排熱熱交換器を流れる冷却水の温度を第2温度に維持することができる。従って、第2温度をエンジン排熱熱交換器における熱交換効率が最も高くなる温度に設定することにより、エンジン排熱熱交換器にてエンジン排熱が十分に回収される。
また、エンジンを冷却した(すなわちエンジンから流出した)冷却水の温度が第2温度未満であるときには、制御装置によってエンジン排熱熱交換器に流れる冷媒の流量が低下されるため、冷媒と冷却水との熱交換量が減少する。これによりエンジン排熱熱交換器による冷却水の温度低下が制限され、冷却水を速やかに適温まで上昇させることができる。つまり、本発明によれば、特許文献1に記載の低温弁を廃止し、そのかわり、エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量制御により、冷却水温度が低温であるときにエンジン排熱熱交換器での熱交換を制限している。従って、冷却水温度が低温であるときに必要であった流路切換弁(特許文献1に記載の低温弁)を廃止することができる。
このように、本発明によれば、安価に構成することができ、且つ、エンジン排熱を十分に回収することができるエンジン駆動式空気調和機を提供することができる。
上記第2温度は、所定の温度幅を有する温度領域であってもよい。冷却水温度が所定の温度幅を有する温度領域内の温度に維持されるように制御装置がエンジン排熱熱交換器に流入する冷媒流量或いは冷却水流量を制御することにより、頻繁な冷媒流量の変更或いは頻繁な冷却水流量の変更に伴う制御のハンチング等の不具合の発生を防止することができる。
また、制御装置は、冷媒回路内を流れる冷媒の過熱度が予め定められた所定の範囲に収まるように、過熱度に基づいて、エンジン排熱熱交換器に流入する冷媒の流量または冷却水回路を流れる冷却水の流量を制御するのがよい。この場合において、上記過熱度は、エンジン排熱熱交換器から流出する冷媒の過熱度、或いは、圧縮機に吸入される冷媒の過熱度、つまり、圧縮機の吸入側における冷媒の過熱度であるのがよい。また、上記所定の範囲は、予め設定されている過熱度の下限値と上限値との間の範囲であるとよい。ここで、過熱度の下限値は、圧縮機に吸入される冷媒が湿っていることに起因して圧縮機が冷媒の液圧縮を起こさない程度の値である。また、過熱度の上限値は、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して運転効率が著しく低下しない程度の値である。このような過熱度の範囲として、0℃より大きく且つ10℃未満という範囲を例示することができる。
これによれば、エンジン排熱熱交換器を流れる冷却水の適切な温度の維持に加え、冷媒の過熱度をも適切な範囲に維持することができるため、本発明に係る冷却水の温度制御を実行した場合に、過熱度が小さくなりすぎたり、或いは大きくなりすぎたりすることに起因する不具合の発生、例えば上記した圧縮機での液圧縮、あるいは運転効率の低下の発生を、効果的に防止することができる。
本実施形態に係るエンジン駆動式空気調和機の構成を示す図である。 制御装置が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。 制御装置が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。 制御装置が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るエンジン駆動式空気調和機の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るエンジン駆動式空気調和機1は、水冷式のガスエンジン10と、冷媒回路20と、冷却水回路40と、制御装置50とを備える。
冷媒回路20は、圧縮機21と、オイルセパレータ22と、四方弁23と、室内熱交換器24と、室外熱交換器25と、膨張弁26と、アキュムレータ28と、これらを接続する冷媒配管29を備える。冷媒配管29内に冷媒が充填される。冷媒配管29は、第1冷媒配管291、第2冷媒配管292、第3冷媒配管293、第4冷媒配管294、第5冷媒配管295、及びバイパス配管296を有する。冷媒配管29内には冷媒が充填されている。図1に示すように、冷媒回路20は、少なくとも、圧縮機21、室内熱交換器24、膨張弁26、室外熱交換器25を接続してなる。
圧縮機21はガスエンジン10に接続されており、ガスエンジン10の駆動力を動力源として作動する。圧縮機21は吸入口21a及び吐出口21bを有する。吸入口21aが第5冷媒配管295の一方端に接続され、吐出口21bが第1冷媒配管291の一方端に接続される。圧縮機21は、吸入口21aから冷媒ガスを吸入し、内部で冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを吐出口21bから吐出するように作動する。
第1冷媒配管291にオイルセパレータ22が介装される。オイルセパレータ22は、圧縮機21の吐出口21bから吐出された潤滑油を回収し、回収した潤滑油を圧縮機21の吸入口21a側に戻す。
第1冷媒配管291の他方端に四方弁23が接続される。この四方弁23には、第1冷媒配管291の他、第2冷媒配管292、第4冷媒配管294、及び第5冷媒配管295が接続される。四方弁23は、第1冷媒配管291が第2冷媒配管292に接続され且つ第4冷媒配管294が第5冷媒配管に接続される暖房時切換状態と、第1冷媒配管291が第4冷媒配管294に接続され且つ第2冷媒配管292が第5冷媒配管295に接続される冷房時切換状態とを、選択的に実現するように構成される。
第2冷媒配管292は四方弁23と室内熱交換器24とを接続する。室内熱交換器24は、内部に流入する冷媒と室内空気とを熱交換させる。また、第3冷媒配管293は室内熱交換器24と室外熱交換器25とを接続する。室外熱交換器25は、内部に流入する冷媒と外気とを熱交換させる。また、第3冷媒配管293の途中に膨張弁26が介装される。第3冷媒配管293中を流れる冷媒は、膨張弁26を通ることにより膨張される。
第4冷媒配管294は四方弁23と室外熱交換器25とを接続する。また、第5冷媒配管295は四方弁23と圧縮機21の吸入口21aとを接続する。従って、第5冷媒配管295は、暖房時には、室外熱交換器25と圧縮機21の吸入口21aとを接続する。第5冷媒配管295の途中にアキュムレータ28が介装される。アキュムレータ28により第5冷媒配管295を流れる液冷媒が蓄積される。よって、吸入口21aにガス冷媒のみが吸入される。
また、室内熱交換器24と室外熱交換器25とを接続する第3冷媒配管293のうち室内熱交換器24と膨張弁26との間の部分と、室外熱交換器25と圧縮機21の吸入口21aとを接続する第5冷媒配管295のうち四方弁23とアキュムレータ28との間の部分が、バイパス配管296により接続される。バイパス配管296には、エンジン排熱熱交換器27及び冷媒流量調整弁31が介装される。冷媒流量調整弁31の開度を制御することにより、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を制御することができる。
冷却水回路40は冷却水が内部に封入された回路であり、封入された冷却水がガスエンジン10を冷却するためにガスエンジンを経由して還流するように構成される。冷却水回路40は、冷却水流入配管41と、冷却水流出配管42と、第1冷却水配管43と、第2冷却水配管44と、冷却水ポンプ46とを備える。
冷却水流入配管41は、ガスエンジン10に流入する冷却水が流通するようにガスエンジン10に接続される。冷却水流出配管42は、ガスエンジン10から流出された冷却水が流通するようにガスエンジン10に接続される。なお、ガスエンジン10内には冷却水通路が形成されている。冷却水流入配管41からガスエンジン10内に流入した冷却水が冷却水通路を通ることによってガスエンジン10が冷却される。そして、冷却水流出配管42から冷却水通路を通った冷却水が流出される。
第1冷却水配管43は、冷却水流出配管42の端部と冷却水流入配管41の端部とを接続する。第2冷却水配管44もまた、冷却水流出配管42の端部と冷却水流入配管41の端部とを接続する。つまり、冷却水流出配管42の端部にて、第1冷却水配管43と第2冷却水配管44とに流路が分岐する。そして、分岐したそれぞれの流路が冷却水流入配管41の端部にて合流する。
第1冷却水配管43の途中に、エンジン排熱熱交換器27が介装される。従って、第1冷却水配管43を流れる冷却水は、エンジン排熱熱交換器27にて冷媒に熱を受け渡す。一方、第2冷却水配管44の途中に、ラジエータ47が介装される。従って、第2冷却水配管44を流れる冷却水は、ラジエータ47によって放熱される。
冷却水流出配管42の端部、すなわち第1冷却水配管43と第2冷却水配管44との分岐位置に、流路切換弁45が介装される。この流路切換弁45によって、冷却水が第1冷却水配管43に流れるか第2冷却水配管44に流れるかが切り換えられる。流路切換弁45として、例えば所定の温度で流路が切り換わるように構成されたワックス弁を例示することができる。
また、冷却水流入配管41の途中に冷却水ポンプ46が介装される。冷却水ポンプ46が駆動することによって、冷却水が冷却水回路40内を流れる。なお、冷却水ポンプ46は、冷却水流出配管42の途中に介装されていてもよい。冷却水ポンプ46は、その吐出流量を回転数により調整できるように構成される。つまり、冷却水ポンプ46の回転数(吐出流量)を制御することにより、冷却水回路40内を流れる冷却水の流量を制御することができる。冷却水ポンプ46の駆動源にガスエンジン10を用いてもよいし、電動モータ等を用いてもよい。
また、図1に示すように、バイパス配管296に冷媒温度センサ32が取り付けられている。冷媒温度センサ32はバイパス配管296に介装されたエンジン排熱熱交換器27から流出された冷媒の温度Trを検出する。また、第5冷媒配管295の途中であって四方弁23とアキュムレータ28との間の部分に冷媒圧力センサ33が取り付けられている。冷媒圧力センサ33は、第5冷媒配管295を流れる冷媒の圧力Pを検出する。さらに、冷却水流出配管42の途中に冷却水温度センサ34が取り付けられている。冷却水温度センサ34は、冷却水流出配管42内を流れる冷却水の温度、すなわちガスエンジン10を冷却した冷却水のTwを検出する。
制御装置50は、CPU,ROM,RAMを備えるマイクロコンピュータを主要構成としている。制御装置50は、冷媒温度センサ32から温度Trを、冷媒圧力センサ33から圧力Pを、冷却水温度センサ34から温度Twを、それぞれ取得する。そして、取得した温度情報及び圧力情報に基づいて、冷媒流量調整弁31の開度及び冷却水ポンプ46の回転数(流量)を制御する。
次に、上記構成のエンジン駆動式空気調和機の空調動作について、簡単に説明する。まず、暖房運転について説明する。ガスエンジン10の駆動により圧縮機21が作動すると、圧縮機21は、第5冷媒配管295内の低圧ガス冷媒を吸入口21aから吸入するとともに吸入した低圧ガス冷媒を圧縮して高温高圧ガス冷媒を生成する。そして、生成した高温高圧ガス冷媒を吐出口21bから吐出する。吐出口21bから吐出された高温高圧ガス冷媒は第1冷媒配管291を流れて四方弁23に入る。
暖房時には、四方弁23は暖房時切換状態にされる。従って、四方弁23によって第1冷媒配管291が第2冷媒配管292に接続される。そのため第1冷媒配管291内の高温高圧ガス冷媒は四方弁23を経由して第2冷媒配管292に流れる。第2冷媒配管292に流れた高温高圧ガス冷媒は室内熱交換器24に流入する。室内熱交換器24に流入した高温高圧ガス冷媒は室内熱交換器24内を流通する間に室内空気に熱を吐き出して凝縮する。つまり、室内熱交換器24は暖房時に凝縮器として機能する。このとき高温高圧ガス冷媒から吐き出された熱によって室内空気が暖められて、室内が暖房される。
室内空気に熱を吐き出して凝縮した冷媒は一部液化し、室内熱交換器24から第3冷媒配管293に流出する。そして、第3冷媒配管293の途中に介装された膨張弁26で膨張することにより蒸発しやすいように低圧化される。その後、室外熱交換器25に流入する。室外熱交換器25に流入した冷媒は室外熱交換器25内を流通する間に外気の熱を奪って蒸発する。つまり、室外熱交換器25は暖房時に蒸発器として機能する。
外気の熱を奪って蒸発した冷媒は一部気化し、室外熱交換器25から第4冷媒配管294に流出する。そして、四方弁23に入る。暖房時には四方弁23により第4冷媒配管294が第5冷媒配管295に接続される。そのため第4冷媒配管294内の冷媒は四方弁23を経由して第5冷媒配管295に流れ、さらにアキュムレータ28に導入される。アキュムレータ28では導入された冷媒が気液分離される。そして、低温低圧のガス冷媒のみが取り出されて圧縮機21の吸入口21aに帰還する。このような冷媒の循環サイクルが繰り返されることにより、室内暖房が継続される。
次に、冷房運転について説明する。ガスエンジン10の駆動により圧縮機21が作動すると、圧縮機21の吐出口21bから第1冷媒配管291に高温高圧のガス冷媒が吐出される。高温高圧ガス冷媒は第1冷媒配管291を流れて四方弁23に入る。冷房時には四方弁23は冷房時切換状態にされる。従って、四方弁23によって第1冷媒配管291が第4冷媒配管294に接続される。そのため第1冷媒配管291内の高温高圧ガス冷媒は四方弁23を経由して第4冷媒配管294に流れる。第4冷媒配管294に流れた高温高圧ガス冷媒は室外熱交換器25に流入する。室外熱交換器25に流入した高温高圧ガス冷媒は室外熱交換器25内を流通する間に外気に熱を吐き出して凝縮する。つまり、冷房時には室外熱交換器25が凝縮器として機能する。
外気に熱を吐き出して凝縮した冷媒は一部液化し、室外熱交換器25から第3冷媒配管293に流出する。そして、第3冷媒配管293の途中に介装された膨張弁26で膨張することにより蒸発しやすいように低圧化される。その後、室内熱交換器24に流入する。室内熱交換器24に流入した冷媒は室内熱交換器24内を流通する間に室内空気の熱を奪って蒸発する。つまり、冷房時には室内熱交換器24が蒸発器として機能する。このとき冷媒が室内空気の熱を奪うことによって室内空気が冷やされて、室内が冷房される。
室内空気の熱を奪って蒸発した冷媒は一部気化し、室内熱交換器24から第2冷媒配管292に流出する。そして、四方弁23に入る。冷房時には四方弁23により第2冷媒配管292が第5冷媒配管295に接続される。そのため第2冷媒配管292内の冷媒は四方弁23を経由して第5冷媒配管295に流れ、さらにアキュムレータ28に導入される。アキュムレータ28では導入された冷媒が気液分離される。そして、低温低圧のガス冷媒のみが圧縮機21の吸入口21aに帰還する。このような冷媒の循環サイクルが繰り返されることにより、室内冷房が継続される。
暖房運転時において、室内熱交換器24を流出した冷媒は、上記したように膨張弁26を経て室外熱交換器25に流入するが、それとは別に、一部の冷媒は、バイパス配管296を流れる。そして、バイパス配管296に介装されたエンジン排熱熱交換器27に導入される。エンジン排熱熱交換器27に導入された冷媒は、ガスエンジン10を冷却することによって加熱した冷却水の熱を奪うことにより加熱される。このようにして加熱された冷媒は、エンジン排熱熱交換器27から流出された後に、バイパス配管296を流れ、さらに第5冷媒配管295に入り、その後、アキュムレータ28に導入される。このようにしてエンジン排熱熱交換器27にて冷却水の排熱を回収して冷媒を加熱することにより、効率的なエンジン駆動式空気調和機の運転を行うことができる。
また、ガスエンジン10の駆動中に、冷却水ポンプ46が駆動する。冷却水ポンプ46が駆動すると、冷却水流入配管41からガスエンジン10内に冷却水が導入される。導入された冷却水はガスエンジン10内に形成された冷却通路を流れる。これによりガスエンジン10が冷却される。ガスエンジン10を冷却することによって加熱された冷却水は、ガスエンジン10から冷却水流出配管42に流れる。そして、その先の流路切換弁45に導入される。
流路切換弁45は、冷却水流入配管41から流入してきた冷却水を、第1冷却水配管43または第2冷却水配管44に流す。本実施形態において、流路切換弁45は感温式のワックス弁であり、それ自身に流れる冷却水温度によって流路の切換動作がなされるように構成される。具体的には、冷却水温度が所定の第1温度T1よりも高い場合には冷却水が第2冷却水配管44に流れ、第1温度T1より低い場合には冷却水が第1冷却水配管43に流れる。なお、ワックス弁の温度応答性は悪いため、実際には、第1温度T1を含む温度範囲において、流路の切換がなされる。従って、冷却水温度が第1温度T1付近の温度であるときには、第1冷却水配管43及び第2冷却水配管44の双方に冷却水が流れる。
第1冷却水配管43に流れた冷却水は、エンジン排熱熱交換器27に導入される。エンジン排熱熱交換器27では、ガスエンジン10を冷却した後の加熱された冷却水が、室内熱交換器24にて凝縮して冷やされた冷媒と熱接触することによって、冷却水の熱が冷媒に奪われる。冷媒によって冷却された冷却水は、エンジン排熱熱交換器27から流出した後に、再びガスエンジン10に流入する。
第2冷却水配管44に流れた冷却水は、ラジエータ47に導入される。ラジエータ47では、ガスエンジン10を冷却した後の加熱された冷却水が室外空気(外気)と熱接触することによって、冷却水の熱が外気に奪われる。外気によって冷却された冷却水は、ラジエータ47から流出した後に、再びガスエンジン10に流入する。
つまり、ガスエンジン10を冷却した冷却水の温度がかなり高い場合、具体的には冷却水温度Twが第1温度T1よりも高い場合には、ガスエンジン10の焼き付き等の不具合の発生を防止すべく、冷却水を第2冷却水配管44に流して放熱効率の優れるラジエータ47により冷却水を冷却する。また、ガスエンジン10を冷却した冷却水温度がそれほど高くない場合、具体的には冷却水温度Twが第1温度T1以下である場合には、冷却水に受け渡されたエンジン排熱を冷媒に回収させるべく、冷却水を第1冷却水配管43に流してエンジン排熱熱交換器27により冷却水を冷媒で冷却する。
冷却水温度Twが第1温度T1以下である場合においては、エンジン排熱熱交換器27によって最も効率的にエンジン排熱を回収するために、制御装置50によって、冷媒流量調整弁31の開度及び冷却水ポンプ46の吐出流量(回転数)が制御される。以下、制御装置50による冷媒流量調整弁31の開度及び冷却水ポンプ46の吐出流量(回転数)の制御について説明する。
図2、図3、図4は、制御装置50による冷媒流量調整弁31の開度及び冷却水ポンプ46の回転数を制御するための制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。このルーチンは、所定の微小時間ごとに繰り返し実行される。このルーチンが起動すると、制御装置50は、まず、図2のステップ(以下、ステップをSと略記する)1にて、圧縮機21の吸入側の過熱度ΔTを計算する。
過熱度ΔTは、例えば冷媒温度センサ32により検出された、エンジン排熱熱交換器27の出口側の冷媒温度Tr(過熱蒸気の温度)から、冷媒圧力センサ33により検出された冷媒圧力(低圧側冷媒圧力)Pにおける冷媒の飽和蒸気温度Tsとの差(Tr−Ts)により求めることができる。過熱度ΔTが小さすぎると、圧縮機21で液圧縮が起きる可能性が高まるので好ましくない。また、過熱度ΔTが大きすぎると、圧縮機21の吸入口21aから吸入する冷媒の密度が低下して空調能力が低下するので好ましくない。例えば、適正な過熱度ΔTの範囲は、0℃<ΔT<10℃である。
制御装置50は、S1にて過熱度ΔTを計算した後に、S2にて、冷却水温度Twが最適冷却水温度Topt未満であるか否かを判断する。最適冷却水温度Toptは、第1温度T1よりも低く、且つ、最も効率的にエンジン排熱熱交換器27で熱交換できる冷却水の温度、つまり、排熱回収量が最も大きくなるような冷却水の温度である。最適冷却水温度Toptは、エンジン排熱熱交換器27の構造、熱伝達係数等に基づいて、予め決められている温度である。最適冷却水温度Toptが本発明の第2温度に相当する。
S2にて冷却水温度Twが最適冷却水温度Topt未満であると判断した場合(S2:Yes)、制御装置50は、S8に処理を進め、開度減少信号を冷媒流量調整弁31に出力する。これにより冷媒流量調整弁31の開度が所定の量だけ減少し、バイパス配管296を流れる冷媒の流量、すなわちエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が低下する。その後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S8の処理によってエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が低下した場合、エンジン排熱熱交換器27にて冷却水が冷媒に奪われる熱量が減少する。このためエンジン排熱熱交換器27を通過することによる冷却水の温度低下が抑えられる。このため冷却水温度Twは上昇していく。つまり、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が低下した場合、冷却水温度Twは上昇する。これにより、冷却水温度Twを最適冷却水温度Toptに近づけることができる。
また、S2にて、冷却水温度Twが最適冷却水温度Topt以上であると判断した場合(S2:No)、制御装置50は、S3にて、過熱度ΔTが適正な範囲にあるか否か、すなわち過熱度ΔTが0℃よりも大きく且つ10℃未満であるか否かを判断する。
S3にて、過熱度ΔTが適正な範囲である、つまり過熱度ΔTが0℃より大きく且つ10℃未満であると判断した場合(S3:Yes)、制御装置50はS5に処理を進める。S5では、制御装置50は、冷却水温度Twが最適冷却水温度Toptよりも2℃高い最適冷却水上限温度未満であるか否かを判断する。なお、冷却水の温度が最適冷却水温度Toptから最適冷却水上限温度(Topt+2℃)までの温度範囲である場合、エンジン排熱熱交換器27において非常に効率良く冷媒に冷却水の熱を受け渡すことができる。
S5にて、冷却水温度Twが最適冷却水上限温度(Topt+2℃)未満であると判断された場合(S5:Yes)、制御装置50は、そのままこのルーチンを終了する。つまり、過熱度ΔTが適正な過熱度範囲(0℃<ΔT<10℃)であり(S3:Yes)、且つ、冷却水温度Twが適正な冷却水温度範囲(Topt≦Tw<Topt+2℃)である場合(S2:No,S5:Yes)、冷却水温度Twも過熱度ΔTも変更する必要がない。それゆえ、この場合は、制御装置50は何もせずにこのルーチンを終了する。
また、S5にて、冷却水温度Twが最適冷却水上限温度(Topt+2℃)以上であると判断された場合(S5:No)、制御装置50はS9に処理を進め、回転数増加信号を冷却水ポンプ46に出力する。これにより冷却水ポンプ46の回転数が上昇して、冷却水ポンプ46の吐出流量が増加する。このため冷却水回路40を流れる冷却水の流量が増加する。S9にて回転数増加信号を出力した後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S5の判断結果がNoである場合は、過熱度ΔTが適正な過熱度範囲ではある(S3:Yes)が、冷却水温度が適正な冷却水温度範囲よりも高い(S2:No、S5:No)。このようなときに、S9の処理によって冷却水ポンプ46の回転数を増加させて冷却水回路40を流れる冷却水の流量を増加させると、ガスエンジン10内における冷却水の滞留時間が減少するために、冷却水の温度上昇が抑えられる。このためエンジン排熱熱交換器27にて冷却水が冷やされて、冷却水温度Twが低下していく。つまり、冷却水流量が増加した場合、冷却水温度Twは低下する。これにより、冷却水温度Twを最適冷却水温度Toptに近づけることができる。
また、S3にて、過熱度ΔTが適正な範囲ではない場合、つまり過熱度ΔTが0℃より大きく且つ10℃未満の範囲外の値である場合(S3:No)、制御装置50は、図3のS4に処理を進める。S4では、制御装置50は、過熱度ΔTが10℃を越えているか否か、つまり、過熱度ΔTが適正な過熱度の上限値(上限過熱度)を越えているか否かを判断する。過熱度ΔTが上限過熱度(10℃)を越えている場合(S4:Yes)、制御装置50はS6に処理を進め、冷却水温度Twが最適冷却水上限温度(Topt+2℃)未満であるか否かを判断する。冷却水温度Twが最適冷却水上限温度未満である場合(S6:Yes)、制御装置は、回転数減少信号を冷却水ポンプ46に出力する(S10)。これにより冷却水ポンプ46の回転数が低下して、冷却水ポンプ46の吐出流量が減少する。このため冷却水回路40を流れる冷却水の流量が減少する。その後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S6の判断結果がYesである場合は、冷却水温度Twは適正な冷却水温度範囲(Topt≦Tw<Topt+2℃)である(S2:No、S6:Yes)が、過熱度ΔTが高すぎる(S3:No、S4:Yes)。このようなときに、S10の処理により冷却水ポンプ46の回転数を減少させて冷却水流量を減少させると、エンジン排熱熱交換器27に流入する冷却水が不足するため、冷却水から冷媒に受け渡す熱量が減少する。このためエンジン排熱熱交換器27を通る冷媒の過熱度が低下する。その結果、圧縮機21の吸入側の冷媒の過熱度ΔTが低下する。つまり、冷却水流量が減少した場合、過熱度ΔTは低下する。このため過熱度ΔTを適正な範囲(0℃〜10℃)に近づけることができる。
また、S6にて、冷却水温度が適正な冷却水温度範囲内にないと判断した場合(S6:No)、制御装置50はS11に処理を進め、開度増加信号を冷媒流量調整弁31に出力する。これにより冷媒流量調整弁31の開度が増加する。冷媒流量調整弁31の開度が増加すると、バイパス配管296に流れる冷媒流量が増加し、エンジン排熱熱交換器27に流れる冷媒流量も増加する。その後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S6の判断結果がNoである場合は、冷却水温度Twが適正な冷却水温度範囲よりも高い温度(S2:No、S6:No)であり、且つ、過熱度ΔTが高すぎる(S3:No、S4:Yes)。このようなときに、S11の処理によりエンジン排熱熱交換器27に流れる冷媒流量を増加させると、エンジン排熱熱交換器27にて冷却水から冷媒に受け渡される熱量が増加する。つまり排熱回収量が増加するとともに、冷却水が十分に冷やされる。このため冷却水温度Twが低下して、冷却水温度Twを最適冷却水温度Toptに近づけることができる。
また、S4にて、過熱度ΔTが10℃よりも大きくないと判断される場合(S4:No)は、過熱度ΔTが0℃未満、すなわち過熱度ΔTが適正な過熱度範囲よりも小さい場合である。この場合、制御装置50は、図4のS7に処理を進める。S7では、冷却水温度Twが最適冷却水上限温度(Topt+2℃)未満であるか否かが判断される。冷却水温度Twが最適冷却水上限温度未満である場合(S7:Yes)、制御装置50はS12に処理を進め、開度減少信号を冷媒流量調整弁31に出力する。これにより、冷媒流量調整弁31の開度が減少する。冷媒流量調整弁31の開度の減少に伴い、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が減少する。その後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S7の判定結果がYesである場合は、冷却水温度Twは適正な冷却水温度範囲である(S2:No、S7:Yes)が、過熱度ΔTが低すぎる(S3:No、S4:No)。このようなときに、S12の処理によりエンジン排熱熱交換器27に流れる冷媒の流量を減少させると、冷媒がエンジン排熱熱交換器27に滞留する時間が増加するため、冷却水から冷媒に受け渡される熱量が増加する。このため過熱度ΔTが上昇する。つまり、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が低下した場合、過熱度ΔTが上昇する。これにより、過熱度ΔTを適正な範囲に近づけることができる。
また、S7にて、冷却水温度Twが最適冷却水上限温度以上である場合(S7:No)、制御装置50は、回転数増加信号を冷却水ポンプ46に出力する(S13)。これにより、冷却水ポンプ46の回転数が上昇して冷却水ポンプ46の吐出流量が増加し、冷却水回路40を流れる冷却水の流量が増加する。その後、制御装置50はこのルーチンを終了する。
S7の判定結果がNoである場合は、冷却水温度Twが適正な冷却水温度範囲よりも高く(S2:No、S7:No)、且つ、過熱度ΔTが低すぎる(S3:No、S4:No)。このようなときに、S13の処理により冷却水ポンプ46の回転数を増加させて冷却水流量を増加させると、ガスエンジン10内における冷却水の滞留時間が減少するために、冷却水の温度上昇が抑えられる。このため、エンジン排熱熱交換器27における熱交換により冷却水温度Twが低下する。よって、冷却水温度Twを適正な冷却水温度範囲に近づけることができる。
以上に説明した制御装置50による冷媒流量調整弁31の開度及び冷却水ポンプ46の回転数の制御方法をまとめると、以下のようである。
(1)制御装置50は、冷却水温度Twが最適冷却水温度Topt未満であるときに、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量が低下するように、冷媒流量調整弁31の開度を減少させる。これにより冷却水温度を上昇させる。
(2)制御装置50は、過熱度ΔTが適正な範囲であり且つ冷却水温度Twが適正範囲(Topt〜Topt+2℃)よりも高い場合、冷却水ポンプ46の回転数を増加させて冷却水回路40内を流れる冷却水流量を増加させる。これにより冷却水温度を低下させる。
(3)制御装置50は、過熱度ΔTが適正な範囲よりも高く、且つ冷却水温度Twが適正範囲(Topt〜Topt+2℃)である場合、冷却水ポンプ46の回転数を減少させて冷却水回路40内を流れる冷却水流量を減少させる。これにより、過熱度ΔTを低下させる。
(4)制御装置50は、過熱度ΔTが適正な範囲よりも高く、且つ冷却水温度Twが適正範囲よりも高い場合、冷媒流量調整弁31の開度を増加させてエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒流量を増加させる。これにより、冷却水温度を低下させる。
(5)制御装置50は、過熱度ΔTが適正な範囲よりも低く、且つ冷却水温度Twが適正範囲(Topt〜Topt+2℃)である場合、冷媒流量調整弁31の開度を減少させてエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を減少させる。これにより、過熱度ΔTを上昇させる。
(6)制御装置50は、過熱度ΔTが適正な範囲よりも低く、且つ冷却水温度Twが適正範囲よりも高い場合、冷却水ポンプ46の回転数を増加させて冷却水回路40内を流れる冷却水の流量を増加させる。これにより、冷却水温度を低下させる。
上記からわかるように、制御装置50は、冷却水温度Twを上昇させるために冷媒流量調整弁31の開度を減少させており、冷却水温度Twを低下させるために、冷却水ポンプ46の回転数を増加させ、或いは冷媒流量調整弁31の開度を増加させている。また、過熱度ΔTを上昇させるために冷媒流量調整弁31の開度を減少させ、過熱度ΔTを低下させるために冷却水ポンプ46の回転数を低下させている。また、制御装置50は、上記(4)及び(6)に示すように、冷却水温度Tw及び過熱度ΔTの双方が適正な範囲ではない場合には、冷却水温度Twを適正な範囲に近づけるような制御を優先している。
制御装置50がこのような制御を実行することによって、適正な冷却水温度Twの維持、及び、適正な過熱度ΔTの維持を両立することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1つの流路切換弁45によって、冷却水の流路がラジエータ47を経由する流路とエンジン排熱熱交換器27を経由する流路とに切り換えられる。また、制御装置50は、ガスエンジン10を冷却した冷却水の温度Twがエンジン排熱熱交換器27での熱交換の効率が最も高められるような最適冷却水温度Topt(或いはTop付近の適正な温度範囲)に近づくように、エンジン排熱熱交換器27に流れる冷媒の流量、又は、冷却水回路40を流れる冷却水の流量を制御する。このためエンジン排熱熱交換器27を流れる冷却水の温度を最適冷却水温度Topt付近の温度に維持することができる。従って、エンジン排熱熱交換器27にてエンジン排熱が十分に回収される。
また、ガスエンジン10を冷却した冷却水の温度Twが最適冷却水温度Topt未満であるとき(S2:Yes)には、制御装置50が冷媒流量調整弁31の開度を減少させる(S8)ことによってエンジン排熱熱交換器27に流れる冷媒の流量が低下されるため、エンジン排熱熱交換器27による冷媒と冷却水との熱交換量が減少する。これによりエンジン排熱熱交換器27での熱交換による冷却水の温度低下が制限され、冷却水温度Twを速やかに最適冷却水温度Toptまで上昇させることができる。つまり、本実施形態によれば、特許文献1に記載の低温弁を廃止し、そのかわり、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を制御して、冷却水温度が低温であるときにエンジン排熱熱交換器27における熱交換を制限している。従って、冷却水温度が低温であるときに従来では必要であった流路切換弁(特許文献1に記載の低温弁)を廃止することができる。
また、本実施形態によれば、制御装置50は、圧縮機21の吸入側の過熱度ΔTが所定の範囲に収まるように、過熱度ΔTに基づいて、エンジン排熱熱交換器27に流入する冷媒の流量または冷却水回路40を流れる冷却水の流量を制御している。従って、エンジン排熱熱交換器27を流れる冷却水の適切な温度の維持に加え、冷媒の過熱度ΔTをも適切な範囲に維持することができる。よって、冷却水の温度制御を実行した場合に、過熱度ΔTが小さくなりすぎたり、或いは大きくなりすぎたりすることに起因する不具合の発生、例えば圧縮機での液圧縮、あるいは運転効率の低下の発生を、効果的に防止することができる。
なお、上記実施形態から、以下に示すような技術的思想も把握できる。
水冷式のガスエンジン10と、吸入口21a及び吐出口21bを有し、吸入口21aから吸入した冷媒を圧縮して吐出口21bから吐出する圧縮機21と、暖房時に圧縮機21から吐出された冷媒を凝縮する室内熱交換器24と、室内熱交換器24から流出した冷媒を膨張させる膨張弁26と、暖房時に膨張弁26にて膨張した冷媒を蒸発させる室外熱交換器25と、内部に冷媒が充填されるとともに、圧縮機21、室内熱交換器24、膨張弁26、及び室外熱交換器25を接続する冷媒配管29と、を有する冷媒回路20と、暖房時に室内熱交換器24を流出した冷媒が室外熱交換器25をバイパスして圧縮機21の吸入口21aに吸入されるように冷媒配管29に接続されたバイパス配管296と、バイパス配管296に介装され、バイパス配管296を流れる冷媒とガスエンジン10を冷却した冷却水とを熱交換させるエンジン排熱熱交換器27と、バイパス配管296に介装され、バイパス配管296を流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整弁31と、ガスエンジン10を冷却した冷却水を放熱させるラジエータ47と、ガスエンジン10に流入する冷却水が流通する冷却水流入配管41と、ガスエンジン10から流出された冷却水が流通する冷却水流出配管42と、ガスエンジン10を冷却した冷却水がエンジン排熱熱交換器27を経由してガスエンジン10に流入するような冷却水の流路を形成するように、冷却水流入配管41と冷却水流出配管42とを接続する第1冷却水配管43と、ガスエンジン10を冷却した冷却水がラジエータ47を経由してガスエンジン10に流入するような冷却水の流路を形成するように、冷却水流入配管41と冷却水流出配管42とを接続する第2冷却水配管44と、冷却水流入配管41又は冷却水流出配管42に介装された流量調整可能な冷却水ポンプ46と、ガスエンジン10を冷却した冷却水温度Twが第1温度T1以上であるときに冷却水が第2冷却水配管44を流れ、冷却水温度Twが第1温度T1未満であるときに冷却水が第1冷却水配管43を流れるように、冷却水の流路を切り換える流路切換弁45と、ガスエンジン10を冷却した冷却水の温度Twが第1温度T1よりも低い最適冷却水温度Toptに近づくように、温度Twに基づいて冷媒流量調整弁31の開度または冷却水ポンプ46の吐出流量(回転数)を制御する制御装置50と、を備えるエンジン駆動式空気調和機。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるべきものではない。例えば、上記実施形態においては、ガスエンジンを使用したエンジン駆動式空気調和機を示したが、ガソリン等の液体燃料を使用したエンジンを用いてもよい。また、上記実施形態においては、冷却水温度Tw及び過熱度ΔTを制御するために、冷媒流量調整弁31の開度又は冷却水ポンプ46の回転数のいずれかを制御しているが、空調に影響を来さない限りにおいて、どちらを制御してもよい。例えば、上記実施形態では、冷却水温度Twを上昇させるためにエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を減少させているが、これに代えて(或いはこれとともに)冷却水回路40を流れる冷却水流量を減少させてもよい。また、上記実施形態では、過熱度ΔTを上昇させるためにエンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を減少させているが、これに代えて(或いはこれとともに)冷却水回路40を流れる冷却水の流量を増加させてもよい。さらに、上記実施形態では、過熱度ΔTを低下させるために冷却水回路40を流れる冷却水の流量を減少させているが、これに代えて(或いはこれとともに)エンジン排熱熱交換器27を流れる冷媒の流量を増加させてもよい。また、上記実施形態では、過熱度ΔTを計算するために、エンジン排熱熱交換器27を流出した冷媒の温度Trを検出しているが、エンジン排熱熱交換器27に流入する冷媒の温度、或いは、圧縮機21の吸入口21aに吸入される冷媒の温度を検出し、検出した温度情報に基づいて圧縮機21の吸入側の過熱度ΔTを計算してもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形可能である。
1…エンジン駆動式空気調和機、10…ガスエンジン、20…冷媒回路、21…圧縮機、21a…吸入口、21b…吐出口、22…オイルセパレータ、23…四方弁、24…室内熱交換器、25…室外熱交換器、26…膨張弁、27…エンジン排熱熱交換器、28…アキュムレータ、29…冷媒配管、31…冷媒流量調整弁、32…冷媒温度センサ、33…冷媒圧力センサ、34…冷却水温度センサ、40…冷却水回路、41…冷却水流入配管、42…冷却水流出配管、43…第1冷却水配管、44…第2冷却水配管、45…流路切換弁、46…冷却水ポンプ、47…ラジエータ、50…制御装置、291…第1冷媒配管、292…第2冷媒配管、293…第3冷媒配管、294…第4冷媒配管、295…第5冷媒配管、296…バイパス配管、Topt…最適冷却水温度、Tw…冷却水温度、ΔT…過熱度

Claims (5)

  1. 水冷式のエンジンにより駆動される圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を接続してなる冷媒回路と、
    冷却水が内部に封入されているとともに、封入された冷却水が前記エンジンを冷却するために前記エンジンを経由して還流するように構成される冷却水回路と、
    前記冷媒回路内を流れる冷媒が加熱されるように、冷媒と前記エンジンを冷却した冷却水とを熱交換させるエンジン排熱熱交換器と、
    前記エンジンを冷却した冷却水を放熱させるラジエータと、
    前記エンジンを冷却した冷却水の温度が所定の第1温度以下であるときには、前記エンジンを冷却した冷却水が前記エンジン排熱熱交換器を経由して前記エンジンに流入する流路を流れ、前記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記第1温度以上であるときには、前記エンジンを冷却した冷却水が前記ラジエータを経由して前記エンジンに流入する流路を流れるように、前記冷却水回路内を流れる冷却水の流路を切り換える流路切換弁と、
    前記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記第1温度よりも低い第2温度に近づくように、前記エンジンを冷却した冷却水の温度に基づいて前記エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量又は前記冷却水回路を流れる冷却水の流量を制御する制御装置と、
    を備える、エンジン駆動式空気調和機。
  2. 請求項1に記載のエンジン駆動式空気調和機において、
    前記制御装置は、前記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記第2温度未満であるときに、前記エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量が低下するように、前記エンジン排熱熱交換器を流れる冷媒の流量を制御する、エンジン駆動式空気調和機。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジン駆動式空気調和機において、
    前記第2温度は、前記エンジン排熱熱交換器による冷媒と冷却水との熱交換の効率が最も高められる温度として予め定められた温度である、エンジン駆動式空気調和機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエンジン駆動式空気調和機において、
    前記エンジン排熱熱交換器に流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整弁と、
    前記冷却水回路内で冷却水を流通させるとともに前記冷却水回路を流れる冷却水の流量を調整可能な冷却水ポンプと、を備え、
    前記制御装置は、前記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記第1温度よりも低い第2温度に維持されるように、前記エンジンを冷却した冷却水の温度に基づいて前記冷媒流量調整弁の開度又は前記冷却水ポンプの吐出流量を制御する、エンジン駆動式空気調和機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジン駆動式空気調和機において、
    前記制御装置は、前記冷媒回路内を流れる冷媒の過熱度が予め定められた所定の範囲に収まるように、前記過熱度に基づいて、前記エンジン排熱熱交換器に流入する冷媒の流量または前記冷却水回路を流れる冷却水の流量を制御する、エンジン駆動式空気調和機。
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