JP2015209982A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱の影響を受けることなくシート状体を安定して搬送できる乾燥装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様は、乾燥装置1であって、複数のローラ12と、駆動シャフト26と、第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30を備え、一の駆動シャフト26に第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30を介して係合する複数のローラ12を、ローラ取付板18,20に回転自在に支持してローラユニット10を構成し、ローラユニット10の搬送方向における一方側の端部32が固定された固定端とされ、他方側の端部34が固定されない自由端とされる。【選択図】図3

Description

本発明は、乾燥装置に関し、特に、車両に搭載される電池用電極を構成する集電箔であって電極材料を溶媒に溶かしてスラリー状にしたペーストを塗布したシート状の集電箔を乾燥させる乾燥装置に関する。
例えば、リチウムイオン二次電池の電極(正極及び負極)は、電極材料である活物質及びバインダ樹脂や増粘剤等を溶媒に溶かしてスラリー状にしたペーストを、アルミ箔や銅箔などの集電箔上に塗布し、このようにペーストを塗布したシート状の集電箔を乾燥させることによって製造される。
そして、前記のようにペーストを塗布したシート状の集電箔を乾燥させるときには、乾燥炉の内部にて集電箔を搬送させながら乾燥させる。このとき、集電箔を搬送させる方式としては、搬送にノズルを使用する浮上搬送が考えられる。しかし、浮上搬送では、熱風の吹き付けや乾燥炉内の熱風の流れによって集電箔のバタつきが発生し、電極材料が集電箔から剥離したり、均一に乾燥出来ないこと等が起こるおそれがある。
その他、集電箔を搬送させる方式としては、搬送用の駆動ローラを使用するローラ搬送が考えられる。このようなローラ搬送の一例として、特許文献1には、塗布装置の搬送用のローラ(駆動ローラ)と乾燥炉内の搬送用のローラ(駆動ローラ)とを段違いに配置して、乾燥炉内にて集電箔(極板)を搬送しながら乾燥させる技術が開示されている。
特開2010−232123号公報
しかしながら、特許文献1の技術のようなローラ搬送では、乾燥炉内の搬送用のローラを1つのみ配置しているに過ぎないので、集電箔のローラへの保持力が十分に得られないおそれがある。そのため、乾燥処理に必要な熱風を集電箔に与えることによって、あるいは、乾燥炉内の熱風の流れによって、集電箔のバタつきが発生して集電箔の搬送が不安定になり、電極材料が集電箔から剥離したり、均一に乾燥出来ない等のおそれがある。また、集電箔の熱膨張等によりローラの回転速度と集電箔の搬送速度とにズレが生じた際にローラと集電箔とが擦れて、電極材料が集電箔から剥離する等のおそれがある。
また、特許文献1の技術のように乾燥炉内に1つのローラのみを配置するのではなく複数のローラを配置する場合には、複数のローラ間の平行度が熱によって変化して、集電箔の搬送が不安定になり、乾燥装置の乾燥稼働率が安定しないおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、熱の影響を受けることなくシート状体を安定して搬送できる乾燥装置を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、搬送方向に長い形状をなすシート状体を乾燥させる乾燥装置であって、前記搬送方向に沿って配置され、軸回りに回転して前記シート状体を支持しつつ搬送し、その回転軸の方向から見た側面視にて略アーチ状をなすように配置された複数のローラと、前記搬送方向に伸び、その長手方向に沿った軸回りに回転駆動され、前記複数のローラの配置に対応して略アーチ状とされており、前記複数のローラとの間で動力伝達を行う駆動シャフトと、回転軸の方向が異なる前記ローラと前記駆動シャフトとの間で回転方向を変換しつつ動力伝達を行う動力伝達部材とを備え、一の駆動シャフトに前記動力伝達部材を介して係合する複数のローラを、一のローラ支持体に回転自在に支持してローラユニット機構を構成し、前記ローラユニット機構の搬送方向における一方側の端部が固定された固定端とされ、他方側の端部が固定されない自由端とされること、を特徴とする。
この態様によれば、複数のローラをアーチ状に配置することでシート状体のローラへの保持力を向上させることができる。そのため、乾燥処理に必要な熱風をシート状体に与えながらシート状体を搬送する際に、シート状体のバタつきを抑制できる。また、乾燥炉内の熱風の流れによってシート状体のバタつきが発生することも抑制できる。したがって、シート状体を安定して搬送することができる。なお、ローラは、駆動ローラであっても、従動ローラであってもよい。
また、ローラユニット機構の搬送方向における一方側の端部を固定するので、加熱条件下においてローラユニット機構は一定方向のみ熱膨張する。そのため、複数のローラを連結してユニット化するに際して、熱の影響を受けても複数のローラ間の平行度が低下することを抑制できる。したがって、熱の影響を受けることなくシート状体を安定して搬送できる。
上記態様においては、前記一の駆動シャフトの複数が軸結合部材により搬送方向に連結され、複数の一の駆動シャフト毎に前記ローラユニット機構が構成されており、複数のローラユニット機構が略アーチ状に配置されること、が好ましい。
上記態様においては、前記動力伝達部材は、前記複数のローラと各々に同軸に取り付けられた第1動力伝達部材と、前記第1動力伝達部材と各々に搬送方向の位置に対応させて駆動シャフトに同軸に取り付けられた第2動力伝達部材とを備え、前記第1動力伝達部材と前記第2動力伝達部材とは、非接触で動力伝達を行うこと、が好ましい。
上記態様においては、前記第1動力伝達部材は第1マグネットギヤであり、前記第2動力伝達部材は第2マグネットギヤであり、これらのギヤは磁力を介して動力伝達を行うこと、が好ましい。
上記態様においては、前記ローラは、外側を覆うケーシングと、ケーシング内側に配設された軸受とを備え、前記軸受は、ローラの回転軸に取り付けられる内輪と、ケーシングに取り付けられる外輪とを備え、前記内輪および回転軸と前記外輪およびケーシングとの間に回転差を生じ得るようにされること、が好ましい。
本発明に係る乾燥装置によれば、熱の影響を受けることなくシート状体を安定して搬送できる。
乾燥装置の全体概要図である。 ローラユニットの上面図である。 ローラユニットの正面図である。 ローラユニットの側面図である。 図2のA−A断面図である。 図3の領域αを拡大した図である。 一方の端部周辺の拡大斜視図である。 一方の端部周辺の拡大側面図である。 他方の端部周辺の拡大斜視図である。 他方の端部周辺の拡大側面図である。 ノズルの説明図である。
次に、本発明に係る乾燥装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施例の乾燥装置1の構成と作用について説明する。ここで、図1は、乾燥装置1の全体概要図である。また、図2はローラユニット10の上面図であり、図3はローラユニット10の正面図であり、図4はローラユニット10の側面図であり、図5は図2のA−A断面図である。
乾燥装置1は、図1に示すように、シート状体の集電箔Wを、乾燥炉内において複数のローラユニット10(ここでは、一例として3個のローラユニット10)により搬送しながら乾燥させる。なお、集電箔Wの上面には、前工程において、電極材料である活物質及びバインダ樹脂や増粘剤等を溶媒に溶かしてスラリー状にしたペーストを塗布している。
ローラユニット10は、図2〜図5に示すように、ローラ12と、ローラ軸14と、ベアリング16と、ローラ取付板18と、ローラ取付板20と、ベアリング22と、支持フレーム24と、駆動シャフト26と、第1マグネットギヤ28と、第2マグネットギヤ30などを備える。
ローラ12は、駆動ローラであり、集電箔Wの下面側に当接する外形形状が円筒状となっている。なお、ローラ12は、集電箔Wの下面側に当接する外形形状を中央が凸状に湾曲した樽状としてもよく、このとき、樽状の湾曲面には、円弧曲面、楕円曲面、連続多角形曲面などが該当する。
ローラ取付板18とローラ取付板20は、各々のローラ12についてベアリング22を備える。そして、ベアリング22にてローラ軸14を回転可能な状態で支持することにより、ローラ取付板18とローラ取付板20は、複数のローラ12を回転自在に保持する。このようなローラ取付板18とローラ取付板20は、支持フレーム24により支持される。
第1マグネットギヤ28は、ローラ軸14の一端部に取り付けられており、ローラ軸14と一体的に回転する。また、第2マグネットギヤ30は、駆動シャフト26に取り付けられており、駆動シャフト26と一体的に回転する。なお、第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30とは、所定のクリアランスδをあけて配置される。
本実施例では、ローラユニット10は、複数のローラ12を集電箔Wの下面側を支持する位置に所定の間隔で配置して連結する。そして、ローラユニット10は、図3や図6に示すように、複数のローラ12を集電箔Wの搬送方向について側面視でアーチ状に配置する。ここで、アーチ状とは、中央部が上方向に凸な曲線形状であり、例えば円弧状が含まれるが、円弧状に特に限定されるものではない。なお、図6は、図3の領域αを拡大した図である。また、図2や図3においては、ローラユニット10は6個のローラ12を連結するが、ローラ12を連結する数は特に限定されるものではなく、3個〜5個のローラ12を連結する例や、7個以上のローラ12を連結する例も考えられる。
また、本実施例では、ローラユニット10の片方端を乾燥炉に固定する。具体的には、ローラユニット10における複数のローラ12を配置した方向の一方の端部32(集電箔Wの搬送方向の下流側の端部)を乾燥炉に固定する一方で、ローラユニット10における複数のローラ12を配置した方向の他方の端部34(集電箔Wの搬送方向の上流側の端部)を乾燥炉に固定せずに解放する。
さらに具体的には、図7や図8に示すように、端部32は、乾燥炉の支持部材S2に固定される。詳しくは、ローラユニット10(ローラ取付板18)の溝36と支持部材S2とは嵌まり合っており、支持部材S2はローラユニット10にネジ38で止められている。これにより、端部32は、乾燥炉に固定される。
一方、図9や図10に示すように、端部34は、集電箔Wの搬送方向について移動可能である。詳しくは、ローラユニット10(ローラ取付板18)の溝40と支持部材S1とは嵌まり合っており、支持部材S1はローラユニット10にネジ42で止められている。しかし、ネジ42がローラユニット10の長孔44に挿入されているので、端部34は集電箔Wの搬送方向について移動可能である。そして、端部34の移動は、溝40によって案内される。
なお、図7や図9では、駆動シャフト26などを省略して図示している。
また、ローラユニット10の一方の端部32を乾燥炉に固定せずに解放する一方で、ローラユニット10の他方の端部34を乾燥炉に固定してもよい。
そして、乾燥装置1は、図1に示すように、複数のローラユニット10を各々間隔を空けてアーチ状に配置する。ローラユニット10は、1つの駆動シャフト26で複数のローラ12を保持している。そして、複数のローラユニット10に対応して、複数の駆動シャフト26は、軸結合部材46(ユニバーサルジョイント、自在継手)(図1参照)により連結されている。
なお、図1においては、3個のローラユニット10を示しているが、3個のローラユニット10を各々、3個の乾燥炉に個別に配置することとしてもよい。また、図1においては、3個のローラユニット10を示しているが、ローラユニット10の数は特に限定されるものではなく、1個または2個のローラユニット10を配置する例や、4個以上のローラユニット10をアーチ状に配置する例も考えられる。
また、図5に示すように、ローラユニット10においては、各ローラ12に対し、駆動シャフト26と第2マグネットギヤ30と第1マグネットギヤ28とベアリング22とローラ軸14とベアリング16などから構成されるアキューム搬送機構を採用する。このアキューム搬送機構では、駆動シャフト26からの駆動力が、第2マグネットギヤ30と第1マグネットギヤ28とローラ軸14を介して、ローラ12に伝達される。これにより、ローラ12が回転して、ローラ12により集電箔Wを搬送することができる。
なお、図11に示すように、乾燥装置1において、詳しくは、集電箔Wを乾燥させる熱風を噴射するノズル48が設けられている。
以上のような構成の乾燥装置1は、シート状の集電箔Wをローラユニット10のローラ12により搬送しながら、乾燥炉の上方に連続的に設けられた不図示の送風口から熱風を集電箔Wの上面に向かって排出するとしてもよい。このようにして、乾燥装置1は、集電箔Wを搬送しながら、集電箔Wの上面に塗布された塗膜を乾燥させる。なお、乾燥させた集電箔Wは、不図示の巻き取り装置に巻き取られる。
以上のように本実施例によれば、搬送方向に長い形状をなす集電箔Wを乾燥させる乾燥装置1であって、前記搬送方向に沿って配置され、軸回りに回転して集電箔Wを支持しつつ搬送し、その回転軸の方向から見た側面視にて略アーチ状をなすように配置された複数のローラ12と、前記搬送方向に伸び、その長手方向に沿った軸回りに回転駆動され、複数のローラ12の配置に対応して略アーチ状とされており、複数のローラ12との間で動力伝達を行う駆動シャフト26と、回転軸の方向が異なるローラ12と駆動シャフト26との間で回転方向を変換しつつ動力伝達を行う第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30を備え、一の駆動シャフト26に第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30を介して係合する複数のローラ12を、ローラ取付板18,20に回転自在に支持してローラユニット10を構成し、ローラユニット10の搬送方向における一方側の端部32が固定された固定端とされ、他方側の端部34が固定されない自由端とされる。
このように、複数のローラ12をアーチ状に配置することで、各ローラ12と集電箔W下面との接触面積が大きくなるので、集電箔Wのローラ12への保持力を向上させることができる。そのため、乾燥処理に必要な熱風を集電箔Wに与えながら集電箔Wを搬送する際に、集電箔Wのバタつきを抑制できる。また、乾燥炉内の熱風の流れによって集電箔Wのバタつきが発生することも抑制できる。したがって、集電箔Wを安定して搬送することができ、製品の歩留まりが向上する。
また、ローラユニット10における複数のローラ12を配置した方向の一方の端部32のみを固定するので、乾燥炉内の加熱条件下においてローラユニット10は他方の端部34方向の一定方向にのみ熱膨張する。そのため、複数のローラ12を連結してユニット化するに際して、乾燥炉内の加熱条件下において、複数のローラ12間の平行状態が確保されるので、複数のローラ12間の平行度が低下することを抑制できる。したがって、熱の影響を受けることなくローラユニット10により集電箔Wの安定した搬送を維持することができ、乾燥装置1の乾燥稼働率の安定効果が得られる。
また、一の駆動シャフト26の複数が軸結合部材46により搬送方向に連結され、複数の一の駆動シャフト26毎にローラユニット10が構成されており、複数のローラユニット10が略アーチ状に配置される。これにより、複数のローラユニット10を用いて集電箔Wを搬送するときに、集電箔Wを広範囲に湾曲させながら搬送することができる。そのため、集電箔Wの広範囲にてローラ12への保持力を向上させることができるので、集電箔Wを確実に安定して搬送することができる。
また、複数のローラユニット10を各々間隔を空けて配置するので、乾燥炉内の加熱条件下において、ローラユニット10の熱膨張によって各々のローラユニット10が互いに干渉しない。そのため、集電箔Wを安定して搬送することができる。
また、動力伝達部材は、複数のローラ12と各々に同軸に取り付けられた第1マグネットギヤ28と、第1マグネットギヤ28と各々に搬送方向の位置に対応させて駆動シャフト26に同軸に取り付けられた第2マグネットギヤ30とを備え、第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30とは、非接触で動力伝達を行う。
また、第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30は、磁力を介して動力伝達を行う。
また、ローラ12は、外側を覆うケーシング15と、ケーシング15の内側に配設されたベアリング16とを備え、ベアリング16は、ローラ12のローラ軸14に取り付けられる内輪16aと、ケーシング15に取り付けられる外輪16bとを備え、内輪16aおよびローラ軸14と外輪16bおよびケーシング15との間に回転差を生じ得るようにされる。
このようにして、ローラ12に対し図5に示すアキューム搬送機構を採用するので、集電箔Wの熱膨張や搬送速度の加減速によりローラ12の回転速度と集電箔Wの搬送速度にズレが生じることを抑制できる。すなわち、複数のローラ12間において、ベアリング22の回転抵抗差によりローラ軸14の回転速度差が生じても、ベアリング16を使用することでローラ12の回転速度を調整できるので、個々のローラ12の回転速度を一定にすることができる。そのため、ローラ12と集電箔Wとの擦れが生じない。したがって、集電箔Wの上面に塗布された塗膜の塗布状態を維持することができ、製品の歩留まりが向上する。
また、ローラユニット10により複数のローラ12をユニット化するので、各ローラ12のアキューム搬送機構において、第1マグネットギヤ28と第2マグネットギヤ30との間の所定のクリアランスを管理しやすくなる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。上記において、ローラ12は駆動ローラとすることを前提に説明したが、本発明はローラ12を従動ローラとする例にも適用できる。
本発明は、例えば電気自動車やハイブリッド車等に用いるリチウムイオン二次電池に好適な電極の製造における乾燥装置として利用できる。
1 乾燥装置
10 ローラユニット
12 ローラ
14 ローラ軸
15 ケーシング
16 ベアリング
16a 内輪
16b 外輪
18 ローラ取付板
20 ローラ取付板
22 ベアリング
24 支持フレーム
26 駆動シャフト
28 第1マグネットギヤ
30 第2マグネットギヤ
32 端部
34 端部
36 溝
38 ネジ
40 溝
42 ネジ
44 長孔
46 軸結合部材
48 ノズル
δ クリアランス
W 集電箔
S1 支持部材
S2 支持部材

Claims (5)

  1. 搬送方向に長い形状をなすシート状体を乾燥させる乾燥装置であって、
    前記搬送方向に沿って配置され、軸回りに回転して前記シート状体を支持しつつ搬送し、その回転軸の方向から見た側面視にて略アーチ状をなすように配置された複数のローラと、
    前記搬送方向に伸び、その長手方向に沿った軸回りに回転駆動され、前記複数のローラの配置に対応して略アーチ状とされており、前記複数のローラとの間で動力伝達を行う駆動シャフトと、
    回転軸の方向が異なる前記ローラと前記駆動シャフトとの間で回転方向を変換しつつ動力伝達を行う動力伝達部材とを備え、
    一の駆動シャフトに前記動力伝達部材を介して係合する複数のローラを、一のローラ支持体に回転自在に支持してローラユニット機構を構成し、
    前記ローラユニット機構の搬送方向における一方側の端部が固定された固定端とされ、他方側の端部が固定されない自由端とされる、
    乾燥装置。
  2. 前記一の駆動シャフトの複数が軸結合部材により搬送方向に連結され、複数の一の駆動シャフト毎に前記ローラユニット機構が構成されており、
    複数のローラユニット機構が略アーチ状に配置される、
    請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記動力伝達部材は、前記複数のローラと各々に同軸に取り付けられた第1動力伝達部材と、前記第1動力伝達部材と各々に搬送方向の位置に対応させて駆動シャフトに同軸に取り付けられた第2動力伝達部材とを備え、
    前記第1動力伝達部材と前記第2動力伝達部材とは、非接触で動力伝達を行う
    請求項1または請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記第1動力伝達部材は第1マグネットギヤであり、前記第2動力伝達部材は第2マグネットギヤであり、これらのギヤは磁力を介して動力伝達を行う
    請求項3に記載の乾燥装置。
  5. 前記ローラは、外側を覆うケーシングと、ケーシング内側に配設された軸受とを備え、前記軸受は、ローラの回転軸に取り付けられる内輪と、ケーシングに取り付けられる外輪とを備え、
    前記内輪および回転軸と前記外輪およびケーシングとの間に回転差を生じ得るようにされることを特徴とする、
    請求項1ないし4のいずれか1つに記載の乾燥装置。
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