JP2015209729A - 塗工装置及び塗工ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】施工用組成物の塗布作業の作業負荷を低減すること、当該塗布作業に要求される熟練度を緩和すること、落下して無駄になる施工用組成物の量を減少させることの少なくとも1つを実現する。【解決手段】塗工材を載置して塗工対象部に塗布するために用いられる鏝部と、前記鏝部の塗工材載置部を表裏に貫通する孔と、管状の連通部材を介して前記塗工材載置部の裏面側から前記孔に連結される塗工材圧送装置と、を備え、前記鏝部の少なくとも一部が磁力を帯びていることを特徴とする塗工装置。【選択図】図1
Description
本発明は、塗工装置及び塗工ヘッドに関する。
橋梁等のコンクリート床版を補強する方法は、コンクリート床版の上面側から補強する上面補強工法とコンクリート床版の下面側から補強する下面補強工法とに大別される。補強内容としては、増厚工法、鋼板接着工法、炭素繊維シート接着工法、等が知られている。鋼板接着工法及び炭素繊維シート接着工法は、いずれも下面補強工法に分類される。増厚工法には、上面増厚工法と下面増厚工法とがある(例えば、特許文献1参照)。
上面増厚工法では、既存のコンクリート床版の上面のアスファルトなどを剥ぎ取ってから格子状鉄筋を敷き、その上からコンクリートを打ち込んでコンクリート床版断面方向のコンクリート厚みを増大させる。これにより、橋梁の断面係数が増大して中立軸が上方に移動し、コンクリート床版の耐荷力が確実に増大する。ただし、上面増厚工法は、交通を遮断して行う必要がある。
下面増厚工法は、既存のコンクリート床版下面に補強鉄筋を固定し、この補強鉄筋と一体的に無収縮モルタルや樹脂モルタル等の高強度のモルタルをコンクリート床版下面に積層してコンクリート床版断面方向のコンクリート厚みを増大させる工法である。下面増厚工法は、道路交通を遮断する必要が無く、部分的に補強して段差などが生じても走行の支障にならないことから運用面で有効な工法である。
下面増厚工法では、まず橋梁下に作業足場を足場パイプや足場板および吊りチェーンなどによって構築し、作業足場の上面と橋梁のコンクリート床版の下面との間に増厚補強材料の飛散防止の保護シートを設置する。
そして、橋梁のコンクリート床版の下面に付着した汚れや埃および遊離石灰などをサンドブラストやCO2ブラストおよびワイヤーブラシなどで除去し、コンクリートのひび割れや凸凹を、好ましくは繊維材料を含まない施工用組成物などによって補修しておく。
その後、地上などで混合撹拌したモルタル等の施工用組成物を圧送手段を使用して足場上の施工場所へ圧送する。作業者は、鏝を用いて施工用組成物を所定の部位に塗布する。
しかしながら、鏝で施工用組成物をコンクリート床版の下面に塗布する作業は非常に重労働であり、作業者の作業負担を軽くする技術が切望されていた。むろん、機械を用いた吹き付けで塗布を行えば作業負担は軽くなるが、コンクリート床版の下に十分な作業スペースが無い場合も多く、このような場合は人力で塗工作業を行うしかない。
また、コンクリート床版の下面に塗布した施工用組成物は、その塗工状態次第では、コンクリート床版の下面に付着して乾燥する前に剥落する可能性がある。鏝板等を用いて落下する施工用組成物をある程度受け止めつつ塗布作業を行うことも熟練の作業者であれば可能だが、熟練の作業者でも落下する施工用組成物を全て受け止めて再利用することは難しいし、熟練度の低い作業者になると再利用の割合は更に低くなる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、施工用組成物の塗布作業の作業負荷を低減すること、当該塗布作業に要求される熟練度を緩和すること、落下して無駄になる施工用組成物の量を減少させることの少なくとも1つを実現可能な塗工装置及び塗工ヘッドの提供を目的とする。
本発明に係る塗工装置は、塗工材を載置して塗工対象部に塗布するために用いられる鏝部を備え、前記鏝部の少なくとも一部が磁力を帯びていることを特徴とする塗工装置である。例えば、前記鏝部の少なくとも一部に着磁鉄板を用いることにより、前記鏝部に磁力を帯びさせることができる。
このように構成された塗工装置は、鏝部の少なくとも一部が磁力を帯びているため、コンクリート床版の下面に塗工材を塗布する際に、鏝部とコンクリート床版との間又はコンクリート床版の下面に固設する補強鉄筋メッシュとの間に、磁力がはたらくことになり、鏝部の重量の少なくとも一部が磁力によって軽減される。これにより、下面増厚工法に用いる塗工材の塗布作業の作業負荷を低減することができる。
本発明の選択的な態様の1つは、前記鏝部の塗工材載置部を表裏に貫通する孔と、前記塗工材載置部の裏面側から前記孔に管状の連通部材を介して連結される塗工材圧送装置と、を更に備えることを特徴とする塗工装置である。
このように構成された塗工装置は、前記鏝部の塗工材載置部に圧送装置を用いて直接に塗工材を送給することが可能であり、施工対象部への塗工材の塗布を連続的に行う事が出来る。また、塗工材をすくって塗工材載置部に載置する作業が不要になるため、作業員の作業負荷が大きく軽減される。
本発明の選択的な態様の1つは、前記鏝部の塗工材載置部には当該塗工材載置部からの塗工材の落下を防止するための側壁が設けてあり、前記側壁の少なくとも一部が磁力を帯びていることを特徴とする塗工装置である。
このように構成された塗工装置は、鏝部から落下して無駄になる塗工材の量を減少することができる。また、塗工材載置部に載置した塗工材を施工対象部へ付着させつつ前記鏝部をスライド移動させることにより、施工対象部へ付着した塗工材の表面を摺り切り状に掻き取っていくことが出来るため、施工対象部への塗工材の付着性が向上し、また、必要以上に塗工材が施工対象部へ付着しにくくなるため、いったん施工対象部に付着した後に剥落して無駄になる塗工材の量を低減できる。
本発明の選択的な態様の1つは、前記鏝部の側壁は前記塗工材載置部の少なくとも左右端部と後端部とに設けてあり、後端部に設けた側壁は外方に傾斜が付けてあり、左右端部の側壁に比べて上端高さを低くしてあることを特徴とする塗工装置である。
このように構成された塗工装置は、施工対象部へ付着した塗工材の表面を摺り切り状に掻き取っていく後端部の側壁に傾斜が付けてあるため、前記鏝部のスライド移動に要する力が軽減される。また、左右端部の側壁に比べて後端部に設けた側壁の高さを低くしてあるため、左右側壁の上端を施工対象部に当接させつつ鏝部をスライド移動させたときに、施工対象部に一定厚みの塗工材を付着させることができる。これにより、塗工作業の難易度が低減され、作業員に要求される熟練度を軽減することができる。
本発明の選択的な態様の1つは、前記側壁の上端には、間隔を空けて全体的に複数の突起が形成されていることを特徴とする塗工装置である。
このように構成された塗工装置は、側壁の上端を施工対象部に当接させつつ鏝部をスライド移動させる際に、側壁の上端と施工対象部との接触面積が少なくなるため、鏝部と施工対象部との間の摩擦力が少なくなり、前記鏝部のスライド移動に要する力が軽減され、作業員の作業負荷が軽減される。また、側壁の上端と施工対象部との間に隙間ができるため、この隙間のサイズと磁力とを適宜に調整することにより、鏝部と施工対象部との間にはたらく磁力を調整することができる。
本発明の選択的な態様の1つは、前記側壁の上端は、当該上端に近づくほど幅狭になる先細り形状を有することを特徴とする塗工装置である。
このように構成された塗工装置は、側壁の上端を施工対象部に当接させつつ鏝部をスライド移動させる際に、側壁の上端と施工対象部との接触面積が少なくなるため、鏝部と施工対象部との間の摩擦力が少なくなり、前記鏝部のスライド移動に要する力が軽減され、作業員の作業負荷が軽減される。
なお、以上説明した塗工装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。
本発明によれば、施工用組成物の塗布作業の作業負荷を低減すること、当該塗布作業に要求される熟練度を緩和すること、落下して無駄になる施工用組成物の量を減少させることの少なくとも1つを実現した塗工装置及び塗工ヘッドを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、下記の順序に従って本発明を説明する。
図1は、本実施形態に係る塗工装置100の構成を示す斜視図である。
[概略構成]
塗工装置100は、モルタルやコンクリート等の塗工材CMを上面に載置しつつ塗工対象部へ塗り付けるために用いる鏝部10、塗工材CMを鏝部10へ圧送するための塗工材圧送装置としての圧送ポンプ20を備えている。圧送ポンプ20は、鏝部10の上面へ塗工材CMを供給する管状の連通部材としてのパイプ21を有している。なお、鏝部10はパイプ21の先端に取り付けられており、本実施形態における塗工ヘッドを構成する。
塗工装置100は、モルタルやコンクリート等の塗工材CMを上面に載置しつつ塗工対象部へ塗り付けるために用いる鏝部10、塗工材CMを鏝部10へ圧送するための塗工材圧送装置としての圧送ポンプ20を備えている。圧送ポンプ20は、鏝部10の上面へ塗工材CMを供給する管状の連通部材としてのパイプ21を有している。なお、鏝部10はパイプ21の先端に取り付けられており、本実施形態における塗工ヘッドを構成する。
[載置板]
鏝部10は、塗工材CMを載置する塗工材載置部としての載置板11を有している。載置板11には、その表裏を貫通する孔16が形成されており、孔16には、載置板11の下面側から可撓性を有するパイプ21が接続されている。パイプ21を介して圧送ポンプ20から送られてくる塗工材CMは、孔16から載置板11の上面へ吐出される。載置板の裏面には、例えば、作業者が鏝部10を担持する際の持ち手となる把持部等を形成するとよい。
鏝部10は、塗工材CMを載置する塗工材載置部としての載置板11を有している。載置板11には、その表裏を貫通する孔16が形成されており、孔16には、載置板11の下面側から可撓性を有するパイプ21が接続されている。パイプ21を介して圧送ポンプ20から送られてくる塗工材CMは、孔16から載置板11の上面へ吐出される。載置板の裏面には、例えば、作業者が鏝部10を担持する際の持ち手となる把持部等を形成するとよい。
[シール材]
鏝部10には、載置板11の上面から塗工材CMが落下しないように保持するシール部を有している。なお、シール部の形状は図1に示すものに限らず、載置板11の上面からの塗工材CMの落下を阻止する形状であれば、様々な形のものを採用可能である。
鏝部10には、載置板11の上面から塗工材CMが落下しないように保持するシール部を有している。なお、シール部の形状は図1に示すものに限らず、載置板11の上面からの塗工材CMの落下を阻止する形状であれば、様々な形のものを採用可能である。
図1に示す例では、鏝部10は、載置板11の前端部と左右端部に沿ってそれぞれ側壁状に立設された板状の前シール12、左シール13及び右シール14、並びに、載置板11の後端部に沿って後方に傾いた状態で設けられた板状の後シール15、を有している。
前シール12は、載置板11の前端で塗工材CMを堰き止めて塗工材CMの滑落を防止し、左シール13は、載置板11の左端で塗工材CMを堰き止めて塗工材CMの滑落を防止し、右シール14は載置板11の右端で塗工材CMを堰き止めて塗工材CMの滑落を防止する。
後シール15は、載置板11の後端で塗工材CMを堰き止めて塗工材CMの滑落を防止するとともに、後述するように塗工材CMを均す役割も持つ。なお、塗工時に載置板11上に積載する塗工材CMの量が少なければ、前シール12は設けなくても構わない。
このように、本実施形態に係る鏝部10は、載置板11、並びに、前シール12、左シール13、右シール14及び後シール15によって上方が開口した溝状又は容器状に形成されており、孔16から載置板11の上面に吐出された塗工材CMは、前シール12、左シール13、右シール14及び後シール15に囲われた空間に徐々に堆積していき、各シールによって堰き止め可能な限度で鏝部10上に貯留される。
図2は、鏝部10を前後方向に垂直に切断した状態を模式的に示した図である。
[ゴムべら]
同図に示すように、後シール15には、その内側面(容器状の空間に面する側の傾斜面)にゴムべら15aが敷設してあり、過去の使用によって後シール15に付着したり乾燥固着したりした塗工材CMを比較的容易に取り除くことができるようになっている。これにより、鏝部10の使用回数に関わらず後シール15の表面形状を滑らかな状態に保つことが出来る。後シール15の表面形状を滑らかな状態に保つことにより、塗工材CMによって形成される塗工面の表面形状を滑らかに形成される。
同図に示すように、後シール15には、その内側面(容器状の空間に面する側の傾斜面)にゴムべら15aが敷設してあり、過去の使用によって後シール15に付着したり乾燥固着したりした塗工材CMを比較的容易に取り除くことができるようになっている。これにより、鏝部10の使用回数に関わらず後シール15の表面形状を滑らかな状態に保つことが出来る。後シール15の表面形状を滑らかな状態に保つことにより、塗工材CMによって形成される塗工面の表面形状を滑らかに形成される。
すなわち、鏝部10を用いた塗工対象部への塗工材CMの塗布は、鏝部10の載置板11上にシール上縁よりも上方に盛り上がるように貯留・堆積された塗工材CMを塗工対象部に押しつけつつ鏝部10を前端方向(進行方向)に徐々に移動させて後シール15が塗工材表面の形状を均していくため、この表面形状を形成する後シール15の表面形状が滑らかだと、塗工材CMによって形成される塗工面の表面形状も滑らかになる。
なお、後シール15の内側面に敷設するへらの材料はゴム材に限るものではなく、付着したり乾燥固着したりする塗工材CMを容易に取り除くことが可能であれば、様々な材料で作成したへらを用いることができる。また、へらの材料は、後述する帯磁材料としてもよく、例えばゴム中に磁石の粉を混ぜたゴム磁石でゴムべら15aを形成してもよい。
[バネ]
後シール15は、左シール13や右シール14、載置板11に対して固定部材等を用いて固定して、その傾きを一定に固定してもよいが、図2に示すように、後シール15の外側面(鏝部10の容器外面)と載置板11との間にバネ15cを配設して、その載置板11寄りの部位を枢軸として載置板11に対して回動可能に構成してもよい。
後シール15は、左シール13や右シール14、載置板11に対して固定部材等を用いて固定して、その傾きを一定に固定してもよいが、図2に示すように、後シール15の外側面(鏝部10の容器外面)と載置板11との間にバネ15cを配設して、その載置板11寄りの部位を枢軸として載置板11に対して回動可能に構成してもよい。
バネ15cは、後シール15に対して、後シール15の傾きを基本状態より大きくする力が加わると、後シール15の傾きを小さくする方向へ付勢し、逆に後シール15に対して、後シール15の傾きを基本状態より小さくする力が加わると、後シール15の傾きを大きくする方向へ付勢する。なお、後シール15の基本状態は、鏝部10の外方に所定角度傾いた状態であり、例えば後シール15の自重のみをバネ15cが支持している状態とする。
塗工材CMを塗工対象部に塗布する際、上述したように、後シール15が塗工対象部に押し当てて付着させた塗工材CMのうち一定厚み(後シール15と塗工対象部との隙間相当の厚み)を超える塗工材CMを摺り切り状に掻き取っていく。このとき、後シール15には、鏝部10の進行速度や塗工材CMの粘度、後シール15と塗工対象部との隙間サイズ、等によって決まる掻き取り圧力Pが加わることになる。このため、バネ15cの弾力を適宜に調整することにより、塗工対象部に塗布される塗工材CMの厚みを調整することができる。
なお、バネ15cの弾性力は、バネの交換により実現可能である。すなわち、バネ15cの弾性力を弱くすると塗工中の後シール15の傾きは大きくなり、塗膜厚みが厚くなるように調整される。一方、バネ15cの弾性力を強くすると塗工中の後シール15の傾きは小さくなり、塗膜厚みが薄くなるように調整される。
[磁力]
鏝部10の少なくとも一部は、磁力を帯びた材料(例えば、着磁鉄板、板ゴム等。以下、帯磁材料と記載する。)で形成されている。帯磁材料で形成する部位は、鏝部10の何れの部位であってもよく、例えば、鏝部10の左シール13や右シール14の一部又は全体を帯磁材料で形成することができる。
鏝部10の少なくとも一部は、磁力を帯びた材料(例えば、着磁鉄板、板ゴム等。以下、帯磁材料と記載する。)で形成されている。帯磁材料で形成する部位は、鏝部10の何れの部位であってもよく、例えば、鏝部10の左シール13や右シール14の一部又は全体を帯磁材料で形成することができる。
図3,図4は、左シール13や右シール14の一部を帯磁材料で形成する態様の一例を説明する図である。図3,図4は、鏝部10を後方側から見て示してある。
図3に示す例では、左シール13及び右シール14の上端部が左右方向に幅広となるように、鏝部10の左右方向の垂直断面の形状を略ハット型に形成してある。そして、左シール13及び右シール14の左右に張り出した上端部に沿って、長板状の帯磁材料MM1を例えばボルト等によって固設してある。このように、補強鉄筋メッシュM(主筋P1と配力筋P2をメッシュ状に組み合わせた鉄筋。図8〜図10参照)に対面する左シール13及び右シール14の上端部の面積を広げ、その上端面に帯磁材料MM1を配設することにより、帯磁材料MM1が少なくて済み、しかも、鏝部10と左シール13及び右シール14の上端部に対面する補強鉄筋メッシュMとの間にはたらく磁力を強めることができる。
図4に示す例では、左シール13及び右シール14の上端部の左右側面に沿って、長板状の帯磁材料MM2を例えばボルト等によって固設してある。帯磁材料MM2を配設する範囲は、左シール13及び右シール14の上端から主筋P1の直径(例えば、6mmや10mm)と同程度の幅とする。このため、後述するように、主筋P1の間で配力筋P2に当接させつつ鏝部10をスライド移動させる際に、左シール13及び右シール14の外側面と主筋P1とが対面する部位にのみ長板状の帯磁材料MM2が配設されることになり、帯磁材料MM2が少なくて済み、しかも、鏝部10と左シール13及び右シール14の外側面に対面する主筋P1との間にはたらく磁力を強めることができる。
このように、鏝部10の少なくとも一部に磁力を持たせることにより、コンクリート床版Fの下面にアンカー等で固定された補強鉄筋メッシュMと鏝部10との間に磁力による引力がはたらくようになる。従って、作業員が負担する鏝部10の重量の少なくとも一部が磁力によって軽減されることになり、塗工作業を行う作業者の負担が軽減され、ひいては塗工作業の作業性が向上する。なお、鏝部10のサイズにもよるが、一般に塗工中の鏝部10の重量は塗工材CMの重量も含めると10kgにも及ぶ。
[攪拌スクリュー]
鏝部10の内部空間には、孔16から吐出される塗工材CMを、その内部空間内で略垂直方向を回転面として回転する攪拌スクリューを設けてもよい。鏝部10の内部に攪拌スクリューを設けることにより、施工対象部に対する塗工材の付着性を向上することができる。
鏝部10の内部空間には、孔16から吐出される塗工材CMを、その内部空間内で略垂直方向を回転面として回転する攪拌スクリューを設けてもよい。鏝部10の内部に攪拌スクリューを設けることにより、施工対象部に対する塗工材の付着性を向上することができる。
[シール端部の構造]
本実施形態に係る塗工装置100では、補強鉄筋メッシュMとの間にはたらく磁力を利用して作業員が負担する鏝部10の重量を軽減している。従って、鏝部10が塗工対象部の方へ引っ張られた状態で塗工作業をすることになり、塗工対象部と鏝部10との接触部にはたらく摩擦力も大きくなる傾向がある。
本実施形態に係る塗工装置100では、補強鉄筋メッシュMとの間にはたらく磁力を利用して作業員が負担する鏝部10の重量を軽減している。従って、鏝部10が塗工対象部の方へ引っ張られた状態で塗工作業をすることになり、塗工対象部と鏝部10との接触部にはたらく摩擦力も大きくなる傾向がある。
この摩擦力は、鏝部10と補強鉄筋メッシュMのとの間にはたらく磁力の大きさに比例して大きくなるため、鏝部10が帯びる磁力を弱めることが考えられるが、鏝部10が帯びる磁力が弱すぎると、鏝部10の重量負担を軽減する効果が薄れてしまう。また、前記摩擦力は、塗工対象部と鏝部10との接触面積にも比例する。
そこで、本実施形態では、鏝部10と塗工対象部との間にはたらく磁力と摩擦力とを調整するための構造的/形状的特徴を採用しており、鏝部10と補強鉄筋メッシュMとの間にはたらく磁力による引力を可及的に大きくしつつ、鏝部10と塗工対象部との間の摩擦力を可及的に低減する工夫を行っている。
図5、図6、図7は、シール端部の具体的な構造例を示す図である。図5は斜視図、図6、図7は鏝部10を後シール15の側から見て示した図である。
図5に示す例では、鏝部10の容器開口端(前シール12、左シール13及び右シール14の上端)に複数の球状体17(ゴム球)を埋設してあり、これら球状体17は、その少なくとも一部が鏝部10の容器開口端面から突出しており、側壁の上端に突起を形成する。
このため、鏝部10と塗工対象部との間の接触面積が少なくなり、鏝部10と塗工対象部との間に働く摩擦力を低減することができる。また、鏝部10容器の開口端と塗工対象部とが球状体17の突出長だけ離間するため、鏝部10と補強鉄筋メッシュMとの間にはたらく磁力による引力の強さを弱めることができる。
図6に示す例では、鏝部10の容器開口端を、塗工面と接触する先端に近づくほど幅狭になる先細り形状に形成してある。このとき、鏝部10の容器開口端と塗工対象部との間が略線接触となる。
このため、鏝部10と塗工対象部との間の接触面積が少なくなり、鏝部10と塗工対象部との間に働く摩擦力を低減することができる。
図7に示す例では、鏝部10の容器開口端に、その端部の長さ方向に延在する溝Cを形成してある。同図に示す例では、溝Cを断面V字型とし、塗工面と接触する先端に近づくほど、溝の両側壁が幅狭になる先細り形状に形成してある。
このため、鏝部10と塗工対象部との間の接触面積が少なくなり、鏝部10と塗工対象部との間に働く摩擦力を低減することができる。
その他、端部に形成する溝の数を2つ以上にしてもよいし、端部に埋設する球状体に代えて鏝部10の進行に合わせて転動するベアリング構造や車輪構造を設けてもよい。
以上説明したように、鏝部10と塗工対象部との距離及び接触面積を最適化することにより、鏝部10と塗工対象部との間にはたらく磁力や摩擦力を調整することにより、作業員が負担する鏝部10の重量が低減され、塗工時の鏝部10のスライド移動をスムーズに行えるようになる。
[塗工作業の流れ]
以上のように構成された塗工装置100を用いて行う下面増厚法での補修作業について、図8〜図12を参照しつつ説明する。図10〜図12には道路橋のコンクリート床版Fを下面増厚法で補修する場合を示してあり、塗工材CMとしてポリマーモルタルを用いる場合を例に取り説明してある。なお、本実施形態に係る塗工装置100は、下面増厚法での補修に限らず様々な塗工作業にも用いることができる。
以上のように構成された塗工装置100を用いて行う下面増厚法での補修作業について、図8〜図12を参照しつつ説明する。図10〜図12には道路橋のコンクリート床版Fを下面増厚法で補修する場合を示してあり、塗工材CMとしてポリマーモルタルを用いる場合を例に取り説明してある。なお、本実施形態に係る塗工装置100は、下面増厚法での補修に限らず様々な塗工作業にも用いることができる。
下面増厚法での補修は、まず、図8に示すような橋梁下に、図9に示すような作業足場Tを足場パイプや足場板および吊りチェーンなどによって構築し、作業足場の上面と橋梁のコンクリート床版Fの下面との間に増厚補強用の塗工材CMの飛散防止の保護シートを設置する。
次に、コンクリート床版Fの下面に付着した汚れや埃および遊離石灰などをサンドブラストやCO2ブラストおよびワイヤーブラシなどで除去し、コンクリートのひび割れや凸凹を、好ましくは繊維材料を含まない施工用組成物などによって補修しておく。
次に、アンカーボルト等の固定部材を用いて補強鉄筋メッシュMをコンクリート床版Fの下面に固設する。補強鉄筋メッシュMは主筋P1と配力筋P2とにより構成され、配力筋P2は、コンクリート床版Fの下面側に並設された複数の鉄筋であり、主筋P1は、コンクリート床版Fに加わる撓み応力を受け止める鉄筋であり、配力筋P2と略垂直に配向させて並設された下側の鉄筋である。なお、補強鉄筋メッシュMは、コンクリート床版Fと桁の間に傾斜状に形成されるハンチ部分で屈曲させてハンチ面に沿うように延在させるとよい。
次に、補強鉄筋メッシュMを通してコンクリート床版Fの下面にポリマーモルタルを吹き付け塗工して第1の塗工層L1を形成する。第1の塗工層L1は、図10に示すように、コンクリート床版Fの下面に直接固着される塗工層であり、配力筋P2の半分程度が埋まる程度の厚みで形成される。一般に、配力筋P2は、直径6mm又は10mmの鉄筋を用いるため、第1の塗工層L1の厚みは数mm程度とすることが好ましい。
むろん、第1の塗工層L1の厚みは、ポリマーモルタルがコンクリート床版Fの下面に固着する前に剥がれ落ちなければ、更に厚く形成してもよく、例えば、配力筋P2の略全体が埋まる程度の厚みに形成してもよい。
なお、このポリマーモルタルの吹き付け塗工についても上述した塗工装置100を用いて行ってもよい。この場合、鏝部10の孔16に吹き付け塗装用の吹付機の吐出口を接続する。これにより、施工対象部へ吹き付けた塗工材のうち施工対象部に付着せずに落下する塗工材を鏝部10で受け止めることができる。
次に、第1の塗工層L1の硬化後、塗工装置100を用いて、図11に示すように、第1の塗工層L1の下側に第2の塗工層L2を形成する。このとき、作業員は、鏝部10の上縁を配力筋P2に当接させ、圧送ポンプ20から鏝部10上にポリマーモルタルを供給しつつ、前端方向へ鏝部10をスライドさせることにより塗工を行う。これにより、コンクリート床版Fの下面から配力筋P2の直径プラス数mm程度の厚みの塗工層(第1の塗工層L1+第2の塗工層L2)を形成することができる。
このとき、鏝部10のスライド方向は、配力筋P2の延在方向に対して略直交方向とする。図11(a)に示すように、鏝部10の長さLは、配力筋P2のピッチd1よりも長く形成されており、より好ましくはd1の2倍以上の長さに形成されている。また、鏝部10の幅Wは、図11(b)に示すように、主筋P1のピッチd2よりも狭く形成されており、より好ましくは主筋P1の間隔d2’より狭く形成する。
このように、鏝部10の長さLをピッチd1よりも長くしておくことにより、配力筋P2の延在方向と略垂直に鏝部10をスライドさせて第2の塗工層L2の塗工を行う際に、鏝部10をスムーズに進行させることが出来る。
また、鏝部10の幅Wをピッチd2よりも狭くすることにより、配力筋P2の延在方向と略垂直に鏝部10をスライドさせつつ第2の塗工層L2の塗工を行う際に、主筋P1の間に配置した鏝部10が配力筋P2と直接に当接するようになり、配力筋P2を基準にして第2の塗工層L2の塗工厚みを調整することが出来るようになる。従って、第2の塗工層L2の塗工厚みを均一にコントロールしやすくなる。
次に、第2の塗工層L2の硬化後、塗工装置100を用いて、図12に示すように、第2の塗工層L2の下側に第3の塗工層L3を形成する。このとき、作業員は、鏝部10の上縁を主筋P1に当接させ、圧送ポンプ20から鏝部10にポリマーモルタルを供給しつつ、前端方向へ鏝部10をスライドさせることにより塗工を行う。これにより、コンクリート床版Fの下面から配力筋P2の直径と主筋P1の直径に数mm程度の厚みを加えた厚みの塗工層(第1の塗工層L1+第2の塗工層L2+第3の塗工層L3)を形成することができる。
このとき、鏝部10のスライド方向は、主筋P1の延在方向に対して略直交方向とする。図12に示すように、鏝部10の長さLは主筋P1のピッチd3よりも長く形成されており、より好ましくはd3の2倍以上の長さに形成する。
このように、鏝部10の長さLをピッチd3よりも長くしておくことにより、主筋P1の延在方向と略垂直に鏝部10をスライドさせて第3の塗工層L3の塗工を行う際に、鏝部10をスムーズに進行させることが出来る。従って、第3の塗工層L3の塗工厚みを均一にコントロールしやすくなる。
以上説明したように、補強鉄筋メッシュMの上から複数回に分けて複数の塗工層を段階的に形成して塗工層を漸次増厚していくため、一度に形成できる塗工層の厚みに限界がある塗工材CM(ポリマーモルタル等)を用いて、コンクリート床版Fの下面に固設された補強鉄筋メッシュM全体を内包する塗工層を最終的に形成することができる。
また、上述したように、鏝部10の長さLを配力筋P2のピッチd1や主筋P1のピッチd3より長くし、鏝部10の幅を主筋P1のピッチd2よりも狭くすることにより、作業員は、主筋P1や配力筋P2に沿うように鏝部10をスライド移動させていくだけで、平坦な塗工面を簡単に形成することができる。
しかも、鏝部10は上述したように磁力を帯びた材料を含んで形成されているため、鏝部10をスライドさせているとき、鏝部10の重量の一部が補強鉄筋メッシュMと鏝部10との間にはたらく磁力の引力によって軽減される。これにより、更に作業員の作業負荷を軽減することができる。
図13,図14は、変形例に係る塗工装置200を説明する図である。
塗工装置200は、鏝部としての塗工ヘッド210と、圧送装置としての圧送ポンプ220とを備えている。塗工ヘッド210と圧送ポンプ220は、可撓性を有するパイプ221を介して連結されている。圧送ポンプ220には可撓性を有するパイプ222を介して塗工材CMを収容したホッパ223に連結されている。
塗工ヘッド210は、圧送ポンプ220からパイプ221を介して送給される塗工材を一時的に貯留する容器部211を有する。容器部211には、その内外を貫通する孔212が形成されており、孔212は容器部211の外側に連設された筒状部213内の連通路を介してパイプ221に連通している。圧送ポンプ220から送給される塗工材は、パイプ221と筒状部213の連通路を介して孔212から容器部211の中へ吐出される。
容器部211は、孔212の周囲を囲繞する周壁214を有し、周壁214端部の少なくとも一部にゴム製のへら214aが敷設してあり、この周壁214端部に過去の使用によって付着したり乾燥固着したりした塗工材CMを比較的簡単に取り除くことができる。これにより、塗工ヘッド210の使用回数に関わらず、周壁214端部の少なくとも一部の表面形状を滑らかな状態に保つことが出来る。
なお、このへら214aはゴム製に限るものではなく、付着したり乾燥固着したりした塗工材CMの除去が容易であれば、様々な材料で作成したへらを用いることができる。
以上の構成を備えた塗工装置200は、図14に示すように、作業者が塗工ヘッド210を持って施工対象部に対峙し、圧送ポンプ220を駆動して適量の塗工材CMを塗工ヘッド210の容器部211に貯留しながら施工対象部へ能率的に塗工していくことができる。作業者は、容器部211に貯留された塗工材を塗工ヘッド210から直接に施工対象部へ塗りつけてもよいし、容器部211から別体の鏝で塗工材をすくい取ってから施工対象部へ塗りつけてもよい。
例えば、天井壁等の水平な壁面に塗工材CMを塗着する場合は、図15(a)に示すように、塗工ヘッド210の容器部211の開口を塗工対象部に向け、図15(b)に示すように、へら214aが敷設してある側と逆方向に塗工ヘッド210を略水平に移動させて、塗工材CMを天井壁に付着させていき、必要に応じて別体の鏝で天井壁に付着した塗工材の表面を均していく。
また、図16に示すように、塗工ヘッド210の容器部211の開口縁部に平板状の均し板215を取付けてもよい。均し板215の略中央には、塗工材の吐出口215aが形成されている。なお、均し板215の広さは、施工対象部やその塗工面積に応じて適宜変更すればよい。これにより、図16(a)に示す塗工材CMの施工対象部への付着と、図16(b)に示す表面形状の均し作業とを同時に行う事が出来る。
また、均し板215はアクリル板などの透明体で形成すると、施工対象部に付着している塗工材CMの状況確認性が向上する。すなわち、作業者は、孔16から吐出されて施工対象部に付着した塗工材の状態を、均し板215を通して視認しながら、均し板215で塗工材CMを案内しつつ均し板215の移動スピードを適宜調整しながら、適度な厚みで直接塗着していくことができる。これにより、塗工作業の作業性が向上する。
そして、塗工ヘッド210の一部又は全体は、上述した帯磁材料(例えば、着地鉄板、板ゴム等)で形成してもよい。これにより、施工対象部の内部に鉄筋を使用してある場合や、施工対象部に上述した補強鉄筋メッシュMをアンカーボルト等で固設した上から塗工材CMを塗工する場合に、塗工ヘッド210やこれに連結されるパイプ221、ひいては容器部211やパイプ221内の塗工材CMの重量を支持する作業者の負担を軽減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また,本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
10…鏝部、11…載置板、12…前シール、13…左シール、14…右シール、15…後シール、15a…ゴムべら、15c…バネ、16…孔、17…球状体、20…圧送ポンプ、21…パイプ、100…塗工装置、200…塗工装置、210…塗工ヘッド、211…容器部、212…孔、213…筒状部、214…周壁、215…均し板、215a…吐出口、220…圧送ポンプ、221…パイプ、222…パイプ、223…ホッパ、C…溝、CM…塗工材、F…コンクリート床版、L1…第1の塗工層、L2…第2の塗工層、L3…第3の塗工層、M…補強鉄筋メッシュ、MM1…帯磁材料、MM2…帯磁材料、P…圧力、P1…主筋、P2…配力筋、T…作業足場
Claims (8)
- 塗工材を載置して塗工対象部に塗布するために用いられる鏝部を備え、
前記鏝部の少なくとも一部が磁力を帯びていることを特徴とする塗工装置。 - 前記鏝部の塗工材載置部を表裏に貫通する孔と、
管状の連通部材を介して前記塗工材載置部の裏面側から前記孔に連結される塗工材圧送装置と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の塗工装置。 - 前記鏝部の少なくとも一部は着磁鉄板で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗工装置。
- 前記鏝部の塗工材載置部には当該塗工材載置部からの塗工材の落下を防止するための側壁を有し、
前記側壁の少なくとも一部が磁力を帯びていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の塗工装置。 - 前記鏝部の側壁は前記塗工材載置部の少なくとも左右端部と後端部とに設けてあり、
後端部に設けた側壁は外方に傾斜を付けて傾斜面にゴム材を敷設してあることを特徴とする請求項4に記載の塗工装置。 - 施工対象部に対面する前記側壁の上端には複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の塗工装置。
- 前記側壁の上端は、当該上端に近づくほど幅狭になる先細り形状を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の塗工装置。
- 塗工材圧送装置に連結された管状の連通部材の先端に取り付けられる塗工ヘッドであって、
塗工材を載置して塗工対象部に塗布するために用いられる鏝部を備え、
前記鏝部の少なくとも一部が磁力を帯びており、
前記鏝部の塗工材載置部には表裏を貫通する孔が形成されており、
前記孔は、前記塗工材載置部の裏面側から、前記管状の連通部材を連結されることを特徴とする塗工ヘッド。
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---|---|---|---|
JP2014093520A JP2015209729A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 塗工装置及び塗工ヘッド |
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WO2018061691A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 富士フイルム株式会社 | 膜の製造方法 |
WO2020203398A1 (ja) * | 2019-04-04 | 2020-10-08 | 三菱重工業株式会社 | シーラント成形装置、およびシーラント塗布方法 |
JP7431688B2 (ja) | 2020-07-21 | 2024-02-15 | 西日本高速道路株式会社 | 歩廊構造及び歩廊桁 |
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2014
- 2014-04-30 JP JP2014093520A patent/JP2015209729A/ja active Pending
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