JP2015209725A - 木製トラス梁ユニット、及びその設置工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】平面構造物を効率的に施工できるだけでなく、鉛直方向及び水平方向の荷重や衝撃負荷に対して優れた構造強度を有し、しかも、製造コストも低減できる木製トラス梁ユニット、及びその効率的な設置工法を提供する。【解決手段】トラス梁B単体を、上弦材及び下弦材から成るトラス弦材と;このトラス弦材の上弦材及び下弦材と直交するように所定間隔で配置される束材、並びに上弦材、下弦材及び隣り合う束材によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材から成るトラス腹材と;梁両面に張り付けられた補強用合板とから構成すると共に、梁幅方向に複数並置したトラス梁B・B同士を起立状態の継ぎ板材4を介し連結してユニット化し、更にトラス弦材、トラス腹材及び継ぎ板材4に、厚さ91mm以下の木板材を使用してトラス梁ユニットUを構成した。【選択図】図3
Description
本発明は、木製トラス梁の改良、詳しくは、大型建築物において床組や屋根組等の平面構造物の施工を効率的に行えるだけでなく、鉛直方向および水平方向の荷重や衝撃負荷に対する構造強度にも優れ、しかも、製造コストの低減も図れる木製トラス梁ユニット、及びその効率的な設置工法に関するものである。
周知のとおり、倉庫や体育館等の大型建築物において床組や屋根組等の平面構造物を構築する際には、梁材を架け渡すスパン長(支点間の距離)が非常に大きくなるため、鉛直荷重や曲げ応力に対しての強度に優れたトラス梁(上下のトラス弦材とその内側のトラス腹材によって平行弦トラスが形成されているもの)が使用されることが多い。
また、上記トラス梁に関しては、鉄骨材から成るものが一般的であるが、木造建築物においては、重量の大きい鉄骨梁よりも軽量な木製梁の方が適しているため、従来においては、軸方向に並べた複数の角材をその内側に挿通した長尺ボルトにより一体化してトラス弦材を構成した木製トラス梁も開発されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記文献1に係るトラス梁は、軸方向に並べた角材を締結しているナットが緩むと長尺ボルトに直接負荷がかかるため、トラス弦材が負荷で屈曲する心配があった。また、トラス梁の各節点部において、T型金具を用いてトラス弦材とトラス腹材を連結する必要があったため、大スパンのトラス梁を製造する際に手間がかかった。
また、従来においては、上記技術の他にも、トラス弦材の内側に形成したホゾ穴にトラス腹材に設けたホゾを嵌め込んで両者を連結できるようにした木製トラス梁も公知となっているが(特許文献2参照)、このトラス梁に関しては、製造時に複雑な木材加工を行う必要があったため、大スパンのトラス梁を製造する際に加工コストが高く付いた。
また、上記文献1及び2に係るトラス梁に関しては、トラス梁を一つずつクレーン等で持ち上げて桁上や土台上に設置する必要があったため、施工作業の効率も悪かった。しかも、上記従来のトラス梁においては、構造上、梁材を薄型化することも難しかったため、梁間隔を狭めて複数のトラス梁を高密度に配置することもできなかった。
一方、従来においては、上下に平行に配置した長尺材を所定間隔で配置した束材によって連結し、更にそれらの両面に構造用合板を張り付けて一体化した梁材も公知となっている(特許文献3参照)。しかしながら、文献3に係る技術は、トラス梁という用語が文中にあるものの、梁材がトラス構造を成していないため、強度面に欠点があった。
そのため、上記文献3に係る梁材では、上下の長尺材や束材に厚みが四寸(約120mm)程度の角材を使用する必要があり、薄型の板材では充分な強度を確保することができなかった。また、文献3に係る技術に関しても、施工時に梁材を一つずつクレーン等で設置する必要があったため、施工作業を迅速に完了することができなかった。
本発明は、従来技術に上記問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、大型建築物において床組や屋根組等の平面構造物を効率的に施工できるだけでなく、鉛直方向および水平方向の荷重や衝撃負荷に対して優れた構造強度を有し、しかも、製造コストも低減できる木製トラス梁ユニット、及びその効率的な設置工法を提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、建築物の床組や屋根組を構築するために用いられる木製トラス梁ユニットUにおいて
トラス梁B単体を、上下に並べて平行に配置される上弦材11及び下弦材12から成るトラス弦材1と;このトラス弦材1の上弦材11及び下弦材12と直交するように所定間隔で配置される束材21・21…、並びに前記上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材22から成るトラス腹材2と;梁両面に張り付けられた補強用合板3・3とから構成すると共に、
梁幅方向に複数並置したトラス梁B・B同士を起立状態の継ぎ板材4を介し連結してユニット化し、更に前記トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に、厚さ91mm(約三寸)以下の木板材を使用してトラス梁ユニットUを構成した点に特徴がある。
トラス梁B単体を、上下に並べて平行に配置される上弦材11及び下弦材12から成るトラス弦材1と;このトラス弦材1の上弦材11及び下弦材12と直交するように所定間隔で配置される束材21・21…、並びに前記上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材22から成るトラス腹材2と;梁両面に張り付けられた補強用合板3・3とから構成すると共に、
梁幅方向に複数並置したトラス梁B・B同士を起立状態の継ぎ板材4を介し連結してユニット化し、更に前記トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に、厚さ91mm(約三寸)以下の木板材を使用してトラス梁ユニットUを構成した点に特徴がある。
また更に本発明では、上記トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に使用する木板材として、厚さ30〜76mm(一寸から二寸五分程度)のものを採用するのが好ましい。
また、上記トラス腹材2の斜材22・22については、上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内の2本の対角線上に配置すれば、ダブルワーレントラスを形成することができるため、トラス梁Bの強度を更に向上させることができる。
また更に、上記継ぎ板材4の長さを、トラス腹材2の束材21・21…の間隔よりも短くすれば、横方向に並置するトラス梁B・B…の間隔を狭くすることができるため、継ぎ板材4に横方向の負荷が掛かった場合でも、継ぎ板材4の変形や破損が起こり難くなる。
また、上記継ぎ板材4を、トラス腹材2の束材21・21…の位置に合わせてトラス梁Bに固定すれば、継ぎ板材4の上下幅を上弦材11や下弦材12よりも大きくした場合でも、束材21に継ぎ板材4を止着することができるため、継ぎ板4がトラス梁Bから外れ難くなる。
そしてまた、上記継ぎ板材4を、トラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐように上下に取着すれば、継ぎ板材4にかかる負荷を上下に分散させることが可能となるだけでなく、薄型のトラス梁Bの反りも防止することができるため、横方向の負荷に対するトラス梁ユニットUの強度を高めることができる。
一方、本発明では、上記トラス梁ユニットUを建築物の桁上に効率的に設置するための木製トラス梁設置工法として、
トラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状で形成すると共に、上下二段で設けられた上桁P及び下桁Q、或いは上土台及び下土台の内側上部に、それぞれ切欠溝D・Dを形成して、これらの切欠溝D・Dに前記突出した上弦材11及び下弦材12の両端部を差し込んで、トラス梁Bを桁上或いは土台上に固定する方法を採用できる。
トラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状で形成すると共に、上下二段で設けられた上桁P及び下桁Q、或いは上土台及び下土台の内側上部に、それぞれ切欠溝D・Dを形成して、これらの切欠溝D・Dに前記突出した上弦材11及び下弦材12の両端部を差し込んで、トラス梁Bを桁上或いは土台上に固定する方法を採用できる。
他方、本発明では、上記木製トラス梁ユニットUの設置工法に代えて、トラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状で形成すると共に、上下二段で設けられた上桁P及び下桁Q、或いは上土台及び下土台間に固定した垂直材Vの下部に挿通孔Hを形成して、この挿通孔Hに所定の下弦材12の両端部を差し込んで、トラス梁Bを桁上或いは土台上に固定する方法を採用することもできる。
また、その場合には、垂直材Vの挿通孔Hに所定の下弦材12の両端部を差し込んだ後、桁或いは土台の外側まで突き出した上弦材11及び下弦材12の間に束材21と斜材22を取り付け、更にこれらのトラス弦材1及びトラス腹材2の両面に補強用合板3・3を張り付けることによって、上桁P或いは上土台を桁内側の補強用合板3と桁外側の補強用合板3で挟み込んでトラス梁Bを桁上或いは土台上にしっかりと固定することができる。
本発明では、トラス弦材とトラス腹材、及び両面に張り付けた補強用合板によってトラス梁を構成したことにより、鉛直方向や水平方向の荷重や衝撃負荷を平行弦トラスによって分散吸収できるだけでなく、梁両側に張り付けた面材によって荷重を分散吸収できるため、トラス梁の強度を従来よりも向上させることが可能となる。
特に本発明では、上記トラス弦材やトラス腹材に厚みが約三寸(91mm)以下の板材を使用しているため、トラス構造と補強用合板を組み合わせた補強効果が構造材として重要となる。また、トラス弦材を複数の板材を継いで構成する場合にも、補強用合板が添え木の役割を果たすため、継ぎ目部分の強度が低下する心配もない。
また、本発明では、上記のようにトラス弦材とトラス腹材に薄型の板材を使用したことによって、トラス梁単体の重量を抑制することができるため、梁間隔を狭くしてトラス梁を高密度に並べて配置できる。しかも、本発明では、複数のトラス梁を継ぎ板材で連結してユニット化しているため、複数のトラス梁を一度に設置できる。
なお、上記継ぎ板材にも、トラス弦材やトラス腹材と同様の板材を使用しているため、多数の継ぎ板材によってトラス梁を連結したとしても、ユニットの荷重が過大になる心配もない。また、多数の継ぎ板材を使用可能とすることで、継ぎ板材への負荷も分散させることができるため、取り扱いが容易な頑丈なユニットを作製できる。
また更に、本発明では、トラス梁ユニットの製造時に複雑な木材加工や金具の取り付けを行う必要もないため、大スパンのトラス梁を製造する場合であっても製造コストを低廉化できる。また本発明では、トラス弦材やトラス腹材を切り出した後の切れ端を利用して継ぎ板材を作製することもできるため、材料コストも抑制できる。
以上のように、本発明によって、大型建築物の床組や屋根組の施工作業を従来よりも効率的に行えるだけでなく、鉛直方向や水平方向の荷重に対する構造強度の面でも問題がなく、しかも、製造コストや施工コスト等のコスト面でも有利なトラス梁ユニットを提供できることから、本発明の実用的価値は頗る高い。
『実施例1』
本発明の実施例1を、図1から図5に基いて以下に説明する。ちなみに同図において、符号1で指示するものは、トラス弦材であり、符号2で指示するものは、トラス腹材である。また符号3で指示するものは、補強用合板であり、符号4で指示するものは、継ぎ板材である。
本発明の実施例1を、図1から図5に基いて以下に説明する。ちなみに同図において、符号1で指示するものは、トラス弦材であり、符号2で指示するものは、トラス腹材である。また符号3で指示するものは、補強用合板であり、符号4で指示するものは、継ぎ板材である。
[トラス梁の構成]
まず実施例1では、トラス梁B(図1参照)を、図2に示すように、上下に並べて平行に配置した上弦材11と下弦材12の間に束材21・21…および斜材22・22…を固定し、更にこれらの両側に補強用合板3・3を張り付けて構成している。なお、上弦材11及び下弦材12が平行弦トラスにおけるトラス弦材1の構成要素であり、束材21及び斜材22がトラス腹材2の構成要素である。
まず実施例1では、トラス梁B(図1参照)を、図2に示すように、上下に並べて平行に配置した上弦材11と下弦材12の間に束材21・21…および斜材22・22…を固定し、更にこれらの両側に補強用合板3・3を張り付けて構成している。なお、上弦材11及び下弦材12が平行弦トラスにおけるトラス弦材1の構成要素であり、束材21及び斜材22がトラス腹材2の構成要素である。
また、上記トラス腹材2の束材21・21…に関しては、上弦材11及び下弦材12と直交するように所定間隔(本実施例では、1000mm)で配置する一方、斜材22・22…に関しては、上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内に対して対角線上に配置している。また本実施例では、枠内の2本の対角線上に斜材22・22を配置して、強度に優れたダブルワーレントラスを形成している。
そして更に、本実施例では、上記トラス弦材1を構成する上弦材11及び下弦材12に、厚さ60mm、幅240mmの木板材を使用すると共に、トラス腹材2を構成する束材21及び斜材22に、厚さ60mm、幅120mmの木板材を使用している。なお、トラス弦材1及びトラス腹材2に用いる木板材の寸法は、スパン長に合わせて厚み91mm(約三寸)以下、幅180〜300mmの範囲で任意に変更できる。
また、スパン長が大きい場合には、上記上弦材11及び下弦材12に一枚物の板材でなく、複数の板材を連結したものを使用することもできる。また当然のことながらトラス梁Bの長さは、スパン長に合わせて設計する。またトラス梁Bの梁成に関しても、本実施例では900mmとしているが、スパン長に合わせて任意に変更できる(一般的には900〜2000mm)。
また更に、本実施例では、上記補強用合板3に、厚さ24mm、幅900mm、長さ2000mmの構造用合板を使用し、この構造用合板をトラス梁Bの長さ方向に並べて張り付けているが、構造用合板については、一般的な厚さ(7.5〜30mm程度)のものから選択して使用できる。よって、トラス梁Bの梁幅に関しては、45〜180mm程度の範囲で設計できる。
また、上記補強用合板3の張り付けに関しては、補強用合板3を所定位置に配置した状態でトラス弦材1やトラス腹材2の位置にビスや釘等を打ち込んで両者を固定している。そして更に、本実施例では、上記トラス梁Bを建築物に容易に設置できるように、上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状でトラス梁Bを作製している(設置工法については後述する)。
[トラス梁ユニットの構成]
次に上記トラス梁Bを用いたトラス梁ユニットUの構成について説明する。まず本実施例では、トラス梁ユニットUを、図3に示されるように、トラス面を水平方向に向けた状態のトラス梁B・B…を梁幅方向に所定間隔で複数並置した状態で、並置したトラス梁B・B…同士を起立状態(板面を水平方向に向けた状態)の継ぎ板材4・4…で連結一体化して構成している。
次に上記トラス梁Bを用いたトラス梁ユニットUの構成について説明する。まず本実施例では、トラス梁ユニットUを、図3に示されるように、トラス面を水平方向に向けた状態のトラス梁B・B…を梁幅方向に所定間隔で複数並置した状態で、並置したトラス梁B・B…同士を起立状態(板面を水平方向に向けた状態)の継ぎ板材4・4…で連結一体化して構成している。
また本実施例では、上記継ぎ板材4に、厚さ60mm、上下幅300mm、長さ500mmの木板材を使用しているが、継ぎ板材3の寸法に関しては、並置されたトラス梁B・B…の間隔や継ぎ板材4・4…の間隔、スパン長に合わせて厚みを91mmの範囲で、上下幅を180〜300mmの範囲で任意に調節することができる。また継ぎ板材4は、トラス弦材1やトラス腹材2の切れ端から作製して、コストを抑えることができる。
また、上記継ぎ板材4の長さ(トラス梁同士の間隔)に関しては、本実施例のようにトラス梁B・B…を高密度に配置できるようにトラス腹材2の束材21・21…の間隔(1000mm)よりも短く(500mm)設計するのが好ましいが、求められる強度に合わせて任意に変更できる。また継ぎ板材4の長さを抑えることで、トラス梁ユニットUに横方向の負荷が掛かった場合でも、継ぎ板材4の変形や破損等も起こり難くなる。
また本実施例では、上記継ぎ板材4を、トラス腹材2の束材21・21…の位置に合わせてトラス梁Bに固定しているため、継ぎ板材4の上下幅が上弦材11や下弦材12の縦幅よりも大きい場合でも、継ぎ板材4の小口面を、構造用合板3を介して上弦材11(または下弦材12)および束材21にしっかりと固定することができる。
また本実施例では、継ぎ板材4・4…をトラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐようにトラス梁Bの上下に取着しており、これによって、トラス梁ユニットUに加わった水平方向の負荷を、上下の継ぎ板材4・4に分散できるだけでなく、トラス梁Bの反りも防止できるため、高さのある薄型のトラス梁Bであっても反りが生じることはない。
そしてまた、上記トラス梁Bに対する継ぎ板材4の取着構造に関しては、トラス梁Bを薄型に構成しているため、仕口等による継ぎ構造よりも、釘またはビスによる止着構造を採用するのが好ましい。また本実施例では、全てのトラス梁B・B間において、継ぎ板材4・4…を同じ位置に固定しているが、釘やビスを打込み易いように継ぎ板材4・4…を隣り合う梁間において互い違いに配置することもできる。
[トラス梁ユニットの設置工法]
次に、上記トラス梁ユニットUを建築物に設置する工法について説明する。まず、上述したようにトラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状で形成する。そして図4に示すように、建築物にトラス梁Bの上弦材11と下弦材12の両端部を受ける上桁Pと下桁Qを上下二段で設ける。
次に、上記トラス梁ユニットUを建築物に設置する工法について説明する。まず、上述したようにトラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に突き出した形状で形成する。そして図4に示すように、建築物にトラス梁Bの上弦材11と下弦材12の両端部を受ける上桁Pと下桁Qを上下二段で設ける。
その後、図5(a)に示すように、上桁P及び下桁Qの内側上部に、上弦材11と下弦材12の端部形状に応じた切欠溝D・Dを形成して、この切欠溝D・Dに上弦材11と下弦材12の両端部を上方から差し込む。これにより、図5(b)に示すように、トラス梁ユニットUを上桁P及び下桁Q上に載置・固定することができる。なお、この設置作業時におけるトラス梁ユニットUの移動はクレーン等を使って行うことができる。
また、上記トラス梁ユニットUを一つ設置し終わった後は、別のトラス梁ユニットUを桁行方向に順次設置していき、隣り合うトラス梁ユニットU・Uのトラス梁B・B同士を継ぎ板4・4…で連結する。これを繰り返すことによって建築物の軒桁間や二階部分の桁間に屋根組や床組を効率的に構築することができる。
そしてまた、上記トラス梁ユニットU・U…の設置作業に関しては、桁上への設置だけでなく土台上に設置して一階部分の床組の構築に利用することもでき、その場合には、上記説明中の“上桁P”を“上土台”に、“下桁Q”を“下土台”に読み替えて同様の手順で設置作業を効率的に行うことができる。
『実施例2』
[トラス梁の構成]
次に本発明の実施例2について、図6〜8に基いて以下に説明する。まずこの実施例2では、図6で示すように、トラス腹材2の斜材22を、上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21で囲われる枠内の一本の対角線上のみに固定し、更に斜材22・22…を取り付ける対角線の方向がトラス梁Bの左右で線対称となるようにしてハウトラスを形成している。
[トラス梁の構成]
次に本発明の実施例2について、図6〜8に基いて以下に説明する。まずこの実施例2では、図6で示すように、トラス腹材2の斜材22を、上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21で囲われる枠内の一本の対角線上のみに固定し、更に斜材22・22…を取り付ける対角線の方向がトラス梁Bの左右で線対称となるようにしてハウトラスを形成している。
また本実施例では、上記トラス梁Bを建築物に容易に設置できるようにするために、上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に大きく突出した形状でトラス梁Bを作製している(設置工法については後述する)。なお本実施例では、上弦材11及び下弦材12の突出部位の長さを、束材21・21の間隔に桁等の幅を加えた大きさとしている。
[トラス梁ユニットの構成]
また本実施例では、継ぎ板材4に、上弦材11及び下弦材12の幅(240mm)より上下幅が小さい木板材(上下幅:180mm)を使用すると共に、この継ぎ板材4・4…を、図7に示すように、トラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐようにトラス梁Bの上下に取着して、トラス梁ユニットUを構成している。
また本実施例では、継ぎ板材4に、上弦材11及び下弦材12の幅(240mm)より上下幅が小さい木板材(上下幅:180mm)を使用すると共に、この継ぎ板材4・4…を、図7に示すように、トラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐようにトラス梁Bの上下に取着して、トラス梁ユニットUを構成している。
これにより、上記トラス梁ユニットUに水平方向の負荷が加わった場合でも、継ぎ板材4・4…への負荷を上下に分散させることができるため、トラス梁ユニットUの強度を高めることができる。また本実施例では、上下の継ぎ板材4・4…を全て鉛直位置に固定しているが、継ぎ板4・4…の間隔を空けて互い違いとなるように固定することもできる。
[トラス梁ユニットの設置工法]
次に、上記トラス梁ユニットUを建築物に設置する工法について説明する。まず、上述したようにトラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に大きく突き出した形状で形成する。そして、図7に示すように、建築物に上弦材11と下弦材12を受ける上桁P及び下桁Qを上下二段で設ける。
次に、上記トラス梁ユニットUを建築物に設置する工法について説明する。まず、上述したようにトラス梁Bを、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12の両端部が補強用合板3の外側に大きく突き出した形状で形成する。そして、図7に示すように、建築物に上弦材11と下弦材12を受ける上桁P及び下桁Qを上下二段で設ける。
また、上記上桁P及び下桁Qの間には、図9(a)に示すように、桁行方向に所定間隔で垂直材Vを配置して固定すると共に、この垂直材Vの下部に、下弦材12の端部形状に応じた挿通孔Hを形成する。なお、上記垂直材Vに関しては、柱材Cの位置に合わせて柱材Cの鉛直位置に設けるのが好ましい。
そして、図9(b)及び(c)に示すように、上記垂直材Vの挿通孔Hに所定の下弦材12の突出端部を差し込み、上弦材11や他の下弦材12を上桁P及び下桁Q上に載置した状態で、トラス梁ユニットUを桁上に固定する。なおこの作業は、実施例1と同様、クレーンを使って安全かつ効率的に行うことができる。
そして更に、上記垂直材Vの挿通孔Hに下弦材12の端部を差し込んだ後は、図9(d)に示すように、桁の外側まで突き出した上弦材11及び下弦材12の間に束材21と斜材22を取り付け、更に図9(e)に示すように、トラス梁B両側のトラス弦材1及びトラス腹材2の両面に補強用合板3・3を張り付けて設置作業を完了する。
なお、上記工法を採用することによって、垂直材Vに下弦材12を差し込んで、トラス梁ユニットUの桁行方向へのズレを防止できるだけでなく、先張りした桁内側の補強用合板3と後張りした桁外側の補強用合板3で上梁Pを挟み込んで、トラス梁ユニットUの梁間方向へのズレも防止できるため、トラス梁ユニットUを桁上にしっかりと固定できる。
また、上記トラス梁ユニットU・U…の設置作業に関しては、実施例1と同様、桁上への設置だけでなく土台上に設置して一階部分の床組の構築に利用することもでき、その場合には、上記説明中の“上桁P”を“上土台”に、“下桁Q”を“下土台”に読み替えて同様の手順で設置作業を効率的に行うことができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、トラス弦材1とトラス腹材2によって形成される平行弦トラスの種類に関しては、ダブルワーレントラスやハウトラス以外にも、プラットトラスやワーレントラス、菱形トラス、Kトラス等も採用できる。
また、トラス弦材1の上弦材11と下弦材12に複数の木板材を連結したものを使用する場合には、上弦材11の継目部分と下弦材12の継目部分が鉛直位置に配置されないように、継目部分をズラして配置するのが好ましい。また上弦材11と下弦材12の継目部分は、荷重がかかるトラスの節点位置に配置されないように、束材21・21間に配置するのが好ましい。
また更に、トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に使用する木板材に関しては、厚さ30〜76mm(一寸から二寸五分程度)の薄型のものを採用することが好ましいが、コストと強度のバランスを考慮して厚さ45〜61mm(一寸五分から二寸程度)のものを採用するのがより望ましい。また木板材には、無垢材の他、集成材を使用することもできる。
また更に、建築物に対するトラス梁ユニットUの設置方法に関しても、トラス梁Bを桁上(或いは土台上)に固定できる方法であれば、羽子板ボルト等の連結金具を用いてトラス梁Bと桁(或いは土台)を連結することもでき、またトラス梁ユニットUを屋根組や床組以外の平面構造物に利用することもでき、上記何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、木造建築の分野においては、耐久性に優れ、かつ、従来よりも施工コストを抑制できる新しい床施工方法、及び屋根施工方法の開発が求められている。そのような中で、本発明の木製トラス梁ユニット及び木製トラス梁設置工法は、大型建築物の床組や屋根組を効率的に構築できるだけでなく、構造強度の面でも優れた有用な技術であるため、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 トラス弦材
11 上弦材
12 下弦材
2 トラス腹材
21 束材
22 斜材
3 補強用合板
4 継ぎ板材
U トラス梁ユニット
B トラス梁
P 上桁
Q 下桁
D 切欠溝
V 垂直材
C 柱材
H 挿通孔
11 上弦材
12 下弦材
2 トラス腹材
21 束材
22 斜材
3 補強用合板
4 継ぎ板材
U トラス梁ユニット
B トラス梁
P 上桁
Q 下桁
D 切欠溝
V 垂直材
C 柱材
H 挿通孔
即ち、本発明は、建築物の床組や屋根組を構築するために用いられる木製トラス梁ユニットUにおいて
トラス梁B単体を、上下に並べて平行に配置される上弦材11及び下弦材12から成るトラス弦材1と;このトラス弦材1の上弦材11及び下弦材12と直交するように所定間隔で配置される束材21・21…、並びに前記上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材22から成るトラス腹材2と;梁両面に張り付けられた補強用合板3・3とから構成すると共に、
梁幅方向に複数並置したトラス梁B・B同士を、トラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐように上下に取着した起立状態の継ぎ板材4を介し連結してユニット化し、更に前記トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に、厚さ91mm(約三寸)以下の木板材を使用してトラス梁ユニットUを構成した点に特徴がある。
トラス梁B単体を、上下に並べて平行に配置される上弦材11及び下弦材12から成るトラス弦材1と;このトラス弦材1の上弦材11及び下弦材12と直交するように所定間隔で配置される束材21・21…、並びに前記上弦材11、下弦材12及び隣り合う束材21・21によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材22から成るトラス腹材2と;梁両面に張り付けられた補強用合板3・3とから構成すると共に、
梁幅方向に複数並置したトラス梁B・B同士を、トラス梁B・Bの上部同士及び下部同士を繋ぐように上下に取着した起立状態の継ぎ板材4を介し連結してユニット化し、更に前記トラス弦材1、トラス腹材2及び継ぎ板材4に、厚さ91mm(約三寸)以下の木板材を使用してトラス梁ユニットUを構成した点に特徴がある。
Claims (9)
- 建築物の床組や屋根組等の平面構造物を構築するために用いられる木製トラス梁ユニットであって、
トラス梁(B)単体が、上下に平行に配置される上弦材(11)及び下弦材(12)から成るトラス弦材(1)と;このトラス弦材(1)の上弦材(11)及び下弦材(12)と直交するように所定間隔で配置される束材(21)(21)…、並びに前記上弦材(11)、下弦材(12)及び隣り合う束材(21)(21)によって囲われる枠内の対角線上に配置される斜材(22)から成るトラス腹材(2)と;梁両面に張り付けられる補強用合板(3)(3)とを含んで構成されると共に、
梁幅方向に並置された前記トラス梁(B)(B)同士が起立状態の継ぎ板材(4)を介して連結されて成り、
更に前記トラス弦材(1)、トラス腹材(2)及び継ぎ板材(4)として、厚さ91mm以下の木板材が使用されていることを特徴とする木製トラス梁ユニット。 - トラス弦材(1)、トラス腹材(2)及び継ぎ板材(4)として、厚さ30〜76mmの木板材が使用されていることを特徴とする請求項1記載の木製トラス梁ユニット。
- トラス腹材(2)の斜材(22)(22)が、上弦材(11)、下弦材(12)及び隣り合う束材(21)(21)によって囲われる枠内の2本の対角線上に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の木製トラス梁ユニット。
- 継ぎ板材(4)の長さがトラス腹材(2)の束材(21)(21)…の間隔よりも短いことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の木製トラス梁ユニット。
- 継ぎ板材(4)が、所定間隔で配置されたトラス腹材(2)の束材(21)(21)…の位置に合わせてトラス梁(B)に取着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の木製トラス梁ユニット。
- 継ぎ板材(4)が、トラス梁(B)(B)の上部同士及び下部同士を繋ぐように上下に取着されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の木製トラス梁ユニット。
- 請求項1記載の木製トラス梁ユニットを建築物の桁上に載置固定するための木製トラス梁設置工法であって、
トラス弦材(1)の上弦材(11)と下弦材(12)の両端部が、補強用合板(3)の外側に突き出した形状でトラス梁(B)を形成すると共に、上下二段で設けられた上桁(P)及び下桁(Q)、或いは上土台及び下土台の内側上部に、それぞれ切欠溝(D)(D)を形成して、これらの切欠溝(D)(D)に前記突出した上弦材(11)及び下弦材(12)の両端部を差し込んで、桁上或いは土台上にトラス梁(B)を固定することを特徴とする木製トラス梁設置工法。 - 請求項1記載の木製トラス梁ユニットを建築物の桁上に載置固定するための木製トラス梁設置工法であって、
トラス弦材(1)の上弦材(11)と下弦材(12)の両端部が、補強用合板(3)の外側に突き出した形状でトラス梁(B)を形成すると共に、上下二段で設けられた上桁(P)及び下桁(Q)、或いは上土台及び下土台間に固定した垂直材(V)の下部に挿通孔(H)を形成して、この挿通孔(H)に所定の下弦材(12)の両端部を差し込んで、桁上或いは土台上にトラス梁(B)を固定することを特徴とする木製トラス梁設置工法。 - 垂直材(V)の挿通孔(H)に所定の下弦材(12)の両端部を差し込んだ後、桁或いは土台の外側まで突き出した上弦材(11)及び下弦材(12)の間に束材(21)と斜材(22)を取り付け、更にこれらのトラス弦材(1)及びトラス腹材(2)の両面に補強用合板(3)(3)を張り付けることを特徴とする請求項8記載の木製トラス梁設置工法。
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