JP2015209292A - 折機 - Google Patents

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重明 栗原
秀伸 ▲鶴▼永
秀伸 ▲鶴▼永
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Abstract

【課題】二回折りした折丁を上下いずれか一方や交互に排出できる折機を提供する。
【解決手段】一枚又は複数枚重ねたシートを保持する針121a〜121dと、シートを曲折する折ブレード122a〜122dとを具えた折胴120と、折胴120から折丁を受け取るくわえ板装置131a〜131dと、折丁を曲折する折ブレード132a〜132dとを具えた第一のくわえ胴130と、第一のくわえ胴130から折丁を受け取るくわえ板装置141b,141d及びくわえ爪装置142b,142dを具えた第二の上くわえ胴140と、第一のくわえ胴130から折丁を受け取るくわえ板装置151a〜151c及びくわえ爪装置152a〜152cを具えた第二の下くわえ胴150とを備え、第一のくわえ胴130から第二の上下くわえ胴140,150に対して交互又はいずれか一方のみに折丁を受け渡すように折丁の搬送経路を切り換える搬送経路切換手段を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷されたウエブを所定の長さごとに断裁して折り畳むことにより折丁とする折機に関する。
巻紙のウエブに印刷を施す巻紙輪転印刷機は、印刷されたウエブを所定の長さごとに断裁して折り畳むことにより折丁とする折機を備えている。このような折機として、例えば、下記特許文献1には、ウエブから断裁された一枚のシートを折り畳むこと(ノンコレクト)ができると共に、ウエブから断裁されたシートを二枚重ねて折り畳むこと(コレクト)ができ、さらに、折り畳まれた折丁を、上側及び下側にそれぞれ設定された上側搬送経路と下側搬送経路とのいずれか一方に排出できると共に、上側搬送経路と下側搬送経路とに交互に振り分けて排出できるものが記載されている。
特開2009−057209号公報 特開2006−044919号公報
前記特許文献1に記載されている折機においては、ウエブから断裁されたシートを搬送方向と直交する方向へ一回折り畳む平行一回折りを行うことができるものの、シートを搬送方向と直交する方向へ二回折り畳む平行二回折りや、シートを搬送方向と直交する異なる二方向で折り畳むデルタ折り等のような二回折りを行うことができなかった。
このため、一枚のシート(ノンコレクト)又は複数枚重ねたシート(コレクト)を二回折りした折丁を上側搬送経路と下側搬送経路とのいずれか一方や上側搬送経路と下側搬送経路とに交互に振り分けて排出できる折機が強く求められている。
前述した課題を解決するための、本発明に係る折機は、一枚又は複数枚重ねたシートを保持する折胴用保持手段と、前記折胴用保持手段に保持されたシートの搬送方向上流側と下流側との間をシートの幅方向に沿って曲折する折胴用折手段とをそれぞれ周方向に沿って複数具えた折胴と、前記折胴に対接し、当該折胴からシートを受け取って保持する第一のくわえ胴用保持手段と、当該第一のくわえ胴用保持手段に保持されたシートの搬送方向上流側と下流側との間をシートの幅方向に沿って曲折する第一のくわえ胴用折手段とをそれぞれ周方向に沿って複数具えた第一のくわえ胴と、前記第一のくわえ胴に対接し、当該第一のくわえ胴からシートを受け取って保持する第二の上流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って複数具えた第二の上流側くわえ胴と、前記第一のくわえ胴の、前記折胴との対接位置よりもシート搬送方向上流側と前記第二の上流側くわえ胴との対接位置よりもシート搬送方向下流側との間に対接し、当該第一のくわえ胴からシートを受け取って保持する第二の下流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って複数具えた第二の下流側くわえ胴とを備えると共に、前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段に対して、交互又はいずれか一方のみに受け渡すように、シートの搬送経路を切り換える搬送経路切換手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る折機は、上述した折機において、前記折胴が、前記折胴用保持手段に対する前記折胴用折手段の周方向の位置を調整可能なものであり、前記第一のくわえ胴が、前記第一のくわえ胴用保持手段に対する前記第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置を調整可能なものであり、前記折胴用保持手段に対する前記折胴用折手段の周方向の位置の調整に伴って、当該折胴用折手段の周方向の位置に対応して前記第一のくわえ胴用保持手段の周方向の位置を調整すると共に、当該第一のくわえ胴用保持手段に対する前記第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置の調整に伴って、当該第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置に対応して前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段の周方向の位置を調整するように、前記折胴、前記第一のくわえ胴、前記第二の上流側くわえ胴、前記第二の下流側くわえ胴の位相を調整する折位置調整手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る折機は、上述した折機において、前記折胴用保持手段に保持されるシートの枚数を入力される枚数入力部を有する入力手段と、前記枚数入力部に入力されたシートの枚数が一枚のとき、前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段に対して交互に受け渡す、又は、当該第二の下流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡すように、前記搬送経路切換手段を制御し、前記枚数入力部に入力されたシートの枚数が複数枚のとき、前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡す、又は、前記第二の下流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡すように、前記搬送経路切換手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る折機は、上述した折機において、前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方又は前記折胴用折手段のみでシートを曲折するように、シートの折回数を切り換える折回数切換手段を備えると共に、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段が、前記折胴用折手段のみで曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の上流側くわえ胴用第一保持手段と、前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方で曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の上流側用第二保持手段とを具え、前記第二の下流側くわえ胴用保持手段が、前記折胴用折手段のみで曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の下流側くわえ胴用第一保持手段と、前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方で曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の下流側用第二保持手段とを具えていることを特徴とする。
また、本発明に係る折機は、上述した折機において、前記入力手段が、さらに、シートの搬送経路を入力される搬送経路入力部と、シートの折仕様を入力される折仕様入力部とを有し、前記制御手段が、さらに、前記搬送経路入力部に入力された前記搬送経路に基づいて、当該搬送経路となるように前記搬送経路切換手段を制御すると共に、前記折仕様入力部に入力された前記折仕様に基づいて、当該折仕様となるように前記折位置調整手段及び前記折回数切換手段を制御するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る折機は、上述した折機において、前記第二の下流側くわえ胴が、前記第二の下流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って等間隔で三つ具えた三倍胴であることを特徴とする。
本発明に係る折機によれば、一枚のシート(ノンコレクト)又は複数枚重ねたシート(コレクト)を二回折りした折丁を上側搬送経路と下側搬送経路とのいずれか一方や上側搬送経路と下側搬送経路とに交互に振り分けて排出することができる。
本発明に係る折機の主な実施形態の要部の概略構成図である。 断裁待機胴の針用カムの概略構成図である。 折胴の針用メインカムの概略構成図である。 折胴の針用サブカムの概略構成図である。 折胴の針用メインカム及び針用サブカムと針用カムフォロアとの位置関係の説明図である。 折胴の折ブレード用カムの概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用第一サブカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用第二サブカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用第三サブカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムと折ブレード用カムフォロアとの位置関係の説明図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用第一サブカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用第二サブカムの概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカム及び折ブレード用第一,二サブカムと折ブレード用カムフォロアとの位置関係の説明図である。 第二の上くわえ胴のくわえ板用カムの概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ爪用メインカムの概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ爪用サブカムの概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ爪用メインカム及びくわえ爪用サブカムとくわえ爪用カムフォロアとの位置関係の説明図である。 第二の下くわえ胴のくわえ板用メインカムの概略構成図である。 第二の下くわえ胴のくわえ板用サブカムの概略構成図である。 第二の下くわえ胴のくわえ爪用カムの概略構成図である。 図1の折機の要部の制御ブロック図である。 折胴の針用メインカム及び針用サブカムの、ノンコレクト時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行一回折り下側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカム及び折ブレード用第一,二サブカムの、平行一回折り下側排出時の概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ板用カムの、下側排出時の概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ爪用メインカム及びくわえ爪用サブカムの、下側排出時の概略構成図である。 第二の下くわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用サブカムの、平行一回折り下側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行二回折り下側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカム及び折ブレード用第一,二サブカムの、平行二回折り(又はデルタ折り)下側排出時の概略構成図である。 第二の下くわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用サブカムの、平行一回折り(又はデルタ折り)下側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、デルタ折り下側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行一回折り上下排出時の概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ爪用メインカム及びくわえ爪用サブカムの、平行一回折り上下(上側)排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行二回折り上下排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカム及び折ブレード用第一,二サブカムの、平行二回折り(又はデルタ折り)上下排出時の概略構成図である。 第二の上くわえ胴のくわえ板用カムの、上下(上側)排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、デルタ折り上下排出時の概略構成図である。 折胴の針用メインカム及び針用サブカムの、コレクト時の概略構成図である。 第一のくわえ胴の折ブレード用メインカム及び折ブレード用第一,二サブカムの、平行二回折り(又はデルタ折り)上側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行一回折り上側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、平行二回折り上側排出時の概略構成図である。 第一のくわえ胴のくわえ板用メインカム及びくわえ板用第一〜三サブカムの、デルタ折り上側排出時の概略構成図である。
本発明に係る折機の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する実施形態のみに限定されるものではない。
[主な実施形態]
本発明に係る折機の主な実施形態を図1〜40に基づいて説明する。
〈折機の全体構成〉
図1において、110は、回転可能に支持された断裁待機胴であり、印刷されたウエブ1を幅方向に沿って断裁する断裁刃111a〜111cが周方向に等間隔で複数(本実施形態では三つ)設けられると共に、外周面に対して出没可能に支持されてウエブ1の断裁箇所の搬送方向下流側の端部を保持する断裁待機胴用保持手段である針112a〜112cが前記断裁刃111a〜111cの近傍の回転方向下流側にそれぞれ設けられている。
前記断裁待機胴110には、当該断裁待機胴110と同期回転可能となるように支持された折胴120が対接している。この折胴120は、ウエブ1の断裁箇所の搬送方向下流側の端部を保持するように外周面に対して出没可能な折胴用保持手段である針121a〜121dを周方向に沿って等間隔で複数(本実施形態では四つ)具えた第一の胴本体120Aと、前記針121a〜121dに搬送方向上流側の端部を保持されたシートの搬送方向上流側と下流側との間を幅方向に沿って曲折するように外周面に対して出没可能な折胴用折手段である折ブレード122a〜122dを周方向に沿って等間隔で複数(本実施形態では四つ)具えた第二の胴本体120Bとが、周方向へ相対的に回動移動できるように図示しない波動歯車装置(例えば、株式会社ハーモニックドライブシステムズ製「ハーモニックドライブ(登録商標)」)を介して一体的に組み付けられることにより、前記針121a〜121dに対する前記折ブレード122a〜122dの周方向の位置を調整可能としたダブルシリンダ型となっている。
前記折胴120には、当該折胴120と同期回転可能となるように支持された第一のくわえ胴130が対接している。この第一のくわえ胴130は、前記折胴120の前記針121a〜121dに保持されて前記折ブレード122a〜122dで折り込まれたシートを折丁としてくわえるように受け取る開閉可能な第一のくわえ胴用保持手段であるくわえ板装置131a〜131dを周方向に沿って等間隔で複数(本実施形態では四つ)具えた第一の胴本体130Aと、前記くわえ板装置131a〜131dにくわえられて保持された折丁の搬送方向上流側と下流側との間を幅方向に沿って曲折するように外周面に対して出没可能な第一のくわえ胴用折手段である折ブレード132a〜132dを周方向に沿って等間隔で複数(本実施形態では四つ)具えた第二の胴本体130Bとが、周方向へ相対的に回動移動できるように図示しない波動歯車装置(例えば、株式会社ハーモニックドライブシステムズ製「ハーモニックドライブ(登録商標)」)を介して一体的に組み付けられることにより、前記くわえ板装置131a〜131dに対する前記折ブレード132a〜132dの周方向の位置を調整可能としたダブルシリンダ型となっている。
前記第一のくわえ胴130には、当該第一のくわえ胴130と同期回転可能となるように支持された第二の上流側上くわえ胴である第二の上くわえ胴140が対接している。この第二の上くわえ胴140は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dに保持されて前記折ブレード132a〜132dで折り込まれた折丁をくわえるように受け取る開閉可能な複数(本実施形態では二つ)の第二の上流側くわえ胴用第二保持手段であるくわえ板装置141b,141dと、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dにくわえられて保持されている折丁を受け取って保持する複数(本実施形態では二つ)の第二の上流側くわえ胴用第一保持手段であるくわえ爪装置142b,142dとが、周方向に沿ってそれぞれ等間隔となるように所定の位置に設けられると共に、前記折胴120及び前記第一のくわえ胴130と同じ直径(四倍胴)をなしている。
前記第一のくわえ胴130の、前記第二の上くわえ胴140との対接位置よりも回転方向(搬送方向)下流側と、前記折胴120との対接位置よりも回転方向(搬送方向)上流側との間には、当該第一のくわえ胴130と同期回転可能となるように支持された第二の下流側くわえ胴である第二の下くわえ胴150が対接している。この第二の下くわえ胴150は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dに保持されて前記折ブレード132a〜132dで折り込まれた折丁をくわえるように受け取る開閉可能な複数(本実施形態では三つ)の第二の下流側くわえ胴用第二保持手段であるくわえ板装置151a〜151cと、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dにくわえられて保持されている折丁を受け取って保持する複数(本実施形態では三つ)の第二の下流側くわえ胴用第一保持手段であるくわえ爪装置152a〜152cとが、周方向に沿ってそれぞれ等間隔となるように所定の位置に設けられると共に、前記断裁待機胴110と同じ直径(三倍胴)をなしている。
前記第二の上くわえ胴140には、当該第二の上くわえ胴140から折丁を受け取って搬送する上搬送ベルト161が連絡している。前記第二の下くわえ胴150には、当該第二の下くわえ胴150から折丁を受け取って搬送する下搬送ベルト162が連絡している。
〈断裁待機胴の針用のカム機構〉
前記断裁待機胴110の原動機側(図1中、紙面奥側)には、図2に示すように、外周に所定形状のカム面115aを有する円板状の針用カム115が、その中心を当該断裁待機胴110の中心と一致させるようにして設けられており、当該針用カム115は、当該断裁待機胴110の回転周期に対して1.5倍の回転周期で回転することができると共に、図2に示す規定位置(ノンコレクト位置)に位置決め固定することができるようになっている。
前記断裁待機胴110の原動機側(図1中、紙面奥側)には、前記針112a〜112cを当該断裁待機胴110の外周面に対してそれぞれ出没させるように移動可能な針用カムフォロア113a〜113cが、当該断裁待機胴110の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記針用カムフォロア113a〜113cは、前記断裁待機胴110の径方向外側への移動に伴って、前記針112a〜112cを当該断裁待機胴110の外周面よりも径方向内側へ没入移動させると共に、前記断裁待機胴110の径方向内側への移動に伴って、前記針112a〜112cを当該断裁待機胴110の外周面よりも径方向外側へ突出移動させることができるように、当該針112a〜112cに対してそれぞれ連結されている。
前記針用カムフォロア113a〜113cは、前記針用カム115の前記カム面115a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面115aに対してそれぞれ付勢されている。
つまり、前記針用カム115は、前記規定位置に位置決め固定されていると、前記針112a〜112cが前記折胴120と対向するときに、当該針112a〜112cを前記断裁待機胴110の外周面よりも径方向内側へ没入させるように前記針用カムフォロア113a〜113cを径方向外側へ移動させる一方、前記断裁待機胴110の回転周期に対して1.5倍の回転周期で回転すると、前記針112a〜112cが前記折胴120と対向するときに、当該針112a〜112cの没入と突出とを交互に繰り返すように前記針用カムフォロア113a〜113cを移動させる形状に、前記カム面115aが形成されているのである(詳細は前記特許文献1参照)。
〈折胴の針用のカム機構〉
前記折胴120の操作側(図1中、紙面手前側)には、図3に示すように、外周に所定形状のカム面125aを有する円板状の針用メインカム125が、その中心を当該折胴120の中心と一致させるようにして設けられており、当該針用メインカム125は、図3に示す規定位置(ノンコレクト位置)に位置決め固定されている。
前記折胴120の操作側(図1中、紙面手前側)の前記針用メインカム125と当該折胴120との間となる位置には、図4に示すように、外周に所定形状のカム面126aを有する扇状の針用サブカム126が、当該折胴120の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該針用サブカム126は、図4中、実線で示す第一の位置(ノンコレクト位置)P261と、二点鎖線で示す第二の位置(コレクト位置)P262とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記折胴120の操作側(図1中、紙面手前側)には、前記針121a〜121dを当該折胴120の外周面に対してそれぞれ出没させるように移動可能な針用カムフォロア123a〜123dが、当該折胴120の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記針用カムフォロア123a〜123dは、前記折胴120の径方向外側への移動に伴って、前記針121a〜121dを当該折胴120の外周面よりも径方向内側へ没入移動させると共に、前記折胴120の径方向内側への移動に伴って、前記針121a〜121dを当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出移動させることができるように、当該針121a〜121dに対してそれぞれ連結されている。
図5に示すように、前記針用カムフォロア123b,123dは、前記針用メインカム125の前記カム面125aと前記針用サブカム126の前記カム面126aとの両方に当接できるように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム125,126の当該カム面125a,126a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面125a,126aに対してそれぞれ付勢されている。
他方、前記針用カムフォロア123a,123cは、前記針用サブカム126の前記カム面126aに当接することなく前記針用メインカム125の前記カム面125aのみに当接できるように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム125の当該カム面125a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面125aに対してそれぞれ付勢されている。
つまり、前記針用メインカム125は、前記針121a〜121dが前記断裁待機胴110に対向するときから前記第一のくわえ胴130に対向するときまでの間において、当該針121a〜121dを前記折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出させるように前記針用カムフォロア123a〜123dを径方向内側へ移動させる形状に、前記カム面125aが形成され、前記針用サブカム126は、前記第一の位置P261に位置付けされていると、前記針121a〜121dが前記第一のくわえ胴130に対向するときから前記断裁待機胴110に対向するときまでの間において、前記カム面126aに前記針用カムフォロア123a,123cを載せることなく前記針用カムフォロア123b,123dのみを載せることにより、上記針121b,121dを前記折胴120の外周面よりも径方向内側へ没入させるように上記針用カムフォロア123b,123dのみを径方向外側へ移動させ、前記第二の位置P262に位置付けされていると、前記針121a〜121dが前記断裁待機胴110と対向するときに、前記カム面126aに前記針用カムフォロア123a,123cを載せることなく前記針用カムフォロア123b,123dのみを載せることにより、上記針123a,121cを前記折胴120の外周面よりも径方向内側へ没入させることなく、上記針121b,121dのみを前記折胴120の外周面よりも径方向内側へ没入させるように上記針用カムフォロア123b,123dのみを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面126aが形成されているのである(詳細は前記特許文献1参照)。
〈折胴の折ブレード用のカム機構〉
前記折胴120の原動機側(図1中、紙面奥側)には、図6に示すように、外周に所定形状のカム面127aを有する円板状の折ブレード用カム127が、その中心を当該折胴120の中心と一致させるようにして設けられており、当該折ブレード用カム127は、図6に示す規定位置(全折り位置)に位置決め固定されている。
前記折胴120の原動機側(図1中、紙面奥側)には、前記折ブレード122a〜122dを当該折胴110の外周面に対してそれぞれ出没させるように移動可能な折ブレード用カムフォロア124a〜124dが、当該折胴120の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記折ブレード用カムフォロア124a〜124dは、前記折胴120の径方向外側への移動に伴って、前記折ブレード122a〜122dを当該折胴120の外周面よりも径方向内側へ没入移動させると共に、前記折胴120の径方向内側への移動に伴って、前記折ブレード122a〜122dを当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出移動させることができるように、当該折ブレード122a〜122dに対してそれぞれ連結されている。
前記折ブレード用カムフォロア124a〜124dは、前記折ブレード用カム127の前記カム面127a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面127aに対してそれぞれ付勢されている。
つまり、前記折ブレード用カム127は、前記規定位置(全折り位置)に位置決め固定されることにより、前記折ブレード122a〜122dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、当該折ブレード122a〜122dを前記折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出させるように前記折ブレード用カムフォロア124a〜124dを径方向内側へ移動させる形状に、前記カム面127aが形成されているのである(詳細は前記特許文献1参照)。
〈第一のくわえ胴のくわえ板装置のカム機構〉
前記第一のくわえ胴130の操作側(図1中、紙面手前側)には、図7に示すように、外周に所定形状のカム面135aを有する円板状のくわえ板用メインカム135が、その中心を当該第一のくわえ胴130の中心と一致させるようにして設けられており、当該くわえ板用メインカム135は、図7に示す規定位置(全折り位置)に位置決め固定されている。
前記第一のくわえ胴130の操作側(図1中、紙面手前側)の前記くわえ板用メインカム135と当該第一のくわえ胴130との間となる位置には、図8に示すように、外周に所定形状のカム面136Aaを有する扇状のくわえ板用第一サブカム136Aが、当該第一のくわえ胴130の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該くわえ板用第一サブカム136Aは、図8中、実線で下に示す第一の位置(下一回折り位置)P361と、二点鎖線で下に示す第二の位置(下二回折り位置)P362と、点線で下に示す第三の位置(下デルタ折り位置)P363と、一点鎖線で上に示す第四の位置(上一回折り位置)P364と、二点鎖線で上に示す第五の位置(上二回折り位置)P365と、点線で上に示す第六の位置(上デルタ折り位置)P366とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の操作側(図1中、紙面手前側)の前記くわえ板用メインカム135よりも当該第一のくわえ胴130の軸端側(図1中、紙面手前側)となる位置には、図9に示すように、外周に所定形状のカム面136Baを有する扇状のくわえ板用第二サブカム136Bが、当該第一のくわえ胴130の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該くわえ板用第二サブカム136Bは、図9中、実線で下に示す第一の位置(下一回折り位置)P361と、二点鎖線で下に示す第二の位置(下二回折り位置)P362と、点線で下に示す第三の位置(下デルタ折り位置)P363と、一点鎖線で上に示す第四の位置(上一回折り位置)P364と、二点鎖線で上に示す第五の位置(上二回折り位置)P365と、点線で上に示す第六の位置(上デルタ折り位置)P366とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の操作側(図1中、紙面手前側)の前記くわえ板用メインカム135と前記くわえ板用第二サブカム136Bとの間となる位置には、図10に示すように、外周に所定形状のカム面136Caを有する扇状のくわえ板用第三サブカム136Cが、当該第一のくわえ胴130の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該くわえ板用第三サブカム136Cは、図10中、一点鎖線で下に示す第一の位置(下一回折り位置)P361と、点線で下に示す第二の位置(下二回折り位置)P362と、二点鎖線で下に示す第三の位置(下デルタ折り位置)P363と、実線で上に示す第四の位置(上一回折り位置)P364と、点線で上に示す第五の位置(上二回折り位置)P365と、二点鎖線で上に示す第六の位置(上デルタ折り位置)P366とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の操作側(図1中、紙面手前側)には、前記くわえ板装置131a〜131dのくわえ板を開閉させるように移動可能なくわえ板用カムフォロア133a〜133dが、当該第一のくわえ胴130の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記くわえ板用カムフォロア133a〜133dは、前記第一のくわえ胴130の径方向外側への移動に伴って、前記くわえ板装置131a〜131dのくわえ板を開放すると共に、前記第一のくわえ胴130の径方向内側への移動に伴って、前記くわえ板装置131a〜131dのくわえ板を閉鎖することができるように、当該くわえ板装置131a〜131dのくわえ板に対してそれぞれ連結されている。
図11に示すように、前記くわえ板用カムフォロア133aは、前記くわえ板用メインカム135の前記カム面135a及び前記くわえ板用第一サブカム136Aの前記カム面136Aaに当接する一方、前記くわえ板用第二サブカム136Bの前記カム面136Ba及び前記くわえ板用第三サブカム136Cの前記カム面136Caに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム135,136Aの当該カム面135a,136Aa上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面135a,136Aaに対して付勢されている。
前記くわえ板用カムフォロア133bは、前記くわえ板用メインカム135の前記カム面135a及び前記くわえ板用第二サブカム136Bの前記カム面136Ba並びに前記くわえ板用第三サブカム136Cの前記カム面136Caに当接する一方、前記くわえ板用第一サブカム136Aの前記カム面136Aaに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム135,136B,136Cの当該カム面135a,136Ba,136Ca上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面135a,136Ba,136Caに対して付勢されている。
前記くわえ板用カムフォロア133cは、前記くわえ板用カムフォロア133aと同様に、前記くわえ板用メインカム135の前記カム面135a及び前記くわえ板用第一サブカム136Aの前記カム面136Aaに当接する一方、前記くわえ板用第二サブカム136Bの前記カム面136Ba及び前記くわえ板用第三サブカム136Cの前記カム面136Caに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム135,136Aの当該カム面135a,136Aa上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面135a,136Aaに対して付勢されている。
前記くわえ板用カムフォロア133dは、前記くわえ板用メインカム135の前記カム面135a及び前記くわえ板用第三サブカム136Cの前記カム面136Caに当接する一方、前記くわえ板用第一サブカム136Aの前記カム面136Aa及び前記くわえ板用第二サブカム136Bの前記カム面136Baに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム135,136Cの当該カム面135a,136Ca上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面135a,136Caに対して付勢されている。
つまり、前記くわえ板用メインカム135は、前記くわえ板装置131a〜131dが前記折胴120と対向するときに、すべての前記くわえ板用カムフォロア133a〜133dを前記カム面135aに載せることにより、すべての当該くわえ板装置131a〜131dのくわえ板を開放させるように当該くわえ板用カムフォロア133a〜133dを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面135aが形成され、前記くわえ板用第一サブカム136Aは、前記第一〜三の位置P361〜P363に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、又は、前記第四〜六の位置P364〜P366に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の上くわえ胴140と対向するときに、前記カム面136Aaに上記くわえ板用カムフォロア133b,133dを載せることなく上記くわえ板用カムフォロア133a,133cのみを載せることにより、上記くわえ板装置131b,131dのくわえ板を開放させることなく、上記くわえ板装置131a,131cのくわえ板のみを開放させるように上記くわえ板用カムフォロア133a,133dのみを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面136Aaが形成され、前記くわえ板用第二サブカム136Bは、前記第一〜三の位置P361〜P363に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、又は、前記第四〜六の位置P364〜P366に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の上くわえ胴140と対向するときに、前記カム面136Baに上記くわえ板用カムフォロア133a,133c,133dを載せることなく上記くわえ板用カムフォロア133bのみを載せることにより、上記くわえ板装置131a,131c,131dのくわえ板を開放させることなく、上記くわえ板装置131bのくわえ板のみを開放させるように上記くわえ板用カムフォロア133bのみを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面136Baが形成され、前記くわえ板用第三サブカム136Cは、前記第一〜三の位置P361〜P363に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、又は、前記第四〜六の位置P364〜P366に位置付けされて、前記くわえ装置131a〜131dが前記第二の上くわえ胴140と対向するときに、前記カム面136Caに上記くわえ板用カムフォロア133a,133cを載せることなく上記くわえ板用カムフォロア133b,133dのみを載せることにより、上記くわえ板装置131a,131cのくわえ板を開放させることなく、上記くわえ板装置131b,131dのくわえ板のみを開放させるように上記くわえ板用カムフォロア133b,133dのみを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面136Caが形成されているのである。
〈第一のくわえ胴の折ブレードのカム機構〉
前記第一のくわえ胴130の原動機側(図1中、紙面奥側)には、図12に示すように、外周に所定形状のカム面137aを有する円板状の折ブレード用メインカム137が、その中心を当該第一のくわえ胴130の中心と一致させるようにして設けられており、当該折ブレード用メインカム137は、図12中、実線で示す第一の位置(折り有り位置)P371と、二点鎖線で示す第二の位置(折り無し位置)P372とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の原動機側(図1中、紙面奥側)の前記折ブレード用メインカム137と当該第一のくわえ胴130との間となる位置には、図13に示すように、外周に所定形状のカム面138Aaを有する扇状の折ブレード用第一サブカム138Aが、当該第一のくわえ胴130の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該折ブレード用第一サブカム138Aは、図13中、実線で示す第一の位置(上折り無し位置)P381と、二点鎖線で示す第二の位置(退避位置)P382と、点線で示す第三の位置(下折り無し位置)P383とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の原動機側(図1中、紙面奥側)の前記折ブレード用メインカム137よりも当該第一のくわえ胴130の軸端側(図1中、紙面手前側)となる位置には、図14に示すように、外周に所定形状のカム面138Baを有する扇状の折ブレード用第二サブカム138Bが、当該第一のくわえ胴130の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該折ブレード用第二サブカム138Bは、図14中、実線で示す第一の位置(上折り無し位置)P381と、二点鎖線で示す第二の位置(退避位置)P382と、点線で示す第三の位置(下折り無し位置)P383とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第一のくわえ胴130の原動機側(図1中、紙面奥側)には、前記折ブレード132a〜132dを当該第一のくわえ胴130の外周面に対してそれぞれ出没させるように移動可能な折ブレード用カムフォロア134a〜134dが、当該第一のくわえ胴130の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記折ブレード用カムフォロア134a〜134dは、前記第一のくわえ胴130の径方向外側への移動に伴って、前記折ブレード132a〜132dを当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入移動させると共に、前記第一のくわえ胴130の径方向内側への移動に伴って、前記折ブレード132a〜132dを当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向外側へ突出移動させることができるように、当該折ブレード132a〜132dに対してそれぞれ連結されている。
図15に示すように、前記折ブレード用カムフォロア134a,134cは、前記折ブレード用メインカム137の前記カム面137a及び前記折ブレード用第一サブカム138Aの前記カム面138Aaに当接する一方、前記折ブレード用第二サブカム138Bの前記カム面138Baに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム137,138Aの当該カム面137a,138Aa上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面137a,138Aaに対して付勢されている。
前記折ブレード用カムフォロア134b,134cは、前記折ブレード用メインカム137の前記カム面137a及び前記折ブレード用第二サブカム138Bの前記カム面138Baに当接する一方、前記折ブレード用第一サブカム138Aの前記カム面138Aaに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム137,138Bの当該カム面137a,138Ba上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面137a,138Baに対して付勢されている。
つまり、前記折ブレード用メインカム137は、前記第一の位置P371に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、当該折ブレード132a〜132dを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向外側へ突出させるように前記折ブレード用カムフォロア134a〜134dを径方向内側へ移動させ、前記第二の位置P372に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第一の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、当該折ブレード132a〜132dを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させるように前記折ブレード用カムフォロア134a〜134dを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面137aが形成され、前記折ブレード用第一サブカム138Aは、前記第一の位置P381に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の上くわえ胴140と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134b,134dを前記カム面138Aaに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134a,134cのみを前記カム面138Aaに載せることにより、前記折ブレード132a,132cを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134a,134cをそのまま移動させ、前記第三の位置P383に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134b,134dを前記カム面138Aaに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134a,134cのみを前記カム面138Aaに載せることにより、前記折ブレード132a,132cを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134a,134cをそのまま移動させ、前記第二の位置P382に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134b,134dを前記カム面138Aaに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134a,134cのみを前記カム面138Aaに載せることにより、前記折ブレード132a,132cを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134a,134cをそのまま移動させる形状に、上記カム面138Aaが形成され、前記折ブレード用第二サブカム138Bは、前記第一の位置P381に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の上くわえ胴140と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134a,134cを前記カム面138Aaに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134b,134dのみを前記カム面138Baに載せることにより、前記折ブレード132b,132dを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134b,134dをそのまま移動させ、前記第三の位置P383に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134a,134cを前記カム面138Baに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134b,134dのみを前記カム面138Baに載せることにより、前記折ブレード132b,132dを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134b,134dをそのまま移動させ、前記第二の位置P382に位置付けされていると、前記折ブレード132a〜132dが前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150と対向するときに、上記折ブレード用カムフォロア134a,134cを前記カム面138Baに載せることなく上記折ブレード用カムフォロア134b,134dのみを前記カム面138Baに載せることにより、前記折ブレード132b,132dを前記第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入させたままの状態とするように上記折ブレード用カムフォロア134b,134dをそのまま移動させる形状に、上記カム面138Baが形成されているのである。
〈第二の上くわえ胴のくわえ板装置のカム機構〉
前記第二の上くわえ胴140の操作側(図1中、紙面手前側)には、図16に示すように、外周に所定形状のカム面145aを有する円板状のくわえ板用カム145が、その中心を当該第二の上くわえ胴140の中心と一致させるようにして設けられており、当該くわえ板用カム145は、図16中、実線で示す第一の位置(くわえ替え有り位置)P451と、二点鎖線で示す第二の位置(くわえ替え無し位置)P452とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第二の上くわえ胴140の操作側(図1中、紙面手前側)には、前記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を開閉させるように移動可能なくわえ板用カムフォロア143b,143dが、当該第二の上くわえ胴140の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記くわえ板用カムフォロア143b,143dは、前記第二の上くわえ胴140の径方向外側への移動に伴って、前記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を開放すると共に、前記第二の上くわえ胴140の径方向内側への移動に伴って、前記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を閉鎖することができるように、当該くわえ板装置141b,141dのくわえ板に対してそれぞれ連結されている。
前記くわえ板用カムフォロア143b,143dは、前記くわえ板用カム145の前記カム面145a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面145aに対してそれぞれ付勢されている。
つまり、前記くわえ板用カム145は、前記第一の位置P451に位置付けされていると、前記くわえ板装置141b,141dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を開放状態から閉鎖状態となるように前記くわえ板用カムフォロア143b,143dを径方向内側へ移動させると共に、前記くわえ板装置141b,141dが前記上搬送ベルト161と連絡するときに、上記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を閉鎖状態から開放状態となるように前記くわえ板用カムフォロア143b,143dを径方向外側へ移動させ、前記第二の位置P452に位置付けされていると、前記くわえ板装置141b,141dが前記第一のくわえ胴130と対向するとき及び前記上搬送ベルト161と連絡するときに、上記くわえ板装置141b,141dのくわえ板を閉鎖させたままの状態とするように前記くわえ板用カムフォロア143b,143dを径方向外側へ位置させたままの状態で移動させる形状に、上記カム面145aが形成されているのである。
〈第二の上くわえ胴のくわえ爪装置のカム機構〉
前記第二の上くわえ胴140の原動機側(図1中、紙面奥側)には、図17に示すように、外周に所定形状のカム面147aを有する円板状のくわえ爪用メインカム147が、その中心を当該第二の上くわえ胴140の中心と一致させるようにして設けられており、当該くわえ爪用メインカム147は、図17中、実線で示す第一の位置(くわえ替え有り位置)P471と、二点鎖線で示す第二の位置(くわえ替え無し位置)P472とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第二の上くわえ胴140の原動機側(図1中、紙面奥側)の前記くわえ爪用メインカム147と当該第二の上くわえ胴140との間となる位置には、図18に示すように、外周に所定形状のカム面148aを有する扇状のくわえ爪用サブカム148が、当該第二の上くわえ胴140の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該くわえ爪用サブカム148は、図18中、実線で示す第一の位置(くわえ替え有り位置)P481と、二点鎖線で示す第二の位置(くわえ替え無し位置)P482とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第二の上くわえ胴140の原動機側(図1中、紙面奥側)には、前記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を開閉させるように移動可能なくわえ爪用カムフォロア144b,144dが、当該第二の上くわえ胴140の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記くわえ爪用カムフォロア144b,144dは、前記第二の上くわえ胴140の径方向外側への移動に伴って、前記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を開放すると共に、前記第二の上くわえ胴140の径方向内側への移動に伴って、前記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を閉鎖することができるように、当該くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪に対してそれぞれ連結されている。
図19に示すように、前記くわえ爪用カムフォロア144bは、前記くわえ爪用メインカム147の前記カム面147a及び前記くわえ爪用サブカム148の前記カム面148aの両方に当接するように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム147,148の当該カム面147a,148a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面147a,148aに対して付勢されている。
前記くわえ爪用カムフォロア144dは、前記くわえ爪用メインカム147の前記カム面147aに当接する一方、前記くわえ爪用サブカム148の前記カム面148aに当接することのないように、その軸方向の位置が設定されると共に、当該カム147の当該カム面147a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面147aに対して付勢されている。
つまり、前記くわえ爪用メインカム147は、前記第一の位置P471に位置付けされていると、前記くわえ爪装置142b,142dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を開放状態から閉鎖状態となるように前記くわえ爪用カムフォロア144b,144dを径方向内側へ移動させると共に、前記くわえ爪装置142b,142dが前記上搬送ベルト161と連絡するときに、上記くわえ爪装置142b,142dのくわえ板を閉鎖状態から開放状態となるように前記くわえ爪用カムフォロア144b,144dを径方向外側へ移動させ、前記第二の位置P472に位置付けされていると、前記くわえ爪装置142b,142dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を開放させた状態で通過させるように前記くわえ爪用カムフォロア144b,144dを径方向外側へ位置させた状態で移動させると共に、前記くわえ爪装置142b,142dが前記上搬送ベルト161と連絡するときに、上記くわえ爪装置142b,142dのくわえ爪を閉鎖させた状態で通過させるように前記くわえ爪用カムフォロア144b,144dを径方向内側へ位置させた状態で移動させる形状に、上記カム面147aが形成され、前記くわえ爪用サブカム148は、前記第一の位置P481に位置付けされていると、前記くわえ爪装置142b,142dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ爪用カムフォロア144dを前記カム面148aに載せることなく上記くわえ爪用カムフォロア144bのみを前記カム面137aに載せることにより、上記くわえ爪装置142bのくわえ爪を開放状態から閉鎖状態となるように前記くわえ爪用カムフォロア144bを径方向内側へ移動させ、前記第二の位置P482に位置付けされていると、前記くわえ爪装置142b,142dが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ爪用カムフォロア144dを前記カム面148aに載せることなく上記くわえ爪用カムフォロア144bのみを前記カム面137aに載せることにより、上記くわえ爪装置142bのくわえ爪を開放させた状態で通過させるように前記くわえ爪用カムフォロア144bを径方向外側へ位置させた状態で移動させる形状に、上記カム面148aが形成されているのである。
〈第二の下くわえ胴のくわえ板装置のカム機構〉
前記第二の下くわえ胴150の操作側(図1中、紙面手前側)には、図20に示すように、外周に所定形状のカム面155aを有する円板状のくわえ板用メインカム155が、その中心を当該第二の下くわえ胴150の中心と一致させるようにして設けられており、当該くわえ板用メインカム155は、図20に示す規定位置(くわえ替え有り位置)に位置決め固定されている。
前記第二の下くわえ胴150の操作側(図1中、紙面手前側)の前記くわえ板用メインカム155と当該第二の下くわえ胴150との間となる位置には、図21に示すように、外周に所定形状のカム面156aを有する扇状のくわえ板用サブカム156が、当該第二の下くわえ胴150の中心を中心にして円弧移動できるように設けられており、当該くわえ板用サブカム156は、図21中、実線で示す第一の位置(くわえ替え有り位置)P561と、二点鎖線で示す第二の位置(くわえ替え無し位置)P562とに切り換えできるように移動可能となっている。
前記第二の下くわえ胴150の操作側(図1中、紙面手前側)には、前記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を開閉させるように移動可能なくわえ板用カムフォロア153a〜153cが、当該第二の上くわえ胴140の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cは、前記第二の下くわえ胴150の径方向外側への移動に伴って、前記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を開放すると共に、前記第二の下くわえ胴150の径方向内側への移動に伴って、前記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を閉鎖することができるように、当該くわえ板装置151a〜151cのくわえ板に対してそれぞれ連結されている。
前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cは、前記くわえ板用メインカム155の前記カム面155a及び前記くわえ板用サブカム156の前記カム面156a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面155a,156aに対してそれぞれ付勢されている。
つまり、前記くわえ板用メインカム155は、前記くわえ板装置151a〜151cが前記第一のくわえ胴130と対向するとき及び前記下搬送ベルト162と連絡するときに、上記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を閉鎖させたままの状態とするように前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cを径方向内側へ位置させたままの状態で移動させる形状に、上記カム面155aが形成され、前記くわえ板用サブカム156は、前記第一の位置P561に位置付けされていると、前記くわえ板装置151a〜151cが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を開放状態から閉鎖状態となるように前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cを径方向内側へ移動させると共に、前記くわえ板装置151a〜151cが前記下搬送ベルト162と連絡するときに、上記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を閉鎖状態から開放状態となるように前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cを径方向外側へ移動させ、前記第二の位置P562に位置付けされていると、前記くわえ板装置151a〜151cが前記第一のくわえ胴130と対向するとき及び前記下搬送ベルト162と連絡するときに、上記くわえ板装置151a〜151cのくわえ板を開放させたままの状態とするように前記くわえ板用カムフォロア153a〜153cを径方向外側へ位置させたままの状態で移動させる形状に、上記カム面156aが形成されているのである。
〈第二の下くわえ胴のくわえ爪装置のカム機構〉
前記第二の下くわえ胴150の原動機側(図1中、紙面奥側)には、図22に示すように、外周に所定形状のカム面157aを有する円板状のくわえ爪用カム157が、その中心を当該第二の下くわえ胴150の中心と一致させるようにして設けられており、当該くわえ爪用カム157は、図22に示す規定位置(くわえ替え有り位置)に位置決め固定されている。
前記第二の下くわえ胴150の原動機側(図1中、紙面奥側)には、前記くわえ爪装置152a〜152cのくわえ爪を開閉させるように移動可能なくわえ爪用カムフォロア154a〜154cが、当該第二の下くわえ胴150の回転に伴って公転移動できるようにそれぞれ設けられている。
前記くわえ爪用カムフォロア154a〜154cは、前記第二の下くわえ胴150の径方向外側への移動に伴って、前記くわえ爪装置152a〜152cのくわえ爪を開放すると共に、前記第二の下くわえ胴150の径方向内側への移動に伴って、前記くわえ爪装置152a〜152cのくわえ爪を閉鎖することができるように、当該くわえ爪装置152a〜152cのくわえ爪に対してそれぞれ連結されている。
前記くわえ爪用カムフォロア154a〜154cは、前記くわえ爪用カム157の前記カム面157a上を転動できるようにトーションバー等の図示しない付勢手段によって当該カム面157aに対して付勢されている。
つまり、前記くわえ爪用カム157は、前記くわえ爪装置152a〜152cが前記第一のくわえ胴130と対向するときに、上記くわえ爪装置152a〜152cのくわえ爪を開放状態から閉鎖状態となるように前記くわえ爪用カムフォロア154a〜154bを径方向内側へ移動させると共に、前記くわえ爪装置152a〜152cが前記下搬送ベルト162と連絡するときに、上記くわえ爪装置152a〜152cのくわえ板を閉鎖状態から開放状態となるように前記くわえ爪用カムフォロア154a〜154cを径方向外側へ移動させる形状に、上記カム面157aが形成されているのである。
〈折仕様等設定制御機構〉
図23に示すように、前記折胴120の前記第一の胴本体120Aと前記第二の胴本体120Bとを周方向へ相対的に移動させる駆動モータ171と、前記第一のくわえ胴130の前記第一の胴本体130Aと前記第二の胴本体130Bとを周方向へ相対的に移動させる駆動モータ172と、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を回転駆動する駆動モータ181と、前記折胴120の前記針用サブカム126を移動させるアクチュエータ182と、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136C,前記折ブレード用メインカム137,前記折ブレード用第一,二サブカム138A,138Bをそれぞれ移動させる各アクチュエータ183A〜183C,184,185A,185Bと、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カム145,前記くわえ爪用メインカム147,前記くわえ爪用サブカム148をそれぞれ移動させる各アクチュエータ186〜188と、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板用サブカム156を移動させるアクチュエータ189とは、制御手段である制御装置190の出力部にそれぞれ電気的に接続されている。前記制御装置190の入力部には、折丁のシートの枚数を入力される枚数入力部191aと、折丁の搬送経路を入力される搬送経路入力部191bと、折仕様を入力される折仕様入力部191cとを有する入力手段である入力器191が電気的に接続されており、当該制御装置190は、当該入力器191の当該入力部191a〜191cに入力された情報に基づいて、前記モータ171,172,181及び前記アクチュエータ182〜189の作動を制御することができるようになっている(詳細は後述する)。
なお、本実施形態においては、前記くわえ板装置141b,141d及び前記くわえ爪装置142b,142d等により第二の上流側くわえ胴用保持手段を構成し、前記くわえ板装置151a〜151c及び前記くわえ爪装置152a〜152c等により第二の下流側くわえ胴用保持手段を構成し、前記折胴120の前記第一,二の胴本体120A,120B及び前記波動歯車装置、前記第一のくわえ胴130の前記第一,二の胴本体130A,130B及び前記波動歯車装置、前記胴120,130,140,150の同期回転機構、前記駆動モータ171,172等により、折位置調整手段を構成し、前記断裁待機胴110の前記針用カムフォロア113a〜113c、前記針用カム115、前記折胴120の前記針用カムフォロア123a〜123d、前記針用メインカム125、前記針用サブカム126、前記駆動モータ181、前記アクチュエータ182等により、枚数切換手段を構成し、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用カムフォロア133a〜133d、前記折ブレード用カムフォロア134a〜134d、前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136C、前記折ブレード用メインカム137、前記折ブレード用第一,二サブカム138A,138B、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カムフォロア143b,143d、前記くわえ爪用カムフォロア144b,144d、前記くわえ板用カム145、前記くわえ爪用メインカム147、前記くわえ爪用サブカム148、前記第二の下咥え胴150の前記くわえ板用カムフォロア153a〜153c、前記くわえ板用メインカム155、前記くわえ板用サブカム156、前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189等により、折回数切換手段と搬送経路切換手段との両方を構成している。
このような本実施形態に係る折機の作動を図24〜40に基づいて次に説明する。
〈ノンコレクト/平行一回折り/下側排出〉
前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「平行一回折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前記折胴120の前記第一の胴本体120Aに対する前記第二の胴本体120Bの位相(周方向の位置)を平行一回折りの折仕様となるように前記駆動モータ171を作動させて当該第二の胴本体120Bを当該第一の胴本体120Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記くわえ胴130,140,150が同期回転機構により同期回転して位相調整され、さらに、前記第一のくわえ胴130の前記第一の胴本体130Aに対する前記第二の胴本体130Bの位相(周方向の位置)を平行一回折りの折仕様となるように前記駆動モータ172を作動させて当該第二の胴本体130Bを当該第一の胴本体130Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150が同期回転機構によりさらに同期回転して位相調整される。
これにより、平行一回折りの折仕様に調整された前記折胴120の前記折ブレード122a〜122dの周方向の位置に対応するように、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置が平行一回折りの位置に調整されると共に、当該くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置に対応するように、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ爪装置142b,142d,152a〜152cの周方向の位置が平行一回折りの位置に位相調整される(詳細には前記特許文献1参照)。
引き続き、前記制御装置190は、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を前記規定位置(ノンコレクト位置)に位置決め固定するように前記駆動モータ181の作動を停止させ(図2参照)、前記折胴120の前記針用サブカム126を前記第一の位置(ノンコレクト位置)P261に位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図24参照)。
さらに、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136Cを前記第一の位置(下一回折り位置)P361に位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183Cを作動させ(図25参照)、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード用メインカム137を前記第二の位置(折り無し位置)P372に位置付けるように前記アクチュエータ184を作動させると共に前記折ブレード用第一,二サブカム138A,138Bを前記第二の位置(退避位置)P382に位置付けるように前記アクチュエータ185A,185Bを作動させる(図26参照)。
くわえて、前記制御装置190は、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カム145を前記第二の位置(くわえ替え無し位置)P452に位置付けるように前記アクチュエータ186を作動させ(図27参照)、当該第二の上くわえ胴140の前記くわえ爪用メインカム147を前記第二の位置(くわえ替え無し位置)P472に位置付けるように前記アクチュエータ187を作動させると共に前記くわえ爪用サブカム148を前記第二の位置(くわえ替え無し位置)P482に位置付けるように前記アクチュエータ188を作動させる(図28参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板用サブカム156を前記第二の位置(くわえ替え無し位置)P562に位置付けるように前記アクチュエータ189を作動させる(図29参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにする。このとき、前記断裁待機胴110の前記針112a〜112cは、前記針用カムフォロア113a〜113bが径方向外側へ移動することにより、当該断裁待機胴110の外周面よりも径方向内側へ没入するため、シートを保持することがない(詳細には前記特許文献1参照)。
そして、前記断裁待機胴110に対向した前記折胴120の前記針121aは、前記針用カムフォロア123aが当該折胴120の径方向内側へ移動することにより、当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出して、シートの搬送方向先端側に突き刺さって当該シートの搬送方向先端側を保持して搬送し、前記第一のくわえ胴130との対接位置を通過する。
前記折胴120の前記折ブレード122aは、前記第一のくわえ胴130と対向するとき、前記折ブレード用カムフォロア124aが当該折胴120の径方向内側へ移動することにより、当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ突出して、前記針121aに保持されている前記シートの搬送方向中程を幅方向全長にわたって押し出す。
このとき、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aが前記折胴120に対向して、前記くわえ板用カムフォロア133aが当該第一のくわえ胴130の径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板が開放状態となるため、上記折胴120の前記折ブレード122aが前記シートの中程を当該くわえ板装置131aの内部に差し込んだ後、当該第一のくわえ胴130の上記くわえ板用カムフォロア133aが当該第一のくわえ胴130の径方向内側へ移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板が閉鎖状態となり、当該くわえ板装置131aが当該シートの中程を保持、すなわち、シートを二つ折りにした状態で保持して搬送する。
前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131aが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア133aが径方向内側に位置したまま移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板を開放状態にさせることなく閉鎖状態のまま当該くわえ板装置131aが前記シートを保持した状態で通過する。なお、前記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132aは、前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード用カムフォロア134aが、当該第一のくわえ胴130の径方向外側に位置したまま移動するため、当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入した状態で通過する。
他方、前記第二の上くわえ胴140は、前記くわえ爪装置142bが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、前記くわえ爪用カムフォロア144bが径方向外側に位置するように移動することにより、当該くわえ爪装置142bのくわえ爪を開放させた状態で通過させ、上記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aのシートをくわえることはない。なお、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板装置141bは、前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カムフォロア143bが、当該第二の上くわえ胴140の径方向外側に位置したまま移動するため、くわえ板を開放させたままの状態で通過する。
そして、前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131aが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア133aが径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板が開放状態となる。なお、前記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132aは、前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前記折ブレード用カムフォロア134aが当該第一のくわえ胴130の径方向外側に位置したまま移動するため、当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向内側へ没入したまま通過する。
他方、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ爪装置152aが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、前記くわえ爪用カムフォロア154aが径方向外側から内側へ移動することにより、当該くわえ爪装置152aのくわえ爪が開放状態から閉鎖状態となり、当該くわえ爪装置152aが上記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aからシートを受け取って保持搬送する。なお、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板装置151aは、前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第二の下くわえ胴150の前記くわえ板用カムフォロア153aが、当該第二の下くわえ胴150の径方向外側に位置したまま移動するため、くわえ板を開放させたままの状態で通過する。
そして、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ爪装置152aが前記下搬送ベルト162と対向するとき、前記くわえ爪用カムフォロア154aが径方向内側から外側へ移動することにより、当該くわえ爪装置152aのくわえ爪が閉鎖状態から開放状態となり、上記下搬送ベルト162へシートを受け渡す。
なお、前記胴110,120,130,140,150の前記針112b,112c,121b〜121d、前記折ブレード122b〜122d,132b〜132d、前記くわえ板装置131b〜131d,141d,151b,151cにおいても、上述と同様にして作動する。
〈ノンコレクト/平行二回折り/下側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「平行二回折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、前述した平行一回折りの場合と同様に、当該入力器191からの情報に基づいて、前記折胴120の前記第一の胴本体120Aに対する前記第二の胴本体120Bの位相(周方向の位置)を平行二回折りの折仕様となるように前記駆動モータ171を作動させて当該第二の胴本体120Bを当該第一の胴本体120Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記くわえ胴130,140,150が同期回転機構により同期回転して位相調整され、さらに、前記第一のくわえ胴130の前記第一の胴本体130Aに対する前記第二の胴本体130Bの位相(周方向の位置)を平行二回折りの折仕様となるように前記駆動モータ172を作動させて当該第二の胴本体130Bを当該第一の胴本体130Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150が同期回転機構によりさらに同期回転して位相調整される。
これにより、平行二回折りの折仕様に調整された前記折胴120の前記折ブレード122a〜122dの周方向の位置に対応するように、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置が平行二回折りの位置に調整されると共に、当該くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置に対応して平行二回折りの折仕様に調整された当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード132a〜132dの周方向の位置に対応するように、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板装置141b,141d,151a〜151cの周方向の位置が平行二回折りの位置に位相調整される(詳細には前記特許文献1参照)。
そして、前記制御装置190は、前述した平行一回折りの場合と同様な位置に前記断裁待機胴110の前記針用カム115を位置付けるように前記駆動モータ181の作動を停止させると共に(図2参照)、前記胴120,140の前記カム126,145,147,148を位置付けるように前記アクチュエータ182,186〜188を作動させる(図24,27,28参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136Cを前記第二の位置(下二回折り位置)P362に位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183Cを作動させ(図30参照)、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード用メインカム137を前記第一の位置(折り有り位置)P371に位置付けるように前記アクチュエータ184を作動させると共に前記折ブレード用第一,二サブカム138A,138Bを前記第一の位置(上折り無し位置)P381に位置付けるように前記アクチュエータ185A,185Bを作動させる(図31参照)。
さらに、前記制御装置190は、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板用サブカム156を前記第一の位置(くわえ替え有り位置)P561に位置付けるように前記アクチュエータ189を作動させる(図32参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述した平行一回折りの場合と同様に、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにした後、当該折胴120の前記針121aが、シートの搬送方向先端側に突き刺さって当該シートの搬送方向先端側を保持して搬送し、前記第一のくわえ胴130との対接位置を通過し、当該折胴120の前記折ブレード122aが、上記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ出没すると共に、上記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aのくわえ板が開閉することにより、当該折胴120の上記針121aから当該第一のくわえ胴130の当該くわえ板装置131aにシートが二つ折りにされた状態でくわえ替えされて搬送される。
そして、前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131aが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア133aが径方向内側に位置したまま移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板を閉鎖させた状態、すなわち、当該くわえ板装置131aでシートを保持したまま通過させると共に、前記折ブレード132aが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前記折ブレード用カムフォロア134aが当該第一のくわえ胴130の径方向内側へ移動することにより、当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向外側へ突出して、前記くわえ板装置131aに二つ折り状態で保持されている前記シートの搬送方向中程を幅方向全長にわたって押し出すと共に、上記くわえ板用カムフォロア133aが径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板が開放状態となる。
このとき、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板装置151aが前記第一のくわえ胴130に対向して、当該第二の下くわえ胴150の前記くわえ板用カムフォロア153aが当該第二の下くわえ胴150の径方向外側から内側へ移動することにより、当該くわえ板装置151aのくわえ板が開放状態から閉鎖状態に移行するため、上記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132aで中程を突出された二つ折りの前記シートの当該中程が当該第二の下くわえ胴150の当該くわえ板装置151aの内部に差し込まれて当該くわえ板装置151aに保持、すなわち、上記第一のくわえ胴130から四つ折りにされた状態で当該シートが上記第二の下くわえ胴150にくわえ替えされて保持搬送される。
なお、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ爪装置152aは、前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第二の下くわえ胴150の前記くわえ爪用カムフォロア154aが、当該第二の下くわえ胴150の径方向内側に位置するように移動するため、くわえ爪を閉鎖させたままの状態で通過する。
そして、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ板装置151aが前記下搬送ベルト162と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア153aが径方向内側から外側へ移動することにより、当該くわえ板装置151aのくわえ板が閉鎖状態から開放状態となり、上記下搬送ベルト162へシートを受け渡す。
なお、前記胴110,120,130,140,150の前記針112b,112c,121b〜121d、前記折ブレード122b〜122d,132b〜132d、前記くわえ板装置131b〜131d,141d,151b,151cにおいても、上述と同様にして作動する。
〈ノンコレクト/デルタ折り/下側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「デルタ折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、前述した平行一回折りの場合と同様に、当該入力器191からの情報に基づいて、前記折胴120の前記第一の胴本体120Aに対する前記第二の胴本体120Bの位相(周方向の位置)をデルタ折りの折仕様となるように前記駆動モータ171を作動させて当該第二の胴本体120Bを当該第一の胴本体120Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記くわえ胴130,140,150が同期回転機構により同期回転して位相調整され、さらに、前記第一のくわえ胴130の前記第一の胴本体130Aに対する前記第二の胴本体130Bの位相(周方向の位置)をデルタ折りの折仕様となるように前記駆動モータ172を作動させて当該第二の胴本体130Bを当該第一の胴本体130Aに対して周方向に相対移動させ、これに伴って、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150が同期回転機構によりさらに同期回転して位相調整される。
これにより、デルタ折りの折仕様に調整された前記折胴120の前記折ブレード122a〜122dの周方向の位置に対応するように、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置がデルタ折りの位置に調整されると共に、当該くわえ板装置131a〜131dの周方向の位置に対応してデルタ折りの折仕様に調整された当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード132a〜132dの周方向の位置に対応するように、前記第二の上くわえ胴140及び前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板装置141b,141d,151a〜151cの周方向の位置がデルタ折りの位置に位相調整される(詳細には前記特許文献1参照)。
そして、前記制御装置190は、前述した平行一回折りの場合と同様な位置に前記断裁待機胴110の前記針用カム115を位置付けるように前記駆動モータ181の作動を停止させると共に(図2参照)、前記胴120,140の前記カム126,145,147,18を位置付けるように前記アクチュエータ182,186〜188を作動させ(図24,27,28参照)、前述した平行二回折りの場合と同様な位置に前記胴130,150の前記カム137,138A,138B,156を位置付けるように前記アクチュエータ184,185A,185B,189を作動させる(図31,32参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136Cを前記第三の位置(下デルタ折り位置)P363に位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183Cを作動させる(図33参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述した平行一回折り及び平行二回折りの場合と同様に、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにした後、当該折胴120の前記針121aが、シートの搬送方向先端側に突き刺さって当該シートの搬送方向先端側を保持して搬送し、前記第一のくわえ胴130との対接位置を通過し、当該折胴120の前記折ブレード122aが、上記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該折胴120の外周面よりも径方向外側へ出没すると共に、上記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aのくわえ板が開閉することにより、当該折胴120の上記針121aから当該第一のくわえ胴130の当該くわえ板装置131aにシートが搬送方向中程よりも上流側を二つ折りにされた状態でくわえ替えされて搬送される。
そして、前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131aが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前述した平行二回折りの場合と同様に、当該くわえ板装置131aのくわえ板を閉鎖させた状態、すなわち、当該くわえ板装置131aでシートを保持したまま通過させると共に、前記折ブレード132aが前記第二の下くわえ胴150と対向するとき、前記くわえ板装置131aに搬送方向中程よりも上流側を二つ折り状態で保持されている前記シートの搬送方向中程よりも下流側を幅方向全長にわたって押し出すと共に、上記くわえ板用カムフォロア133aが径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131aのくわえ板が開放状態となる。
このとき、前述した平行二回折りの場合と同様に、前記第二の下くわえ胴150の前記くわえ板装置151aが前記第一のくわえ胴130に対向して、当該くわえ板装置151aのくわえ板が開放状態から閉鎖状態に移行するため、上記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132aで搬送方向中程よりも下流側を突出された二つ折りの前記シートの当該下流側が当該第二の下くわえ胴150の当該くわえ板装置151aの内部に差し込まれて当該くわえ板装置151aに保持、すなわち、上記第一のくわえ胴130からデルタ折りされた状態で当該シートが上記第二の下くわえ胴150にくわえ替えされて保持搬送される。
そして、前記第二の下くわえ胴150は、前述した平行二回折りの場合と同様に、前記くわえ板装置151aが前記下搬送ベルト162と対向するとき、当該くわえ板装置151aのくわえ板が閉鎖状態から開放状態となり、上記下搬送ベルト162へシートを受け渡す。
なお、前記胴110,120,130,140,150の前記針112b,112c,121b〜121d、前記折ブレード122b〜122d,132b〜132d、前記くわえ板装置131b〜131d,141d,151b,151cにおいても、上述と同様にして作動する。
〈ノンコレクト/平行一回折り/上下排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「平行一回折り」、「上下排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した下側排出の平行一回折りの場合と同様にして前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整するように前記駆動モータ171,172を作動させる。
そして、前記制御装置190は、前述した平行一回折りの場合と同様な位置に前記断裁待機胴110の前記針用カム115を位置付けるように前記駆動モータ181の作動を停止させると共に(図2参照)、前記胴120,130,140の前記カム126,137,138A,138B,145,156を位置付けるように前記アクチュエータ182,184〜186,189を作動させる(図24,26,27,29参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一サブカム136Aを前記第一の位置(下一回折り位置)P361に位置付けるように前記アクチュエータ183Aを作動させると共に前記くわえ板用第二,三サブカム136B,136Cを前記第四の位置(上一回折り位置)P364に位置付けるように前記アクチュエータ183B,183Cを作動させる(図34参照)。
さらに、前記制御装置190は、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ爪用メインカム147を前記第一の位置(くわえ替え有り位置)P471に位置付けるように前記アクチュエータ187を作動させると共に前記くわえ爪用サブカム148を前記第一の位置(くわえ替え有り位置)P481に位置付けるように前記アクチュエータ188を作動させる(図35参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述した下側排出の平行一回折りの場合と同様に、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにした後、当該折胴120の前記針121aに保持されたシートが、前述した下側排出の平行一回折りの場合と同様に、前記第一のくわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由して前記下搬送ベルト162に平行一回折りの状態で排出される。
そして、前記折胴120の前記針121bに保持されたシートは、前記針121aに保持されたシートの場合と同様に、当該折胴120の上記針121bから前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bに搬送方向中程を二つ折りにされた状態でくわえ替えされて搬送される。
前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131bが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア133bが径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131bのくわえ板が開放状態となる。
他方、前記第二の上くわえ胴140は、前記くわえ爪装置142bが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、前記くわえ爪用カムフォロア144bが径方向外側から内側へ移動することにより、当該くわえ爪装置142bのくわえ爪が開放状態から閉鎖状態となり、上記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bからシートを受け取り保持して搬送する。
そして、前記第二の上くわえ胴140は、前記くわえ爪装置142bが前記上搬送ベルト161と対向するとき、前記くわえ爪用カムフォロア144bが径方向内側から外側へ移動することにより、当該くわえ爪装置142bのくわえ爪が閉鎖状態から開放状態となり、当該くわえ爪装置142bから上記下搬送ベルト162へシートを受け渡す。
なお、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131cにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aの場合と同様に作動し、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131dにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bの場合と同様に作動し、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ爪装置142dにおいては、当該第二の上くわえ胴140の前記くわえ爪装置142bの場合と同様にして作動する。
これにより、前記断裁待機胴110で一枚ずつ断裁されて前記第一のくわえ胴130で平行一回折りされたシートは、前記第二の上くわえ胴140と前記第二の下くわえ胴150とに交互に受け渡されて排出される。
〈ノンコレクト/平行二回折り/上下排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「平行二回折り」、「上下排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した下側排出の平行二回折りの場合と同様にして前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整するように前記駆動モータ171,172を作動させる。
そして、前記制御装置190は、前述した下側排出の平行二回折りの場合と同様な位置に前記断裁待機胴110の前記針用カム115を位置付けるように前記駆動モータ181の作動を停止させると共に(図2参照)、前記胴120,140,150の前記カム126,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ182,187〜189を作動させる(図24,28,32参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一サブカム136Aを前記第二の位置(下二回折り位置)P362に位置付けるように前記アクチュエータ183Aを作動させると共に前記くわえ板用第二,三サブカム136B,136Cを前記第五の位置(上二回折り位置)P365に位置付けるように前記アクチュエータ183B,183Cを作動させ(図36参照)、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード用メインカム137を前記第一の位置(折り有り位置)P371に位置付けるように前記アクチュエータ184を作動させ、前記折ブレード用第一サブカム138Aを前記第一の位置(上折り無し位置)P381に位置付けるように前記アクチュエータ185Aを作動させると共に前記折ブレード用第二サブカム138Bを前記第三の位置(下折り無し位置)P383に位置付けるように前記アクチュエータ185Bを作動させる(図37参照)。
さらに、前記制御装置190は、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カム145を前記第一の位置(くわえ替え有り位置)P451に位置付けるように前記アクチュエータ186を作動させる(図38参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述した下側排出の平行二回折りの場合と同様に、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにした後、当該折胴120の前記針121aに保持されたシートが、前述した下側排出の平行二回折りの場合と同様に、前記第一のくわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由して前記下搬送ベルト162に平行二回折りの状態で排出される。
そして、前記折胴120の前記針121bに保持されたシートは、前記針121aに保持されたシートの場合と同様に、当該折胴120の上記針121bから前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bに搬送方向中程を二つ折りにされた状態でくわえ替えされて搬送される。
前記第一のくわえ胴130は、前記くわえ板装置131bが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア133bが径方向内側に位置したまま移動することにより、当該くわえ板装置131bのくわえ板を閉鎖させた状態、すなわち、当該くわえ板装置131bでシートを保持したまま通過させると共に、前記折ブレード132bが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、前記折ブレード用カムフォロア134bが当該第一のくわえ胴130の径方向内側へ移動することにより、当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向外側へ突出して、前記くわえ板装置131bに二つ折り状態で保持されている前記シートの搬送方向中程を幅方向全長にわたって押し出すと共に、上記くわえ板用カムフォロア133bが径方向外側へ移動することにより、当該くわえ板装置131bのくわえ板が開放状態となる。
このとき、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板装置141bが前記第一のくわえ胴130に対向して、当該第二の上くわえ胴140の前記くわえ板用カムフォロア143bが当該第二の上くわえ胴140の径方向外側から内側へ移動することにより、当該くわえ板装置141bのくわえ板が開放状態から閉鎖状態に移行するため、上記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132bで中程を突出された二つ折りの前記シートの当該中程が当該第二の上くわえ胴140の当該くわえ板装置141bの内部に差し込まれて当該くわえ板装置141bに保持、すなわち、上記第一のくわえ胴130から四つ折りにされた状態で当該シートが上記第二の上くわえ胴140にくわえ替えされて保持搬送される。
そして、前記第二の上くわえ胴140は、前記くわえ板装置141bが前記上搬送ベルト161と対向するとき、前記くわえ板用カムフォロア143bが径方向内側から外側へ移動することにより、当該くわえ板装置141bのくわえ板が閉鎖状態から開放状態となり、上記上搬送ベルト161へシートを受け渡す。
なお、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131cにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aの場合と同様に作動し、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131dにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bの場合と同様に作動し、前記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132cにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード132aの場合と同様に作動し、前記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132dにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記折ブレード132bの場合と同様に作動し、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板装置141dにおいては、当該第二の上くわえ胴140の前記くわえ板装置141bの場合と同様にして作動する。
これにより、前記断裁待機胴110で一枚ずつ断裁されて前記第一のくわえ胴130で平行一回折りされたシートは、前記第二の上くわえ胴140と前記第二の下くわえ胴150とに交互に受け渡されると同時に平行二回折りされて排出される。
〈ノンコレクト/デルタ折り/上下排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「ノンコレクト」、「デルタ折り」、「上下排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した下側排出のデルタ折りの場合と同様にして前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整するように前記駆動モータ171,172を作動させる。
そして、前記制御装置190は、前述した下側排出のデルタ折りの場合と同様な位置に前記断裁待機胴110の前記針用カム115を位置付けるように前記駆動モータ181の作動を停止させると共に(図2参照)、前記胴120,140,150の前記カム126,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ182,187〜189を作動させ(図24,28,32参照)、前述した上下排出の平行二回折りの場合と同様な位置に前記胴130,140の前記カム137,138A,138B,145を位置付けるように前記アクチュエータ184〜186を作動させる(図37,38参照)。
他方、前記制御装置190は、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一サブカム136Aを前記第三の位置(下デルタ折り位置)P363に位置付けるように前記アクチュエータ183Aを作動させると共に前記くわえ板用第二,三サブカム136B,136Cを前記第六の位置(上デルタ折り位置)P366に位置付けるように前記アクチュエータ183B,183Cを作動させる(図39参照)。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム115,126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定された後、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述した下側排出のデルタ折りの場合と同様に、上記断裁待機胴110の前記断裁刃111a〜111cが、前記折胴120と対向するときに当該ウエブ1を断裁して一枚ずつのシートにした後、当該折胴120の前記針121aに保持されたシートが、前述した下側排出のデルタ折りの場合と同様に、前記第一のくわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由して前記下搬送ベルト162にデルタ折りの状態で排出される。
そして、前記折胴120の前記針121bに保持されたシートは、前記針121aに保持されたシートの場合と同様に、当該折胴120の上記針121bから前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bに搬送方向中程よりも上流側を二つ折りにされた状態でくわえ替えされて搬送される。
前記第一のくわえ胴130は、前述した上下排出の平行二回折りの場合と同様に、前記くわえ板装置131bが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、当該くわえ板装置131bのくわえ板を閉鎖させた状態、すなわち、当該くわえ板装置131bでシートを保持したまま通過させると共に、前記折ブレード132bが前記第二の上くわえ胴140と対向するとき、当該第一のくわえ胴130の外周面よりも径方向外側へ突出して、前記くわえ板装置131bに搬送方向中程よりも上流側を二つ折りにされて保持されている前記シートの搬送方向中程よりも下流側を幅方向全長にわたって押し出すと共に、当該くわえ板装置131bのくわえ板が開放状態となる。
このとき、前述した上下排出の平行二回折りの場合と同様に、前記第二の上くわえ胴140の前記くわえ板装置141bが前記第一のくわえ胴130に対向して、当該くわえ板装置141bのくわえ板が開放状態から閉鎖状態に移行するため、上記第一のくわえ胴130の前記折ブレード132bで搬送方向中程よりも下流側を突出された二つ折りの前記シートの当該搬送方向中程よりも下流側が当該第二の上くわえ胴140の当該くわえ板装置141bの内部に差し込まれて当該くわえ板装置141bに保持、すなわち、上記第一のくわえ胴130からデルタ折りにされた状態で当該シートが上記第二の上くわえ胴140にくわえ替えされて保持搬送される。
そして、前記第二の上くわえ胴140は、前述した上下排出の平行二回折りの場合と同様に、前記くわえ板装置141bが前記上搬送ベルト161と対向するとき、当該くわえ板装置141bのくわえ板が閉鎖状態から開放状態となり、上記上搬送ベルト161へシートを受け渡す。
なお、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131cにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131aの場合と同様に作動し、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131dにおいては、当該第一のくわえ胴130の前記くわえ板装置131bの場合と同様に作動する。
これにより、前記断裁待機胴110で一枚ずつ断裁されて前記第一のくわえ胴130で搬送方向中程よりも上流側を平行一回折りされたシートは、前記第二の上くわえ胴140と前記第二の下くわえ胴150とに交互に受け渡されると同時に搬送方向中程よりも下流側を平行一回折りされることによりデルタ折りとなって排出される。
〈コレクト/平行一回折り/下側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「平行一回折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述したノンコレクトの平行一回折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述した下側排出の平行一回折りの場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させる(図25〜29参照)。
他方、前記制御装置190は、前記折胴120の前記針用サブカム126を前記第二の位置(コレクト位置)P262に位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させると共に(図40参照)、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される(詳細には前記特許文献1参照)。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトの平行一回折りの下側排出の場合と同様にして前記第一くわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由することにより、コレクト状態で平行一回折りされて前記下搬送ベルト162に排出される。
〈コレクト/平行二回折り/下側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「平行二回折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述したノンコレクトの平行二回折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述した下側排出の平行二回折りの場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させると共に(図27,28,30〜32参照)、前述したコレクトの平行一回折りの場合と同様な位置に前記折胴120の前記針用サブカム126を位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図40参照)。
さらに、前記制御装置190は、前述したコレクトの平行一回折りの場合と同様に、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述したコレクトの平行一回折りの場合と同様に、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトの平行二回折りの下側排出の場合と同様にして前記第一くわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由することにより、コレクト状態で平行二回折りされて前記下搬送ベルト162に排出される。
〈コレクト/デルタ折り/下側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「デルタ折り」、「下側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述したノンコレクトのデルタ折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述した下側排出のデルタ折りの場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させると共に(図27,28,31〜33参照)、前述したコレクトの平行一回折り及び平行二回折りの場合と同様な位置に前記折胴120の前記針用サブカム126を位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図40参照)。
さらに、前記制御装置190は、前述したコレクトの平行一回折り及び平行二回折りの場合と同様に、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述したコレクトの平行一回折り及び平行二回折りの場合と同様に、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトのデルタ折りの下側排出の場合と同様にして前記第一くわえ胴130及び前記第二の下くわえ胴150を経由することにより、コレクト状態でデルタ折りされて前記下搬送ベルト162に排出される。
〈コレクト/平行一回折り/上側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「平行一回折り」、「上側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した他の平行一回折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述したノンコレクトの平行一回折りの上下排出の場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させると共に(図25〜29参照)、前述したコレクトの下側排出の場合と同様な位置に前記折胴120の前記針用サブカム126を位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図40参照)。
さらに、前記制御装置190は、前述したコレクトの下側排出の場合と同様に、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述したコレクトの平行一回折りの下側排出の場合と同様に、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトの平行一回折りの上下排出の場合と同様にして前記第一のくわえ胴130及び前記第二の上くわえ胴140を経由することにより、コレクト状態で平行一回折りされて前記上搬送ベルト161に排出される。
ここで、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ爪装置152a〜152cが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第一のくわえ胴130のすべての前記くわえ板装置134a〜134dがシートを保持していないので、当該第一のくわえ胴130からシートを受け取ることがない。
〈コレクト/平行二回折り/上側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「平行二回折り」、「上側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した他の平行二回折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述したノンコレクトの平行二回折りの上下排出の場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させると共に(図27,28,30〜32参照)、前述したコレクトの下側排出の場合と同様な位置に前記折胴120の前記針用サブカム126を位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図40参照)。
さらに、前記制御装置190は、前述したコレクトの下側排出の場合と同様に、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述したコレクトの平行二回折りの下側排出の場合と同様に、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトの平行二回折りの上下排出の場合と同様にして前記第一のくわえ胴130及び前記第二の上くわえ胴140を経由することにより、コレクト状態で平行二回折りされて前記上搬送ベルト161に排出される。
ここで、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ爪装置152a〜152cが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第一のくわえ胴130のすべての前記くわえ板装置134a〜134dがシートを保持していないので、当該第一のくわえ胴130からシートを受け取ることがない。
〈コレクト/デルタ折り/上側排出〉
また、前記入力器191の前記入力部191a〜191cに、例えば、「コレクト」、「デルタ折り」、「上側排出」をそれぞれ入力すると、前記制御装置190は、当該入力器191からの情報に基づいて、前述した他のデルタ折りの場合と同様に、前記駆動モータ171,172を作動させて前記胴120,130,140,150の位相(周方向の位置)を調整する。
そして、前記制御装置190は、前述したノンコレクトのデルタ折りの上下排出の場合と同様な位置に前記胴130,140,150の前記カム136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156を位置付けるように前記アクチュエータ183A〜183C,184〜189を作動させると共に(図28,32,37〜39参照)、前述したコレクトの下側排出の場合と同様な位置に前記折胴120の前記針用サブカム126を位置付けるように前記アクチュエータ182を作動させる(図40参照)。
さらに、前記制御装置190は、前述したコレクトの下側排出の場合と同様に、前記断裁待機胴110の前記針用カム115を当該断裁待機胴110の回転周期の1.5倍の回転周期で回転させるように前記駆動モータ181を作動させる。
このようにして前記胴120,130,140,150の位相及び前記カム126,136A〜136C,137,138A,138B,145,147,148,156の位置が設定されると共に前記カム115が回転し、ウエブ1が前記断裁待機胴110と前記折胴120との間に送給されると、前述したコレクトのデルタ折りの下側排出の場合と同様に、前記折胴120の前記針121a,121cにシートが保持されることなく前記針121b,121dのみにシートが二枚重ねられたコレクト状態で保持される。
前記折胴120の前記針121b,121dに保持された二枚重ねのシートは、前述したノンコレクトのデルタ折りの上下排出の場合と同様にして前記第一のくわえ胴130及び前記第二の上くわえ胴140を経由することにより、コレクト状態でデルタ折りされて前記上搬送ベルト161に排出される。
ここで、前記第二の下くわえ胴150は、前記くわえ爪装置152a〜152cが前記第一のくわえ胴130と対向するとき、当該第一のくわえ胴130のすべての前記くわえ板装置134a〜134dがシートを保持していないので、当該第一のくわえ胴130からシートを受け取ることがない。
このように、本実施形態に係る折機100によれば、一枚のシート(ノンコレクト)又は複数枚重ねたシート(コレクト)を折った折丁を上搬送ベルト161と下搬送ベルト162とのいずれか一方のみに排出することができると共に上搬送ベルト161と下搬送ベルト162とに交互に振り分けて排出することが、平行一回折りだけでなく、平行二回折り及びデルタ折りのような二回折りでも実施することができる。
したがって、本実施形態に係る折機100においては、上側排出、下側排出、上下排出を使い分けて、上側搬送経路と下側搬送経路との状態を均等にすることが容易にできるので、上側搬送経路と下側搬送経路とのベルト等の消耗品の交換頻度を揃えて低減することが容易にできる。このため、ランニングコストの低減を図ることができると共に、保守点検作業等を効率よく実施することができ、生産性を大きく向上させることができる。
また、上側と下側とで交互に排出することにより、排出された折丁を積み上げて縛り付けるスタッカバンドラに高度な処理能力が不要となるので、イニシャルコストの低減も図ることができる。
また、前記第二の下くわえ胴150が、前記第二の上くわえ胴140等のように四倍胴ではなく三倍胴であるので、コンパクト化を図ることができると共に、低コスト化を図ることができる。
[他の実施形態]
なお、前述した実施形態では、二組のくわえ板装置141b,141d及びくわえ爪装置142b,142dを具えた第二の上くわえ胴140を適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、四組のくわえ板装置及びくわえ爪装置を具えた第二の上くわえ胴を適用すれば、図41に示すように、前記第一のくわえ胴130の前記折ブレード用メインカム137を前記第一の位置(折り有り位置)P371に位置付けるように前記アクチュエータ184を作動させると共に、前記折ブレード用第一,二サブカム138A,138Bを前記第三の位置(下折り無し位置)P383に位置付けるように前記制御装置190で前記アクチュエータ185A,185Bを作動させる一方、図42〜44に示すように、前記第一のくわえ胴130の前記くわえ板用第一〜三サブカム136A〜136Cを一体的に、前記第四の位置(上一回折り位置)P364、前記第五の位置(上二回折り位置)P365、前記第六の位置(上デルタ折り位置)P365のいずれかに位置付けるように前記制御装置190で前記アクチュエータ183A〜183Cを作動させることにより、各折仕様でノンコレクトの上側排出を行うことが可能となる。
本発明に係る折機は、一枚のシート(ノンコレクト)又は複数枚重ねたシート(コレクト)を二回折りした折丁を上側搬送経路と下側搬送経路とのいずれか一方や上側搬送経路と下側搬送経路とに交互に振り分けて排出することができるので、印刷産業を始めとする各種産業において、極めて有益に利用することができる。
1 ウエブ
100 折機
110 断裁待機胴
111a〜111c 断裁刃
112a〜112c 針
113a〜113c 針用カムフォロア
115 針用カム
115a カム面
120 折胴
120A 第一の胴本体
120B 第二の胴本体
121a〜121d 針
122a〜122d 折ブレード
123〜123d 針用カムフォロア
124a〜124d 折ブレード用カムフォロア
125 針用メインカム
125a カム面
126 針用サブカム
126a カム面
127 折ブレード用カム
127a カム面
130 第一のくわえ胴
130A 第一の胴本体
130B 第二の胴本体
131a〜131d くわえ板装置
132a〜132d 折ブレード
133a〜133d くわえ板用カムフォロア
134a〜134d 折ブレード用カムフォロア
135 くわえ板用メインカム
135a カム面
136A くわえ板用第一サブカム
136Aa カム面
136B くわえ板用第二サブカム
136Ba カム面
136C くわえ板用第三サブカム
136Ca カム面
137 折ブレード用メインカム
137a カム面
138A 折ブレード用第一サブカム
138Aa カム面
138B 折ブレード用第二サブカム
138Ba カム面
140 第二の上くわえ胴
141b,141d くわえ板装置
142b,142d くわえ爪装置
143b,143d くわえ板用カムフォロア
144b,144d くわえ爪用カムフォロア
145 くわえ板用カム
145a カム面
147 くわえ爪用メインカム
147a カム面
148 くわえ爪用サブカム
148a カム面
150 第二の下くわえ胴
151a〜151c くわえ板装置
152a〜152c くわえ爪装置
153a〜153c くわえ板用カムフォロア
154a〜154c くわえ爪用カムフォロア
155 くわえ板用メインカム
155a カム面
156 くわえ板用サブカム
156a カム面
157 くわえ爪用カム
157a カム面
161 上搬送ベルト
162 下搬送ベルト
171,172,181 駆動モータ
182〜189 アクチュエータ
190 制御装置
191 入力器
191a 枚数入力部
191b 搬送経路入力部
191c 折仕様入力部

Claims (6)

  1. 一枚又は複数枚重ねたシートを保持する折胴用保持手段と、前記折胴用保持手段に保持されたシートの搬送方向上流側と下流側との間をシートの幅方向に沿って曲折する折胴用折手段とをそれぞれ周方向に沿って複数具えた折胴と、
    前記折胴に対接し、当該折胴からシートを受け取って保持する第一のくわえ胴用保持手段と、当該第一のくわえ胴用保持手段に保持されたシートの搬送方向上流側と下流側との間をシートの幅方向に沿って曲折する第一のくわえ胴用折手段とをそれぞれ周方向に沿って複数具えた第一のくわえ胴と、
    前記第一のくわえ胴に対接し、当該第一のくわえ胴からシートを受け取って保持する第二の上流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って複数具えた第二の上流側くわえ胴と、
    前記第一のくわえ胴の、前記折胴との対接位置よりもシート搬送方向上流側と前記第二の上流側くわえ胴との対接位置よりもシート搬送方向下流側との間に対接し、当該第一のくわえ胴からシートを受け取って保持する第二の下流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って複数具えた第二の下流側くわえ胴と
    を備えると共に、
    前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段に対して、交互又はいずれか一方のみに受け渡すように、シートの搬送経路を切り換える搬送経路切換手段を備えた
    ことを特徴とする折機。
  2. 請求項1に記載の折機において、
    前記折胴が、前記折胴用保持手段に対する前記折胴用折手段の周方向の位置を調整可能なものであり、
    前記第一のくわえ胴が、前記第一のくわえ胴用保持手段に対する前記第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置を調整可能なものであり、
    前記折胴用保持手段に対する前記折胴用折手段の周方向の位置の調整に伴って、当該折胴用折手段の周方向の位置に対応して前記第一のくわえ胴用保持手段の周方向の位置を調整すると共に、当該第一のくわえ胴用保持手段に対する前記第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置の調整に伴って、当該第一のくわえ胴用折手段の周方向の位置に対応して前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段の周方向の位置を調整するように、前記折胴、前記第一のくわえ胴、前記第二の上流側くわえ胴、前記第二の下流側くわえ胴の位相を調整する折位置調整手段を備えた
    ことを特徴とする折機。
  3. 請求項2に記載の折機において、
    前記折胴用保持手段に保持されるシートの枚数を入力される枚数入力部を有する入力手段と、
    前記枚数入力部に入力されたシートの枚数が一枚のとき、前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段及び前記第二の下流側くわえ胴用保持手段に対して交互に受け渡す、又は、当該第二の下流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡すように、前記搬送経路切換手段を制御し、前記枚数入力部に入力されたシートの枚数が複数枚のとき、前記第一のくわえ胴用保持手段に保持されているシートを、前記第二の上流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡す、又は、前記第二の下流側くわえ胴用保持手段のみに受け渡すように、前記搬送経路切換手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする折機。
  4. 請求項3に記載の折機において、
    前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方又は前記折胴用折手段のみでシートを曲折するように、シートの折回数を切り換える折回数切換手段を備えると共に、
    前記第二の上流側くわえ胴用保持手段が、前記折胴用折手段のみで曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の上流側くわえ胴用第一保持手段と、前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方で曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の上流側用第二保持手段とを具え、
    前記第二の下流側くわえ胴用保持手段が、前記折胴用折手段のみで曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の下流側くわえ胴用第一保持手段と、前記折胴用折手段と前記第一のくわえ胴用折手段との両方で曲折されたシートを前記第一のくわえ胴から受け取って保持する第二の下流側用第二保持手段とを具えている
    ことを特徴とする折機。
  5. 請求項4に記載の折機において、
    前記入力手段が、さらに、シートの搬送経路を入力される搬送経路入力部と、シートの折仕様を入力される折仕様入力部とを有し、
    前記制御手段が、さらに、前記搬送経路入力部に入力された前記搬送経路に基づいて、当該搬送経路となるように前記搬送経路切換手段を制御すると共に、前記折仕様入力部に入力された前記折仕様に基づいて、当該折仕様となるように前記折位置調整手段及び前記折回数切換手段を制御するものである
    ことを特徴とする折機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の折機において、
    前記第二の下流側くわえ胴が、前記第二の下流側くわえ胴用保持手段を周方向に沿って等間隔で三つ具えた三倍胴である
    ことを特徴とする折機。
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