JP2015209071A - 乗物用シート - Google Patents

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Masaru Tomita
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Abstract

【課題】フレームに取り付けられるブラケットの歩留まりを高めるとともにブラケットのがたつきを抑制すること。
【解決手段】孔部91を有するフレーム9に対して、孔部91に係合可能な係合部71を有するブラケット7が取り付けられる乗物用シートであって、孔部91は係合部71を挿入した際に係合部71が孔部91に当接しない状態とすることが可能な大きさに形成されているとともに、対向する面間の距離が漸次変化する孔幅変化部位が備えられており、孔幅変化部位における対向する面の各々一箇所を含む複数個所で係合部71が孔部91に当接することにより、ブラケット7の回転移動が抑制される構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、ブラケットが取り付けられたフレームを備える乗物用シートに関する。
従来から、フレームに対してブラケットを取り付け、当該ブラケットに更に別の部材を取り付けることがなされている。この場合ブラケットは、別の部材とフレームを繋ぐための機能を果たすものであるため、ブラケットががたつけば、ブラケットに取り付けられた部材もがたつくことになる。したがって、フレームに対してブラケットが移動することを抑制することが望ましい。ところで、フレームに対してブラケットの移動を抑制する手法として、特許文献1では、回転規制用孔に対して回転規制用凸部を嵌め合わせる構成を採用することが提案されている。
特開2010−76718号公報
ところで、特許文献1に記載されているように、孔に凸部を嵌め合わせている構成であると、孔と凸部の精度がブラケットのがたつきの有無と密接に関わるものである。つまり、特許文献1に記載の技術でブラケットのがたつきを抑制しようとすると、孔と凸部がぴったり嵌ることが可能なように成形することが求められる。孔と凸部が正確に形成されていれば良いが、孔と凸部の寸法などがばらつくと、孔に対して凸部が嵌められなくなる恐れがあった。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、フレームに取り付けられるブラケットの歩留まりを高めるとともにブラケットのがたつきを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段をとる。先ず、第1の発明は、孔部を有するフレームに対して、孔部に係合可能な係合部を有するブラケットが取り付けられる乗物用シートであって、孔部は係合部を挿入した際に係合部が孔部に当接しない状態とすることが可能な大きさに形成されているとともに、対向する面間の距離が漸次変化する孔幅変化部位が備えられており、孔幅変化部位における対向する面の各々一箇所を含む複数個所で係合部が孔部に当接することにより、ブラケットの回転移動が抑制されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、孔部は係合部を挿入した際に係合部が孔部と当接しない状態となるほど大きく形成されているため、係合部が孔部に挿入できないということが生じない。また、係合部は少なくとも孔部に設けた孔幅変化部位における対向する面の各々と当接することにより、ブラケットの回転移動が抑制されているため、ブラケットの双方向への回転が抑制され、ブラケットががたつくことが抑制され得る。
第2の発明は、第1の発明において、ブラケットは取り付け部材を介してフレームに取り付けられるとともに、孔幅変化部位は取り付け部材からの距離に伴い孔幅が漸次変化するものであることを特徴とする。
この第2の発明によれば、取り付け部材を用いてブラケットを取り付けた状態が安定するため、ブラケットのがたつきの発生を抑制しやすくなる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記ブラケットの係合部と孔部との係合は、ブラケットに引っ張り力、或いは、圧縮力がかけられるように係合していることを特徴とする。
この第3の発明によれば、ブラケットの係合部と孔部との係合は、単に当接しているだけではなく、引っ張り力、或いは、圧縮力がかけられるものであることから、係合部と孔部との間に発生する摩擦力を大きくすることが可能となり、より効果的にブラケットのがたつきの発生を抑制することが可能となり得る。
本発明によれば、フレームに取り付けられるブラケットの歩留まりを高めるとともにブラケットのがたつきを抑制することが可能となる。
本発明の乗物用シートの内部構造を示した斜視図である。 実施例1におけるブラケットが取り付けられたサイドフレームの側面図である。 実施例1における図2のA−A断面図である。 図2のIV−IV断面図である。 実施例2におけるブラケットが取り付けられたサイドフレームの側面図である。 実施例3におけるブラケットが取り付けられたサイドフレームの側面図である。 変形例における孔部と係合部との係合状態を示す図2のA−A断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、適宜図面を用いながら説明する。なお、本明細書における前後方向、上下方向、左右方向などの方向は、図1などに示したXが前方向、Yが左方向、Zが上方向と規定される。例えば、通常、着座者が着座した際に視界に入るほうが前方で、視界に入らない後頭部側が後方となる。
本実施の形態における乗物用シート1は、特に車両に適用されるものである。乗物用シート1は、主に着座者の大腿部と対向することになる支持面を備えるシートクッション2と、シートクッション2に対して傾動可能であり主に着座者の背中と対向することになる支持面を備えるシートバック3と、シートバック3に接続され主に着座者の頭部と対向することになるヘッドレスト4とを備えた構成である。乗物用シート1は、骨格を形成するフレーム9を備えており、シートバック3に設けているフレーム9がバックフレーム93であり、シートクッション2に設けているフレーム9がクッションフレーム92である。
バックフレーム93は正面視略U字形状に構成されている。本実施の形態におけるバックフレーム93は、左右両側に各々配置されるサイドフレーム931とサイドフレーム931の上端に接続されるアッパフレーム932を備えている。アッパフレーム932には図示しないヘッドレストサポートを保持可能なホルダ32が固定されており、前記ヘッドレストサポートにヘッドレストステー42を挿入することでヘッドレスト4を固定することが可能となるように構成されている。
クッションフレーム92は平面視略U字形状に構成されている。本実施の形態におけるクッションフレーム92は、左右両側に各々配置されるサイドフレーム921と、サイドフレーム921の前端に接続されるフロントパネル922を備えている。サイドフレーム921の後端側にはリヤパイプ23が接続されており、クッションフレーム92とリヤパイプ23により平面視、略四角形状となるように配置されている。クッションフレーム92の後端側にはリクライニングプレート24やリクライニング機構25が接続されており、シートクッション2のサイドフレーム921と、シートバック3のサイドフレーム931と接続される構成となっている。本実施の形態においては、シートクッション2のサイドフレーム921に対して取り付け部材8を用いてブラケット7が取り付けられており、当該取り付け部材8を中心にブラケット7が回転移動することを抑制している。
本実施の形態においてはサイドフレーム921に孔部91を設けている。孔部91の大部分の大きさは、係合部71よりも大きいものであり、係合部71を孔部91に挿入した際に係合部71が孔部91に当接しない状態とすることが可能な大きさとされている。言い換えると係合部71を孔部91に挿入した状態においても、係合部71が孔部91に当接しないように直線移動させることが可能な大きさである。なお、本実施の形態における係合部71はブラケット7の端部を折り曲げることにより形成されており、孔部91に挿入可能となっている。孔部91に挿入された断面視矩形状の係合部71はその角部において、孔部91における離間した二箇所で当接可能なように構成されている。特に、孔部91における対向する面同士の距離が変化する部位で係合部71が当接される構成となっている。このように、孔部91の対向する面の各々において係合部71が当接されることにより、ブラケット7の移動が抑制されている。
ブラケット7は、取り付け部材8を用いることによりサイドフレーム921に取り付けられている。したがってブラケット7は係合部71が孔部91に当接するとともに、取り付け部材8にも当接している。本実施の形態においてはブラケット7が孔部91に当接している箇所とブラケット7が取り付け部材8に当接している箇所を直線状に結ぶことにより三角形が形成されるような配置構成となっている。
本実施例においては、金属製のサイドフレーム921に金属製のブラケット7が取り付けられており、当該ブラケット7に対して樹脂製のシールド6を取り付けることができるように構成されている。本実施の形態の乗物用シート1においては、サイドフレーム921に孔部91を設けており、ブラケット7には孔部91と係合可能な係合部71を備えている。当該係合部71は孔部91に挿入された状態で係合可能なものであり、本発明における孔部91には対向する面同士の距離が漸次変化するように形成された孔幅変化部位を備えている。本実施の形態においては孔幅変化部位のみにより構成されており、図2に示すように、一方から他方に向けて孔幅が大きく形成されている最大孔幅W1に対して、孔幅が小さく形成されている最小孔幅W2にむけて一次関数的に孔幅が減少するように変化しているものである。特に実施例1においては、取り付け部材8に隣接する側に最小孔幅W2が位置し、それより離間する側に最大孔幅W1が位置するように孔部91が形成されている。また、当該孔部91は孔形状が側面視で略台形となるように構成されている。孔部91の大部分の大きさは係合部71に対して十分に大きく形成されており、最大孔幅W1近傍においては、係合部71は孔部91内に挿入された状態で係合部71と孔部91が当接しない状態とすることが可能である。この状態では係合部71と孔部91は当接しないため、係合部71を最小孔幅W2側に向けて移動させることにより、係合部71と孔部91を当接させることが可能となる(図2及び図3参照)。
本実施例においては、係合部71を移動させて孔部91と当接させた後、取り付け部材8を用いて、フレーム9に対してブラケット7を取り付けている。より具体的には取り付け部材8としてリベットを採用している。リベットは概略、円柱形状の棒状部81と、棒状部81の端部に接続される頭部84を備えるものであり、側面視T字形状となるものである。リベットは最終的にフレーム9とブラケット7を連結するものであるため、その一端側は取り付け穴95及び取り付け孔75に侵入可能なものであり、他端側は取り付け穴95及び取り付け孔75に侵入不可能なものである。フレーム9及びブラケット7に設けた固定部材挿入孔81に挿入されたリベットに対して、その端部に力を加えて変形させることで、リベットの端部を板状に形成することが可能なものであり。また、当該力を加えることにより棒状部81もあわせて変形させることが可能なものである。本実施例においては、板状に変形させた部分と頭部84の双方でフレーム9とブラケット7を挟み込むことで、フレーム9とブラケット7を連結させるものである。
本実施例においては、係合部71を移動させて孔部91と当接させた後、取り付け部材8であるリベットを用いて、フレーム9に対してブラケット7を取り付ける。そのため、先ず、フレーム9に設けた取り付け穴95とブラケット7に設けた取り付け孔75を貫通するようにリベットの棒状部81を挿入する。次いで、当該リベットの端部を変形させることで、リベットによりフレーム9及びブラケット7を挟み込み、フレーム9に対してブラケット7を分離不能とする(図4参照)。
本実施の形態においては、取り付け部材8であるリベットを孔部91に取り付けた状態において、ブラケット7に対して若干の張力がかかるようにしている。この張力は図2における前後方向に向けてかけられるものであり、この張力に対応する力が取り付け部材8の棒状部81と係合部71の双方に対して働くものである。
本実施例においては、ブラケット7が孔部91に当接している箇所とブラケット7が取り付け部材8に当接している箇所を直線状に結ぶことにより略二等辺三角形が形成されるような配置構成となっている。つまり、ブラケット7は取り付け部材8を介してフレーム9に取り付けられるとともに、孔幅変化部位は取り付け部材8からの距離に伴い孔幅が漸次変化するものである。特に、取り付け部材8からの距離が長くなるほど、孔幅が長くなるものである。
ブラケット7は平板を屈曲させるように形成されており、その前端にシールド6と係合させることが可能な構成となっている。ブラケット7は、その前側が上下方向に長く形成されており、サイドフレーム921に沿うように配置したシールド6の前端を固定できる構成となっている。本実施例は、当該サイドフレーム921とブラケット7との間に生じる回転移動を抑制することを可能としたものである。この回転移動を抑制することにより、上記シールドがサイドフレーム921に対して相対移動することを抑制することが可能な構成となっている。
ブラケット7は略厚みが均一に設けられた金属製の板材に切断や折り曲げなどの加工をすることで形成されているものである。したがって、本実施の形態のブラケット7の厚みはどの部分も略均一となるように形成されている。また、折り曲げ加工されたブラケット7は主としてフレーム9と隣接配設されることになり、取り付け部材8と接触する面を備える略平面状の取り付け部材固定部位72を備えている。また、本実施の形態においては、取り付け部材固定部位72の一端側には側面視略J字形状に湾曲しており、取り付け部材固定部位72の長手方向と交差するように設けられた湾曲部位74が設けられている。湾曲部位74はJ字における略直線状の部位の一端が、取り付け部材固定部位72よりもフレーム9側に突出している。また、円弧状の部位は、取り付け部材固定部位72からみてフレーム9側と反対側において、取り付け部材固定部位72よりも突出しているものである。取り付け部材固定部位72の他端側には部材を取り付けることが可能な取り付け部位が設けられている。本実施の形態における取り付け部位は、取り付け部材固定部位72の長手方向と交差するように延びる部位と取り付け部材固定部位72の長手方向と平行となるように延びる部位とが側面視略L字形状となるものである。取り付け部材固定部位72と取り付け部位は連続して形成されたものであり、断面視略階段状となるように形作られている。
本実施の形態の乗物用シート1は、孔部91を有するフレーム9に対して、孔部91に係合可能な係合部71を有するブラケット7が取り付けられる乗物用シート1であって、孔部91は係合部71を挿入した際に係合部71が孔部91に当接しない状態とすることが可能な大きさに形成されているとともに、対向する面間の距離が漸次変化する孔幅変化部位が備えられており、孔幅変化部位における対向する面の各々一箇所を含む複数個所で係合部71が孔部91に当接することにより、ブラケット7の回転移動が抑制されている。したがって、孔部91は係合部71を挿入した際に係合部71が孔部91と当接しない状態となるように大部分が大きく形成されているため、係合部71が孔部91に挿入できないということが生じない。また、係合部71は少なくとも孔部91に設けた孔幅変化部位における対向する面の各々と当接することにより、ブラケット7の回転移動が抑制されているため、ブラケット7の双方向への回転が抑制され、ブラケット7ががたつくことが抑制され得る。
また、本実施の形態の乗物用シート1のブラケット7は取り付け部材8を介してフレーム9に取り付けられるとともに、孔幅変化部位は取り付け部材8からの距離に伴い孔幅が漸次変化するものである。したがって、取り付け部材8を用いてブラケット7を取り付けた状態が安定するため、ブラケット7のがたつきの発生を抑制しやすくなる。
また、本実施の形態の乗物用シート1のブラケット7の係合部71と孔部91との係合は、ブラケット7に引っ張り力、或いは、圧縮力がかけられるように係合している。ブラケット7の係合部71と孔部91との係合は、単に当接しているだけではなく、引っ張り力、或いは、圧縮力がかけられるものであることから、係合部71と孔部91との間に発生する摩擦力を大きくすることが可能となり、より効果的にブラケット7のがたつきの発生を抑制することが可能となり得る。
また、本実施の形態におけるブラケット7は、係合部71を備える端部に、湾曲している部位を備えるように成形されたものであり、サイドフレーム921に対して直交するように係合部71を伸ばしているものである。そのため、孔部91と係合部71との接触面積を確保しやすくなり、係合状態が解除されにくいようにすることが可能となる。また、ブラケット7の端部は孔部91を貫通するように配置されるものであるため、孔部71と係合部91との係合状態が解除されにくいようにすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、ブラケット7はサイドフレーム921の前端側で固定されている。ブラケット7を取り付けることによりサイドフレーム921の側面に沿うようにシールド6を配置することができるようになるものである。サイドフレーム921の前端側は、着座者から荷重を受けることが多い部位である。本発明により、この部位をしっかり固定させることで、効果的にシールド6のがたつきを抑制することが可能となり得る。
また、本実施の形態であると、ブラケット7をフレーム9に係合させることにより、ブラケット7とフレーム9との相対移動を抑制する構成であるため、別途部品を用意する必要性が無く、部品点数を減らすことが可能となりうるとともに、組立工程の簡易化を図ることが可能となり得る。
取り付け部材8は孔部91よりもフレーム9の端部寄りに配置されている。したがって、ブラケット7がフレーム9の端部よりも突出するように位置させるものであっても、孔部91がブラケット7により視認できなくなることを抑制でき、係合部71を孔部91に挿入することを比較的容易に行うことが可能となり得る。
図5は実施例2におけるブラケット7が取り付けられたサイドフレーム921の側面図を示している。実施例2においては、実施例1に対して取り付け部材8と孔部91の相対的な関係が異なる。より具体的には、取り付け部材8に隣接する側に最大孔幅W1が位置し、それより離間する側に最小孔幅W2が位置するように孔部91が形成されている。実施例2における態様であると、係合部71が孔部91に係合した状態で取り付け部材8を取り付けた際、ブラケット7に圧縮力がかかるようにすることが可能である。より具体的には、取り付け部材8からブラケット7に作用する力が、孔部91に係合した係合部71を後方へ押すように働くことで、取り付け部材8と係合部71との間にブラケット7を圧縮する力を発生させることが可能なものである。前記力が発生する状態とすることは必須ではないが、当該力が発生することにより、係合部71と孔部91との間に比較的大きな摩擦力を発生させることが可能となり得る。
図6に実施例3におけるサイドフレーム921の側面図を示す。実施例3においては、孔部91の形状が側面視で円形状であることが、実施例1と異なる点である。当該構成であると、孔部91と取り付け穴95との相対位置の誤差を吸収しやすくなり、係合部71
が孔部91に当接される状態を確保しやすくなる。
「変形例」
係合部71の形状の変形例を図7に示す。実施例1における係合部71は図2のA−A断面視において長方形であるが、変形例においては台形である。特にブラケット7の先端に近づくほど幅が狭くなるように構成されている。係合部71の形状は当該形状に限らず、その他各種形状とすることが可能である。
以上、三つ実施例と一つの変形例を例示して実施の形態を説明したが、本発明は、上記実施の形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。例えば、固定部材はリベットである必要性は無く、ボルト及びナットなどの雄ネジ及び雌ネジを組み合わせて使用することも可能である。ただし、リベットであると容易に取り付けることが可能であるとともに、取り付け状態の不具合の有無などを容易に確認することができる。また、孔部は貫通孔である必要性は無く、貫通していない凹形状とすることも可能である。
また、ブラケットの先端は側面視略L字形状であるばかりでなく側面視略U字形状とすることなども可能である。この場合、U字形状に折り返された部位をフレームに引きかけることが可能となり、ブラケットがフレームより脱落することを抑制することが可能となる。また、孔部は深さ方向で同一の形状である必要性は無く、孔形状を錐台形状とすることなども可能である。
また、孔部と係合部との当接箇所は二箇所である必要性は無く、三箇所以上とすることが可能である。また、係合部は孔部の貫通方向の断面視において、矩形とする必要性は無く、楕円形状などとすることも可能である。
また、実施の形態においては孔部全体において孔幅変化部位が設けられているが、孔部の一部にのみ孔幅変化部位を設けるものとすることも可能である。例えば側面視が台形などではなく、いわゆる角丸長方形などとすることで、そのような形態となる。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 シートクッション
3 シートバック
6 シールド
7 ブラケット
8 取り付け部材
9 フレーム
71 係合部
91 孔部

Claims (3)

  1. 孔部を有するフレームに対して、孔部に係合可能な係合部を有するブラケットが取り付けられる乗物用シートであって、
    孔部は係合部を挿入した際に係合部が孔部に当接しない状態とすることが可能な大きさに形成されているとともに、対向する面同士の距離が漸次変化する孔幅変化部位が備えられており、
    孔幅変化部位における対向する面の各々一箇所を含む複数個所で係合部が孔部に当接することにより、ブラケットの回転移動が抑制されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    ブラケットは取り付け部材を介してフレームに取り付けられるとともに、孔幅変化部位は取り付け部材からの距離に伴い孔幅が漸次変化するものであることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用シートであって、
    前記ブラケットの係合部と孔部との係合は、ブラケットに引っ張り力、或いは、圧縮力がかけられるように係合していることを特徴とする乗物用シート。
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