JP2015208933A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kenichi Ohashi
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Abstract

【課題】画像形成装置を駆動するバッテリの残量が印刷動作を停止すべき閾値を下回っても、画像形成動作を可能にする。【解決手段】印刷設定がなされると、ステップS1でバッテリ残量が閾値以下になるまではステップS2で通常の印刷を実行し、そのジョブの印刷中にバッテリ残量が閾値以下になった場合は、ステップS4でヘッド保護動作要か否かを判断し、要であればステップS5のキャッピングを実行して待機状態になるが、ヘッド保護動作要でなかった(強制印刷が設定されていた)場合は、キャッピングを実行せずに、ステップS6で印刷(強制印刷)を実行する。そして、ステップS7で印刷終了又はバッテリ切れになるまで印刷を継続し、印刷終了又はバッテリ切れになると待機状態になる。【選択図】 図10

Description

この発明は、バッテリで駆動する画像形成装置に関する。
パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話などのホスト装置や、インターネット上からデータを受け取って印刷するプリンタ等の画像形成装置において、電源としてバッテリを内蔵し、そのバッテリの電力で駆動する画像形成装置がある。
このような画像形成装置では、画像形成動作中にバッテリの電力がなくなると、印刷の途中で動作が停止してしまうことになる。
そこで、画像形成(印刷)を開始する前にバッテリの残量を検知し、その残量によって、画像形成を実施するか否かを決定する技術が既に知られている。
例えば、特許文献1には、バッテリ残量の少ないプリンタで中途半端に印刷が停止してしまうのを防ぐために、バッテリ残量を検知し、印刷ジョブを全て実行するのに必要な消費電力と比較して、バッテリ残量が足りない場合は印刷を行わないようにする方法が開示されている。
しかし、このような従来の技術では、画像形成装置に内蔵するバッテリの残量が、印刷ジョブを全て実行するのに必要な消費電力に足りない場合は、印刷ができないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、画像形成装置を駆動するバッテリの残量が印刷動作を停止すべき閾値を下回っても、画像形成動作を可能にすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、バッテリからの給電によって駆動される画像形成装置において、上記バッテリの残量を検知するバッテリ残量検知手段と、それによってバッテリ残量が印刷動作を停止すべき閾値以下になったことが検知された後も、印刷動作が可能な限り印刷を継続する強制印刷を行う強制印刷手段とを設けたことを特徴とする。
この発明による画像形成装置は、バッテリの残量が予め決められた閾値を下回っていても、強制的に画像形成をすることができる。
この発明による画像形成装置の一実施形態であるインクジェットプリンタの内部機構を示す側断面図である。 同じくその要部の平面図である。 同じくそのインクジェットプリンタにおける制御部及びその制御系の構成例を示すブロック図である。 同じくその外観の一例を示す斜視図である。 図4におけるバッテリ10のみを示す斜視図である。 図4におけるバッテリ状況表示パネル13のみ拡大して示す図である。 図4における操作パネル8の液晶表示器80による表示例を示す図である。 同じくそのインクジェットプリンタにおける電源部とその関連部分のブロック図である。 ホスト装置におけるプリンタドライバの強制印刷の設定が可能な印刷設定画面の一例を示す図である。 この発明による印刷制御を図3に示した制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ホスト装置におけるプリンタドライバの強制印刷の設定が可能な印刷設定画面の他の例を示す図である。 この発明による印刷制御を図3に示した制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れの他の例を示すフローチャートである。 同じく制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れのさらに他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2を参照して、この発明による画像形成装置の一実施形態であるインクジェットプリンタの内部機構について説明する。
図1はそのインクジェットプリンタの内部機構を示す側断面図、図2はその要部の平面図である。
このインクジェットプリンタの機構部は、図2に示すフレーム20を構成する左右の側板20a,20bに横架したガイド部材であるガイドロッド21と図1に示すステー22とで、上カバー4を含む装置本体内にキャリッジ23を保持している。そのキャリッジ23は、後述する主走査モータとタイミングベルト機構等によって、図2に矢示Xで示す主走査方向に移動走査される。
このキャリッジ23には、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド24を装着している。その記録ヘッドの各インクジェットヘッドは、それぞれ複数のノズルによるノズル列を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に配列して、その各インク滴吐出方向を下方に向けている。
その記録ヘッド24は、例えば、図2に示すように、それぞれ黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)のインク滴を吐出する記録ヘッド24k,24c,24m,および24yで構成されている。なお、色を区別しないときは総称して「記録ヘッド24」という。
記録ヘッド24を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、サーマルアクチュエータ、形状記憶合金アクチュエータ、静電アクチュエータなどを、インクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものを使用できる。
サーマルアクチュエータは、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用する。形状記憶合金アクチュエータは、温度変化による金属相変化を用いる。
しかし、記録ヘッドの構成は上述した例に限られるものではなく、一つまたは複数の色のインク滴を吐出する一つまたは複数のノズル列を有する記録ヘッドを、一つまたは複数用いて構成することができる。
この記録ヘッド24にはドライバICを搭載しており、後述する制御部と図2に示すハーネス(フレキシブルプリントケーブル)25によって接続され、その制御部との間でデータのやり取りが可能である。
また、キャリッジ23には、記録ヘッド24に各色のインクを供給するための各色のインクを保持するサブタンク26を搭載している。
そのサブタンク26は、例えば、黒(B)インクのサブタンク26k、シアン(C)インクのサブタンク26c、マゼンタ(M)インクのサブタンク26m、及びイエロー(Y)インクのサブタンク26yの4つから構成されている。なお、色を区別しないときは総称して「サブタンク26」という。
この各色のサブタンク26には、カートリッジ装填部7に装着された各色のインクを保持するインクカートリッジ9k,9c,9m,9yから、各色用のインク供給チューブ27を介して各色のインクがそれぞれ補充供給される。なお、色を区別しないときは総称して「インクカートリッジ9」という。
このカートリッジ装填部7には、各インクカートリッジ9内のインクを送液するための供給ポンプユニット28が設けられている。また、インク供給チューブ27は這い回しの途中で、フレーム20を構成する後板20cにホルダ29を用いて固定保持されている。さらに、そのインク供給チューブ27はキャリッジ23上でも、固定リブ30を用いて固定されている。
一方、図1に示すように、給紙トレイ2の用紙積載部(昇降板)31上に積載した用紙Pを給紙するための給紙部として、矢示方向に回転して用紙積載部31から用紙Pを1枚ずつ給送する給紙コロ(半月コロ)32と、分離パッド33とを備えている。その分離パッド33は、摩擦係数の大きな部材からなり、給紙コロ32側に押し付けられている。
この給紙部から1枚ずつ分離されて給紙される用紙Pを記録ヘッド24の下方へ送り込むための搬送部として、用紙Pを静電吸着して搬送する搬送ベルト34を備えている。さらに、給紙部からガイド35を介して送られる用紙Pを搬送ベルト34との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ36を備えている。そして、図1において略鉛直上方に送られる用紙Pを略90°方向転換させて、搬送ベルト34上に倣わせるための搬送ガイド37と、押さえ部材38で搬送ベルト34側に押付けられた先端加圧コロ39も備えている。
また、搬送ベルト34の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ40を備えている。搬送ベルト34は無端状であり、搬送ローラ41とテンションローラ42との間に掛け渡され、後述する副走査モータによって搬送ローラ41が矢示方向に回転されることにより、図2に矢示Yで示す副走査方向に周回移動(以下「回動」と云う)する。
この搬送ベルト34は、例えば、抵抗制御を行っていない厚さ40μm程度の純粋な樹脂材、例えば、ETFE(熱可塑性フッ素樹脂)ピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層とを有している。その裏層は、例えば中抵抗層又はアース層である。
一方、帯電ローラ40は、搬送ベルト34の表面を帯電させるための帯電手段であり、搬送ベルト34の表層に接触して、搬送ベルト34の回動に従って連れ回り(従動回転)する。さらに、搬送ベルト34に対して加圧力を与えるように、その軸の両端に所定の押圧力をかけている。
また、搬送ローラ41はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト34の中抵抗層(裏層)と接触しており、それを接地する。
また、搬送ベルト34の裏側には、記録ヘッド24による印刷領域に対応してガイド部材43を配置している。
このガイド部材43は、上面が搬送ベルト34を支持する2つのローラ(搬送ローラ41とテンションローラ42)に共通の外接線よりも記録ヘッド24側に突出している。
これにより、搬送ベルト34は印刷領域ではガイド部材43の上面によって押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド24で記録された用紙Pを排紙するための排紙部として、搬送ベルト34から用紙Pを分離するための分離爪52と、排紙ローラ53及び排紙コロ54とを備え、排紙ローラ53の下方に排紙トレイ3を備えている。
排紙ローラ53と排紙コロ54との間から排紙トレイ3までの高さは、排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体の背面部には、両面給紙ユニット44が着脱自在に装着されている。
この両面給紙ユニット44は、両面印刷時に、搬送ベルト34の逆方向回転で戻される用紙を取り込んで反転させ、先端加圧コロ39と搬送ベルト34との間に再度給紙する機能を有する。
また、この両面給紙ユニット44の上面には、手差しの用紙を給紙するための手差し給紙部45が設けられている。
一方、図2に示すように、キャリッジ23の走査方向の一方側(右側)の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための図3の維持回復機構部46を配置している。
この維持回復機構部46には、記録ヘッド24の各ノズル面をキャッピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)47a〜47d(区別しないときは「キャップ47」と総称する)を備えている。さらに、そのノズル面を拭取る(ワイピングする)ためのブレード部材であるワイパーブレード48と、増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出を行うときのインク滴を受ける空吐出受け49なども備えている。
ここでは、キャップ47aを吸引及び保湿用キャップにし、他のキャップ47b〜47dは保湿用キャップのみにしている。
また、キャリッジ23の走査方向の他方側(図2では左側)の非印刷領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出を行うときのインク滴を受ける空吐出受け50を配置している。この空吐出受け50には記録ヘッド24のノズル配列方向に沿った開口部51を設けている。
このように構成したこの実施形態のプリンタにおいては、図1に示した給紙トレイ2から用紙Pが1枚ずつ分離給紙され、その用紙Pがガイド35によって同図中で略鉛直上方に案内され、さらに搬送ベルト34とカウンタローラ36との間に挟まれて搬送される。その後、先端を搬送ガイド37で案内されて、先端加圧コロ39で搬送ベルト34に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図3によって後述する制御部によって、ACバイアス供給部から帯電ローラ40に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返す交番電圧が印加され、搬送ベルト34が交番する帯電電圧パターンに帯電される。すなわち、搬送ベルト34の回動方向である副走査方向に、プラスとマイナスの電荷が所定の幅で帯状に交互に生じる。
このプラスとマイナスに交互に帯電した搬送ベルト34上に用紙Pが給紙されると、その用紙Pにも静電誘導によって、搬送ベルト34の帯電極性と反対極性のプラスとマイナスに交互に帯電が生じる。そのため、用紙Pが搬送ベルト34に静電引力によって吸着されると共に、相対的な位置ずれが生じることなく、その搬送ベルト34の回動によって用紙Pが副走査方向に正確に搬送される。
そこで、キャリッジ23を主走査方向へ移動させながら、画像信号に応じて記録ヘッド24を駆動することにより、停止している用紙Pにインク滴を吐出してノズル数に応じた複数行分の画像を記録し、その用紙Pを所定量搬送した後、次の複数行の記録を行う。
そして、記録終了信号又は用紙Pの後端が記録領域の副走査端に達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙Pを排紙トレイ3に排紙する。
また、印刷(記録)待機中はキャリッジ23は維持回復機構部46側に移動されて、キャップ47で記録ヘッド24がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインクの乾燥によるインクの吐出不良を防止する。
さらに、キャップ47で記録ヘッド24をキャッピングした状態で、図示を省略した吸引ポンプによってノズルからインクを吸引(これを「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。
また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これらによって、記録ヘッド24の安定した吐出性能を維持する。
次に、このインクジェットプリンタにおける制御部及びその制御系の構成例を図3によって説明する。
制御部100は、上述したプリンタ全体の制御を司る制御手段であり、中央処理装置であるCPU101、プログラム及び固定データを格納するメモリであるROM102、画像データ等のデータメモリであるRAM103を備えている。制御部100はさらに、不揮発性メモリであるNVRAM104、ホストインタフェース(ホストI/F)105、入出力部(I/O)106等も備えており、これらによってマイクロコンピュータを構成している。このCPU101を主とするマイクロコンピュータは、後述するこの発明に関する判断や処理等も行う。
さらに、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他プリンタ全体を制御するための入出力信号を処理する特定用途用集積回路であるASIC107を備えている。ホストI/F105は、印刷データ(画像形成ジョブデータ)を送信するパーソナルコンピュータ等のホスト装置とのデータ信号の送受を行う。
これらの各部は、CPUバス110によって相互にデータや信号の遣り取りが可能に接続されている。また、操作パネル8もCPUバス110に接続されている。
さらに、CPUバス110に接続された制御用バス120に、駆動波形生成部121と、ヘッドドライバ122とが接続されている。その制御用バス120には、主走査モータ駆動部123、副走査モータ駆動部124、ACバイアス供給部125、および現在時刻を取得するためのリアルタイムクロック(RTC)60が接続されている。これらの各部は、いずれもCPU101によって制御されて動作する。リアルタイムクロック60は、年月日を含む現在の時刻を示す情報を出力するデジタル電子時計に相当する。
なお、ACバイアス供給部125は、DC電源からのDC電圧をAC高電圧に変換して、帯電ローラ40にACバイアスを印加する。
なお、図2に示した維持回復機構部46の動作を制御する部分は、ここでは図示を省略している。
リニアエンコーダ63は、主走査モータ61によって移動されるキャリッジ23の移動量及び移動速度に応じた検知信号を出力し、ホイールエンコーダ64は、副走査モータ62によって回動される搬送ベルト34の移動量及び移動速度に応じた検知信号を出力する。
この制御部100は、ホスト装置のプリンタドライバから印刷データ等を通信ケーブルあるいはネットワークを介してホストI/F105によって受信する。ホスト装置は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取装置、あるいはデジタルカメラなどの撮像装置など、このプリンタに画像形成(印刷)をさせる装置である。
ホストI/F105が印刷データ等を受信すると、CPU101がホストI/F105に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析する。そして、ASIC107によって必要な画像処理及びデータの並び替え処理等を行い、その画像データ(ドットパターンデータ)をクロック信号に同期してヘッドドライバ122にシリアルデータで出力する。
なお、画像を出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納しておいて、このプリンタの制御部100で行うことができる。しかし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開して、そのデータをこのプリンタの制御部100に転送するようにしてもよい。ここでは、プリンタドライバで行うようにしている。
駆動波形生成部121は、ROM102に格納されてCPU101で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成されている。そして、1つの駆動パルスあるいは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバ122に対して出力する。
ヘッドドライバ122は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、そのレジスト値をラッチするラッチ回路とを含む。さらに、そのラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、そのレベルシフタでON/OFFが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含む。
そして、そのアナログスイッチアレイのON/OFFを制御することによって、駆動波形生成部121から与えられる駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッド24の圧力発生手段に印加する。それによって、記録ヘッド24を駆動して所要のインク滴を吐出させる。
主走査モータ駆動部123は、主走査モータ61を駆動してキャリッジ23を主走査方向へ往復移動させる。
副走査モータ駆動部124は、副走査モータ62を駆動して、図1及び図2に示した搬送ローラ41を回転させ、搬送ベルト34を前述したように用紙を副走査方向へ間欠的に搬送し得るように回動させる。
ACバイアス供給部125は、帯電ローラ40に対して供給するACバイアスのON/OFF制御を行うことによって、搬送ベルト34上の帯電パターンを制御し、搬送ベルト34を帯電させて用紙を静電吸着可能にする。
この実施形態のインクジェットプリンタの外観例を図4に示す。
図4は、バッテリを搭載したマルチファンクションタイプのインクジェットプリンタ(以下「MFP」と略称する)の例の外観を示す斜視図である。しかし、この発明はMFPに特化するものではなく、プリンタ機能のみを搭載したシングルファンクションプリンタへの適用も当然可能である。
このMFPは、プリンタ装置本体1とスキャナユニット5から構成されており、コピー機能やプリンタ機能はもちろんであるが、FAX機能やUSBメモリあるいはデジタルカメラなどからダイレクトに印刷が可能な機能を搭載することもできる。
プリンタ装置本体1内には、図1及び図2によって説明した機構部、および図3によって説明した制御部100等が設けられている。
スキャナユニット5は、コンタクトガラス上にセットされる原稿の画像を読み取って、その画像データを記憶し、その画像データを外部へ送信したり、プリンタ装置本体1によってコピー画像を形成できるようにするために備えている。しかし、この発明には直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
プリンタ装置本体1の外部から見える部分には、上カバー4とその手前側に液晶表示器80と各種キー及びスイッチ等を有する操作パネル8が設けられ、前述した給紙トレイ2と排紙トレイ3が前面側から操作可能に設けられている。排紙トレイ3には排紙ストッパ3aが引き出し可能に設けられている。操作パネル8をリモコンユニットのように、プリンタ装置本体1に対して着脱可能にしてもよい。
また、プリンタ装置本体1の前面の右側には、前述したカートリッジ装填部7を開閉するカバー7aが設けられており、左側には、バッテリ装填部6とそれを開閉するカバー6aが設けられている。そのバッテリ装填部6にはバッテリ10が交換可能に装填される。
そのバッテリ10は、このMFPを駆動させるための図5に示すようなバッテリパックであり、基本的にはこのMFP専用のバッテリパックを使用する。このバッテリ10に一対の端子10aが設けられており、プリンタ装置本体1のバッテリ装填部6に装填すると、その端子10aがプリンタ装置本体1側の端子と接続され、プリンタ装置本体1へ電源を供給する。このバッテリ10には、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池を用いる。
プリンタ装置本体1の前面のバッテリ装填部6の上部に、図6に示すようなバッテリ状況表示パネル13が設けられている。そこには、バッテリが装填されていることを示すバッテリ装填表示部131と、バッテリが装填されていないことを示すバッテリ装填無し表示部132、およびバッテリが装填されている場合に、その残量レベルを示す残量レベル表示部133が設けられている。残量レベル表示部133は、バッテリの残量レベルを5段階に示す5本のバー状の発光部(LEDを内蔵する)からなる。バッテリの残量が設定値以下になった場合には、残量少表示部134で表示する。
これらは、いずれもLEDの点灯によってユーザが目視可能に表示を行う。バッテリ状況表示パネル13の各表示部の表示を、一枚の液晶表示パネルによってパターンで表示するようにしてもよい。
これらの各表示部は、省エネルギー待機中や電源OFF状態のときには、消費電力削減のため点灯させないようにし、必要なときはスイッチ135を押下すると点灯するようにしている。また、排紙トレイ3上を照らすことが可能な図示していないLED照明を、点灯/消灯するためのスイッチ136も設けている。
図7は、操作パネル8の液晶表示器80による表示の一例を示すが、この表示の意味については後述する。
次に、図8によって、このMFPにおける電源部とその関連部分の動作について説明する。
電源部200は、切替回路201と、DC/DCコンバータ202,203と、バッテリ残量検知回路204を有している。
この電源部200は、MFPの駆動にバッテリ10から供給される電力とACアダプタ17から供給される電力を切り替えて使用できるようにしている。
そのため、装填されたバッテリ10の放電による直流を切替回路201へ送る。一方、商用電源から電源プラグ16を通して供給される交流をACアダプタ17によって所定電圧の直流に変換して、切替回路201へ送る。
切替回路201は、FETと制御IC等からなり、バッテリ10が装填されておらず、ACアダプタ17が接続されているときは、ACアダプタ17からの直流をDC/DCコンバータ202,203へ出力する。
バッテリ10が装填されていて、ACアダプタ17が接続されていないときは、切替回路201は、バッテリ10からの直流をDC/DCコンバータ202,203へ出力する。バッテリ10が装填されていて、ACアダプタ17も接続されているときは、制御部100からの電源切替信号Saに応じて、そのいずれか一方からの直流をDC/DCコンバータ202,203へ出力する。そして、ACアダプタ17からの直流を出力する際には、その一部によってバッテリ10を充電する。
DC/DCコンバータ202,203は、切替回路201から出力される一定の直流電圧Vaを電圧値が異なる直流電圧V1,V2にそれぞれ変換して、図3に示した制御部100等へ給電する。この直流電圧V1,V2は、制御部100自体の動作に必要な電圧と、記録ヘッド24や主走査モータ61、副走査モータ62等の駆動に必要な電圧である。
バッテリ残量検知回路204は、バッテリ10の出力電圧をコンパレータICによって、予め分圧抵抗で設定した基準電圧と比較して、バッテリ10の蓄電量の残量であるバッテリ残量を検知するバッテリ残量検知手段である。
そして、このバッテリ残量検知回路204は検知したバッテリ残量に応じて、バッテリ状況表示パネル13の図6に示した残量レベル表示部133のLEDを点灯させ、残量レベルを5段階に表示する。すなわち、残量レベル表示部133の下側からバッテリ残量が多い程多くのバーを光らせる。
また、バッテリ10が装填されているときはバッテリ装填表示部131を点灯させ、バッテリ10が装填されていないときはバッテリ装填無し表示部132を点灯させる。バッテリの残量が少なくなって設定値以下になった場合には、それを警告する残量少表示部134を表示して、ACアダプタ17の接続を促す。そのときには残量少信号Sdを、バッテリ残量が印刷動作を停止すべき閾値以下になったときには残量無信号Seを、それぞれ制御部100へ送出する。このバッテリ残量検知回路204は、制御部100からの制御信号Scによって制御される。
上記バッテリ残量の閾値は、図2に示した維持回復機構部46のキャップ47等によるヘッド保護手段が、ヘッド保護動作を行うために必要なバッテリ残量に相当する値であるのが望ましい。
制御部100は、バッテリ残量検知回路204からの残量少信号Sd及び残量無信号Seによって、図3に示したASIC107がバッテリ10の残量状態を検知し、CPU101がそれをチェックする。残量少信号Sdを検知したときには、電源切替信号Saによって、ACアダプタ17が接続されればそのACアダプタ17からの給電に切り替えさせるとともに、バッテリ10を充電させる。
制御部100のASIC107が残量無信号Seを検知し、CPU101がそれを確認すると、通常は印刷動作を停止させて速やかに電源OFFの制御を行い、記録ヘッド24を保護するために図2に示したキャップ47によるキャッピングを行う。
そのため、バッテリ残量検知回路204が残量無信号Seを出力するときには、記録ヘッド24が印刷を行わないときの保護動作としてキャッピング動作を行うために、バッテリ10には余裕を持った残量が残った状態に閾値を設定している。
ユーザは、キャッピングによる記録ヘッドの保護よりも、とにかく印刷を実行したい場合がある。この発明による画像形成装置では、そのような場合には残量無信号Seを無視して、バッテリ10の電力を完全に使い切るまで印刷できるようにする。すなわち、印刷動作が可能な限り印刷を継続する強制印刷を行えるようにする。
そこで、図4に示した操作パネル8のキー操作によって、自動キャッピングによるヘッド保護動作をするか、しないかを設定可能にしている。その設定は、図7に示すように液晶表示器80の表示で確認することが出来る。この実施例では、アスタリスクマーク「*」が付いている方が設定されていることを示している。「ヘッド保護動作をしない」が強制印刷を実行する設定であり、その設定は、例えば図3に示した制御部100の記憶手段であるRAM103に記憶される。これらが、強制印刷を実行する設定を行う手段に相当する。
また、MFP側で設定していなくても、図8に示したパーソナルコンピュータ等のホスト装置15から印刷ジョブを送る際に設定可能にすれば、ユーザの操作が簡単になる。
例えば、ホスト装置15におけるプリンタドライバの図9に示すような印刷設定画面150で、ユーザが「ヘッド保護動作なし」のチェックボックス151にチェックを入れた(強制印刷を設定した)状態で、プリンタドライバが印刷ジョブを送る。その印刷ジョブをMFPの制御部100がホストI/F105で受信すると、その強制印刷の設定を記憶手段であるRAM103に記憶する。
それによって、MFPのプリンタ装置本体1は、バッテリの残量が完全に無くなって印刷動作が不能になるまで印刷を継続する。
このような印刷制御を、プリンタ装置本体1の図3に示した制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れを、図10のフローチャートによって説明する。
図3に示したホストI/F105がホスト装置15から印刷ジョブを受信すると、印刷設定がされたことをCPU101が認識して、図10の処理を開始する。
そして、まずステップS1で、バッテリ残量が閾値以下か否かを判断する。この判断は、図8に示したバッテリ残量検知回路204から残量無信号Seが入力されていなければ、バッテリ残量が閾値以下ではない(NO)と、残量無信号Seが入力されていればバッテリ残量が閾値以下である(YES)と判断する。
バッテリ残量が閾値以下でなければ、ステップS2へ進んで通常の印刷を実行させ、ステップS3で印刷終了と判断するまでステップS1へ戻って、バッテリ残量が閾値以下でなければステップS2で印刷実行を繰り返す。ステップS3で印刷終了と判断すれば待機状態になる。
ステップS1でバッテリ残量が閾値以下であると判断すると、ステップS4へ進んでヘッド保護動作要か否かを判断する。この判断は、上述した自動キャッピングによる「ヘッド保護動作をしない」すなわち強制印刷の設定をRAM103が記憶しているか否かをチェックして行う。RAM103が強制印刷の設定を記憶していなければ、ステップS4でヘッド保護動作要と判断して、ステップS5でキャッピングを実行した後、待機状態になる。
RAM103が強制印刷の設定を記憶していれば、ステップS4でヘッド保護動作不要と判断して、ステップS6でキャッピングを行わずに印刷(強制印刷)を実行させる。これが強制印刷手段の機能である。そして、ステップS7で印刷終了又はバッテリ切れと判断するまで、ステップS6で印刷を実行させ、ステップS7で印刷終了又はバッテリ切れと判断すると、待機状態になる。ここで、「バッテリ切れ」とは、装填されているバッテリ10が、印刷動作に最低限必要な電力を供給できない状態まで放電してしまった状態をいう。
ユーザが設定したプリンタにてバッテリ残量が尽きるまで印刷を続けて、最終的に印刷が途中で停止してしまった場合に、ネットワーク上に共有されている他のプリンタへ印刷データを転送して印刷できるようにするとなお便利である。そのようにした実施例を、次に説明する。
その場合、例えばホスト装置15におけるプリンタドライバの図11に示すような印刷設定画面150′を表示する。そこで、ユーザが「ヘッド保護動作なし」のチェックボックス151と、「転送印刷」のチェックボックス152にチェックを入れ、さらに「セカンダリプリンタ」のコンボックス153に、転送印刷を実行させたいプリンタ名を入力又は選択する。その後「OK」ボタンをクリックすると、プリンタドライバが印刷ジョブを、メインのプリンタとして設定されているこの発明によるプリンタであるMFPへ送信する。
その印刷ジョブには、強制印刷及び転送印刷の設定とセカンダリプリンタの情報が付加されている。これらの設定及びセカンダリプリンタの情報を、MFPの制御部100がホストI/F105で受信すると、それを記憶手段であるRAM103に記憶する。
これが、強制印刷を実行する設定、転送印刷の設定、および転送印刷を実行すべき画像形成装置の指定と、それらの記憶に相当する。
同様な設定を、図4に示した操作パネル8によって行うことも可能である。
この場合の印刷制御を、プリンタ装置本体1の図3に示した制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れを、図12のフローチャートによって説明する。
この処理におけるステップS1〜S7の処理は、図10によって説明した処理と同じであるから説明を省略する。
この実施例では、ステップS7で印刷終了又はバッテリ切れと判断した場合、ステップS7aで印刷終了か否かを判断する。印刷終了であればそのまま待機状態になるが、印刷終了でなければ、ステップS8へ進んで前述した「転送印刷」が設定されているか否かを、RAM103の記憶状態をチェックして判断する。
転送印刷が設定されていなければそのまま待機状態になるが、転送印刷が設定されていればステップS9へ進んで、ネットワーク上に共有されているセカンダリプリンタに残りの印刷データを転送して印刷を実行させる。これが転送印刷手段の機能である。
そのセカンダリプリンタのプリンタ名はRAM103に記憶されている。そして、ステップS10で印刷終了と判断するまで、セカンダリプリンタに印刷を実行させ、ステップS10で印刷終了と判断すると待機状態になる。
セカンダリプリンタに印刷を実行させる際には、中断されたページ以後の印刷ジョブをセカンダリプリンタへ転送して印刷させることによって、無駄な印刷を防止できる。
そのため、図3に示した制御部100のCPU101は、印刷中のジョブのページ数をカウントする手段の機能を有する。そして、次のページに印刷が移行するまでは、ページ数の更新(インクリメント)は行わない。そのため、印刷の途中でバッテリ切れになって印刷を終了した場合は、最後にインクリメントされているページすなわち印刷を中断したページ以降の印刷データを、他の画像形成装置であるセカンダリプリンタへ転送することができる。
このようにすれば、メインのプリンタであるMFPがバッテリ切れになってしまった場合でも、ユーザが必要とする印刷を完了することができ、しかも無駄な印刷をしないで済む。
また、バッテリ残量が少ないときに少しでも印刷枚数を確保するために、割付印刷を自動で行うようにすることもできる。そのため、ユーザがプリンタドライバの印刷設定画面やプリンタ装置本体1の操作パネル8によって、強制印刷時の割付印刷を設定できるようにするとよい。割付印刷とは、複数ページ分の印刷データを1枚の紙に印刷することである。割付印刷が設定された場合には、それをMFPも制御部100の記憶手段であるRAM103に記憶する。
この場合の印刷制御を、プリンタ装置本体1の図3に示した制御部100におけるCPU101が実行する処理の流れを、図13のフローチャートによって説明する。
この場合も、ステップS1〜S5の処理は、図10によって説明した処理と同じであるから説明を省略する。
この例では、ステップS4でヘッド保護動作不要(強制印刷の設定がされている)と判断した場合は、ステップS11へ進んで割付印刷設定がされているか否かを判断する。そして、割付印刷設定されていなければ、ステップS12で通常印刷を実行させ、ステップS14で印刷終了又はバッテリ切れと判断するまではステップS11へ戻って、ステップS12で通常印刷を繰り返し実行させる。この場合の通常印刷は、ヘッド保護動作を行わずに印刷動作を行う強制印刷である。
ステップS11で割付印刷が設定されていると判断した場合は、ステップS13で割付印刷を実行させ、ステップS14で印刷終了又はバッテリ切れと判断するまではステップS11へ戻って、ステップS13で割付印刷を繰り返し実行させる。これが割付印刷手段の機能であり、強制印刷手段の一形態である。ステップS14で印刷終了又はバッテリ切れと判断すると、待機状態になる。
この割付印刷の設定は、図3に示した制御部100のROM102に格納されるファームウェアに予め設定しておいて、強制印刷時には常に割付印刷を実行するようにしてもよい。
このようにして、ジョブの印刷中にバッテリ残量が閾値以下になった場合に、強制印刷によって残りの印刷を2ページ分の印刷データを1枚の紙に印刷する割付印刷で行えば、通常印刷の倍のページ数だけ印刷することができる。したがって、残りのページを全て印刷できる可能性が高くなる。
割付印刷で3ページ分以上の印刷でデータを1枚の紙に印刷するようにすることもできるが、1枚の紙に印刷するページ数が多くなる程縮小率が高くなって見にくくなる。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明による画像形成装置はインクジェットプリンタに限るものではなく、バッテリからの給電によって駆動される画像形成装置であれば、どのような方式のものにも適用可能である。例えば、熱転写方式や感熱方式のもの、LEDアレイヘッドを用いた電子写真方式のものなどにも適用できる。
バッテリは、一般に環境温度や寿命によって容量減衰カーブが異なる。そのため、どのような画像形成装置でも、環境温度や寿命の長短に係らず確実に終了動作ができるように、印刷動作を停止すべき閾値をある程度余裕をもって設定している。
さらに、電子写真方式の画像形成装置の場合には、感光体上にトナーが残った状態で電源が遮断されてしまうと、機内にトナーが飛散して汚れたり、感光体が痛む恐れがある。そのため、ジョブキャンセルして終了処理ができるように、バッテリ残量がある程度残っている状態に閾値を設定している。
この発明では、そのようにバッテリ残量が閾値に達しても残っている容量を利用して、強制印刷をすることを可能にしている。
また、単機能のプリンタや多機能の複合機に限らず、複写機やファクシミリ装置、各種の記録装置などにも適用できる。
なお、前述した各実施形態の構成及び機能等は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:プリンタ装置本体 2:給紙トレイ 3:排紙トレイ
3a:排紙ストッパ 4:上カバー 5:スキャナユニット
6:バッテリ装填部 6a:バッテリ装填部のカバー
7:カートリッジ装填部 7a:カートリッジ装填部のカバー
8:操作パネル 9,9k,9c,9m,9y:インクカートリッジ
10:バッテリ(バッテリパック) 10a:端子
13:バッテリ状況表示パネル 15:ホスト装置 16:電源プラグ
17:ACアダプタ 20:フレーム 20a,20b:側板
21:ガイドロッド 22:ステー 23:キャリッジ
24,24k,24c,24m,24y:記録ヘッド 25:ハーネス
26,26k,26c,26m,26y:サブタンク 27:インク供給チューブ
28:供給ポンプユニット 29:ホルダ 30:固定リブ 31:用紙積載部
32:給紙コロ 33:分離パッド 34:搬送ベルト 35:ガイド
36:カウンタローラ 37:搬送ガイド 38:押さえ部材
39:先端加圧コロ 40:帯電ローラ 41:搬送ローラ
42:テンションローラ 43:ガイド部材 44:両面給紙ユニット
45:手差し給紙部 46:維持回復機構部(サブシステム) 47:キャップ
47a〜47d:キャップ部材 48:ワイパーブレード 49、50:空吐出受け
51:空吐出受けの開口部 52:分離爪 53:排紙ローラ 54:排紙コロ
60:リアルタイムクロック(RTC) 61:主走査モータ 62:副走査モータ
63:リニアエンコーダ 64:ホイールエンコーダ 80;液晶表示器
100:制御部 101:CPU 102:ROM 103:RAM
104:NVRAM 105:ホストインタフェース(ホストI/F)
106:入出力部(I/O) 107:ASIC 110:CPUバス
120:制御用バス 121:駆動波形生成部 122:ヘッドドライバ
123:主走査モータ駆動部 124:副走査モータ駆動部
125:ACバイアス供給部 131:バッテリ装填表示部
132:バッテリ装填無し表示部 133:残量レベル表示部
134:残量少表示部 135,136:スイッチ
150,150′:印刷設定画面
151:「ヘッド保護動作なし」のチェックボックス
152:「転送印刷」のチェックボックス 153:コンボックス
200:電源部 201:切替回路 202,203:DC/DCコンバータ
204:バッテリ残量検知回路
特開2004−21905号公報

Claims (10)

  1. バッテリからの給電によって駆動される画像形成装置において、前記バッテリの残量を検知するバッテリ残量検知手段と、該手段によってバッテリ残量が印刷動作を停止すべき閾値以下になったことが検知された後も、印刷動作が可能な限り印刷を継続する強制印刷を行う強制印刷手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記強制印刷を実行する設定を行う手段を有し、前記バッテリ残量検知手段によってバッテリ残量が前記閾値以下になったことが検知されたとき、前記強制印刷を実行する設定がされていた場合にのみ、前記強制印刷手段が前記強制印刷を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、印刷ジョブを送信するホスト装置で前記強制印刷を実行する設定がなされた場合に、該強制印刷を実行する設定を記憶する記憶手段を有し、前記バッテリ残量検知手段によってバッテリ残量が前記閾値以下になったことが検知されたとき、前記記憶手段が前記強制印刷を実行する設定を記憶していた場合にのみ、前記強制印刷手段が前記強制印刷を実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記強制印刷手段による強制印刷によって印刷中の印刷ジョブの印刷を完了できなかった場合に、ネットワーク上に共有されている他の画像形成装置へ残りの印刷データを転送して印刷させる転送印刷手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、前記印刷ジョブの印刷するページ数をカウントする手段を有し、該印刷ジョブの印刷を完了できなかった場合に、前記転送印刷手段は印刷を中断したページ以降の印刷データを前記他の画像形成装置へ転送することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5に記載の画像形成装置において、操作パネル又は印刷ジョブを送信するホスト装置で転送印刷の設定及び転送印刷を実行すべき画像形成装置の指定がなされた場合に、その転送印刷の設定と指定された画像形成装置を記憶する記憶手段を有し、前記強制印刷手段による強制印刷によって印刷中の印刷ジョブの印刷を完了できなかったときに、該記憶手段に前記転送印刷の設定と前記指定された画像形成装置が記憶されている場合にのみ、前記転送印刷手段が該指定された画像形成装置へ残りの印刷データを転送して印刷させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記強制印刷手段は、前記強制印刷を行う際に複数ページを1枚の紙に印刷する割付印刷を行う割付印刷手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、操作パネル又は印刷ジョブを送信するホスト装置で割付印刷の設定がなされた場合に、その割付印刷の設定を記憶する記憶手段を有し、前記強制印刷手段は、前記強制印刷を行う際に該記憶手段に前記割付印刷の設定が記憶されている場合にのみ前記割付印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記強制印刷手段は、前記強制印刷を行う際には常に前記割付印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、記録ヘッドとしてインク滴を吐出するインクジェットヘッドを有し、該記録ヘッドが印刷を行なわないときに保護するためのヘッド保護動作を行うヘッド保護手段を備え、前記バッテリ残量の閾値は、前記ヘッド保護手段が前記ヘッド保護動作を行うために必要なバッテリ残量に相当する値であり、前記強制印刷手段は、前記強制印刷を行う際には前記ヘッド保護手段に前記ヘッド保護動作を行わせずに印刷を実行することを特徴とする画像形成装置。

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