JP2015131446A - 電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラム - Google Patents

電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、動作性能を維持しつつ消費電力を削減する。【解決手段】複合装置1は、外部電源部131が、外部電源電力から外部駆動電源電力を生成し、蓄電電源部133が、二次電池10の蓄電電源電力から蓄電駆動電源電力を生成する。CPU101は、それぞれ独立して機能動作するI/F107a、107b、107c等の機能実行手段の動作/非動作を検出し、切替/充電部132が、外部駆動電源電力と蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する。CPU101は、機能実行手段の動作/非動作の検出結果及び切替/充電部132の選択状態に基づいて、スイッチSWa、SWb、SWcによる各機能実行手段への駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する。【選択図】 図5

Description

本発明は、電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラムに関し、詳細には、動作性能を維持しつつ消費電力を削減する電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラムに関する。
プリンタ装置、複合装置、スキャナ装置、パーソナルコンピュータ等の電気機器は、近年、蓄電電源部を搭載し、該蓄電電源部の蓄電電源電力を利用して各種動作を行う蓄電駆動型電気機器がある。
蓄電駆動型電気機器は、蓄電電源部の蓄電電力を駆動電源電力として駆動する場合と、外部電源電力を駆動電源電力として駆動する場合とがあり、外部電源電力が供給されているときには、該外部電源電力を利用して、電池電源部の蓄電池を充電している。
蓄電駆動型電気機器は、蓄電電力を駆動電源電力として動作しているときの動作可能時間を長くすることが重要な課題となっている。
そして、従来、AC電源あるいはバッテリ電源によって電力供給が可能な記録装置において、前記記録装置への電源供給がAC電源かバッテリ電源のどちらで行われているかを検出するための電源供給源検出手段を有しており、前記電源供給源検出手段にて電源供給がAC電源から行われていると判断した場合には通常の印字動作を行うが、バッテリ電源から行われていると判断した場合には、前記記録装置は待機時、印字動作時を含む全ての動作において前記記録装置が消費する電力低減のための低消費電力制御を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。また、この従来技術では、電力低減のための低消費電力制御を、システム制御部の内部動作クロック周波数を通常周波数から低周波数に切り替えることが提案されている。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、蓄電電力動作時における消費電力を低減するために、内部動作クロック周波数を低周波数に切り替えている。したがって、内部動作クロック周波数を低周波数に切り替えると、電気機器の動作性能が低下し、利用性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の電気機器は、それぞれ独立して機能動作する複数の機能実行手段と、外部電源電力から前記機能実行手段が使用する外部駆動電源電力を生成する外部電源生成手段と、蓄電電源電力から前記機能実行手段が使用する蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成手段と、前記各機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出手段と、前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択手段と、前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御手段と、前記動作検出手段の検出結果及び前記電源選択手段の選択状態に基づいて、前記電源供給制御手段による前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。
本発明の一実施例を適用した複合装置の外観斜視図。 複合装置の要部平面図。 複合装置の要部正面概略構成図。 複合装置のブロック構成図。 複合装置の要部回路構成図。 電源状態に基づく電源制御処理の説明図。 電源状態と蓄電残量に基づく電源制御処理の説明図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図7は、本発明の電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の電気機器、電源制御方法及び電源制御プログラムの一実施例を適用した複合装置1の外観斜視図である。
図1において、複合装置(電気機器、画像形成装置、画像処理装置)1は、本体筐体2の上部に、スキャナ部3が配設され、本体筐体2内に、プリンタ部4、給紙部5、排紙部6及びインクカートリッジ収納部7等が設けられている。また、複合装置1は、本体筐体2の上部前面に、操作表示部8が設けられており、操作表示部8には、各種キー8aが設けられているとともに、ディスプレイ8bが設けられている。
スキャナ部3としては、例えば、光電変換素子としてCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたスキャナが用いられており、原稿を走査して、該原稿の画像を読み取るという画像処理を行う。プリンタ部4は、例えば、インクジェット方式のプリンタ等が用いられている。プリンタ部4は、スキャナ部3の読み取った原稿の画像データやコンピュータ等の外部のホスト装置HS(図4参照)から有線または無線のネットワークを介して送信されてきた画像データに基づいて、給紙部5から送られてきた用紙に画像を形成して、排紙部6へ排出するという画像処理を行う。
複合装置1は、本体筐体2の前面側に、開閉カバー9が設けられており、開閉カバー9の本体筐体2内には、二次電池10が取り替え可能な状態で収納されている。
複合装置1は、本体筐体2の前面であって、開閉カバー9よりも上部には、二次電池10の充電量を表示する充電量通知部11が設けられている。充電量通知部11は、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)が横方向に並べて配設されており、該LEDの点灯数等によって、二次電池10の充電量を通知する。
複合装置1は、図2及び図3に示すように、フレーム21を構成する左右の側板21a、21bに、ガイドロッド22とステー23が、主走査方向に掛け渡されている。ガイドロッド22及びステー23(図3参照)は、キャリッジ24を主走査方向に移動可能に支持している。
キャリッジ24は、主走査モータ121(図4参照)によって図示しないタイミングベルトを介して、図2に両矢印で示す主走査方向に移動される。
キャリッジ24は、記録ヘッド25を搭載しており、記録ヘッド25は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッド25Y、25C、25M、25Kを備えている。各液滴吐出ヘッド25Y、25C、25M、25Kは、それぞれ主走査方向と交叉する方向に配列されたインク吐出口を備えている。各液滴吐出ヘッド25Y、25C、25M、25Kは、インク吐出口(インクノズル)からインク滴を下方の用紙Pに向かって吐出する。
なお、記録ヘッド25は、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生方法としては、各種の方法のものを用いることができる。例えば、記録ヘッド25は、圧電素子を用いた圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いた形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ等を用いることができる。
なお、複合装置1は、インク滴の吐出において、全インク吐出口を同時に駆動させる以外に、時間的に分割して駆動させてもよい。すなわち、全インク吐出口を同時に駆動させる場合には、各全インク吐出口間のクロストークの影響による記録品位の低下や、一時的に大電流が必要になることにより電源の大容量化などの不利益が生じる場合がある。ところが、時分割駆動すると、これらの不利益を避けることができる。
このキャリッジ24は、記録ヘッド25の各インク吐出口を駆動させるためのドライバIC等のヘッドドライバ26(図4参照)を搭載しており、制御基板100(図4参照)との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)27を介して接続されている。
また、キャリッジ24は、記録ヘッド25に各色のインクを供給するための各色のサブタンク28を搭載している。各色のサブタンク28は、各色のインク供給チューブ29を介して、インクカートリッジ収納部7に収納されている各色のインクカートリッジ30から各色のインクが補充供給される。なお、インクカートリッジ収納部7は、インクカートリッジ30内のインクを送液するための供給ポンプユニット(図示略)を備えている。インク供給チューブ29は、這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21cに取り付けられている係止部材31によって保持されている。
複合装置1は、図3に示すように、給紙部5が、用紙積載部41から用紙Pを1枚ずつ分離給送する給紙頃(半月コロ)42及び該給紙コロ42に対向して配置されていて摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド43を備えている。給紙部5は、分離パッド43が給紙コロ42側に付勢されており、給紙コロ42が回転することで、給紙部5の用紙積載部41上に積載されている最上段の用紙Pを送り出す。
給紙部5は、さらに、ガイド部材44、カウンタローラ45、搬送ガイド部材46、先端加圧コロ47を有する押さえ部材48、搬送ベルト49、搬送ベルト49が掛け渡されている搬送ローラ50とテンションローラ51等を備えている。給紙部5は、用紙積載部41から送り出された用紙Pを、ガイド部材44、カウンタローラ45、搬送ガイド部材46及び先端加圧コロ47を有する押さえ部材48で、搬送ベルト49上に搬送する。
搬送ベルト49は、無端状ベルトであり、搬送ローラ50とテンションローラ51との間に掛け渡されて、図2に示すベルト搬送方向(副走査方向)に周回搬送される。搬送ベルト49は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度のETFEピュア材等の樹脂材で形成された用紙吸着面である表層と、表層と同材質でカーボンによる抵抗制御が行われている裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
搬送ベルト49は、搬送ローラ50近傍に配置されている帯電ローラ52によって、その表面が帯電され、用紙Pを吸着して搬送する。なお、搬送ローラ50は、接地されているとともに、搬送ベルト49の中抵抗層(裏層)と接触配置され、アースローラの役目も担っている。
そして、搬送ベルト49は、副走査モータ123(図4参照)によって搬送ローラ50が回転駆動されることで、図2に示すベルト搬送方向(副走査方向)に周回搬送される。
複合装置1は、キャリッジ24と対向する状態で、搬送ベルト49の裏側に、記録ヘッド25による印字領域に対応してガイド部材53が配置されている。ガイド部材53は、上面が搬送ベルト49を支持する2つのローラ(搬送ローラ50とテンションローラ51)の接線よりも記録ヘッド25側に突出する状態で配置され、搬送ベルト49の高精度な平面性を維持している。
複合装置1は、排紙部6として、テンションローラ51近傍に、搬送ベルト49から用紙Pを分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63を備えており、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ64を備えている。排紙部6は、搬送ベルト49によって、画像の形成された用紙Pがテンションローラ51まで運ばれてくると、分離爪61によって搬送ベルト49から用紙Pを分離させて、排紙コロ63及び排紙ローラ62によって用紙Pを排紙トレイ64上に排出させる。
また、装置本体1は、その背面部に、両面ユニット71が着脱自在に装着されている。両面ユニット71は、搬送ベルト49の逆方向回転で戻される画像形成済みの用紙Pを取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ45と搬送ベルト49との間に給紙する。この両面ユニット71の上面は、用紙Pを手差しで給紙するための手差しトレイ72となっている。
そして、複合装置1は、図2に示すように、キャリッジ24の走査方向における一方側の非印字領域に、記録ヘッド25のインク吐出口の状態を維持して、回復するための維持回復機構81が配置されている。維持回復機構81は、記録ヘッド25の各インク吐出口面をキャピングするキャップ82、インク吐出口面をワイピングするワイパーブレード83及び増粘した記録液を空吐出させたときの液滴を受ける空吐出受け84等を備えている。
そして、維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、複合装置1は、図2に示すように、キャリッジ24の主走査方向の維持回復機構81とは反対側の非印字領域に、記録中等に増粘した記録液を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84が配置されている。
複合装置1は、キャリッジ24を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド25を駆動して、停止している用紙Pにインク滴を吐出して、所定行数分の画像を記録する。複合装置1は、所定行数分の画像記録を行うと、用紙Pを該所定行数分搬送した後、次の所定行数分の画像の記録を行う。複合装置1は、記録終了信号または用紙Pの後端が記録領域に到達した信号を受けると、記録動作を終了して、用紙Pを排紙トレイ64に排出する。
また、複合装置1は、印字(記録)待機中においては、キャリッジ24を維持回復機構81側に移動させて、キャップ82を記録ヘッド25にキャッピングさせ、インク吐出口を湿潤状態に保って、インク乾燥による吐出不良を防止する。さらに、複合装置1は、キャップ82で記録ヘッド25をキャッピングした状態で、図示しない吸引ポンプによってインク吐出口から記録液を吸引し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、複合装置1は、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行うことで、記録ヘッド25の安定した吐出性能を維持する。
そして、複合装置1は、本体筐体2の内部後方側に、図4に示す制御基板100が収納されている。制御基板100は、CPU(Central Processing Unit )101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、I/O(input/output)106、ホストI/F(インターフェイス)107、印刷制御部108、主走査モータ駆動部109、ACバイアス供給部110及び副走査モータ駆動部111等が搭載されている。制御基板100上の各部101〜111は、バス112により接続されている。また、複合装置1は、図4に示すように、主走査モータ121、リニアエンコーダ122、副走査モータ123及びホイールエンコーダ124等を備えている。
主走査モータ121は、回転駆動することで、キャリッジ24を、図示しないタイミングベルトを介して、図2に両矢印で示す主走査方向に移動させる。
リニアエンコーダ122は、主走査モータ121の回転を検出して、検出結果をI/O106を介してCPU101に出力する。
副走査モータ123は、回転駆動することで、搬送ベルト49を、図2に示すベルト搬送方向(副走査方向)に周回搬送させる。
ホイールエンコーダ124は、副走査モータ123の回転を検出して、I/O106を介してCPU101に出力する。
ホストI/F107は、USB(Universal Serial Bus)、LAN(Local Area Network)等を用いてコンピュータ等のホスト装置HSとの間で、CPU101の制御下でデータを送受する。
ROM102は、複合装置1としての基本プログラムや本発明の電源制御プログラム及びシステムデータや該電源制御処理に必要な各種データを格納している。特に、ROM102は、記録ヘッド25の駆動パルスのドットパターンデータ、画像出力のためのフォントデータ等を格納している。
RAM103は、CPU101のワークメモリとして利用され、CPU101の処理に必要な各種データを記憶する。
NVRAM104は、一般的に複合装置1の各機能における初期設定値を格納する他、CPU101の制御下における複合装置1の動作に必要な各種データを記憶する。NVRAM104は、特に、本発明の電源制御方法を実行するのに必要な各種データを記憶する。
CPU(動作検出手段、制御手段、処理量検出手段)101は、ROM102内のプログラムに基づいて、複合装置1の各部を制御して、複合装置1としての基本処理を実行するとともに、本発明の電源制御方法を実行する。
すなわち、複合装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の電源制御方法を実行する電源制御プログラムを読み込んでROM102等に導入することで、後述する動作性能の低下を抑制しつつ、蓄電電源手段である蓄電電源部133(図5参照)の二次電池10の消費電力を削減する電源制御方法を実行する電気機器としての複合装置として構築されている。この電源制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
具体的には、CPU101は、後述する各機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出処理を行い、動作検出手段として機能する。また、CPU101は、上記動作検出手段としての検出結果及び、駆動電源電力として外部駆動電源電力と蓄電電源電力のいずれが選択されているかの選択状態に基づいて、後述する電源供給制御手段による各機能実行手段への該駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御処理を行い、制御手段として機能している。さらに、CPU101は、後述するように、複合装置1における動作処理の処理量、例えば、印刷処理における印刷データのデータ量、すなわち、機能実行手段が処理する動作処理量を検出する処理量検出処理を行い、処理量検出手段として機能している。
ASIC105は、RAM103を利用して、画像データに対する各種信号処理や並べ替え等の各種画像処理を行って、記録ヘッド25の駆動データとして印刷制御部108に出力する。また、ASIC105は、複合装置1全体を制御するための入出力信号を処理する。
ホストI/F107には、複合装置1に印刷データ(画像データ)を送って複合装置1に印刷(画像形成)を行わせるパーソナルコンピュータ等のホスト装置HSが、専用線、USB(Universal Serial Bus)ケーブル、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等で接続される。ホスト装置HSは、その搭載するプリンタドライバによって画像データ及び制御信号を生成して、ホストI/F107に転送する。
印刷制御部108は、駆動データに基づいてヘッドドライバ26の駆動を制御し、ヘッドドライバ26は、印刷制御部108の制御下で、各記録ヘッド25のインク吐出口から画像データに対応したインク滴を吐出させて用紙P上に画像を形成する。すなわち、印刷制御部108は、記録ヘッド25を駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッド25の圧力発生部(図示略)を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ26に出力する。ヘッドドライバ26は、この画像データ及び各種データに基づいて、各記録ヘッド25のインク吐出口の動作を制御して、インク滴の吐出を行う。なお、複合装置1は、画像出力するためのドットパターンデータの生成を、例えば、ROM102にフォントデータを格納して行ってもよいし、ホスト装置HS側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開して、複合装置1へ転送するようにしてもよいが、本実施例では、プリンタドライバで行うものとして説明している。
印刷制御部108は、具体的には、駆動波形生成を、ROM102に格納されてCPU101によって読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等を備え、1つの駆動パルスあるいは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバ26に対して出力する。ヘッドドライバ26は、シリアルに入力される記録ヘッド25の所定行数分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて、印刷制御部108から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド25の圧力発生部に対して印加することで記録ヘッド25を駆動する。なお、このヘッドドライバ26は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ等を備えている。ヘッドドライバ26は、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで、印刷制御部108からの駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッド25の圧力発生部に印加する。
主走査モータ駆動部109は、CPU101の制御下で、主走査モータ121の駆動を制御して、キャリッジ24の主走査方向の移動を制御する。
リニアエンコーダ122は、主走査モータ121の回転を検出して、検出結果をI/O106を介してCPU101に出力する。
ACバイアス供給部110は、帯電ローラ52に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返す交番電圧を印加する。帯電ローラ52は、交番電圧によって、搬送ベルト49に、交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電させる。搬送ベルト49は、このプラス、マイナス交互に帯電していることから、搬送ベルト49上に用紙Pが給送されてきた用紙Pを搬送ベルト49に吸着させ、周回移動によって、用紙Pを副走査方向に搬送する。
副走査モータ駆動部111は、CPU101の制御下で、副走査モータ123の駆動を制御して、搬送ベルト49の搬送を制御し、ホイールエンコーダ124は、副走査モータ123の回転を検出して、I/O106を介してCPU101に出力する。
操作表示部8は、各種操作キー8a及びディスプレイ8b(例えば、液晶ディスプレイ等)を備えている。操作表示部8は、操作キー8aからは複合装置1を動作させるのに必要な各種操作が行われ、ディスプレイ8bには、操作キー8aからの操作内容や複合装置1からオペレータに通知する各種情報を表示する。特に、操作表示部8は、本発明の電源制御処理において必要な各種情報を、CPU101の制御下でディスプレイ8bに表示出力等を行い、また、操作キー8aやディスプレイ8bのタッチパネルから入力された各種指示操作内容をCPU101に通知する。
そして、複合装置1は、図5に示すように、電源供給部130を備えており、電源供給部130は、外部電源部131、切替/充電部132及び二次電池10を備えた蓄電電源部133等を備えている。
また、複合装置1は、そのホストI/F107が、例えば、図5に示すように、機能実行手段として、USB I/F107a、有線LAN I/F107b及び無線LAN I/F107c等の複数のI/F(通信インターフェイス)を備えている。各I/F107a、107b、107cは、それぞれスイッチSWa、SWb、SWcを介して電源供給部130に接続されており、電源供給部130からスイッチSWa、SWb、SWcを介して駆動電源電力が供給される。なお、ホストI/F107としては、上記I/F107a、107b、107cに限るものではない。
外部電源部(外部電源生成手段)131は、AC100Vの商用電源電力(外部電源電力)のコンセントに挿入されるプラグが接続されている電源コードが接続されている。外部電源部131は、例えば、ダイオードブリッジ等を用いた通常の全波整流回路であり、AC100Vの商用交流電源電力(外部電源電力)から、整流、変圧して直流の外部駆動電源電力を生成して、切替/充電部132へ供給する外部電源生成処理を行う。
蓄電電源部(蓄電電源生成手段)133は、二次電池10及び電圧調整回路等を備えており、二次電池10は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等が用いられている。蓄電電源部133は、充電時には、切替/充電部132から供給される充電電力の電圧調整を電圧調整回路で行って、二次電池10に蓄電する。蓄電電源部133は、放電時には、二次電池10の蓄電する蓄電電力を電圧調整回路で電圧調整して、蓄電駆動電源電力を生成して切替/充電部132に供給する蓄電電源生成処理を行う。
切替/充電部(電源選択手段)132は、スイッチSWa、SWb、SWcを介してI/F107a、107b、107cに接続されているとともに、蓄電電源部133が離接可能に接続される。
切替/充電部132は、例えば、FET(Field Effect Transistor )、制御IC等を備えている。切替/充電部132は、制御基板100のASIC105によって、制御ICを制御することで、スイッチSWa、SWb、SWc等への複合装置1の各部への駆動電源電力の供給源を、外部電源部131と蓄電電源部133とに切り替える電源選択処理を行う。また、切替/充電部132は、外部電源部131からの外部駆動電源電力の供給/非供給状態を検出し、検出結果を示す外部電源状態信号をCPU101へ出力する。CPU101は、外部電源状態信号に基づいて、I/F107a、107b、107cへの駆動電源電力の供給源を、外部電源部131と蓄電電源部133とに切り替える。さらに、切替/充電部132は、外部電源部131から供給される外部駆動電源電力によって、蓄電電源部133の二次電池10の充電を行うとともに、制御基板100のCPU101からの制御信号に基づいて、二次電池10への充電制御を行う。なお、電源供給部130は、駆動電源電力を、切替/充電部132を介して、負荷(機能実行手段)としてのI/F107a、107b、107cだけでなく、制御基板100及びその他の複合装置1の必要な各部へも供給する。
スイッチ(電源供給制御手段)SWa、SWb、SWcは、それぞれ独立して、CPU101の制御下でON/OFF動作し、電源供給部130と、USB I/F107a、有線LAN I/F107b、無線LAN I/F107cとの接続/遮断を行う。すなわち、CPU101は、各スイッチSWa、SWb、SWcに、電源制御信号を出力することで、各スイッチSWa、SWb、SWcをON/OFF動作させ、電源供給部130から各I/F107a、107b、107cへの駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する電源供給制御処理を行う。
なお、USBI/F107aは、USBケーブルによってホスト装置HS等が接続され、CPU101の制御下で、ホスト装置HS等との間でデータや信号の授受を行う。有線LAN I/F107bは、LANケーブルによってホスト装置HS等が接続され、CPU101の制御下で、ホスト装置HS等との間でデータや信号の授受を行う。無線LAN I/F107cは、Bluetooth(登録商標)、wifi(wireless fidelity)等の無線によってホスト装置HS等が接続され、CPU101の制御下で、ホスト装置HS等との間でデータや信号の授受を行う。これらUSB I/F107a、有線LAN I/F107b、無線LAN I/F107cは、電源供給部130から電源電力が供給されているときにのみ、動作してI/F処理を行う機能実行手段として機能している。
なお、複合装置1は、図示しないハードディスク等の大容量記憶部を備え、ホストI/F107を介して受信した画像データを、該大容量記憶部へ格納する受信データ格納処理を備えていてもよい。
また、本実施例の複合装置1は、外部電源部131を、電源供給部130内に備えているが、商用電源等のACの外部電源電力から直流の外部駆動電源電力を生成するACアダプタとして、外付けで構成されていてもよい。
なお、複合装置1は、上記スキャナ部3、プリンタ部4、給紙部5、排紙部6、制御基板100等がそれぞれ独立して機能動作する機能実行手段として機能する。また、複合装置1は、細かくは、I/F107a、107b、107cが、それぞれ独立して機能動作する機能実行手段として機能している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、二次電池10で駆動動作可能となっており、動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力、特に、蓄電電源部133の二次電池10の消費電力を削減する。
本実施例の複合装置1は、外部電源部131に外部電源電力が供給されているときには、切替/充電部132が、外部電源部131が該外部電源電力から生成した外部駆動電源電力を、複合装置1の各部、特に、スイッチSWa、SWb、SWcを介して各I/F107a、107b、107cに駆動電源電力として供給する。
そして、複合装置1は、図6に示すように、CPU101が、切替/充電部132に接続されている。切替/充電部132は、外部電源部131が該外部電源電力から生成した外部駆動電源電力を、負荷Ldである各I/F107a、107b、107c、及び、制御基板100やその他の複合装置1の各部へ駆動電源電力として供給しているか否かを通知する電源状態信号を、CPU101へ出力する。すなわち、切替/充電部132は、負荷Ldへ供給している駆動電源電力が、外部電源部131の生成する外部駆動電源電力であるか、蓄電電源部133が二次電池10の蓄電電力から生成する蓄電駆動電源電力であるかを示す電源状態信号をCPU101へ出力する。CPU101は、この電源状態信号に基づいて、外部電源電力が外部電源部131に供給されているか否かを判断する。
また、複合装置1は、外部電源電力が供給されているときには、外部電源部131からの外部駆動電源電力によって切替/充電部132を介して二次電池10を充電することができる。
一方、複合装置1は、外部電源部131に外部電源電力が供給されていないときには、切替/充電部132が、蓄電電源部133が二次電池10の蓄電電力から生成する蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として、複合装置1の各部に供給し、各種動作を行う。特に、複合装置1は、切替/充電部132が、二次電池10の蓄電電力から蓄電電源部133が生成する蓄電駆動電源電力を、スイッチSWa、SWb、SWcを介して各I/F107a、107b、107cに駆動電源電力として供給する。
すなわち、複合装置1は、外部電源部131に外部電源電力が供給されているときには、その動作状況に応じて、該外部電源電力から生成された外部駆動電源電力を駆動電源電力として動作し、外部電源電力が供給されていないときには、二次電池10の電池電力から生成された蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として動作する。
したがって、複合装置1は、蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として動作するときには、二次電池10が放電され、蓄電電力量が減少する。
そこで、本実施例の複合装置1は、ホストI/F107であるUSBI/F107a、有線LAN I/F107b、無線LAN I/F107cが、それぞれ独立してON/OFF動作するスイッチSWa、SWb、SWcを介して電源供給部130から駆動電源電力が供給される。
そして、複合装置1は、各スイッチSWa、SWb、SWcのON/OFF動作を、CPU101が制御可能となっており、CPU101は、蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として利用しているときに、後述する省電力処理を実行する。
CPU101は、二次電池10からの蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として利用しているときには、待機時においては、全てのスイッチSWa、SWb、SWcをONにする電源制御信号をスイッチSWa、SWb、SWcに出力する。この状態では、複合装置1は、全てのI/F107a、107b、107cに、電源供給部130から蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として供給し、いずれのI/F107a、107b、107cに通信アクセスがあっても、受信可能な状態となっている。
この状態で、CPU101は、1つのI/F107a、107b、107cにホスト装置HSから着信があったことを検出すると、着信のあったI/F107a、107b、107cに対応するスイッチSWa、SWb、SWcのみONとし、他のI/F107a、107b、107cに対応するスイッチSWa、SWb、SWcをOFFにする電源制御信号を出力する。スイッチSWa、SWb、SWcへ出力する。例えば、USB I/F107aに着信があると、CPU101は、USB I/F107aに対応するスイッチSWaのみをONにし、その他のI/F107b、107cに対応するスイッチSWb、SWcをOFFにする電源制御信号を出力する。
CPU101は、着信のあったI/F107a、107b、107cにおける通信処理が完了すると、OFFにしていたスイッチSWa、SWb、SWcを含めて全てのスイッチSWa、SWb、SWcをONにする電源制御信号をスイッチSWa、SWb、SWcへ出力する。この状態では、全てのI/F107a、107b、107cに、電源供給部130から電池駆動電源電力が駆動電源電力として供給され、いずれのI/F107a、107b、107cに通信アクセスがあっても、受信可能な状態となっている。
したがって、複数のI/F107a、107b、107cのうち、1つのI/F107a、107b、107cが動作中においては、他のI/F107a、107b、107cへの電源電力の供給を遮断することができる。
なお、上記説明においては、それぞれ独立して機能を実行する機能実行手段として、I/F107a、107b、107cを、例に挙げて説明したが、機能実行手段としては、I/F107a、107b、107cに限るものではない。例えば、複合装置1が、受信画像データを大容量記憶部へ格納する受信データ格納処理を行うときには、CPU101は、受信データ格納処理に使用しない他の部分、例えば、プリンタ部4への通電を遮断してもよい。
また、本実施例の複合装置1は、図7に示すように、電源供給部140が、蓄電電源部133の二次電池10の蓄電残量を検出する残量検出部(蓄電残量検出手段)141を備えて、該残量検出部141の検出する蓄電残量に基づいて、上記省電力処理の実行を制御してもよい。
すなわち、図7の場合、残量検出部141は、例えば、残量ゲージIC(Integrated Circuit:集積回路)等が用いられ、切替/充電部132による二次電池10への充電量と二次電池10からの放電量を検出して、二次電池10の蓄電残量を検出する。残量検出部141は、検出した二次電池10の蓄電残量を蓄電残量信号として切替/充電部132へ出力する。
切替/充電部132は、上記電源状態信号をCPU101に出力するとともに、蓄電残量信号をCPU101へ出力する。
CPU101は、電源状態信号が外部電源電力が供給されていないことを示しているときに、蓄電残量信号に基づいて、上記省電力処理の実行を制御する。具体的には、CPU101は、予め設定されてNVRAM104に格納されている閾値蓄電残量と、蓄電残量信号の示す検出蓄電残量とを比較して、検出蓄電残量が閾値蓄電残量を超えていると、上記省電力処理の実行を停止する。CPU101は、検出蓄電残量が閾値蓄電残量以下になると、上記省電力処理を実行する。
このようにすると、二次電池10の蓄電残量が少なくなったときに、省電力処理を実行して、効率的に省電力を図ることができる。
さらに、CPU101は、ホストI/F107の各I/F107a、107b、107cでデータを受信して画像形成等のデータ処理を行う場合、該データ量(処理量)を検出して、該データ量が、予めNVRAM104に格納されている閾値データ量(閾値処理量)を超える場合に、上記省電力処理を実行するようにしてもよい。
この場合、CPU101は、例えば、ホストI/F107を介して受信した印刷ジョブを解析して、そのデータ量を把握し、該データ量を閾値データ量と比較して、該データ量が該閾値データ量を超えていると、上記省電力処理を実行する。
このようにすると、データ処理に長時間を必要とする場合に、データ受信に使用するI/F107a、107b、107cのみに駆動電源電力を供給し、他のI/F107a、107b、107cに対しては駆動電源電力の供給を遮断する。その結果、より一層効率的に省電力を図ることができる。
このように、本実施例の複合装置1は、それぞれ独立して機能動作する複数のI/F107a、107b、107c等の機能実行手段と、外部電源電力から前記機能実行手段が使用する外部駆動電源電力を生成する外部電源部(外部電源生成手段)131と、蓄電電源電力から前記機能実行手段が使用する蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源部(蓄電電源生成手段)133と、前記各機能実行手段の動作/非動作を検出するCPU(動作検出手段)101と、前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する切替/充電部(電源選択手段)132と、前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行うスイッチ(電源供給制御手段)SWa、SWb、SWcと、前記動作検出手段としてのCPU101の検出結果及び切替/充電部132の選択状態に基づいて、スイッチSWa、SWb、SWcによる前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御するCPU(制御手段)101と、を備えている。
したがって、I/F107a、107b、107c等の機能実行手段へ供給している駆動電源電力の状態と該機能実行手段の動作状態に基づいて、該機能実行手段への該駆動電源電力の供給/供給遮断を制御することができる。その結果、機器である複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。
また、本実施例の複合装置1は、外部電源電力から外部駆動電源電力を生成する外部電源生成処理ステップと、蓄電電源電力から蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成処理ステップと、それぞれ独立して機能動作する複数のI/F107a、107b、107c等の動作/非動作を検出する動作検出処理ステップと、前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択処理ステップと、前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御処理ステップと、前記動作検出処理ステップでの検出結果及び前記電源選択処理ステップでの選択状態に基づいて、前記電源供給制御処理ステップにおける前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御処理ステップと、を有する電源制御方法を実行している。
したがって、I/F107a、107b、107c等の機能実行手段へ供給している駆動電源電力の状態と該機能実行手段の動作状態に基づいて、該機能実行手段への該駆動電源電力の供給/供給遮断を制御することができる。その結果、機器である複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、CPU101等の制御プロセッサに、外部電源電力から外部駆動電源電力を生成する外部電源生成処理と、蓄電電源電力から蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成処理と、それぞれ独立して機能動作する複数のI/F107a、107b、107c等の機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出処理と、前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択処理と、前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御処理と、前記動作検出処理での検出結果及び前記電源選択処理での選択状態に基づいて、前記電源供給制御処理における前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御処理と、を実行させる電源制御プログラムを搭載している。
また、本実施例の複合装置1は、前記制御手段としてのCPU101が、切替/充電部(電源選択手段)132が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択していると、非動作中である前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、スイッチ(電源供給制御手段)SWa、SWb、SWcに遮断させる。
したがって、動作中のスイッチSWa、SWb、SWcへのみ蓄電駆動電源電力を駆動電源電力として供給して、非動作中のI/F107a、107b、107c等の機能実行手段に対しては、駆動電源電力の供給を遮断することができる。その結果、機器である複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、二次電池10の消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、前記蓄電電源部133の二次電池10の蓄電電源電力の蓄電残量を検出する残量検出部(蓄電残量検出手段)141を、さらに備え、前記制御手段としてのCPU101が、前記切替/充電部(電源選択手段)132が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択しており、前記蓄電残量が、所定の閾値蓄電残量以下のときに、非動作中である前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、スイッチ(電源供給制御手段)SWa、SWb、SWcに遮断させる。
したがって、蓄電電源部133の二次電池10の蓄電残量が閾値蓄電残量以下のときに、非動作中のI/F107a、107b、107c等の機能実行手段に対しては、駆動電源電力の供給を遮断することができる。その結果、機器である複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、二次電池10の消費電力をより一層効率的に削減することができる。
また、本実施例の複合装置1は、I/F107a、107b、107c等の機能実行手段が処理する動作処理量を検出するCPU(処理量検出手段)101を、さらに備え、前記制御手段としてのCPU101が、切替/充電部(電源選択手段)132が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択しており、前記動作処理量が所定の閾値処理量を超えていると、非動作中である前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、スイッチ(電源供給制御手段)SWa、SWb、SWcに遮断させる。
したがって、長時間動作処理する場合に、非動作中のI/F107a、107b、107c等の機能実行手段に対しては、駆動電源電力の供給を遮断することができる。その結果、機器である複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、二次電池10の消費電力をより一層効率的に削減することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、前記機能実行手段が、それぞれ独立して通信を行うI/F(通信インターフェイス)107a、107b、107cである。
したがって、個別に動作して通信を行うI/F107a、107b、107cの1つが動作中であると、他のI/F107a、107b、107cへの駆動電源電力の供給を遮断することができる。その結果、通信インターフェイスにおける消費電力を効率的に削減することができる。
また、本実施例は、複数の前記機能実行手段を使用して、画像データに基づいて、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置としての複合装置1に適用されている。
したがって、画像形成装置としての複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。
さらに、本実施例は、それぞれ独立して画像データの通信を行う通信インターフェイスであるI/F107a、107b、107cを前記機能実行手段として有するとともに、該画像データに対して種々の画像処理を施すスキャナ部3、プリンタ部4、制御基板100等の画像処理手段を前記機能実行手段として有する画像処理装置としての複合装置1に適用している。
したがって、画像処理装置としての複合装置1の動作性能の低下を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 複合装置
2 本体筐体
3 スキャナ部
4 プリンタ部
5 給紙部
6 排紙部
7 インクカートリッジ収納部
8 操作表示部
8a 各種キー
8b ディスプレイ
9 開閉カバー
10 二次電池
11 充電量通知部
21 フレーム
21a、21b 側板
21c 後板
22 ガイドロッド
23 ステー
24 キャリッジ
25 記録ヘッド
25Y、25C、25M、25K 液滴吐出ヘッド
26 ヘッドドライバ
27 ハーネス
28 サブタンク
29 インク供給チューブ
30 インクカートリッジ
41 用紙積載部
42 給紙コロ
43 分離パッド
44 ガイド部材
45 カウンタローラ
46 搬送ガイド部材
47 先端加圧コロ
48 押さえ部材
49 搬送ベルト
50 搬送ローラ
51 テンションローラ
52 帯電ローラ
53 ガイド部材
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
64 排紙トレイ
71 両面ユニット
81 維持回復機構
82 キャップ
83 ワイパーブレード
84 空吐出受け
100 制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 NVRAM
105 ASIC
106 I/O
107 ホストI/F
107a USB I/F
107b 有線LAN I/F
107c 無線LAN I/F
108 印刷制御部
109 主走査モータ駆動部
110 ACバイアス供給部
111 副走査モータ駆動部
112 バス
121 主走査モータ
122 リニアエンコーダ
123 副走査モータ
124 ホイールエンコーダ
130 電源供給部
131 外部電源部
132 切替/充電部
133 蓄電電源部
140 電源供給部
141 残量検出部
P 用紙
HS ホスト装置
SWa、SWb、SWc スイッチ
特開2006−27007号公報

Claims (9)

  1. それぞれ独立して機能動作する複数の機能実行手段と、
    外部電源電力から前記機能実行手段が使用する外部駆動電源電力を生成する外部電源生成手段と、
    蓄電電源電力から前記機能実行手段が使用する蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成手段と、
    前記各機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出手段と、
    前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択手段と、
    前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御手段と、
    前記動作検出手段の検出結果及び前記電源選択手段の選択状態に基づいて、前記電源供給制御手段による前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電気機器。
  2. 前記制御手段は、
    前記電源選択手段が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択していると、前記動作検出手段が非動作を検出している前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、前記電源供給制御手段に遮断させることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 前記電気機器は、
    前記蓄電電源手段の蓄電電源電力の蓄電残量を検出する蓄電残量検出手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、
    前記電源選択手段が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択しており、前記蓄電残量が、所定の閾値蓄電残量以下のときに、前記動作検出手段が非動作を検出している前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、前記電源供給制御手段に遮断させることを特徴とする請求項2記載の電気機器。
  4. 前記電気機器は、
    前記機能実行手段が処理する動作処理量を検出する処理量検出手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、
    前記電源選択手段が前記駆動電源電力として前記蓄電駆動電源電力を選択しており、前記動作処理量が所定の閾値処理量を超えていると、前記動作検出手段が非動作を検出している前記機能実行手段への該駆動電源電力の供給を、前記電源供給制御手段に遮断させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気機器。
  5. 前記機能実行手段は、
    それぞれ独立して通信を行う通信インターフェイスであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電気機器。
  6. 前記電気機器は、
    複数の前記機能実行手段を使用して、画像データに基づいて、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気機器。
  7. 前記電気機器は、
    それぞれ独立して画像データの通信を行う通信インターフェイスを前記機能実行手段として有するとともに、該画像データに対して種々の画像処理を施す画像処理手段を前記機能実行手段として有する画像処理装置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気機器。
  8. 外部電源電力から外部駆動電源電力を生成する外部電源生成処理ステップと、
    蓄電電源電力から蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成処理ステップと、
    それぞれ独立して機能動作する複数の機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出処理ステップと、
    前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択処理ステップと、
    前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御処理ステップと、
    前記動作検出処理ステップでの検出結果及び前記電源選択処理ステップでの選択状態に基づいて、前記電源供給制御処理ステップにおける前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御処理ステップと、
    を有することを特徴とする電源制御方法。
  9. 制御プロセッサに、
    外部電源電力から外部駆動電源電力を生成する外部電源生成処理と、
    蓄電電源電力から蓄電駆動電源電力を生成する蓄電電源生成処理と、
    それぞれ独立して機能動作する複数の機能実行手段の動作/非動作を検出する動作検出処理と、
    前記外部駆動電源電力と前記蓄電駆動電源電力を選択的に駆動電源電力として前記機能実行手段に供給する電源選択処理と、
    前記各機能実行手段に対して独立して前記駆動電源電力の供給/供給遮断を行う電源供給制御処理と、
    前記動作検出処理での検出結果及び前記電源選択処理での選択状態に基づいて、前記電源供給制御処理における前記各機能実行手段への前記駆動電源電力の供給/供給遮断を制御する制御処理と、
    を実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
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