JP2015208502A - ロールペーパー格納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚の展開状態の厚板から全てが構成され、ロールペーパーの回転引き出し性に優れるロールペーパー格納箱を提供する。
【解決手段】1枚の展開状態の厚板を折り曲げることにより箱本体102を形成し、箱本体102の中に設けた格納部103にロールペーパー1を納め、かつ箱本体102に備えた引き出し口104からペーパー2を引き出して使用可能にするロールペーパー格納箱100であって、箱本体102が格納部103を開閉する蓋板31を有し、蓋板31が蓋板31につながる支軸部40を備え、外界に開かれた蓋板31の支軸部40にロールペーパー1が回転可能に挿填され、蓋板31がロールペーパー1を支軸部40に挿填した状態で閉蓋され、支軸部40及びロールペーパー1を格納部103に格納可能にするロールペーパー収納箱。
【選択図】図3

Description

本発明はロールペーパー格納箱に関する。
従来、特許文献1、2に基礎の如く、箱本体の内部にロールペーパーを納め、箱本体に備えた引き出し口からペーパーを引き出して使用可能にするロールペーパー格納箱がある。
特許文献1に記載のロールペーパー格納箱は、ダンボール紙等からなる箱本体の内側に左右軸受板を設け、この左右軸受板に備えた縦溝状軸受部に、ロールペーパーの中心孔に通した支軸の両端部を差し込み支持する。ロールペーパーの引き出し端を箱本体の正面に設けた引き出し口から引張るとき、ロールペーパーが上記支軸まわりで回転し、引き出し使用可能にされる。
特許文献2に記載のロールペーパー格納箱は、厚紙からなる箱本体の底板を傾斜させるとともに、底板に連なる立上り板を正面内側に膨らみを付けて接着し、この底板の上にロールペーパーを載置する。ロールペーパーの引き出し端を箱本体の正面に設けた引き出し口から引張るとき、ロールペーパーが上記底板と膨らみによって回転し、引き出し使用可能にされる。
実開平2-86392号公報 意登録1059549号公報
特許文献1に記載のロールペーパー格納箱にあっては、箱本体とは別部品となる左右軸受板、支軸等を必要とし、それらの組立段階までばらばらな複数パーツを管理する必要があり、取扱い性が悪い。
特許文献2に記載のロールペーパー格納箱にあっては、箱本体の内部に納めたロールペーパーを傾斜状底板の上に載置し、底板と、底板に連なる立上り板の膨らみによってロールペーパーを回転させて引き出し可能にしている。ロールペーパーの外周が底板と膨らみに擦られながら回転するものであり、その回転引き出し性は悪い。
本発明の課題は、1枚の展開状態の厚板から全てが構成され、ロールペーパーの回転引き出し性に優れるロールペーパー格納箱を提供することにある。
請求項1に係る発明は、1枚の展開状態の厚板を折り曲げることにより箱本体を形成し、該箱本体の中に設けた格納部にロールペーパーを納め、かつ該箱本体に備えた引き出し口からペーパーを引き出して使用可能にするロールペーパー格納箱であって、前記箱本体が前記格納部を開閉する蓋板を有し、該蓋板が該蓋板につながる支軸部を備え、外界に開かれた該蓋板の該支軸部にロールペーパーが回転可能に挿填され、該蓋板が該ロールペーパーを該支軸部に挿填した状態で閉蓋され、該支軸部及び該ロールペーパーを該格納部に格納可能にしてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記箱本体が前記引き出し口を備えた正面板を有するとき、前記蓋板が該正面板、又は該正面板に相対する背面板の上縁部に連設されているヒンジ部を回転中心として開閉可能にされ、該蓋板の該ヒンジ部に交差する側縁部に連結片を介して前記支軸部を備えるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において更に、前記連結片が、前記蓋板の閉蓋時に、前記箱本体の正面板及び背面板に交差する側板の内側面に添って前記格納部に納められる平板状をなし、前記支軸部が該連結片の先端部に連結されて丸められた筒状をなすようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明において更に、前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して第1と第2の支軸部を備え、第1と第2の支軸部は一方の支軸部に他方の支軸部が重合されて連結され、これらの第1と第2の支軸部にロールペーパーを挿填可能にするようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項2又は3に係る発明において更に、前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して支軸部と軸受部を備え、ロールペーパーが挿填された支軸部の自由端を軸受部に支持させてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)1枚の展開状態の厚紙等の厚板を折り曲げることにより箱本体を形成し、支軸部を箱本体の一部である蓋板につなげるようにして備えた。これにより、箱本体及び支軸部からなるロールペーパー格納箱の全てが1枚の厚板から構成され、ばらばらな複数パーツを管理する必要がないし、組立段階まで1枚の展開状態の厚板を管理するだけで足り、取扱い性を向上できる。
(b)蓋板に支軸部を備え、外界に開かれた蓋板の支軸部にロールペーパーが回転可能に挿填され、蓋板がロールペーパーを支軸部に挿填した状態で閉蓋される。従って、上述(a)により箱本体に支軸部を一体結合化しながら、箱本体の格納部に納められるロールペーパーを、同じく格納部の中に配設されて使用される支軸部に対し簡易かつ確実に挿填してセットできる。
(c)箱本体の内部に納められるロールペーパーが支軸部に回転可能に挿填されてセットされ、ロールペーパーを支軸部まわりで回転可能にしたから、ロールペーパーの引き出し使用性は良い。
(請求項2)
(d)前記箱本体が前記引き出し口を備えた正面板を有するとき、前記蓋板が該正面板、又は該正面板に相対する背面板の上縁部に連設されているヒンジ部を回転中心として開閉可能にされ、該蓋板の該ヒンジ部に交差する側縁部に連結片を介して前記支軸部を備える。これにより、支軸部が、連結片を介することにより、箱本体の格納部の中の高さ方向中間レベルに位置付けられ、かつ引き出し口に平行配置される。従って、支軸部に回転可能に挿填されたロールペーパーは、格納部の中の適宜の高さ位置にセットされ、かつ引き出し口から円滑に引き出し使用可能にされる。
(請求項3)
(e)前記連結片が、前記蓋板の閉蓋時に、前記箱本体の正面板及び背面板に交差する側板の内側面に添って前記格納部に納められる平板状をなす。これにより、ロールペーパーの全幅を、箱本体の両側の側板の内法から連結片の平板厚みを差し引いて得られた寸法に近い値に設定しておくことで、ロールペーパーが回転可能に挿填された支軸部を箱本体の格納部に納めたとき、箱本体の側板の内面とロールペーパーの端面との間に挟まれる連結片の振れ動きを抑制できる。従って、この連結片に連結されている支軸部は、格納部の中における位置を安定化され、ロールペーパーを安定的に回転可能にし、ロールペーパーの引き出し使用性を向上する。
(f)前記支軸部が前記連結片の先端部に連結されて丸められた筒状をなす。丸められた筒状支軸部は、支軸部が平板状をなすものに比して、支軸部まわりでのロールペーパーの回転性をスムースにし、ロールペーパーの引き出し使用性を向上する。
(請求項4)
(g)前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して第1と第2の支軸部を備え、第1と第2の支軸部は一方の支軸部に他方の支軸部が重合されて連結され、これらの第1と第2の支軸部にロールペーパーを挿填可能にする。第1と第2の支軸部は重合された状態で1本化された合成支軸部の如くになり、この合成支軸部は蓋板の両側の側縁部に設けられた第1と第2の連結片により両持ち支持されるものになる。これにより、この合成支軸部は箱本体の中における支持状態を安定化され、ロールペーパーを安定的に回転可能にし、ロールペーパーの引き出し使用性を向上する。
(請求項5)
(h)前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して支軸部と軸受部を備え、ロールペーパーが挿填された支軸部の自由端を軸受部に支持させる。支軸部は、一端を蓋板の一側の側縁部に設けられた第1の連結片に支持され、他端の自由端を蓋板の他側の側縁部に設けられた第2の連結片の軸受部に支持される。従って、支軸部は蓋板の両側の側縁部に設けられた第1と第2の連結片により両持ち支持されるものになる。これにより、支軸部は箱本体の中における支持状態を安定化され、ロールペーパーを安定的に回転可能にし、ロールペーパーの引き出し使用性を向上する。
図1はロールペーパー格納箱を構成する厚紙の展開図である。 図2はロールペーパー格納箱の組立過程を示す斜視図である。 図3は蓋板の支軸部にロールペーパーを挿填する過程を示す斜視図である。 図4は蓋板の支軸部に挿填したロールペーパーを格納部に格納する過程を示す斜視図である。 図5は閉蓋された格納箱からロールペーパーを引き出して使用する状態を示す斜視図である。 図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。
ロールペーパー格納箱100は、1枚の板紙、段ボール紙等の厚紙を印刷機、打抜き機に通すことにより、図1の展開紙101に打抜き形成される。その後の使用段階で、図2〜図5に示す如くに組立てられて使用される。即ち、展開紙101を折り曲げることにより箱本体102を形成し(図2、図3)、箱本体102の中に設けた格納部103にロールペーパー1を納め(図4)、かつ箱本体102に備えた引き出し口104からペーパー2を引き出して使用可能にする(図5、図6)。
ロールペーパー格納箱100は、図1に示す如く、正面板11の左右の側縁部に左右の側板12、13を折り曲げ可能に連設し、側板13の左側縁部に背面板14を折り曲げ可能に連設している。更に、ロールペーパー格納箱100は、側板12の左側縁部に差込片12Aを折り曲げ可能に連設し、背面板14の右側縁部に当て板14Aを折り曲げ可能に連設するとともに、背面板14と当て板14Aの折り曲げ部に沿う中央部分に差込片12Aのための差込スリット14Bを設けている。図2に示す如く、正面板11に対して左右の側板12、13を折り曲げ、側板13に対して背面板14を折り曲げ、背面板14に対して折り曲げた当て板14Aの上に側板12を当て、側板12に対して折り曲げた差込片12Aを差込スリット14Bに差し込むことにより、平面視で四角状の箱胴10が形成される。箱胴10において、正面板11の内側面と背面板14の内側面の内法はロールペーパー1を格納可能とするように、該ロールペーパー1の格納当初の外径より大きく設定され、左右の側板12、13の内法はロールペーパー1の幅より大きく設定される。
このとき、背面板14は当て板14Aの折り曲げ部に沿う中央部分(差込スリット14Bに沿う部分)を該当て板14Aの折り曲げ部よりも長さhだけ僅かに突き出した突片15とし、差込スリット14Bに差し込まれた側板12の差込片12Aの外側面を突片15の内側面に当接させ、箱胴10の組立強度を高めている。
尚、正面板11は、その下端寄りにガイド板16を有する。ガイド板16は、正面板11の全幅に渡る上縁部、及び左右側縁部を切断され、正面板11の全幅に渡る下縁部で折り曲げられて箱内方側へと押し込まれる。ガイド板16は、図3に示す如く、この押込みによって、正面板11の下端寄りに引き出し口104を開口するとともに、箱内方側への押込み方向に沿う中間部で更に折り曲げられてくの字断面状をなし、ペーパー2の引き出しをガイドする。
ロールペーパー格納箱100は、図1に示す如く、正面板11、左右の側板12、13、背面板14の各下縁部に、底板21、左右の底フラップ22、23、底舌片24のそれぞれを折り曲げ可能に連設している。正面板11に対して底板21を折り曲げ、左右の側板12、13に対して折り曲げた左右の底フラップ22、23を底板21の外側面の上に重ね、背面板14に対して折り曲げた底舌片24を左底フラップ22と右底フラップ23の各外側面の上に重ねるとともに、底舌片24の先端突出部24Aを底板21の先端凹部21Aに通して該底板21の内側面上に差し入れる。これにより、底板21、左右の底フラップ22、23、底舌片24が互いに重なり合った箱底20が形成される。
ロールペーパー格納箱100は、図1に示す如く、正面板11の上縁部に蓋板31を折り曲げ可能に連設し、蓋板31の先端縁部に閉じ込め板32を折り曲げ可能に連設している。蓋板31は、正面板11との折り曲げ部をヒンジ部33とし、このヒンジ部33を回転中心として回転し、箱胴10及び箱底20とともに箱本体102を形成するとともに、箱本体102の中の格納部103を開閉可能にする。図5、図6に示す如く、正面板11に対して蓋板31を折り曲げ、蓋板31に対して折り曲げた閉じ込め板32を背面板14の内側面に添って挿着することにより、格納部103を閉じる(閉蓋する)ものになる。
このとき、蓋板31は閉じ込め板32の折り曲げ部に沿う中央部分を閉じ込め板32の折り曲げ部よりも長さhだけ僅かに突き出した突片34とし、閉じ込め板32が背面板14の内側面に挿着された蓋板31の閉蓋状態で、蓋板31の突片34が背面板14の上端面に当接し、箱本体102の閉蓋強度を高めている。また、蓋板31は左右の両側縁部31A、31Bを箱胴10の外法(左右の側板12、13の外法)よりも外方に長さhだけ僅かに突き出した突片35、36とし、蓋板31の閉蓋の状態で、蓋板31の突片35、36が左右の側板12、13の上端面に当接し、箱本体102の閉蓋強度を高めている。
ロールペーパー格納箱100は、蓋板31が該蓋板31につながる支軸部40を備え、図3〜図6に示す如く、外界に開かれた蓋板31の支軸部40にロールペーパー1が回転可能に挿填され、蓋板31がロールペーパー1を支軸部40に挿填した状態で閉蓋され、支軸部40及びロールペーパー1を格納部103に格納可能にしている。支軸部40は、蓋板31のヒンジ部33に交差する側縁部に連結片61(第1の連結片61)を介して連結され、連結片61の内側に折り曲げられた状態でロールペーパー1の中心孔の中に挿入される。支軸部40に挿填されたロールペーパー1の先端ペーパー2を引き出し口104から外に引っ張れば、ロールペーパー1は支軸部40を中心として回転し、ペーパー2を軽快に引き出し可能にする。
本実施例において、ロールペーパー格納箱100は、蓋板31のヒンジ部33に交差する両側の第1と第2の側縁部31A、31Bのそれぞれに第1と第2の連結片61、62を介して支軸部40と軸受部50を備え、ロールペーパー1が挿填された支軸部40の自由端を軸受部50に支持させる。第1と第2の連結片61、62は、支軸部40に挿填されたロールペーパー1が格納部103に格納されたとき、支軸部40が格納部103の高さ方向の概ね中央部に位置し得る長さとされる。また、支軸部40はロールペーパー1の幅(ロールペーパー1の中心孔の長さ)より僅かに短く設定される。
ここで、第1と第2の連結片61、62は、蓋板31の閉蓋時に、箱本体102の正面板11及び背面板14に交差する左右の側板12、13の内側面に添って格納部103に納められる平板状をなす。このとき、第1と第2の連結片61、62は、蓋板31の両側の側縁部31A、31Bに設けられている突片35、36よりも、長さhだけ内方に位置する折り曲げ部で折り曲げられ、左右の側板12、13の内側に差し込まれる。
そして、支軸部40は、第1の連結片61の先端部に連結される広幅片41と、広幅片41の一端側に順に折り曲げ可能につながる狭幅片42〜44と、広幅片41の他端側に順に折り曲げ可能につながる狭幅片45、46と、狭幅片44の先端縁部に連設される係止片44Aと、狭幅片46の先端縁部に連設される当て板46Aとを有する。狭幅片46と当て板46Aとの折り曲げ部に沿う中央部分には、係止片44Aのための差込スリット46Bを設けている。支軸部40は、広幅片41の両側で各狭幅片42〜44、狭幅片45、46を順に折り曲げ、狭幅片46に対して折り曲げた当て板46Aの上に狭幅片44を当て、狭幅片44に対して折り曲げた係止片44Aを差込スリット46Bに差し込むことにより、六角筒状に丸められた支軸部40が形成される。
また、軸受部50は、第2の連結片62の先端部に連設される広幅片51と、広幅片51の両側に折り曲げ可能につながる狭幅片52、53と、狭幅片52の先端縁部に連設される係止片52Aと、狭幅片53の先端縁部に連設される当て板53Aとを有する。狭幅片53と当て板53Aとの折り曲げ部に沿う中央部分には、係止片52Aのための差込スリット53Bを設けている。支軸部50は、広幅片51の両側で各狭幅片52、53を折り曲げ、狭幅片53に対して折り曲げた当て板53Aの上に狭幅片52を当て、狭幅片52に対して折り曲げた係止片52Aを差込スリット53Bに差し込むことにより、三角筒状に丸められた支軸部50が形成される。支軸部40の六角筒の内径は軸受部50の三角筒の外径を挿入可能な寸法とされ、結果として、ロールペーパー1が挿填された支軸部40の自由端の内径部に軸受部50の外径部を嵌合可能とし、支軸部40の自由端を軸受部50に支持させることを可能にしている。
従って、ロールペーパー格納箱100は以下の手順で組立てられて使用される。
(1)正面板11に対して左右の側板12、13を折り曲げ、側板13に対して背面板14を折り曲げ、背面板14に対して折り曲げた当て板14Aの上に側板12を当て、側板12に対して折り曲げた差込片12Aを差込スリット14Bに差し込む(図2)。これにより、箱胴10が形成される。
(2)正面板11に対して底板21を折り曲げ、左右の側板12、13に対して折り曲げた左右の底フラップ22、23を底板21の外側面の上に重ね、背面板14に対して折り曲げた底舌片24を左底フラップ22と右底フラップ23の各外側面の上に重ねるとともに、底舌片24の先端突出部24Aを底板21の先端凹部21Aに通して該底板21の内側面上に差し入れる。これにより、箱底20が形成される。
(3)正面板11の下端寄りに設けられているガイド板16を箱内方側へと押し込み、引き出し口104を開口するとともに、該ガイド板16をくの字断面状に折り曲げ、ペーパー2の引き出しをガイド可能にする(図3)。
(4)外界に開かれた蓋板31が第1の連結片61を介して備えている六角筒状の支軸部40をロールペーパー1の中心孔に一端側から挿入し、蓋板31が第2の連結片62を介して備えている三角筒状の軸受部をロールペーパー1の中心孔に他端側から挿入し、支軸部40の自由端の内径部に軸受部50の外径部を嵌合する(図3、図4)。これにより、蓋板31の支軸部40にロールペーパー1が回転可能に挿填され、この蓋板31がロールペーパー1を挿填した状態で閉蓋されて箱本体102を閉じ、箱本体102の中に形成された格納部103に支軸部40、軸受部50、及びロールペーパー1が格納される(図5、図6)。
(5)格納部103に格納されたロールペーパー1の先端ペーパー2が箱本体102の引き出し口104からつまみ出され、その必要長さが引き出されて使用される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)1枚の展開状態の厚紙等の厚板を折り曲げることにより箱本体102を形成し、支軸部40を箱本体102の一部である蓋板31につなげるようにして備えた。これにより、箱本体102及び支軸部40からなるロールペーパー格納箱100の全てが1枚の厚板から構成され、ばらばらな複数パーツを管理する必要がないし、組立段階まで1枚の展開状態の厚板を管理するだけで足り、取扱い性を向上できる。
(b)蓋板31に支軸部40を備え、外界に開かれた蓋板31の支軸部40にロールペーパー1が回転可能に挿填され、蓋板31がロールペーパー1を支軸部40に挿填した状態で閉蓋される。従って、上述(a)により箱本体102に支軸部40を一体結合化しながら、箱本体102の格納部103に納められるロールペーパー1を、同じく格納部103の中に配設されて使用される支軸部40に対し簡易かつ確実に挿填してセットできる。
(c)箱本体102の内部に納められるロールペーパー1が支軸部40に回転可能に挿填されてセットされ、ロールペーパー1を支軸部40まわりで回転可能にしたから、ロールペーパー1の引き出し使用性は良い。
(d)前記箱本体102が引き出し口104を備えた正面板11を有するとき、前記蓋板31が正面板11の上縁部に連設されているヒンジ部33を回転中心として開閉可能にされ、該蓋板31の該ヒンジ部33に交差する側縁部に連結片61を介して前記支軸部40を備える。これにより、支軸部40が、連結片61を介することにより、箱本体102の格納部103の中の高さ方向中間レベルに位置付けられ、かつ引き出し口104に平行配置される。従って、支軸部40に回転可能に挿填されたロールペーパー1は、格納部103の中の適宜の高さ位置にセットされ、かつ引き出し口104から円滑に引き出し使用可能にされる。
(e)前記連結片61が、前記蓋板31の閉蓋時に、前記箱本体102の正面板11及び背面板14に交差する側板13の内側面に添って前記格納部103に納められる平板状をなす。これにより、ロールペーパー1の全幅を、箱本体102の両側の側板12、13の内法から連結片61の平板厚みを差し引いて得られた寸法に近い値に設定しておくことで、ロールペーパー1が回転可能に挿填された支軸部40を箱本体102の格納部103に納めたとき、箱本体102の側板13の内面とロールペーパー1の端面との間に挟まれる連結片61の振れ動きを抑制できる。従って、この連結片61に連結されている支軸部40は、格納部103の中における位置を安定化され、ロールペーパー1を安定的に回転可能にし、ロールペーパー1の引き出し使用性を向上する。
(f)前記支軸部40が前記連結片61の先端部に連結されて丸められた筒状をなす。丸められた筒状支軸部40は、支軸部40が平板状をなすものに比して、支軸部40まわりでのロールペーパー1の回転性をスムースにし、ロールペーパー1の引き出し使用性を向上する。
(g)前記蓋板31の前記ヒンジ部33に交差する両側の第1と第2の側縁部31A、31Bのそれぞれに第1と第2の連結片61、62を介して支軸部40と軸受部50を備え、ロールペーパー1が挿填された支軸部40の自由端を軸受部50に支持させる。支軸部40は、一端を蓋板31の一側の側縁部31Aに設けられた第1の連結片61に支持され、他端の自由端を蓋板31の他側の側縁部31Bに設けられた第2の連結片62の軸受部50に支持される。従って、支軸部40は蓋板31の両側の側縁部31A、31Bに設けられた第1と第2の連結片61、62により両持ち支持されるものになる。これにより、支軸部40は箱本体102の中における支持状態を安定化され、ロールペーパー1を安定的に回転可能にし、ロールペーパー1の引き出し使用性を向上する。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明では、前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して第1と第2の支軸部を備え、第1と第2の支軸部は一方の支軸部に他方の支軸部が重合されて連結され、これらの第1と第2の支軸部にロールペーパーを挿填可能にするものでも良い。
また、本発明の支軸部は、丸められた筒状をなすことでロールペーパーの回転引き出し性を向上するが、1枚の平板のみからなるもの、又は複数枚の平板が重合されてなるもの等であって良い。
また、本発明の軸受部は、支軸部の自由端を嵌合させてこれを支持することにより支持強度を向上するが、支軸部の自由端に係合してこれを支持するものであっても良い。
また、本発明の支軸部は、相対する他の支軸部に重合されて連結され、又は相対する軸受部に支持されることにより、両持ち支持状態とされることでロールペーパーの回転引き出し性を向上するが、片持ち支持状態でロールペーパーを回転可能に支持するものでも良い。
また、本発明の蓋板は、背面板の上縁部に連設されてなるものでも良い。
また、本発明のロールペーパー格納箱は、厚紙からなるものが廃棄処分性等において好ましいが、折り曲げ可能な厚板であればプラスチック板等からなるものであっても良い。
本発明によれば、1枚の展開状態の厚板から全てが構成され、ロールペーパーの回転引き出し性に優れるロールペーパー格納箱を提供することができる。
1 ロールペーパー
2 ペーパー
10 箱胴
11 正面板
12、13 側板
14 背面板
20 箱底
31 蓋板
40 支軸部
50 軸受部
61 第1の連結片(連結片)
62 第2の連結片(連結片)

請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明において更に、前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して支持部と軸受部のそれぞれを備え、ロールペーパーが挿填された支持部の自由端を軸受部に支持させることにより、ロールペーパーを回転可能に支持するようにしたものである。
(請求項4)
(g)支軸部は、一端を蓋板の一側の側縁部に設けられた第1の連結片に支持され、他端の自由端を蓋板の他側の側縁部に設けられた第2の連結片の軸受部に支持される。従って、支軸部は蓋板の両側の側縁部に設けられた第1と第2の連結片により両持ち支持されるものになる。これにより、支軸部は箱本体の中における支持状態を安定化され、ロールペーパーを安定的に回転可能にし、ロールペーパーの引き出し使用性を向上する。

Claims (5)

  1. 1枚の展開状態の厚板を折り曲げることにより箱本体を形成し、該箱本体の中に設けた格納部にロールペーパーを納め、かつ該箱本体に備えた引き出し口からペーパーを引き出して使用可能にするロールペーパー格納箱であって、
    前記箱本体が前記格納部を開閉する蓋板を有し、該蓋板が該蓋板につながる支軸部を備え、
    外界に開かれた該蓋板の該支軸部にロールペーパーが回転可能に挿填され、該蓋板が該ロールペーパーを該支軸部に挿填した状態で閉蓋され、該支軸部及び該ロールペーパーを該格納部に格納可能にしてなるロールペーパー格納箱。
  2. 前記箱本体が前記引き出し口を備えた正面板を有するとき、前記蓋板が該正面板、又は該正面板に相対する背面板の上縁部に連設されているヒンジ部を回転中心として開閉可能にされ、該蓋板の該ヒンジ部に交差する側縁部に連結片を介して前記支軸部を備える請求項1に記載のロールペーパー格納箱。
  3. 前記連結片が、前記蓋板の閉蓋時に、前記箱本体の正面板及び背面板に交差する側板の内側面に添って前記格納部に納められる平板状をなし、
    前記支軸部が該連結片の先端部に連結されて丸められた筒状をなす請求項2に記載のロールペーパー格納箱。
  4. 前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して第1と第2の支軸部を備え、第1と第2の支軸部は一方の支軸部に他方の支軸部が重合されて連結され、これらの第1と第2の支軸部にロールペーパーを挿填可能にする請求項2又は3に記載のロールペーパー格納箱。
  5. 前記蓋板の前記ヒンジ部に交差する両側の第1と第2の側縁部のそれぞれに第1と第2の連結片を介して支軸部と軸受部を備え、ロールペーパーが挿填された支軸部の自由端を軸受部に支持させてなる請求項2又は3に記載のロールペーパー格納箱。
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