JP2015208110A - 保護部材付電線 - Google Patents

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園田 哲也
Tetsuya Sonoda
哲也 園田
小林 祐介
Yusuke Kobayashi
祐介 小林
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Abstract

【課題】板状のベース部の一方主面側に突出する複数の突起部間に電線を配設するようにした保護部材付電線において、電線をより確実にフラットな形態に保持できるようにすることを目的とする。
【解決手段】保護部材付電線10は、板状のベース部22と、ベース部22の一方主面側に突出し相互間に複数の経路を選択可能な電線配設経路26を形成する複数の突起部24とを含む保護部材20と、電線配設経路26から選択された経路に沿って配設された電線12と、を備える。複数の突起部24のうちの少なくとも2つの突起部24間に形成される部分経路27a、27bの直線延長線上に、複数の突起部24のうちの他の突起部24が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両等に設けられる電線を保護する技術に関する。
特許文献1は、主面に、複数の経路を選択可能な経路網が形成された保護部材と、経路網に対して設定された選択経路に沿う状態で配設された電線と、を備える保護部材付電線を開示している。保護部材は、主面に形成された複数の突起を備え、複数の突起のそれぞれが、他の突起との間に電線を這わすことができる経路を形成している。保護部材において、複数の突起は、格子点上に複数個配列されている。
特開2012−157093号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、格子点上に形成された複数の突起の間には、格子状の選択経路が形成される。この選択経路には、平坦なベース部が存在し、突起が存在しないため、保護部材は、格子状の選択経路に沿って、即ち、直交する2方向のラインに沿って曲り易い。このため、電線をフラットな形態に保持することが難しい。
そこで、本発明は、板状のベース部の一方主面側に突出する複数の突起部間に電線を配設するようにした保護部材付電線において、電線をより確実にフラットな形態に保持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る保護部材付電線は、板状のベース部と、前記ベース部の一方主面側に突出し相互間に複数の経路を選択可能な電線配設経路を形成する複数の突起部と、を含む保護部材と、前記電線配設経路から選択された経路に沿って配設された電線と、を備え、前記複数の突起部のうちの少なくとも2つの突起部間に形成される部分経路の直線延長線上に、前記複数の突起部のうちの他の突起部が設けられているものである。
第2の態様は、第1の態様に係る保護部材付電線であって、前記複数の突起部は、前記ベース部に対して複数列に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されており、前記複数列のうち隣合う列の間で、前記突起部が前記列の延在方向に沿ってずれて設けられているものである。
第3の態様は、第2の態様に係る保護部材付電線であって、前記複数列のうち隣合う列の間に蛇行する経路が形成されているものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る保護部材付電線であって、前記複数の突起部のそれぞれが六角形突起状に形成されており、前記複数の突起部が相互間に電線配設経路を形成するように隙間をあけた状態で、ハニカム状に設けられているものである。
第1の態様に係る保護部材付電線によると、前記複数の突起部のうちの少なくとも2つの突起部間に形成される部分経路の直線延長線上に、前記複数の突起部のうちの他の突起部が設けられているため、保護部材は、当該2つの突起部間に形成される部分経路の直線延長線に沿って曲り難い。このため、板状のベース部の一方主面側に突出する複数の突起部間に電線を配設するようにした保護部材付電線において、電線をより確実にフラットな形態に保持できる。
第2の態様によると、隣合う列の間で、突起部間に形成される部分経路が、列の延在方向に沿ってずれる。このため、保護部材が列の延在方向に直交するラインに沿って曲り難くなり、電線をより確実にフラットな形態に保持できる。
第3の態様によると、列間の経路も蛇行しているため、保護部材付電線が列の延在方向に沿ったラインでも曲り難くなり、電線をより確実にフラットな形態に維持できる。
第4の態様によると、電線配設経路において直線状に長く延在する経路部分を抑制することができ、電線をより確実にフラットな形態に維持できる。また、保護部材の厚み方向において強度を優れたものとすることができる。
保護部材付電線を示す平面図である。 保護部材付電線のカバー部材を省いた状態を示す平面図である。 図1のIII-III線における断面図である。 保護部材付電線の製造途中の状態を示す断面図である。 第1変形例に係る保護部材付電線を示す平面図である。 第2変形例に係る保護部材付電線を示す平面図である。
以下、実施形態に係る保護部材付電線10について説明する。図1は保護部材付電線10を示す平面図であり、図2は保護部材付電線10のカバー部材40を省いた状態を示す平面図であり、図3は図1のIII-III線における断面図であり、図4は保護部材付電線10の製造途中の状態を示す断面図である。
保護部材付電線10は、電線12と、保護部材20と、カバー部材40とを備える。
電線12は、車両等において各種電気機器を相互接続する被覆電線によって構成されている。保護部材付電線10は、1本の電線12を備えていてもよいし、複数の電線12を備えていてもよい。ここでは、複数の電線12が分岐されつつ束ねられている例で説明する。各図においても、複数の電線12が分岐されつつ束ねられた形態を示している。
保護部材20は、樹脂等によって金型成形された部材であり、例えば、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)、ポリオキシメチレン(POM)等の樹脂で形成されている。保護部材20の厚み寸法は、例えば、0.5〜2mm程度である。
この保護部材20は、板状のベース部22と、ベース部22の一方主面側に突出する複数の突起部24とを備える。
ベース部22は、一平面に沿って延在する平たい板状部分に形成されている。ここでは、ベース部22の外形状は、方形状に形成されているが、その他、多角形、円形等の形状であってもよい。このベース部22のうち突起部24が形成された部分には、当該突起部24の形状に応じた孔が形成されている。
複数の突起部24は、ベース部22の一方主面側に突出し、当該ベース部22の一方主面側において複数の突起部24の相互間に電線配設経路26を形成している。電線配設経路26は、複数の経路が交差しつつ組合わされた構成とされている。このため、当該電線配設経路26において、複数の電線12の配設用の経路を選択できる。電線12は、選択された1つ又は複数の経路に沿って配設することができるため、多様な経路に沿って電線12を維持できる。
複数の突起部24は、六角形突起形状に形成されている。ここでは、複数の突起部24は、下方(ベース部22側)側で開口する正六角形箱形状に形成されている。突起部24を中空形状に形成することで、保護部材20の軽量化を図ることができる。なお、突起部24は中空であることは必須ではない。また、平面視において、突起部24の角は丸められていてもよい。
また、ここでは、各突起部24は、上方に向けて先細り(ここでは僅かに先細り)となる形状に形成されている。これにより、各突起部24間の隙間が、上方で広がっており、各突起部24間に電線12を容易に配設することができる。
複数の突起部24は、相互間に電線配設経路26を形成するように隙間をあけた状態で、ハニカム状に設けられている。換言すれば、平面視において六角形をなす突起部24の6つの辺の少なくとも1つに、他の突起部24の1つの辺を、隙間をあけて平行状態に配設した位置関係で、複数の突起部24が形成されている。各突起部24間の部分経路27a、27bの幅は同じであることが好ましいが、これは必須ではない。また、各部分経路27a、27bの隙間の幅は、当該隙間の延長上に他の突起部24が存在し、隣合って連続する部分経路27a、27bにおいて直線状に存在するベース部22の部分を含まない程度に設定されている。
複数の突起部24が上記のように配設されることで、隣合う複数の突起部24間に形成される部分経路27a、27bが120度の角度をなして交差し、六角形編目状の電線配設経路26が形成される。
平面視において、上記電線配設経路26を観察すると、隣合う複数の突起部24の間には、2つの辺により挟まれる直線状の部分経路27a、27bが形成される。この部分経路27a、27bでは、平板状のベース部22のみが存在しているため、当該部分経路27a、27bの形成部分のみに着目すると、この部分は、部分経路27a、27bの延在方向に沿ったラインで曲り易い。ところが、この部分経路27a、27bの直線延長線上には、他の突起部24が存在しており、この他の突起部24は、ベース部22に対して突出している。保護部材20全体として見ると、隣合う複数の突起部24間の部分経路27a、27bに沿ったラインでの曲り易さは、他の突起部24によって抑制されることになる。これにより、保護部材20はより確実にフラットな形態を維持することができる。
複数の突起部24の配設関係を別の観点から見ると、平面視において、複数の突起部24がベース部22に対して複数列(図2において矢符A方向に沿った列)に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されているといえる。そして、複数列のうち隣合う列の間で、突起部24が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。ここでは、いずれか1つの列における突起部24間の部分経路27aの直線延長線上に、その隣の列のいずれかの突起部24が位置するように、複数列のうち隣合う列の間で、突起部24が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。これにより、保護部材20は、部分経路27aに沿ったラインで曲り難くなっている。
また、平面視において、複数の列のうち隣合う列の間には、部分経路27bが蛇行するように形成されている。より具体的には、隣合う列に属する突起部24の間には、当該列の方向Aに対して傾斜する(ここでは、方向Aに対して30度傾斜する)部分経路27bが、蛇行するように形成されている。このため、各部分経路27bの直線延長線上にも、隣合う列に属する他の突起部24が存在することになる。これにより、保護部材20は、部分経路27bに沿ったラインでも曲り難くなっている。
電線12は、部分経路27a、27bの組合わせにより構成される電線配設経路から選択される経路に沿って配設されている。ここでは、複数の電線12が3つに分岐するように束ねられており、各分岐部分が、蛇行する経路に沿って配設されて、所定の配設経路に沿って維持されている。
なお、電線12が上記のように配設された状態で、保護部材20の周縁部において、一定位置で保護部材20に対して固定されている。保護部材20に対する電線12の固定は、例えば、保護部材20に形成された貫通孔に結束バンド30を挿通させ、当該結束バンド30で電線12を締結することにより行うことができる。
また、保護部材20のベース部22の外周部の複数の箇所には、クランプ孔22hが形成されている。このクランプ孔22hは、保護部材付電線10を車両の金属パネル又は樹脂製のパネルなどの支持体の定位置に固定するための固定用部品であるクランプが通される貫通孔である。
カバー部材40は、上記保護部材20の一方主面に重ね合され、保護部材20との間で電線12を挟込み可能に構成されている。このカバー部材40は、上記保護部材20と共に電線12を保護する役割を果す。
カバー部材40は、平板状のベース部42と、ベース部42の一方主面に突設された突起部44とを備える。
ここでは、ベース部42は、ベース部22の形状に応じて矩形状に広がる平板状に形成されている。
各突起部44は、下方(ベース部42側)が開口した正六角形突起形状に形成されている。突起部44は、上記突起部24を内部に嵌め込むことができるように、突起部24よりも一回り大きく、かつ、突起部24と相似形状に形成されている。なお、各突起部44の上部は開口していてもよい。各突起部44は、保護部材20の各突起部24と対応する位置に形成される。
そして、カバー部材40が保護部材20の一方主面の全体を覆った状態において、カバー部材40の各突起部44の中に、保護部材20の各突起部24が嵌め込まれた状態となる。これにより、電線12が電線配設経路26から選択された経路に沿って配設された状態で、ベース部22とベース部42との間に挟み込まれた状態となる。
なお、カバー部材40は省略されてもよい。また、カバー部材40として他の構成が採用されてもよい。例えば、保護部材に空気吸引用の孔を形成し、樹脂フィルムを保護部材上に被せると共に加熱状態下で、空気吸引用の孔を通じて、保護部材と樹脂フィルムとの間の空気を吸引し、樹脂フィルムを保護部材上に吸引して重ね合せるようにしてもよい。
上記保護部材20とカバー部材40との間に電線12を配設する作業例について説明する。
はじめに、電線12が、保護部材20の一方主面に形成された電線配設経路26に対して選択された経路に沿う状態で配設された状態とし、さらに、配設された電線12が、結束バンド30等によって保護部材20に対して固定された状態とする(図2及び4参照)。
次に、カバー部材40を保護部材20の一方主面に被せた状態として電線12を保護部材20とカバー部材40との間に挟み込み、この状態でカバー部材40を保護部材20に対して固定した状態とする(図1及び図3参照)。具体的には、カバー部材40の他方主面(突起部44が突出する面に対して反対側の面)を保護部材20の一方主面(突起部24が突出する側の面)に対向させた状態とし、カバー部材40の他方主面の全体で保護部材20の一方主面が覆われるように、カバー部材40を保護部材20に近づけていき、電線12を保護部材20とカバー部材40との間に挟み込む。上述したとおり、カバー部材40には、保護部材20の各突起部24と対応する位置に、底部が開口した突起部44が形成されている。従って、カバー部材40を保護部材20に近づけていくと、保護部材20の各突起部24が、カバー部材40の各突起部44の内部に嵌め込まれた状態となる。この状態において、好ましくは、保護部材20のベース部22とカバー部材40のベース部22とを例えば超音波溶接することによって、カバー部材40を保護部材20に対してより確実に固定する。
以上の工程により、保護部材付電線10を製造することができる。
以上のようにように構成された保護部材付電線10によると、複数の突起部24のうち少なくとも2つの突起部24間に形成される部分経路27a、27bの直線延長線上に、他の突起部24が設けられるため、保護部材20は、当該部分経路27a、27bの直線延長線に沿って曲り難くなる。特に、平面視において、ある突起部24と当該突起部24に対して最も近くに配設された突起部24との間にある部分経路27a、27bの直線延長線上にさらに他の突起部24が設けられる。このため、板状のベース部22の一方主面側に突出する複数の突起部24間に電線12を配設するようにして保護部材付電線10において、電線12をより確実にフラットな形態に保持できる。これにより、保護部材付電線10を車両に組付ける際の組付性向上等を図ることができる。
また、複数の突起部24のそれぞれが六角形突起状に形成されており、複数の突起部24が相互間に電線配設経路26を形成するように隙間をあけた状態で、ハニカム状に設けられているため、全ての突起部24間に形成される部分経路27a、27bの延長線上に他の突起部24を配設することができる。このため、電線配設経路26において直線状に長く延在する経路部分を抑制することができ、電線12をより確実にフラットな形態に維持できる。また、保護部材20の厚み方向において強度を優れたものとすることができる。
方形状の突起部を格子状に配設して電線を格子線に対して斜めに配設する場合を想定すると、電線は90度で曲りつつ蛇行する経路に沿って配設される。これに対して、本実施形態では、電線12を列の延在方向に対して斜めに配設する場合には、120度で曲りつつ蛇行する経路に沿って配設することができる。このため、電線12の経路長を短くすることができる。
{変形例}
上記実施形態のように、複数の突起部24が六角形突起状に形成され、複数の突起部24がハニカム状に配設されていることは必須ではない。複数の突起部のうち少なくとも2つの突起部間に形成される部分経路の直線延長線上に、他の突起部24が設けられていればよい。
例えば、複数の突起部がベース部に対して複数列に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されている場合を想定すると、複数の列のうち隣合う列の間で、突起部が列の延在方向に沿ってずれて設けられていればよい(第1配列規則)。この場合、各列において隣合う突起部間の部分経路の直線延長線上に、隣の列の突起部が存在することになり、保護部材は、各列において隣合う突起部間の部分経路の直線延長線で曲り難くなるからである。
また、この場合に、例えば、複数列のうち隣合う列の間に蛇行する経路を形成するようにしてもよい(第2配列規則)。これにより、当該蛇行する経路を形成する各部分経路の直線延長線でも保護部材が曲り難くなるからである。
図5に示す第1変形例は、第1配列規則及び第2配列規則が適用された例を示している。なお、本第1変形例では、カバー部材は省略されている。
この第1変形例に係る保護部材付電線110は、保護部材120と、電線112とを備えている。
保護部材120は、上記ベース部22に対応するベース部122と、複数の突起部24に対応する複数の突起部124とを備えている。上記保護部材20に対する保護部材120の主な相違点は、突起部124の形状である。
すなわち、突起部124は、ベース部122の一方主面側に突出し、当該ベース部122の一方主面側において複数の突起部124の相互間に電線配設経路126を形成している。電線112は、電線配設経路126から選択された経路に沿って配設されている。
複数の突起部124は、円形突起形状に形成されている。ここでは、複数の突起部124は、下方(ベース部122側)側で開口する中空円形状に形成されている。ここでは、各突起部124は、上方に向けて先細り(ここでは僅かに先細り)となる形状に形成されている。
複数の突起部124の中心の位置を観察すると、複数の突起部124の中心は、上記複数の突起部24の中心と同様の配置関係で配設されている。
すなわち、平面視において、複数の突起部124は、ベース部122に対して複数列(図5において矢符A方向に沿った列)に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されている。そして、複数列のうち隣合う列の間で、突起部124が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。ここでは、いずれか1つの列において隣合う突起部124間の部分経路127a(隣合う突起部124の中心を結ぶ線に対して直交する方向に延在する経路)の直線延長線上に、その隣の列のいずれかの突起部124が位置するように、複数列のうち隣合う列の間で、突起部124が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。これにより、保護部材120は、部分経路127aに沿ったラインで曲り難くなっている。
また、平面視において、複数の列のうち隣合う列の間には、部分経路127bが蛇行するように形成されている。より具体的には、隣合う列に属する突起部124の間には、当該列の方向Aに対して傾斜する部分経路127b(隣合う突起部124の中心を結ぶ線に対して直交する方向に延在する経路)が、蛇行するように形成されている。このため、各部分経路127bの直線延長線上にも、隣合う列に属する他の突起部124が存在することになる。これにより、保護部材120は、部分経路127bに沿ったラインでも曲り難くなっている。
図6に示す第2変形例は、第1配列規則が適用された例を示している。なお、本第2変形例では、カバー部材は省略されている。
この第2変形例に係る保護部材付電線210は、保護部材220と、電線212とを備えている。
保護部材220は、上記ベース部22に対応するベース部222と、複数の突起部24に対応する複数の突起部224とを備えている。上記保護部材20に対する保護部材220の主な相違点は、突起部224の形状及びその配置関係である。
すなわち、突起部224は、ベース部222の一方主面側に突出し、当該ベース部222の一方主面側において複数の突起部224の相互間に電線配設経路226を形成している。電線212は、電線配設経路226から選択された経路に沿って配設されている。
複数の突起部224は、方形突起形状(ここでは正方形突起形状)に形成されている。ここでは、複数の突起部224は、下方(ベース部222側)側で開口する中空円形状に形成されている。ここでは、各突起部224は、上方に向けて先細り(ここでは僅かに先細り)となる形状に形成されている。
平面視において、複数の突起部224は、ベース部222に対して複数列(図6において矢符A方向に沿った列)に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されている。そして、複数列のうち隣合う列の間で、突起部224が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。ここでは、いずれか1つの列において隣合う突起部224間の部分経路227aの直線延長線上に、その隣の列のいずれかの突起部224が位置するように、複数列のうち隣合う列の間で、突起部224が列の延在方向に沿ってずれて設けられている。これにより、保護部材220は、部分経路227aに沿ったラインで曲り難くなっている。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。例えば、一つの保護部材において、六角形突起状の突起部が形成された領域と円形突起形状の突起部が形成された領域とが混在していてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10,110,210 保護部材付電線
12,112,212 電線
20,120,220 保護部材
22,122,222 ベース部
24,124,224 突起部
26,126,226 電線配設経路
27a,27b,127a,127b,227a 部分経路

Claims (4)

  1. 板状のベース部と、前記ベース部の一方主面側に突出し相互間に複数の経路を選択可能な電線配設経路を形成する複数の突起部と、を含む保護部材と、
    前記電線配設経路から選択された経路に沿って配設された電線と、
    を備え、
    前記複数の突起部のうちの少なくとも2つの突起部間に形成される部分経路の直線延長線上に、前記複数の突起部のうちの他の突起部が設けられている、保護部材付電線。
  2. 請求項1に記載の保護部材付電線であって、
    前記複数の突起部は、前記ベース部に対して複数列に亘って、かつ、それぞれの列において間隔をあけて形成されており、
    前記複数列のうち隣合う列の間で、前記突起部が前記列の延在方向に沿ってずれて設けられている、保護部材付電線。
  3. 請求項2に記載の保護部材付電線であって、
    前記複数列のうち隣合う列の間に蛇行する経路が形成されている、保護部材付電線。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の保護部材付電線であって、
    前記複数の突起部のそれぞれが六角形突起状に形成されており、前記複数の突起部が相互間に電線配設経路を形成するように隙間をあけた状態で、ハニカム状に設けられている、保護部材付電線。
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