JP2015207695A - エピタキシャルウエハの製造方法およびエピタキシャルウエハ - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質なエピタキシャルウエハを得ることが可能なエピタキシャルウエハの製造方法および高品質なエピタキシャルウエハを提供する。
【解決手段】エピタキシャルウエハの製造方法は、主面10Aおよび主面10Bを含むSiC基板10を準備する工程と、主面10Bがサセプタ80の載置面82と対向するように、サセプタ80上にSiC基板10を載置する工程と、SiC基板10を載置する工程の後、主面10A上にSiC層を形成する工程とを備えている。SiC基板10を載置する工程では、一方の端部11から他方の端部12までの間において、主面10Bが底面84(載置面82)と離れた状態が維持されるようにSiC基板10が載置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、エピタキシャルウエハの製造方法およびエピタキシャルウエハに関し、より特定的には、炭化珪素基板を用いたエピタキシャルウエハの製造方法および炭化珪素基板を備えるエピタキシャルウエハに関する。
近年、半導体装置の高耐圧化、低損失化などを可能とするため、半導体装置を構成する材料として炭化珪素の採用が進められている。炭化珪素は、従来より半導体装置を構成する材料として広く用いられている珪素に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体である。そのため、半導体装置を構成する材料として炭化珪素を用いることにより、半導体装置の高耐圧化、オン抵抗の低減などを達成することができる。また、炭化珪素を材料として用いた半導体装置は、珪素を材料として用いた半導体装置に比べて、高温環境下で使用された場合の特性の低下が小さいという利点も有している。
炭化珪素を材料として用いた半導体装置としては、たとえばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などがある。この半導体装置には、化学気相蒸着法(Chemical Vapor Deposition:CVD)などにより炭化珪素基板上にエピタキシャル成長層が形成されたエピタキシャルウエハが用いられている。たとえば特開2006−28625号公報(特許文献1)には、CVD装置の例として、サセプタの表面にエッチング耐性が高い膜材が成膜されたものが記載されている。
特開2006−28625号公報
炭化珪素基板をサセプタ上に載置してエピタキシャル成長を行う場合、炭化珪素基板の裏面(サセプタ側の面)において荒れが大きくなるという問題がある。またエピタキシャル成長前に、炭化珪素基板の表(おもて)面は水素ガスを用いてエッチング処理される場合がある。このとき、炭化珪素基板の面内における温度ばらつきに起因してエッチング速度が不均一となり、その結果エピタキシャル成長層に導入される表面欠陥が増大するという問題もある。さらに、上記温度ばらつきに起因してエピタキシャル成長層におけるドーピング濃度が不均一化するという問題もある。このように、従来では、炭化珪素基板の裏面荒れが抑制され、エピタキシャル成長層における表面欠陥の増大が抑制され、エピタキシャル成長層中のドーピング濃度が均一化された高品質なエピタキシャルウエハを得ることは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高品質なエピタキシャルウエハを得ることが可能なエピタキシャルウエハの製造方法および高品質なエピタキシャルウエハを提供することである。
本発明に従ったエピタキシャルウエハの製造方法は、第1の主面および上記第1の主面と反対側の第2の主面を含む炭化珪素基板を準備する工程と、第2の主面がサセプタの載置面と対向するように、サセプタ上に炭化珪素基板を載置する工程と、炭化珪素基板を載置する工程の後、上記第1の主面上にエピタキシャル成長層を形成する工程とを備えている。炭化珪素基板を載置する工程では、炭化珪素基板において上記載置面と接触する一方の端部から、上記一方の端部に対して径方向の反対側に位置し、上記載置面と接触する他方の端部までの間において、上記第2の主面が上記載置面と離れた状態が維持されるように炭化珪素基板が載置される。
本発明に従ったエピタキシャルウエハは、第1の主面および上記第1の主面と反対側の第2の主面を含む炭化珪素基板と、炭化珪素基板の上記第1の主面上に形成されたエピタキシャル成長層とを備えている。上記第2の主面上には炭化珪素を含む被覆層が形成されている。上記被覆層における表面粗さのばらつきは0.5nm以下となっている。
本発明によれば、高品質なエピタキシャルウエハを得ることが可能なエピタキシャルウエハの製造方法および高品質なエピタキシャルウエハを提供することができる。
本実施形態に係るエピタキシャルウエハの構成を示す概略図である。 本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法を概略的に示すフローチャートである。 本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法における工程(S10)を説明するための概略図である。 本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法に用いられるCVD装置の構成を示す概略図である。 図4中の線分V−Vに沿った断面を示す概略図である。 CVD装置のサセプタ近傍における拡大図である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)の状態を示す写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における中央部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における外周部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における外周リング状曇り部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における中央部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における外周部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のカーボン面(裏面)における外周リング状曇り部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)の状態を示す写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における中央部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における外周部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における外周リング状曇り部をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における中央部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における外周部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。 エピタキシャル成長後のSiC基板のシリコン面(裏面)における外周リング状曇り部を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。
[本願発明の実施形態の説明]
まず、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法は、第1の主面(主面10A)および上記第1の主面と反対側の第2の主面(主面10B)を含む炭化珪素基板10を準備する工程と、上記第2の主面がサセプタ80の載置面82と対向するように、サセプタ上に炭化珪素基板を載置する工程と、炭化珪素基板を載置する工程の後、上記第1の主面上にエピタキシャル成長層(炭化珪素層20)を形成する工程とを備えている。炭化珪素基板を載置する工程では、炭化珪素基板において上記載置面と接触する一方の端部11から、上記一方の端部に対して径方向の反対側に位置し、上記載置面と接触する他方の端部12までの間において、上記第2の主面が上記載置面と離れた状態が維持されるように炭化珪素基板が載置される。
上記エピタキシャルウエハの製造方法では、一方の端部11から他方の端部12までの間において主面10Bが載置面82(底面84)と離れた状態が維持されるように炭化珪素基板10がサセプタ80上に載置され、その後エピタキシャル成長が実施される。これにより、炭化珪素基板10の主面内の温度ばらつきが抑制された状態でエピタキシャル成長を実施することができる。その結果、SiC層20におけるドーピング濃度をより均一化することができる。したがって、上記エピタキシャルウエハの製造方法によれば、高品質なエピタキシャルウエハ1を製造することができる。
(2)上記エピタキシャルウエハの製造方法は、炭化珪素基板10を載置する工程の後、エピタキシャル成長層(炭化珪素層20)を形成する工程の前に、水素ガスを含む雰囲気中において第1の主面(主面10A)をエッチングする工程をさらに備えている。
主面10Bが載置面82と離れた状態が維持されるように炭化珪素基板10がサセプタ80上に載置されることで、炭化珪素基板10の主面内の温度ばらつきを抑制することができる。これにより、当該温度ばらつきに起因したエッチング速度のばらつきが抑制され、主面10Aにおけるステップバンチングの発生が抑制される。その結果、表面欠陥の増大が抑制された高品質なエピタキシャルウエハ1を得ることができる。
(3)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、第1の主面(主面10A)は、(0001)面に対して10°以下のオフ角を有する面である。
主面10Aが(0001)面に対して上記オフ角を有する場合には、エッチング速度のばらつきに起因したステップバンチングの発生がより顕著になる。そのため、主面10Bが載置面82と離れた状態が維持されるように炭化珪素基板10をサセプタ80上に載置して基板面内における温度ばらつきを抑制し、エッチング速度のばらつきを低減させることが好ましい。
(4)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、載置面82には、炭化珪素を含むコーティング層81が形成されている。
これにより、エピタキシャル成長の際にコーティング層81から昇華した炭化珪素が主面10Bにおいて均一に蒸着されて被覆層30が形成されるため、炭化珪素基板10の裏面荒れを抑制することができる。その結果、高品質なエピタキシャルウエハ1を得ることができる。
(5)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、コーティング層81の上記炭化珪素における窒素濃度は10ppm以下である。これにより、エピタキシャル成長中における炭化珪素基板への窒素の取り込みを抑制することができる。
(6)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、炭化珪素基板10を準備する工程では、第2の主面(主面10B)に対して化学機械研磨が施された炭化珪素基板が準備される。
これにより、コーティング層81から昇華した炭化珪素が主面10Bに蒸着されて炭化珪素の被覆層30が形成される際に、より単結晶成長に近い状態にすることができる。その結果、炭化珪素基板10の裏面荒れをより効果的に抑制することができる。
(7)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、炭化珪素基板10を載置する工程では、炭化珪素基板10の外周部が載置面82に形成された段差部91において支持されるように炭化珪素基板が載置される。
これにより、炭化珪素基板10の一方の端部11から他方の端部12までの間において主面10Bと載置面82(底面84)との間の距離を容易に確保することができる。
(8)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、炭化珪素基板を準備する工程では、150mm以上の径を有する炭化珪素基板10が準備される。これにより、大口径のエピタキシャルウエハ1を得ることができる。
(9)上記エピタキシャルウエハの製造方法において、炭化珪素基板10を載置する工程では、一方の端部11から他方の端部12までの間において、第2の主面(主面10B)と載置面82(底面84)との間の最短距離L5が100μm以上300μm以下に維持されるように炭化珪素基板が載置される。
炭化珪素基板10の主面10Bと載置面82(底面84)との間の最短距離L5が100μm未満である場合または300μmを超える場合には、炭化珪素基板10の裏面荒れを十分に抑制し、また水素ガスによるエッチング速度のばらつきを十分に抑制することが困難である。そのため、炭化珪素基板10の主面10Bと載置面82(底面84)との間の最短距離L5は100μm以上300μm以下に確保されることが好ましい。
(10)本実施形態に係るエピタキシャルウエハ1は、第1の主面(主面10A)および上記第1の主面と反対側の第2の主面(主面10B)を含む炭化珪素基板10と、炭化珪素基板の上記第1の主面上に形成されたエピタキシャル成長層(炭化珪素層20)とを備えている。上記第2の主面上には炭化珪素を含む被覆層30が形成されている。上記被覆層における表面粗さのばらつきは0.5nm以下となっている。
上記エピタキシャルウエハ1は、炭化珪素基板10の主面10B上に被覆層30が形成されており、当該被覆層30における表面粗さのばらつきが0.5nm以下にまで抑制されている。このように、上記エピタキシャルウエハ1は裏面荒れが抑制された高品質なエピタキシャルウエハとなっている。
ここで、「表面粗さのばらつき」は、被覆層上において複数の測定点を任意に設定し、それぞれの測定点において表面粗さを測定したときの最大値と最小値との差によって評価することができる。また、「表面粗さ」とは、JIS B 0601に規定される二次元の算術平均粗さ(Ra)または三次元の算術平均粗さ(Sa)を意味する。
(11)上記エピタキシャルウエハ1において、被覆層30の炭化珪素における窒素濃度は、炭化珪素基板10における窒素濃度と異なっている。被覆層30は、炭化珪素基板10の表(おもて)面(主面10A)上にエピタキシャル成長層を形成する際、サセプタ80から昇華した炭化珪素が主面10Bに蒸着されて形成される。そのため、被覆層30における窒素濃度は炭化珪素基板10の窒素濃度と同じに限られず、適宜調整されてもよい。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本発明の実施形態の具体例を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。また、本明細書中においては、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示す。また、負の指数については、結晶学上、”−”(バー)を数字の上に付けることになっているが、本明細書中では、数字の前に負の符号を付けている。
(エピタキシャルウエハの構成)
まず、本発明の一実施形態に係るエピタキシャルウエハの構成について説明する。図1を参照して、エピタキシャルウエハ1は、炭化珪素(SiC)基板10と、炭化珪素(SiC)層20(エピタキシャル成長層)とを主に備えている。SiC基板10は、たとえば単結晶炭化珪素からなっている。SiC基板10を構成するSiCは六方晶の結晶構造を有しており、ポリタイプがたとえば4H型である。SiC基板10はたとえば窒素(N)などのn型不純物を含有しており、当該窒素濃度はたとえば1.0×1018cm-3以上1.0×1019cm-3以下である。SiC基板10の直径は、たとえば150mm以上(6インチ以上)である。
SiC基板10は、主面10A(第1の主面)と当該主面10Aと反対側の主面10B(第2の主面)とを有している。主面10A,10Bは{0001}面であってもよいし、{0001}面に対して所定のオフ角(たとえば10°以下のオフ角)を有する面であってもよい。たとえば、主面10Aが(0001)面または(0001)面に対して上記オフ角を有する面であり、主面10Bが(000−1)面または(000−1)面に対して上記オフ角を有する面であってもよい。
SiC基板10の主面10B上にはSiCからなる被覆層30が形成されている。被覆層30は、後述するようにSiC層20をエピタキシャル成長させる際に、SiC基板10の主面10B上にSiCが蒸着されて形成される。被覆層30を構成するSiCは、たとえば窒素などのn型不純物を含有している。被覆層30を構成するSiCにおける窒素濃度は、SiC基板10における窒素濃度よりも低いことが好ましく、たとえば10ppm以下であることが好ましい。なお、被覆層30を構成するSiCにおける窒素濃度は、SiC基板10における窒素濃度よりも高くてもよいし、同じであってもよい。
上記被覆層30における表面粗さのばらつきは、0.5nm以下となっており、好ましくは0.3nm以下となっている。
SiC層20は、SiC基板10の主面10A上においてエピタキシャル成長により形成されている。SiC層20は、SiC基板10と同様に窒素などのn型不純物を含有しており、当該窒素濃度はたとえば1.0×1015cm-3以上1.0×1016cm-3以下である。このように、SiC層20における窒素濃度はSiC基板10における窒素濃度よりも低く、かつ被覆層30における窒素濃度よりも低くなっている。また、エピタキシャルウエハ1におけるSiC基板10とSiC層20と被覆層30との境界は、たとえばウエハの厚み方向において二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)を用いて窒素濃度の測定を行うことにより確認することができる。
(エピタキシャルウエハの製造方法)
次に、上記エピタキシャルウエハ1の製造プロセスを一例として、本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法について説明する。図2を参照して、まず工程(S10)として炭化珪素基板準備工程が実施される。この工程(S10)では、図3を参照して、たとえばポリタイプが4H型である炭化珪素インゴット(図示しない)を所定の厚みに切断することにより、SiC基板10が得られる。
SiC基板10は、上述のように(0001)面(シリコン面)側の面である主面10Aと、(000−1)面(カーボン面)側の面である主面10Bとを有しており、主面10Aから主面10Bに向かう厚み方向において中央部が反った形状を有している。
上述のようにSiC基板10が切り出された後、主面10Bに対して化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)が施されていてもよい。CMPとは、加工物であるSiC基板10の主面10Bを砥粒による機械的作用およびスラリー中の薬液による化学的作用の両方を発現させて研磨する方法である。CMP用のスラリーは、研磨効率の向上の観点から炭化珪素の結晶面に応じて適宜選択されることが好ましく、たとえば過酸化水素水をコロイダルシリカスラリーに配合したものが用いられてもよい。CMPが施された後の主面10Bでは、機械研磨のみ実施される場合と異なり加工変質層の導入が抑制されている。
なお、本実施形態ではSiC基板10の主面10Bに対してCMP処理が施される場合について説明したが、当該CMP処理はエピタキシャル成長層が形成される表(おもて)面と反対側の裏面に施されればよい。そのため、主面10Bを表面としてエピタキシャル成長が実施される場合には、裏面となる主面10Aに対してCMP処理が施されてもよい。
次に、工程(S20)として炭化珪素基板載置工程が実施される。この工程(S20)では、図4〜図6を参照して、上記工程(S10)において準備されたSiC基板10が、CVD装置2の内部に配置されたサセプタ80上に載置される。ここで、CVD装置2の装置構成について説明する。
まず、CVD装置2の全体構成について図4および図5を参照して説明する。図4は、CVD装置2の軸方向から見た断面構造を示している。図5は、図4中の線分V−Vに沿う断面構造を示している。CVD装置2は、発熱体40と、断熱材50と、石英管60と、誘導加熱コイル70と、サセプタ80とを主に有している。
サセプタ80は、発熱体40に形成された凹部内に配置されている。発熱体40は半円筒状の中空構造を有しており、円弧状の曲面と平坦面とを含んでいる。発熱体40は二つ設けられており、平坦面同士が互いに対向するように配置されている。発熱体40の平坦面により囲まれた領域がCVD装置2の反応室として構成されている。
断熱材50は、発熱体40の外周部を取り囲むように配置されている。石英管60は、断熱材50の外周部を取り囲むように配置されている。誘導加熱コイル70は、石英管60の外周部において巻回されている。ガス配管90の一方の端部はCVD装置2の入口側に配置されており、当該一方の端部から供給される反応ガスG1がCVD装置2の反応室内に供給されるように構成されている。反応ガスG1は、水素(H2)ガスなどのキャリアガス、シラン(SiH4)やプロパン(C38)などの原料ガス、および窒素やアンモニア(NH3)などのドーパントガスなどを含んでいる。反応ガスG1は、発熱体40により取り囲まれた反応室内において所定の反応温度にまで加熱される。
次に、CVD装置2におけるサセプタ80の詳細な構造について図6を参照して説明する。図6は、CVD装置2のサセプタ80の近傍における拡大図である。サセプタ80は載置面82を有しており、当該載置面82を含む領域にコーティング層81が形成されている。コーティング層81はSiCを含んでおり、より具体的にはSiCから構成されている。コーティング層81を構成するSiCは窒素などのn型不純物を含んでいる。コーティング層81を構成するSiCにおける窒素濃度はSiC基板10における窒素濃度よりも低いことが好ましく、10ppm以下であることが好ましく、5ppm以下であることがより好ましい。
サセプタ80の載置面82は、底面84と、段差面85と、上面86と、壁面87,88とを含んでいる。上面86と壁面88とは交差しており、当該交差部分が段差部89となっている。段差面85はSiC基板10の端部11,12と接触する部分であり、壁面87と交差している。段差面85と壁面87との交差部分は段差部91となっている。サセプタ80にはSiC基板10を収容するための空間である収容部92が形成されており、当該収容部92は底面84と壁面87,88と段差面85とにより取り囲まれた領域となっている。
段差面85と底面84との間の距離L1はたとえば100μm以上300μm以下である。段差面85と上面86との間の距離L2はたとえば600μm以上800μm以下である。壁面87と壁面88との間の距離L3はたとえば1mm以上2mm以下である。壁面87同士の間の距離L4はたとえば146mm以上148mm以下である。
SiC基板10は、図6に示すように、端部11,12が段差面85と接触し、かつ主面10Bが底面84と対向した状態でサセプタ80上に載置される。より具体的には、SiC基板10は、外周部が段差部91において支持されるようにサセプタ80上に載置される。これにより、SiC基板10はサセプタ80の収容部92内に収容される。また、SiC基板10は端部11から端部12(端部11に対して径方向の反対側に位置する端部)までの間において、主面10Bが底面84と離れた状態が維持されるようにサセプタ80上に載置される。このとき、SiC基板10の主面10Bと底面84との間の距離L5(最短距離)は、100μm以上300μm以下となり、好ましくは100μm以上150μm以下となる。
次に、工程(S30)として水素エッチング工程が実施される。この工程(S30)では、図4および図5を参照して、CVD装置2の反応室内にエッチングガスである水素ガスが供給され、当該水素ガスを含む雰囲気中において所定温度でSiC基板10が加熱される。これにより、SiC基板10の主面10A上に対してエッチング処理が施される。このエッチング処理により除去される基板厚み(エッチング深さ)は、たとえば0.1μm以上2.0μm以下であり、好ましくは0.1μm以上1.0μm以下である。
SiC基板10の加熱温度は、たとえば1500℃以上1700℃以下である。また、SiC基板10の主面10A内における温度ばらつきは10℃以内であり、好ましくは5℃以内であり、より好ましくは1℃以内である。ここで、上記温度ばらつきは、主面10A内において複数の測定点を設定し、当該複数の測定点のそれぞれにおいて温度測定したときの最大温度と最小温度との差である。また、水素ガスの流量は、たとえば50L/min以上200L/min以下である。また、上記エッチング処理時の反応室内の圧力は、たとえば1kPa以上20kPa以下である。また、水素ガスに塩化水素ガスが添加された混合ガスがエッチングガスとして用いられてもよく、これによりエッチング速度をより向上させることができる。このように、エピタキシャル成長前に主面10Aに対して予めエッチング処理を施すことで、高品質なSiC層20を成長させることができる。
次に、工程(S40)としてエピタキシャル成長層形成工程が実施される。この工程(S40)では、図4および図5を参照して、ガス配管90の一方の端部からCVD装置2の反応室内に反応ガスG1が供給される。そして、発熱体40により所定の反応温度まで加熱された反応室内において反応ガスG1が加熱される。これにより、反応ガスG1中のシラン、プロパンあるいはアンモニアなどのガスが熱分解され、SiC基板10の主面10A上において窒素原子がドーピングされたSiC層20が形成される(図1)。また、図6を参照して、上記エピタキシャル成長中においてコーティング層81中のSiCが昇華して主面10B上に蒸着され、図1に示すように主面10B上にSiCからなる被覆層30が形成される。上記工程(S10)〜(S40)が実施されることによりエピタキシャルウエハ1が製造され、本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法が完了する。
(実験例)
(実験方法)
SiC基板上にエピタキシャル成長を行う場合において、裏面に対してCMPを施すことによる荒れの抑制の効果を確認する実験を行った。
まず、SiC基板と、当該SiC基板を収容するためのサセプタプレートと、エピタキシャル成長を行うためのCVD装置を準備した。SiC基板は、シリコン面とカーボン面とを含むものを準備した。サセプタプレートは、表面にSiCがコーティングされたものを準備した。
次に、SiC基板においてエピタキシャル成長を行う表(おもて)面と反対側の裏面に対してCMP処理を施した。次に、CMP処理が施された裏面がサセプタプレート側に向いた状態でSiC基板を載置し、その後サセプタプレートをCVD装置内に配置した。そして、CVD装置の反応室内に所定の反応ガスを供給し、SiC基板の表面上にSiCのエピタキシャル成長層を形成した。なお、SiC基板のシリコン面およびカーボン面のそれぞれを表面とした場合についてエピタキシャル成長を行った。シリコン面を表面とした場合のエピタキシャル成長層の厚みは30μmであり、カーボン面を表面とした場合のエピタキシャル成長層の厚みは12μmであった。
また、SiC基板の裏面に対してCMP処理が施されない場合についても同様にエピタキシャル成長を行った。エピタキシャル成長が完了した後、SiC基板の裏面をノマルスキー微分干渉顕微鏡を用いて観察し、また白色干渉型顕微鏡を用いて裏面の表面粗さ(Ra,Sa)を測定した。
(シリコン面上にエピタキシャル成長を行った場合)
図7は、SiC基板のシリコン面上にエピタキシャル成長を行った後の裏面(カーボン面)の状態を示す写真である。図7中の中央部100、外周部101および外周リング状曇り部102のそれぞれにおいてノマルスキー微分干渉顕微鏡による観察、および白色干渉顕微鏡を用いた表面粗さの測定を行った。中央部100はSiC基板の中心部であり、外周部101はSiC基板の端部から10mmだけ径方向内側に位置する部分であり、外周リング状曇り部102はSiC基板の端部から25mmだけ径方向内側に位置する部分である。
図8は、中央部100をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図9は、外周部101をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図10は、外周リング状曇り部102をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図11は、中央部100を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。図12は、外周部101を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。図13は、外周リング状曇り部102を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。
表1は、裏面にCMP処理を施した場合(サンプル1)および裏面にCMP処理を施さなかった場合(サンプル2〜5)における二次元の表面粗さ(Ra,nm)の測定結果を示している。また表2は、上記サンプル1における三次元の表面粗さ(Sa,nm)の測定結果を示している。表1から明らかなように、裏面にCMP処理を施した場合には、CMP処理を省略した場合に比べて表面粗さがより低減され、また面内における表面粗さのばらつきも小さくなった。
(カーボン面上にエピタキシャル成長を行った場合)
図14は、SiC基板のカーボン面上にエピタキシャル成長を行った後の裏面(シリコン面)の状態を示す写真である。図14中の中央部103、外周部104および外周リング状曇り部105のそれぞれにおいてノマルスキー微分干渉顕微鏡による観察、および白色干渉顕微鏡を用いた表面粗さの測定を行った。中央部103はSiC基板の中心部であり、外周部104はSiC基板の端部から50mmだけ径方向内側に位置する部分であり、外周リング状曇り部105はSiC基板の端部から15mmだけ径方向内側に位置する部分である。
図15は、中央部103をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図16は、外周部104をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図17は、外周リング状曇り部105をノマルスキー微分干渉顕微鏡により観察した写真である。図18は、中央部103を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。図19は、外周部104を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。図20は、外周リング状曇り部105を白色干渉型顕微鏡により観察した写真である。
表3は、裏面にCMP処理を施した場合(サンプル6)および裏面にCMP処理を施さなかった場合(サンプル7)における二次元の表面粗さ(Ra,nm)の測定結果を示している。表4は、上記サンプル6における三次元の表面粗さ(Sa,nm)の測定結果を示している。表3から明らかなように、シリコン面上にエピタキシャル成長を行った場合と同様に、裏面にCMP処理を施すことにより表面粗さがより低減され、また面内における表面粗さのばらつきも小さくなった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のエピタキシャルウエハの製造方法およびエピタキシャルウエハは、高品質なエピタキシャルウエハを得ることが要求されるエピタキシャルウエハの製造方法およびエピタキシャルウエハにおいて、特に有利に適用され得る。
1 エピタキシャルウエハ
2 CVD装置
10 炭化珪素(SiC)基板
10A,10B 主面
11,12 端部
20 炭化珪素(SiC)層
30 被覆層
40 発熱体
50 断熱材
60 石英管
70 誘導加熱コイル
80 サセプタ
81 コーティング層
82 載置面
84 底面
85 段差面
86 上面
87,88 壁面
89,91 段差部
90 ガス配管
92 収容部
100,103 中央部
101,104 外周部
102,105 外周リング状曇り部
G1 反応ガス
L1,L2,L3,L4,L5 距離

Claims (11)

  1. 第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を含む炭化珪素基板を準備する工程と、
    前記第2の主面がサセプタの載置面と対向するように、前記サセプタ上に前記炭化珪素基板を載置する工程と、
    前記炭化珪素基板を載置する工程の後、前記第1の主面上にエピタキシャル成長層を形成する工程とを備え、
    前記炭化珪素基板を載置する工程では、前記炭化珪素基板において前記載置面と接触する一方の端部から、前記一方の端部に対して径方向の反対側に位置し、前記載置面と接触する他方の端部までの間において、前記第2の主面が前記載置面と離れた状態が維持されるように前記炭化珪素基板が載置される、エピタキシャルウエハの製造方法。
  2. 前記炭化珪素基板を載置する工程の後、前記エピタキシャル成長層を形成する工程の前に、水素ガスを含む雰囲気中において前記第1の主面をエッチングする工程をさらに備える、請求項1に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  3. 前記第1の主面は、(0001)面に対して10°以下のオフ角を有する面である、請求項2に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  4. 前記載置面には、炭化珪素を含むコーティング層が形成されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  5. 前記コーティング層の前記炭化珪素における窒素濃度は10ppm以下である、請求項4に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  6. 前記炭化珪素基板を準備する工程では、前記第2の主面に対して化学機械研磨が施された前記炭化珪素基板が準備される、請求項4または請求項5に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  7. 前記炭化珪素基板を載置する工程では、前記炭化珪素基板の外周部が前記載置面に形成された段差部において支持されるように前記炭化珪素基板が載置される、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  8. 前記炭化珪素基板を準備する工程では、150mm以上の径を有する前記炭化珪素基板が準備される、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  9. 前記炭化珪素基板を載置する工程では、前記一方の端部から前記他方の端部までの間において、前記第2の主面と前記載置面との間の最短距離が100μm以上300μm以下に維持されるように前記炭化珪素基板が載置される、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のエピタキシャルウエハの製造方法。
  10. 第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を含む炭化珪素基板と、
    前記炭化珪素基板の前記第1の主面上に形成されたエピタキシャル成長層とを備え、
    前記第2の主面上には炭化珪素を含む被覆層が形成され、
    前記被覆層における表面粗さのばらつきは0.5nm以下である、エピタキシャルウエハ。
  11. 前記被覆層の前記炭化珪素における窒素濃度は、前記炭化珪素基板における窒素濃度と異なる、請求項10に記載のエピタキシャルウエハ。
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