JP2015206887A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshimitsu Nakane
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Abstract

【課題】本発明は、ファン効率が低下することなく、ファンの回転数や風量を検知でき、カバー開閉やフィルター未装着を低コストで検知できる画像形成装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置本体外部に連通したダクト21と、ダクト21内に設けられ、吸気又は排気を行うファン30と、ファン30に流れるリップル電流を検知することでファン30の回転数を検知する回転数検出装置37と、を有することを特徴とする。【選択図】図11

Description

本発明は、複合機、複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置において、スイッチの電気的信号により、カバーの開閉を検知するものがある。また、スイッチの電気的信号により、フィルターの装着を検知するものがある(特許文献1参照)。また、ファン近傍に発光部と受光部を持つセンサを設け、発光部から光をファンの回転部に当てて、その反射光を受光部で検出することにより、ファン回転数を検知するものがある。特許文献2には、ファン近傍にファン回転数を検知するセンサを設けた構成が開示されている。また、ダクト内に2か所の空気圧力検出部を設け、この検出部の差圧を検知することによって、ダクトに流れるエアの風量を検出するものがある。特許文献3には、風量を検出するセンサが開示されている。
特開平1−313032号公報 特開平3−169358号公報 特開平5−80437号公報
しかしながら、上記の従来例では、ファンの回転数や風量を検出するためにファン近傍に設置したセンサが、エアの流れを阻害してしまい、ファン効率が低下してしまうおそれがあった。また、ファンの個数は数十に及ぶものもあり、全てのファンにセンサを設けると、大幅なコストアップになってしまう。また、ジャム処理を容易にするために多くのカバーを設け、全てのカバーにセンサを設けると、大幅なコストアップになってしまう。
そこで本発明は、ファン効率が低下することなく、ファンの回転数や風量を検知でき、カバー開閉やフィルター未装着を低コストで検知できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置本体外部に連通したダクトと、前記ダクト内に設けられ、吸気又は排気を行うファンと、前記ファンに流れるリップル電流を検知することで前記ファンの回転数を検知する回転数検知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ファン効率が低下することなく、ファンの回転数や風量を検知でき、カバー開閉やフィルター未装着を低コストで検知できる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の背面カバーを外した斜視図である。 第1実施形態の排熱ダクトの斜視図である。 図4におけるB−B断面図である。 図4におけるA−A断面図である。 (a)第1実施形態のDCファンの正面図である。(b)第1実施形態のDCファンの側面図である。 第1実施形態のDCブラシレスモータの構成図である。 第1実施形態のDCブラシレスモータに流れる電流値を時間的にモニターしたグラフである。 3種類の異なるタイプのDCファンの回転数とファン流量と静圧の関係を示す図である。 (a)第1実施形態の本実施形態の回転数検出装置と制御部のブロック図である。(b)第1実施形態のフィルターの未装着検知のフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 第2実施形態に係る冷却ダクトの正面図および断面図である。 第2実施形態に係る前カバーの説明図である。 第2実施形態に係る前カバーの説明図である。 (a)第2実施形態の本実施形態の回転数検出装置と制御部のブロック図である。(b)第2実施形態のフィルターの未装着検知のフローチャートである。
[第1実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、光学ランプ3から圧板2上の原稿(不図示)へミラー4、5を介して光を照射し、反射光をミラー6、7、8を介して感光ドラム9へ照射する。帯電装置50により帯電された感光ドラム9は、照射された光により、原稿の画像情報に応じた静電潜像を形成される。静電潜像は、現像器10により、トナー像として現像される。
一方、カセット11、12に載置されたシートPは、給送ローラ13、14によって搬送パス15を通して転写部16aに送られる。シートPは、転写部16aにて感光ドラム9上のトナー像を転写され、搬送部16bにより定着器17へ搬送されて、加熱、加圧されトナー像を定着される。トナー像を定着されたシートPは、排出ローラ18により排出トレイ19に積載される。
(エアフロー)
図2は本実施形態に係る画像形成装置の背面、左面を示す斜視図である。図3は本実施形態に係る画像形成装置の背面カバーを外した斜視図である。画像形成装置1の内部は、定着器17、現像器10、様々な電気部品からの発熱により機内の温度が上昇する。図2に示すように、画像形成装置1の内部で発熱した対流熱は、画像形成装置本体外部に連通した排熱ダクト21、ルーバー22を通して、画像形成装置1の外部へ排出される。これにより、画像形成装置1の内部温度を一定に保っている。
さらに、転写部16aなどは帯電放電させているので、空気中の酸素と化学変化を起こしてオゾンが発生する。図2、図3に示すように、発生したオゾンは、ルーバー22を通して外部へ排出される際に、排熱ダクト内に配置された空気清浄のためのフィルター25(図5(a)〜図5(c)参照)により除去される。画像形成装置1の左側面カバー24にはフィルターカバー23が設けられている。フィルター25の着脱は、フィルターカバー23を外して行う。
図4は排熱ダクト21の斜視図である。図4に示すように、排熱ダクト21のバネ受け21dとフィルターシャッター27のバネ受け27aとの間に、引っ張りコイルバネ28が設けられている。
図5(a)〜図5(c)は図4におけるB−B断面図である。図5(a)に示すように、排熱ダクト21の内部には、排気を行うDCファン30が設けられている。フィルター25は、触媒部25a、カラー部25bを有している。触媒部25aは、ハニカム状に形成されており、空気中のオゾンなどの揮発性有機化合物を吸着する性質をもっており、画像形成装置1内部のオゾンを分解する。カラー部25bは、樹脂などで形成され、触媒部25aの外周を覆っている。
カラー部25の内側には、凹部であるストッパー25cが上下に2つ形成されている。ストッパー25c内には、金属の球29が入り込んでいる。球29は排熱ダクト21内部に配置したコイルバネ26によりフィルター25を付勢し、フィルター25の位置決めを行っている。
図6(a)、図6(b)は図4におけるA−A断面図である。図6(a)、図6(b)に示すように、フィルター25のカラー部25bには、把持部25dが設けられている。フィルター25を排熱ダクト21から外す時は、フィルターカバー23を外し、図6(a)から図6(b)の状態へ把持部25dを引っ張ってフィルター25をスライドする。これにより、図5(b)に示すように、ストッパー25cから球29が外れ、フィルター25は排熱ダクト21のフィルターレール部21a、21bに沿ってスライドする。
図6(a)に示すように、フィルター25が排熱ダクト21に装着されている時、フィルターシャッター27は排熱ダクト21の排気口21cを塞ぐ第1の位置から退避した第2の位置にある。第2の位置において、フィルターシャッター27は引っ張りコイルバネ28により付勢され、フィルター25を外す方向(矢印X方向)へ押圧している。
フィルター25を外す際に、フィルターシャッター27は、溝21fに沿って引っ張りコイルバネ28の付勢力によりフィルター25とともに移動し、図6(b)に示す排熱ダクト21の段差部21gと当接する第1の位置へ移動する。フィルターシャッター27は、第1の位置において、図5(c)、図6(b)に示すように排熱ダクト21の排気口21cを塞いでいる。
フィルター25を排熱ダクト21に装着する時は、外す時と逆に、図5(c)、図6(b)の状態から、フィルター25をスライドさせる。このとき、フィルター25は、引っ張りコイルバネ28の付勢力に抗してフィルターシャッター27を押して移動させる。そして、フィルター25が図5(b)に示す位置に移動すると、球29がストッパー25c内へ移動する。そして、球29がストッパー25c内へ完全に入り込んで、フィルター25は、図5(a)、図6(a)に示す位置に位置決めされ、排熱ダクト21に装着される。なお、コイルバネ26と引っ張りコイルバネ28のバネ圧は、フィルター25を着脱しやすく、フィルター25の位置が決まるように設定されている。
(DCファン30)
図7(a)はDCファン30の正面図である。図7(b)はDCファン30の側面図である。図7(a)、図7(b)に示すように、DCファン30は、DCブラシレスモータ(動力源)30a、羽30b、ファンケース30c、ケーブルコネクター30d、ファンスポーク30e、丸穴部30fを有している。DCブラシレスモータ30aは、樹脂製のファンケース30cによって支持され、ケーブルコネクター30dを介してDC電圧を印加されて駆動する。羽30bは、DCブラシレスモータ30aの回転と同期して回転する。
ファンスポーク30eは、ファンケース30cの各羽30bに対向する位置に形成され、空気を流すための開口を確保するとともにDCブラシレスモータ30aをファンケース30cに支持可能な構成にしている。ファンケース30cは、丸穴部30fを介してネジにより排熱ダクト21に固定されている。
図8はDCブラシレスモータ30aの構成図である。図8に示すように、DCブラシレスモータ30aは、シャフト30a1、コイル軸30a2、コア30a3、ローター30a4を有している。シャフト30a1の周りには銅製コイルを巻きつけた鉄製のコイル軸30a2と鉄製のコア30a3が固定されている。本実施形態のDCブラシレスモータ30aは、4極のブラシレスモータであり、コイル軸30a2とコア30a3が4箇所配置されている。ローター30a4は、永久磁石で形成されており、コア30a3の外周に配置されている。
スイッチ回路(不図示)により、4箇所のコイル軸30a2に印加電流を交互に切り換える。例えば、時計方向に順番に電圧を印加する。これにより、電圧を印加されたコイル軸30a2の周辺に電磁界が生じ、フレミングの物理法則に則ってローター30a4が移動する。
図9はDCブラシレスモータ30aに流れる電流値を時間的にモニターしたグラフである。図9に示すように、DCブラシレスモータ30aは上述した動作原理を持つため、スイッチ回路が働く時に必ずリップル電流31が生じる。リップル電流31は4極モータの場合、1回転に4回発生するため、このリップル電流31の周期Tを測定するとDCブラシレスモータ30aの回転数を把握することができる。
図10(a)〜図10(c)は3種類の異なるタイプのDCファンの回転数とファン流量と静圧の関係を示す図である。図10(a)〜図10(c)はファン風量に関するJIS規格に則って測定した結果を示す。ファンは全て定格電圧を印加して流量を変えた時の回転数と静圧を測定した。上述したリップル電流31を測定してファンの回転数に換算している。具体的には、図9に示すリップル電流31の周期がT(S)とすると、4極のファンの場合1回転で4T(S)の周期を持つので、1分あたりの回転数を計算すると、60/4T(rpm)・・・(式1)で計算される。
図10(a)〜図10(c)に示すように、PQ(縦軸の静圧P、横軸の流量Q)のカーブは、流量0で静圧が最大となり、流量が増えるに従って静圧が小さくなる。回転数のカーブは、流量0で回転数が最小となり、流量が増えるに従って回転数が上昇、減少、上昇となっている。この現象は3つの全てのファンで確認できる。
例えば、図10(a)において3210rpmで流れているファンを使用したとする。この時、回転数のグラフより、動作点は例えば図中aの流量0.45m/minだとする。流量を0にすると回転数は2800rpmまで低下する。また、動作点の流量0.45m/minから流量0まで、ファンの回転数は3210rpmから2800rpmまで連続的に低下する。
(フィルター25の有無の検知)
本実施形態では、このファンの風量と回転数の関係を利用してフィルター25の有無を検知している。図6(a)に示すようにフィルター25が排熱ダクト21に装着されている時、フィルターシャッター27は開いているため、DCファン30は所定の風量を持って動作する。図10(a)のDCファン30の回転数は3210rpm程度となっている。
フィルター25を取り外す動作に連動して、図6(b)に示すようにフィルターシャッター27が閉まるため、DCファン30の風量が0になる。風量が0になると、図10(a)のDCファン30の回転数は2800rpm以下になる。このため、DCファン30の回転数の低下から風量の低下を検知でき、フィルターシャッター27が閉じたことを検知し、フィルター25がないことを検出できる。
図11(a)は本実施形態の回転数検出装置と制御部のブロック図である。図11(a)に示すように、回転数検出装置(回転数検知手段)37は、電圧発生装置32、電流計測部33、リップル電流計測部34を有し、DCファン30の回転数を検出する。コントローラ(制御部)35は、端子60がONになると、電圧発生装置32に電圧発生信号を入力する。電圧発生装置32は、電圧発生信号を入力されて、電流計測部33を介してDCファン30にDC電圧を印加する。DCファン30は、DC電圧を印加されて回転駆動する。
電流計測部33は、DCファン30が回転駆動した時の電流値を計測する。リップル電流計測部34は、電流計測部33の計測値からDCファン30のリップル電流を計測し、計測結果をコントローラ35に伝える。コントローラ35は、上述した(式1)を用いてリップル電流をDCファン30の回転数に換算する。コントローラ35と操作部36は電気信号のやりとりができるように構成されている。
図11(b)は本実施形態の排熱ダクト21内のフィルター25の未装着検知のフローチャートである。図11(b)に示すように、端子60をONすると(S1)、コントローラ35から電圧発生装置32へ電圧印加の信号が入る(S2)。そして、電圧発生装置32がDCファン30へ電圧を印加し、DCファン30が回転する。これにより、画像形成装置1の内部熱が排熱ダクト21内のフィルター25を通過して機外へ排出される。
この時、電流計測部33、リップル電流計測部34がリップル電流を計測する(S3)。その後、計測したリップル電流からDCファン30の回転数を検出し(S4)、検出した回転数があらかじめ決められた閾値以下(所定値以下)か否かを判定する(S5)。S5で閾値より大きいの場合は、S3に戻る。S5で閾値以下の場合は、コントローラ35は、フィルター25が装着されていないと判断し、操作部(案内部)36にフィルター未装着の警告を表示する(S6)。
なお、図10(a)のDCファン30を用いた場合には、S5の閾値は3000rpm程度にすることで、風量の低下を検知でき、フィルター25がないことを検出できる。また、図11(b)の検知フローは、端子ON(S1)から例えば10分に1回の検知タイミングで行う。
本実施形態によれば、ファン近傍にファンの回転数や風量を検出するセンサを設置する必要がないため、ファン効率が低下することなく、ファンの回転数や風量を検知でき、フィルター25の未装着を低コストで検知できる。
[第2実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図12は本実施形態に係る画像形成装置42の前面、右面を示す斜視図である。図13は本実施形態に係る前カバー45を外した状態の画像形成装置42の斜視図である。図14(a)は図14(b)におけるA−A断面図である。図14(b)はダクトシャッター46を閉じた状態の冷却ダクト43の正面図である。 図14(c)は図14(d)におけるA−A断面図である。図14(d)はダクトシャッター46を開いた状態の冷却ダクト43の正面図である。
図12〜図14(d)に示すように、本実施形態の画像形成装置42は、上記第1実施形態のフィルターカバー23、排熱ダクト21、フィルターシャッター27に変えて、前カバー(外装カバー)45、冷却ダクト43、ダクトシャッター46を設けている。 本実施形態の画像形成装置42は、上記第1実施形態のフィルター25の未装着検知に変えて、画像形成装置本体に開閉可能に設けられた前カバー45の開閉を検知する。
図14(a)、図14(b)に示すように、冷却ダクト43内にDCファン30が固定配置されている。DCファン30によって、画像形成装置42の右カバー44に設けられたルーバー22から画像形成装置42の内部へフレッシュエアが吸引される。DCファン30の吸気方向下流側にはDCファン30の風量を調整するダクトシャッター46が配置されている。ダクトシャッター46は、前カバー45の閉まる動作に連動して排熱ダクト43を開き、前カバー45の開く動作に連動して冷却ダクト43を閉める。
ダクトシャッター46はシャッター軸47を回転中心として冷却ダクト43が開いている位置(図14(c),(d)に示す位置)と閉じている位置(図14(a),(b)に示す位置)に回動可能となっている。シャッター軸47は、冷却ダクト43の支持部43aに支持されている。シャッター軸47の両端にはネジリコイルバネ48が配置されている。ネジリコイルバネ48はダクトシャッター46を閉じる方向に付勢している。ダクトシャッター46は冷却ダクト43を閉じた状態まで回動すると、ストッパー43bに当接して位置決めされる。
図15(a)は前カバー45が開いた状態における断面図である。図15(b)、図16(a)は閉じる際の前カバー45の断面図である。図16(b)は閉じた状態における前カバー45の断面図である。図15(a)〜図16(b)に示すように、前カバー45は金属の前カバーピン49を回転中心として回転する。前カバー45の自由端側には突起部45aが設けられている。シャッター軸47には、検知板62が固定されている。
前カバー45を図15(a)に示す開いた状態から閉めると、図15(b)に示すように突起部45aが検知板62を押して回動させる。図16(a)、図16(b)に示すように、さらに前カバー45を閉める方向(矢印Y方向)へ回転させると、ダクトシャッター46が開き、冷却ダクト43にエアが流れる。前カバー45が閉じた状態で、前カバー45のカバー金属部64は装置本体のマグネット63に固定される。
(DCファン30回転数から流量を検知する方法)
図10(a)のDCファン30は、回転数約3210rpm、流量約0.45m/minで動作している。流量を0.45m/minから下げていくと、流量が0になるまで減少し続ける。
図10(b)のDCファン30において、回転数が3230rpmに対応する流量は3つある。仮に左側の交点aが動作点だとすると、流量を下げると全閉まで回転数は減少する。中央の交点bが動作点だとすると、流量を下げると回転数は一度上昇して減少する。右側の交点cが動作点だとすると、回転数は減少、上昇、減少となる。よって、動作点がどこであっても、DCファン30の流量を絞ると、DCファン30の回転数は上記の3パターンのいずれかとなる。なお、図10(b)のDCファン30の動作点は中央の交点b(流量0.73 m/min)であった。
図10(c)のDCファン30において、回転数4395rpmの動作点は流量0.57 m/minである。風量を絞った時には、回転数は減少、上昇、減少となる。
つまり、回転数と流量は、回転数がわかれば流量がわかるという1対1の関係ではない。しかし、DCファン30の流量と回転数の関係を示す特性を把握し、DCファン30の風量を徐々に少なくして、回転数の増減の経過を検知することにより、同じ回転数に対応する流量が複数あっても、どの流量に対応する回転数かがわかる。これにより、DCファン30の回転数を検知することによってDCファン30の風量を検知し、前カバー45の開閉を検知することができる。
(前カバー45の開閉検知)
図17(a)は本実施形態の回転数検出装置と制御部のブロック図である。図17(a)に示すように、本実施形態の画像形成装置42は、上記第1実施形態の画像形成装置1の回転数検出装置37、コントローラ35にメモリ(記憶部)88を追加している。メモリ88にはDCファン30にエアが流れている時の回転数が保存されている。
図17(b)は本実施形態の前カバー45の開閉検知のフローチャートである。図17(b)に示すように、端子60をONすると(S1)、コントローラ35から電圧発生装置32へ電圧印加の信号が入る(S2)。そして、電圧発生装置32がDCファン30へ電圧を印加し、DCファン30が回転する。これにより、画像形成装置1の内部へエアが吸引される。
この時、電流計測部33、リップル電流計測部34がリップル電流を計測する(S3)。その後、リップル電流計測部34によって、DCファン30の回転数を検出する(S4)。検出したDCファン30の回転数が、メモリ88に保存されたDCファン30にエアが流れている時の回転数の範囲(閾値)に入っているか否かを判断する(S25)。
S25で閾値に入っていないと判断した場合は、操作部(案内部)36に前カバー45が開いている警告を表示し(S26)、フローを停止する。S25で閾値に入っていると判断した場合は、検知したDCファン30の回転数をメモリ88に保存する(S27)。なお、DCファン30の回転数の計測頻度は回転数の変化が常に検知できるように常時モニターする。
次に前カバー45を開けて(S28)、DCファン30の回転数を変化させ、電流計測部33、リップル電流計測部34により回転数の変化(増減パターン)を検出する(S29)。そして、検出した回転数の変化をメモリ88に保存する(S30)。
検出した回転数の変化と、メモリ88内に保存しているファン回転数テーブルとファンPQテーブル(静圧と流量のテーブル)から動作点風量を算出する(S31)。そして、算出した動作点風量があらかじめ決められている閾値以下か否かを判断する(S32)。
S32で算出した動作点風量が閾値以下の場合(ダクト内の必要風量を下回った場合)は、操作部36にファン風量の低下(ダクト内の目詰まり)の警告を表示し、画像形成装置42の内部清掃をユーザーに促し(S33)、フローを停止する。S32で算出した動作点風量が閾値内にある場合は、警告を出さずにファン回転数検出を継続し、前カバー45を閉める(S34)。そして、S25と同様に、検出したDCファン30の回転数が、メモリ88に保存されたDCファン30にエアが流れている時の回転数の回転数範囲(閾値)に入っているか否かを判断する(S35)。
S35で閾値に入っていないと判断した場合は、操作部36に前カバー45が開いている警告を表示し(S36)、フローを停止する。S25で閾値に入っていると判断した場合は、前カバー45は正常に閉められたと判断して、S4に戻る。
本実施形態によれば、ファン近傍にファンの回転数や風量を検出するセンサを設置する必要がないため、ファン効率が低下することなく、ファンの回転数や風量を検知でき、前カバー45の開閉を低コストで検知できる。
P …シート
1…画像形成装置
21 …排熱ダクト
25 …フィルター
27 …フィルターシャッター
30 …DCファン
31 …リップル電流
32 …電圧発生装置
33 …電流計測部
34 …リップル電流計測部
35 …コントローラ
36 …操作部
37 …回転数検出装置
43 …冷却ダクト
45 …前カバー
46 …ダクトシャッター

Claims (9)

  1. 画像形成装置本体外部に連通したダクトと、
    前記ダクト内に設けられ、吸気又は排気を行うファンと、
    前記ファンに流れるリップル電流を検知することで前記ファンの回転数を検知する回転数検知手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ダクト内に設けられた空気清浄のためのフィルターと、
    前記回転数検知手段が検知した回転数から前記ファンの風量を検知し、前記フィルターの未装着を検知する制御部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記フィルターが取り外される動作に連動して前記ダクトを閉めるシャッターを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 検知した前記ファンの風量が所定値以下の場合、前記フィルターの未装着の警告を表示する案内部を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置本体に開閉可能に設けられた外装カバーと、
    前記回転数検知手段が検知した回転数から前記ファンの風量を検知し、前記外装カバーの開閉を検知する制御部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記外装カバーの閉まる動作に連動して前記ダクトを開き、前記外装カバーの開く動作に連動して前記ダクトを閉めるシャッターを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 検知した前記ファンの風量がエアが流れている時の回転数の範囲に入っていない場合、前記外装カバーが開いている警告を表示する案内部を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. ファン回転数テーブルとファンPQテーブルを保存している記憶部を有し、
    前記外装カバーを開けて前記ファンの回転数の変化を検出し、検出した回転数の変化と、前記ファン回転数テーブル及び前記ファンPQテーブルと、から動作点風量を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記動作点風量が前記ダクト内の必要風量を下回った場合、前記ダクト内の目詰まりの警告を表示する案内部を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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