JP2015206700A - 捕集装置、検出装置、清浄装置、捕集方法、検出方法、および、清浄方法 - Google Patents

捕集装置、検出装置、清浄装置、捕集方法、検出方法、および、清浄方法 Download PDF

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正彦 塩井
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勝 南口
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Abstract

【課題】従来の技術では、捕集に用いる水の管理が、煩雑化するという課題があった。
【解決手段】被検物質を含む空気を導入する空気導入部と、前記空気導入部により導入される前記空気を水と混合し、前記水に前記被検物質を捕集する捕集部と、前記空気から前記水を生成する水生成部と、前記水生成部で生成された前記水を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部に貯蔵されている前記水を、前記捕集部に供給する水供給部と、を備える、捕集装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、被検物質(例えば、空気中を浮遊するウイルス等の病原体)を捕集する捕集方法及び装置に関する。
空気中を浮遊するウイルス等の病原体を捕集する技術としては、例えば、ウイルス等を捕集可能なフィルターに空気を流した後、抽出液を用いて当該フィルターに捕集されたウイルス等を抽出液中に抽出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、ウイルス等を、サイクロン効果を利用して直接液体に衝突させて、液体中にウイルス等を捕集する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、空気中を浮遊しているウイルスは、ウイルス単体で浮遊している訳ではなく、他の浮遊している微粒子に付着して、又は人が放出する飛沫等に含まれて浮遊していることが知られている。
また、人の咳、くしゃみによって、体液に含まれているウイルスが放出されるが、体液は放出後瞬時に乾燥して、飛沫核になる。このウイルスを含んだ飛沫核の直径は、約1(μm)で、空気中を浮遊する。(例えば、非特許文献1を参照)。
ウイルス等の病原体の濃度を計測する方法として、蛍光分光法により細菌、カビ等の病原体の濃度を測定する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。また、表面増強ラマン分光測定方法としては、ウイルス等と特異的に結合する抗体等を金、銀等の貴金属で形成されたナノメートル程度の構造体(ナノ構造体)に固定化し、そのナノ構造体で、局在化表面プラズモン共鳴が発生する光を照射して、抗体等で発生する表面増強ラマン散乱光を計測する技術が開示されている(例えば、非特許文献2参照)。
特開2012−52865号公報 特開2012−52866号公報 特表2013−520639号公報
西村秀一、阪田総一郎、"くしゃみ咳によるエアロゾル粒子中のインフルエンザウィルスの活性と空調"、冷凍2010年5月号第85巻第991号 Ralph A. Trip, Richard A. Dluhy, Yiping Zhao, "Novel nanostructures for SERS biosensing", Nano today, Vol. 3, Number 3−4, 31−37 (2008)
従来の技術では、捕集に用いる水の管理が煩雑化するという課題があった。
被検物質を含む空気を導入する空気導入部と、前記空気導入部により導入される前記空気を水と混合し、前記水に前記被検物質を捕集する捕集部と、前記空気から前記水を生成する水生成部と、前記水生成部で生成された前記水を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部に貯蔵されている前記水を、前記捕集部に供給する水供給部と、を備える、捕集装置。
捕集装置を用いた捕集方法であって、前記捕集装置は、捕集部と、貯蔵部と、を備え、被検物質を含む空気を導入する空気導入工程と、前記捕集部により、前記空気導入工程により導入される前記空気を水と混合し、前記水に前記被検物質を捕集する捕集工程と、前記空気から前記水を生成する水生成工程と、前記貯蔵部に、前記水生成工程で生成された前記水を貯蔵する貯蔵工程と、前記貯蔵部に貯蔵されている前記水を、前記捕集部に供給する水供給工程と、を包含する、捕集方法。
本発明であれば、捕集に用いる水の管理を簡易化することができる。
実施の形態2に係る浮遊ウイルスの捕集装置の概略構成を示すブロック図 実施例1の処理手順を説明するためのフローチャート 実施例2に係る浮遊ウイルスの捕集装置の概略構成を示すブロック図 実施例2の処理手順を説明するためのフローチャート 実施例3に係る浮遊ウイルスの捕集装置の概略構成を示すブロック図 実施例3の処理手順を説明するためのフローチャート 実施の形態1の捕集装置の概略構成を示すブロック図 実施の形態1の捕集方法を示す図
まず、本発明の発明者の着眼点について、説明する。
上述した従来の捕集技術は、予め定めた一定の吸入空気速度(m/分)で、予め定めた一定時間を吸入してウイルス等を捕集している。
例えば、特許文献1では、吸入空気速度=0.0333(m/分)で、30分間捕集している例が示されている。この場合は、約1mの空気を吸入して、この中に浮遊していたウイルスを捕集したことになる。また、特許文献2では、吸入空気速度=0.66(m/分)で、0.25分間捕集している例が示されている。この場合は、約0.165(m)の空気を吸入して、この中に浮遊していたウイルスを捕集したことになる。即ち、従来は、予め定めた一定の吸入空気速度(m/分)で、予め定めた一定時間空気を吸入することで、一定体積の空気中に浮遊するウイルスを捕集している。そして捕集したウイルスを、一定の体積の液体中に抽出して、液体中のウイルスを計測している。この液体中のウイルスの計測値より、空気中に浮遊しているウイルスの存否を検査している。
上記のような従来の捕集技術では、空気中に浮遊しているウイルスを液体中に捕集する際、液体をタンク等に貯蔵しておく必要がある。従って、貯蔵された液体量が消費により減少していくと、ユーザがタンク等に補充する必要があり、不便であるという課題があった。また、貯蔵部には長期間、水を保持しておく必要があるため、貯蔵部内部で水が腐敗し、不衛生になるといった課題があった。
本実施形態のある一様態の構成は、被検物質(例えば、空気中を浮遊するウイルス)を捕集する技術である。本実施形態のある一様態の構成であれば、空気中の水分から水を生成し、貯蔵することにより、被検物質を捕集するための水分を外部から供給する必要性を低減することができる。このようにすることにより、ユーザが水分を供給する手間が省け、また、水を長期に貯蔵する必要がないため、貯蔵部内部で水が腐敗することなく衛生的に利用することができる。
また、本実施形態の構成により、空気中を浮遊するウイルス等の病原体を捕集し、当該空気中に含まれるウイルス等の病原体の濃度を、蛍光分光法、表面増強ラマン散乱分光法、抗原抗体反応を利用した免疫クロマトデバイス等により計測することで、空気中を浮遊するウイルスの濃度を計測することができる。
(実施の形態1)
図7は、実施の形態1の捕集装置1000の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態1の捕集装置1000は、空気導入部1100と、捕集部1200と、水生成部1300と、貯蔵部1400と、水供給部1500と、を備える。
空気導入部1100は、被検物質を含む空気を導入する。
捕集部1200は、空気導入部1100により導入される空気を水と混合し、水に被検物質を捕集する。
水生成部1300は、空気から水を生成する。
貯蔵部1400は、水生成部1300で生成された水を貯蔵する。
水供給部1500は、貯蔵部1400に貯蔵されている水を、捕集部1200に供給する。
以上の構成によれば、捕集に用いる水の管理を簡易化することができる。例えば、被検物質を捕集するための水分を外部から供給する必要性を低減することができる。これにより、ユーザが水分を供給する手間を省くことができる。また、水を長期に貯蔵する必要がないため、貯蔵部内部で水が腐敗することなく衛生的に利用することができる。
なお、実施の形態1の捕集装置1000においては、水生成部1300は、冷却部と結露部を備えていても良い。このとき、水生成部1300は、冷却部により結露部を冷却し、結露部に空気中の水分を結露させることで、水を生成しても良い。
また、実施の形態1の捕集装置1000においては、結露部は、管を備えていても良い。このとき、管の外面、または、内面が撥水性であっても良い。
また、実施の形態1の捕集装置1000は、貯蔵水量検知部を備えていても良い。このとき、貯蔵水量検知部は、貯蔵部1400に貯蔵されている水量を検知しても良い。
また、実施の形態1の捕集装置1000においては、貯蔵水量検知部が貯蔵部1400に貯蔵されている水量が所定量よりも少ないことを検知した場合には、水生成部1300は、貯蔵部1400に貯蔵される水量が当該所定量以上となるまで、水の生成を行っても良い。
以上の構成によれば、捕集に用いる水が不足することなく、捕集動作を行うことができる。
なお、当該所定量は、例えば、1回分の捕集動作に必要な水量であっても良い。もしくは、当該所定量は、例えば、複数回分の捕集動作に必要な水量であっても良い。
また、実施の形態1の捕集装置1000は、報知部を備えていても良い。このとき、報知部は、貯蔵水量検知部の出力に基づいて、貯蔵部1400に貯蔵されている水量が不足していること報知しても良い。
また、実施の形態1の捕集装置1000においては、貯蔵部1400には、外部から水を注入するための水注入部が設けられていても良い。
また、実施の形態1の検出装置は、上述の捕集装置と、被検物質検出部と、を備える。
捕集部1200は、水に被検物質を捕集することで、液体サンプルを生成する。被検物質検出部は、液体サンプル中の被検物質を検出する。
以上の構成によれば、被検物質を、より効率的に検出することができる。
また、実施の形態1の清浄装置は、上述の検出装置と、清浄部と、を備える。
清浄部は、検出装置の検出結果に応じて、対象空間(例えば、部屋の空気中)から被検物質を除去する。
以上の構成によれば、対象空間から被検物質を、より効率的に除去することができる。
図8は、実施の形態1の捕集方法の構成を示す図である。
実施の形態1の捕集方法は、捕集装置を用いた捕集方法である。
当該捕集装置は、捕集部と、貯蔵部と、を備える。
実施の形態1の捕集方法は、空気導入工程と、捕集工程と、水生成工程と、貯蔵工程と、水供給工程と、を包含する。
空気導入工程は、被検物質を含む空気を導入する工程である。
捕集工程は、捕集部により、空気導入工程により導入される空気を水と混合し、水に被検物質を捕集する工程である。
水生成工程は、空気から水を生成する工程である。
貯蔵工程は、貯蔵部に、水生成工程で生成された水を貯蔵する工程である。
水供給工程は、貯蔵部に貯蔵されている水を、捕集部に供給する工程である。
以上の構成によれば、捕集に用いる水の管理を簡易化することができる。例えば、被検物質を捕集するための水分を外部から供給する必要性を低減することができる。これにより、ユーザが水分を供給する手間を省くことができる。また、水を長期に貯蔵する必要がないため、貯蔵部内部で水が腐敗することなく衛生的に利用することができる。
なお、実施の形態1の捕集方法においては、捕集装置は、冷却部と結露部を備えていても良い。このとき、水生成工程は、冷却部により結露部を冷却し、結露部に空気中の水分を結露させることで、水を生成しても良い。
また、実施の形態1の捕集方法においては、結露部は、管を備えていても良い。このとき、管の外面、または、内面が撥水性であっても良い。
また、実施の形態1の捕集方法は、貯蔵水量検知工程を包含しても良い。このとき、貯蔵水量検知工程は、貯蔵部に貯蔵されている水量を検知しても良い。
また、実施の形態1の捕集方法においては、貯蔵水量検知工程が貯蔵部に貯蔵されている水量が所定量よりも少ないことを検知した場合には、水生成工程は、貯蔵部に貯蔵される水量が当該所定量以上となるまで、水の生成を行っても良い。
以上の構成によれば、捕集に用いる水が不足することなく、捕集動作を行うことができる。
なお、当該所定量は、例えば、1回分の捕集動作に必要な水量であっても良い。もしくは、当該所定量は、例えば、複数回分の捕集動作に必要な水量であっても良い。
また、実施の形態1の捕集方法は、報知工程を包含しても良い。このとき、報知工程は、貯蔵水量検知工程の出力に基づいて、貯蔵部に貯蔵されている水量が不足していること報知しても良い。
また、実施の形態1の捕集方法においては、貯蔵部には、外部から水を注入するための水注入部が設けられていても良い。
また、実施の形態1の検出方法は、上述の捕集方法と、被検物質検出工程と、を包含する。
捕集工程は、水に被検物質を捕集することで、液体サンプルを生成する。被検物質検出工程は、液体サンプル中の被検物質を検出する。
以上の構成によれば、被検物質を、より効率的に検出することができる。
また、実施の形態1の清浄方法は、上述の検出方法と、清浄工程と、を包含する。
清浄工程は、検出方法の検出結果に応じて、対象空間(例えば、部屋の空気中)から被検物質を除去する工程である。
以上の構成によれば、対象空間から被検物質を、より効率的に除去することができる。
なお、被検物質は、例えば、ウイルスや細菌など病原体であっても良い。もしくは、被検物質は、ウイルス構成成分であっても良い。例えば、被検物質は、ウイルスや細菌などに関連するタンパク質などであっても良い。もしくは、被検物質は、例えば、におい成分などであっても良い。もしくは、被検物質は、生体物質(タンパク質、脂質等)やアレルゲン、バクテリアなどであっても良い。
また、空気導入部は、一例として、空気ポンプ109などを含んでいても良い。
また、捕集部は、一例として、捕集液体保持容器107などを含んでいても良い。
また、水生成部は、一例として、冷却部および結露部などを含んでいても良い。
また、貯蔵部は、一例として、貯蔵部118などを含んでいても良い。
また、水供給部は、一例として、液体ポンプ120などを含んでいても良い。
また、貯蔵水量検知部は、一例として、液面検知部201などを含んでいても良い。
また、水注入部は、一例として、補充用捕集液体注入部301などを含んでいても良い。
また、報知部は、一例として、画像や文字を表示するディスプレイや、音を発する装置などを含んでいても良い。
また、清浄部は、空気中から被検物質を除去する空気清浄部であっても良い。
また、空気導入部や捕集部や水生成部や貯蔵部や水供給部などが、制御部で制御されても良い。このとき、制御部は、コントローラー114の一部であっても良い。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に関して図1を用いて詳細に説明する。
図1は、実施の形態2における浮遊ウイルスの捕集装置100の概略構成を示すブロック図である。
装置100は、人が出入りする部屋に設置されている。
101は、空気吸入口で、周辺の雰囲気空気を吸入する。
102は周辺の雰囲気空気中を浮遊するウイルスを含んだ微粒子で、空気吸入口101より吸入される。
103はフィルターで、約10(μm)以上の粒子は透過できない。
104は、吸入した空気中を浮遊するウイルスを含んだ微粒子を捕集する捕集液体である。
105は、フィルター103を透過した空気を捕集液体104へ導く空気流路である。
106は、空気中の水分を冷却し、結露させる冷却部、および、結露部である。冷却部、および、結露部106は、例えばステンレス板、銅板等の熱伝導性が比較的よい板材や、ガラス管やステンレス管等の熱伝導性が比較的よいものを限定無く利用することができる。冷却部に関しては、公知の技術を特に限定することなく利用することができる。例えば、ペルチェ素子、液体を冷却させ循環させる冷却水循環装置、冷却部内部で冷媒を膨張、圧縮させて冷却するヒートポンプ等を利用することができる。例えば、ペルチェ素子を利用して結露部を外部から冷却する場合、結露は管内面で発生する。液体を冷却し、結露部内部に冷媒を循環させ冷却する場合、結露は管外面で発生する。従って、結露部を外部から冷却する場合は、管内面に撥水処理を施し、内部から冷却する場合は管外面に撥水処理を施すことが好ましい。撥水処理剤としては、飽和フルオロアルキル基(特にトリフルオロメチル基 CF )アルキルシリル基、フルオロシリル基、長鎖アルキル基等を持つ物質が好ましい。特に撥水処理剤の化学的安定性から飽和フルオロアルキル基を持つ物質が好ましい。管の素材と撥水処理剤に応じて、適切なカップリング剤が選択され、利用することができる。
107は、捕集液体104を保持する捕集液体保持容器である。
108は捕集液体保持容器107内の空気を外部に導く空気流路である。
109は空気ポンプで、空気流路108を介して捕集液体保持容器107内の空気を外部へ排気することで、空気流路105を介して周辺の雰囲気空気を吸入し捕集液体104へ導く。空気ポンプ109の駆動力を調整して、吸入空気速度を制御することができる。
110は、ウイルスを捕集した捕集液体104を、ウイルスを計測するセンサデバイス111に導く液体流路である。
112は、液体ポンプで、所定体積の捕集液体104をサンプル液体113としてセンサデバイス111に供給する。
センサデバイス111は、ウイルスと反応する試薬又はこの試薬を担持したチップを具備している。さらに、前記ウイルスとの反応を電気信号に変換して、ウイルス量に相当する信号を出力する。本実施の形態2でのセンサデバイス111は、所定体積=1mlのサンプル液体113中のウイルスの個数=10〜10(個)の範囲を計測できる。
114は、捕集液体104をセンサデバイス111に供給するように、空気ポンプ109と液体ポンプ112を制御するコントローラーである。本コントローラー114に各種パラメーターを入力することで、予め設定された条件で、各ポンプを制御して所定体積の捕集液体104をセンサデバイス111に供給することができる。さらに、本コントローラー114に計時機能も有しており、各動作に要した時間情報を発生及び記憶することもできる。またセンサデバイス111の計測値を受信して、前記計測値と前記時間情報から浮遊するウイルスの濃度を算出する機能も有する。
センサデバイス111に所定体積の捕集液体104を供給した後、捕集液体保持容器107中に捕集液体104が残留しており、再度浮遊するウイルスを捕集して計測する場合は、次動作を追加する。捕集液体保持容器107と外部を連結する液体流路115を介して、残留している捕集液体104を捕集液体保持容器107より外部へ液体ポンプ116により排出する。そして、水を含む補充用捕集液体117を捕集液体保持容器107へ次のように輸送する。補充用捕集液体117は、貯蔵部118に格納されており、液体流路119を介して、液体ポンプ120によって所定体積の補充用捕集液体117が捕集液体保持容器107へ輸送される。上記した、残留している捕集液体104の排出、補充用捕集液体117の捕集液体保持容器107への輸送は、コントローラー114が液体ポンプ116、液体ポンプ120を制御することで実現される。
ここで、ウイルスが検出された場合は、それを報知することができる。
(実施例1)
実施の形態1または2における第1の実施例(実施例1)について図2を用いて説明する。
まず、コントローラー114に開始を指示する。そうすると冷却部106が動作を開始する。
その後、貯蔵部118に貯蔵された水が捕集液体保持容器107に充填される。
その後、空気ポンプ109が動作し所定の吸入空気速度で空気の吸入を開始し、捕集液体104にウイルスを捕集し始めると同時に、再度貯蔵部118に水を貯蔵するため、冷却部、および、結露部106の動作が再度開始される。
ここで、例えば、吸入空気速度=0.1(m/分)、で吸入する。これは、空気ポンプ109の駆動力をコントローラー114が制御して実現する。また捕集液体104は、冷却部、および、結露部106により生成された水であり、体積は1(mL)である。
所定時間例えば1分経過した後に、コントローラー114が、空気ポンプ109を制御して空気の吸入を停止させる。
次に、コントローラー114が液体ポンプ112を制御して、捕集液体104全てをサンプル液体113としてセンサデバイス111に供給する。ここで、サンプル液体113の体積は1mlである。
供給が完了すると、115〜120が動作して、もし、捕集液体残存していた場合これが排出されて、次に補充用捕集液体が補充されて、次回の計測に備えるために、再開可能状態になる。
この排出、補充動作と同時に、センサデバイス111によって、サンプル液体113に含まれているウイルスの量が計測される。
ここで、センサデバイス111の計測値即ち、供給されたサンプル液体113に含まれるウイルスの個数Vnが10(個)を示していた場合は、浮遊するウイルスの濃度Vcは(数1)に示される。
(数1)
Vc=Vn/Av
=10(個)/(0.1(m/分)×1(分))
=10(個/m
コントローラー114は、センサデバイス111よりVn=10(個)の信号を受け取り、(数1)より、このウイルス濃度Vc=10(個/m)を算出して表示して、ウイルス検知を報知する。
(実施例2)
実施の形態1または2における第2の実施例(実施例2)の構成を、図3を用いて説明する。
実施例1との構成の違いは、貯蔵部118における、貯蔵水量検知部の一例である液面検知部201の有無のみであるため、液面検知部201以外の説明を省略する。
液面検知部201は、貯蔵部118の内部に貯蔵されている、水を含む補充用捕集液体117の液量を検知する。
このようにすることにより、貯蔵部118に貯蔵されている補充用捕集液体117の量を測定することができる。
液面検知部201としては、公知の技術を特に限定することなく利用することができる。
例えば、補充用捕集液体117よりも密度が小さいフロートを用いる方法、マグネット式液面計、反射式、透視式等光学的に液面を検知する方法、サイトグラスを用いて内部を確認する方法等を利用することができる。
次に、図4を用いて、実施例2の動作を説明する。
まず、コントローラー114に開始を指示する。そうすると冷却部、および、結露部106が動作を開始する。
その後、液面検知部201が液面を検知する。検知結果をコントローラー114に送信する。
コントローラー114が貯蔵部118内の補充用捕集液体117の量が十分でないと判断すると、冷却部、および、結露部106の動作を継続する。
コントローラー114が貯蔵部118内の補充用捕集液体117の量が十分であると判断すると、空気ポンプ109が動作し所定の吸入空気速度で空気の吸入を開始し、捕集液体104にウイルスを捕集し始める。
ここで、例えば、吸入空気速度=0.1(m/分)、で吸入する。これは、空気ポンプ109の駆動力をコントローラー114が制御して実現する。また捕集液体104は、純水で体積は1(mL)である。
所定時間例えば1分経過した後に、コントローラー114が、空気ポンプ109を制御して空気の吸入を停止させる。
次に、コントローラー114が液体ポンプ112を制御して、捕集液体104全てをサンプル液体113としてセンサデバイス111に供給する。ここで、サンプル液体113の体積は1mlである。
供給が完了すると、115〜120が動作して、もし、捕集液体残存していた場合これが排出されて、次に補充用捕集液体が補充されて、次回の計測に備えるために、再開可能状態になる。
この排出、補充動作と同時に、センサデバイス111によって、サンプル液体113に含まれているウイルスの量が計測される。
ここで、センサデバイス111の計測値即ち、供給されたサンプル液体113に含まれるウイルスの個数Vnが計測範囲の場合は、実施例1と同様にウイルス濃度Vcを算出して表示して、ウイルス検知を報知する。
その他の動作に関しては、実施例1と同様であるため説明を省略する。
(実施例3)
本実施の形態1または2における第3の実施例(実施例3)の構成を、図5を用いて説明する。
実施例2との構成の違いは、貯蔵部118における、水注入部の一例である補充用捕集液体注入部301の有無のみであるため、補充用捕集液体注入部301以外の説明を省略する。
本実施例は、急遽空気中浮遊ウイルスを検出する必要がある場合等のように、冷却器、および、結露部106による補充用捕集液体117の生成が間に合わない場合に関する実施例である。
液面検知部201の出力により、コントローラー114が、水を含む補充用捕集液体117が不足していると判断した場合、報知手段(図示せず)によりユーザに報知することにより、補充用捕集液体117の補充を促す。
このようにすることにより、急遽、空気中のウイルスを検出する必要がある場合、連続してウイルスを検出する必要がある場合等に効果的である。
次に、図6を用いて、実施例3の動作を説明する。
まず、コントローラー114に開始を指示する。そうすると、冷却部、および、結露部106の動作が開始される。
その後、液面検知部201が液面を検知する。検知結果をコントローラー114に送信する。
コントローラー114が貯蔵部118内の補充用捕集液体117の量が十分でないと判断すると、冷却部、および、結露部106の動作を継続するとともに、ユーザに補充用捕集液体117が不足している旨を報知する。
このとき、ユーザは、補充用捕集液体117を補充してもよいし、冷却部、および、結露部106による補充用捕集液体117の生成を待ってもよい。
空気ポンプ109が動作し所定の吸入空気速度で空気の吸入を開始し、捕集液体104にウイルスを捕集し始める。
ここで、例えば、吸入空気速度=0.1(m/分)、で吸入する。これは、空気ポンプ109の駆動力をコントローラー114が制御して実現する。また捕集液体104は、純水で体積は1(mL)である。
所定時間例えば1分経過した後に、コントローラー114が、空気ポンプ109を制御して空気の吸入を停止させる。
次に、コントローラー114が液体ポンプ112を制御して、捕集液体104全てをサンプル液体113としてセンサデバイス111に供給する。ここで、サンプル液体113の体積は1mlである。
供給が完了すると、115〜120が動作して、もし、捕集液体残存していた場合これが排出されて、次に補充用捕集液体が補充されて、次回の計測に備えるために、再開可能状態になる。
この排出、補充動作と同時に、センサデバイス111によって、サンプル液体113に含まれているウイルスの量が計測される。
ここで、センサデバイス111の計測値即ち、供給されたサンプル液体113に含まれるウイルスの個数Vnが計測範囲の場合は、実施例1,2と同様にウイルス濃度Vcを算出して表示して、ウイルス検知を報知する。
その他の動作に関しては、実施例1と同様であるため説明を省略する。
本発明は、例えば、ウイルスの感染リスクを低減するために、部屋等の空気中を浮遊するウイルス濃度を計測し報知するために用いられる。
100 浮遊ウイルス捕集装置
101 空気吸入口
102 微粒子
103 フィルター
104 捕集液体
105 空気流路
106 冷却器、および、結露部
107 捕集液体保持容器
108 空気流路
109 空気ポンプ
110 液体流路
111 センサデバイス
112 液体ポンプ
113 サンプル液体
114 コントローラー
115 液体流路
116 液体ポンプ
117 補充用捕集液体
118 貯蔵部
119 液体流路
120 液体ポンプ
200 別の実施例の概略構成
201 液面検知部
300 別の実施例の概略構成
301 補充用捕集液体注入部

Claims (20)

  1. 被検物質を含む空気を導入する空気導入部と、
    前記空気導入部により導入される前記空気を水と混合し、前記水に前記被検物質を捕集する捕集部と、
    前記空気から前記水を生成する水生成部と、
    前記水生成部で生成された前記水を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部に貯蔵されている前記水を、前記捕集部に供給する水供給部と、
    を備える、
    捕集装置。
  2. 前記水生成部は、冷却部と結露部を備え、
    前記水生成部は、前記冷却部により前記結露部を冷却し、前記結露部に前記空気中の水分を結露させることで、前記水を生成する、
    請求項1に記載の捕集装置。
  3. 前記結露部は、管を備え、
    前記管の外面、または、内面が撥水性である、
    請求項2に記載の捕集装置。
  4. 貯蔵水量検知部を備え、
    前記貯蔵水量検知部は、前記貯蔵部に貯蔵されている水量を検知する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の捕集装置。
  5. 前記貯蔵水量検知部が前記貯蔵部に貯蔵されている水量が所定量よりも少ないことを検知した場合には、前記水生成部は、前記貯蔵部に貯蔵される水量が前記所定量以上となるまで、前記水の生成を行う、
    請求項4に記載の捕集装置。
  6. 報知部を備え、
    前記報知部は、前記貯蔵水量検知部の出力に基づいて、前記貯蔵部に貯蔵されている水量が不足していること報知する、
    請求項4または5に記載の捕集装置。
  7. 前記貯蔵部には、外部から水を注入するための水注入部が設けられている、
    請求項1〜6のいずれかに記載の捕集装置。
  8. 前記被検物質は、ウイルス、または、ウイルス構成成分である、
    請求項1〜7のいずれかに記載の捕集装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の捕集装置と、
    被検物質検出部と、
    を備え、
    前記捕集部は、前記水に前記被検物質を捕集することで、液体サンプルを生成し、
    前記被検物質検出部は、前記液体サンプル中の前記被検物質を検出する、
    検出装置。
  10. 請求項9に記載の検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に応じて、対象空間から前記被検物質を除去する清浄部と、
    を備える、
    清浄装置。
  11. 捕集装置を用いた捕集方法であって、
    前記捕集装置は、
    捕集部と、
    貯蔵部と、
    を備え、
    被検物質を含む空気を導入する空気導入工程と、
    前記捕集部により、前記空気導入工程により導入される前記空気を水と混合し、前記水に前記被検物質を捕集する捕集工程と、
    前記空気から前記水を生成する水生成工程と、
    前記貯蔵部に、前記水生成工程で生成された前記水を貯蔵する貯蔵工程と、
    前記貯蔵部に貯蔵されている前記水を、前記捕集部に供給する水供給工程と、
    を包含する、
    捕集方法。
  12. 前記捕集装置は、冷却部と結露部を備え、
    前記水生成工程は、前記冷却部により前記結露部を冷却し、前記結露部に前記空気中の水分を結露させることで、前記水を生成する、
    請求項11に記載の捕集方法。
  13. 前記結露部は、管を備え、
    前記管の外面、または、内面が撥水性である、
    請求項12に記載の捕集方法。
  14. 貯蔵水量検知工程を包含し、
    前記貯蔵水量検知工程は、前記貯蔵部に貯蔵されている水量を検知する、
    請求項11〜13のいずれかに記載の捕集方法。
  15. 前記貯蔵水量検知工程が前記貯蔵部に貯蔵されている水量が所定量よりも少ないことを検知した場合には、前記水生成工程は、前記貯蔵部に貯蔵される水量が前記所定量以上となるまで、前記水の生成を行う、
    請求項14に記載の捕集方法。
  16. 報知工程を包含し、
    前記報知工程は、前記貯蔵水量検知工程の出力に基づいて、前記貯蔵部に貯蔵されている水量が不足していること報知する、
    請求項14または15に記載の捕集方法。
  17. 前記貯蔵部には、外部から水を注入するための水注入部が設けられている、
    請求項11〜16のいずれかに記載の捕集方法。
  18. 前記被検物質は、ウイルス、または、ウイルス構成成分である、
    請求項11〜17のいずれかに記載の捕集方法。
  19. 請求項11〜18のいずれかに記載の捕集方法と、
    被検物質検出工程と、
    を包含し、
    前記捕集工程は、前記水に前記被検物質を捕集することで、液体サンプルを生成し、
    前記被検物質検出工程は、前記液体サンプル中の前記被検物質を検出する、
    検出方法。
  20. 請求項19に記載の検出方法と、
    前記検出方法の検出結果に応じて、対象空間から前記被検物質を除去する清浄工程と、
    を包含する、
    清浄方法。
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