JP2015205537A - サスペンションフレームの構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両前方側に車両幅方向へ延在するクロスメンバ3が配置されているサスペンションフレーム2の構造であって、クロスメンバ3は前側パネル31と後側パネル32とを接合した中空構造体に構成され、クロスメンバ3の車両幅方向の左右両端には、車両上方へ向かって延びる柱状の連結部33が形成されているとともに、連結部33の先端上部には、前部車体取付部5が形成されており、連結部33の先端側方には、車両幅方向へ向いた略垂直な開口部34が形成され、クロスメンバ3の車両幅方向の左右両端には、車両上方に平面部を有するL字型ブラケット35が開口部34を塞ぐように固定されている。
【選択図】図2
Description
また、図10及び図11に示すような他のサスペンションフレーム61の構造が提案されている。このサスペンションフレーム61の構造では、該サスペンションフレーム61を構成するクロスメンバ62の車両幅方向の左右両端に車両上方へ向かって延在すべく配置される柱型の車体取付部63が設けられている。この車体取付部63は、2枚のブラケットの周辺部を重ねて合わせて接合した中空構造体として構成されており、ロアアーム取付部64の後壁面側に配置されている。このサスペンションフレーム61の構造では、ロアアーム取付部64を形成するブラケットの片面が中空閉断面の車体取付部63を兼ねているため、ロアアーム65を強固に締結できるという利点がある。
また、上述した他の従来のサスペンションフレーム61の構造において、車体取付面の円筒型カラー63a及び柱型構造体の車体取付部63の間と、クロスメンバ62及び柱型構造体の車体取付部63の間が溶接によって接合され、クロスメンバ62から車体取付部63への形状も急激に変化しているので、上記従来技術と同様、外部荷重などが加わった場合に、これらクロスメンバ62及び車体取付部63の間が応力集中を起こしやすいという問題があった。それに加えて、柱型構造体の車体取付部63は、ロアアーム取付部64の後壁面までオフセットして配置されているので、車両前後方向のスペースが広く取られることになり、周辺部品とのレイアウトの自由度に制限が生じるという問題があった。
また、本発明のサスペンションフレームの構造では、車体取付部及び柱状の連結部の直下にロアアーム取付部が位置しているので、これら車体取付部、連結部及びロアアーム取付部の車両前後方向のスペースが最小限となる。このため、車体取付部、連結部及びロアアーム取付部の車両前後には、ドライブシャフトとステアリングギヤが配置されていても、ドライブシャフトやタイロッドの揺動エリアを広く確保することができ、周辺部品とのレイアウトの自由度を増大させることができる。
図1〜図7は本発明の実施形態に係るサスペンションフレームの構造を示すものである。なお、図1〜図3において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印O方向は車両外側を示している。
連結部33の先端上部には、前側パネル31によって略水平面状の前部車体取付部5が形成されており、前部車体取付部5には、図示しない車体側へ締結ボルト9の軸部を挿入する車体取付孔5aが設けられている。また、前側パネル31の左右両側の下部には、前部アーム取付部6を構成するアーム取付孔6aが設けられている。これにより、左右の前部車体取付部5及び前部アーム取付部6は、溶接を介さずに1つの部品の前側パネル31内に存在し、車輪を懸架するロアアーム1が溶接によることなく車体に連結されることになる。一般的に、溶接部は疲労強度が低下すること、腐食による溶接剥がれ、破断の可能性があることから、本実施形態のクロスメンバ3においては、溶接を介さずにロアアーム1を車体に連結することにより、このような懸念が取り除かれている。
上部ブラケット片35Aの平面部には、締結ボルト9の軸部を挿入するボルト孔35aが設けられており、前部車体取付部5及び上部ブラケット片35Aが締結ボルト9で車体に共締めされるようになっている。また、側部ブラケット片35Bの連結部33との溶接接合部Wは、接合強度を高めるため、開口部34の周囲を囲むように設けられている。
さらに、本実施形態のサスペンションフレーム2の構造では、前部車体取付部5及び柱状の連結部33の直下にロアアーム1の前部アーム取付部6が位置し、車両側方から見たときに、前部車体取付部5、柱状の連結部33及び前部アーム取付部6(サスペンションアームブラケット11を含む)の3部位が、車両上下方向でほぼ一直線に並んでレイアウトされているので、これら前部車体取付部5、連結部33及び前部アーム取付部6の車両前後方向のスペースを最小限に設定することが可能となり、ドライブシャフトやタイロッドの揺動エリアを広く確保した状態で、ドライブシャフト、ステアリングギヤを配置することができ、周辺部品とのレイアウトの自由度を増大させることができる。
例えば、既述の実施の形態では、クロスメンバ3の前側パネル31をL字型ブラケット35の車両上方に位置する上部ブラケット片35Aまで延長しているが、適用車種などに対応して、後側パネル32のみ、あるいは前側パネル31及び後側パネル32をL字型ブラケット35の車両上方に位置する上部ブラケット片35Aまで延長しても良い。
2 サスペンションフレーム
3 クロスメンバ
4 サスペンションフレームパイプ
5 前部車体取付部
5a 車体取付孔
6 前部アーム取付部
6a アーム取付孔
7 後部車体取付部
8 後部アーム取付部
9 締結ボルト
10 溶接ナット
11 サスペンションアームブラケット
31 前側パネル
32 後側パネル
33 連結部
34 開口部
35 L字型ブラケット
35A 上部ブラケット片
35a ボルト孔
35B 側部ブラケット片
W 溶接接合部
Claims (3)
- 車両前方側に車両幅方向へ延在するクロスメンバが配置されているサスペンションフレームの構造であって、前記クロスメンバは前側パネルと後側パネルとを接合した中空構造体に構成され、前記クロスメンバの車両幅方向の左右両端には、車両上方へ向かって延びる柱状の連結部が形成されているとともに、前記連結部の先端上部には、車体取付部が形成されているサスペンションフレームの構造において、
前記連結部の先端側方には、車両幅方向へ向いた略垂直な開口部が形成され、
前記クロスメンバの車両幅方向の左右両端には、車両上方に平面部を有するL字型ブラケットが前記開口部を塞ぐように固定されていることを特徴とするサスペンションフレームの構造。 - 前記中空構造体のクロスメンバを構成する前記前側パネル及び前記後側パネルの少なくとも一方は、前記L字型ブラケットの車両上方まで延長され、前記車体取付部として形成されており、前記L字型ブラケットと車体とによって前記延長されたパネル部分を挟み込んだ状態で、前記クロスメンバが車体に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のサスペンションフレームの構造。
- 前記中空構造体のクロスメンバを構成する前記前側パネルは、前記L字型ブラケットの車両上方まで延長されており、前記前側パネルによって前記L字型ブラケットのクロスメンバ接続面の高さの上側から半分以上を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のサスペンションフレームの構造。
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2014
- 2014-04-17 JP JP2014085544A patent/JP6410012B2/ja active Active
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