JP2015205049A - 医療台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検診台1(医療台)の昇降駆動部6は、ベース部材61に対して載置部3を昇降方向に案内するガイド機構7と、載置部3を昇降移動させるためのアクチュエータ8とを備え、ガイド機構7は、連結部材62を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構71と、載置部3を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構72とを有し、第2平行リンク機構72を構成する一対の第2アーム部材74a,74bのうち、ガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材74bが、連結部材62との接続位置よりも延出して設けられており、第2アーム部材74bの延出部に、ベース部材61に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材75が垂直回動自在に軸支されることにより、第2アーム部材74bの延出部とベース部材61との間が接続されている。
【選択図】 図4
Description
一方、特許文献2の平行リンク機構では、一つの油圧シリンダによる駆動で、載置部の位置を前後方向に変化させずに載置部の高さを調整することが可能となっている。しかし、特許文献2の平行リンク機構においては多くのリンク杆を用いており、さらに各リンク杆の接続関係が複雑なものとなっている。
また、一対の第2アーム部材のうち、ガイド機構を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材を長尺に形成しているので、この外側の第2アーム部材の延出部が連結部材や第1アーム部材と干渉することを回避でき、内側の第2アーム部材を延出させた場合よりも第2アーム部材を複雑な形状に形成することなく簡単に近似直線運動機構を構成することができる。
一対の第1アーム部材と一対の第2アーム部材のうち、外側に配置される第1アーム部材と第2アーム部材とを、それぞれ別個の支軸により連結部材に接続することで、それぞれのアーム部材を共通の支軸で連結部材に接続する場合と比べて、ガイド機構を折り畳んだときの高さを小さくすることができる。したがって、載置部の最下降位置をより低くすることができ、どのような患者でも載置部への乗り降りを容易に行えるようにすることができる。
図1から図3に示すように、検診台1は、床上に設置される基台2の上に、患者を乗せる載置部3が備えられるとともに、載置部3の姿勢や高さを調整する作動部4が備えられている。
載置部3は、患者の背部を支持する背板31と、患者の臀部を支持する腰板32と、患者の左右両側の脚部をそれぞれ支持する左右一対の支脚器33とを有し、患者の姿勢を種々変更して支持できるようになっている。また、作動部4は、これら背板31、腰板32、支脚器33の角度や位置を変更することにより患者の姿勢を変化させる姿勢調整部5と、載置部3の高さを調整する昇降駆動部6とを有し、患者の姿勢を保持した状態で載置部3を昇降移動させることができるようになっている。
なお、本実施形態においては、背板駆動アクチュエータ15及び腰板駆動アクチュエータ16は、電動のアクチュエータにより構成される。
昇降駆動部6は、図4に示すように、基台2に固定されたベース部材61に対して載置部3を昇降方向に案内するガイド機構7と、載置部3を昇降移動させるためのアクチュエータ8とを備える。また、ガイド機構7は、ベース部材61に対して連結部材62を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構71と、その連結部材62に対して載置部3を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構72とを有する構成とされる。
なお、載置部3と第2平行リンク機構72とは、ブラケット63を介して接続されており、ブラケット63と載置部3とは、ボルト等で締結されることにより、一体に設けられる。
ベース部材61は、図5に示すように、左右一対の側壁部60L,60Rを前後のリブ部60F,60Bで接続した矩形の枠形状に設けられている。そして、側壁部60L,60Rのそれぞれに、一対の第1アーム部材73a,73bが支軸21,22により垂直回動自在に軸支されている。また、各一対の第1アーム部材73a,73bが、支軸23,24により連結部材62に垂直回動自在に軸支されることにより、左右対称に一対の第1平行リンク機構71が構成されている。
一対の第1アーム部材73a,73bのうち、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72からなるガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに内側に配置される一方の第1アーム部材73aの一端部がベース部材61の側壁部60Lの一端部に支軸21によって垂直回動可能に軸支され、その第1アーム部材73aの他端部が連結部材62に支軸23によって垂直回動可能に軸支されている。また、外側に配置される他方の第1アーム部材73bの一端部が、内側の第1アーム部材73aと所定の間隔をあけてベース部材61の側壁部60Lに支軸22によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第1アーム部材73bの他端部が連結部材62に支軸24によって垂直回動可能に軸支されている。
そして、これらの第2アーム部材74a,74bが、支軸23,25により連結部材62と垂直回動自在に軸支されるとともに、支軸26,27によりブラケット63と垂直回動自在に軸支されることにより、第2平行リンク機構72が構成されている。
一対の第2アーム部材74a,74bのうち、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72からなるガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに内側に配置される一方の第2アーム部材74aの一端部が連結部材62に支軸23によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第2アーム部材74aの他端部がブラケット63に支軸26によって垂直回動可能に軸支されている。また、外側に配置される他方の第2アーム部材74bが、内側の第2アーム部材74aと所定の間隔をあけて連結部材62に支軸25によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第2アーム部材74bの他端部がブラケット63に支軸27によって垂直回動可能に軸支されている。
このように、ガイド機構7には、第1平行リンク機構71と、外側の第2アーム部材74bと、第3アーム部材75とにより近似直進運動機構が構成され、載置部3をほぼ垂直移動可能に支持できるようになっている。したがって、載置部3の位置を前後方向に変化させることなく、載置部3の姿勢を水平に保持した状態として、載置部3の昇降移動を安定した状態で円滑に案内することができる。
この検診台1においては、図6〜図8に示すように、アクチュエータ8を伸縮駆動することにより、載置部3の高さを最降下位置(図6及び図2)と最上昇位置(図8及び図3)との間で昇降移動して調整することができる。
図2に示すように、載置部3が最降下位置とされる状態において、患者が載置部3の腰板32の上に深く座る。また、患者は、左右の脚部をそれぞれ一対の支脚器33の上に載置する。
また、第2平行リンク機構72を構成する外側の第2アーム部材74bと、第1平行リンク機構71と、第3アーム部材75とにより近似直進運動機構を構成することにより、載置部3(ブラケット63)をほぼ垂直移動可能に支持するとともに、第1平行リンク機構71と第2平行リンク機構72とにより載置部3をベース部材61に対して平行移動することを可能としている。これにより、載置部3の位置を前後方向に変化させることなく、載置部3の姿勢を水平に保持した状態として、載置部3の昇降移動を安定した状態で円滑に案内することができる。
例えば、上述の実施例においては、本発明を検診台1に適用したが、本発明は分娩台などの他の医療台にも適用することができる。
2 基台
3 載置部
4 作動部
5 姿勢調整部
6 昇降駆動部
7 ガイド機構
8 アクチュエータ
11 背板フレーム
12 腰板フレーム
13 支軸
15 背板駆動アクチュエータ
16 腰板駆動アクチュエータ
21〜29 支軸
31 背板
32 腰板
33 支脚器
60L,60R 側壁部
60F,60B リブ部
61 ベース部材
62 連結部材
63 ブラケット
71 第1平行リンク機構
72 第2平行リンク機構
73a,73b 第1アーム部材
74a,74b 第2アーム部材
75 第3アーム部材
Claims (2)
- 患者を乗せる載置部の高さを調整可能な昇降駆動部を備える医療台であって、
前記昇降駆動部は、ベース部材に対して前記載置部を昇降方向に案内するガイド機構と、前記載置部を昇降移動させるためのアクチュエータとを備え、
前記ガイド機構は、前記ベース部材に対して連結部材を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構と、前記連結部材に対して前記載置部を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構とを有し、
前記第1平行リンク機構は、前記ベース部材と、前記連結部材と、前記ベース部材と前記連結部材との間を接続して前記ベース部材及び前記連結部材に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第1アーム部材とにより構成され、
前記第2平行リンク機構は、前記連結部材と、前記載置部と、前記連結部材と前記載置部との間を接続して前記連結部材及び前記載置部に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第2アーム部材とにより構成され、
前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材が、前記連結部材との接続位置よりも延出して設けられており、該第2アーム部材の延出部に、前記ベース部材に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材が垂直回動自在に軸支されることにより、前記第2アーム部材の延出部と前記ベース部材との間が接続されていることを特徴とする医療台。 - 前記一対の第1アーム部材と前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときにそれぞれ外側に配置される前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが、それぞれ別個の支軸において前記連結部材に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の医療台。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014087546A JP2015205049A (ja) | 2014-04-21 | 2014-04-21 | 医療台 |
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Family Applications (1)
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JP2014087546A Pending JP2015205049A (ja) | 2014-04-21 | 2014-04-21 | 医療台 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020524015A (ja) * | 2017-05-31 | 2020-08-13 | ミズホ・オーソペディック・システムズ・インク | 医療処置の前、最中、または後に患者を支援および/または位置決めするためのシステム、装置、および方法 |
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2014
- 2014-04-21 JP JP2014087546A patent/JP2015205049A/ja active Pending
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US11896533B2 (en) | 2017-05-31 | 2024-02-13 | Mizuho Osi | System, apparatus and method for supporting and/or positioning a patient before, during, or after a medical procedure |
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