JP2015205049A - 医療台 - Google Patents

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松原 一雄
Kazuo Matsubara
一雄 松原
松原 照巳
Terumi Matsubara
照巳 松原
友 兒玉
Yu Kodama
友 兒玉
川上 秀生
Hideo Kawakami
秀生 川上
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Abstract

【課題】簡単かつ小型化された構成で載置部を安定した状態で昇降移動させる。
【解決手段】検診台1(医療台)の昇降駆動部6は、ベース部材61に対して載置部3を昇降方向に案内するガイド機構7と、載置部3を昇降移動させるためのアクチュエータ8とを備え、ガイド機構7は、連結部材62を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構71と、載置部3を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構72とを有し、第2平行リンク機構72を構成する一対の第2アーム部材74a,74bのうち、ガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材74bが、連結部材62との接続位置よりも延出して設けられており、第2アーム部材74bの延出部に、ベース部材61に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材75が垂直回動自在に軸支されることにより、第2アーム部材74bの延出部とベース部材61との間が接続されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、産科・婦人科における医療行為に用いられる検診台、分娩台などの医療台に関するものである。
産科・婦人科において、分娩、診察、治療等の際に患者の体を支える医療台が用いられている。そして、このような医療台には患者を乗せる載置部を昇降する昇降駆動部が設けられており、載置部を下降させて患者の乗り降りを容易に行わせることができるとともに、診察等の際には医師の見やすい位置まで載置部を上昇させることができるようになっている。また、昇降駆動部には、載置部の姿勢を保持しながら安定した状態で昇降を行うために、以前から平行リンク機構が多く用いられており、種々の構成を有する平行リンク機構が提案されている。
例えば、特許文献1には、載置部を後方下方の下降位置から前方上方の上昇位置までほぼ斜めの円弧状の軌跡で上昇させる四節リンク構造の第1平行リンク機構と、その上昇位置の載置部を前後方向に殆ど変化させずに高さ調整する四節リンク構造の第2平行リンク機構とを備え、これらの平行リンク機構を二つ組み合わせた昇降機構が開示されている。
また、特許文献2開示されている昇降機構においては、基台に一端が軸支された第1リンク杆と検診台(載置部)に一端が軸支された第5リンク杆とが略平行に配されるとともに、基台の第1リンク杆から所定距離隔てた位置に一端が軸支された第2リンク杆と検診台の第5リンク杆と所定距離隔てた位置に一端が軸支された第4リンク杆とが略平行に配され、さらに第2リンク杆との他端と第4リンク杆の他端とがそれぞれ第3リンク杆の両端に枢着され、第1リンク杆と第5リンク杆とが第3リンクに枢着されるとともに第6リンク杆に枢着され、これら第3リンク杆と第6リンク杆とが略平行に配されることにより、第3リンク杆の中央点を中心として点対称に動作する平行リンク機構が構成されている。
特開平2‐19344号公報 特開平3‐69540号公報
しかし、特許文献1の昇降機構は、第1平行リンク機構と第2平行リンク機構とを別々の油圧シリンダで駆動するため、それぞれの平行リンク機構どうしの連携をとる必要があり、構造が複雑なものとなっている。また、この昇降機構においては、昇降動作が斜めの円弧状の軌跡で行われることから、医療台の設置スペースを広く確保する必要があり、医療台の設置場所が限定される。
一方、特許文献2の平行リンク機構では、一つの油圧シリンダによる駆動で、載置部の位置を前後方向に変化させずに載置部の高さを調整することが可能となっている。しかし、特許文献2の平行リンク機構においては多くのリンク杆を用いており、さらに各リンク杆の接続関係が複雑なものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単かつ小型化された構成で、載置部を安定した状態で昇降移動させることができる医療台を提供することを目的とする。
本発明は、患者を乗せる載置部の高さを調整可能な昇降駆動部を備える医療台であって、前記昇降駆動部は、ベース部材に対して前記載置部を昇降方向に案内するガイド機構と、前記載置部を昇降移動させるためのアクチュエータとを備え、前記ガイド機構は、前記ベース部材に対して連結部材を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構と、前記連結部材に対して前記載置部を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構とを有し、前記第1平行リンク機構は、前記ベース部材と、前記連結部材と、前記ベース部材と前記連結部材との間を接続して前記ベース部材及び前記連結部材に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第1アーム部材とにより構成され、前記第2平行リンク機構は、前記連結部材と、前記載置部と、前記連結部材と前記載置部との間を接続して前記連結部材及び前記載置部に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第2アーム部材とにより構成され、前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材が、前記連結部材との接続位置よりも延出して設けられており、該第2アーム部材の延出部に、前記ベース部材に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材が垂直回動自在に軸支されることにより、前記第2アーム部材の延出部と前記ベース部材との間が接続されていることを特徴とする。
第1平行リンク機構と第2平行リンク機構との二つの平行リンク機構を組み合わせてガイド機構を構成することにより、アーム部材等の個々の部品を小さく形成することができ、全体を小型化しながらも載置部の昇降方向への移動距離を十分に確保することができる。また、これら第1平行リンク機構と第2平行リンク機構とにより載置部をベース部材に対して平行移動することができるとともに、第2平行リンク機構を構成する第2アーム部材を連結部材との接続位置よりも延出させて長尺に設け、その第2アーム部材の延出部に、ベース部材に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材を垂直回動自在に軸支することで、第1平行リンク機構と、外側の第2アーム部材と、第3アーム部材とにより近似直進運動機構を構成して、載置部をほぼ垂直移動可能に支持することができる。これにより、載置部の位置を前後方向に変化させることなく、載置部の姿勢を水平に保持した状態として、載置部の昇降移動を安定した状態で円滑に案内することができる。
また、一対の第2アーム部材のうち、ガイド機構を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材を長尺に形成しているので、この外側の第2アーム部材の延出部が連結部材や第1アーム部材と干渉することを回避でき、内側の第2アーム部材を延出させた場合よりも第2アーム部材を複雑な形状に形成することなく簡単に近似直線運動機構を構成することができる。
本発明の医療台において、前記一対の第1アーム部材と前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときにそれぞれ外側に配置される前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが、それぞれ別個の支軸により前記連結部材に接続されているとよい。
一対の第1アーム部材と一対の第2アーム部材のうち、外側に配置される第1アーム部材と第2アーム部材とを、それぞれ別個の支軸により連結部材に接続することで、それぞれのアーム部材を共通の支軸で連結部材に接続する場合と比べて、ガイド機構を折り畳んだときの高さを小さくすることができる。したがって、載置部の最下降位置をより低くすることができ、どのような患者でも載置部への乗り降りを容易に行えるようにすることができる。
本発明によれば、簡単かつ小型化された構成のガイド機構を構成することができ、載置部を安定した状態で昇降移動させることができる。
本発明を検診台に適用した一実施形態における検診台の斜視図であり、載置部を最下降位置に調整した状態を示す。 図1に示す検診台の左側面図であり、図1と同様に載置部を最下降位置に調整した状態を示す。 図1に示す検診台の左側面図であり、載置部を最上昇位置に調整した状態を示す。 図1に示す検診台の昇降駆動部の左側面図である。 図4に示す昇降駆動部の斜視図である。 図1に示す検診台の左側面図であって、昇降駆動部を明示するためにその他の部分を省略したものであり、載置部を最下降位置に調整した状態を示す。 図1に示す検診台の左側面図であって、昇降駆動部を明示するためにその他の部分を省略したものであり、載置部を最下降位置と最上昇位置との中間位置に調整した状態を示す。 図1に示す検診台の左側面図であって、昇降駆動部を明示するためにその他の部分を省略したものであり、載置部を最上昇位置に調整した状態を示す。
本発明の医療台を婦人科用、産科用などの検診台(以下、単に「検診台」という。)に適用した実施例を、図面を参照しながら説明する。
「検診台の全体構成」
図1から図3に示すように、検診台1は、床上に設置される基台2の上に、患者を乗せる載置部3が備えられるとともに、載置部3の姿勢や高さを調整する作動部4が備えられている。
載置部3は、患者の背部を支持する背板31と、患者の臀部を支持する腰板32と、患者の左右両側の脚部をそれぞれ支持する左右一対の支脚器33とを有し、患者の姿勢を種々変更して支持できるようになっている。また、作動部4は、これら背板31、腰板32、支脚器33の角度や位置を変更することにより患者の姿勢を変化させる姿勢調整部5と、載置部3の高さを調整する昇降駆動部6とを有し、患者の姿勢を保持した状態で載置部3を昇降移動させることができるようになっている。
なお、姿勢調整部5の一部には、図6から図8に示すように、背板フレーム11が支軸13回りに垂直回動可能に支持されるとともに、腰板フレーム12が支軸13回りに垂直回動可能に支持されている。そして、背板フレーム11の表面に患者の背部を支持する背板31が取り付けられ、腰板フレーム12に患者の臀部を支持する腰板32が取り付けられている。
また、姿勢調整部5には、背板フレーム11を支軸13回りに垂直回動させるための背板駆動アクチュエータ15と、腰板フレーム12を支軸13回りに垂直回動させるための腰板駆動アクチュエータ16とが設けられている。背板フレーム11は、背板駆動アクチュエータ15を作動することにより支軸13回りに揺動して、背板31を垂直回動することができる。また、腰板フレーム12は、腰板駆動アクチュエータ16を作動することにより支軸13回りに揺動して、腰板32を垂直回動することができるようになっており、これら背板31及び腰板32の回動により患者が円滑に姿勢変化できるようになっている。
なお、本実施形態においては、背板駆動アクチュエータ15及び腰板駆動アクチュエータ16は、電動のアクチュエータにより構成される。
「昇降駆動部の構成」
昇降駆動部6は、図4に示すように、基台2に固定されたベース部材61に対して載置部3を昇降方向に案内するガイド機構7と、載置部3を昇降移動させるためのアクチュエータ8とを備える。また、ガイド機構7は、ベース部材61に対して連結部材62を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構71と、その連結部材62に対して載置部3を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構72とを有する構成とされる。
なお、載置部3と第2平行リンク機構72とは、ブラケット63を介して接続されており、ブラケット63と載置部3とは、ボルト等で締結されることにより、一体に設けられる。
第1平行リンク機構71は、ベース部材61と、連結部材62と、ベース部材61と連結部材62との間を接続して互いに平行に設けられる一対の第1アーム部材73a,73bとにより構成される。
ベース部材61は、図5に示すように、左右一対の側壁部60L,60Rを前後のリブ部60F,60Bで接続した矩形の枠形状に設けられている。そして、側壁部60L,60Rのそれぞれに、一対の第1アーム部材73a,73bが支軸21,22により垂直回動自在に軸支されている。また、各一対の第1アーム部材73a,73bが、支軸23,24により連結部材62に垂直回動自在に軸支されることにより、左右対称に一対の第1平行リンク機構71が構成されている。
この第1平行リンク機構71の構成及び動作について、図4に示すガイド機構7の左側面図を用いて詳しく説明する。
一対の第1アーム部材73a,73bのうち、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72からなるガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに内側に配置される一方の第1アーム部材73aの一端部がベース部材61の側壁部60Lの一端部に支軸21によって垂直回動可能に軸支され、その第1アーム部材73aの他端部が連結部材62に支軸23によって垂直回動可能に軸支されている。また、外側に配置される他方の第1アーム部材73bの一端部が、内側の第1アーム部材73aと所定の間隔をあけてベース部材61の側壁部60Lに支軸22によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第1アーム部材73bの他端部が連結部材62に支軸24によって垂直回動可能に軸支されている。
このように、第1平行リンク機構71においては、ベース部材61、連結部材62、一対の第1アーム部材73a,73bにより、図4に破線で示す平行四辺形の四節リンク機構を構成しており、基台2に固定されたベース部材61に対して連結部材62を平行移動可能に支持している。
また、第2平行リンク機構72は、図4及び図5に示すように、連結部材62と、載置部3と一体に設けられるブラケット63と、連結部材62とブラケット63との間を接続して互いに平行に設けられる一対の第2アーム部材74a,74bとにより構成され、第1平行リンク機構71と同様に、左右対称に設けられている。
そして、これらの第2アーム部材74a,74bが、支軸23,25により連結部材62と垂直回動自在に軸支されるとともに、支軸26,27によりブラケット63と垂直回動自在に軸支されることにより、第2平行リンク機構72が構成されている。
この第2平行リンク機構72の構成及び動作について、図4に示すガイド機構7の左側面図を用いて詳しく説明する。
一対の第2アーム部材74a,74bのうち、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72からなるガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに内側に配置される一方の第2アーム部材74aの一端部が連結部材62に支軸23によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第2アーム部材74aの他端部がブラケット63に支軸26によって垂直回動可能に軸支されている。また、外側に配置される他方の第2アーム部材74bが、内側の第2アーム部材74aと所定の間隔をあけて連結部材62に支軸25によって垂直回動可能に軸支されるとともに、その第2アーム部材74bの他端部がブラケット63に支軸27によって垂直回動可能に軸支されている。
このように、第2平行リンク機構72においては、連結部材62、載置部3のブラケット63、一対の第2アーム部材74a,74bにより、図4に破線で示す平行四辺形の四節リンク機構を構成しており、連結部材62に対して載置部3のブラケット63が平行移動可能に支持される。そして、連結部材62は、固定されたベース部材61に対して平行移動可能に支持されていることから、載置部3が、ベース部材61に対して平行移動可能に支持されるようになっている。
また、このように構成されるガイド機構7において、第1平行リンク機構71を構成する一対の第1アーム部材73a,73bと、第2平行リンク機構72を構成する一対の第2アーム部材74a,74bのうち、外側に配置される第1アーム部材73bと第2アーム部材74bとが、それぞれ別個の支軸24,25により連結部材62に接続されており、各支軸23,24,25の高さ位置が重ならないように配置されている。これにより、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72からなるガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに、内側の第1アーム部材73a及び第2アーム部材74aを軸支する支軸23と、外側の第1アーム部材73b及び第2アーム部材74bとが干渉して回動が制限されることを回避できる。したがって、外側の第1アーム部材73bと第2アーム部材74bとを共通の支軸で連結部材62に接続する場合と比べて、ガイド機構7を折り畳んだときの高さを小さくすることができる。
また、一対の第2アーム部材74a,74bのうち、外側に配置される第2アーム部材74bは、連結部材62との接続位置(支軸25による軸支の位置)よりも延出して、内側の第2アーム部材74aよりも長尺に設けられている。そして、この第2アーム部材74bの延出部の先端に、ベース部材61の側壁部60Lに支軸28により垂直回動自在に軸支された第3アーム部材75が、支軸29により垂直回動自在に軸支されることにより、第2アーム部材74bとベース部材61との間が接続されている。
このように、ガイド機構7には、第1平行リンク機構71と、外側の第2アーム部材74bと、第3アーム部材75とにより近似直進運動機構が構成され、載置部3をほぼ垂直移動可能に支持できるようになっている。したがって、載置部3の位置を前後方向に変化させることなく、載置部3の姿勢を水平に保持した状態として、載置部3の昇降移動を安定した状態で円滑に案内することができる。
アクチュエータ8は、本実施形態においては電動のアクチュエータにより構成され、外側に配置される第2アーム部材74bを、連結部材62と接続される支軸25回りに垂直回動可能にして設けられている。具体的には、図4及び図5に示すように、アクチュエータ8の一端部が支軸81によりベース部材61に垂直回動可能に軸支されるとともに、他端部が支軸82により外側の第2アーム部材74bに垂直回動可能に軸支されており、アクチュエータ8が伸縮駆動することにより第2アーム部材74bを垂直回動させることができる。なお、左右に配置される2つの第2アーム部材74bどうしはリブ部材により連結された状態とされており、一つのアクチュエータ8により左右の第2アーム部材74bを一体に動作させることができる。そして、この第2アーム部材74bと連動してガイド機構7全体が動作することにより、載置部3を昇降方向に案内させながら上下移動させることができるようになっている。
[昇降駆動部の動作]
この検診台1においては、図6〜図8に示すように、アクチュエータ8を伸縮駆動することにより、載置部3の高さを最降下位置(図6及び図2)と最上昇位置(図8及び図3)との間で昇降移動して調整することができる。
図2に示すように、載置部3が最降下位置とされる状態において、患者が載置部3の腰板32の上に深く座る。また、患者は、左右の脚部をそれぞれ一対の支脚器33の上に載置する。
次いで、医者又は看護師は、患者の診察を目的として、操作手段を操作することにより昇降駆動部6を駆動して載置部3を昇降移動させ、患者の体型や診察の状況等に合わせて載置部3の高さを微調整する。この際、ガイド機構7により支持された載置部3は、第1平行リンク機構71及び第2平行リンク機構72が平行運動することにより、載置部3の姿勢を保持したまま移動する。また、第1平行リンク機構71と、外側の第2アーム部材74bと、第3アーム部材75とで構成される近似直線運動機構により、載置部3はほぼ垂直移動する。このように、載置部3は、ガイド機構7により案内されることで、載置部3の位置を前後方向に変化させることなく、また載置部3の姿勢を水平に保持した安定した状態で、昇降移動される。
このように構成される検診台1においては、第1平行リンク機構71と第2平行リンク機構72との二つの平行リンク機構を組み合わせてガイド機構7を構成しているので、アーム部材等の各部品を小さく形成することができ、ガイド機構7全体を小型化しながらも、載置部3の昇降方向への移動距離を十分に確保することが可能である。
また、第2平行リンク機構72を構成する外側の第2アーム部材74bと、第1平行リンク機構71と、第3アーム部材75とにより近似直進運動機構を構成することにより、載置部3(ブラケット63)をほぼ垂直移動可能に支持するとともに、第1平行リンク機構71と第2平行リンク機構72とにより載置部3をベース部材61に対して平行移動することを可能としている。これにより、載置部3の位置を前後方向に変化させることなく、載置部3の姿勢を水平に保持した状態として、載置部3の昇降移動を安定した状態で円滑に案内することができる。
また、近似直進運動機構を構成する第2アーム部材を、一対の第2アーム部材74a,74bのうち、ガイド機構7を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材74bにより形成しているので、第2アーム部材74bの延出部が連結部材62や第1アーム部材73a,73bと干渉することを回避でき、第2アーム部材74bを複雑な形状とすることなく近似直線運動機構を構成することができる。
さらに、一対の第1アーム部材73a,73bと一対の第2アーム部材74a,74bのうち、外側に配置される第1アーム部材73bと第2アーム部材74bとをそれぞれ別個の支軸24,25で連結部材62に接続することで、それぞれのアーム部材73b,74bを共通の支軸で連結部材62に接続する場合と比べて、ガイド機構7を折り畳んだときの高さを小さくすることができる。したがって、載置部3の最下降位置をより低くすることができ、どのような患者でも載置部3への乗り降りを容易に行えるようにすることができる。
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、上述の実施例においては、本発明を検診台1に適用したが、本発明は分娩台などの他の医療台にも適用することができる。
1 検診台(医療台)
2 基台
3 載置部
4 作動部
5 姿勢調整部
6 昇降駆動部
7 ガイド機構
8 アクチュエータ
11 背板フレーム
12 腰板フレーム
13 支軸
15 背板駆動アクチュエータ
16 腰板駆動アクチュエータ
21〜29 支軸
31 背板
32 腰板
33 支脚器
60L,60R 側壁部
60F,60B リブ部
61 ベース部材
62 連結部材
63 ブラケット
71 第1平行リンク機構
72 第2平行リンク機構
73a,73b 第1アーム部材
74a,74b 第2アーム部材
75 第3アーム部材

Claims (2)

  1. 患者を乗せる載置部の高さを調整可能な昇降駆動部を備える医療台であって、
    前記昇降駆動部は、ベース部材に対して前記載置部を昇降方向に案内するガイド機構と、前記載置部を昇降移動させるためのアクチュエータとを備え、
    前記ガイド機構は、前記ベース部材に対して連結部材を平行移動可能に支持する第1平行リンク機構と、前記連結部材に対して前記載置部を平行移動可能に支持する第2平行リンク機構とを有し、
    前記第1平行リンク機構は、前記ベース部材と、前記連結部材と、前記ベース部材と前記連結部材との間を接続して前記ベース部材及び前記連結部材に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第1アーム部材とにより構成され、
    前記第2平行リンク機構は、前記連結部材と、前記載置部と、前記連結部材と前記載置部との間を接続して前記連結部材及び前記載置部に垂直回動自在に軸支されて互いに平行に設けられる一対の第2アーム部材とにより構成され、
    前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときに外側に配置される第2アーム部材が、前記連結部材との接続位置よりも延出して設けられており、該第2アーム部材の延出部に、前記ベース部材に垂直回動自在に軸支された第3アーム部材が垂直回動自在に軸支されることにより、前記第2アーム部材の延出部と前記ベース部材との間が接続されていることを特徴とする医療台。
  2. 前記一対の第1アーム部材と前記一対の第2アーム部材のうち、前記ガイド機構を折り畳んだ状態としたときにそれぞれ外側に配置される前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが、それぞれ別個の支軸において前記連結部材に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の医療台。
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