JP2015202865A - 破袋装置 - Google Patents

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JP2015202865A JP2014081237A JP2014081237A JP2015202865A JP 2015202865 A JP2015202865 A JP 2015202865A JP 2014081237 A JP2014081237 A JP 2014081237A JP 2014081237 A JP2014081237 A JP 2014081237A JP 2015202865 A JP2015202865 A JP 2015202865A
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Yukinari Abe
行成 阿部
憲一 長津
Kenichi Nagatsu
憲一 長津
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Abstract

【課題】従来の破袋装置では破袋できないような破袋対象物であっても高確率で破袋することができる破袋装置及び破袋方法を提供する。
【解決手段】第1の方向である流れ方向に進行する第1ベルトコンベア21と、第1ベルトコンベア21の上方に設けられ、当該第1ベルトコンベア21に対向して前記第1の方向に進行する部分を有する第2ベルトコンベア22と、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22が対向するベルト対向部分に設けられたカッター25及び26と、第2のベルトコンベア22を揺動可能に保持する揺動保持部とを有するものとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばプラスチック容器包装材やペットボトル、缶・ビンなどの資源ゴミの入った袋を破る破袋装置に関する。プラスチック容器包装材とは、飲食物、洗剤、化粧品などを包装するプラスチックであって、具体的には、肉や魚などのトレー、シャンプーの容器などがある。
従来、プラスチック容器包装材やペットボトル、缶・ビンなどの資源ゴミは、ポリエチレンなどのプラスチック製の袋に入れられて収集されることが多い。これらの資源ゴミは、収集後に工場に集められると、再分別のため、一旦プラスチック袋を破袋して、内容物が出されることになる。
このとき、破袋の対象となる内容物が入ったプラスチック袋などの袋(以下、これを破袋対象物と呼ぶ)を上下2つのベルトコンベアに挟んだ状態で、上下に設置された2枚の丸歯を当てることにより、破袋対象物を破るようになされた破袋装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平08−244741号公報
従来の破袋装置では、破袋対象物のサイズ、内容物の形状、プラスチック袋の中に更にプラスチック袋が入っている等の状況によっては刃物を破袋対象物に上手く当てることができず、破袋することができない場合が生じてしまうという問題があった。破袋できない破袋対象物については、カッターなどを用いて人手によって破袋対象物を破袋していたが、怪我をしたり、手間がかかるといった問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来の破袋装置では破袋できないような破袋対象物であっても高確率で破袋できる破袋装置及び破袋方法を提供することにある。
かかる課題を解決するため、本発明の破袋装置は、第1の方向に進行する第1のベルトコンベアと、前記第1のベルトコンベアの上方に設けられ、当該第1のベルトコンベアに対向して前記第1の方向に進行する部分を有する第2のベルトコンベアと、前記第1及び第2のベルトコンベアが対向するベルト対向部分又は当該ベルト対向部分近傍に設けられたカッターと、前記第2のベルトコンベアを揺動可能に保持する揺動保持部と、を有するようにした。
これにより、本発明の破袋装置は、破袋対象物を適切な荷重をかけて挟んだ状態でカッターを当てることができる。
また、本発明の破袋方法においては、第1の方向に進行する第1のベルトコンベアと、当該第1のベルトコンベアに対向し、当該第1の方向に進行する第2のベルトコンベアによって破袋する対象となる破袋対象物を挟んだ状態で前記破袋対象物を刃物で破る破袋方法において、前記第2のベルトコンベアを揺動可能に支持することにより、前記第2のベルトコンベアの自重によって前記破袋対象物に圧力を加えながら破袋するようにした。
これにより、本発明の破袋方法は、破袋対象物を適切な荷重をかけて挟んだ状態でカッターを当てることができる。
本発明によれば、従来の破袋装置では破袋できないような破袋対象物であっても高確率で破袋することができる破袋装置及び破袋方法を提供することができる。
破袋装置の全体構成を示す側面図である。 破袋装置の上面を示す平面図である。 破袋装置のB−B断面を示す断面図である。 破袋装置のA−A断面を示す断面図である。 破袋装置のC−C断面を示す断面図である。 破袋装置のD−D断面を示す断面図である。 破袋ゾーンの上面を示す上面図である。 破袋ゾーンの構成を示す側面図である。 第2ベルトコンベアの揺動の説明に供する側面図である。 破袋する様子を説明する側面図である。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態>
図1において1は、破袋装置を示しており、投入ゾーンTZと破袋ゾーンBZとを有している。図2は、破袋装置1の上面図、図3はB−B断面図、図4はA−A断面図である。
投入ゾーンTZは、中心に中心ベルトコンベア11を有しており、駆動モータ11aの駆動により、投入ゾーンTZから破袋ゾーンBZへ向かう方向(以下、これを流れ方向と呼ぶ)へ向けてベルト11bの上面が移動するように駆動する。
中心ベルトコンベア11の両脇には、両脇ベルトコンベア12及び13が設けられている。両脇ベルトコンベア12及び13は、中心ベルトコンベア11を谷底とし、中心ベルトコンベア11から離れた側が高くなる谷型を形成するように配置されている。これにより、破袋対象物を中心ベルトコンベア11の真上に誘導することができる。両脇ベルトコンベア12及び13も、その上面が流れ方向に移動するように駆動する。破袋装置1に備えられた各ベルトコンベアの速度は、破袋処理のスピードや破袋対象物に応じて予め設定することもできるし、使用時に調整できるように調整機構を設けることもできる。
なお、両脇ベルトコンベア12及び13は、破袋対象物が中心ベルトコンベア11へ寄るように、破袋対象物に対して摩擦係数の小さく滑りやすいものを使用することが好ましい。例えば、ウレタンやポリウレタンを用いることができる。表面を布目状に加工し、又はつや消し加工を施したものが滑りやすく、好ましい。
投入ゾーンTZに破袋対象物が投入されると、両脇ベルトコンベア12及び13の傾斜によって破袋対象物が中心ベルトコンベア11上に位置した状態で、破袋ゾーンBZとは反対側(以下、これを投入側と呼ぶ)から流れ方向へ向けて、破袋対象物が運搬される。両脇ベルトコンベア12及び13の上面は、互いに60°から120°の範囲の角度を持って配置されることが好ましい。これにより、破袋対象物を投入する開口の大きさを保ちながら、破袋対象物を中心に寄せる効果を十分に得ることができる。なお図示しないが、投入された破袋対象物の落下を防止するため、両脇ベルトコンベア12及び13の上部を囲むように囲いを設けても良い。
中心ベルトコンベア11の下流側端部には破袋ゾーンBZの第1ベルトコンベア21が近接して配置されており(図3及び図4)、中心ベルトコンベア11によって破袋ゾーンBZへ運搬された破袋対象物は第1ベルトコンベア21によってさらに下流に運搬される。
破袋ゾーンBZは、中心ベルトコンベア11の延長線上に上下2つのベルトコンベア、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22が上下方向に対向して併設されている(図3参照)。ベルト21b及び22bは、それぞれ駆動モータ21a及び22aの駆動により、破袋対象物を巻き込むように内向きに作動する。すなわち、ベルト21b及び22bは、ベルト21bは上面が、ベルト22bは下面が流れ方向に移動するように作動する。
第1ベルトコンベア21は、その上面が中心ベルトコンベア11と僅かな隙間を設けて隣接し、さらに中心ベルトコンベア11よりも僅かに下になるように設置されている。このため、中心ベルトコンベア11から運搬された破袋対象物は、スムーズに第1ベルトコンベア21に移動する。なお、本発明において、ベルト11bとベルト21bは一体としても良い。
また、第1ベルトコンベア21と平行で、第1ベルトコンベア21を水平方向の両側から挟むように、2本の補助ベルトコンベア23及び24が設けられており、破袋対象物がスムーズに流れ方向へ移動する。なおベルト21b及び22bとしては、摩擦係数の大きいものが使用されることが好ましい。補助ベルトコンベア23及び24の上面は水平に配置されている。
第2ベルトコンベア22は、第1ベルトコンベア21と対向する部分において、投入側から傾斜した傾斜部22baと、第1ベルトコンベア21と平行な平行部22bbとを有している。
傾斜部22baの傾斜は、第1ベルトコンベア21に対して30°以上60°未満(以下、これを30°〜60°と記載する。以下、同様の意味で〜を使用する)であることが好ましい。これにより、第2ベルトコンベア22は、投入側が上下方向に大きく開口し、流れ方向へ向けて徐々にその空間を小さくしていくことができるため、破袋対象物を引き込みやすくできる。
図3、5、6及び9に示すように、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22の両脇には、刃側を破袋対象物に向け、刃先を下流側に傾けて、ベルト21bの上面及びベルト22bの下面から突出するようにしてカッター25及び26が固定されている。
従って、運搬される破袋対象物は、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22によって挟まれると共に、カッター25及び26によって破袋されることになる。破袋対象物は、コンベアに挟まれることによって、表面に張力がかかり、カッターによって切断しやすくなるとともに、長い範囲でカッターが当たるようになる。また、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22が破袋対象物を挟み、破袋対象物がカッターに当たっても逃げないようになる。これにより、破袋対象物が高確率で破袋されるようになる。
第1ベルトコンベア21の両脇には、破袋対象物の運搬を補助する補助ベルトコンベア23及び24が設けられており、第1ベルトコンベア21と同じ方向に回転している。このため、破袋された破袋対象物の内容物は、第1ベルトコンベア21及び補助ベルトコンベア23及び24によって流れ方向の終端まで運搬される。
ここで、破袋対象物は、プラスチック袋の中に肉や魚などのトレー、シャンプーの容器などのプラスチック包装材やペットボトル、ビン、缶、紙類など、様々なものが入っていることが想定されていると共に、その内容量も千差万別である。
例えば、第1ベルトコンベア21の上面と第2ベルトコンベア22の下面との間の間隙(以下、これをコンベア間ギャップと呼ぶ)を固定し、コンベア間ギャップを小さく設定すると、金属などの硬いものが入っている場合には、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22並びにカッター25、26が破損してしまったり、カッター25、26に引っ掛かって装置内に停滞してしまう可能性がある。
一方、コンベア間ギャップを大きく設定すると、破袋対象物が小さかったり、内容量が少ないときにカッター25及び26が破袋対象物に的確に接触することができず、破袋ができない場合が生じてしまう。また、カッター25、26の突出長さを長くすることで、カッター25,26が破袋対象物に接触しやすくすることも考えられるが、その場合、カッター25,26が破損する可能性が高くなり、また、破袋対象物の内容物まで切断してしまうため、分別の手間を増やすことになる。
そこで本発明の破袋装置1では、カッター25、26の突出量を少なくし、破袋対象物を押しつぶしながら切断することで、破袋対象物の表面近くを確実に切断できるようにするとともに、第2ベルトコンベア22を揺動可能に設置することにより、破袋対象物に応じて第2ベルトコンベア22を移動させるようにした。
図7及び図8に示すように、ベルト22bと駆動モータ22aを含む第2ベルトコンベア22は、基台部34から上方に延びる一対の第2支持部33に対し、略垂直方向に延びる同一長さの4本の揺動部材32及び保持枠体31を介して取り付けられている。基台部34と支持部33は揺動しない固定部であり、一体的に構成された第2ベルトコンベア22と保持枠体31が、揺動部材32によって支持部33にぶら下がるようにして、揺動可能に支持されている。
保持枠体31は、流れ方向と垂直かつ水平な方向に延び、第2ベルトコンベア22を貫通して支持する一対の支持軸31aと、該一対の支持軸31aの両端部にそれぞれ固定され、下方に延びる一対の支持板31bとから構成されている。一対の支持板31bの下部は、同一高さ位置において、それぞれ、2本の揺動部材32の下部と相対回転可能に取り付けられている。また、揺動部材32は、上部を回転可能な状態で支持部33の同一高さ位置に取り付けられる。
これにより、図9に示すように、第2ベルトコンベア22は、平行部22bbが第1ベルトコンベア21の上面と平行になる姿勢を保ちながら、投入側に又は流れ方向に自在に揺動することができる。
従って、破袋対象物が運搬されてコンベア間ギャップに入り込んでくると、第2ベルトコンベア22は、破袋対象物によって流れ方向に移動しながら押し上げられる。例えば破袋対象物がビンのような固いものを挟み込んだ場合、第2ベルトコンベア22が破袋対象物によって大きく押し上げられる。一方、破袋対象物の内容物がプラスチック容器包装材のような柔らかいものであった場合、第2ベルトコンベア22が破袋対象物を押し潰し、又は、内容物が両側に逃げることで、第2ベルトコンベア22は比較的低い位置に留まることになる。第2ベルトコンベア22は、上下方向に移動するだけでなく、流れ方向にも移動することから、固い異物を挟み込んだ際の衝撃を吸収しながら、スムーズに異物を下流に流すことができる。
いずれの場合によっても、破袋対象物には第2ベルトコンベア22の重量だけ荷重が加わることになる。このため、破袋装置1は、破袋対象物に対して常に適切な圧力を加えた状態で、カッター25及び26を通過させ、適切に破袋を行う事が可能になる。
図10は、破袋装置1が破袋対象物を破袋する様子を示している。第1ベルトコンベアと第2ベルトコンベアは、破袋対象物の寸法よりも狭い横幅を有している。これにより、図10に示すように、第2ベルトコンベア22自身の荷重によって破袋対象物(図ではIBで示す)の中央付近に圧力が加えられ、破袋対象物は中央付近が押し潰された状態になる。
これにより、破袋対象物は、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22に対して密着して平らな状態となると共に、押し潰した分だけ袋が張った状態となる。このため、カッター25及び26は、破袋対象物を確実に切ることが可能となる。なお、図10においては、補助ベルトコンベア23及び24を省略しているが、このような構成とすることも可能である。
以上のように、本発明の破袋装置1は、第1の方向である流れ方向に進行する第1ベルトコンベア21と、第1ベルトコンベア21の上方に設けられ、当該第1ベルトコンベア21に対向して前記第1の方向に進行する部分を有する第2ベルトコンベア22と、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22が対向するベルト対向部分に設けられたカッター25及び26と、第2のベルトコンベア22を揺動可能に保持する揺動保持部とを有するようにした。
これにより、破袋装置1は、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22との間に破袋対象物を挟む際、第2ベルトコンベア22を揺動させて当該第2ベルトコンベア22の自重を破袋対象物に加えた状態で、破袋対象物にカッター25及び26を当てることができる。このため、破袋装置1は、個々の破袋対象物の内容物に応じてコンベア間ギャップを変化させることができ、破袋対象物にカッター25及び26を適切に当てて破袋対象物を確実に破袋することができる。
揺動保持部は、第2のベルトコンベア22と結合して、第1のベルトコンベア21を跨ぐように配置された保持枠体31と、保持枠体31を揺動可能に吊り下げる支持部33と、を有する。すなわち、揺動保持部は、第2ベルトコンベア22と結合し、第1の方向と垂直かつ水平な方向である第2の方向に延びる支持軸31aと、支持軸から下方に延びる保持板31bとからなる保持枠体31と、保持枠体31の下部と相対回転可能に結合した揺動部材32と、揺動部材32の上部を回転可能に支持する支持部33とを有する。これにより、破袋装置1は、第2ベルトコンベア22を安定して、平行移動可能に保持することができる。
第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22が対向して配置させているベルト対向部分において、第2ベルトコンベア22は、第1ベルトコンベア21に対して傾斜した傾斜部22baと、第1ベルトコンベアに対して平行な平行部22bbとを有する。
これにより、破袋装置1は、第1ベルトコンベア21と第2ベルトコンベア22との間に破袋対象物をスムーズに挟むように誘導することができる。
傾斜部22baは、第1ベルトコンベア21における第2ベルトコンベア22との対向部分に対して30〜60°傾斜している。これにより、投入側の角や傾斜部22baと平行部22bbの境界に形成される角が破袋対象物に当たってはじいてしまうのを防ぎ、破袋対象物をスムーズに誘導する効果を大きくすることができ、好ましい。
第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22は、平行部22bbにおける破袋対象物がない状態のコンベア間ギャップが、10mm未満である。これにより、破袋装置1は、破袋対象物の内容量が少ない場合であっても、確実に破袋対象物を破袋することができる。
第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22は、想定されている破袋対象物の1/3以下の幅を有する。これにより、破袋装置1は、破袋対象物の一部分を押し潰した状態で破袋することができ、全体を押し潰す場合と比較してコンベア間ギャップ内で形成される破袋対象物と第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22との隙間を減少させることができ、破袋対象物をカッター25及び26に確実に接触させることができ、破袋の成功率を高めることができる。
破袋装置1は、第1及び第2のベルトコンベアの両脇にそれぞれカッター25及び26を設けている。これにより、カッター25及び26が破袋対象物に対して長い範囲で接触することが可能となり、破袋対象物を確実に破袋することができる。また、カッターの数を増やすことができ、破袋の成功率を向上させることができる。
破袋装置1は、第1ベルトコンベア21の両脇に、流れ方向に進行する2本の補助ベルトコンベア23及び24を有する。これにより、破袋装置1は、破袋して散らばった内容物を確実に流れ方向へ運搬することができる。
破袋装置1は、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22の前段に、破袋対象物が投入される投入部としての投入ゾーンTZを有する。これにより、破袋装置1は、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22に直接的に破袋対象物を投入する必要がなく、投入作業の安全性を高めることができる。
破袋装置1における投入ゾーンTZは、上部から見たときに、第1ベルトコンベア21の同一直線上に位置し、流れ方向に進行する中心ベルトコンベア11と、中心ベルトコンベア11の両脇に設けられ、流れ方向に進行する両脇ベルトコンベア12及び13とを有し、両脇ベルトコンベア12及び13は、中心ベルトコンベア11に向けてV字状に傾斜している。
これにより、投入ゾーンTZは、中心ベルトコンベア11を谷の底部にすることができるため、破袋対象物を中心ベルトコンベア11上に誘導することができ、破袋ゾーンBZにおいて破袋対象物の中央付近に圧力をかけることができる。
また、以上のように、本発明の破袋装置1は、流れ方向に進行する第1ベルトコンベア21と、当該第1ベルトコンベア21に対向し、流れ方向に進行する第2ベルトコンベア22によって破袋する対象となる破袋対象物を挟んだ状態で破袋対象物を刃物で破る破袋方法において、第2ベルトコンベア22を揺動させることにより、第2ベルトコンベアの自重によって破袋対象物を挟むようにした。
これにより、破袋装置1は、破袋対象物の大きさに拘わらず、当該破袋対象物に対して常に第2ベルトコンベア22の荷重だけ圧力を加えることができ、安定した破袋が可能となる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、破袋装置1が投入ゾーンTZと破袋ゾーンBZを有するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、投入ゾーンTZは必ずしも必須ではない。また、投入ゾーンTZを構成するベルトコンベアは、3本で構成するものに限らず、2本でV字型に配置しても良いし、1本又は4本以上とすることもできる。
また、上述した実施の形態においては、破袋装置1がカッター25及び26を各2つづつ有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カッターは少なくとも1つ有すればよい。また、カッターは第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22の対向部分又はその近傍に設けられていればよい。例えば、第1ベルトコンベア21のベルトが2本の細いベルトであり、その中央に設けられていてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、第2ベルトコンベア22が揺動部材32を介することにより揺動可能に取り付けられるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成を用いて第2ベルトコンベア22を揺動可能に取り付けることが可能である。
また、上述した実施の形態においては、第2ベルトコンベア22が、第1ベルトコンベア21及び第2ベルトコンベア22の対向部分において、傾斜部22baと平行部22bbを有するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば第2ベルトコンベア22の投入側が曲線を描いていたり、円弧状であったり、全体的に傾斜していても良く、その形状に制限はない。
さらに、上述した実施の形態においては、破袋対象物がないときのコンベア間ギャップが殆どない場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば破袋対象物の最小容量が定まっている場合などには、コンベア間ギャップを10mm以上に設定しても良い。
また、上述した実施の形態においては、両脇ベルトコンベア12及び13が傾斜しているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平坦であっても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、破袋対象物が資源ゴミであるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば袋詰めされた部品など、種々の破袋対象物に対して本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態においては、中心ベルトコンベア11及び第1のベルトコンベア21のベルト11b及び21bの上面が水平に設けられるようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばベルト11b及び21bの上面が流れ方向に向けて全体的に0°〜10°程度下向きに傾斜するようにしても良い。このためには、中心ベルトコンベア11及び第1のベルトコンベア21に傾斜を設けても良く、土台を傾けることによって傾斜させても良い。
さらに上述の実施の形態においては、第1のベルトコンベアとしての第1ベルトコンベア21と、第2のベルトコンベアとしての第2ベルトコンベア22と、カッターとしてのカッター25及び26と、揺動保持部としてのコンベア保持枠体31、揺動部材32及びコンベア支持部33とによって破袋装置としての破袋装置1を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる、第1のベルトコンベアと、第2のベルトコンベアと、カッターと、揺動保持部とによって本発明の破袋装置を構成しても良い。
本発明は、例えば資源ゴミやリサイクル回収品、袋詰めされた部品などの破袋に適用することができる。
1・・・・・・・破袋装置
11・・・・・・中央ベルトコンベア
12、13・・・両脇ベルトコンベア
21・・・・・・第1ベルトコンベア
22・・・・・・第2ベルトコンベア
22ba・・・・傾斜部
22bb・・・・平行部
23、24・・・補助ベルトコンベア
25、26・・・カッター
31・・・・・・コンベア保持枠体
32・・・・・・揺動部材
33・・・・・・コンベア支持部
TZ・・・・・・投入ゾーン
BZ・・・・・・破袋ゾーン

Claims (13)

  1. 第1の方向に進行する第1のベルトコンベアと、
    前記第1のベルトコンベアの上方に設けられ、当該第1のベルトコンベアに対向して前記第1の方向に進行する部分を有する第2のベルトコンベアと、
    前記第1及び第2のベルトコンベアが対向するベルト対向部分又は当該ベルト対向部分近傍に設けられたカッターと、
    前記第2のベルトコンベアを揺動可能に保持する揺動保持部と、を有する破袋装置。
  2. 前記揺動保持部は、
    前記第2のベルトコンベアを支持し、前記第1のベルトコンベアを跨ぐように配置された保持枠体と、
    前記保持枠体を揺動可能に吊り下げる支持部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の破袋装置。
  3. 前記揺動保持部は、
    前記第2のベルトコンベアを支持し、前記第1の方向と垂直かつ水平な方向である第2の方向に延びる支持軸と、前記支持軸から下方に延びる保持板と、を備える保持枠体と、
    前記保持板の下部と相対回転可能に結合した揺動部材と、
    前記揺動部材の上部を回転可能に支持する支持部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の破袋装置。
  4. 前記第2のベルトコンベアは平行移動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の破袋装置。
  5. 前記ベルト対向部分において、
    前記第2のベルトコンベアは、
    前記第1のベルトコンベアに対して傾斜した傾斜部と、
    前記第1のベルトコンベアに対して平行な平行部と、を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の破袋装置。
  6. 前記傾斜部は、前記第1のベルトコンベアに対して30〜60°傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の破袋装置。
  7. 前記第1及び第2のベルトコンベアは、前記平行部における破袋対象物がない状態の第1及び第2のベルトコンベアのギャップが、10mm未満であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の破袋装置。
  8. 前記第1及び第2のベルトコンベアは、想定される前記破袋対象物の1/3以下の幅を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の破袋装置。
  9. 前記カッターは、前記第1及び第2のベルトコンベアの両脇にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の破袋装置。
  10. 前記第1のベルトコンベアの両脇に、前記第1の方向に進行する2本の補助ベルトコンベアを有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の破袋装置。
  11. 投入された破袋対象物を前記第1及び第2のベルトコンベアまで運搬する投入部を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の破袋装置。
  12. 前記投入部は、上部から見たときに、前記第1のベルトコンベアの同一直線上に位置し、前記第1の方向に進行する中心ベルトコンベアと、
    前記中心ベルトコンベアの両脇に設けられ、前記第1の方向に進行する両脇ベルトコンベアとを有し、
    前記両脇ベルトコンベアは、
    前記中心ベルトコンベアに向けてV字状に傾斜していることを特徴とする請求項13に記載の破袋装置。
  13. 第1の方向に進行する第1のベルトコンベアと、当該第1のベルトコンベアに対向し、当該第1の方向に進行する第2のベルトコンベアによって破袋する対象となる破袋対象物を挟んだ状態で前記破袋対象物を刃物で破る破袋方法において、
    前記第2のベルトコンベアを揺動可能に支持することにより、前記第2のベルトコンベアの自重によって前記破袋対象物に圧力を加えながら破袋することを特徴とする破袋方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110844410A (zh) * 2019-12-17 2020-02-28 清华苏州环境创新研究院 一种智能垃圾箱
CN113428456A (zh) * 2021-08-30 2021-09-24 江西仟方智能科技有限公司 一种中药包装物的拆装装置

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CN110844410A (zh) * 2019-12-17 2020-02-28 清华苏州环境创新研究院 一种智能垃圾箱
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