JPH04311439A - 袋切裂き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、アスベスト、セメン
ト、穀物等の産出物を収容している袋を切裂き、空にす
る袋切裂き装置に関する。

【０００２】

【従来の技術および課題】上述したような装置は、英国
特許第０１９８６８５号、第１３１５８５３号、第２０
６０５４５号、第２０９２９８０号、および米国特許第
３８５３２３５号に開示されている。公知のシステムは
、通常１対の円形カット刃、あるいは最初に袋の一端部
を切断し、続いて袋の各横方向の側部に沿って個々に連
続的に切断して行くような鋸が設けられている。そして
、このカッテイング技術は、刃に沿って袋を移動可能に
する特別な搬送手段が必要とされ、通常は、刃を通過さ
せて袋の確実な移動をもたらすように、袋に係合するス
パイクチェーンコンベアが使用されている。

【０００３】この発明は、従来のカッテイング技術を無
くし、袋の切裂きおよび内容物の分離動作を迅速にし、
低コストな装置を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段、作用】本発明の内容物が
満たされた袋を切裂く装置によれば、一体化された引裂
き手段と、この引裂き手段と引裂かれる袋との間で相対
的な移動を果たす移動手段とを備え、前記引裂き手段は
、前記相対的な移動方向と直交する方向に配置されたカ
ット部分を具備した刃を備え、前記カット部分は、相対
的な移動が成されている間に、袋の収容物および袋の両
側部を、袋の前部から後部へ向けて引裂いて行くように
なっている。

【０００５】相対的な移動は、袋を固定して引裂き手段
を移動させることにより行われることができるが、固定
配置された引き裂き手段に対して袋を移動させることが
好ましい。このような袋移動手段は、好適には、コンベ
ア手段（例えば、安価なベルトコンベア、あるいは比較
的高価な伸縮自在なスパイクを有するスパイクコンベア
、あるいは搬送ローラの凸状表面、あるいは直下型のシ
ュート（垂直でも傾いても良い））を備えている。

【０００６】切裂き手段は、回転刃を有する切裂き手段
を使用することができるが、バンド鋸に形成されている
のが好ましい。

【０００７】切裂き手段を越えて、装置には、切裂かれ
た袋の全体あるいは一部の上部を一時的に支持する複数
の棒のような支持手段が取付けられているのが好ましい
。装置の幾つかの実施例においては、袋の下部を下方向
に案内するための袋ガイドを設けることが有用であり、
これによって袋の内容物を十分に排出することが可能に
なる。

【０００８】ベルトコンベアには、袋の下部の下方向へ
の移動を果たすため、ベルトコンベアの送り出し部分に
隣接して複数のディスク（自由に回転可能になっている
かあるいはコンベアとは反対方向に駆動される）が設け
られている。そして、送り出し部分とディスクとの間に
はニップが形成され、このニップに最初に引き裂かれた
袋の下部の一部が捕えられ、それから、袋が完全に空状
態になるまで移動し袋の上部が均等に引き裂かれる。

【０００９】垂直直下方式のシュートにおいては、切裂
き手段を越えて配列された袋案内棒と伸縮自在なスパイ
クを有するローラとの間にニップが形成され、この案内
棒から適切に離間したローラの表面との間に規定された
ニップに、最初に引裂かれた袋の下部の一部が通過し、
それから袋が完全に通過して空状態になるまでスパイク
によって袋の上部は均等に引きずられる。

【００１０】搬送ローラには搬送スクリューが設けられ
ており、搬送ローラとスクリューとの結合によって、搬
送スクリューの上部から横方向へ袋は搬送される。この
実施例では、ニップローラがスクリューに隣接して設け
られており、引裂かれた袋は最初にその下部が引き込ま
れ、続いて上部が引き込まれる。

【００１１】搬送構造の様々な変形が考えられ、引裂か
れた袋を、もし必要であれば、袋が保持される回転可能
なワイヤメッシュ状の空のケージに落とし、残っている
袋の内容物を適当な搬送手段あるいは貯蔵手段に落とす
ようにすることもできる。

【００１２】ベルトコンベアは、ベルトおよび袋の材料
、摩擦係数、切裂き手段に袋を搬送するのに必要とされ
る力に依存して、水平あるいは傾けて配置される。

【００１３】引裂かれた袋の連続的な分離は、別の好ま
しい構成との協働、例えば横断分割棒が設けられること
によって成される。この様な分割棒は、固定位置に設け
られても良いし、あるいは前進可能で伸縮自在であって
も良い。

【００１４】より好ましい切断技術においては、刃が袋
の引裂き終端部に届く直前に停止されることである。こ
れは、様々な手段によって達成することが可能である。 例えば、袋の後端部あるいは前端部を検出するセンサ手
段を設け、このセンサが袋の後端部を検出すると、回転
等の移動妨害手段を駆動させることである。これは、例
えば、刃の前に往復動可能なスプリットバーを設け、袋
のさらなる前進を妨害し、袋の中身を空にするため、あ
るいは完全に空にするため、引裂かれた袋を例えば、英
国特許第０１９８６８５号に述べられているような技術
による搬送手段から引き止める。この効果を達成するた
めの別の方法は、刃の切断動作を止めることであり、通
常用いられている回転刃の代わりに、例えば鋸刃が形成
されていないダイアモンドコートされた刃を用いる。こ
のカッテイングエッジが形成されていない刃が停止する
ことにより、刃自体が移動妨害手段の役目を果たし、そ
の結果、袋の後端部が刃の直前に停止された状態となる
。

【００１５】他の例としては、カッテイング動作を袋の
前端部から後端部に掛けて敢然に果たすように構成して
も良い。その結果、袋の上部は、その下部から完全に分
離された状態となる。

【００１６】

【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。

【００１７】符号１は、紙製の袋あるいは麻布製の袋か
らなる産業標準規格の袋２を切裂くための装置を示して
おり、各袋２は、先端部３、後端部４、側端部５および
後述するように切裂きが行われる上部６、下部７を備え
ている。装置１は、切裂き手段８、およびこの切裂き手
段８と切裂かれる袋２との間の相対的移動を果たすため
の移動手段９を備えている。切裂き手段８は、好ましく
は、袋２の長手軸１２に沿った移動方向に対して直角に
配置されたカット部分１１を具備したエンドレスバンド
１０を有するバンド鋸を備えており、カット部分１１は
、袋の先端部３から袋の内容物および側端部５の両方を
カットしながら袋２の後端部４へ向かって袋２を切裂い
て行く。

【００１８】袋２と切裂き手段８との相対的な移動は、
好ましくは固定して配置された切裂き手段８に対して袋
２を移動させることによって成される。この袋の移動は
、コンベア手段、特に図１および図２に示されているベ
ルトコンベア１３、あるいは図３および図４に示されて
いるような直下式のシュート１４、あるいは図５および
図６に示されているような搬送ローラ／スクリュー１５
によって行われる。

【００１９】図１および図２の実施例においては、ベル
トコンベア１３は、好適な手段−通常は手動あるいは機
械的に操作される−によって、切裂かれる袋２が載置さ
れる上面搬送部１６および前ドラム１７、後ドラム１８
を備えている。

【００２０】図３および図４の実施例においては、直下
式のシュート１４による袋２の移動は、伸縮自在のスパ
イク２０を具備する駆動ローラ１９によって補助される
。

【００２１】図１および図２の実施例において、切裂き
手段８を越えて装置１には、袋２の上部６を一時的に支
持する、複数の平行に配置された横棒２１によって構成
された支持手段が設けられており、図３および図４に示
す実施例においては、複数の平行なガイド棒２２が設け
られている。図１および図２において、駆動あるいは従
動される回転可能なディスク２４と後ドラム１８との間
にはニップ２３が形成されており、図２に示されている
ように、このニップ２３に、袋の下部７を伴って切裂か
れた袋が次第に引き込まれる。図３および図４に示され
る実施例では、ニップ２３は、ガイドバー２２と、引込
み式のスパイク２６及び切り裂き手段８が設けられた駆
動ローラ２５の外周縁との間に形成される。

【００２２】図５および図６に示される実施例では、ニ
ップ２３はフィードローラ、スクリュー、ローラ手段２
７間に規定される。

【００２３】すべての実施例において、切裂き手段８は
、適切なテンションの下に延出し、駆動プーリー２８と
戻しプーリー２９との間に、袋２の幅を越える長さのカ
ット部分１１を有するバンド１０を備えている。プーリ
ー２８および２９は、水平軸３０（図１および図２参照
）、垂直軸３１（図３および図４参照）、傾斜軸３２（
図５および図６参照）に関して回転可能であり、それら
の直径は、装置（例えば図３および図４のスパイクされ
たローラ２５）が切裂き手段８内に配置されるようなも
のとなっている。

【００２４】また、図１乃至図４の実施例において、引
裂かれた袋２はスクリューオーガ３３によって搬送され
る。一方、図５および図６の実施例においては、搬送ロ
ーラ／スクリュー１５がこれに対応している。

【００２５】図２において、袋２の後部４の存在を検出
するための簡単な振り子型のセンサ３４が示されており
、時計方向に回転することによって点線で示すように位
置付けされる。このセンサの移動は、プーリー２８の駆
動を停止させる図示されていない制御システムを始動さ
せ、これによりバンド１０の移動が停止される。ダイア
モンドがコーテイングされた形式のカット部分１１は、
その後、妨害手段として機能し、袋がさらに前進するこ
とを止め、これにより、袋の下部７から完全に上部６が
引裂かれるのを防止する。

【００２６】上部６および下部７の袋に沿った連続的な
引裂きは、図１乃至図４の実施例では、固定された引裂
き棒３５が存在することにより、袋がバンド１０のカッ
ト部分１１を前進通過することによって成される。一方
、図５および図６の実施例においては、引裂き棒３５は
、後部検出センサ３４の制御のもとで、バンド１０内の
非駆動位置と点線で示される駆動位置との間で揺動可能
なリンクアーム３６によって支持されており、カット部
分１１の移動、袋の移動が停止されることによって連続
的な引裂きが成される。

【００２７】図７乃至図９は、引裂き棒として付加的に
機能するバンド１０のカット部分１１を示したものであ
り、図８に示されるカット位置（カット部分１１は引裂
き棒として付加的に機能する）から図９に示される袋引
き裂き分離位置に至るまでの袋２の後部４の検出、軸３
７を中心として切裂き手段８の揺動を伴っている。なお
、これは図７において点線で示されている。また、図７
に示されるように、ベルトコンベア１３は、個々に複数
に分割され、相互に一定間隔をおいて配置されるベルト
３８によって構成することもできる。

【００２８】

【発明の効果】本発明により、袋の切裂きおよび内容物
の分離動作が迅速になり、低コストな装置が提供される
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の装置の第１の実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】図１に示した装置を側面から見た図である。

【図３】本発明の装置の第２の実施例を示す斜視図であ
る。

【図４】図３に示した装置を側面から見た図である。

【図５】本発明の装置の第３の実施例を示す斜視図であ
る。

【図６】図５に示した装置を側面から見た図である。

【図７】本発明の装置の第４の実施例を示す斜視図であ
る。

【図８】図７に示した装置において、ある操作位置を示
した側面図である。

【図９】図７に示した装置において、図８に示した操作
位置とは異なる位置を示した側面図である。

【符号の説明】

２…袋、８…引裂き手段、９…移動手段、１０…バンド
（刃）、１１…カット部分、１３…ベルトコンベア、３
４…検出センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　カット部分（１１）を具備した刃（１
   ０）を備え、一体化された引裂き手段（８）と、この引
   裂き手段（８）と引裂かれる袋（２）との間で相対的な
   移動を果たす移動手段（９）と、を備えた、内容物が満
   たされた袋を切裂く装置において、前記刃（１０）のカ
   ット部分（１１）は、前記相対的な移動方向と直交する
   方向に配置され、前記カット部分（１１）は、相対的な
   移動が成されている間に、袋の収容物および袋の両側部
   （５）を袋（２）の前部（３）から後部（４）へ向けて
   引裂いて行くことを特徴とする袋切裂き装置。