JP2015202802A - 車両用蓋装置、車両用蓋装置の位置調整方法、及び車両用蓋装置の位置調整治具 - Google Patents
車両用蓋装置、車両用蓋装置の位置調整方法、及び車両用蓋装置の位置調整治具 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】高精度に蓋部材の位置を調整することができる車両用蓋装置、蓋部材の位置を調整する際の作業性を高めた車両用蓋装置の位置調整方法、及びこの位置調整方法に好適に用いられる位置調整治具を提供する。【解決手段】車両用蓋装置2は、車両1のボディ11の開口部11aに配置される蓋部材20と、蓋部材20と一体に開閉される支持部材3と、蓋部材20を支持部材3と共に開閉可能に支持する開閉機構4と、支持部材3に蓋部材20を締結するブラインドリベット5と備える。蓋部材20は、その裏面20bに立設された壁部22に第1の方向に延在する第1の長穴22aが複数形成され、支持部材3は、壁部22に対向する対向壁部32に、第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の長穴32aが複数形成され、ブラインドリベット5は、第1の長穴22a及び第2の長穴32aを挿通して位置固定されている。【選択図】図2
Description
本発明は、車両のボディに形成された開口部に配置される蓋部材を備えた車両用蓋装置、車両用蓋装置の位置調整方法、及び車両用蓋装置の位置調整治具に関する。
従来、例えば電動モータを駆動源とする電気自動車のボディには、充電コネクタが嵌合される充電口の周辺に開口部が形成され、この開口部を塞ぐように蓋部材が配置されている。この蓋部材は、その閉状態において開口部周辺のボディとの位置がずれて段差が生じると、車両の外観に影響を及ぼすおそれがあるので、閉状態における蓋部材の位置を調整できることが望ましい。
本出願人は、蓋部材の位置を調整するための構造として、特許文献1に記載の調整構造を提案している。特許文献1に記載の調整構造は、蓋部材を支持する枠にネジ孔を穿設し、閉状態における蓋部材の裏面に上面が当接するストッパ(雄ねじ)をネジ孔に螺合させ、このストッパを工具によって回転させることで、蓋部材の閉状態における位置を調整可能としている。
近年の電気自動車の高機能化に伴い、例えば充電口に急速充電のための急速充電コネクタと普通充電のための普通充電コネクタとを設ける場合等があり、ボディの開口部を覆蓋する蓋部材が大型化する傾向にある。
蓋部材が大型化すると、蓋部材の成形時に歪みが生じやすくなるが、特許文献1に記載の調整構造では、蓋部材の歪みを矯正することはできない。このため、ストッパとの当接部位の付近では蓋部材とボディとの間の段差をなくせたとしても、この当接部位から離れた部位では、必ずしも段差をなくすことができない。
また、特許文献1に記載の調整構造では、長方形状の蓋部材の長手方向の両端部に当接するように、2箇所にストッパが配置されているが、これらのストッパの双方に適切に蓋部材が当接するようにストッパの位置を調節することは必ずしも容易ではなく、この調節に時間が掛かっていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、より高精度に蓋部材の位置を調整することができる車両用蓋装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、蓋部材の位置を調整する際の作業性を高めた車両用蓋装置の位置調整方法を提供することにある。また、本発明のさらなる別の目的は、上記の位置調整方法に好適に用いることができる車両用蓋装置の位置調整治具を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、車両のボディに形成された開口部に配置され、前記車両の外観をなす蓋部材と、前記蓋部材の裏側で前記蓋部材を支持し、前記蓋部材と一体に開閉される支持部材と、前記蓋部材を前記支持部材と共に開閉可能に支持する開閉機構と、前記支持部材に蓋部材を締結する締結部材と備え、前記蓋部材は、その裏面に立設された壁部を有し、前記壁部に第1の方向に延在する第1の長穴が複数形成され、前記支持部材は、前記壁部に対向する対向壁部に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の長穴が複数形成され、前記締結部材は、前記第1の長穴及び前記第2の長穴を挿通して位置固定されている、車両用蓋装置を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決するため、前記締結部材を前記第1の長穴及び前記第2の長穴に挿通させ、前記第1の長穴及び前記第2の長穴に沿って前記締結部材を移動させることにより前記蓋部材の位置を調整し、前記調整後に前記締結部材の位置を固定する、車両用蓋装置の位置調整方法を提供する。
またさらに、本発明は、上記課題を解決するため、前記車両の車体に固定される前記開閉機構の被固定部を位置決めする位置決め部と、前記開閉機構の閉状態において前記蓋部材の位置を測定する位置検出センサとを備えた、車両用蓋装置の位置調整治具を提供する。
本発明によれば、より高精度に蓋部材の位置を調整することができる車両用蓋装置、蓋部材の位置を調整する際の作業性を高めた車両用蓋装置の位置調整方法、及び上記の位置調整方法に好適に用いることができる車両用蓋装置の位置調整治具を提供することができる。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1から図10を参照して説明する。
本発明の実施の形態について、図1から図10を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る車両用蓋装置が搭載された車両を示し、(a)は車両の全体図、(b)は車両用蓋装置の周辺部を示す拡大図である。この図1では、(a)において車両用蓋装置の閉状態を、(b)は車両用蓋装置の開状態を、それぞれ示している。
この車両1は、走行のための駆動源として電動モータを備えた電気自動車であり、外部の充電スタンド等の充電設備から供給される電流によって充電される蓄電池と、蓄電池に蓄えられた電力をPWM制御によってスイッチングして電動モータに供給するインバータとを備えている。
車両1のボディ(ボディシェル)11は、充電設備の充電コネクタが嵌合される充電口10の周辺に、開口部11aが形成されている。ボディ11は、ボンネット12とフロントバンパー13とを含み、開口部11aは、ボンネット12とフロントバンパー13との間に跨って形成されている。
車両1は、充電口10として、普通充電用の第1充電口101と、急速充電用の第2充電口102とを有している。第1充電口101と第2充電口102とは、車両1の車幅方向に並置されている。このため、開口部11aは、車幅方向に長辺を有する長方形状に形成されている。
ボディ11の開口部11aには、車両用蓋装置2の蓋部材20が開閉可能に配置されている。蓋部材20の外面にあたる表(おもて)面20aは、ボディ11と同色の塗装が施され、車両1の外観をなしている。すなわち、蓋部材20は、ボディ11と共に車両1の外観を構成している。
蓋部材20は、図1(a)に示す車両用蓋装置2の閉状態において、表面20aとボディ11の外面とが滑らかに連続し、大きな段差が生じないように厚さ方向の位置が調整されている。より具体的には、蓋部材20は、開口部11aの周辺におけるボディ11の曲面と連続するように表面20aが緩やかに湾曲し、この湾曲形状がボディ11の形状と一体化するように位置が調整されている。
車両用蓋装置2は、蓋部材20の裏側に配置されて蓋部材20と一体に開閉される支持部材3と、蓋部材20を支持部材3と共に開閉可能に支持する開閉機構4と備えている。この車両用蓋装置2は、リッド・コンプル・チャージ・ポート(LID COMPL CHG PORT)等と称される。
蓋部材20は、後述する締結部材としての複数のブラインドリベット5により、支持部材3に締結されている。蓋部材20は、例えばFRP(Fiber Reinforced Plastics)等の樹脂からなり、射出成型によって形成されている。また、支持部材3は、例えば鉄系金属からなる板金をプレス加工及び機械加工して形成されている。次に、この車両用蓋装置2の構成について、図2乃至図7を参照して詳細に説明する。
図2は、蓋部材20の開状態における車両用蓋装置2、及び充電口10を示す斜視図である。図3は、蓋部材20及び支持部材3を取り外した状態の車両用蓋装置2及び充電口10を示す正面図である。図4は、蓋部材20の閉状態における車両用蓋装置2を示す側面図である。
開閉機構4は、ボディ11の開口部11aの周縁に沿って車両1の車体に取り付けられたフレーム40と、長手方向の一端部がフレーム40に回動可能に連結された第1アーム41及び第2アーム42と、支持部材3に固定されたリンクブラケット43とを有している。リンクブラケット43には、第1アーム41及び第2アーム42の長手方向の他端部が回動可能に連結されている。リンクブラケット43は、ナット44及びボルト45(後述する図8(b)及び図9(b)に示す)によって、支持部材3に固定されている。
第1アーム41、第2アーム42、及びリンクブラケット43は、蓋部材20の長辺方向(車幅方向)における車両用蓋装置2の両端部にそれぞれ一組ずつ配置され、各組における第1アーム41、第2アーム42、及びリンクブラケット43がそれぞれリンク機構4aを構成している。
フレーム40は、一対のロア固定アーム401と、一対のアッパ固定アーム402(図3に示す)とを有している。ロア固定アーム401及びアッパ固定アーム402のそれぞれの先端部は、フレーム40を車体に固定するための被固定部である。本実施の形態では、図4に示すように、一対のロア固定アーム401ならびに一対のアッパ固定アーム402の先端部が、車体の一部であるチャージポートブラケット110にボルト111によって固定されている。
図5は、蓋部材20を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。図6は、蓋部材20、支持部材3、及びブラインドリベット5の分解斜視図である。
図5に示すように、蓋部材20は、角部に丸みを有する四角形状であり、湾曲した板状の本体部21と、表面20aの裏側の裏面20bに立設された壁部22とを一体に有している。壁部22は、本体部21の周縁21aから所定の間隔をあけた位置に形成され、裏面20bからフレーム40側に向かって突出している。
壁部22は、四角形状の蓋部材20における本体部21の周縁21aの各辺に対応する第1乃至第4壁部221〜224を有し、第1乃至第4壁部221〜224には、それぞれ少なくとも1つの長穴22aが形成されている。つまり、壁部22には、蓋部材20の各辺に対応する少なくとも4箇所に、長穴22aが形成されている。それぞれの長穴22aは、壁部22をその厚さ方向に貫通し、直線状に延在している。
本実施の形態では、第1乃至第4壁部221〜224に、それぞれ3つの長穴22aが裏面20bと平行に延在して形成されている。つまり、壁部22には、12個の長穴22aが形成されている。ただし、長穴22aの数はこれに限らず、長穴22aの延在方向は裏面20bと平行でなくともよい。また、複数の長穴22aの延在方向が同一でなくともよい。
支持部材3は、図6に示すように、板状の本体部31と、本体部31の周縁から蓋部材20の裏面20bに向かって突出して壁部22に対向する対向壁部32とを一体に有している。本実施の形態では、蓋部材20の壁部22が支持部材3の対向壁部32を囲むように配置されるが、蓋部材20の壁部22の周囲を支持部材3の対向壁部32が囲むように構成してもよい。対向壁部32には、蓋部材20の長穴22aと一部において連通し、この長穴22aに対して傾斜した方向に延在する長穴32aが形成されている。
以下、それぞれの長穴22a,32aを明確に区別して称呼するため、蓋部材20の長穴22aを第1の長穴22aとし、その延在方向を第1の方向とする。また、対向壁部32の長穴32aを第2の長穴32aとし、その延在方向を第2の方向とする。つまり、支持部材3の対向壁部32には、第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の長穴32aが、第1乃至第4壁部221〜224のそれぞれに形成された第1の長穴22aに対応して形成されている。
蓋部材20と支持部材3とは、第1の長穴22a及び第2の長穴32aを挿通して位置固定されたブラインドリベット5によって締結されている。本実施の形態では、ブラインドリベット5の一端部が蓋部材20の壁部22の外周側から挿入されて第1の長穴22a及び第2の長穴32aを挿通し、加締めによって固定されている。
図7(a)は、加締め前のブラインドリベット5、及びブラインドリベット5を加締めるためのマンドレル6を示す構成図である。図7(b)〜(d)は、第1の長穴22a及び第2の長穴32aを挿通したブラインドリベット5を加締める工程を示す断面図である。
ブラインドリベット5の中心部には、マンドレル6を挿通させる挿通孔5aが形成されている。マンドレル6は、挿通孔5aに挿通される軸状のマンドレル・ステム61と、マンドレル・ステム61の一端部に形成され、挿通孔5aの内径よりも大きな外径を有するマンドレル・ヘッド62とを一体に有している。
ブラインドリベット5は、蓋部材20の壁部22及び支持部材3の対向壁部32に固定された状態において、第1の長穴22a及び第2の長穴32aに挿通された中空の軸部51と、軸部51の一端部に連続して形成されたフランジ部52と、軸部51の他端部が変形して形成された加締め部53(図7(d)に示す)とを有し、蓋部材20の壁部22ならびに支持部材3の対向壁部32をフランジ部52と加締め部53とによって挟むことにより位置固定されている。軸部51は、第1の長穴22a及び第2の長穴32aの幅よりも僅かに小さい外径を有している。
ブラインドリベット5を加締める際は、図7(a)に示すように、軸部51を第1の長穴22a及び第2の長穴32aに挿通させた状態でブラインドリベット5を位置決めする。ブラインドリベット5の位置決め完了後、図7(b)に示すように、締結工具7の押え部71をブラインドリベット5のフランジ部52に当接させ、マンドレル6のマンドレル・ステム61を締結工具7の引き抜きロッド72によって把持する。
この状態で、押え部71によってフランジ部52を押えながら引き抜きロッド72を引き抜き方向に移動させると、図7(c)に示すように、軸部51におけるフランジ部52とは反対側の端部においてマンドレル・ヘッド62が挿通孔5a内に圧入され、この軸部51の端部が膨らんで加締め部53となる。また、マンドレル6は、マンドレル・ステム61とマンドレル・ヘッド62との境界部で破断し、マンドレル・ステム61は締結工具7に引き抜かれ、マンドレル・ヘッド62は加締め部53における挿通孔5a内に留まる。これにより、ブラインドリベット5の加締めが完了する。
(蓋部材の位置調整方法及び位置調整治具)
次に、図8乃至図10を参照して、蓋部材20の位置調整方法、及びこの位置調整方法に用いる位置調整治具8について説明する。
次に、図8乃至図10を参照して、蓋部材20の位置調整方法、及びこの位置調整方法に用いる位置調整治具8について説明する。
図8及び図9は、支持部材3に対する蓋部材20の位置を調整する調整工程を説明する説明図である。図8及び図9において、(a)は蓋部材20の壁部22及び支持部材3の対向壁部32の一部を拡大して示し、(b)は(a)のA−A線断面で蓋部材20及び支持部材3を切断した断面を示している。なお、図8(a)及び図9(a)では、壁部22の内側における対向壁部32の第2の長穴32aを破線で示している。
車両用蓋装置2における蓋部材20の位置の調整は、ブラインドリベット5の軸部51を第1の長穴22a及び第2の長穴32aに挿通させ、第1の長穴22a及び第2の長穴32aに沿ってブラインドリベット5を移動させることにより蓋部材20の位置を調整し、この調整後に加締めによってブラインドリベット5の位置を固定することにより行われる。
前述のように、第1の長穴22aの延在方向(第1の方向)と第2の長穴32aの延在方向(第2の方向)とは互いに交差しているので、第1の長穴22a及び第2の長穴32aに沿ってブラインドリベット5を移動させることにより、支持部材3に対する蓋部材20の位置が変化する。図8(a)及び図9(a)に示す例では、第1の長穴22aの延在方向が蓋部材20の本体部21と平行であり、第2の長穴32aは、図面右側ほど蓋部材20の本体部21から離間するように延在している。
図8(a)及び(b)は、蓋部材20の本体部21が支持部材3の本体部31に最も接近した状態を示している。この状態では、図8(a)に示すように、ブラインドリベット5が第1の長穴22a及び第2の長穴32aの最も右側に位置している。
図9(a)及び(b)は、蓋部材20の本体部21が支持部材3の本体部31から最も離間した状態を示している。この状態では、図9(a)に示すように、ブラインドリベット5が第1の長穴22a及び第2の長穴32aの最も左側に位置している。
ブラインドリベット5が第1の方向に沿って第1の長穴22a内で移動可能な距離(ストローク)をSとし、第1の方向と第2の方向とがなす角度をθとすると、蓋部材20は、支持部材3に対して調整幅W(W=S×tanθ)の範囲で変位可能である。この角度θの望ましい範囲は、10°〜35°である。角度θが10°よりも小さいと、調整幅Wが狭くなってしまい、角度θが35°よりも大きいと、蓋部材20の位置を調整した後にブラインドリベット5が第1の長穴22a及び第2の長穴32a内で滑ることにより、その位置が大きく変わってしまうおそれがあるためである。本実施の形態では、角度θが20°に設定されている。また、調整幅Wは、3mm以上であることが望ましく、このためストロークSは、例えば17.5mm以上であることが望ましい。
図10は、位置調整治具8、及びこの位置調整治具8にセットされた車両用蓋装置2を示す概略図である。
この位置調整治具8は、ベース部80と、車両用蓋装置2のアッパ固定アーム402を位置決めする第1の位置決め部81と、ロア固定アーム401を位置決めする第2の位置決め部82と、開閉機構4の閉状態において蓋部材20の位置を測定する位置検出センサ9とを備えている。第2の位置決め部82は、シャフト820を有し、シャフト820の軸方向に沿ってベース部80に対して移動可能である。
車両用蓋装置2は、蓋部材20の表面20aが上側を向くように車両1に搭載されるが、蓋部材20の位置を調整する調整工程では、作業性を考慮して、図10に示すように蓋部材20の表面20aが下側を向くように位置調整治具8に配置される。なお、車両用蓋装置2を位置調整治具8に配置する際には、第2の位置決め部82をシャフト820に沿って図10の右上方に移動させておき、車両用蓋装置2との干渉を回避する。
第1の位置決め部81には、アッパ固定アーム402に面接触する平坦な当接面81aと、当接面81aに立設された位置決めピン81bとが形成されている。アッパ固定アーム402は、当接面81aに当接すると共に、ボルト111(図4に示す)を挿通させるために形成されたボルト挿通孔に位置決めピン81bが挿通されて第1の位置決め部81に位置決めされる。
第2の位置決め部82には、第1の位置決め部81と同様に、ロア固定アーム401に面接触する平坦な当接面82aと、当接面82aに立設された位置決めピン82bとが形成されている。ロア固定アーム401は、当接面82aに当接すると共に、ボルト111(図4に示す)を挿通させるために形成されたボルト挿通孔に位置決めピン82bが挿通されて第2の位置決め部82に位置決めされる。
また、第2の位置決め部82は、クランパ83を備え、このクランパ83によってロア固定アーム401が第2の位置決め部82の当接面82aに押し付けられる。クランパ83は、クランプヘッド831及びレバー832を有し、レバー832を回動操作することによりクランプヘッド831が図略のリンク機構によって当接面82a側に移動して、ロア固定アーム401を押し付けるように構成されている。
作業者は、開閉機構4を閉状態とした車両用蓋装置2のアッパ固定アーム402を第1の位置決め部81に位置決めし、その後、ロア固定アーム401をクランパ83によって第2の位置決め部82に固定することで、位置調整治具8に車両用蓋装置2をセットする。なお、このセット完了段階では、複数の第1の長穴22a及び第2の長穴32aのそれぞれにブラインドリベット5の軸部51が挿通され、挿通孔5aにマンドレル6が配置されているが、ブラインドリベット5の加締めはされておらず、ブラインドリベット5は第1の長穴22a及び第2の長穴32aに沿って移動可能である。
位置調整治具8のベース部80には、複数の筒部800が突出して形成され、この筒部800に棒状のセンサロッド91が軸方向移動可能に支持されている。センサロッド91は、一部が筒部800から露出し、この露出した部分の外周にコイルバネからなる付勢部材92が配置されている。センサロッド91は、付勢部材92によって弾性的に付勢され、その上端面が蓋部材20の表面20aに当接する。なお、付勢部材92の付勢力は、センサロッド91の押し付けによって蓋部材20を変形させないように、バネ定数や圧縮量が設定されている。
ベース部80には、レーザ光Lを発光及び受光する受発光素子93が配置されている。受発光素子93は、センサロッド91の下端面に向かってレーザ光Lを放射し、その反射光を受光することで、センサロッド91の位置を検出することが可能である。センサロッド91は、付勢部材92の付勢力によって蓋部材20の表面20aに当接するので、センサロッド91の位置を検出することにより、センサロッド91が当接した部位における蓋部材20の位置を測定することが可能である。すなわち、センサロッド91、付勢部材92、及び受発光素子93は、蓋部材20の位置を測定する位置検出センサ9を構成する。
筒部800は、蓋部材20の壁部22における12個の第1の長穴22aのそれぞれに対応して設けられている。つまり、位置調整治具8のベース部80には、12個の筒部800が形成されている。これらの筒部800から露出したセンサロッド91は、それぞれ対応する第1の長穴22aの近傍における蓋部材20の表面20aに当接する。
なお、図10では、長方形状の蓋部材20の長辺方向に並列する複数の筒部800のうち、最も手前側に位置する筒部800を示している。また、位置検出センサ9は、複数の筒部800のそれぞれに対応して配置されているが、図10では、このうちの1つの筒部800に対応して配置された位置検出センサ9の受発光素子93のみを図示し、他の筒部800に対応して配置された受発光素子93については図示を省略している。
それぞれの位置検出センサ9の検出結果は、位置調整治具8に接続された表示器90に表示される。この表示器90には、位置検出センサ9によって検出された蓋部材20の各部の位置が、例えば基準位置との偏差(寸法誤差)として表示される。作業者は、この表示器90の表示内容によって位置検出センサ9の検出結果を知ることができる。
そして、作業者は、複数の位置検出センサ9によって検出された蓋部材20の各部の位置が所定の許容範囲内となるように、各ブラインドリベット5を移動させて位置調整を行い、その後、マンドレル6のマンドレル・ステム61を引き抜いて加締めを行うことにより、各ブラインドリベット5の位置を固定する。これにより、支持部材3に対する蓋部材20の位置を調整する調整工程が完了する。
なお、ブラインドリベット5の移動によって蓋部材20の位置を調整する作業は、作業者の手作業によって行ってもよいが、自動化することも可能である。
このようにして蓋部材20の位置が調整された車両用蓋装置2は、車両1に搭載された際、蓋部材20の表面20aがボディ11の外面と滑らかに連続する。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
以上説明した実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
(1)蓋部材20は、壁部22に形成された第1の長穴22aと対向壁部32に形成された第2の長穴32aに挿通されたブラインドリベット5の移動によって支持部材3に対する位置が調整可能である。これにより、例えば厚さが異なる複数種類のシムの中からから選択されたシムを支持部材3との間に挟んで蓋部材20の位置を調整する場合に比較して、容易に蓋部材20の位置を調整することができる。また、ブラインドリベット5の移動によって蓋部材20の位置を実質的に無段階に調整することができるので、蓋部材の位置をより高精度に調整すること可能となる。
(2)ブラインドリベット5は、軸部51を第1の長穴22a及び第2の長穴32aに挿通させた状態で第1の長穴22a及び第2の長穴32aに沿って移動可能であり、調整工程における調整後の位置を保持したまま加締めることが可能である。これにより、調整工程後における蓋部材20の位置精度を維持しながら、容易にブラインドリベット5の位置固定を行うことができる。
(3)第1の長穴22aは、壁部22の第1乃至第4壁部221〜224にそれぞれ形成されているので、蓋部材20の成形時に歪みが発生していた場合でも、この歪を矯正し、蓋部材20における本体部21の周縁21aの全体にわたってボディ11との段差の発生を抑制することが可能となる。
(4)位置調整治具8は、ロア固定アーム401及びアッパ固定アーム402を第1及び第2の位置決め部81,82に位置決めした状態で蓋部材20の各部の位置を測定する複数の位置検出センサ9を備えているので、蓋部材20の位置を確認しながらブラインドリベット5の位置の調整を行うことができる。これにより、調整工程における作業性及び精度を高めることができる。また、位置検出センサ9は、壁部22に形成された複数の第1の長穴22aのそれぞれに対応して配置されているので、より確実かつ高精度に蓋部材20の位置を調整することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、蓋部材20が長方形状である場合について説明したが、これに限らず、蓋部材20が台形状や平行四辺形状等であってもよい。また、上記実施の形態では、蓋部材20によって覆蓋されるボディ11の開口部11aがボンネット12とフロントバンパー13との間に形成されている場合について説明したが、開口部11aの位置はこれに限らない。
またさらに、上記実施の形態では、車両1が電気自動車であり、充電口10の周辺に開口部11aが形成された場合について説明したが、これに限らない。例えば、車両1がガソリンや軽油等の揮発油を燃料とするエンジンを駆動源とし、開口部11aが給油口の周辺に形成され、この開口部11aが蓋部材20によって覆蓋されるものであってもよい。
1…車両、10…充電口、101…第1充電口、102…第2充電口、11…ボディ、110…チャージポートブラケット、111…ボルト、11a…開口部、12…ボンネット、13…フロントバンパー、2…車両用蓋装置、20…蓋部材、20a…表面、20b…裏面、21…本体部、21a…周縁、22…壁部、221〜224…第1乃至第4壁部、22a…第1の長穴、3…支持部材、31…本体部、32…対向壁部、32a…第2の長穴、4…開閉機構、40…フレーム、401…ロア固定アーム、402…アッパ固定アーム、41…第1アーム、42…第2アーム、43…リンクブラケット、44…ナット、45…ボルト、4a…リンク機構、5…ブラインドリベット、51…軸部、52…フランジ部、53…加締め部、5a…挿通孔、6…マンドレル、61…マンドレル・ステム、62…マンドレル・ヘッド、7…締結工具、71…押え部、72…ロッド、8…位置調整治具、80…ベース部、800…筒部、81…第1の位置決め部、81a…当接面、81b…位置決めピン、82…第2の位置決め部、831…治具用ナット、832…ハンドル、9…位置検出センサ、90…表示器、91…センサロッド、92…付勢部材、93…受発光素子、L…レーザ光
Claims (5)
- 車両のボディに形成された開口部に配置され、前記車両の外観をなす蓋部材と、
前記蓋部材の裏側で前記蓋部材を支持し、前記蓋部材と一体に開閉される支持部材と、
前記蓋部材を前記支持部材と共に開閉可能に支持する開閉機構と、
前記支持部材に蓋部材を締結する締結部材と備え、
前記蓋部材は、その裏面に立設された壁部を有し、前記壁部に第1の方向に延在する第1の長穴が複数形成され、
前記支持部材は、前記壁部に対向する対向壁部に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の長穴が複数形成され、
前記締結部材は、前記第1の長穴及び前記第2の長穴を挿通して位置固定されている、
車両用蓋装置。 - 前記締結部材は、前記第1の長穴及び前記第2の長穴に挿通された中空の軸部と、前記軸部の一端に形成されたフランジ部と、前記軸部の他端に形成された加締め部とを有し、前記蓋部材の前記壁部ならびに前記支持部材の前記対向壁部を前記フランジ部と前記加締め部とによって挟むことにより位置固定されている、
請求項1に記載の車両用蓋装置。 - 前記蓋部材が四角形状であり、その各辺に対応する少なくとも4箇所に前記第1の長穴が形成され、
前記支持部材には、前記少なくとも4箇所に形成された前記第1の長穴のそれぞれに対応する前記第2の長穴が形成されている、
請求項1又は2に記載の車両用蓋装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用蓋装置における前記蓋部材の位置を調整する車両用蓋装置の位置調整方法であって、
前記締結部材を前記第1の長穴及び前記第2の長穴に挿通させ、前記第1の長穴及び前記第2の長穴に沿って前記締結部材を移動させることにより前記蓋部材の位置を調整し、前記調整後に前記締結部材の位置を固定する、
車両用蓋装置の位置調整方法。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用蓋装置における前記蓋部材の位置を調整するための車両用蓋装置の位置調整治具であって、
前記車両の車体に固定される前記開閉機構の被固定部を位置決めする位置決め部と、
前記開閉機構の閉状態において前記蓋部材の位置を測定する位置検出センサとを備えた、
車両用蓋装置の位置調整治具。
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