JP2015202784A - クローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】不整地走行においてトラクション性能を確保しつつ横滑りを抑制したクローラを提供すること。【解決手段】回転方向が指定されたゴムクローラ10が、無端帯状のクローラ本体12と、クローラ本体12に複数設けられ、外周面12Bから突出し、クローラ外周側から見て中央線CLを挟んでクローラ幅方向の一方側と他方側に振り分けられてクローラ周方向に交互に配置され、内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延び、クローラ周方向に沿った断面においてクローラ回転方向側の踏込側壁面18Eの頂部側部分と外周面12Bとのなす角度θ1が90度以上で且つクローラ回転方向と反対側の蹴出側壁面18Fの頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2よりも小さいラグ18と、を有すること。【選択図】図7

Description

本発明は、弾性材料を用いて形成されたクローラに関する。
特許文献1には、クローラ幅方向に沿って直線上に延びるラグをクローラ周方向に間隔をあけて形成したゴムクローラが開示されている。このゴムクローラは、回転方向が指定されており、ラグのクローラ回転方向側の壁部よりもクローラ回転方向と反対側の壁部のクローラ前進方向に対する傾斜角度を大きくしている。
実開平5−82773号公報
ところで、特許文献1のゴムクローラでは、上記したラグの構成により、不整地走行において十分なトラクション性能を発揮できるが、横滑りが生じやすい傾向がある。
本発明は、不整地走行においてトラクション性能を確保しつつ横滑りを抑制したクローラを提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載のクローラは、回転方向が指定されたクローラであって、弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、前記クローラ本体に複数設けられ、前記クローラ本体の外周面から突出し、クローラ外周側から見てクローラ幅方向の中央を通る中央線を挟んでクローラ幅方向の一方側と他方側に振り分けられてクローラ周方向に交互に配置され、前記中央線側の端部からクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延び、クローラ周方向に沿った断面においてクローラ回転方向側の踏込側壁面の頂部側部分と前記外周面とのなす角度が90度以上で且つクローラ回転方向と反対側の蹴出側壁面の頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりも小さいラグと、を有している。
請求項1に記載のクローラでは、クローラ周方向に沿った断面において、ラグの踏込側壁面の頂部側部分とクローラ本体の外周面とのなす角度を、90度以上で且つラグの蹴出側壁面の頂部側部分と上記外周面とのなす角度よりも小さくしていることから、例えば、踏込側壁面の頂部側部分と上記外周面とのなす角度を蹴出側壁面の頂部側部分と上記外周面とのなす角度よりも大きくしたものと比べて、不整地走行において、土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。また、不整地の土壌が砂質系の場合でも、上記構成とすることで、ラグの頂部が土壌と接地する部分から軟らかい土砂が掃き出されるのをラグの踏込側壁面によって抑制できる。このため、ラグの頂部と土壌との間の滑りが抑えられ、トラクションが確保される。これにより、上記クローラによれば、不整地走行においてトラクション性能を確保できる。
一方、上記クローラでは、ラグを、中央線側の端部からクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延ばしていることから、例えば、ラグをクローラ幅方向に沿って直線状に延ばすものと比べて、ラグのクローラ幅方向の投影面積が増えるため、不整地走行において、クローラ幅方向の耐横力が向上する。これにより、上記クローラによれば、不整地走行において横滑りを抑制できる。
本発明の請求項2に記載のクローラは、請求項1に記載のクローラにおいて、前記ラグの前記蹴出側壁面は、クローラ周方向に沿った断面において、根元側部分と前記外周面とのなす角度が90度以上で且つ頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりも小さい。
請求項2に記載のクローラでは、ラグのクローラ周方向に沿った断面において、蹴出側壁面の根元側部分とクローラ本体の外周面とのなす角度を、90度以上で且つ蹴出側壁面の頂部側部分と上記外周面とのなす角度よりも小さくしていることから、例えば、蹴出側壁面の根元側部分とクローラ本体の外周面とのなす角度を蹴出側壁面の頂部側部分と上記外周面とのなす角度よりも大きくしているものと比べて、クローラ周方向に隣接するラグ間のクローラ周方向の間隔を広くできる。これにより、不整地走行において、ラグ間への土や泥の詰りを抑制し、土や泥を排出する効果が増すため、ラグを確実に土や泥の中へ進入させることができ、トラクション及び耐横力がより向上する。
本発明の請求項3に記載のクローラは、請求項1又は請求項2に記載のクローラにおいて、前記ラグの前記踏込側壁面は、クローラ幅方向の前記中央線側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりもクローラ幅方向外側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分と前記外周面とのなす角度が小さい。
請求項3に記載のクローラでは、ラグの踏込側壁面を、クローラ幅方向の中央線側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分とクローラ本体の外周面とのなす角度よりもクローラ幅方向外側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分と上記外周面とのなす角度が小さい構成としていることから、不整地走行におけるトラクション性能が効果的に向上する。
本発明の請求項4に記載のクローラは、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクローラにおいて、前記ラグの前記踏込側壁面は、クローラ周方向に沿った断面において、頂部側部分と前記外周面とのなす角度が102〜115度の範囲内に設定されている。
請求項4に記載のクローラによれば、ラグの踏込側壁面を、クローラ周方向に沿った断面において、頂部側部分とクローラ本体の外周面とのなす角度が102〜115度の範囲内に設定される構成としていることから、不整地走行におけるトラクション性能をさらに向上できる。
以上説明したように、本発明のクローラは、不整地走行においてトラクション性能を確保しつつ横滑りを抑制することができる。
本発明の一実施形態のゴムクローラを側方(クローラ幅方向)から見た側面図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラの一部断面を含む斜視図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラの各コード層の一部断面を含む斜視図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラをクローラ外周側から見た平面図である。 図4のゴムクローラを矢印5X方向から見た側面図である。 図4のゴムクローラの6X−6X線断面図である。 図4のゴムクローラの7X−7X線断面図である。 図4のゴムクローラの8X−8X線断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るクローラについて説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るクローラとしての無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラであり、回転方向が指定されている。
図1に示されるように、ゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結される駆動輪100と、クローラ車に回転自在に取付けられる遊動輪102とに巻き掛けられて用いられる。また、駆動輪100と遊動輪102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104がゴムクローラ10の内周を転動するようになっている。
なお、本実施形態の駆動輪100は、本発明の駆動輪の一例であり、本実施形態の遊動輪102及び転輪104は、それぞれ本発明の従動輪の一例である。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2では矢印CDで示す)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2では矢印WDで示す)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向(ゴムクローラ10の長手方向と同義)とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を内周側または外周側から見た場合に直交する。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状(円環状、楕円環状、多角形環状などを含む)となったゴムクローラ10の内周側(図3で矢印INで示す方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3の矢印OUTで示す方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向(ゴムクローラ10の厚み方向と同義)を示している。
なお、本実施形態では、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104の配置によっては、駆動輪100、遊動輪102に加えて一つまたは複数の転輪104にゴムクローラ10を巻き掛ける構成としてもよい。
また、駆動輪100、遊動輪102、転輪104、及びこれらに巻き掛けられたゴムクローラ10によってクローラ車の走行部としてのクローラ走行装置90(図1参照)が構成されている。
図1に示されるように、駆動輪100は、クローラ車の駆動軸に連結される円盤状の一対の輪部100Aを有している。これらの輪部100Aは、外周面100Bが後述するクローラ本体12の車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この駆動輪100は、クローラ車からの駆動力をゴムクローラ10に作用させて(詳細は後述)、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102の間で循環させる。
遊動輪102は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部102Aを有している。これらの輪部102Aは、外周面102Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。また、遊動輪102は、クローラ車側が備える図示しない油圧等の加圧機構によって駆動輪100から離間する方向へ移動させられて車輪転動面16に押し付けられる。このように遊動輪102を車輪転動面16に押し付けることで、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられるゴムクローラ10のテンション(張力)が保持される。
転輪104は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部104Aを有している。これらの輪部104Aは、外周面104Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この転輪104によってクローラ車の重量が支持される。
なお、上記遊動輪102及び転輪104は、駆動輪100及び遊動輪102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
ここで、ゴムクローラ10(クローラ本体12)が所定の張力をもって、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられることにより、駆動輪100の外周面100Bと車輪転動面16との間に摩擦力が生じ、駆動輪100の駆動力がゴムクローラ10へ伝達され、ゴムクローラ10が駆動輪100と遊動輪102との間を循環して、ゴムクローラ10が走行する。
図1及び図2に示されるように、ゴムクローラ10は、弾性材料の一例としてのゴム材を無端帯状に形成したクローラ本体12を有している。なお、本実施形態のクローラ本体12は、本発明の無端帯状のクローラ本体の一例である。また、本実施形態のクローラ本体12の周方向、幅方向、内周側、外周側は、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ内周側、クローラ外周側と一致する。
図2及び図3に示されるように、クローラ本体12には、内周面12Aからクローラ内周側に突出するゴム突起14がクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されている。このゴム突起14は、クローラ本体12のクローラ幅方向の中央を通る中央線CL上に配置されている。また、ゴム突起14は、車輪転動面16上を転動する車輪(駆動輪100、遊動輪102、転輪104を指す)と当接することで該車輪のクローラ幅方向への移動を制限する。言い換えると、ゴム突起14は、車輪と当接することで、ゴムクローラ10と車輪とのクローラ幅方向の相対移動を抑制する、すなわち、車輪に対するゴムクローラ10の横ずれを抑制することができる。なお、本実施形態のゴム突起14は、本発明の突起の一例である。
なお、本実施形態では、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム突起14の一部が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されればよい。例えば、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CLに対してクローラ幅方向の一方側又は他方側にずれていてもよい。
図2及び図6に示されるように、クローラ本体12のゴム突起14を挟んでクローラ幅方向両外側には、クローラ周方向に沿って延びる車輪転動面16がそれぞれ形成されている。この車輪転動面16は、平坦状とされ、クローラ本体12の内周面12Aの一部を構成している。
なお、本実施形態では、クローラ本体12の内周面12Aにおいて、ゴム突起14間の面と車輪転動面16とを面一(ここでは同じ高さ)とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、車輪転動面16をゴム突起14間の面よりもクローラ内周側に盛り上げる構成、又は、クローラ外周側に窪ませる構成(凹部を設ける構成)としてもよい。
(ラグ)
図1及び図2に示されるように、クローラ本体12には、外周面12Bからクローラ外周側に突出するラグ18が複数設けられている。図4に示されるように、ラグ18は、クローラ本体12の中央線CLを挟んでクローラ幅方向の一方側(図4では、左側)と他方側(図4では、右側)にクローラ周方向に交互に配置されて、クローラ幅方向の一方側と他方側にそれぞれ振り分けられている。以下では、適宜、クローラ幅方向の一方側のラグ18をラグ18Lと記載し、クローラ幅方向の他方側のラグ18をラグ18Rと記載する。
なお、本実施形態では、ラグ18Lのクローラ周方向の配置間隔がゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。同様に、ラグ18Rのクローラ周方向の配置間隔もゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。
ラグ18は、中央線CL側の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側(図4では、斜め上側)に向かってクローラ周方向に対して斜めに延びている。なお、ここでいう「クローラ回転方向」とは、クローラ車を走行(前進)させるときのゴムクローラ10の回転方向(図4で示す矢印R方向)を指している。上記構成により、ラグ18は、内側端部18A側が外側端部18B側よりも先に接地するようになっている。なお、ここでいう、内側端部18Aは、ラグ18の根元部18Dでの中央線CL側の内側端部を指し、外側端部18Bは、ラグ18の根元部18Dでのクローラ幅方向外側の外側端部を指している。
また、ラグ18は、図4に示されるように、中央線CL側よりもクローラ幅方向外側でクローラ周方向に対する鋭角側の角度が大きくされている。なお、本実施形態のラグ18は、クローラ周方向に対して斜めに直線状に延びて途中で折れ曲がる構成(2段階傾斜する構成)とされている。このため、本実施形態のラグ18では、後述する踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fがクローラ周方向に対してそれぞれ2段階傾斜している。なお、本発明は、上記構成に限定されない。例えば、ラグ18を、クローラ周方向に対して多段階傾斜させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ多段階傾斜させる構成)としてもよく、クローラ周方向に対して曲線状に湾曲させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ湾曲させる構成)としてもよい。
図7及び図8に示されるように、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向側(言い換えると、踏み込み側)の踏込側壁面18Eがクローラ本体12の外周面12Bに対して傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、踏込側壁面18Eは、ラグ18の頂部18C近傍から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度で傾斜している。また、踏込側壁面18Eと外周面12Bとのなす角度θ1は、90度以上で且つ後述する角度θ2よりも小さくされている。
また、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向と反対側(言い換えると、蹴り出し側)の蹴出側壁面18Fがクローラ本体12の外周面12Bに対して2段階で傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、蹴出側壁面18Fは、ラグ18の頂部18C近傍からラグ突出高さの中間部まで外周面12Bに対して一定の角度θ2で傾斜し、中間部から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度θ3で傾斜している。ここで、蹴出側壁面18Fは、頂部18C側の頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2が、根元部18D側の根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3よりも大きくされている。また、角度θ3は、90度を超えるように設定されている。
ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。また、ラグ18の蹴出側壁面18Fの角度θ2は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。なお、蹴出側壁面18Fの角度θ3は、ラグ18の内側端部18A側と外側端部18B側で同じでも、内側端部18Aよりも外側端部18B側で小さくされてもよい。
また、ラグ18の角度θ1は、102〜115度の範囲内に設定することが好ましく、角度θ2は、118〜132度の範囲内、角度θ3は、104〜118度の範囲内にそれぞれ設定することが好ましい。
図4に示されるように、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士(ラグ18Lとラグ18R)は、各々の内側端部18Aがクローラ幅方向から見て重なり合っている。図4では、クローラ幅方向から見て上記各々の内側端部18Aが重なり合う範囲(重複範囲)を符号Pで示している。
クローラ外周側から見て、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aが一つのゴム突起14にそれぞれ重なっている。また、クローラ外周側から見て、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ幅方向に離間した位置にそれぞれ配置されている。具体的には、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間のクローラ幅方向に沿った長さW1が、クローラ本体12のクローラ幅方向に沿った長さW0の4〜10%の範囲内の長さに設定されている。
また、ラグ18は、中央線CL側の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αが110〜120度の範囲内に設定されている。
なお、本実施形態では、ラグ18を、中央線CLを挟んで左右対称形状とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18を、中央線CLを挟んで左右非対称形状とする構成としてもよい。
(コード層)
図3及び図5に示されるように、クローラ本体12には、クローラ内周側から順にメインコード層20、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23、保護コード層28が埋設されている。
メインコード層20は、無端帯状とされ、クローラ本体12の内周面12Aを形成する本体内周部12Cのクローラ外周側に重ねられている。メインコード層20は、クローラ周方向に延びるメインコード20Aを備えている。メインコード20Aは、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィランメントを撚り合せて形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。また、メインコード20Aは、ゴム被覆されている。
また、本実施形態では、メインコード20Aとして引張り強度に優れるスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、上記メインコード20Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
第1バイアスコード層22は、無端帯状とされ、メインコード層20のクローラ外周側に重ねられている。この第1バイアスコード層22は、クローラ周方向に対して斜めに延びるバイアスコード24Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ24を備えている。なお、本実施形態のバイアスプライ24は、本発明の第1バイアスプライの一例である。
第2バイアスコード層23は、無端帯状とされ、第1バイアスコード層22のクローラ外周側に重ねられている。この第2バイアスコード層23は、クローラ周方向に対して斜めに延びると共にバイアスコード24Aと交差するバイアスコード26Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ26を備えている。具体的には、バイアスコード26Aは、クローラ周方向に対してバイアスコード26Aと逆向きに傾斜している。なお、本実施形態のバイアスプライ26は、本発明の第2バイアスプライの一例である。
本実施形態では、バイアスコード24Aとバイアスコード26Aを同じスチールコードとしている。また、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aは、ゴムクローラ10の曲げに対する柔軟性の観点からメインコード20Aよりも小径のスチールコードを用いている。なお、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
保護コード層28は、無端帯状とされ、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に重ねられると共にクローラ本体12の外周面12Bを形成する本体外周部12Dのクローラ内周側に重ねられている。この保護コード層28は、無端帯状の保護プライ30を複数枚(本実施形態では、2枚)重ねて形成されている。なお、本実施形態の保護プライ30は、本発明の保護プライの一例である。
保護プライ30は、クローラ幅方向(言い換えると、中央線CLと直交する方向)に沿って延びる保護コード30Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム中に埋設して形成されている。
ここで、保護コード層28は、保護コード30Aがクローラ幅方向に沿って延びているため、クローラ幅方向の剛性が高くなっている、言い換えると、クローラ幅方向に変形し難くなっている。
また、本実施形態では、ゴムクローラ10の車輪への未装着状態(すなわち、テンションが付与されていない状態)において、保護コード30Aは、クローラ幅方向に沿って延びている。なお、ここでいう「クローラ幅方向に沿って延びる」とは、クローラ幅方向に対して±3度程度傾斜している場合も含む。
本実施形態の保護コード30Aは、クローラ幅方向の剛性を高めるためにスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分なクローラ幅方向の剛性を有していれば、上記保護コード30Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
また、図5に示されるように、中央線CL上において、本体内周部12Cの厚みT1は、本体外周部12Dの厚みT2よりも厚くなっている。また、中央線CL上におけるクローラ本体12の厚みT0に対して厚みT1は、35〜45%の範囲内の厚みに設定することが好ましく、厚みT0に対して厚みT2は、16〜26%の範囲内の厚みに設定することが好ましい。
また、本実施形態では、メインコード20Aが、クローラ本体12の厚み方向(クローラ内外方向と同義)の中央部に配置されている。
次に、本実施形態のゴムクローラ10の作用効果について説明する。
ゴムクローラ10では、図7及び図8に示されるように、クローラ周方向に沿った断面において、踏込側壁面18Eの頂部側部分と外周面12Bとのなす角度θ1を、90度以上で且つ蹴出側壁面18Fの頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2よりも小さくしていることから、例えば、角度θ1を角度θ2よりも大きくしたものと比べて、不整地走行において、土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。また、不整地の土壌が砂質系の場合でも、上記構成とすることで、ラグ18の頂部18Cが土壌と接地する部分から軟らかい土砂が掃き出されるのを踏込側壁面18Eによって抑制できる。このため、頂部18Cと土壌との間の滑りが抑えられ、機体前進方向のトラクションが確保される。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行においてトラクション性能を確保できる。
一方、ゴムクローラ10では、ラグ18を、中央線CL側の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延ばしていることから、例えば、ラグ18をクローラ幅方向に沿って直線状に延ばすものと比べて、ラグ18のクローラ幅方向の投影面積が増えるため、不整地走行において、クローラ幅方向の耐横力が向上する。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行において横滑りを抑制できる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に沿った断面において、蹴出側壁面18Fの根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3を、90度以上で且つ角度θ2よりも小さくしていることから、例えば、角度θ3を角度θ2よりも大きくしているものと比べて、クローラ周方向に隣接するラグ18間のクローラ周方向の間隔を広くできる。これにより、不整地走行において、クローラ周方向に隣接するラグ18間への土や泥の詰りを抑制し、土や泥を排出する効果が増すため、ラグ18を確実に土や泥の中へ進入させることができ、トラクション及び耐横力がより向上する。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を、中央線CL側(内側端部18A側)よりもクローラ幅方向外側(外側端部18B側)で小さくしていることから、クローラ幅方向外側で土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、不整地走行におけるトラクション性能が効果的に向上する。また、上記構成により、不整地走行において、ラグ18が土や泥の中へ進入しやすくなるため、トラクション及び耐横力がさらに向上する。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を102〜115度の範囲内に設定していることから、不整地走行におけるトラクション性能をさらに向上できる。なお、角度θ1が102度未満の場合には、土や泥が剥がれ難くなり、十分なトラクションを得ることができず、角度θ1が115度を超える場合には、クローラ周方向に隣接するラグ18間の間隔を十分に確保できず、十分なトラクションを得ることができない。このため、角度θ1は、102〜115度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、図4に示されるように、クローラ外周側から見てクローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の中央線CL側の内側端部18Aを一つのゴム突起14にそれぞれ重ねることから、ゴム突起14に対応した部分で曲げ剛性が大きくなり、ゴム突起14間に対応した部分で曲げ剛性が小さくなるため、駆動輪100や遊動輪102に巻き掛けられた部分では、ゴム突起14間に対応した部分がゴム突起14に対応した部分よりも曲率が大きくなるように曲がるため、このゴム突起14間に対応した部分を起点にして、不整地走行においてラグ18間に詰まった泥を剥すことができる。
ゴムクローラ10では、クローラ外周側から見てクローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向に離間した位置に配置することから、中央線CL上にラグ18などの突起物が形成されないため、クローラ幅方向の中央部の泥詰りを抑制でき、且つ、泥が詰まっても、詰まった泥が剥がれやすくなる。
また、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向から見て重ね合わせることから、クローラ周方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間の間隔を広くとれるため、クローラ幅方向の中央部の泥詰りをさらに抑制でき、且つ、泥が詰まっても、詰まった泥がさらに剥がれやすくなる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に対する鋭角側の角度を、中央線CL側よりもクローラ幅方向外側で大きくしていることから、ラグ18のクローラ幅方向外側において土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。
よってゴムクローラ10によれば、不整地走行において泥詰りが抑制され、トラクション性能が向上する。
また、ゴムクローラ10では、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間のクローラ幅方向に沿った長さW1を、クローラ本体12のクローラ幅方向に沿った長さW0の4〜10%の範囲内に設定していることから、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18A間に泥詰りが生じるのを抑制できる。なお、長さW1が長さW0の4%未満の場合には、泥詰りを抑制する効果が十分に得られず、長さW1が長さW0の10%を超える場合には、ラグ18のクローラ幅方向に沿った長さが短くなるため、トラクション性能が十分に得られない。このため、長さW1は、長さW0の4〜10%の範囲内に設定することが好ましい。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αを110〜120度の範囲内に設定していることから、ラグ18同士の各々の内側端部18A間に泥詰りが生じるのをさらに抑制することができる。なお、角度αが110度未満の場合には、ラグ18同士の各々の内側端部18A間の泥詰りを抑制する効果が十分に得られず、角度αが120度を超える場合には、ラグ18の頂部18Cのクローラ幅方向に沿った長さが短くなるため、トラクション性能が十分に得られない。このため、角度αは、110〜120度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、複数枚の保護プライ30を重ねて形成された保護コード層28を、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に配置していることから、クローラ本体12の外周面12Bに付いた外傷に起因する亀裂が第1バイアスコード層22及び第2バイアスコード層23に到達するまでの進行速度を遅くすることができる。このように亀裂がバイアスコード24A及びバイアスコード26Aまで到達する時間を延ばすことで、外部からの水の浸入によるバイアスコード24A及びバイアスコード26Aの不具合を長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。
また、ゴムクローラ10では、メインコード層20のクローラ外周側に第1バイアスコード層22を重ね、この第1バイアスコード層22のクローラ外周側に第2バイアスコード層23を重ねていることから、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくため、旋回時におけるバイアスコード24A及びバイアスコード26Aの変位量を軽減でき、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aに座屈が生じるのを抑制できる。このように座屈によってバイアスコード24A及びバイアスコード26Aに不具合が生じるのを長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。またさらに、上記のように、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくことで、メインコード20Aのねじれ防止作用を効果的に得ることができ、ゴムクローラ10の直進性が向上する。
ゴムクローラ10では、クローラ本体12の本体内周部12Cの厚みT1を本体外周部12Dの厚みT2よりも厚くしていることから、駆動輪100、遊動輪102及び転輪104から荷重を受ける本体内周部12Cに不具合が生じるのを抑制できる。
また、ゴムクローラ10では、駆動輪100や遊動輪102に巻き掛けられた部分においてメインコード層20が曲げの中立軸となるため、メインコード20Aをクローラ本体の厚み方向の中央部に配置することで、クローラ本体12の内周面12Aに作用する圧縮力と外周面12Bに作用する引張力のバランスをとることができる。これにより、クローラ本体12の耐久性を向上させることができる。
前述の実施形態では、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向に離間して配置する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ周方向から見て重なり合う構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、ラグ18をクローラ周方向に対して2段階傾斜させて延ばしているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18をクローラ周方向に対して斜めに一直線状に延ばしてもよい。
またさらに、前述の実施形態では、クローラ本体12内に、クローラ内周側から順にメインコード層20、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23、保護コード層28を埋設する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、各コード層の順序を入れ替えてもよく、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23又は保護コード層28を省略してもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10・・・ゴムクローラ(クローラ)、
12・・・クローラ本体、
18・・・ラグ、
18A・・内側端部、
18C・・頂部、
18D・・根元部、
18E・・踏込側壁面、
18F・・蹴出側壁面、
18FA・頂部側部分、
18FB・根元側部分、
CD・・・クローラ周方向、
WD・・・クローラ幅方向、
IN・・・クローラ内周側、
OUT・・クローラ外周側。

Claims (4)

  1. 弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、
    前記クローラ本体に複数設けられ、前記クローラ本体の外周面から突出し、クローラ外周側から見てクローラ幅方向の中央を通る中央線を挟んでクローラ幅方向の一方側と他方側に振り分けられてクローラ周方向に交互に配置され、前記中央線側の端部からクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延び、クローラ周方向に沿った断面においてクローラ回転方向側の踏込側壁面の頂部側部分と前記外周面とのなす角度が90度以上で且つクローラ回転方向と反対側の蹴出側壁面の頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりも小さいラグと、
    を有する回転方向が指定された、クローラ。
  2. 前記ラグの前記蹴出側壁面は、クローラ周方向に沿った断面において、根元側部分と前記外周面とのなす角度が90度以上で且つ頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりも小さい、請求項1に記載のクローラ。
  3. 前記ラグの前記踏込側壁面は、クローラ幅方向の前記中央線側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分と前記外周面とのなす角度よりもクローラ幅方向外側におけるクローラ周方向に沿った断面において頂部側部分と前記外周面とのなす角度が小さい、請求項1又は請求項2に記載のクローラ。
  4. 前記ラグの前記踏込側壁面は、クローラ周方向に沿った断面において、頂部側部分と前記外周面とのなす角度が102〜115度の範囲内に設定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクローラ。
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