JP2015202604A - 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015202604A
JP2015202604A JP2014082126A JP2014082126A JP2015202604A JP 2015202604 A JP2015202604 A JP 2015202604A JP 2014082126 A JP2014082126 A JP 2014082126A JP 2014082126 A JP2014082126 A JP 2014082126A JP 2015202604 A JP2015202604 A JP 2015202604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image
image processing
correction
recording element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014082126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015202604A5 (ja
JP6415080B2 (ja
Inventor
洋志 川藤
Hiroshi Kawafuji
洋志 川藤
馬場 直子
Naoko Baba
直子 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014082126A priority Critical patent/JP6415080B2/ja
Priority to US14/679,925 priority patent/US9462147B2/en
Publication of JP2015202604A publication Critical patent/JP2015202604A/ja
Publication of JP2015202604A5 publication Critical patent/JP2015202604A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415080B2 publication Critical patent/JP6415080B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00801Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity according to characteristics of the original
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa

Abstract

【課題】1ラスタの画像を複数のノズルを用いて記録する場合に、各ノズルの使用比率が異なっていても適切に且つ低い処理負荷で簡易な構成により、ノズル単位の吐出ばらつきに起因する濃度ムラを補正することができる画像処理装置を提供する。【解決手段】画像データにおける各画像領域の記録に使用されるノズルの使用率を算出し寄与率テーブルを生成する。これを用いてヘッドシェーディング補正処理S605を行い、2値化処理S608、マスクパターン処理S609後記録する。【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体上に画像を記録するための画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラムに関する。
従来から、インクを吐出可能な吐出口(ノズル)を複数配列したノズル列を備えたインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置において、高画質な画像を得られない要因の一つとして、記録ヘッドの吐出特性のばらつきに起因する画像の濃度ムラが挙げられる。複数の記録素子(ノズル)を備えるインクジェット記録装置では、各記録素子の吐出特性がばらつくことにより、記録画像に濃度ムラが発生することがある。この記録素子の吐出特性のばらつきは、インクの着弾位置の変動と吐出量変動に分類され、インクを加熱する発熱ヒータの発熱量のばらつきやノズル口径のばらつきなどが要因として挙げられる。また、経年変化による発熱ヒータの発熱量変動や、使用環境の違いによるインクの粘性の変動によっても、各記録素子から吐出されるインクの量に差が生じることがある。さらに、これらの濃度ムラは、記録ヘッドの大型化、マルチヘッド化において一層顕著になる。
このような記録ヘッドの吐出特性のばらつきに対し、マルチパス記録方式が知られている。このマルチパス記録方式によって複数回の走査でより多くのノズルを用いて画像を記録することになるため、各ノズル固有の記録画像への影響が低減されて濃度ムラが低減する。
また、濃度ムラを低減するための他の方法として、ヘッドシェーディング補正が知られている。ヘッドシェーディング補正では、記録ヘッドを用いて記録された均一な濃度のテストパターンを読み取り、濃度ムラが低減されるように各ノズルに対応する画像データの濃度値を補正するための補正テーブルを作成する。そして、この補正テーブルを用いて各ノズルに対応する画像データを補正することで、濃度ムラのない画像を安定して出力するものである。
特許文献1には、上記マルチパス記録方法に加え、マスク処理によりノズル列の端部に位置するノズルの記録比率を、端部以外のノズルの記録比率よりも小さくすることにより、つなぎスジを視認されにくくする方法が開示されている。
一方、ノズル列毎あるいは記録ヘッド毎の吐出特性の違いに起因した色ムラを低減するための技術として、キャリブレーション技術が知られている。特許文献2には、キャリッジにパッチを読み取るためのスキャナを設け、このスキャナを用いてパッチの濃度を測定し、測定結果に基づいて色ムラの補正(キャリブレーション)を自動で行う方法が記載されている。この方法では、インク色毎に対応する各記録ヘッドについてキャリブレーションを行い、各インク色の階調毎の濃度補正値を求めている。
特開2002−96455号公報 特開2004−167947号公報
2パス以上のマルチパス記録を行う場合、従来のヘッドシェーディング補正方法では、複数のノズルを用いて1ラスタを記録する際に各ノズルの使用比率がラスタ毎に異なると、適正に補正するための処理負荷が高いという課題がある。パス数及びマスクパターンの種類毎に、均一な濃度のテストパターンを記録、測定して補正テーブルを生成する必要があるため、大量のデータ処理や大容量のメモリが必要となってしまう。
また、特許文献1に開示されている方法では、記録に使用される複数のノズルの使用比率がラスタ毎に異なるため、濃度ムラがより顕著になる。また、特許文献2に開示されている方法では、ノズル単位での吐出特性の違いに起因した色の違いを低減することはできない。
このような課題を鑑み、本願発明は、互いに異なる記録素子を含む複数の記録素子群を備える記録ヘッドを用いて、前記複数の記録素子群それぞれを記録媒体上の単位領域に対して相対走査させ、複数回の相対走査によって前記単位領域に画像を記録するための画像処理方法であって、前記単位領域に記録すべき画像の画像データが入力される入力工程と、前記複数の記録素子群それぞれについて、前記単位領域に対する画像の記録に用いられる比率を取得する取得工程と、前記取得工程において取得された前記比率と、前記複数の記録素子群それぞれの記録特性を示す記録特性情報と、に基づいて、前記画像データを補正する補正工程とを備えることを特徴とする。
本願発明は、1ラスタの画像を複数のノズルを用いて記録する場合に、各ノズルの使用比率が異なっていても適切に且つ低い処理負荷で簡易な構成により、ノズル単位の吐出ばらつきに起因する濃度ムラを補正することができる。
1パス記録時の記録ヘッドの吐出状態に起因する濃度ムラを表した図である。 2パス記録時の記録ヘッドの吐出状態に起因する濃度ムラを表した図である。 インクジェット記録装置の概観構成を説明するための図である。 記録ヘッドに設けられた記録素子を説明するための模式図である。 インクジェット記録装置の制御系のブロック図である。 記録制御部507で実行される処理を示すフローチャートである。 マスクパターン処理を説明するための図である。 ヘッドシェーディング補正処理を示すフローチャートである。 ヘッドシェーディング補正に用いるパッチの一例である。 マルチパス記録における画像データと寄与率の対応関係を説明するための図である。 所定ラスタ毎に寄与率を算出する処理のフローチャートである。 濃度比率を説明するための図である。 第3の実施形態にかかる記録ヘッドを説明するための図である。 第3の実施形態にかかるヘッドシェーディング処理を示す図である。 第3の実施形態にかかるノズル群毎の濃度比率を説明するための図である。 他の実施形態にかかる記録装置の構成を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
まず、図1及び図2を用いて、記録ヘッドの吐出量ばらつきに起因する濃度ムラを抑えるための方法の一つとして、同じ場所を複数回走査することで画像を記録するマルチパス記録について説明する。
図1は、記録ヘッドを用いて1回の走査で画像を記録する、所謂1パス印字を行った場合の一例を示している。図1(a)は、記録ヘッドに設けられた8個の記録素子から吐出されるインク滴の体積や方向がばらついていることを示している。このような吐出特性のばらつきを有する記録ヘッドを用いて1パス印字を行うと、図1(b)に示すように、記録媒体上の印字領域には、記録素子に対応した印字行ごとに大きさや着弾位置がばらついたドットが形成されてしまう。記録媒体上に形成されるドットの大きさのばらつきや着弾位置のばらつきは、図1(b)の中央部分に見られるような白地の部分や、また必要以上にドットが重なりあった部分が生じる。図1(c)は、図1(b)に示したドット形成がなされた画像の濃度分布を示している。このような画像濃度の差が、画像の白スジや黒スジとして視認されてしまう。
図2は、図1に示した記録ヘッドを用いてマルチパス記録を行った場合の説明図である。図2(a)に示すように、図1で示した印字領域(単位領域)に対して記録ヘッドを3回走査させることにより画像を形成する。このとき、印字領域の半分である縦4画素分の2つの領域には、それぞれ2回の走査で画像が形成される。2回の走査で画像を記録する場合、記録ヘッドの8個の記録素子は、上の4個と下の4個の各領域に分けられ、1つの記録素子が1回の走査で印字するドットは、所望の画像データを所定の方法に従って、約半分に間引いたものである。そして、記録媒体を4画素分搬送することで、1回目の走査で用いられた記録素子と異なる記録素子を用いて、残りの半分の間引いた画像データによって補完的にドットを形成する。図2(b)及び(c)は、記録された画像の濃度であり、図1の場合に比べて濃度ムラが低減されている。このように、マルチパス記録方式では、記録ヘッドが走査する方向(主走査方向)の1ドットラインを異なる複数の記録素子を用いて記録するため、各記録素子の吐出特性のばらつきの影響を軽減できる。以降、1ドットラインを1ラスタと称する。
図3は、本実施形態に用いるインクジェット記録装置の内部構成を示す斜視図である。キャリッジ(CR)モータ32を駆動源としたタイミングベルト33の移動に伴い、記録ヘッドを搭載したキャリッジ31が、ガイドシャフト34に案内支持されながら、図の主走査方向に往復移動する。フレキシブルケーブル35は、キャリッジ31の移動に追従しながら、装置本体の基板と記録ヘッドを電気的に接続している。搬送ローラ対36は、記録媒体37を挟持するとともに、その回転に伴って記録媒体37を、主走査方向と交差する所定方向(副走査方向)に搬送する。記録データに従って記録ヘッドがインクを吐出しながらキャリッジ31が主走査方向に移動する主走査と、搬送ローラ対36の回転に伴う搬送動作と、を交互に繰り返すことにより、段階的に記録媒体上に画像が形成される。
図4は、本実施形態で用いる記録ヘッド41の記録素子側を示す模式図である。記録ヘッド41は、1インチ当たり1200個の密度で1280個の記録素子(以下、ノズルとも称する)が副走査方向に並ぶ記録素子列を、インク色毎に備えている。シアンインクを吐出するノズル列41C、マゼンタインクを吐出するノズル列41M、イエローインクを吐出するノズル列41Y、およびブラックインクを吐出するノズル列41BKが記録ヘッド41の主走査方向に並んでいる。ノズル列41C、41M、41Y、41BKのそれぞれは、1インチ当たり600個の密度でノズルが並ぶ2列のノズル列が、1/1200インチずれて千鳥状に配置されたものである。この2つの列を1つのノズル列と見なすことで、記録媒体上に1インチ当たり1200個のドットを形成することができる。各ノズルから吐出されるインク滴の量(吐出量)は約4.5plである。ただし、ブラックインクは高濃度を実現するため、他色のインクよりも吐出量を多く設定してもよい。本実施形態の記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録素子を備えており、各ノズル内に熱エネルギーを発生するための電気熱変換体が設けられている。
このような記録ヘッド41を主走査方向に走査しながらインクを吐出することにより、主走査方向に2400dpi(dot/inch)、副走査方向に1200dpiの記録密度でドットを形成することができる。また、CMYK4色のインクを吐出する記録ヘッド41は、各色で独立に構成されていても良いし、一体的に構成されていても良い。また、上記4色のインクの他に、粒状性向上を目的として淡シアンインクや淡マゼンタインクを追加してもよく、発色向上を目的としてレッドインク、グリーンインク、ブルーインクを追加してもよい。
(画像処理システムの構成例)
次に、インクジェット記録装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。図5は、図3に示したインクジェット記録装置の制御系の構成を説明するためのブロック図である。まず、スキャナやデジタルカメラ等の画像入力機器501やハードディスク等の各種記憶媒体に保存されている多値画像データが、画像入力部502に入力される。画像入力部502は、記録装置外部に接続されたホストコンピュータであり、インターフェイス回路503を介して、記録装置である画像出力部504に対して記録すべき画像情報を転送する。画像入力部502には、画像データを転送する際に必要なCPU505や、記憶素子(ROM506)が配置されている。ホストコンピュータの形態としては、情報処理装置としてのコンピュータとするほか、イメージリーダなどの形態とすることもできる。
記録制御部507の内部には、CPU508を始め、制御プログラムなどを記憶した記憶素子(ROM509)や、各種画像処理を実施する際のワークエリアとなるRAM510が配置されている。ROM509は、CPU508の制御プログラムや記録動作に必要なパラメータなどの各種データを格納している。本実施形態のROM509は、EEPROM(Electric Erasable Pragaramable ROM)であり、電気的に書き換えることが可能である。また、記録装置の電源を切ったとしても情報が保存される。RAM510は、CPU508のワークエリアとして使用されると共に、画像入力部502から受信した画像データや生成した記録データなどの各種データの一時保管等を行う。また、ROM509には、図6を用いて後述するLUT(ルックアップテーブル)602、604、606や寄与率テーブル104が格納されている。RAM510には、パッチを記録するためのパッチデータが格納されている。尚、602、604、606のルックアップテーブルや寄与率テーブル104をRAM510に格納してもよく、パッチデータをROM509に格納してもよい。
記録制御部507は、画像入力部502より転送された多値の入力画像データを、後述する画像処理を施して2値画像データへと変換する。また、記録制御部507は入出力ポート511を備えており、搬送ユニットにおけるキャリッジモータ(CRモータ)32、搬送(LF)モータ512、記録ヘッド41の各駆動回路513、514、515が接続される。さらに、入出力ポート511には、カラーパッチの測定や記録媒体の検出に用いるカラーセンサ516、周辺環境の温湿度を検出する温湿度センサ517などのセンサ類が接続される。そして、記録制御部507において変換された2値画像データに基づき、記録ヘッド41の各記録素子から記録媒体にインクを付与するにより画像を形成する。
図6は、図5に示した記録制御部507で実行される処理を示すフローチャートである。本フローは、記録装置がホストコンピュータから印刷ジョブを受信するとスタートする。尚、印刷ジョブには、記録すべき画像の画像データの他に、マルチパス記録におけるパス数、余白の量もしくははみだし量、画像の倍率などの画像を記録する記録モードの記録条件を示す記録条件情報が含まれる。そして、画像データと記録条件情報に基づいて、記録制御部507により、画像データの各画素の記録にどのノズルが用いられるのかが決定する。詳細は後述するが、印刷ジョブを受信すると、図6の処理と並行して、図11の処理が実行され、図6のステップS605のヘッドシェーディング補正処理において用いる寄与率テーブルが生成される。尚、寄与率テーブルは、印刷ジョブを受信してからステップS605の処理が実行されるまでの間に生成されればよく、処理のタイミングは限定されない。
記録装置が印刷ジョブを受信すると、ステップS601において、各色8bitで構成される入力画像データを、C、M、Y、およびKの濃度信号に変換する色変換処理が行われる。具体的には、3次元の色変換ルックアップテーブル602を参照し、画素ごとに、入力画像データを、プリンタが利用可能な複数のインク色の多階調データ(CMYKデータ)に変換する。
色変換ルックアップテーブルの次元数は、ステップS601の色変換処理に入力する入力画像データの成分(要素)の数を示している。ただし、この色変換ルックアップテーブル602には、特定且つ離散的なRGB信号に対する濃度信号しか保持されておらず、各色256段階で表現されるRGBの全ての組み合わせに対応していない。従って、保持されていない領域のRGB信号に対しては、保持している複数のデータを用いて、補間処理で求める。ここでは公知の補間処理方法を用いるため、詳細な説明は省略する。ステップS601の色変換処理によって変換された多階調データ(CMYKデータ)の値は、入力値である入力画像データと同様に8bitで表現され、256段階の階調値を有する濃度値として出力される。
次に、ステップS603において、色変換が施されたCMYKデータを補正する、出力γ補正処理が行われる。ここでは、最終的に記録媒体で表現される光学濃度が入力される濃度信号に対し線形性を保つように、1次元の補正テーブルである1D−LUT604を参照してインク色毎にデータを補正する。この1D−LUT604は、標準的な記録特性を示す記録ヘッドを基準に生成されている。出力されるC’M’Y’K’データは、入力画像データと同様に8bitの濃度値である。
次に、ステップS605において、この8bitの濃度値に対して、HS補正用1次元LUT606と寄与率テーブル104を用いて濃度補正処理(ヘッドシェーディング補正処理)が行われ、新たなC’’M’’Y’’K’’データへと変換される。前述のステップS603の出力γ補正処理では、標準的な記録ヘッドに対応して作成された1D−LUTを用いているため、記録ヘッドの個体差もしくはノズル単位の記録特性のばらつきが生じてしまう。従って、ステップS605において、ノズル単位での記録特性のばらつきを補正するヘッドシェーディング補正(以下、HS補正とも称す)を行う。
次に、ステップS608において、記録ヘッド41が記録可能なドットの記録位置を定めた1bitの2値画像データへと変換する2値化処理を行う。この2値化処理は、一般的な多値誤差拡散処理を採用することが出来る。ステップS609において、2値画像データを元に、後述するマスクパターン処理において使用するマスクパターンを選択し、走査毎の出力画像データを生成する。
尚、ステップS601の色変換処理、ステップS603の出力γ補正処理、ステップS605のヘッドシェーディング補正処理、およびステップS608の2値化処理における最適な変換方法は、記録媒体の種類や記録する画像の種類等によって異なる。特に、色変換処理で用いられる3次元の色変換ルックアップテーブル(3D−LUT)602は、記録媒体の種類ごとに用意される。
図7を用いて、ステップS609のマスクパターン処理について具体的に説明する。マスクパターンは、記録制御部507内のROM509に格納されている。ステップS609のマスクパターン処理では、マスクパターンを用いて各色の画像データを記録走査毎に分割し、記録走査毎且つインク色毎のドットデータを生成する。
画像データ71は、記録画像における単位画素の記録密度を表しており、ここでは50%である。この記録密度50%の画像画素に対して2値化処理が行われ、また同時に行った解像度変換によって4×2の記録画素となったものが、2値画像データ72に示されている。2値画像データ72において、ドットの記録を示す黒の画素が4画素、ドットの非記録を示す白の画素が4画素であり、記録密度が50%となる。本実施形態において、記録密度とは、1200dpi×1200dpiで配列する記録媒体上の画素のうち、実際にドットが記録される画素の割合を示す。すなわち、記録密度が50%とは、全ての画素のうち半分の画素にドットが記録されることを示す。
図中、73は、4回の記録走査によって画像を記録する4パスのマルチパス記録に用いられるマスクパターンの一例である。ドットの記録の許容または非許容を示す複数の画素領域によって構成されている。黒く示した領域がドットの記録を許容する記録許容画素を示しており、白く示した領域がドットの記録を許容しない非記録許容画素を示している。個々のマスクパターン73a〜73dは、記録許容率が均等な25%ずつである。互いに補完の関係を保っており、合計100%である。
ノズル列内のノズルは縦方向に4つの領域に区分される。各領域に含まれるノズルは、マスクパターン73のうち各領域に対応するマスクパターン73a〜73dと画像データに従ってドットを記録する。各走査について、マスクパターン73a〜73dと2値化処理後の2値画像データ72との論理積をとることにより、各走査で実際に記録する画素が決定される。74は、論理積の結果を示しており、各記録走査で記録される画素の位置を示したものを縦に並べている。これにより、記録走査ごとに1画素ずつ記録されることがわかる。例えば、2値画像データ72とマスクパターン73bとの論理積から、2回目の記録走査によって記録される出力画像データ74bが導き出される。つまり、2値画像データにおいて記録される画素データがあり、かつマスクパターンにおいて記録を許容された場合にのみドットを記録する。ここでは説明を簡単にするため4画素×8画素の領域を有するマスクパターンを示したが、マスクパターンは、主走査方向にも副走査方向にも更に大きな領域を有している。特に、副走査方向において、記録ヘッドのノズル列のノズル数とマスクパターンの画素数とを同一にするのが一般的である。
(ヘッドシェーディング補正LUTの生成方法)
次に、図8を用いて、HS補正用1次元LUT606を生成する方法について説明する。ここでは、記録ヘッド41のノズル群毎(記録素子群毎)にパッチの測定結果を取得し、記録ヘッドのノズル群毎の濃度値を取得する。この濃度値を記録特性情報として記憶する。本実施形態では、出力γ処理(ステップS603)の後、及び、2値化処理(ステップS608)の前に、ヘッドシェーディング補正処理(ステップS605)を行う。
図8は、HS補正用1次元LUT606を生成するための処理を示すフローチャートである。まず、ステップS801において、画像入力部502のCPU505、または画像出力部504の操作パネル(不図示)等から、パッチを記録して濃度を測定するヘッドシェーディング補正実行命令が入力される。ヘッドシェーディング補正実行の命令が入力されると、ステップS802において、画像出力部504は、テストパターンを記録するための記録媒体を、給紙トレイから給紙する。記録ヘッド41による記録が可能な領域まで記録媒体を搬送すると、ステップS803において、記録媒体の副走査方向への搬送動作と、キャリッジモータ32を駆動したキャリッジ31の主走査方向への記録走査とを交互に行う。そして、記録ヘッド41を用いて、記録媒体上に記録ヘッド41の各領域の濃度値を得るのに必要な数のパッチを含むテストパターンを記録する。
図9は、ステップS803で記録されるテストパターンの概略図である。本図では、各パッチを区別するために英字および数字を示しているが、実際には、各インク色に対応する、それぞれ一様な濃度のパッチである。本図において、各パッチに記載されているC、M、Y、BKの英字は、それぞれ、図4に示したノズル列41C、41M、41Y、41BKから吐出されたインクによって記録されたパッチを示す符号である。また、英字の隣に記載されている1〜5までの数字は、記録するカラーパッチの濃度階調をランク付けした数字である。ここでは、数字が大きいほど高濃度のパッチとする。例えば、パッチC1はシアンインクを吐出するノズル列41Cにより記録された濃度階調1のパッチである。なお、階調値は5値に限るものではない。また、数字の大きさと階調の高さが対応していなくてもよく、数字が小さいほど高濃度のパッチとしてもよい。
各パッチの副走査方向の長さは、記録ヘッドで記録可能な幅、すなわちノズル幅に対応している。各パッチにおいて、副走査方向における記録媒体の搬送の下流側(図の上側)からN行目の画像データは、記録ヘッド41において上からN個目のノズルを用いて記録される。例えば、記録されたパッチの副走査方向下流側1行目(上から1個目)は、記録ヘッドのノズル列の副走査方向下流側から1行目(上から1個目)のノズルを用いて記録される。そして、副走査方向下流側から2行目(上から2個目)は、ノズル列の副走査方向下流側から2行目(上から2個目)のノズルを用いて記録される。出力されたパッチを測定した測定結果に基づいて、ノズル群毎の濃度特性を取得することができる。
図8に戻り、ステップS804において、記録されたパッチを所定時間乾燥させるためのタイマーカウンタをスタートする。続いて、ステップS805において、カラーセンサ516を用いてパッチが記録されていない白レベル(記録媒体の地色)の反射光の強度を測定する。白レベルの測定結果は、この後に記録するパッチの濃度値算出を行う際の基準値として利用される。測定結果は、カラーセンサ516の光源であるLED毎にそれぞれ保持される。尚、パッチが記録されていない記録媒体の空白部分の濃度は、記録媒体の地色が測定され、白い記録媒体であれば地色は白色である。本実施形態においては、白い地色の記録媒体を用いる例について説明する。
ステップS806において、乾燥タイマーのカウンタが所定時間経過したことが確認されると、ステップS807において、各パッチの反射光の強度を測定する。反射光強度の測定は、カラーセンサ516に搭載されているLEDのうち、濃度測定するインク色に適したLEDを点灯し、パッチの反射光を読み取ることにより行う。緑色LEDは、例えば、Mインクにより記録されたパッチ、およびパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。青色LEDは、例えば、Yインク、Kインクにより記録されたパッチ、およびパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。赤色LEDは、例えば、Cにより記録されたパッチ、およびパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。また、各パッチの反射光強度の測定は、副走査方向において、連続的、あるいは、ノズルのピッチ単位で行う。なお、反射光の強度測定は1ノズル単位で行ってもよく複数ノズル単位で行ってもよい。本実施形態では、2ノズル単位で行う。
パッチの読み取りが終了すると、ステップS808において、それぞれのパッチと空白部分(白色)の双方の出力値に基づいて、対応するノズル群毎にパッチの濃度値を算出する。尚、パッチを測定する際は、2ノズル単位の濃度値をまとめて読み取ってもよく、1ノズル単位で2カ所読み取り、2カ所の読み取り濃度値を平均してもよい。読み取ったノズル群毎の濃度値は、記録制御部507のROM509またはRAM510に保存される。
ステップ809において、測定したノズル群毎の濃度値に基づいて、ヘッドシェーディング補正処理で用いるHS補正用1次元LUT606を生成する。HS補正用1次元LUT606とは、ノズル群毎の補正前の濃度値と、ターゲット値となるように補正された後の濃度値と、の対応関係を示す濃度補正データであり、ノズル群毎にそれぞれ独立して生成される。ターゲット値とは予め定められている所定の目標濃度のことである。記録されたパッチの濃度値(測定値)がターゲット値に近づくように、ノズル群毎に画像データの濃度値を補正するためのデータを生成する。尚、予め精度の良好なインクジェット記録装置および記録ヘッドを用いてパッチを記録し、濃度測定した際に得られた値をターゲット値として採用してもよい。生成されたHS補正用1次元LUT606と、後述する寄与率と、を用いて、ラスタ単位で、補正前の画像データの濃度値から補正後の画像データの濃度値が決定する。
HS補正用1次元LUT606は、記録制御部507のCPU508あるいは画像入力部502のCPU505において生成される。記録媒体の種類や解像度ごとに生成してもよく、生成された1次元LUT606は記録制御部507のROM509に格納される。
尚、HS補正用1次元LUT606は、使用環境毎に別々に作成してもよいし、補正実行時に生成して保存せずに、画像の記録時の画像処理工程においてその都度生成してもよい。また、パッチ記録手段によって記録されたパッチに基づいて、予め作成されているテーブルが選択されてもよい。
その後、ステップS809において、記録媒体の排出処理を行い、ステップS801において、処理を終了する。このように上記処理を実行する度に、HS補正用1次元LUT606の内容を更新することができる。
(寄与率生成方法)
次に、図10を用いて、本実施形態のヘッドシェーディング補正に使用する寄与率について説明する。101は、記録媒体上に記録する画像データを示しており、102は、4パス記録時の記録ヘッドの動きを示している。本図では、説明を簡単にするため、102は、記録ヘッド41のノズル列のうちシアンインク用のノズル列41Cのみを示しており、1つのノズル列が32ノズルである例を示している。そして、102は、記録ヘッド41の記録走査が1回行われる毎に記録媒体を副走査方向に8ノズル分ずつ搬送する場合の記録ヘッドと記録媒体との位置関係を示している。横線は、記録走査の境界である。また、矢印で示すように、図の上側が記録媒体の搬送方向(副走査方向)である。ノズル列41Cの32ノズルのうち、2ノズルを1つのノズル群として16のノズル群に分割し、ノズル群毎に10C−1から10C−16までの番号で区別する。103は、2ノズル単位の各ノズル群に対応するマスクパターンの記録許容率を表した図であり、補完関係にある4領域の記録許容率を足し合わせると、合計100%となる。尚、記録ヘッド41のノズル列41Cとマスクパターンとの位置関係は通常固定である。従って、4パス記録の各走査の間に、副走査方向に記録媒体が搬送されて画像データ101と記録ヘッド41の位置関係がずれると、画像データ101とマスクパターンの位置関係もずれることになる。
尚、寄与率とは、画像データにおける各画像領域の記録に使用されるノズルの使用率を表したものである。従って、画像データと記録ヘッド(マスクパターン)との位置関係に応じて寄与率が変化する。例えば、寄与率が100%である場合、対応する画像データは寄与率が100%であるノズル群のみで記録されることを意味している。
図11のフローチャートを用いて、画像領域毎の寄与率テーブルの生成方法について説明する。前述したように、本フローは、記録装置が印刷ジョブを受信し、画像データが画像入力部502から画像出力部504に流れてきたタイミングで開始される。ステップS111において、印刷ジョブに含まれる記録条件を示す記録条件情報に基づいて、マスクデータの記録許容率112と画像データとの位置関係が決定する。そして決定した位置関係から、所定数のラスタ分の記録に用いられるノズル群の寄与率を算出する。次に、ステップS113において、算出された寄与率が寄与率テーブル104に書き込まれる。ステップS114において、画像データの最後まで寄与率を算出する処理が終了したかを判断し、最後まで書き込んだ場合には処理を終了する。最後まで算出し終えていない場合は、ステップS111に戻り、次の所定数のラスタ分の寄与率を算出する。
生成された寄与率テーブルを用いて、図6のステップS605におけるヘッドシェーディング処理が行われ、その後、記録媒体への記録動作を開始する。尚、寄与率テーブルが生成された領域から順番にステップS605以降の処理を行ってもよい。全ての画像領域に対応する寄与率テーブルが生成される前に記録動作を開始することで、画像記録を指示するジョブが記録装置に送られてから記録動作が開始するまでのタイムラグを短くすることができる。寄与率テーブル104は、記録制御部507にあるROM509に書き込まれるが、RAM510や画像入力部にあるROM506であってもよい。また、寄与率テーブル104を予め記憶しておき、使用するパスマスクなどに応じて選択する方法でもよい。
図10に戻り、寄与率テーブル104について説明する。寄与率テーブル104は、画像データのラスタ毎に、ノズル群10C−1からノズル群10C−16までの各ノズル群を使用する比率が定められたテーブルである。例えば、画像データ上の画像領域105に対しては、ノズル群10C−4、ノズル群10C−8、ノズル群10C−12、ノズル群10C−16の4つのノズル群を用いて画像を記録する。従って、寄与率テーブルにおいて、上記4つのノズル群に対応する位置の寄与率は0よりも大きく、使用しないノズル群の寄与率は0となる。この寄与率テーブル104は、画像データと記録ヘッドのノズル列との位置関係に応じて決定する。尚、寄与率テーブル104の副走査方向における要素数は、画像データにおける副走査方向のサイズと同じである。ノズル群毎の寄与率の算出に用いる、マスクパターンの記録許容率は、マスクパターンにおける記録許容画素の数をカウントしてもよい。本実施形態では、予めマスクパターンに対応したテーブルとして、ノズル群のサイズに対応した記録許容率テーブルを格納している。
尚、ヘッドシェーディング補正を行う単位は1以上のノズルを含むノズル群毎に行えばよいが、複数のラスタ単位で補正を行っても効果があるため、処理速度と補正効果の観点から補正単位を決定すればよい。ノズル群は1ノズルでもよく、2ノズルよりも大きな値でも良い。本実施形態では、2ラスタを単位領域とし、2ノズル単位で画像データを補正する。
(ヘッドシェーディング補正)
図12を用いて、ヘッドシェーディング補正処理について説明する。本実施形態では、ノズル群毎の濃度値を基にノズル群毎に作成したHS補正用1次元LUT606と、寄与率テーブル104と、を用いて、画像データの濃度を補正する。画像データの単位領域を記録するために用いるノズル群毎の比率を示す情報である寄与率と、ノズル群の濃度比率と、の積を取得し、該単位領域の記録に用いる全てのノズル群の和をとったものが出力値となる。
図12(a)は、102に示す記録ヘッド41の濃度比率121と、ノズル群10C−1〜ノズル群10C−16の対応関係を示す図である。以下に、濃度比率121の算出方法を説明する。前述の図8の処理を実行することにより、各ノズル群の濃度値をもとに算出したHS補正用1次元LUT606を用いる。補正前の画像データの濃度値とHS補正用1次元LUT606を用いることで、ノズル群毎の補正後の濃度値が算出される。濃度比率121は、補正後の濃度値を補正前の濃度値で割った比率を示しており、数値が大きいほど補正前の濃度値がターゲット値よりも低いことを表している。
図12(b)は、画像データ122と、4パス記録を行う際のノズル列41Cのノズル群毎の濃度比率121と、の対応関係を示したものである。画像データ122は、シアンインク用のノズル列41Cを用いて記録されるシアンの画像データであり、各画像領域に記載されている数値は、8bitの濃度値である。例えば、画像領域123に対して記録すべき画像データの濃度値は128である。そして、画像領域123での各ノズル群の寄与率は、ノズル群10C−4が16%、ノズル群10C−8が40%、ノズル群10C−12が34%、ノズル群10C−16が10%であり、他のノズル群は0%である。そして、ノズル群10C−4、ノズル群10C−8、ノズル群10C−12、ノズル群10C−16の濃度比率は、それぞれ104%、100%、100%、105%である。
濃度比率100%とは、画像データの濃度値が128である場合に、記録された画像の濃度が128となることを示している。従って、上記の濃度比率を有したノズル群を用いて画像領域123を記録する場合の計算値は下記の式によって算出される。
128×(1.04×0.16+1×0.40+1×0.34+1.05×0.10}≒129.5
尚、図12(b)において、ノズル群10C−4が、1走査目に画像領域123を記録する際の濃度比率は104%であり、2走査目に画像領域124を記録する際の濃度比率121も104%である。画像領域124の画像データの濃度値は100であるため、画像領域124を記録する場合は、
100×(1.04×0.16+1×0.40+1×0.34+1.05×0.10}≒101.1
となる。本実施形態では、小数点以下を四捨五入し、画像領域123の補正後の濃度値は130、画像領域124の補正後の濃度値は101となる。以上の処理を、2ラスタ単位で画像データ上の全領域に対して繰り返し実施することにより、ヘッドシェーディング補正を行う。
本実施形態では説明を簡単にするため、補正前の画像データの濃度値によらず、濃度比率121の値を一定値に設定している。しかし、補正前の濃度値によってHS補正用1次元LUT606から導かれる補正後の濃度値が異なる場合には、記録ヘッドの濃度比率121を補正前の濃度値に応じて異ならせる必要がある。
以上説明したHS補正を行うことで、画像データの1ラスタ分の記録に複数のノズルが用いられる場合に、ノズルの使用比率が異なっていたとしても、寄与率を用いて濃度値を補正することができる。このような構成により、ノズル毎の吐出量ばらつきに起因する画像領域間の濃度ムラを抑制することができる。
尚、寄与率テーブルを予めROMに記憶しておくことも可能ではあるが、印刷ジョブを受信するたびに寄与率テーブルを生成する方が望ましい。本実施形態では、各画像領域への記録に用いるノズル群が決まった後に寄与率テーブルを生成する。これにより、例えば記録媒体の中央部と端部のように副走査方向に異なる位置の領域において記録に使用されるノズル群の組み合わせが異なる場合であっても、適切に画像データを補正することができる。
具体的には、縁あり記録時の余白量や縁なし記録時の記録媒体に対する画像データのはみだし量は常に一定ではなく、ユーザ設定や画像データによって任意の値とすることができる。この余白量やはみだし量によって記録ヘッドと記録媒体との位置関係が異なるため、それに伴って各ノズル群の使用比率が異なる。このため、記録媒体上の画像領域に対して各ノズル群を記録に用いる比率(寄与率)は、印刷ジョブによって異なることが多い。従って、ROM509に寄与率テーブルを記憶しておくのではなく、印刷ジョブを受信する度に寄与率テーブルを生成することが好ましいのである。
尚、寄与率は、主走査方向には1つ設定され、副走査方向には任意のサイズで複数設定することが可能であるが、バンド幅に収まるほうが好ましく、ヘッドシェーディング補正単位と同じサイズであるとより望ましい。また、本実施形態では、ノズル列の端部に近いほど、ノズル列41Cの各ノズル群の使用比率が減少するようにマスクパターンが設定されているが、使用比率はこれに限られるものではない。ノズル列41Cの全領域で等しくなるように設定されていてもよい。ノズル列41Cの一部のみを使用するように設定されていてもよい。
また、本実施形態では、同じ寄与率の組み合わせが繰り返して用いられるような方法を用いているため、寄与率テーブルの最小の繰り返し単位のみを記憶することにより、メモリ容量の削減が可能である。
また、本実施形態では、ノズル群毎の記録特性情報として濃度値を記憶する例について説明したが、ノズル群毎のパッチの測定結果やノズル群毎のHS補正用LUTを記録特性情報として記憶する形態であってもよい。
(第2の実施形態)
前述の実施形態では、テストパターンの測定結果に基づいてノズル群毎のHS補正用一次元LUT606を生成し、ROM509に記憶する形態について説明した。本実施形態では、テストパターンの測定結果をROM509に記憶し、記録装置が印刷ジョブを受信してから画像領域毎のHS補正データを生成する方法について説明する。
図8のフローチャートにおいて、ステップS801〜ステップS808までの処理は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、ステップS808においてパッチを測定した測定結果をROM509に保存した後、ステップS809のHS補正LUT生成を行わずにステップS809に進み、記録媒体を排紙してフローを終了する。ROM509には、複数濃度のパッチの測定結果がノズル群毎に記憶される。
そして、記録装置が印刷ジョブを受信すると、図11に示したフローチャートに沿って寄与率テーブルが生成される。生成した寄与率テーブルとROM509に記憶されたノズル群毎の測定結果とに基づいて、画像領域毎にHS補正用1次元LUT606が生成される。そして、生成されたHS補正用1次元LUT606を用いて各画像領域の多値の画像データを補正し、補正されたデータに従って画像が記録される。
このような方法を用いることにより、HS補正LUTを記憶する場合に比べてROM509の容量を削減し、簡易な構成でヘッドシェーディング補正処理を行うことができる。また、第1の実施形態では、画像データの値によらず濃度比率の値として一定値を用いる形態で説明したが、本実施形態の方法であれば画像領域毎のHS補正1次元LUTが生成されるため、濃度値に応じて適切に補正を行うことができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、図13に示すような同色のインクを吐出するノズル列が走査方向に重複したオーバーラップ部を有する記録ヘッド42を用いる。図13は、本実施形態で用いる記録ヘッド42をインクの吐出口面から見た図である。ノズル列41C及び42Cがシアンインクを吐出するノズル列である。同様に、ノズル列41M及び42Mがマゼンタインクを吐出するノズル列、ノズル列41Y及び42Yがイエローインクを吐出するノズル列、ノズル列41BK及び42BKがブラックインクを吐出するノズル列である。そして、それぞれが副走査方向にずれて重複部(オーバーラップ部)を有するように配置されている。説明を簡単にするため、41C〜41BKを上ノズル列、42C〜42BKを下ノズル列と称する。本実施形態では、ノズル列41C及び42Cはそれぞれ10ノズルずつ備えており、1ノズルずつ、それぞれ10のノズル群に分ける。ノズル列41Cは、搬送方向下流側からノズル群41−1〜ノズル群41−10を備え、ノズル列42Cは、搬送方向下流側からノズル群42−1〜ノズル群42−10を備える。
本実施形態では、各色について、上ノズル列のHS補正用1次元LUTと、下ノズル列のHS補正用1次元LUTをそれぞれ生成する。同様に、HS補正用1次元LUT生成工程において取得されるノズルごとの濃度比率についても、上ノズル列と下ノズル列のそれぞれについて設定される。
図14及び図15は、本実施形態におけるヘッドシェーディング補正処理を説明する図である。図14において、141は、各領域に対応する画像データであり、142は、各走査における記録ヘッド42のノズル列41C及びノズル列42Cと、記録媒体との位置関係を示している。ここでは、2回の走査で画像の記録が完成する2パス記録の例を示す。各走査において、画像データがノズル列41Cとノズル列42Cに分配され、2つのノズル列によって画像が記録される。142は、ノズル列41C及びノズル列42Cそれぞれに対応するマスクパターンの記録比率を示すマスクテーブルである。ノズル列41C及び42Cにおいて、オーバーラップしていない非オーバーラップ部では、オーバーラップしていない方の端部に向かって記録比率が低くなるように設定されている。一方、ノズル群41C及び42Cが重複したオーバーラップ部では、いずれのノズル列においても記録比率は35%に設定されている。
143は、マスクテーブル142に基づいて、記録データを1走査目と2走査目に割り振った際のノズル群毎の寄与率を示す寄与率テーブルである。各走査でのノズル列41C及び42Cの記録媒体に対する位置関係と、ノズル列41C及び42Cの記録比率を示すマスクテーブル142とに基づいて、ノズル群41−1〜41−10、42−1〜42−10のそれぞれについて寄与率が求められる。例えば、画像データ141の一番上のラスタのノズル寄与率は、ノズル群41−10、42−2、41−1を用いて記録される。記録比率は、マスクデータ412に基づいて、ノズル群41−10の寄与率は35%、ノズル群42−2の寄与率は35%、ノズル群41−1の寄与率は30%と設定される。また、ノズル群41−2〜41−9、42−1、42−3〜10はこのラスタの記録に用いられないため、ノズル寄与率は0%に設定される。
図15は、図8に示す処理を実行することによって取得したノズル群毎の濃度比率を示している。算出方法は、前述の実施形態における濃度比率121の算出方法と同様である。図15に示す各ノズル群の濃度比率と、寄与率テーブル143とを用いて、画像データを補正することにより、補正データを生成することができる。補正値の計算方法は、前述の実施形態と同様である。
このように、本実施例によれば、同一のインクを吐出するノズル列が複数存在し、それぞれのノズル群の寄与率がラスタごとに異なる場合であっても、寄与率と濃度比率とを用いて濃度補正を行うことにより、濃度ムラを低減することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、記録ヘッドの走査と記録媒体の搬送を順次行う、所謂シリアル方式の記録装置の例で説明したが、本発明はこの形態に限るものではない。記録ヘッドもしくは記録媒体の複数回の相対走査で単位領域に対する画像の記録が完成するものであればよい。例えば、図16(a)のように、複数の記録素子列を備えた記録ヘッドに対し、記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体を搬送する、所謂フルマルチ方式の記録装置であってもよい。本図では、CMYKのインク色毎に記録ヘッド44C、44M、44Y、44BKを備える。各記録ヘッドには、図のx方向に複数の記録素子列が配列されている。そして、CMYKの各記録ヘッドは固定されており、記録媒体37は図のy方向に搬送される。各色の記録ヘッドは、同じ色のインクを吐出する複数の記録素子列を備える。そして、複数の記録素子列毎に、単位領域の記録に用いる記録素子と記録媒体上の単位領域との相対移動を1回の相対走査とする。すなわち、記録ヘッドに対して記録媒体37を1回搬送することにより、複数回の相対走査が行われたとみなす。
また、同色のインクに対応する記録素子列を複数備える記録ヘッドを用いて1回以上の走査で記録媒体に画像を記録するものであってもよい。図16(b)は、シアンインクに対応する記録素子列43C1及び43C2と、マゼンタインクに対応する記録素子列43M1及び43M2を備える記録ヘッド43を示す図である。このとき、記録ヘッド43と記録媒体上の単位領域との1回の走査を、単位領域に対する複数回の相対走査とみなす。すなわち、記録素子列43C1に含まれるノズル群と単位領域との相対移動を1回の走査、記録素子列43C2に含まれるノズル群と単位領域との相対移動を1回の走査とし、複数回の相対走査がなされたとみなす。マゼンタインクについても同様である。そして上述の実施形態と同様に補正することにより、各記録素子列の記録特性のばらつきに対して適切な補正を行うことができる。
また、本発明は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録ヘッドを用いるものに限られず、圧電素子によってインクを吐出する方法などであってもよい。また、画像を形成する記録材はインクに限られない。記録素子毎の記録特性のばらつきが生じ得る記録方式であれば、他の方式であっても良い。
また、上述の実施形態では、画像データと記録条件情報を含む印刷ジョブがホストコンピュータから記録装置に入力され、記録装置において、図6の処理及び図11の処理を実行する形態について説明した。本発明はこの形態に限るものではなく、ホストコンピュータ側で上記処理を行い、インクの吐出または非吐出を示すデータを記録装置に入力するものであってもよい。また、上記処理の一部をホストコンピュータ側で行い、他の処理を記録装置側で行う形態であってもよい。
41 記録ヘッド
507 記録制御部
605 ヘッドシェーディング補正処理
606 HS補正用一次元LUT
104、143 寄与率テーブル

Claims (29)

  1. 互いに異なる記録素子を含む複数の記録素子群を備える記録ヘッドを用いて、前記複数の記録素子群それぞれを記録媒体上の単位領域に対して相対走査させ、複数回の相対走査によって前記単位領域に画像を記録するための画像処理方法であって、
    前記単位領域に記録すべき画像の画像データが入力される入力工程と、
    前記複数の記録素子群それぞれについて、前記単位領域に対する画像の記録に用いられる比率を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記比率と、前記複数の記録素子群それぞれの記録特性を示す記録特性情報と、に基づいて、前記画像データを補正する補正工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記入力工程において、前記画像を記録する記録条件を示す記録条件情報がさらに入力され、前記取得工程において、前記記録条件情報に基づいて前記比率を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記記録特性情報は、前記複数の記録素子群にそれぞれ対応する複数のパッチの測定結果に基づく情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 前記補正工程において、前記記録特性情報と前記比率とに基づいて補正データを生成し、前記補正データに基づいて前記画像データを補正することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 前記記録特性情報は、前記複数の記録素子群毎の補正データであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 入力される前記画像データは、多値のデータであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 前記単位領域に対する画像の記録に用いられる前記複数の記録素子群それぞれの前記比率の合計は100%であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  8. 前記記録ヘッドは副走査方向に前記記録素子が配列し、前記複数回の相対走査は、前記記録ヘッドを前記副走査方向と交差する主走査方向に移動させることにより行われることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  9. 前記複数回の相対走査の間に、前記記録媒体が前記副走査方向に搬送されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記記録ヘッドは、同じ色の記録材に対応する記録素子列を前記主走査方向に複数列備え、前記単位領域は、前記複数の記録素子列それぞれの少なくとも1つの記録素子群を用いて記録されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  11. 前記複数回の相対走査は、固定された前記記録ヘッドに対して前記記録媒体を搬送することにより行われることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 前記複数の記録素子群は、それぞれ少なくとも1以上の記録素子を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  13. 前記記録素子は、インクを吐出するインクジェット記録素子であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 互いに異なる記録素子を含む複数の記録素子群を備える記録ヘッドを用いて、前記複数の記録素子群それぞれを記録媒体上の単位領域に対して相対走査させ、複数回の相対走査によって前記単位領域に画像を記録するための画像処理装置であって、
    前記単位領域に記録すべき画像の画像データが入力される入力手段と、
    前記複数の記録素子群それぞれについて、前記単位領域に対する画像の記録に用いられる比率を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記比率と、前記複数の記録素子群それぞれの記録特性を示す記録特性情報と、に基づいて、前記画像データを補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  16. 前記入力手段は、前記画像を記録する記録条件を示す記録条件情報がさらに入力され、前記取得手段は、前記記録条件情報に基づいて前記比率を取得することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記記録特性情報は、前記複数の記録素子群にそれぞれ対応する複数のパッチの測定結果に基づく情報であることを特徴とする請求項15または16に記載の画像処理装置。
  18. 前記補正手段は、前記記録特性情報と前記比率とに基づいて補正データを生成し、前記補正データに基づいて前記画像データを補正することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 前記記録特性情報は、前記複数の記録素子群毎の補正データであることを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 入力される前記画像データは、多値のデータであることを特徴とする請求項15から19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 前記単位領域に対する画像の記録に用いられる前記複数の記録素子群それぞれの前記比率の合計は100%であることを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  22. 前記記録ヘッドは副走査方向に前記記録素子が配列し、前記複数回の相対走査は、前記記録ヘッドを前記副走査方向と交差する主走査方向に移動させることにより行われることを特徴とする請求項15から21のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  23. 前記複数回の相対走査の間に、前記記録媒体が前記副走査方向に搬送されることを特徴とする請求項22に記載の画像処理装置。
  24. 前記記録ヘッドは、同じ色の記録材に対応する記録素子列を前記主走査方向に複数列備え、前記単位領域は、前記複数の記録素子列それぞれの少なくとも1つの記録素子群を用いて記録されることを特徴とする請求項22に記載の画像処理装置。
  25. 前記複数回の相対走査は、固定された前記記録ヘッドに対して前記記録媒体を搬送することにより行われることを特徴とする請求項15から21のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  26. 前記複数の記録素子群は、それぞれ少なくとも1以上の記録素子を含むことを特徴とする請求項15から25のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  27. 前記記録素子は、インクを吐出するインクジェット記録素子であることを特徴とする請求項15から26のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  28. 前記補正手段により補正された前記画像データに基づいて、前記単位領域に画像を記録するように前記記録ヘッドを制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項15から27のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  29. 互いに異なる記録素子を含む複数の記録素子群を備える記録ヘッドを用いて、前記複数の記録素子群それぞれを記録媒体上の単位領域に対して相対走査させ、複数回の相対走査によって前記単位領域に画像を記録する記録装置であって、
    前記単位領域に記録すべき画像の画像データが入力される入力手段と、
    前記複数の記録素子群それぞれについて、前記単位領域に対する画像の記録に用いられる比率を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記比率と、前記複数の記録素子群それぞれの記録特性を示す記録特性情報と、に基づいて、前記画像データを補正する補正手段と、
    前記記録ヘッドを用いて、前記補正手段により補正された前記画像データに基づいて前記記録媒体上に画像を記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
JP2014082126A 2014-04-11 2014-04-11 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム Active JP6415080B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014082126A JP6415080B2 (ja) 2014-04-11 2014-04-11 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム
US14/679,925 US9462147B2 (en) 2014-04-11 2015-04-06 Image processing apparatus, image processing method, recording apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014082126A JP6415080B2 (ja) 2014-04-11 2014-04-11 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015202604A true JP2015202604A (ja) 2015-11-16
JP2015202604A5 JP2015202604A5 (ja) 2017-08-31
JP6415080B2 JP6415080B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=54266117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014082126A Active JP6415080B2 (ja) 2014-04-11 2014-04-11 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9462147B2 (ja)
JP (1) JP6415080B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104996A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社リコー 液体吐出ユニット、液体吐出装置および液体吐出方法
JP2019107814A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、印刷システム、および印刷制御方法
US10486422B2 (en) 2017-04-14 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Printer and control method
JP7159723B2 (ja) 2018-09-12 2022-10-25 セイコーエプソン株式会社 濃度補正値の決定方法、印刷装置、印刷方法および印刷濃度の補正方法
JP7451038B2 (ja) 2020-04-03 2024-03-18 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム及び印刷方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11504980B2 (en) * 2018-12-13 2022-11-22 ColDesi, Inc. Apparatus and methods for processing digitally printed textile materials
CN112399921A (zh) * 2019-06-03 2021-02-23 三菱电机株式会社 热敏打印机和打印方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028574A (ja) * 2003-01-16 2005-02-03 Canon Inc 画像処理装置及び画像印字装置
JP2005231060A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びインクジェット記録装置
JP2009143135A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Seiko Epson Corp 液体吐出方法及び液体吐出装置
JP2009220304A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Canon Finetech Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US20100321434A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and image processing method

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5839529A (en) * 1996-07-02 1998-11-24 Depaoli; Michael T. Electrically powered drive train and vehicle
JP4006132B2 (ja) * 1999-05-11 2007-11-14 キヤノン株式会社 画像データ転送方法および記録媒体
EP1080919B1 (en) 1999-08-24 2007-08-15 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
JP2004167947A (ja) 2002-11-21 2004-06-17 Canon Finetech Inc カラー画像形成装置およびその色濃度のキャリブレーション方法
US7434909B2 (en) * 2006-12-28 2008-10-14 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Ink-jet head and head unit
JP5754873B2 (ja) * 2007-08-07 2015-07-29 キヤノン株式会社 記録制御装置及びキャリブレーション方法
US8136903B2 (en) * 2008-08-08 2012-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
US9623671B2 (en) * 2010-05-24 2017-04-18 Canon Kabushiki Kaisha Image processor, printing apparatus, and image processing method
JP5473779B2 (ja) * 2010-05-24 2014-04-16 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP5587055B2 (ja) * 2010-06-24 2014-09-10 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP6000518B2 (ja) * 2010-08-18 2016-09-28 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および方法
JP5780736B2 (ja) * 2010-10-05 2015-09-16 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2012076416A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Canon Inc インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、画像処理装置、および画像処理方法
JP5822454B2 (ja) * 2010-11-10 2015-11-24 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP5645686B2 (ja) * 2011-01-28 2014-12-24 キヤノン株式会社 記録制御装置、記録システムおよび記録方法
US8931869B2 (en) * 2011-08-18 2015-01-13 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
CN104812583B (zh) * 2012-11-29 2018-06-12 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印系统的操作
US9555620B2 (en) * 2013-10-07 2017-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method for adjusting printing position
JP6360410B2 (ja) * 2014-10-07 2018-07-18 キヤノン株式会社 記録装置及びその駆動方法
JP6380024B2 (ja) * 2014-11-10 2018-08-29 セイコーエプソン株式会社 ドット記録装置、ドット記録方法、そのためのコンピュータープログラム、及び、記録媒体の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028574A (ja) * 2003-01-16 2005-02-03 Canon Inc 画像処理装置及び画像印字装置
JP2005231060A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びインクジェット記録装置
JP2009143135A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Seiko Epson Corp 液体吐出方法及び液体吐出装置
JP2009220304A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Canon Finetech Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US20100321434A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and image processing method
JP2011025685A (ja) * 2009-06-23 2011-02-10 Canon Inc 記録装置および画像処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104996A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社リコー 液体吐出ユニット、液体吐出装置および液体吐出方法
US10486422B2 (en) 2017-04-14 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Printer and control method
JP2019107814A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、印刷システム、および印刷制御方法
JP7159723B2 (ja) 2018-09-12 2022-10-25 セイコーエプソン株式会社 濃度補正値の決定方法、印刷装置、印刷方法および印刷濃度の補正方法
JP7451038B2 (ja) 2020-04-03 2024-03-18 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム及び印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9462147B2 (en) 2016-10-04
US20150296095A1 (en) 2015-10-15
JP6415080B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6415080B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム
JP5484213B2 (ja) 記録装置および画像処理方法
JP5754873B2 (ja) 記録制御装置及びキャリブレーション方法
CN111347790B (zh) 图像处理装置、图像处理方法和存储介质
US8684490B2 (en) Image forming apparatus, method of processing image, and computer-readable recording medium
JP2010137553A (ja) 画像記録装置及び画像処理方法
JP6498019B2 (ja) 画像記録装置及びその制御方法
JP6220029B2 (ja) インクジェット印刷システム及びその不吐補正方法並びにプログラム
JP2007237398A (ja) 画像記録システム及び方法
JP7147465B2 (ja) 記録制御装置、記録装置および記録制御方法
JP4513346B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷システム
JP2014100854A (ja) 画像形成装置及び方法、並びに補正値算出方法
JP4770136B2 (ja) 印刷システム、印刷制御装置、及び印刷制御方法
JP2005246938A (ja) 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷方法
JP5084159B2 (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム
JP6018994B2 (ja) インクジェット印刷システム及びその不吐補正方法並びにプログラム
JP5855464B2 (ja) 画素データの補正方法、画像処理装置、プログラム並びに画像形成装置
JP6308729B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP7027805B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および印刷制御装置
JP2016221834A (ja) 記録装置および記録方法
JP2015143012A (ja) インクジェット記録装置および画像処理装置
JP6355398B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP7388025B2 (ja) 補正値設定方法、記録方法、及び記録装置
JP5781189B2 (ja) 記録装置、記録方法および制御装置
JP5917174B2 (ja) 記録装置および記録ヘッドの駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6415080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151