JP2015202190A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性を向上させた弾球遊技機を提供する。【解決手段】弾球遊技機が、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域PAが設けられた遊技盤10と、遊技盤10を保持する前枠と、前枠における遊技盤10の下方に設けられて遊技球を貯留する上下の球皿6a,6bと、前枠の後側に設けられ、遊技領域PAでの遊技の状態に応じて上球皿6aに遊技球を払い出す賞球払出ユニット70と、前枠の後側における賞球払出ユニット70の下方に着脱可能に取り付けられ、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球を上下の球皿6a,6bに導く通路部材80と、通路部材80に設けられて下球皿6bが遊技球で満杯である状態を検出する満杯検出手段95とを備えている。【選択図】図9

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関する。
ぱちんこ遊技機に代表される弾球遊技機は、遊技球による遊技を行う遊技領域が設けられた遊技盤を保持する枠部材に、払出装置および各種制御基板が装着された裏機構盤が取り付けられて構成される。裏機構盤の上部には、遊技施設側から供給される遊技球を貯留するタンク部材と、タンク部材から供給される遊技球を払出装置に向けて流下させる樋部材とが取り付けられている。また、払出装置の下方には、払出装置から払い出される遊技球を枠部材に設けられた上球皿もしくは下球皿に導く賞球通路が形成されており、遊技領域での遊技の状態に応じて払出装置から払い出される遊技球が、上球皿もしくは、上球皿が遊技球で満杯のときには下球皿に流下するように構成される(例えば、特許文献1を参照)。賞球通路における下球皿側の出口近傍には、下球皿が遊技球で満杯である状態を検出する満杯検出手段が設けられている。
特開2004−236835号公報
しかしながら、従来の弾球遊技機では、満杯検出手段が下球皿の奥側に配置されていたため、故障等により満杯検出手段を交換する場合に、他の多くの部品を取り外さなければならず、手間が掛かっていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性を向上させた弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機は、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた遊技盤と、前記遊技盤を保持する枠部材と、前記枠部材における前記遊技盤の下方に設けられて遊技球を貯留する球皿と、前記枠部材の後側に設けられ、前記遊技領域での遊技の状態に応じて前記球皿に遊技球を払い出す払出装置と、前記枠部材の後側における前記払出装置の下方に着脱可能に取り付けられ、前記払出装置から払い出された遊技球を前記球皿に導く通路部材と、前記通路部材に設けられて前記球皿が遊技球で満杯である状態を検出する満杯検出手段とを備えている。
本発明によれば、弾球遊技機のメンテナンス性を向上させることができる。
ぱちんこ遊技機の正面図である。 ぱちんこ遊技機を後方から見た斜視図である。 ぱちんこ遊技機の側面図である。 ぱちんこ遊技機からタンク部材および樋部材を取り外した状態を示す斜視図である。 タンク部材および樋部材の斜視図である。 ぱちんこ遊技機の平断面図である。 樋部材の下部近傍を示す平断面図である。 樋部材の下部近傍を示す側断面図である。 通路部材の近傍を示す側断面図である。 ぱちんこ遊技機の側断面図である。 下部裏機構盤の分解斜視図である。 下部裏機構盤の平断面図である。 ぱちんこ遊技機から通路部材を取り外した状態を示す斜視図である。 (a)は通路部材を後方から見た斜視図であり、(b)は通路部材を前方から見た斜視図である。 通路部材の側断面図である。 (a)は右側通路部材を前方から見た斜視図であり、(b)は右側通路部材を後方から見た斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る弾球遊技機の代表例として、ぱちんこ遊技機PMの斜視図及び背面図を図1及び図2に示しており、まず、この図を参照してぱちんこ遊技機PMの全体構成について説明する。本実施形態において、図2の各矢印で示す方向をそれぞれ、上下方向、前後方向、左右方向として説明する。
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
始めに、図1を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1と、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2とを主体に構成される。前枠2は、外枠1および前枠2の左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより、外枠1の前側開口部に対して横開き開閉および着脱が可能に取り付けられる。また、前枠2は、右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して、常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面側には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3a,3bを利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられる。ガラス枠5は、上述の施錠装置4を利用して、常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2の上部に遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して、遊技盤10の前面に設けられた遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。詳細な図示を省略するが、遊技盤10の遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともに、遊技球が入球可能な一般入賞装置、始動入賞装置、大入賞装置等の各種入賞装置(図示せず)、遊技の展開状態に応じて演出を行う演出表示装置、可動装飾装置を備えたセンター飾り(図示せず)等が取り付けられている。また、遊技領域PAの下端部には、遊技球が通過可能なアウト口(図示せず)が形成されている。
ガラス枠5の下部には、遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6a及び下球皿6b)が設けられる。なお、下球皿6bは、前枠2(ガラス枠5)の左右の中心に対して左側に寄って配置される。ガラス枠5の下部における下球皿6bの右方には、例えば、所定の演出操作を行うための演出操作手段(図示せず)、演出を行うための可動演出装置(図示せず)、遊技球の貸球操作を行うための貸球操作手段(図示せず)等の電気部品を取り付けることができる。ガラス枠5の上部前面側には、発光ダイオード(LED)やランプ等の電飾装置(図示せず)や、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカ8が設けられる。
前枠2の右下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル9が設けられる。詳細な図示を省略するが、前枠2の下部(後述の下前枠部202)におけるガラス枠5の後側の領域(遊技補助盤とも称される)には、上球皿6aに貯留された遊技球を1球ずつ送り出す整流器(図示せず)、整流器から送り出された遊技球を遊技領域PAに向けて打ち出す発射機構(図示せず)、発射機構の作動を制御する発射制御基板(図示せず)等が設けられる。
続いて、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの後面側の基本構造を説明する。前枠2の後面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された裏機構盤30が取り付けられている。裏機構盤30の各部には、遊技施設側から供給される遊技球を貯留するタンク部材50、タンク部材50から供給される遊技球を流下させる樋部材60、樋部材60を流下する遊技球を払い出す賞球払出ユニット70、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球を上球皿6aもしくは下球皿6bに流下させる通路部材80等が設けられている。
遊技盤10の後面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板20や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果音等の演出全般の制御を行う副制御基板(図示せず)等が取り付けられている。これに対して、裏機構盤30の後面側には、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御基板(図示せず)や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板(図示せず)等が取り付けられている。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドル9を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル9が回動操作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が、ガラス枠5の後方側に配設される整流器(図示せず)によって1球ずつ発射機構(図示せず)に送り出され、発射機構により遊技領域PAに打ち出されて、以降パチンコゲームが展開される。
[枠部材の構成]
次に、図3〜図12を追加参照して、外枠1および前枠2の詳細について説明する。外枠1は、図3〜図4に示すように、外枠1の上辺部を構成する上外枠部101と、外枠1の下辺部を構成する下外枠部102と、外枠1の左辺部を構成する左外枠部103と、外枠1の右辺部を構成する右外枠部104とから構成される。上外枠部101および下外枠部102は、木製板材を用いて左右方向に延びる板状に形成される。左外枠部103および右外枠部104は、アルミニウム合金等の金属材料を用いて上下方向に延びる板状に形成される。上外枠部101、下外枠部102、左外枠部103、および右外枠部104はそれぞれ、L型アングル状に形成された連結部材(図示せず)を用いて、外枠1の四隅において相互に連結される。
図7に示すように、左外枠部103の内側中央部には、裏機構盤30の補強板37の縁部に形成された侵入防止部38の前方を覆うガードリブ106が形成されている。左外枠部103の内側後部には、補強板37の縁部に形成された侵入防止部38の後方を覆う後壁部107が形成されている。これにより、前枠2が外枠1に対して閉鎖状態のときに、左外枠部103のガードリブ106および後壁部107と、補強板37の侵入防止部38とによってラビリンス構造が形成されるため、外枠1の左外枠部103と前枠2の左前枠部203との隙間に不正な工具を挿入してぱちんこ遊技機PMの後面側(例えば、賞球払出ユニット70等)に不正にアクセスされるのを防止することができる。
前枠2は、図6〜図7および図10にも示すように、前枠2の上辺部を構成する上前枠部201と、前枠2の下辺部を構成する下前枠部202と、前枠2の左辺部を構成する左前枠部203と、前枠2の右辺部を構成する右前枠部204とから構成される。上前枠部201および下前枠部202は、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて、左右方向に延びる遊技盤10を保持可能な形状に形成される。左前枠部203および右前枠部204は、アルミニウム合金等の金属材料を用いて上下方向に延びる板状に形成される。上前枠部201、下前枠部202、左前枠部203、および右前枠部204はそれぞれ、ネジ等の連結部材(図示せず)を用いて相互に連結される。
図9に示すように、下前枠部202の左上部には、上流側が裏機構盤30の裏側上球皿通路44と連通するとともに、下流側がガラス枠5の上側出口通路部5bと連通した前側上球皿通路206が形成される。前側上球皿通路206は、裏機構盤30の裏側上球皿通路44を通過した遊技球をガラス枠5の上側出口通路部5bに向けて流下させることができるように、前後方向に貫通して形成される。ガラス枠5の上側出口通路部5bは、下流側が上球皿6aに向けて開口するように形成されており、下前枠部202の前側上球皿通路206を通過した遊技球を上球皿6aに流出させる。
図9〜図10に示すように、下前枠部202の左下部には、上流側が裏機構盤30の裏側下球皿通路45と連通するとともに、下流側がガラス枠5の下側出口通路部5cと連通した前側下球皿通路207が形成される。前側下球皿通路207は、裏機構盤30の裏側下球皿通路45を通過した遊技球をガラス枠5の下側出口通路部5cに向けて流下させることができるように、前後方向に貫通して形成される。ガラス枠5の下側出口通路部5cは、下流側が下球皿6bに向けて開口するように形成されており、下前枠部202の前側下球皿通路207を通過した遊技球を下球皿6bに流出させる。なお、下前枠部202の前面側には、前述したように、整流器(図示せず)および発射機構(図示せず)等が設けられる。
[裏機構盤の構成]
次に、裏機構盤30の詳細について説明する。裏機構盤30は、図4に示すように、前枠2の上部後面側(上前枠部201の後面側)に取り付けられる上部裏機構盤31と、前枠2の下部後面側(下前枠部202の後面側)に取り付けられる下部裏機構盤41とから構成される。
上部裏機構盤31は、裏カバーユニット32と、補強板37とから構成される。裏カバーユニット32は、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を用いて、遊技盤10の上部後方および左側部後方(裏機構盤30の後方から見て右側部後方)を覆う庇状に形成される。裏カバーユニット32の上部右側(裏機構盤30の後方から見て上部左側)には、タンク取付部33がタンク部材50の下部の形状に合わせて形成されており、タンク取付部33の上面側にタンク部材50が取り付けられるようになっている。裏カバーユニット32の上部左側(裏機構盤30の後方から見て上部右側)には、樋部材取付部34が樋部材60における後方延伸部61および側方延伸部63の側部の形状に合わせて形成されており、樋部材取付部34の後面側に樋部材60の後方延伸部61および側方延伸部63が取り付けられるようになっている。図6および図10に示すように、樋部材取付部34の内面側(前面側)には、遊技盤10の左上部後面側に取り付けられた駆動装置19(図6および図10の二点鎖線を参照)等の部品を受容可能な受容空間Sが形成される。
図4に示すように、裏カバーユニット32の左下部には、遊技盤10の左側部後方(裏機構盤30の後方から見て右側部後方)を覆うサイドカバー部35が上下方向に延びて形成される。図7に示すように、サイドカバー部35の上方後端部35aは、遊技盤10の後面側と対向するように断面視コの字形に屈曲して形成されており、この上方後端部35aの端面上に樋部材60の下方延伸部65が取り付けられるようになっている。サイドカバー部35の上方後端部35aの端面の幅は、樋部材60の下方延伸部65の幅と同じ幅に設計される。詳細な図示を省略するが、サイドカバー部35の下方後端部は、遊技盤10の後面側と対向するように断面視L字形に屈曲して形成されており、この下方後端部の端面上に賞球払出ユニット70が取り付けられるようになっている。なお、サイドカバー部35の下端部は、ネジ等の結合手段を用いて下部裏機構盤41の左上部に結合される。
サイドカバー部35の前部には、ネジ等の結合手段を用いて補強板37が結合される。補強板37は、アルミニウム合金等の金属材料を用いて、上下方向にサイドカバー部35と略平行に延びる板状に形成され、遊技盤10の左側部とサイドカバー部35との間隙部を覆うようになっている。補強板37の前方縁部には、前枠2が外枠1に対して閉鎖状態のときに、左外枠部103のガードリブ106と後壁部107との間隙部に配置される侵入防止部38が折り曲げ形成されている。
下部裏機構盤41は、図4に示すように、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を用いて、左右方向に延びる箱状に形成される。下部裏機構盤41の後部中央から後部右側(裏機構盤30の後方から見て後部左側)に亘り、基板取付部42が形成されており、この基板取付部42に前述の払出制御基板(図示せず)および電源基板(図示せず)等が取り付けられるようになっている。下部裏機構盤41の後部左側(裏機構盤30の後方から見て後部右側)に、通路部材取付部43が形成されており、この通路部材取付部43に通路部材80が取り付けられるようになっている。
図9に示すように、下部裏機構盤41の内部左側には、上流側が通路部材80の上側払出通路86と連通するとともに、下流側が前枠2(下前枠部202)の前側上球皿通路206と連通した裏側上球皿通路44が形成される。裏側上球皿通路44は、通路部材80の上側払出通路86を通過した遊技球を前枠2の前側上球皿通路206に向けて流下させることができるように、前後に貫通して形成される。
図9〜図10に示すように、下部裏機構盤41の内部における裏側上球皿通路44の下方には、上流側が通路部材80の下側払出通路87と連通するとともに、下流側が前枠2(下前枠部202)の前側下球皿通路207と連通した裏側下球皿通路45が形成される。裏側下球皿通路45は、通路部材80の下側払出通路87を通過した遊技球を前枠2の前側下球皿通路207に向けて流下させることができるように、左右方向に屈曲して貫通するように形成される。通路部材取付部43を構成する裏側下球皿通路45の後側壁部には、満杯検出手段95(満杯検出部材96)の遊技球当接部97が挿通される満杯検出穴45aが形成される。
図11に示すように、下部裏機構盤41の後側における裏側上球皿通路44の右方には、上流側が通路部材80の球抜き通路88と連通した球抜き排出通路46が形成される。球抜き排出通路46は、下部裏機構盤41の後面側に取り付けられた後側通路カバー49と下部裏機構盤41との間に、右方向へ下傾して延びるように形成され、通路部材80の球抜き通路88を通過した遊技球を下部裏機構盤41の後下部中央に形成された球排出口41aに向けて流下させる。
下部裏機構盤41の前側における裏側上球皿通路44の右方には、遊技領域PAを転動流下して遊技盤10の後面側に排出された遊技球を上述の球排出口41aに向けて流下させる遊技球排出通路47が形成される。遊技球排出通路47は、下部裏機構盤41の前面側に取り付けられた前側通路カバー48と下部裏機構盤41との間に、上流側において通路高さが狭くなりつつ、略S字状に屈曲して上下に延びるように形成される。なお、裏側下球皿通路45の一部も、前側通路カバー48と下部裏機構盤41との間に形成される。遊技球排出通路47の上流側には、通路高さが狭くなりつつ水平方向に蛇行した形状を有する蛇行部47aが形成される。これにより、遊技球排出通路47の上流側(蛇行部47a)に集まる遊技球の球圧が前後方向(遊技球が流下する方向に対して左右方向)に分散されるため、遊技球排出通路47における球詰まりを防止することができる。
[タンク部材および樋部材の構成]
次に、タンク部材50および樋部材60の詳細について説明する。タンク部材50は、図4および図5に示すように、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を用いて、上方が開口した桶状に形成される。タンク部材50の左側部後方(タンク部材50の後方から見て右側部後方)には、タンク部材50の内部と樋部材60の上流端部とを連通させる樋部材連結部51が形成されており、この樋部材連結部51に樋部材60が連結されて繋がるようになっている。
樋部材60は、図4および図5に示すように、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を用いて、内幅が遊技球の(1球分の)直径よりも若干大きい断面視矩形の樋状に形成され、タンク部材50から供給される遊技球を一列に流下させるようになっている。樋部材60は、後方延伸部61と、側方延伸部63と、下方延伸部65とを有して構成され、後方延伸部61および側方延伸部63が裏機構盤30(裏カバーユニット32)の樋部材取付部34に取り付けられるとともに、下方延伸部65が裏機構盤30(裏カバーユニット32)のサイドカバー部35に取り付けられる。
後方延伸部61は、タンク部材50の左側部から後方へ湾曲して、左後斜め方向(樋部材60の後方から見て右後斜め方向)に下傾しつつ直線的に延びるように形成される。後方延伸部61には、後方延伸部61の上方開口部の一部を覆う第1整流部材62が取り付けられており、後方延伸部61において遊技球を一列に流下させるようになっている。側方延伸部63は、後方延伸部61の下流端から裏機構盤30の左側方側(樋部材60の後方から見て右側方側)へ湾曲して、左方向に下傾しつつ直線的に延びるように形成される。側方延伸部63には、側方延伸部63の上方開口部の一部を覆う第2整流部材64が取り付けられており、側方延伸部63において遊技球を一列に流下させるようになっている。
下方延伸部65は、側方延伸部63の下流端から下方へ湾曲して直線的に延びるように形成される。下方延伸部65の内壁面には、下方延伸部65の延伸方向に沿って螺旋状に並ぶ複数の螺旋突起66,66,…が形成されており、下方延伸部65を直下方に流下する遊技球が複数の螺旋突起66,66,…に当接することで、遊技球の流下速度が低下するようになっている。下方延伸部65の下端部には、賞球払出ユニット70の入口部と対向するように下方に向けて開口した出口部67が形成される。下方延伸部65の出口部67には、下方延伸部65の出口部67と賞球払出ユニット70の入口部との接続部分を覆うカバー部材68が取り付けられる。
[通路部材の構成]
次に、図13〜図16を追加参照して、通路部材80の詳細について説明する。図13〜図14に示すように、通路部材80は、左側通路部材81と、右側通路部材82と、押さえ部材90と、満杯検出手段95とを有して構成される。通路部材80は、ネジ等の固定手段を用いて、裏機構盤30(下部裏機構盤41)の通路部材取付部43に対し着脱可能に取り付け固定される。左側通路部材81および右側通路部材82は、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を用いて、互いに略左右対称形状の箱状に形成される。左側通路部材81と右側通路部材82とは、ネジ等の結合部材(図示せず)を用いて着脱可能に結合される。左側通路部材81と右側通路部材82とが結合されて構成された通路部材80の内部に、上側払出通路86と、下側払出通路87と、球抜き通路88と、センサ収容室89とが形成される。
図9に示すように、上側払出通路86は、通路部材80の上部において、上流側が賞球払出ユニット70の賞球出口部と連通するとともに、下流側が裏機構盤30(下部裏機構盤41)の裏側上球皿通路44と連通し、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球を裏機構盤30の裏側上球皿通路44に向けて流下させる。下側払出通路87は、上側払出通路86の中間部から下方に分岐して裏機構盤30の裏側下球皿通路45と連通し、上球皿6aより上側払出通路86から溢れ出た遊技球を裏機構盤30の裏側下球皿通路45に向けて流下させる。球抜き通路88は、上側払出通路86の右側に並行するように延びて、上流側が賞球払出ユニット70の球抜き出口部と連通するとともに、下流側が裏機構盤30の球抜き排出通路46と連通し、賞球払出ユニット70において球抜きが行われた遊技球を裏機構盤30の球抜き排出通路46に向けて流下させる。
図15および図16に示すように、通路部材80の前下部に形成されたセンサ収容室89に、満杯検出手段95が収容される。満杯検出手段95は、満杯検出部材96と、リミットスイッチ99とを有して構成される。満杯検出部材96は、ポリカーボネート等の樹脂材料を用いて、棒状に形成される。満杯検出部材96の基端側は、右側通路部材82の内側下部に形成された支軸部83に前後方向に揺動自在に支持される。満杯検出部材96の先端部には、遊技球当接部97が前方に突出して形成される。遊技球当接部97は、センサ収容室89の前側壁部に形成された挿通穴89aに挿通されてセンサ収容室89の前方外側に露出するように構成される。また、遊技球当接部97は、通路部材80が裏機構盤30(下部裏機構盤41)の通路部材取付部43に取り付けられた状態で、下部裏機構盤41の満杯検出穴45aに挿通されて裏側下球皿通路45側に露出し、下球皿6bから裏側下球皿通路45まで溢れた遊技球に当接可能に構成される。満杯検出部材96の後部には、リミットスイッチ99のスイッチ片に当接可能なスイッチ当接部98が後方に突出して形成される。なお、上側払出通路86および下側払出通路87の前部は、センサ収容室89よりも前方に突出して形成されており、裏側下球皿通路45側に露出した遊技球当接部97の上方が下側払出通路87の底部前端に覆われるようになっている。これにより、下側払出通路87の下流端から裏側下球皿通路45に流下する遊技球が遊技球当接部97に当接するのを防止することができ、通常使用時における満杯検出部材96またはリミットスイッチ99の破損を防止することができる。
リミットスイッチ99は、右側通路部材82の内側下部における支軸部83の後方に形成されたセンサ固定爪部84に着脱容易に取り付けられる。リミットスイッチ99は、満杯検出部材96が後方に揺動して、満杯検出部材96のスイッチ当接部98がリミットスイッチ99のスイッチ片に当接したときに、満杯検出信号を主制御基板20等に出力する。なお、満杯検出部材96は、スイッチ当接部98よりも大きな遊技球当接部97が前方に突出して形成され、重力の作用によって常には前方へ揺動するように構成されている。リミットスイッチ99から延びるワイヤーハーネス(図示せず)は、右側通路部材82の側部に形成されたハーネス穴部85aに挿通され、右側通路部材82の外側面に形成されたハーネス保持部85bに保持されるようになっている。
押さえ部材90は、図14および図15に示すように、押さえ片91と、把持部92と、係止突起93とを有して構成され、左側通路部材81および右側通路部材82の後端部に上下方向にスライド移動可能に取り付けられる。押さえ片91は、押さえ部材90の上端部に形成され、押さえ部材90が上側の押さえ位置に移動した状態で、左側通路部材81および右側通路部材82よりも上方に突出して賞球払出ユニット70の下部後面側に重なるようになっている(図14および図15の実線を参照)。また、押さえ片91は、押さえ部材90が下側の非押さえ位置に移動した状態で、左側通路部材81および右側通路部材82の上部後面側に重なるようになっている(図14および図15の二点鎖線を参照)。把持部92は、押さえ部材90の中間部に形成され、作業者がこの把持部92を把持して押さえ部材90を上下方向にスライド移動させることができる。係止突起93は、押さえ部材90の下端部に形成され、押さえ部材90が押さえ位置に移動した状態で、左側通路部材81および右側通路部材82の後端面に形成された溝部に係止するようになっている。
これにより、作業者が押さえ部材90を上方にスライドさせて押さえ位置に移動させると、押さえ部材90の係止突起93が左側通路部材81および右側通路部材82の溝部に係止して、押さえ部材90が押さえ位置に移動した状態で保持される。そのため、押さえ部材90の押さえ片91が賞球払出ユニット70の下部後面側に重なる状態が保持され、賞球払出ユニット70をぱちんこ遊技機PMの前方側から後方に不正に取り外す等の不正行為を防止することができる。なお、賞球払出ユニット70を正規に着脱させる際には、作業者が押さえ部材90の係止突起93を溝部から外して、押さえ部材90を下方にスライドさせて非押さえ位置に移動させる。
以上のように構成されるぱちんこ遊技機PMにおいて、遊技施設側からタンク部材50に供給された遊技球は、タンク部材50に貯留されつつ、タンク部材50の樋部材連結部51を通って樋部材60の上流端に達する。樋部材60の上流端に達した遊技球は、樋部材60の後方延伸部61、側方延伸部63、下方延伸部65を順に流下し、下流端の出口部67を通って賞球払出ユニット70に達する。賞球払出ユニット70は、遊技盤10における遊技領域PAでの遊技の状態に応じて、賞球として樋部材60を流下する遊技球を上球皿6aに向けて払い出す。
賞球払出ユニット70から払い出された遊技球は、通常、通路部材80の上側払出通路86を流下して、裏機構盤30(下部裏機構盤41)の裏側上球皿通路44に達する。このとき遊技球は、通路部材80において下側払出通路87の上流端を飛び越えるようにして上側払出通路86を流下する。下部裏機構盤41の裏側上球皿通路44に達した遊技球は、裏側上球皿通路44および前枠2(下前枠部202)の前側上球皿通路206を流下し、ガラス枠5の上側出口通路部5bを通って上球皿6aに流出する。これにより、賞球払出ユニット70から上球皿6aに遊技球が払い出され、払い出された遊技球は上球皿6aに貯留される。
上球皿6aが遊技球で満杯になると、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球は、上球皿6aの方から、ガラス枠5の上側出口通路部5b、前枠2(下前枠部202)の前側上球皿通路206、裏機構盤30(下部裏機構盤41)の裏側上球皿通路44、通路部材80の上側払出通路86の順に溢れてくる。通路部材80の上側払出通路86から溢れた遊技球は、下側払出通路87を流下して、裏機構盤30(下部裏機構盤41)の裏側下球皿通路45に達する。下部裏機構盤41の裏側下球皿通路45に達した遊技球は、裏側下球皿通路45および前枠2(下前枠部202)の前側下球皿通路207を流下し、ガラス枠5の下側出口通路部5cを通って下球皿6bに流出する。これにより、賞球払出ユニット70から払い出されて上球皿6a等から溢れた遊技球が下球皿6bに流出し、流出した遊技球は下球皿6bに貯留される。
上球皿6aおよび下球皿6bが遊技球で満杯になると、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球は、下球皿6bの方から、ガラス枠5の下側出口通路部5c、前枠2(下前枠部202)の前側下球皿通路207、裏機構盤30(下部裏機構盤41)の裏側下球皿通路45の順に溢れてくる。下部裏機構盤41の裏側下球皿通路45まで溢れた遊技球は、裏側下球皿通路45側に露出した満杯検出部材96の遊技球当接部97に当接する。満杯検出部材96の遊技球当接部97に当接した遊技球が当該遊技球当接部97を後方に押圧すると、満杯検出部材96が後方に揺動して、満杯検出部材96のスイッチ当接部98がリミットスイッチ99のスイッチ片に当接する。満杯検出部材96のスイッチ当接部98がリミットスイッチ99のスイッチ片を押圧すると、リミットスイッチ99が満杯検出信号を主制御基板20等に出力する。これにより、例えば、主制御基板20において上球皿6aおよび下球皿6bが遊技球で満杯である状態が検知され、賞球払出ユニット70での払い出し作動を停止する制御等が行われる。
[本実施形態における特徴構成]
[樋部材の特徴構成]
本実施形態において、樋部材60は、タンク部材50の側部から後方へ湾曲して延びる後方延伸部61と、後方延伸部61の下流端から裏機構盤30の側方側へ湾曲して延びる側方延伸部63と、側方延伸部63の下流端から下方へ湾曲して延びる下方延伸部65とを有している。これにより、遊技球を一列に流下させる樋部材60の上流側が後方へ迂回するように形成されるため、遊技盤10の後側の空間を拡大することが可能になる。そのため、遊技盤10の後側に大型の駆動装置19等の大きな部品を取り付けることができる。
また、後方延伸部61がタンク部材50の側部から後方へ湾曲して直線的に延びるとともに、側方延伸部63が後方延伸部61の下流端から裏機構盤30の側方側へ湾曲して直線的に延びるようになっている。これにより、樋部材60の上流側において直線的に延びる部分が増えるため、樋部材60における球詰まりを防止することができる。
[裏機構盤の特徴構成]
本実施形態において、裏機構盤30は、遊技盤10の側部後方を覆うサイドカバー部35を有し、板状に後方に延びて遊技盤10の後面側と対向するように屈曲したサイドカバー部35の後端部35aに、下方へ直線的に伸びる樋部材60の下方延伸部65が取り付けられている。これにより、裏機構盤30において比較的強度の高いサイドカバー部35の後端部35aに沿って、樋部材60の下方延伸部65が取り付けられるため、樋部材60の強度を確保しつつ、遊技球を一列に流下させるように樋部材60を細くして、遊技盤10の後側の空間を拡大することが可能になる。そのため、遊技盤10の後側に大型の駆動装置19等の大きな部品を取り付けることができる。
また、裏機構盤30は、タンク部材50が取り付けられるタンク取付部33と、タンク取付部33の側方に隣接して設けられて樋部材60の後方延伸部61および側方延伸部63が取り付けられる樋部材取付部34とを有し、樋部材取付部34の前方内側に、遊技盤10の後側上部に設けられた部品を受容可能な受容空間Sが形成されている。これにより、遊技盤10の後側上部の空間を受容空間Sとして拡大することが可能になり、遊技盤10の後側上部に大型の駆動装置19等の大きな部品を取り付けることができる。
[通路部材の特徴構成]
本実施形態において、前枠2の後側における賞球払出ユニット70の下方に着脱可能に取り付けられ、賞球払出ユニット70から払い出された遊技球を下球皿6bに導く通路部材80と、通路部材80に設けられて下球皿6bが遊技球で満杯である状態を検出する満杯検出手段95とが設けられている。このように、着脱可能な通路部材80に満杯検出手段95が設けられることで、故障等により満杯検出手段95を交換する場合に、通路部材80のみを取り外せばよく、手間を掛けずに満杯検出手段95を交換することが可能である。そのため、ぱちんこ遊技機PMのメンテナンス性を向上させることができる。なお、満杯検出手段95を交換する際、通路部材80を分解して満杯検出手段95(満杯検出部材96およびリミットスイッチ99)のみを交換してもよく、通路部材80のユニット全体を交換するようにしてもよい。
また、満杯検出手段95は、通路部材80が前枠2の後側における賞球払出ユニット70の下方に取り付けられた状態で、裏側下球皿通路45の後側壁部において下球皿6bから裏側下球皿通路45まで溢れ出た遊技球を検出可能に配置されている。このように、満杯検出手段95が、裏側下球皿通路45まで溢れ出た遊技球を検出可能に配置されることで、満杯検出手段95において下球皿6bが満杯であることが検出されるまでの遊技球の数を増やすことが可能になる。これにより、下球皿6bにおいて貯留可能な遊技球の数を実質的に増やすことができる。また、下球皿6bが前枠2(ガラス枠5)の左側に寄って小さくなる場合でも、下球皿6bにおいて貯留可能な遊技球の数を確保することができる。
上述の実施形態において、樋部材60の内幅は、遊技球の(1球分の)直径よりも若干大きい幅に設定されているが、これに限られるものではなく、遊技球の2球分の直径よりも若干小さい幅まで設定されてもよく、樋部材60が遊技球を1列で流下させるように構成されていればよい。
上述の実施形態において、下球皿6bは、前枠2(ガラス枠5)の左右の中心に対して左側に寄って配置されているが、これに限られるものではなく、前枠2(ガラス枠5)の下部中央に配置されていてもよい。
上述の実施形態において、上球皿6aと下球皿6bが別個に設けられているが、これに限られるものではなく、上球皿と下球皿の機能が一体化された球皿が設けられる構成であってもよい。
上述の実施形態において、通路部材80は、前枠2の後側における賞球払出ユニット70の下方に着脱可能に取り付けられているが、賞球払出ユニット70と通路部材80を一体化して、満杯検出手段95を交換する際、賞球払出ユニット70と通路部材80のユニット全体を交換するようにしてもよい。
上述の実施形態において、本発明が適用される弾球遊技機の一例として、ぱちんこ遊技機を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、アレンジボール、雀球遊技機などについても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
PM ぱちんこ遊技機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
S 受容空間
1 外枠
2 前枠
10 遊技盤
19 駆動装置
30 裏機構盤
31 上部裏機構盤
32 裏カバーユニット
33 タンク取付部
34 樋部材取付部
35 サイドカバー部(35a 後端部)
41 下部裏機構盤
44 裏側上球皿通路
45 裏側下球皿通路(45a 満杯検出穴)
50 タンク部材
60 樋部材
61 後方延伸部
63 側方延伸部
65 下方延伸部
70 賞球払出ユニット
80 通路部材
86 上側払出通路
87 下側払出通路
95 満杯検出手段
206 前側上球皿通路
207 前側下球皿通路

Claims (3)

  1. 前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤を保持する枠部材と、
    前記枠部材における前記遊技盤の下方に設けられて遊技球を貯留する球皿と、
    前記枠部材の後側に設けられ、前記遊技領域での遊技の状態に応じて前記球皿に遊技球を払い出す払出装置と、
    前記枠部材の後側における前記払出装置の下方に着脱可能に取り付けられ、前記払出装置から払い出された遊技球を前記球皿に導く通路部材と、
    前記通路部材に設けられて前記球皿が遊技球で満杯である状態を検出する満杯検出手段とを備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記球皿は、前記払出装置から払い出された遊技球を貯留可能な上球皿と、前記上球皿の下方に設けられて遊技球を貯留可能な下球皿とを有し、
    前記通路部材に、前記払出装置から払い出された遊技球を前記上球皿に導く上側払出通路と、前記上側払出通路から分岐して前記上球皿および前記上側払出通路から溢れ出た遊技球を前記下球皿に導く下側払出通路とが形成され、
    前記満杯検出手段は、前記下球皿が遊技球で満杯である状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記枠部材に、前記下側払出通路と前記下球皿とに繋がる下球皿通路が形成され、
    前記満杯検出手段は、前記通路部材が前記枠部材の後側における前記払出装置の下方に取り付けられた状態で、前記下球皿から前記下球皿通路まで溢れ出た遊技球を検出可能に配置されることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
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