JP2015202055A - 振り出し竿用の釣糸ガイド及び振り出し竿 - Google Patents

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【課題】振り出し竿用の釣糸ガイドの更なる軽量化。【解決手段】釣竿の外周面に装着される樹脂製の装着筒1と、釣糸を案内するためのガイドリング2と、金属製の線状パイプ材から構成されたリング固定部材3とを備えている。リング固定部材3は、ガイドリング2の外周のうち装着筒1から遠い側の所定角度範囲を周回して装着筒1に固定されており、ガイドリング2はリング固定部材3と装着筒1とで狭持されている。また、装着筒1の外周面にはリング支持部11が一体的に形成されていて、該リング支持部11とリング固定部材3との間には空隙Sが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、振り出し竿用の釣糸ガイドとそれが装着された振り出し竿に関する。
この種の振り出し竿用の釣糸ガイドは釣竿の外周に遊動自在に装着されることから、遊動ガイドとも称されるものであり、下記特許文献1所載のように、金属板を打ち抜くことによって形成された金属製のガイドフレームと、該ガイドフレームの第一の取り付け孔に取り付けられたプラスチック製の装着筒と、ガイドフレームの第二の取り付け孔に取り付けられて釣糸を案内するガイドリングとを備えたものが一般的である。しかしながら、ガイドフレームが金属板から構成されているため、強度を確保しつつ軽量化を図ることには限界がある。
特開2007−289087号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、振り出し竿用の釣糸ガイドの更なる軽量化を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る振り出し竿用の釣糸ガイドは、釣竿の外周面に装着される樹脂製の装着筒と、釣糸を案内するためのガイドリングと、金属製の線状パイプ材から構成されたリング固定部材とを備え、リング固定部材は、ガイドリングの外周のうち装着筒から遠い側の所定角度範囲を周回して装着筒に固定され、ガイドリングがリング固定部材と装着筒とで狭持されていることを特徴とする。
該構成の釣糸ガイドにあっては、従来のような金属板のガイドフレームでガイドリングを保持する構成ではなく、金属製の線状パイプ材からなるリング固定部材と装着筒とでガイドリングを狭持する構成であるので、従来のガイドフレームに比して容易に軽量化することができる。しかも、リング固定部材が中実の金属線材ではなく中空の線状パイプ材であるため、外径(線径)が太くなっても軽量である。従って、軽量化を図りつつもガイドリングとの接触面積を容易に確保することができ、ガイドリングを装着筒に押し付けるようにしっかりと保持することができる。
特に、装着筒の外周面には、ガイドリングの外周のうち装着筒に近い部分を支持するリング支持部が一体的に形成されていることが好ましい。装着筒の外周面にリング支持部が形成されていると、リング固定部材とリング支持部とでガイドリングをより一層強固に保持することができ、しかも、リング支持部が装着筒と別部材ではなく一体的に形成されて一つの部材として構成されているので、製造も容易であるうえに、リング支持部の強度も容易に確保できる。
また、リング固定部材は、ガイドリングの外周のうち装着筒から遠い側の所定角度範囲を支持する円弧状部と、該円弧状部の両端からそれぞれ装着筒まで延びる一対の直線状部とを備え、該一対の直線状部とリンク支持部との間にはそれぞれ空隙が形成されていることが好ましい。リング固定部材が一対の直線状部を備えていると、例えば、一対の直線状部に代えて互いに接近するように湾曲した湾曲状部を備える場合に比してリング固定部材のテンションが変動しにくく、ガイドリングを装着筒と共に安定して狭持できる。そして、リング固定部材の直線状部がリング支持部に当接する構成ではなく両者が離れていて両者の間に空隙が形成される構成とすることにより、軽量化できると共に、リング固定部材のテンションがガイドリングに確実に作用することになり、ガイドリングをより一層確実に保持することができる。
また、本発明に係る釣竿は、このような釣糸ガイドが装着されたものである。
以上のように、金属製の線状パイプ材からなるリング固定部材と樹脂製の装着筒によってガイドリングを狭持する構成としたので、釣糸ガイドとそれを装着した振り出し竿の更なる軽量化が可能になる。
本発明の一実施形態における釣糸ガイドを斜め前側から見た斜視図。 同釣糸ガイドの側面図。 同釣糸ガイドを前側から見た正面図。 本発明の他の実施形態における釣糸ガイドを斜め前側から見た斜視図。 同実施形態における釣糸ガイドを斜め後側から見た斜視図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドについて図1〜図3を参酌しつつ説明する。釣糸ガイドは、釣竿(竿本体50)の外周面に前後方向(軸線方向)に遊動可能で且つ所定位置に停止可能に装着される装着筒1と、釣糸を直接案内するためのガイドリング2と、ガイドリング2を装着筒1に固定するためのリング固定部材3とを備えている。尚、竿先側を前側とし、竿尻側を後側として説明する。図2において矢印Aで示す方向が前側であり、矢印Bで示す方向が後側である。
装着筒1は、円筒状の筒本体10と、該筒本体10の外周面から側方に突出したリング支持部11とを備えている。装着筒1は、各種の合成樹脂から成形により形成されており、筒本体10とリング支持部11は成形により一体的に形成されている。筒本体10の内径は、装着される竿本体50の外径によって変化するものであり、竿本体50の所定の位置に装着筒1を固定することができるように設定される。尚、筒本体10の外周面の後端部にはテーパ面12が形成されている。
リング支持部11は、筒本体10の外周面の前端部近傍位置に形成されている。リング支持部11は、前後方向に薄い全体として板状であって、前後方向の寸法は少なくとも筒本体10の前後方向の全長よりも小さい。また、ガイドリング2の軸線方向の厚さよりも薄い。リング支持部11は、筒本体10の外周面から径方向外方に軸線方向に対して略垂直に立ち上がるように延びる垂直部13と、該垂直部13に対して所定角度前側に傾斜した前方傾斜部14とから構成されて、図2のように全体として側面視略くの字に形成されている。前方傾斜部14の傾斜角度(前傾姿勢)はガイドリング2の傾斜角度に合わせたものである。即ち、本実施形態では、ガイドリング2が前方傾斜の姿勢となっているため、それに合わせてリング支持部11の上部である前方傾斜部14も前側に傾斜した姿勢となっている。また、垂直部13が筒本体10の前端部の近傍に位置していることから、前方傾斜部14は筒本体10の前端面よりも部分的に前側にはみ出した状態となり、リング支持部11によって支持されているガイドリング2もまたその大部分が装着筒1の前端面よりも前側に位置した状態となっている。
また、図3のように、リング支持部11はその突出方向の中央部が括れた正面視略鼓形状となっており、その括れ部は、垂直部13と前方傾斜部14との境界である屈曲部15と略一致している。従って、垂直部13は筒本体10から径方向外側に離れる程に徐々に幅狭となり、前方傾斜部14は、逆に、筒本体10から径方向外側に離れる程に徐々に幅広に形成されている。リング支持部11の先端面は即ち筒本体10から径方向外側に最も離れた箇所に位置する端面であるが、その先端面はガイドリング2の外径に合致した凹状の円弧状に形成されており、該先端面でガイドリング2の外周全周のうち装着筒1に近い部分を所定角度範囲に亘って支持するようになっている。即ち、リング支持部11の先端面がガイドリング2を支持する支持面となっている。リング支持部11の先端面がガイドリング2を支持する角度範囲は180度よりも小さい角度であるが、可能な限り大きい角度範囲とすることが好ましく、特に90度を越える角度範囲とすることが好ましい。尚、ガイドリング2は、好ましくは接着剤によってリング支持部11に接着固定される。
また、リング支持部11の幅は先端部(先端面)において最も広く、リング支持部11の基端部よりも先端部の方が幅広である。後述するように、リング支持部11はリング固定部材3と干渉しないように形成されており、最も幅広である先端部においてもリング固定部材3には当接しないように、ガイドリング2をリング支持部11で支持する角度範囲が設定されている。即ち、リング固定部材3と干渉しない程度でガイドリング2の外周の広い角度範囲を支持できるように、リング支持部11の先端部の左右両端はリング固定部材3の近傍まで延びている。
ガイドリング2は、例えば円形の環状であるが、楕円形や長円形等であってもよい。本実施形態においてはガイドリング2が円形の場合について説明する。ガイドリング2は、例えばSiC(シリコンカーバイト)に代表されるセラミック等の耐摩耗性に優れた硬質材料からなり、釣糸が挿通する糸挿通孔を有しており、内周面を釣糸が摺動することで釣糸を直接案内する。ガイドリング2の内周面には断面視において内側凸(中心側凸)となる曲面を形成することが好ましく、特に、前後の角部を曲面とすることが好ましい。また、ガイドリング2の外周面には、リング支持部11やリング固定部材3との接触面積を拡大させるために、断面視においてガイドリング2の中心線Tの方向に沿った径一定の平坦部を形成したり、リング支持部11やリング固定部材3が係合可能なように内側凸(中心側凸)の環状溝を形成したりすることが好ましい。尚、本実施形態においては、ガイドリング2が直立したものではなく前側に所定角度傾斜した前傾リングの構成となっているが、直立タイプであってもよい。
リング固定部材3は、金属製の線状パイプ材から構成され、一本の線状パイプ材を曲げることによって形成されている。線状パイプ材は、例えばステンレスやアルミニウムからなる中空、円筒状のものであり、その線径(外径)は例えば0.3〜6mm、好ましくは1〜3mmであって、ガイドリング2の中心線Tの方向の幅WGと比較すると、それと同等あるいはそれよりも細いものであることが好ましい。
リング固定部材3は、ガイドリング2の外周全周のうち装着筒1から遠い側の所定角度範囲を外側から支持すべく該ガイドリング2の外側を所定角度範囲に亘って周回して装着筒1に固定されている。詳細には、リング固定部材3は、ガイドリング2の外周のうち装着筒1から遠い側の所定角度範囲に当接して支持する第一の円弧状部20と、該第一の円弧状部20の両端からそれぞれ装着筒1の筒本体10まで一直線に延びる左右一対の直線状部21と、装着筒1の筒本体10の外周を所定角度範囲に亘って周回する第二の円弧状部22とから構成されて、全体として無端環状に形成されている。即ち、リング固定部材3は、装着筒1の筒本体10とガイドリング2の外側を周回しており、左右一対の直線状部21は、ガイドリング2と装着筒1の筒本体10の共通外接線となっている。但し、図2のように、ガイドリング2が前側に傾斜していることから、リング固定部材3もそれに合わせて傾斜しており、第二の円弧状部22は、装着筒1の筒本体10の外周面に対して斜めに巻き付いた状態となっている。尚、リング固定部材3は一本の線状パイプ材から構成されているため、その全周のうちの何れかの箇所には端部同士を接合した接合部が形成されることになるが、その箇所は任意であり、好ましくは第一の円弧状部20以外の箇所とされる。
このようにリング固定部材3がガイドリング2の外側と装着筒1の筒本体10の外側を周回することにより、ガイドリング2はリング固定部材3によって装着筒1側に向けて押圧付勢されることになる。従って、ガイドリング2は、装着筒1とリング固定部材3とにより、装着筒1から近い側(竿側)と装着筒1から遠い側(反竿側)の両側から径方向に沿って挟まれるように保持されることになり、装着筒1のリング支持部11が内側のリング支持部11として機能する一方、リング固定部材3の第一の円弧状部20は外側のリング支持部として機能することになる。また、リング固定部材3の第二の円弧状部22は、装着筒1に固定される部分であることから、リング固定部材3を装着筒1に固定するための固定部として機能する。換言すれば、リング固定部材3は、ガイドリング2を外側から支持する外側のリング支持部と、装着筒1にリング固定部材3を固定するための固定部と、該固定部と外側のリング支持部とを連結するための連結部とから構成されることになり、第一の円弧状部20が外側のリング支持部を構成し、第二の円弧状部22が固定部を構成し、左右一対の直線状部21が連結部を構成する。尚、リング固定部材3の第一の円弧状部20とガイドリング2とを接着してもよいし、接着せずにリング固定部材3のテンションのみによって、ガイドリング2との当接状態を維持してもよい。装着筒1の筒本体10に対しても同様であって、リング固定部材3の第二の円弧状部22を装着筒1の筒本体10の外周面に接着してもよいし、接着せずにリング固定部材3のテンションのみによって第二の円弧状部22が装着筒1の筒本体10の外周面に巻回された状態を維持する構成としてもよい。また、接着の有無によらず、装着筒1の筒本体10の外周面に溝を設けて、その溝にリング固定部材3の第二の円弧状部22が嵌り込むようにしてもよい。
そして、上述したように、装着筒1のリング支持部11はリング固定部材3の左右一対の直線状部21と干渉しないように幅狭に形成されている。特にリング支持部11の突出方向の中央部が括れていてリング支持部11はその基端部と先端部において幅広になった鼓形状であることから、装着筒1のリング支持部11とリング固定部材3の左右一対の直線状部21との間にはそれぞれ比較的大きな空隙Sが形成されており、従って、リング固定部材3は、装着筒1のリング支持部11に当接することなく、ガイドリング2と装着筒1の筒本体10の外周面にのみ接した状態にある。また、本実施形態では、ガイドリング2の外径よりも装着筒1の筒本体10の外径の方が大きいことから、左右一対の直線状部21はガイドリング2から装着筒1の筒本体10に向けて徐々に互いに離れていくが、これは任意であって、例えばガイドリング2の外径と装着筒1の筒本体10の外径が同じであれば左右一対の直線状部21は互いに平行になり、ガイドリング2の外径の方が大きい場合には逆にガイドリング2側に向けて徐々に互いの離間距離が広がっていくことになる。
以上のように構成された釣糸ガイドにあっては、金属製の線状パイプ材からなるリング固定部材3と樹脂製の装着筒1とでガイドリング2を狭持する構成であるので、従来のような金属板のガイドフレームを使用する構成に比して、釣糸ガイドを容易に軽量化することができる。しかも、リング固定部材3が中実の金属線材ではなく中空の線状パイプ材であるため、リング固定部材3の外径が太くなっても軽量である。従って、軽量化を確保しつつガイドリング2との接触面積を容易に確保することができ、ガイドリング2を装着筒1に押し付けるようにしっかりと保持することができる。更には、一本の線状パイプ材から構成されたワンピース構成であるので、ガイドリング2と同等あるいはそれよりも細い線径の線状パイプ材であっても必要な強度を容易に確保することができる。また、リング固定部材3が二回以上の巻き数ではなく一回巻きの構成(一周)の構成であるので、軽量化もできる。また、リング固定部材3が線状パイプ材から構成されているので、ガイドリング2の外径や装着筒1の筒本体10の外径の変化にも容易に対応でき、しかも、ガイドリング2の前傾の傾斜角度の変化にも容易に対応できて、製造が容易であるという利点もある。更に、ガイドリング2の外側の所定角度範囲をリング固定部材3が周回していてガイドリング2がリング固定部材3の内側に位置しているので、ガイドリング2がリング固定部材3によって防護されることになり、特にリング固定部材3が中空の線状パイプ材であるので高い緩衝性能が発揮され、衝撃等によるガイドリング2の割れや破損を効果的に防ぐことができる。また、リング固定部材3が線状パイプ材から構成されているので、釣糸も絡みにくく糸ガラミが軽減される。
装着筒1の外周面にリング支持部11が突設されていて該リング支持部11がガイドリング2の外周のうち装着筒1に近い側の所定角度範囲を支持しているので、ガイドリング2の保持状態がより一層安定することになる。特に、リング固定部材3がガイドリング2を支持していない内側の角度範囲の略全領域をリング支持部11が支持するので、ガイドリング2がリング固定部材3とリング支持部11とによって略全周に亘って支持されることになり、安定した保持状態が得られる。更に、リング支持部11が装着筒1と別部材ではなく一体的に形成されて一つの部材として構成されているので、製造も容易であるうえに、リング支持部11の強度も容易に確保できる。
一方、リング固定部材3が一対の直線状部21を備えていてガイドリング2から装着筒1の筒本体10まで一直線に延びているので、例えばガイドリング2と装着筒1の筒本体10との間においてリング固定部材3を互いに接近するように湾曲させる場合に比してリング固定部材3のテンションの経時変化が抑制されて安定しやすくなり、ガイドリング2を長期に亘って安定して保持することができる。更に、リング固定部材3がリング支持部11に当接せずに両者の間には空隙Sが形成されているので、リング固定部材3のテンションがガイドリング2に確実に作用することになってガイドリング2をより一層確実に保持することができる。また、リング固定部材3がリング支持部11に当接せずに両者の間には空隙Sが形成されているので、リング支持部11も軽量化でき、釣糸ガイドの軽量化にもなる。
尚、本実施形態ではリング固定部材3が装着筒1の筒本体10の外側を周回することによってリング固定部材3を装着筒1に固定するように構成していたが、リング固定部材3の装着筒1への固定方法はこれに限られず種々の固定方法であってよい。例えば、リング固定部材3を上述したような環状(無端状)とするのではなく全体としてU字状に形成してその両端部25を装着筒1に固定する構成としてもよい。
その一例を図4及び図5に示している。図4及び図5に示している実施形態では、リング固定部材3が装着筒1の筒本体10の外周面の外側を周回するのではなく、U字状のリング固定部材3の両端部25が装着筒1への固定部として構成されているものであり、具体的には、リング固定部材3の両端部25がそれぞれ直線状部21に対して折り曲げられていて装着筒1の筒本体10の外周面に形成された固定孔16に挿入されて固定されている。装着筒1の筒本体10の外周面には、突起17が二箇所形成され、各突起17には前側に開口する固定孔16が軸線方向(前後方向)に沿って形成されている。その固定孔16に前側からリング固定部材3の両端部25が差し込まれることにより、リング固定部材3が装着筒1に固定されている。尚、リング固定部材3の両端部25を固定孔16に差し込むと共に接着剤で接着するようにしてもよい。また、突起17はリング支持部11の両側に配置することが好ましい。このようにリング固定部材3の両端部25を装着筒1に差し込んで固定する構成とすれば、リング固定部材3の全長を短くできて、より一層の軽量化になる。尚、図5に示しているように、リング支持部11の基端部にリブ18を形成してもよく、その場合、リブ18はリング支持部11の基端部の後面に形成することが好ましい。また、リング支持部11の先端部の後面にもリブ19を形成するようにしてもよい。図5においては、リング支持部11の基端部のリブ18と先端部のリブ19とを互いに独立して形成しているが両リブ18,19が一直線状に一体化した構成であっても無論よい。
更に、リング支持部11の構成も適宜設計変更可能であって、上述したような一本構成の他、左右に分かれた二本構成としてもよい。また、リング支持部11がガイドリング2の所定角度範囲を支持する構成とする他、周方向に離間した複数箇所を支持する構成としてもよい。また更に、リング支持部11の突出高さはガイドリング2の竿本体50からの距離によって変更されるものであり、筒本体10から僅かに突出している程度のものであってもよい。また、筒本体10の外周面に凹部を形成してその凹部でガイドリング2を支持するようにしてもよい。
また、装着筒1が各種の強化繊維を含むものであってもよく、カーボン繊維等の強化繊維に樹脂が含浸されたプリプレグから形成してもよい。
1 装着筒
2 ガイドリング
3 リング固定部材
10 筒本体
11 リング支持部
12 テーパ面
13 垂直部
14 前方傾斜部
15 屈曲部
16 固定孔
17 突起
18 リブ
19 リブ
20 第一の円弧状部
21 直線状部
22 第二の円弧状部
25 両端部
50 竿本体
S 空隙

Claims (4)

  1. 釣竿の外周面に装着される樹脂製の装着筒と、釣糸を案内するためのガイドリングと、金属製の線状パイプ材から構成されたリング固定部材とを備え、
    リング固定部材は、ガイドリングの外周のうち装着筒から遠い側の所定角度範囲を周回して装着筒に固定され、
    ガイドリングがリング固定部材と装着筒とで狭持されていることを特徴とする振り出し竿用の釣糸ガイド。
  2. 装着筒の外周面には、ガイドリングの外周のうち装着筒に近い部分を支持するリング支持部が一体的に形成されている請求項1記載の振り出し用の釣糸ガイド。
  3. リング固定部材は、ガイドリングの外周のうち装着筒から遠い側の所定角度範囲を支持する円弧状部と、該円弧状部の両端からそれぞれ装着筒まで延びる一対の直線状部とを備え、該一対の直線状部とリンク支持部との間には空隙が形成されている請求項2記載の振り出し用の釣糸ガイド。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の釣糸ガイドが装着された振り出し竿。
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