JP2015200451A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】内箱の天井に庫内灯を配置し、外箱に収納ケースと放熱パイプを配置した冷蔵庫において、十分な断熱性能を確保することが可能な冷蔵庫を提供すること。【解決手段】冷蔵庫1は、外箱2の背面上部に設けられ、制御基板12が収納された収納ケース13と、内箱3の天井に設けられた窪み10内に配置された庫内灯11と、収納ケース13と庫内灯11との間に配置され、外箱2の内側の天井面に固定された放熱パイプ16と、窪み10の収納ケース13側の縁部では窪み10に沿って屈曲されると共に収納ケース13に沿って屈曲され、窪み10と収納ケース13との間では内箱3の外側の天井面に接して固定され、庫内灯11が配置された窪み10を外側から覆い、放熱パイプ16および収納ケース13を内側から覆う1枚の真空断熱材5aとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、真空断熱材を備えた冷蔵庫に関する。
近年、地球環境保護、原子力発電所の安全性の観点から、省資源、省エネルギー、特に省電力化に対して様々な取り組みがなされている。
冷蔵庫においては、省エネルギーに加え、食品収納スペースの大容量化が求められており、従来の発泡断熱材である硬質ウレタンフォームに加え、熱伝導率が小さく断熱性能を大幅に向上可能な真空断熱材が用いられており、真空断熱材をいかに面積を広く、厚く、多く搭載するかが重要となっている。
特に、冷蔵庫天井付近に例えば基板を組み付けるための収納ケースが配置されている場合には、壁の形状が複雑となり平面状の真空断熱材を配置すると真空断熱材で覆われる面積が小さくなってしまうため、真空断熱材を折り曲げて配置することで1枚の真空断熱材でより広い面積を覆うことができる(例えば特許文献1または2参照)。
また、このとき、外箱に放熱パイプを這わせ、かつ外箱と内箱との間に真空断熱材を配置させることで、冷蔵庫の凝縮能力を向上させ、かつ放熱パイプからの放熱が冷蔵庫内へ入らないため、効率よく放熱させることが可能となる(例えば特許文献1参照)。
特開2009−228917号公報 特開2011−38713号公報
近年、省エネルギー思考が高まり、冷蔵庫のさらなる消費電力量の低減のためには、断熱性能の向上、すなわち硬質ウレタンフォームより断熱に優れた真空断熱材をより多く、より厚く貼り付けることが求められる。
一方、特許文献1または2に記載の冷蔵庫では、特に内箱の天井面に設けられている庫内灯を避けるため、内箱側ではなく外箱側に真空断熱材を固定している。すなわち、特許文献1に記載の冷蔵庫では、外箱の天井面と真空断熱材との間にポリエチレンフォームのシートを介在させることで真空断熱材を外箱に固定している。また、特許文献2に記載の冷蔵庫では、外箱の天井面と真空断熱材との間にスペーサを介在させることで真空断熱材を外箱に固定している。
しかしながら、特許文献1または2に記載の冷蔵庫では、外箱と真空断熱材との間にポリエチレンフォームシートまたはスペーサを介在させるため、その厚さ分真空断熱材を薄くする必要があり、断熱性能を十分確保できない可能性がある。また、特許文献1に記載の冷蔵庫では、ポリエチレンフォームのシートは硬質ウレタンフォームよりも熱伝導率が大きいため、断熱性能の確保がさらに困難になる可能性がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内箱の天井に庫内灯を配置し、外箱に収納ケースと放熱パイプを配置した冷蔵庫において、十分な断熱性能を確保することが可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る冷蔵庫は、外箱と内箱との間に形成される空間内に複数枚の真空断熱材が配置されると共に発泡断熱材が充填された冷蔵庫であって、前記外箱の背面上部に設けられ、制御基板が収納された収納ケースと、前記内箱の天井に設けられた窪み内に配置された庫内灯と、前記収納ケースと前記庫内灯との間に配置され、前記外箱の内側の天井面に固定された放熱パイプと、前記窪みの底面部を構成する前記内箱の外側の天井面に接して配置されて前記庫内灯が配置された前記窪みを外側から覆い、前記窪みの収納ケース側の縁部では前記窪みに沿って屈曲され、前記窪みと前記収納ケースとの間では前記内箱の外側の天井面に接して固定されて前記放熱パイプを内側から覆い、さらに前記収納ケースに沿って屈曲され、前記収納ケースを内側から覆う1枚の真空断熱材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内箱の天井に庫内灯を配置し、外箱に収納ケースと放熱パイプを配置した冷蔵庫において、十分な断熱性能を確保することが可能になる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す正面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、冷蔵庫の外箱の背面斜視図である。 図4は、図2の天井部の拡大図である。 図5は、真空断熱材の構成を示す模式図である。 図6は、実施の形態2における冷蔵庫の天井部の拡大図である。
以下に、本発明に係る冷蔵庫の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る冷蔵庫の構成を示す正面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、冷蔵庫の外箱の背面斜視図である。図4は、図2の天井部の拡大図である。
図1〜図4に示すように、冷蔵庫1は、金属製の外箱2と樹脂製の内箱3とを備えている。外箱2は、天井面、底面、両側面、および背面を備える。内箱3も同様に、天井面、底面、両側面、および背面を備える。なお、図2および図4では、外箱2および内箱3の各厚さは図示を省略している。また、外箱2と内箱3との間に形成される空間内には、複数枚の真空断熱材5a,5bが配置され、さらに発泡断熱材である硬質ウレタンフォーム4が充填されている。なお、図2では、内箱3の天井面に固定された真空断熱材5aと外箱2の背面に固定された真空断熱材5bを示している。以下では、真空断熱材5a,5bを総称して「真空断熱材5」と記載する。
冷蔵庫1は、冷蔵室6、冷凍室7、野菜室8、および機械室9に区画されている。内箱3の内側の天井には、冷蔵室6内側から見て凹状の窪み10が設けられ、窪み10内には庫内灯11が配置され、庫内灯11を覆うように内箱3にカバー31が取り付けられている。庫内灯11は、冷蔵庫1の扉側(内箱3の正面側)に配置されている。
また、外箱2の背面上部でかつ天井面後部には、冷蔵庫1の運転を制御する制御基板12等を納める収納ケース13が設けられている。詳細には、外箱2の天井面後部には、後方に沈み込む傾斜面を有する凹部30が設けられ(図3)、この凹部30を埋めるように三角柱形状の収納ケース13が配置されている(図2)。制御基板12は、例えば外箱2の天井面および背面の双方に対して傾斜するように配置されている。なお、凹部30および収納ケース13の形状並びに制御基板12の配置態様は図示例に限定されない。
また、冷凍サイクルを構成する要素として、機械室9には圧縮機14が配置され、冷凍室7の背面側には冷却器15が配置され、外箱2の側面、背面、天井には外部へ熱を逃がす放熱パイプ16が設けられており、これらの中を冷媒が流れることで冷蔵室6、冷凍室7、および野菜室8が冷却される。なお、図2では、互いに接続された放熱パイプ16の断面が2箇所に示されている。
このとき、放熱パイプ16をより多く配置することにより、放熱パイプ16からの放熱量が多くなるため冷媒の持つエネルギーを減らすことができ、冷却器15の温度を下げることができるため、より効率的に冷蔵庫1内を冷却することが可能となる。
冷蔵庫1の製造にあたっては、真空断熱材5を予め外箱2または内箱3に固定し、図3に示すように冷蔵庫1の背面側を上にした状態で、背面側に設けられたウレタン注入口17より液体状の硬質ウレタンフォーム4の原料を注入して一体発泡を行うことにより、外箱2と内箱3により形成される空間内を硬質ウレタンフォーム4で充填することができ、レールなど真空断熱材を入れることができない隙間まで断熱材で充填することができる。
ここで、硬質ウレタンフォーム4の熱伝導率が0.018〜0.025W/mKに対し、真空断熱材5の熱伝導率は0.0015〜0.003W/mKであるため、真空断熱材5をより多く搭載することで、より断熱性能に優れた冷蔵庫1を提供できる。
図4に示すように、放熱パイプ16は、庫内灯11と収納ケース13との間に配置され、外箱2の内側の天井面に固定されている。放熱パイプ16は、例えばアルミテープにより直接天井面に固定することができる。
外箱2の内側の天井面と内箱3の外側の天井面との間には、厚さが略一定の板状の1枚の真空断熱材5aが配置されている。真空断熱材5aは、冷蔵庫1の正面側から背面側に向かって内箱3の天井面に沿って配置されている。
詳細には、真空断熱材5aは、庫内灯11が配置された窪み10を外側から覆い、外箱2の内側の天井面に固定された放熱パイプ16を内側から覆い、かつ、制御基板12を含む収納ケース13を内側から覆うようにして配置されている。すなわち、庫内灯11を庫外から庫内に向かって外箱2の天井面に対して垂直な方向から平面視したときに、庫内灯11が配置された窪み10は真空断熱材5aによって覆われ、放熱パイプ16を庫内から庫外に向かって外箱2の天井面に対して垂直な方向から平面視したときに、放熱パイプ16は真空断熱材5aによって覆われ、制御基板12を庫内から庫外に向かって制御基板12に対して垂直な方向から平面視したときに、制御基板12を含む収納ケース13は真空断熱材5aによって覆われる。
真空断熱材5aは、窪み10の底面部を構成する内箱3の外側の天井面に接し、窪み10の収納ケース13側の縁部では窪み10に沿って屈曲され、窪み10と収納ケース13との間では内箱3の外側の天井面に接し、さらに収納ケース13に沿って屈曲され、収納ケース13に応じて形成された内箱3の外側の面に接して配置されている。なお、真空断熱材5aは、窪み10よりも正面側では、内箱3の外側の天井面との間に窪み10の深さにほぼ等しい間隔を保って正面側に一定の長さ延設されている。
また、真空断熱材5aは、窪み10と収納ケース13との間の平坦な面上で内箱3の外側の天井面に固定されている。図4では、真空断熱材5aの内箱3への固定範囲をAで示している。真空断熱材5aは、例えば両面テープまたはホットメルトによって内箱3に固定されている。固定範囲Aでは、外箱2の内側の天井面と真空断熱材5aとの間に、放熱パイプ16が配置可能な間隔が確保されている。なお、真空断熱材5aは、固定範囲A以外の箇所では内箱3および外箱2のいずれにも固定されない。
図示例では、真空断熱材5aの屈曲箇所は3箇所である。すなわち、真空断熱材5aは、正面側から背面側に向かって、まず、窪み10の収納ケース13側の縁部で順に内箱3側、外箱2側に2箇所で屈曲された後、収納ケース13の手前で内箱3側に屈曲されている。
本実施の形態の作用効果について説明する。本実施の形態では、外箱2の内側の天井面に固定された放熱パイプ16および制御基板12が平面視で真空断熱材5aによって覆われている。このように、放熱源となっている制御基板12および放熱パイプ16を覆うように真空断熱材5aを配置することで、制御基板12および放熱パイプ16から放出された熱が庫内へ入ることを防ぐことができるため、冷蔵庫1の断熱性能を向上させることができる。
ここで、外箱2の天井に固定された放熱パイプ16と制御基板12を真空断熱材5aで覆う場合、真空断熱材5aを、放熱パイプ16を覆うものと制御基板12を覆うものの2枚に分割して配置することも考えられるが、このようにすると2枚の真空断熱材間に隙間が生じ熱侵入量が多くなるため、断熱性能が低下する。
そこで、本実施の形態では、図4のように収納ケース13に沿って屈曲させた1枚の真空断熱材5aで放熱パイプ16と制御基板12の双方を同時に覆うことで、より効率よく断熱性能を向上させることができ、さらに真空断熱材を2枚に増やすことによるコスト増加を抑制することができる。
また、本実施の形態では、1枚の真空断熱材5aにより庫内灯11が配置された窪み10も同時に覆うようにしている。このように、他の箇所より断熱厚さが薄くなり熱流量が大きくなる庫内灯11の窪み10も同時に覆うことで、より効率よく冷蔵庫1の断熱性能を向上させることができる。
ここで、放熱パイプ16は外箱2に固定され、庫内灯11は内箱3に固定されるため、放熱パイプ16の配置されている箇所では、放熱パイプ16の直径以上に外箱2の内側の天井面と真空断熱材5aとの間の間隔を確保する必要があり、逆に庫内灯11の配置されている箇所では、窪み10の深さ以上に内箱3の外側の天井面と真空断熱材5aとの間の間隔を確保する必要がある。
このため、本実施の形態では、図4のように真空断熱材5aを庫内灯11に沿って屈曲させ内箱3に固定させることで、1枚の真空断熱材5aにより庫内灯11が配置された窪み10と放熱パイプ16を同時に覆うことを可能にしている。
また、本実施の形態では、真空断熱材5aは内箱3に固定されているのに対し、特許文献1または2に記載の冷蔵庫では、真空断熱材は外箱の天井にポリエチレンフォームまたはスペーサを介して固定されている。真空断熱材の固定にポリエチレンフォームまたはスペーサを用いた場合には、その長さ分、真空断熱材の厚さが制限される可能性があるが、本実施の形態では、真空断熱材5aの内箱3への固定にポリエチレンフォームまたはスペーサを用いる必要がないので、ポリエチレンフォームまたはスペーサの影響によって真空断熱材5aを薄くする必要がなくなり、断熱性能をより向上させることができる。
また、仮に硬質ウレタンフォーム4を充填する前に外箱2に直接もしくはスペーサ等を介して真空断熱材5aを固定した場合、接着が不十分なときには組立途中で真空断熱材5aが外箱2から剥がれて落下する懸念があり、特に真空断熱材5aを屈曲させた場合はホットメルトまたは両面テープで接着させることが可能な面積が小さくなるためより落下の可能性が高まる。これに対し、本実施の形態では、真空断熱材5aを内箱3に固定しているので、そもそも真空断熱材5aの落下の懸念がない。
ここで、真空断熱材5の構成について説明する。図5は、真空断熱材の構成を示す模式図である。図5に示すように、真空断熱材5は、例えば保護層であるナイロン、ガスバリア層であるアルミ箔もしくはアルミを蒸着させたポリエチレンテレフタラートもしくはエチレンビニルアルコール、およびシール層であるポリエチレンなど複数層から構成されるラミネートフィルム18で作られた袋の中に、真空断熱材5の形状を保たせるグラスウールなどのコア材19と、水蒸気など気体を吸着させる例えば酸化カルシウムなどのガス吸着剤20を挿入し、内部を5Pa以下まで減圧し封止した構成となっている。
一般に、従来の冷蔵庫では、ガスバリア層として用いられるアルミ箔もしくはアルミを蒸着させたポリエチレンテレフタラートもしくはエチレンビニルアルコールの層は金属を含んでいるため熱伝導率が大きく、真空断熱材5の中央部ではなくラミネートフィルム18を伝わって熱が回り込むヒートブリッジ現象が発生する。
これに対し、本実施の形態に係る冷蔵庫1では、真空断熱材5aを内箱3に貼り付けているため、熱源である制御基板12または放熱パイプ16と真空断熱材5aとの距離が離れるため、ラミネートフィルム18まで届く熱量が小さくなり、ヒートブリッジ現象が抑制され、より断熱性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、内箱3の天井に庫内灯11を配置し、外箱2に収納ケース13と放熱パイプ16を配置した冷蔵庫1において、十分な断熱性能を確保することが可能になる。
実施の形態2.
図6は、本実施の形態における冷蔵庫の天井部の拡大図である。なお、図6では、図4に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、真空断熱材5aは、窪み10の収納ケース13側の縁部における屈曲箇所から冷蔵庫1の正面側では、外箱2の内側の天井面に接している。図6では、この接触範囲をBで示している。
すなわち、真空断熱材5aの厚さは、窪み10の底面部を構成する内箱3の外側の天井面とこれに対向する外箱2の内側の天井面との間の距離に等しく、真空断熱材5aは、窪み10の配置位置では、外箱2と内箱3の双方に接している。
また、真空断熱材5aは、固定範囲Aを除き、外箱2および内箱3のいずれにも固定されていない。固定範囲Aでは、真空断熱材5aは、例えば両面テープまたはホットメルトにより内箱3に接着されている。なお、本実施の形態のその他の構成は実施の形態1と同じである。
本実施の形態では、真空断熱材5aは、窪み10の配置位置において、窪み10の底面部を構成する内箱3の外側の天井面と外箱2の内側の天井面の双方に接しているため、実施の形態1の図4と比較して、真空断熱材5aの厚みが可能な限り増大されている。このような構成によれば、硬質ウレタンフォーム4の熱伝導率が0.018〜0.025W/mKに対し、真空断熱材5の熱伝導率は0.0015〜0.003W/mKであるため、断熱性能をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、真空断熱材5aは、窪み10よりも冷蔵庫1の正面側において、外箱2および内箱3に接するのみでいずれにも固定されていない。例えば側面であれば真空断熱材5と外箱2もしくは内箱3との接着がされていないと箱体の強度を十分確保できない可能性もあるが、天井であればこのように外箱2とも内箱3とも接着されていなくても箱体の強度への影響はない。
また、真空断熱材5aを内箱3の窪み10部分および外箱2の双方と接着させないことで、真空断熱材5aの屈曲位置や曲げ角度がばらついても確実に内箱3の固定範囲Aで接着させることができる。これにより、熱源である制御基板12または放熱パイプ16から真空断熱材5aを安定して遠ざけることができるため、ラミネートフィルム18まで届く熱量が小さくなり、ヒートブリッジ現象が抑制され、より断熱性能を向上させることができる。
また、真空断熱材5aと外箱2との間、および真空断熱材5aと内箱3の窪み10部分との間に硬質ウレタンフォーム4が滲んでも機能上問題はない。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の図4と比較して、真空断熱材5aの厚みを可能な限り増大させることで、断熱性能のより一層の向上が可能であることを説明したが、実施の形態1の図4において、既に冷蔵庫1の十分な断熱性能が得られている場合には、真空断熱材5aの厚さは変えることなく、内箱3の大きさを拡大させて図6のようにすることもできる。この場合は、断熱性能を確保しつつ、冷蔵庫1の容量を増大させることができる。
本発明は、冷蔵庫として有用である。
1 冷蔵庫、2 外箱、3 内箱、4 硬質ウレタンフォーム、5,5a,5b 真空断熱材、6 冷蔵室、7 冷凍室、8 野菜室、9 機械室、10 窪み、11 庫内灯、12 制御基板、13 収納ケース、14 圧縮機、15 冷却器、16 放熱パイプ、17 ウレタン注入口、18 ラミネートフィルム、19 コア材、20 ガス吸着剤、30 凹部、31 カバー。

Claims (4)

  1. 外箱と内箱との間に形成される空間内に複数枚の真空断熱材が配置されると共に発泡断熱材が充填された冷蔵庫であって、
    前記外箱の背面上部に設けられ、制御基板が収納された収納ケースと、
    前記内箱の天井に設けられた窪み内に配置された庫内灯と、
    前記収納ケースと前記庫内灯との間に配置され、前記外箱の内側の天井面に固定された放熱パイプと、
    前記窪みの底面部を構成する前記内箱の外側の天井面に接して配置されて前記庫内灯が配置された前記窪みを外側から覆い、前記窪みの収納ケース側の縁部では前記窪みに沿って屈曲され、前記窪みと前記収納ケースとの間では前記内箱の外側の天井面に接して固定されて前記放熱パイプを内側から覆い、さらに前記収納ケースに沿って屈曲され、前記収納ケースを内側から覆う1枚の真空断熱材と、
    を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記1枚の真空断熱材は、前記窪みと前記収納ケースとの間で前記内箱の外側の天井面に固定された箇所以外では、前記内箱および前記外箱のいずれにも固定されていないことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記1枚の真空断熱材は、当該冷蔵庫の正面側から背面側に向かって、前記窪みの収納ケース側の縁部で順に内箱側、外箱側に2箇所で屈曲された後、前記収納ケースの手前で内箱側に屈曲されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記1枚の真空断熱材は、前記窪みの配置位置において、前記窪みの底面部を構成する前記内箱の外側の天井面と前記外箱の内側の天井面の双方に接していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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