JP2015200059A - 指定物に適合するバンド - Google Patents
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Abstract
【課題】まる一日着用しても快適であり、ズボンがずり落ちることがなく、さらにファッション性を提供する伸張可能なウエストバンド付の体にぴったりした衣服に組み込まれうるバンドを提供する。【解決手段】第1の端部14と第2の端部16とを有する少なくとも1の接続部分12と、前記少なくとも1の接続部分に取り付けられている少なくとも1の伸張帯18とを有する指定物に適合するバンド10であり、それを囲む物体によって活性される場合、自己調節伸張を提供する伸張帯を有する新規なバンドであり、衣服において、着用者は、妊婦した女性のような伸張した腹部を快適に収容するために伸張可能な寸法、上端部及びヒップ接着を提供する。【選択図】図1
Description
本願は、米国特許法第119(e)条の下、その全体が本書に組み込まれる2009年6月11日に提出された米国仮特許出願第61/186,345号の優先権を主張するものである。
本発明は調節バンドに関する。
現在市場に出回っている妊婦服は、それが伸びて、妊娠女性の成長する腹部範囲を育成するように、衣服に配置される弾性パネルによってフィットさせる。この弾性部分は限定されており、下腹部を圧迫したり、加圧したりするので、着用するには快適ではない。この部分を弾性ゴム以外で作ると、着用者にとって問題が多い。まず第1に、肌に弾性バンドが接触し、敏感な肌を刺激してしまうことである。第2に、任意の流行の外形を有するように弾性バンドを覆わなければならないことである。
弾性的な伸張パネルの別の否定的な特性は、それが着用者のへそ又はわずかに高い部分を覆うように着用されることである。この弾性ゴムは、膨らんだ腹部の上に伸ばされ、ウエストバンドがきつくなりすぎ、弾性的な包みが腹部を圧迫する。この弾性的な伸張パネルは、衣服の別の部分又はゆるくフィットするブラウス又は上衣で覆う必要がある。このように、仕事を持つ女性がテントのような外観とならないようにすることは困難である。
ウエストバンド上部の「締め付け(cinching)」は、今日主流の提供物の主たる戦略である。例として、引きひものパンツ又はウエストバンドの頂部の1インチのみが弾性の場合、及びいくつかのケースでは、着用者が伸張/収縮のための細工を着脱する必要がある。この「締め付け」技術は、体重が増えたり、その後に減ったりする場合に重大な欠点があり、それは単に人のウエスト計測だけではなく、この変動は一般に、ウエスト、ヒップ上部、ヒップ及びヒップ下部の部位に現れる。これらの他の締め付け方法は1乃至2インチ伸長させるものであるが、我々の発明は0乃至10インチ伸長させるものである。「締め付け」の作用はウエストだけであり、したがって、我々の発明の「締め付け」の効果は市場に需要を残している。
腹部と背中の医療問題に関して、個人が着用するアパレル製品には空白が存在する。これらの医療シナリオは、現在の「C部分」の切り込み、IVF注射治療、又は子宮内膜症の問題から、背中を損傷して締め付ける衣服を着用できない若いアスリートに及ぶ。これらの医療的な衣類の必要性に取り組む衣服用に現在提供されている物は十分ではない。現在提供されている物は、65歳「以上の」グループにフォーカスされ、上述の「締め付け」に提供される物を反映し、かつ流行的展望から、もしあるならフィット感、機能性及び流行的展望からのオプションはわずかである。
今日にはまだ、まる一日着用しても快適であり、ズボンがずり落ちることがなく、さらにファッション性を提供する伸張可能なウエストバンド付の体にぴったりした衣服の必要性がある。妊娠前、妊娠中、及び妊娠後に1着のスーツ又はパンツを着用できれば便宜となる。以下の発明は、任意の衣料品に組み込まれうるこのようなウエストバンドを記載するものである。
第1の実施形態において、発明は第1の端部と第2の端部とを有する少なくとも1の接続部分と、前記少なくとも1の接続部分に取り付けられている少なくとも1の伸張帯とを有する指定物に適合するバンドを提供する。
別の実施形態において、発明は男性、女性及び子供用の衣類の衣服のウエストバンドとして用いるのに理想的に適合する衣料品を提供する。このウエストバンドは快適であり、控えめであり、本書において人の本来のウエスト、ウエスト、ヒップ上部、ヒップ及びヒップ下部の部位(「本来のウエスト」は身体のへそと水平の身体の正面及び背面の周囲と定義され、「ウエスト」はヒップの骨の上部と水平の身体の正面及び背面の周囲と定義され、ヒップ上部はウエスト計測より2インチ下であり、ヒップはウエスト計測より4インチ下であり、ヒップ下部はウエスト計測より6インチ下である)として特定される身体の骨盤部分全体(時に「中間部分」と言う)において、伸張してウエスト及び身体の形状に適合する能力を有する。発明は、(1)妊娠前、妊娠中、及び妊娠後に理想的フィットを提供できる妊婦服、(2)男性、女性及び子供の体重変動に便宜をはかることができる衣類、及び(3)及び中間部分、主として、腹部及び背中に医療的な問題を有する個人に適用されると大きな価値がある。すべての例において、ウエストバンドのデザインは、少なくとも1の接続部分と、この少なくとも1の接続部分に取り付けられている少なくとも1の伸張帯とを有する身体に適合するバンドにおいて、高水準の快適性、スタイル及び流行を提供する。
本書ではある用語が便宜のためだけに用いられており、本発明に関して限定ととられない。用語は明確に述べられた単語、その派生語及び同様の意味を持つ単語を含む。本書に述べられた実施形態は、網羅的であること、あるいは発明を開示された正しい形態に限定することを意図しない。これらの実施形態は発明の原理及びその適用及び活用をよく説明し、かつ当業者が発明をうまく利用できるように選択及び説明されている。
第1の実施形態において、図1及び図2を参照すると、発明は、第1の端部14と第2の端部16とを有する少なくとも1の接続部分12と、前記少なくとも1の接続部分12に取り付けられる少なくとも1の伸張帯18とを有する指定物に適合するバンド10を提供する。
伸張帯18は、発明が定義された機能を可能とするのに不可欠であるV形状である。特に、この「V」は対称である必要があるが、数度異なってもよく、それでも有効である。伸張が必要ないとき、対称は(1)伸張帯内で弾性ゴムを見えなくし続け、(2)バンド自体に負の影響を与えることなく、バンドにおいて帯の左右に等しく伸張させることができるので、対称は本発明がなぜ正しく機能するかの鍵である。例えば、伸張帯が正方形である場合、伸張しない間は問題がないが、伸張する力が入る場合、この正方形の底部は衣服(又は他の接触材料)に縫い付ける必要があり、したがって、伸張不可能となり、かつ「衣服」にひだを付けたり、形を損なわせたりすることによりバンドを破壊してしまう。この伸張帯の「対称形」が、バンドに沿った協調的な動きを可能とするとともに、伸張帯の追加により、バンドの伸張量及び先端量の増加が可能となる。バンドに沿った伸張帯がどのような数であっても、伸張帯が本書に定義されるように配置されない限り、それらは互いに働かない。すべてが正面に配置された場合、腹部はさらに伸張するであろう。衣服の周りに等しく配置されると、身体全体の伸張に順応する。被服の背面のみの場合は、この帯は背面の伸張に順応する。
伸張帯18は外側部分20及び内側部分22を有し、内側部分22及び外側部分20は異なる材料でできている。図2に最もよく示されているように、伸張帯18が伸張又は活性位置にあるとき、外側部分20は内側部分22を露出する。内側部分22は弾性材料又は弾性の性質を有する材料でできており、最も一般的にはナイロン/ポリエステル/スパンデックスであり、それが囲む伸張物に適合させる必要がある場合、適合するバンド10を伸張させることができる。外側部分20の材料は、最も一般的には少なくとも1の接続部分12の材料と同じであるが、接続部分12及び外側部分20の材料は、耐久性又は流行に必要とされる場合、異なってもよい。
外側部分20はV形状の境界側24と、このV形状の境界側24から伸張する一対の伸張部分26とを有する。伸張部分26は第2の側28を有し、V形状の境界側24は少なくとも1の接続部分12に取り付けられている。一対の伸張側28の第2の側は、図1に最もよく示されているように、非活性又は非伸張位置において、V形状の伸張帯18の中央に延在し、V形状の伸張帯18を実質的に二分する縫い目30を規定している。さらに図1を参照すると、非活性位置において、内側部分22は1対の伸張部分26により「隠され」ているので見えない。この内側部分22は、相補的であり、かつ少なくとも1の接続部分12に取り付けられている伸張部分26のV形状の境界側24に取り付けられている(透視図で示されている)V形状の周縁32を有する。しかしながら、製造を容易にするために、このV形状の周縁を接続部分12内でさらなる材料と連続可能であることが当業者には理解できよう。この概念に不可欠なのは、V形状の周縁及びV形状の境界側が、定義された伸長帯18を機能させうる少なくとも1の接続部分に縫い付けられていることである。これに関しては、内側部分22の残りの周縁側34は、外側部分20の伸張部分26に取り付けられていない。このように、外側部分20の伸張部分26は内側部分22の動きを妨げない。このデザインは市場において現在の提供されている物に対し、「重ねられた」概念に基づきバンドの耐久性を増大させる。具体的には、現在の妊婦服の提供物は一般に、ウエストバンド全体を取り去り、かつ高さが約2インチ乃至12インチでありうる連続する弾性バンドで置き換えるものであるが、これは大抵見た目が悪く、滑りを生じさせる。さらに、このような妊娠服の提供物は一般に、通常の着用の後に、弾性バンドと衣服の残りとの接続部がよく破れてしまう。本発明のデザインはこれらの問題を低減したり、無くしたりする。
V形状の伸長帯18の最大幅及び最大高さには関連性があり、より具体的にはV形状の伸長帯18の関連寸法は、適切に機能できるように認識されなければならない。この関連寸法は、(最大値での)高さと幅が約0パーセント乃至約50パーセントの差を越えるべきではなく、最も効果的な差は約25パーセントである。この差は、(最大値での)高さと幅がほぼ等しくなるまで縮めることができる。この範囲外の寸法は、実質的にV形状の伸長帯18の機能に影響を与えるであろう。最も一般的なV形状の伸長帯18の高さは、(本書の別の実施形態に述べられているように)それが用いられるとき、バンド寸法により決定されるであろう。さらに、底部のVポイントが水平であり、かつウエストバンドと平行であるが、伸長帯が側方に配置される場合、この発明は機能しないことを当業者は理解するであろう。底部のVポイントがバンドの上部にくるように伸長領域が配置されると、この発明は機能しないであろう。このVが対称ではない場合、中心線の左右に等しい伸長が達成されるので、機能がかなり減じられ、このことはバンド周り全体の伸長には重要である。
内側部分22の材料は多方向に動くことができるため、バンド10を「伸長させる」いずれの物体にも適合させることができる。この性質は内側部分22に必要とされる弾性材料によるものであるが、V形状の伸長帯18のデザインやどのようにその要素が接続部分12とともに取り付けられているかに基づく。
発明はさらなる実施形態に記載されており、ここでは同じ参照番号は同じ特徴を示すことを意味する。
別の実施形態において、図3、図4及び図5を参照すると、発明は少なくとも1の接続部分112に取り付けられる少なくとも1の伸長帯118を有する少なくとも1の接続部分112を有する身体に適合するバンド110を有する衣料品100を提供する。この実施形態において、衣料品100は一対のパンツであり、ここで適合するバンド110は身体のウエストラインに位置する。この発明が、シャツ、帽子、ブラウス、運動用衣服、リハビリ用及び他の医療用衣服を含むがこれらに限定されない様々な衣料品「又は製品」だけではなく、管状/筒状の襟、おむつ、トレーニングパンツ、ガードル、下着、犬の首輪、シャツの襟、芝生の工具、バルーン(医療用、玩具、又は娯楽用)、及び医療装置などを含むがこれらに限定されない衣服以外の様々な用途に適用されうることを当業者は理解するであろう。
前述の実施形態にあるように、少なくとも1の伸長帯118はV形状であり、かつ外側部分120と内側部分122とを有し、内側部分122と外側部分120とは異なる材料でできており、ここで内側部分122の材料は弾性ゴムである。
パンツ100は正面側102Aと背面側102Bとを有しており、ここで正面側及び背面側は、バンド110周りに配置される2つの複数の伸長帯118Xを有する。身体のウエストラインの伸長によるパンツ102の正面側102B上の伸長帯118Xの活性化により身体の背面側102Bに圧力がかかる。
伸張できることに加えて、この「V形状」が、例えば、ウエストバンドを「傾くよう」に展開可能とするため、伸張帯118Xの形は重要となる。この特徴は、パンツ100のウエストバンドの上部が伸びるだけでなく、下腹部に適合させることも可能となる。これは、ウエストバンドの正面が約0度乃至約180度、最も一般的には、約0度乃至約90度前方に傾けることを可能とすることにより達成される。本発明の図5によく示されているように、伸張帯の寸法及び位置は、パンツ100のウエストバンドの伸張量を制御するだけでなく、ウエストバンドの上端部全体が、このウエストバンドを背面側にしっかりと固定して衣服がずり落ちるのを防ぐこともできる。適切な伸張と上端部にとって、本発明のウエストバンドは、少なくとも2の伸張帯を、例えば、(図示しない)パンツの正面側に有する。しかしながら、これらの伸張帯の約2乃至16を含むことは発明の範囲内である。
上述のように、伸張帯の寸法はまた、伸張量及び「傾く」量を制御する。本発明は、事実上、任意の寸法の伸張帯を利用することができ、伸張帯は実質的に、(Vの底部からこの「V」の上部2つの腕の間のラインまで計測された)約1インチ乃至6インチの高さである。例として、衣類のパンツ(USサイズ4)において、未伸張時、伸張帯は幅1.5インチに対して、高さ1.5インチであり、かつヒップに関して、未伸張時、伸張帯は幅3インチに対して、高さ4インチである。さらなる例として、スカート(USサイズ4)において、ウエストバンドは高さ2インチであり、よって衣服の正面及び背面において、未伸張時、伸張帯は幅1.5インチに対して、高さ2インチである。
伸張帯の位置は伸張すべき傾く度合いを制御するであろう。例えば、すべての伸張帯がスラックスの側面近くに配置される場合、スラックスの正面及び背面に配置される場合よりもこの傾く角度は、完全な伸張時はるかに大きいであろう。したがって、図3及び図4に最もよく示されているように、背面ポケットから正面ポケットまで等しい間隔で、伸張帯がウエストバンド周りを均等に間隔をあけて配置されうるか、あるいは背面から正面に等しい間隔で、正面と背面に1つの伸張帯及び各側面に沿って3つの伸張帯(全部で7)を有するか、あるいは正面と背面に1つの伸張帯も有さず、各側面に沿って3つの伸張帯を有する。衣服の流行の概念の基本として、本発明におけるバンド、又はパンツのウエストバンドは、本発明のバンドを組み込む衣料品の着用をためらわせるような「たるみ」又は「見苦しい折り目」を生じさせない。
前述の実施形態にあるように、本発明の基本構造は同じであり、外側部分122はV形状の境界側124と、このV形状の境界側124から伸張している一対の伸張部分126とを有する。この伸張部分126は第2の側128を有しており、ここでV形状の境界側124は少なくとも1の接続部分112に取り付けられている。この一対の伸張部分の第2の側128は、V形状の伸張帯118を実質的に二分する縫い目130を規定するV形状の伸張帯118の中央に伸張する。内側部分122は、相補的であり、かつ少なくとも1の接続部分112に取り付けられている伸張部分126のV形状の境界側124に取り付けられている(見せかけで示されている)V形状の周縁132を有する。
発明の広い概念から逸脱することなく、変更がなされてもよいことが当業者に理解されるであろう。したがって、発明は記載された実施形態に限定されないが、添付のクレームにより規定される本発明の精神と範囲内での変更を含むことが意図される。
Claims (1)
- 指定物に適合するバンドであって、
a.第1の端部及び第2の端部を有する少なくとも1の接続部分と、
b.前記少なくとも1の接続部分に取り付けられている少なくとも1の伸張帯とを具えることを特徴とするバンド。
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