JP2015198210A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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茉里香 中村
Marika Nakamura
茉里香 中村
柳生 栄治
Eiji Yagyu
栄治 柳生
吹田 宗義
Muneyoshi Suita
宗義 吹田
南條 拓真
Takuma Nanjo
拓真 南條
鈴木 洋介
Yosuke Suzuki
洋介 鈴木
章文 今井
Akifumi Imai
章文 今井
健一郎 倉橋
Kenichiro Kurahashi
健一郎 倉橋
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Abstract

【課題】窒化物半導体のヘテロ接合を用いる場合において、より高い耐圧を確保することができる半導体装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】チャネル層3およびバリア層4は、窒化物半導体からなり、ヘテロ接合をなしている。ソース電極5およびドレイン電極6はバリア層4上に互いに離れて配置されている。ゲート電極7は、バリア層4上でソース電極5およびドレイン電極6の間に配置されている。保護膜8はソース電極5およびドレイン電極6の間でバリア層4を被覆している。保護膜8は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.82eV以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、窒化物を含む半導体(以下、窒化物半導体とも称する)のヘテロ接合が設けられた半導体装置およびその製造方法に関するものである。
GaNに代表される窒化物半導体は、飽和電子速度および移動度が高いだけでなく、絶縁破壊電界強度および熱伝導率が高いという特徴を有する。このため窒化物半導体は、高出力の半導体装置に適した材料として期待されている。
窒化物半導体を用いた半導体装置として活発に検討されているものとして、ヘテロ接合電界効果型トランジスタがある。このトランジスタはチャネルにおいて、ヘテロ接合界面に発生する高濃度のキャリアである2DEG(2-Dimensional Electron Gas:2次元電子ガス)を用いる。これによりチャネルをアンドープの半導体で構成することができるので、チャネル移動度が高められる。よって、より高い周波数またはより大きな電流を扱うのに適したトランジスタが得られる。
下記の特許文献1によれば、GaNキャリア走行層と、AlxGa1-xN(0<x≦1)キャリア供給層とを有するHEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)が開示されている。また電極間を被覆するSiN膜がCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成されることが開示されている。
下記の特許文献2によれば、電界効果トランジスタは、GaN活性層と、その上に設けられたAlGaNゲート絶縁層とを有する。またゲート絶縁層上にAlOXからなる保護層が設けられている。ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の各々は保護層を貫通してゲート絶縁膜の上面に接している。またAlOXが窒化物系化合物と良好な界面を形成することによりゲートリーク電流が低減されることがこの文献に記載されている。
下記の非特許文献1および2に示されているように、GaN層上にInAlN層が設けられることもある。InAlNは、大きな自発分極を有しかつ大きな伝導帯エネルギー不連続を生じるため、電子の閉じ込め効果に優れる。このためInAlNを用いることでAlxGa1-xNを用いる場合に比して2DEGの濃度をより高め得る。またInAlNを用いる場合は、それがGaN層などのチャネル層上に堆積される際に、In組成を調整することで良好な格子整合を得ることができる。これによりInAlN層の欠陥を少なくすることで半導体装置の信頼性を高め得る。
特開2002−359256号公報 特開2004−273630号公報
A. Matulionis, et al., "Window for better reliability of nitride heterostructure field effect transistors", Microelectronics Reliability, Vol. 52 (2012), pp. 2149-2152 J. Kuzmik et al., "Power Electronics on InAlN/(In)GaN: Prospect for a Record Performance", IEEE Electron Device Lett., Vol. 22, (2001), pp. 510-512
窒化物半導体のヘテロ接合が設けられた半導体装置において、十分な耐圧を確保することが難しいことがあった。窒化物半導体がIn原子を含む場合は、耐圧の確保が特に難しかった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、窒化物半導体のヘテロ接合を用いる場合において、より高い耐圧を確保することができる半導体装置およびその製造方法を提供することである。
本発明の半導体装置は基板とチャネル層とバリア層とソース電極とドレイン電極とゲート電極と保護膜とを有する。チャネル層は、基板上に設けられ、窒化物半導体からなる。バリア層は、チャネル層上に設けられ、窒化物半導体からなり、チャネル層とヘテロ接合をなしている。ソース電極およびドレイン電極はバリア層上に互いに離れて配置されている。ゲート電極は、バリア層上でソース電極およびドレイン電極の間に配置されている。保護膜はソース電極およびドレイン電極の間でバリア層を被覆している。保護膜は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.82eV以下である。
本発明の半導体装置の製造方法は、次の工程を有する。基板上に、窒化物半導体からなるチャネル層が形成される。チャネル層上に、窒化物半導体からなり、チャネル層とヘテロ接合をなすバリア層が形成される。バリア層上で互いに離れたソース電極およびドレイン電極が形成される。バリア層上でソース電極およびドレイン電極の間にゲート電極が形成される。ソース電極およびドレイン電極の間でバリア層を被覆する保護膜がALD(原子層堆積:Atomic Layer Deposition)法によって形成される。
本発明の半導体装置によれば、保護膜は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.82eV以下とされる。これにより半導体装置の耐圧を高めることができる。
本発明の製造方法によれば、保護膜は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、かつ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異を小さくすることができる。これにより半導体装置の耐圧を高めることができる。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す図であり、図2の線I−Iに沿う断面図である。 図1の概略平面図である。 図1の半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す断面図である。 実施例(図中「AlO」と記されたもの)および比較例(図中「SiN」と記されたもの)の半導体装置の耐圧測定結果を例示するグラフ図である。 保護膜として用いられる酸化アルミニウム膜のXPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy)測定のワイドスペクトルを例示するグラフ図である。 保護膜として用いられる酸化アルミニウム膜のXPS測定の、Al原子の2p3/2軌道のナロースペクトルを例示するグラフ図である。 保護膜として用いられる酸化アルミニウム膜結合エネルギー差EO1s−EAl2pと実施の形態1における半導体装置の耐圧との関係の例を示すグラフ図である。 保護膜としての酸化アルミニウム膜の成膜条件としての基板温度T(図中、横軸)およびプラズマ出力P(図中、縦軸)と、それにより実施の形態1における半導体装置において得られる破壊耐圧Vbrおよび結合エネルギー差EO1s−EAl2pの分布(図中、ハッチング)との関係の例を示す分布図(A)、および、保護膜としての酸化アルミニウム膜の結合エネルギー差EO1s−EAl2p(図中、横軸)と破壊耐圧Vbr(図中、縦軸)との関係の例を示すグラフ図であって図10(A)に対応する分布(図中、ハッチング)が付されたもの(B)である。 実施の形態2における、保護膜としての酸化アルミニウム膜における結合エネルギー差EO1s−EAl2pと、半導体装置の耐圧との関係の例を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 図12の半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 図12の半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態におけるヘテロ接合電界効果型トランジスタ11(半導体装置)の構造について、図1および図2を参照しつつ、以下に説明する。図1は、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の構成を概略的に示す図であり、図2の線I−Iに沿う断面図である。図2は図1の平面図である。
ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11(半導体装置)は基板1とバッファ層2とチャネル層3とバリア層4とソース電極5とドレイン電極6とゲート電極7と保護膜8とを有する。基板1は、単結晶基板であり、炭化珪素(SiC)から作られている。基板1上には、バッファ層2、チャネル層3およびバリア層4が順に配置されたエピタキシャル構造が設けられている。
チャネル層3は、基板1上に設けられ、窒化物半導体からなり、具体的にはInaAlbGa1-a-bN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦a+b≦1)から作られており、たとえばGaNから作られている。チャネル層3の厚さは、電子が流れるのに十分な厚さであり、たとえば20〜3000nmである。
バリア層4は、チャネル層3上に設けられ、窒化物半導体からなり、チャネル層3の組成とは異なる組成を有する。よってバリア層4はチャネル層3とヘテロ接合をなしている。このヘテロ接合によりチャネル層3およびバリア層4の界面近傍におけるチャネル層3中に2DEG(図1における破線参照)が生成される。本実施の形態においては、バリア層4はIn原子を含有しており、具体的にはInxAlyGa1-x-yN(0<x≦1、0≦y≦1、0<x+y≦1)から作られており、たとえばInAlNから作られている。バリア層4の組成比を、チャネル層3に対して大きな伝導帯エネルギー不連続が生じるものとすると、電子の閉じ込め効果が高められ、それにより2DEG濃度が増大する。このときチャネル層3の格子状数とバリア層4の格子定数とが近くなるようにバリア層4の組成比を調整することによって、ミスフィット転位などの欠陥が少ないバリア層4を得ることができる。
ソース電極5およびドレイン電極6は、バリア層4上に互いに離れて配置されたオーミック電極である。ソース電極5およびドレイン電極6の各々は、複数の金属層からなる積層膜によって構成され得る。積層膜は、Ti、Al、Pt、Nb、Au、Hf、Zr、Sr、Ni、Ta、MoおよびWなどの金属から選択される材料の積層によって構成され得るものであり、たとえばTi/Al/Ti/Au構造を有する。
ゲート電極7は、本実施の形態においては、バリア層4上でソース電極5およびドレイン電極6の間に配置されたショットキー電極である。ゲート電極7は、Pt、Ir、Pd、NiまたはAuなどの仕事関数が高い金属を含む、単層膜または積層膜で構成されており、たとえばPt/Au構造を有する。
保護膜8はソース電極5およびドレイン電極6の間でバリア層4を被覆している。ソース電極5、ドレイン電極6およびゲート電極7の各々は保護膜8を貫通している。保護膜8の厚さは、たとえば100nmである。
保護膜8は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られている。具体的には保護膜8は主に酸化アルミニウムから作られている。保護膜8の化学式は、微量元素および酸素欠陥などを無視すれば、おおよそAl23で表される。保護膜8は、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.82eV以下となるように形成されており、好ましくはこの差異が456.76eV以下となるように形成されている。
次に、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の製造方法について、図3〜図5を用いて説明する。
図3を参照して、基板1上にバッファ層2およびチャネル層3が順にエピタキシャル成長によって形成される。そしてチャネル層3上に、チャネル層3とヘテロ接合をなすバリア層4がエピタキシャル成長によって形成される。エピタキシャル成長は、たとえばMOCVD(Metal Organic CVD)法またはMBE(Molecular Beam Epitaxy)法によって行ない得る。
図4を参照して、バリア層4上で互いに離れたソース電極5およびドレイン電極6が形成される。具体的には、まずソース電極5およびドレイン電極6となる膜が堆積され。次にこの膜がパターニングされる。次にオーミックコンタクトを得るためのアニールが行なわれる。膜の堆積は蒸着法またはスパッタ法により行ない得る。パターニングはリフトオフ法によって行ない得る。アニールは、上記膜とバリア層4とが反応することでオーミックコンタクトが形成される条件で行なわれる。上記膜がTiを有する場合、仕事関数が小さいTiとバリア層4とが反応してTiNを形成する際にバリア層4中に生成されるN空孔によってオーミックコンタクトが形成され得る。アニールは、たとえば、ヒータが設けられた容器中で850℃での加熱を2分間行なう処理である。なおアニールは、ヒータを用いるものに限定されず、たとえば、レーザー照射または電子線照射によるものであってもよい。
図5を参照して、バリア層4上でソース電極5およびドレイン電極6の間にゲート電極7が形成される。具体的には、まずゲート電極7となる膜が堆積され。次にこの膜がパターニングされる。膜の堆積は蒸着法またはスパッタ法により行ない得る。パターニングはリフトオフ法によって行ない得る。
再び図1を参照して、ソース電極5およびドレイン電極6の間でバリア層4を被覆する保護膜8が形成される。具体的には、まず、ソース電極5、ドレイン電極6およびゲート電極7が設けられたバリア層4上に、バリア層4となる膜が形成される。
保護膜8の形成は、好ましくはALD法によって行なわれる。ALD法は、化学気相成長法の1種であり、単原子層の堆積サイクルを繰り返すことによる成膜方法である。酸化アルミニウムの成膜のためには、原料のひとつにTMA(Tri Methyl Aluminum、(Al(CH33))を用い得る。
ALD法は熱ALD法として行い得る。たとえば、原料としてTMAおよび水を用い、基板に加える熱によって反応が活性化される。この場合、水の導入による成膜表面へのOH基の吸着と、水のパージと、TMA導入による表面反応と、TMAおよび副生成物のパージとが1サイクルとされ、このサイクルが繰り返される。
好ましくはALD法は、プラズマの発生により反応が活性化された方法、すなわちPEALD(プラズマALD:Plasma Enhanced Atomic Layer Deposition)法として行なわれる。PEALD法は、たとえば、TMAと、酸素から発生されたラジカル酸素とを用いて行なわれる。PEALD法は、基板1を100℃超400℃未満の温度まで加熱しながら行なわれることが好ましく、200℃超400℃未満の温度まで加熱しながら行なわれることがより好ましい。プラズマ出力は、300W以上700W以下が好ましく、500W以上700W以下がより好ましい。また成膜時の雰囲気の圧力は、たとえば100Pa程度である。
次に、ソース電極5、ドレイン電極6およびゲート電極7の各々を露出するように、保護膜8のパターニングが行なわれる。パターニングは、たとえばドライエッチング法を用いて行ない得る。
以上により、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11が得られる。
次に、実験結果について、以下に説明する。
図6は、実施例(図中、「AlO」と記されたもの)および比較例(図中「SiN」と記されたもの)のヘテロ接合電界効果型トランジスタの耐圧測定結果を例示するグラフ図である。オフ状態にあるトランジスタに対して印加されるドレイン電圧を増加させていくことで、破壊が生じるドレイン電圧、すなわち破壊電圧の測定を行なった。グラフにおいて、横軸はドレイン電圧Vd(V)であり、縦軸は単位チャネル幅当たりのドレイン電流Id(A/mm)である。
実施例の4つの試料は、保護膜8としての酸化アルミニウム膜のPEALD法における成膜条件を相違させることで準備された。比較例の試料においては、保護膜8として酸化アルミニウム膜ではなく窒化珪素(SiN)が用いられた。SiN膜の形成は、Cat−CVD(Catalytic-Chemical Vapor Deposition)法を用いて行なった。また実施例および比較例で共通して、チャネル層3はGaN層とされ、バリア層4はInAlNとされた。
測定結果から、窒化珪素を用いた比較例の場合は耐圧が50V以下であるのに対し、酸化アルミニウムを用いた場合は耐圧がいずれも100V超であり、条件によっては350V以上であった。またリーク電流量は、耐圧が高い試料であるほど抑制されていた。
比較例において耐圧が低かった理由のひとつとして、SiNからなる保護膜8のSi原子が半導体層中に取り込まれてn型ドーパントとして作用することでリークパスが形成された可能性がある。またInは熱に弱く、結晶性が変化しやすいため、高温を伴うCat−CVD法が適用されたことで、バリア層4としてのInAlN層の表面の結晶性が破壊された可能性がある。一方、実施例において耐圧が高かった理由として、第1に、保護膜8に窒化珪素でなく酸化アルミニウムを用いたことにより上述したリークパスが形成されなかったと推測される。また比較的低温で1原子層ずつ成長可能なALD法が用いられたことで、InAlN表面の結晶性が破壊されなかったと推察される。
なお実施例および比較例で共通して、保護膜8が設けられることでその形成前に比して、ドレイン電流−ドレイン電圧特性、および電流コラプスが改善された。
図7は、保護膜8として用いられる酸化アルミニウム膜のXPS測定のワイドスペクトルの例を示す。横軸は結合エネルギーEbe(eV)であり、縦軸は強度(任意単位)である。測定装置には、「ULVAC−PHI Quantum 2000」が用いられた。線源はAl−Kα(モノクロメータ使用)、印加電力は24.7W、照射面積は100μm2、検出器・取込角中心は45°とされた。また、酸化アルミニウムを成膜するための基板にはSi基板が用いられた。酸化アルミニウム膜の厚さは約100nmとされた。図中、「スパッタ後」は、表面清浄化のためのArスパッタが行なわれた後の結果を示し、「スパッタ前」はこのArスパッタが行なわれる前の結果を示す。ワイドスペクトルでは、ピークの位置から試料に含まれる元素を同定することができる。図中の結果より、スパッタ後にC(炭素)の1sピークが観測されていないことから、ArスパッタによりC汚染のない状態での測定ができていることが確認された。図中、「O 1s」は、O原子の1s軌道の結合エネルギーに対応し、「Al 2p」は、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーに対応している。
図8は、上記O原子の1s軌道の結合エネルギーEO1s(531eV)を基準にして校正された、Al原子の2p3/2軌道のナロースペクトルの例を示す。ナロースペクトルとはワイドスペクトル中の特定のピークにフォーカスして高分解能で取得されたものである。ナロースペクトルにおけるスペクトルの形状の違いまたはピーク位置から、結合状態などを推定することができる。図中のピーク位置から、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーEAl2pを求めることができ、よって結合エネルギー差EO1s−EAl2pが求められる。なお上記のように結合エネルギーEAl2pが結合エネルギーEO1sを基準にして校正されることで、結合エネルギー差EO1s−EAl2pには装置依存性はなく、同一の膜であれば同様の結合エネルギー差が検出可能である。図中では、2つの異なる条件で成膜された酸化アルミニウム膜についての結果が示されている。
図9は、上記方法によって求められた結合エネルギー差EO1s−EAl2pと、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の耐圧との関係の例を示すグラフ図である。ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の保護膜8としての酸化アルミニウム膜のPEALD法における成膜条件を相違させることで、7つの試料が準備された。チャネル層3はGaN層とされ、バリア層4はInAlNとされた。この結果から、結合エネルギー差EO1s−EAl2pが456.82eV以下となるときに耐圧の値が急峻に増加しており、結合エネルギー差EO1s−EAl2pが456.76eV以下の値であるとき、さらに高い耐圧を安定的に得ることができると評価できる。またリーク電流量は耐圧におおよそ反比例していた。すなわち、耐圧が良好な試料は、リーク電流特性も良好であった。まとめると、リーク電流を低減し、かつ耐圧を向上するためには、保護膜8としての酸化アルミニウム膜において、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーEAl2pとO原子の1s軌道の結合エネルギーEO1sとの差異、すなわちEO1s−EAl2p、が456.82eV以下であることが好ましく、456.76eV以下であることがより好ましいことを見出した。
成膜条件の異なる酸化アルミニウム膜において結合エネルギー差にばらつきが生じていることは、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーがケミカルシフトしており、理論上Al23のみが形成されるはずのALD法において、Alが還元された他の結合状態が存在していることを表している。Alが還元されAl原子の2p3/2軌道の結合エネルギーが負の方向にケミカルシフトした状態、つまり結合エネルギー差が大きい状態の1つとして、ヒドロキシ基との結合Al−OHが推察される。Al−OHは水素結合により水分子を吸着しやすくなるとともに、脱水縮合により水分子が脱離される。水分子は熱エネルギーにより気化して膨張するため、保護膜8が不均質となり耐圧が低下する原因となっていると考えられる。従って、Al−OH量つまり内在水素量が少ない場合、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーが正の方向にケミカルシフトし、結合エネルギー差を低下させることができる。このため酸化アルミニウム膜中の内在水素量は少ない方が好ましく、酸化アルミニウム膜は、結合エネルギー差が456.82eV以下の状態になるように形成されることが望ましい。
図10(A)は、保護膜8としての酸化アルミニウム膜の成膜条件としての基板温度T(図中、横軸)およびプラズマ出力P(図中、縦軸)と、それにより得られる破壊耐圧Vbrおよび結合エネルギー差EO1s−EAl2pの分布(図中、ハッチング)との関係の例を示す分布図である。図10(B)は、保護膜8としての酸化アルミニウム膜の結合エネルギー差EO1s−EAl2p(図中、横軸)と破壊耐圧Vbr(図中、縦軸)との関係の例を示すグラフ図であって、図10(A)に対応する分布(図中、ハッチング)が付されたものである。つまり、図10(A)において特定のハッチングで示される領域の条件によって保護膜8が成膜された場合、図10(B)における同一のハッチングで示される領域の結合エネルギー差EO1s−EAl2p(図中、横軸)および破壊耐圧Vbrが得られたことが示されている。
図中の結果から、耐圧を向上するにはALD装置において、基板温度Tを200℃超400℃未満とすることが好ましく、210℃超340℃未満とすることがより好ましく、230℃超330℃未満とすることがさらに好ましいことを見出した。またプラズマ出力Pは、250W以上700W以下が好ましく、500W以上700W以下がより好ましいことを見出した。
本実施の形態のヘテロ接合電界効果型トランジスタ11によれば、保護膜8は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異(図9参照)が456.82eV以下とされる。これによりヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の耐圧を高めることができる。また結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.76eV以下とされることで、耐圧をより確実に高めることができる。
バリア層4が本実施の形態のようにIn原子を含有している場合、保護膜8の材料に本実施の形態のものを用いることの効果が特に大きい。バリア層4がIn原子を含有する場合、耐熱性が低くなることで結晶性が破壊されやすくなる傾向がある。本実施の形態のように保護膜8として酸化アルミニウム膜を用いる場合は、他の代表的な保護膜8であるSiN膜を用いる場合に比して、保護膜8の堆積をより低温で行なうことができるので、上述した結晶性の破壊を抑えることができる。
本実施の形態の製造方法によれば、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異を小さくすることができる。これによりヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の耐圧を高めることができる。
また保護膜8の成膜にALD法が用いられることで、成膜温度を比較的低くすることができるだけでなく、段差被覆性および膜厚均一性を高めることができる。これにより、耐圧をより高めることができる。さらにPEALD法が用いられることにより、単純な熱ALD法が用いられる場合と異なり、原料としての水の使用を避けることができる。よって保護膜8中の水分に起因した耐圧の劣化を抑えることができる。
また保護膜8の成膜時の基板温度T(図10(A))が200℃以上とされることにより、より小さい結合エネルギー差EO1s−EAl2pを有する保護膜8をより確実に形成することができる。また基板温度Tが400℃以下までとされることにより、加熱による半導体へのダメージを避けることができる。以上から、基板温度Tが200℃以上400℃以下までとされることで、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の耐圧をより確実に高めることができる。
なお基板1の材料はSiCに限定されるものではなく、たとえば、サファイア、シリコン(Si)、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)または窒化インジウム(InN)であってもよい。またソース電極5、ドレイン電極6およびゲート電極7のパターニング方法はリフトオフ法に限定されるものではなく、たとえば、ドライエッチングまたはイオンミリングが用いられてもよい。また半導体装置には、図1および図2の構造に加えて、素子分離領域、配線電極およびバイアホール(図示せず)などの構造が必要に応じて付加され得る。後述する他の実施の形態においても同様である。
(実施の形態2)
本実施の形態のヘテロ接合電界効果型トランジスタ11(図1)においては、バリア層4はIn原子を含有しておらず、具体的にはAlyGa1-yN(0≦y≦1)から作られている。バリア層4の組成は、チャネル層3に対して大きな伝導帯エネルギー不連続が生じ、かつ格子状数差が少なくなるものが選択される。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図11は、結合エネルギー差EO1s−EAl2pと、本実施の形態におけるヘテロ接合電界効果型トランジスタの耐圧との関係の例を示すグラフ図である。なおこの結果は、実施の形態1で説明したものと同様、XPS法を用いた分析によって得られたものである。
ヘテロ接合電界効果型トランジスタ11の保護膜8としての酸化アルミニウム膜のPEALD法における成膜条件を相違させることで、5つの試料が準備された。チャネル層3はGaN層とされ、バリア層4はAlGaNとされた。この結果から、結合エネルギー差EO1s−EAl2pが456.78eV以下となるときに耐圧の値が急峻に増加しており、結合エネルギー差EO1s−EAl2pが456.76eV以下の値であるとき、さらに高い耐圧を安定的に得ることができると評価できる。またリーク電流量は耐圧におおよそ反比例していた。すなわち、耐圧が良好な試料は、リーク電流特性も良好であった。
まとめると、リーク電流を低減し、かつ耐圧を向上するためには、保護膜8としての酸化アルミニウム膜において、Al原子の2p3/2軌道の結合エネルギーEAl2pとO原子の1s軌道の結合エネルギーEO1sとの差異、すなわちEO1s−EAl2p、が456.78eV以下であることが好ましく、456.76eV以下であることがより好ましいことが見出された。
また本実施の形態においても、図10(A)および(B)とほぼ同様の結果が得られた。これにより、耐圧を向上するにはALD装置において、基板温度Tを200℃超400℃未満とすることが好ましく、210℃超340℃未満とすることがより好ましく、230℃超330℃未満とすることがさらに好ましいことが見出された。またプラズマ出力Pは、250W以上700W以下が好ましく、500W以上700W以下がより好ましいことが見出された。
(実施の形態3)
図12は、本実施の形態のおけるヘテロ接合電界効果型トランジスタ13(半導体装置)の構成を概略的に示す断面図である。ヘテロ接合電界効果型トランジスタ13は基板1とバッファ層2とチャネル層3とバリア層4とソース電極5とドレイン電極6とゲート電極7と保護膜8Vとを有する。
基板1、バッファ層2、チャネル層3、バリア層4、ソース電極5およびドレイン電極6の構造は、実施の形態1または2とおおよそ同様である。ただし本実施の形態においてはバリア層4の表面(チャネル層3に対向する面と反対の面)にリセス(凹部)構造が設けられている。
保護膜8Vはソース電極5およびドレイン電極6の間で、上記リセス構造も含めバリア層4を被覆している。ソース電極5およびドレイン電極6の各々は保護膜8Vを貫通している。ゲート電極7は、保護膜8Vを介してバリア層4上でソース電極5およびドレイン電極6の間に配置された電極である。ゲート電極7は保護膜8Vを介してバリア層4のリセス構造上に配置されている。つまり本実施の形態においては、保護膜8Vの一部がゲート絶縁膜としての機能を有しこのゲート絶縁膜の上にゲート電極7が配置されることで、MIS(Metal Insulator Semiconductor)構造が設けられている。
保護膜8Vの材料としては、実施の形態1の保護膜8と同様のものが用いられてもよい。また保護膜8Vの材料は、酸化アルミニウムに限定されるものではなく、たとえばアルミニウム酸窒化物(AlON)が用いられてもよい。N原子のように電気陰性度が高い原子を保護膜8Vが含むことで、結合エネルギー差EO1s−EAl2pを小さくすることが可能である。ただし、バリア層4がInを含む場合、耐圧の低下を防ぐため保護膜8VにSiは含まれないことが好ましい。
次に、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ13の製造方法について説明する。まず実施の形態1の図4までの工程と同様の工程が行なわれる。
図13を参照して、次にバリア層4の表面上にリセス構造が形成される。リセス構造は、平面レイアウトにおけるゲート電極7(図12)の位置に対応して形成される。リセス構造はドライエッチングまたはウェットエッチングによって形成することができる。ドライエッチングとしては、たとえばRIE(Reactive Ion Etching)を用い得る。
図14を参照して、実施の形態1の保護膜8の成膜方法と同様の成膜方法を用いて、ソース電極5およびドレイン電極6の間でバリア層4を被覆する保護膜8Vが形成される。堆積された保護膜8Vが部分的に除去されることで、ソース電極5およびドレイン電極6の各々が露出される。
保護膜8Vの成膜方法としては、実施の形態1と同様の理由で、ALD法が望ましく、PEALD法がより望ましい。ただし他の成膜方法が用いられてもよく、たとえばECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマ法が用いられてもよい。ただし、バリア層4がInを含む場合、耐圧の低下を防ぐため低温・低ダメージでの成膜が可能である方法が好ましい。
再び図12を参照して、バリア層4上でソース電極5およびドレイン電極6の間に、保護膜8Vを介してゲート電極7が形成される。ゲート電極7の形成方法としては、実施の形態1と同様の方法を用い得る。
以上により、ヘテロ接合電界効果型トランジスタ13が得られる。
本実施の形態によっても、実施の形態1または2と同様の効果が得られる。またリセスゲート構造によりバリア層4が薄くされ、またMIS構造によりゲート耐圧が高められる。これによりヘテロ接合電界効果型トランジスタ13をノーマリーオフ型のものとすることができる。また、保護膜8Vがバリア層4を保護する機能に加えてゲート絶縁膜としての機能を有するので、保護膜およびゲート絶縁膜の各々を形成する必要がない。これにより、膜形成の際に生じる応力を抑制することができる。また、ゲート絶縁膜と保護膜とが仮に形成された場合に設けられる界面に生ずる界面準位または水分などに起因した耐圧低下を避けることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 基板、3 チャネル層、11,13 ヘテロ接合電界効果型トランジスタ(半導体装置)、4 バリア層、5 ソース電極、6 ドレイン電極、7 ゲート電極、8,8V 保護膜。

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられ、窒化物半導体からなるチャネル層と、
    前記チャネル層上に設けられ、窒化物半導体からなり、前記チャネル層とヘテロ接合をなすバリア層と、
    前記バリア層上に互いに離れて配置されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記バリア層上で前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に配置されたゲート電極と、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の間で前記バリア層を被覆する保護膜とを備え、前記保護膜は、結合エネルギーEAl2pの2p3/2軌道を有するAl原子と結合エネルギーEO1sの1s軌道を有するO原子とを含む化合物から作られ、結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.82eV以下である、半導体装置。
  2. 前記バリア層はIn原子を含有している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 結合エネルギーEAl2pおよびEO1sの差異が456.76eV以下である、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 基板上に、窒化物半導体からなるチャネル層を形成する工程と、
    前記チャネル層上に、窒化物半導体からなり、前記チャネル層とヘテロ接合をなすバリア層を形成する工程と、
    前記バリア層上で互いに離れたソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、
    前記バリア層上で前記ソース電極および前記ドレイン電極の間にゲート電極を形成する工程と、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の間で前記バリア層を被覆する保護膜をALD法によって形成する工程とを備える、
    半導体装置の製造方法。
  5. 前記保護膜を形成する工程はPEALD法によって行なわれる、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記保護膜を形成する工程は、200℃超400℃未満の温度まで前記基板を加熱する工程を含む、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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