JP2015197650A - 電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】高品位な表示を継続する事。【解決手段】電気光学装置1は、表示領域10aを有する電気光学パネルと、電気光学パネルを収容する保持部材と、電気光学パネルの第一面に配置された保護基板400と、を備える。保護基板400は透光領域400aを含み、透光領域400aの外側の領域には遮光層600が形成されている。透光領域400aと表示領域10aとは、平面視にて、少なくとも部分的に重なり合う。時間経過に伴うコントラスト比の低下等の表示品質の劣化が生じ難く、高品位な表示を継続する事ができる。【選択図】図6
Description
本発明は、電気光学装置、及び電子機器に関する。
表示機能が付いた電子機器では、透過型電気光学パネルや反射型電気光学パネルが使用されている。これらの電気光学パネルに光が照射され、電気光学パネルにより変調された透過光や反射光が表示画像となったり、或いはスクリーンに投影されて投射画像となったりしている。この様な電気光学パネルとしては液晶パネルが知られており、これは液晶の誘電異方性と液晶に於ける光の旋光性とを利用して画像を形成する物である。液晶パネルは実装ケースに収容されて液晶装置となり、この液晶装置が液晶プロジェクター等の電子機器に組み込まれている。
液晶装置の一例は特許文献1に記載されている。特許文献1の図5に記載されている様に、実装ケースはフレームとヒートシンクからなっている。液晶パネルは、その表面を防塵ガラスにて覆われると共に、裏面はヒートシンクに載置され、側面はフレームに固定されている。更に、防塵ガラス表面の外周部を見切り板が覆って、これを固定している。見切り板は、液晶パネルの表示領域が露出する様に配置されている。
しかしながら、特許文献1に記載されている液晶装置では、液晶パネルが本来有する高品位な表示を行う事やこれを継続する事が困難であるという課題があった。液晶パネルでは、高品位表示をなすのに、液晶装置ではその表示品質が低下する事があった。或いは、液晶装置を使用し始めた当初は高品位な表示を行っていても、時間の経過と共にコントラスト比の低下等の表示品質の劣化が生ずる事があった。
本発明は、前述の課題の少なくとも一部を解決する為になされたものであり、以下の形態又は適用例として実現する事が可能である。
(適用例1) 本適用例に係わる電気光学装置は、表示領域を有する電気光学パネルと、電気光学パネルを収容する保持部材と、電気光学パネルの第一面に配置された保護基板と、を備え、保護基板は透光領域を含み、透光領域の外側の領域には遮光層が形成され、透光領域と表示領域とは、平面視にて、少なくとも部分的に重なり合う事を特徴とする。
この構成によると、保護基板が遮光層を含んでいるので、保護基板の他に見切り板を用いる必要性がない。従って、見切り板のエッジ等に埃が溜まり、表示不良を引き起こす事態が抑制される。即ち、保護基板の裏面が平坦となっており、保護基板の裏面には段差が形成されていないので、表示領域に相当する空間に埃が溜まる事がなく、これに起因する表示不良が抑制される。換言すると、この構成によると、時間経過に伴うコントラスト比の低下等の表示品質の劣化が生じ難く、高品位な表示を継続する事ができる。
この構成によると、保護基板が遮光層を含んでいるので、保護基板の他に見切り板を用いる必要性がない。従って、見切り板のエッジ等に埃が溜まり、表示不良を引き起こす事態が抑制される。即ち、保護基板の裏面が平坦となっており、保護基板の裏面には段差が形成されていないので、表示領域に相当する空間に埃が溜まる事がなく、これに起因する表示不良が抑制される。換言すると、この構成によると、時間経過に伴うコントラスト比の低下等の表示品質の劣化が生じ難く、高品位な表示を継続する事ができる。
(適用例2) 上記適用例1に記載の電気光学装置に於いて、遮光層は保護基板の第一面(防塵ガラス表面)に形成され、電気光学パネルの第一面と保護基板の第一面とが対面して配置される事が好ましい。
遮光層と電気光学パネルの一部と言った非遮光体とが離れると、遮光層による影のエッジがぼやける。この構成によると、遮光層を電気光学パネルに近傍に配置するので、遮光層による影のエッジが電気光学パネル上でぼやける事が抑制され、電気光学パネルで遮光すべき領域をより確実に遮光する事ができる。
遮光層と電気光学パネルの一部と言った非遮光体とが離れると、遮光層による影のエッジがぼやける。この構成によると、遮光層を電気光学パネルに近傍に配置するので、遮光層による影のエッジが電気光学パネル上でぼやける事が抑制され、電気光学パネルで遮光すべき領域をより確実に遮光する事ができる。
(適用例3) 上記適用例1又は2に記載の電気光学装置に於いて、遮光層は酸化クロム膜である事が好ましい。
この構成によると、蒸着法と言った簡単な製造方法で遮光層を形成する事ができる。
この構成によると、蒸着法と言った簡単な製造方法で遮光層を形成する事ができる。
(適用例4) 上記適用例1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置に於いて、保持部材は保護基板を透光領域の外側の領域にて保持している事が好ましい。
この構成によると、保持部材と保護基板とは、保護基板の外周部で接する事になるので、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
この構成によると、保持部材と保護基板とは、保護基板の外周部で接する事になるので、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
(適用例5) 上記適用例1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置に於いて、保持部材と保護基板との間に接着剤が配置されている事が好ましい。
この構成によると、保持部材と保護基板とを固定する事ができる。更に、保護基板と電気光学パネルとが接着されていると、電気光学パネルと保持部材とを直に接着する必要がないので、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
この構成によると、保持部材と保護基板とを固定する事ができる。更に、保護基板と電気光学パネルとが接着されていると、電気光学パネルと保持部材とを直に接着する必要がないので、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
(適用例6) 上記適用例5に記載の電気光学装置に於いて、接着剤は、平面視にて複数の領域に離間して配置されている事が好ましい。
この構成によると、保持部材と保護基板との接触面積が減り、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
この構成によると、保持部材と保護基板との接触面積が減り、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
(適用例7) 上記適用例6に記載の電気光学装置に於いて、保持部材で、複数の領域に相当する箇所には穴が開けられている事が好ましい。
この構成によると、穴から接着剤を流し込んで保持部材と保護基板とを固定する事ができる。即ち、容易な製造方法で電気光学装置を製造する事ができる。
この構成によると、穴から接着剤を流し込んで保持部材と保護基板とを固定する事ができる。即ち、容易な製造方法で電気光学装置を製造する事ができる。
(適用例8) 上記適用例6又は7に記載の電気光学装置に於いて、透光領域の外側の領域には保持部材から離れた部分が含まれる事が好ましい。
この構成によると、保持部材と保護基板との接触面積が減り、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
この構成によると、保持部材と保護基板との接触面積が減り、ネジ締め等の保持部材に掛かる応力が保護基板に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置で損なう事態を抑制する事ができる。
(適用例9) 上記適用例1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えた事を特徴とする電子機器。
この構成によれば、高い表示品位を長時間維持可能な電気光学パネルを備えた電子機器を実現する事ができる。
この構成によれば、高い表示品位を長時間維持可能な電気光学パネルを備えた電子機器を実現する事ができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態1)
「電気光学パネル」
図1は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネル(液晶パネル)の全体構成を示す平面図である。図2は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネル(液晶パネル)の全体構成を示す断面図で、図1のH−H’線に於ける断面に相当する。以下、図1と図2とを参照して電気光学パネルの全体構成を説明する。尚、以下の説明で参照する図に於いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとする為、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。又、以下の形態に於いて、「○○上に」或いは「○○の上層側に」と記載された場合、○○の上に接する様に配置される場合、或いは○○の上層側に接する様に配置される場合、又は、○○の上に他の構成物を介して配置される場合、或いは○○の上層側に他の構成物を介して配置される場合、又は、○○の上に一部が接する様に配置され一部が他の構成物を介して配置される場合、或いは○○の上層側に一部が接する様に配置され一部が他の構成物を介して配置される場合、を表すものとする。
「電気光学パネル」
図1は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネル(液晶パネル)の全体構成を示す平面図である。図2は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネル(液晶パネル)の全体構成を示す断面図で、図1のH−H’線に於ける断面に相当する。以下、図1と図2とを参照して電気光学パネルの全体構成を説明する。尚、以下の説明で参照する図に於いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとする為、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。又、以下の形態に於いて、「○○上に」或いは「○○の上層側に」と記載された場合、○○の上に接する様に配置される場合、或いは○○の上層側に接する様に配置される場合、又は、○○の上に他の構成物を介して配置される場合、或いは○○の上層側に他の構成物を介して配置される場合、又は、○○の上に一部が接する様に配置され一部が他の構成物を介して配置される場合、或いは○○の上層側に一部が接する様に配置され一部が他の構成物を介して配置される場合、を表すものとする。
図1に示す様に、電気光学パネルは、表示領域10aを備え、本実施形態では、TN(Twisted Nematic)モードやVA(Vertical Alignment)モードの反射型の液晶パネル100である。液晶パネル100は、素子基板10と対向基板20とが対向配置されて構成されている。素子基板10は、例えば単結晶シリコン基板又はガラス基板若しくは石英基板等の透明基板からなり、対向基板20は、例えばガラス基板、石英基板等の透明基板からなる。素子基板10と対向基板20との間には液晶50が封入されている。液晶50は、一種類又は数種類の液晶が混合され、一対の基板間で所定の配向状態を取っている。
素子基板10と対向基板20とは、表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により、相互に接着されている。表示領域10aには複数の画素電極9aが配置されている。シール材52は、両基板を貼り合わせると共に液晶50を維持する為の物であり、例えば紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂等からなる。シール材52は、製造時には、素子基板10上に塗布された後、対向基板20が配置され、その後紫外線照射や加熱等により硬化させられた物である。シール材52の中には、素子基板10と対向基板20との間隔(即ち、基板間ギャップ)を所定値とする為のグラスファイバーやガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。尚、ギャップ材をシール材52に混入する構成に加えて、若しくは代えて、表示領域10a又は表示領域10aの外周に位置する外周領域に、ギャップ材を配置する構成としても良い。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、表示領域10aの額縁領域を部分的に規定する対向側遮光膜53が対向基板20側に設けられている。対向側遮光膜53は、対向基板20に遮光性材料が額縁状に形成されており、表示領域10aを部分的に規定している。
外周領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、素子基板10の一辺に沿って、信号線駆動回路101及び外部接続端子102が設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に交差する二辺に沿い、且つ、額縁状に形成された対向側遮光膜53に覆われる様に設けられている。更に、この様に表示領域10aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間を接続する為に、素子基板10の残る一辺に沿い、且つ、額縁状に形成された対向側遮光膜53に覆われる様にして複数の配線105が設けられている。
次に、図2を参照して、素子基板10と対向基板20とを説明する。尚、以下の説明にて、素子基板10に形成される層を説明する際、上層側或いは表面側とは素子基板10の基板本体が位置する側とは反対側(対向基板20が位置する側)を意味し、下層側或いは裏面側とは素子基板10の基板本体が位置する側を意味する。又、対向基板20に形成される層を説明する際、上層側或いは表面側とは対向基板20の基板本体が位置する側とは反対側(素子基板10が位置する側)を意味し、下層側或いは裏面側とは対向基板20の基板本体が位置する側を意味する。
素子基板10上で、対向基板20の4つの角部に対向する領域には、両基板間を上下導通材で接続する為の上下導通端子106が配置されている。これらにより、素子基板10と対向基板20との間で電気的な導通を取られている。
図2に示す様に、素子基板10上には、画素スイッチング素子である画素トランジスター30(図3参照)や走査線3a(図3参照)、信号線6a(図3参照)等の配線が作り込まれた積層構造が形成されている。この積層構造の詳細な構成については図2では図示を省略してあるが、この積層構造の上に、反射電極となる反射型の画素電極9aが設けられている。画素電極9aは典型的にはアルミニウムなどの光反射性の高い材料により、画素毎に所定のパターンで島状に形成され、入射光を反射する。
画素電極9aは、対向電極21に対向する様に、素子基板10上の表示領域10aに形成されている。素子基板10における液晶50の面する側の表面、即ち画素電極9a上には、配向膜16が画素電極9aを覆う様に形成されている。
対向基板20で、素子基板10との対向面上には、ITO等の透明導電膜からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向する様に形成されている。又、カラー表示を行う為に、開口領域及び非開口領域の一部を含む領域に、不図示のカラーフィルターを対向基板20形成しても良い。対向電極21上には、配向膜22が形成されている。尚、透過型の液晶装置と同様に、対向基板20上に格子状又はストライプ状に遮光膜を形成し、非開口領域を設けても良い。
尚、図1及び図2に示した素子基板10上には、上述した信号線駆動回路101、走査線駆動回路104等の駆動回路に加えて、画像信号をサンプリングして信号線6aに供給する不図示のサンプリング回路や、複数の信号線6aに所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給する不図示のプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該液晶パネル100の品質、欠陥等を検査する為の不図示の検査回路等を形成しても良い。
「画素」
図3は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネルの表示領域での等価回路図である。以下、図3を参照して電気光学パネルの画素構成を説明する。
図3は、実施形態1に係わる電気光学装置が備える電気光学パネルの表示領域での等価回路図である。以下、図3を参照して電気光学パネルの画素構成を説明する。
図3に示す様に、表示領域10aを構成する行列状に形成された複数の画素の各々には、画素電極9a及び画素トランジスター30が形成されている。画素トランジスター30は、画素電極9aに電気的に接続されており、液晶パネル100の動作時に画素電極9aと信号線6aとの導通及び遮断をスイッチング制御する。画像信号が供給される信号線6aは、画素トランジスター30のソースに電気的に接続されている。信号線6aに書き込む画像信号S1、S2、・・・、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数の信号線6a同士に対して、グループ毎に供給する構成としても良い。
画素トランジスター30のゲートには、走査線3aが電気的に接続されており、液晶パネル100は、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、・・・、Gmを、この順に線順次で印加する様に構成されている。画素電極9aは、画素トランジスター30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子である画素トランジスター30を一定期間だけそのスイッチを閉じる事により、信号線6aから供給される画像信号S1、S2、・・・、Snが所定のタイミングで書き込まれる。画素電極9aを介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、・・・、Snは、対向基板20に形成された対向電極21との間で一定期間保持される。尚、物理的に厳密には、トランジスターのソースとドレインとは電位に応じて入れ替わるが、本明細書では、説明を判り易くする為に、画素トランジスター30で信号線6aと電気的に接続する方をソースと呼び、画素トランジスター30で画素電極9aと電気的に接続する方をドレインと呼ぶ。
液晶50は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化する事により、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶パネル100からは画像信号に応じた輝度をもつ光が出射される。
ここで保持された画像信号がリークする事を防ぐ為に、画素電極9aと対向電極21との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積容量70は、画像信号の供給に応じて各画素電極9aの電位を一時的に保持する保持容量として機能する容量素子である。蓄積容量70の一方の電極は、画素電極9aと並列して画素トランジスター30のドレインに電気的に接続され、他方の電極は、定電位となる様に、固定電位の容量線300に電気的に接続されている。蓄積容量70を用いる事により、画素電極9aでの電位保持特性が向上し、コントラスト向上やフリッカーの低減といった表示特性の向上が可能となる。
「電気光学装置の全体構成」
図4は、実施形態1に係わる電気光学装置の表側からの斜視図である。図5は、実施形態1に係わる電気光学装置の裏側からの斜視図である。以下、図4と図5とを参照して電気光学装置1の全体構成を説明する。尚、図4以降の図では、図1及び図2に示した液晶パネル100の詳細構造を適宜省略して図示している。
図4は、実施形態1に係わる電気光学装置の表側からの斜視図である。図5は、実施形態1に係わる電気光学装置の裏側からの斜視図である。以下、図4と図5とを参照して電気光学装置1の全体構成を説明する。尚、図4以降の図では、図1及び図2に示した液晶パネル100の詳細構造を適宜省略して図示している。
電気光学装置1は、表示領域10aを有する電気光学パネル(液晶パネル100)と、電気光学パネルを収容する保持部材(フレーム310)と、電気光学パネルの第一面(対向基板20の裏面)に配置された保護基板400(防塵ガラス)と、を備えている。電気光学装置1は、更に、フレキシブル基板200、ヒートシンク320を備えていても良い。液晶パネル100は、側面側からフレーム310によって保持されると共に、下方からヒートシンク320によって保持され、保持部材に収容されている。
保護基板400は、本実施形態では、ガラスであり、電気光学パネルを外力から保護すると共に、電気光学パネルに埃や塵が浸入するのを防ぐ役割を担っている。それ故に、保護基板は、本実施形態では、防塵ガラスとも呼ばれる。但し、保護基板は上述の機能を果たせば、ガラスに限られることはなく、シクロオレフィンポリマー等の透明樹脂基板等であっても良い。
保護基板はその中央部に透光領域400a(図8参照)を含み、透光領域400aの外側の領域には遮光層600が形成されている。要するに遮光層600で囲まれた内側の領域が透光領域400aで、透光領域400aでは、所定の光が透過する。一方、遮光層が形成された領域(遮光領域)では、透光領域400aを透過する光は遮光される。本実施形態では、透光領域400aは透明で、可視光を透過させるが、特別の色専用の電気光学パネルで有れば、透光領域400aは少なくともその色を透過させる。従って、電気光学パネルが、例えば、赤色用の液晶ライトバルブ100R(図9参照)で有れば、透光領域400aは少なくとも赤色光を透過させ、遮光領域はその赤色光を遮光する。
フレキシブル基板200は、液晶パネル100の外部接続端子102に接合されている。フレキシブル基板200は、上述の液晶パネル100の電気光学動作に要する種々の制御信号を送る為の信号配線を含む基板であり、例えばポリイミド等の基材に信号配線等がパターニングされている。フレキシブル基板200上には、液晶パネル100を駆動する為の駆動回路の少なくとも一部を含む駆動用ICチップ等が配置されていても良い。フレキシブル基板200の液晶パネル100に接続された一端とは反対側の他端は、フレーム310及びヒートシンク320の外側に引き出されており、液晶パネル100の電気光学動作に要する種々の制御信号を供給する為の不図示の外部回路に接続されている。
フレーム310は、液晶パネル100を側面側から保持する。フレーム310は、例えば鉄、銅、アルミニウム、マグネシウム等の熱導電性に優れた金属を含んで構成されており、液晶パネル100を保持すると共に、次に説明するヒートシンク320と共に液晶パネル100の放熱を行う。
ヒートシンク320は、表示面の反対側に位置する背面側から、液晶パネル100を保持する。ヒートシンク320は、液晶パネル100で発生した熱を放熱する為の放熱部325を有している。これにより、液晶パネル100に熱が蓄積して、温度が上昇するのを抑制する。温度上昇は、液晶パネル100に動作不良等の種々の不具合をもたらすので、ヒートシンク320によってこれらの不具合を抑制する事ができる。又、熱に伴う電気光学装置1の構成部材の歪みを軽減する事によって、装置内に生じる応力を軽減する事ができる。尚、ヒートシンク320は、放熱効果を高める為に熱伝導性の高い材料、例えば、鉄、銅、アルミニウム等を含んで構成すると良い。
図5に示す様に、ヒートシンク320はフレーム310にフック390を用いて取り付けられている。フック390は、側面に設けられた開口部392を、フレーム310に設けられた凸部318に引っ掛ける事で、フレーム310とヒートシンク320とを固定する。尚、フック390は、フレーム310に対して取り付けられたヒートシンク320の位置の安定化を図るべく、支持部391を有していても良い。
ヒートシンク320と液晶パネル100とが接着剤によって堅く固定されている場合、フレーム310やヒートシンク320で生じた応力は、液晶パネル100に伝達され易い。これに対して、上述の様に、ヒートシンク320がフレーム310にフック390を引っ掛ける事によって固定されていると、液晶パネル100に伝達される応力は軽微となる。加えて、フック390で固定する事により、フレーム310及びヒートシンク320に歪みが生じにくく、表示不良を招きかねない応力の発生を効果的に抑制する事ができる。
フック390は液晶パネル100の表示面とは反対側に設けられている為、液晶パネル100の表示領域10aへの入射光を遮らない。その為、液晶パネル100の表示を妨げる事なく、効率的なレイアウトでヒートシンク320をフレーム310に固定する事ができる。
「電気光学装置の断面構造」
図6は、実施形態1に係わる電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図4のI−I’の断面に相当する。次に、図6を参照して電気光学装置1の断面構造を説明する。
図6は、実施形態1に係わる電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図4のI−I’の断面に相当する。次に、図6を参照して電気光学装置1の断面構造を説明する。
図6(a)に示す様に、素子基板10と対向基板20とを含む電気光学パネルを覆う様に保護基板400が配置される。電気光学パネルと保護基板400とは不図示の透明接着剤にて固定されている。電気光学パネルと保護基板400との側面には接着剤500が充填され、これらをフレーム310に固定している。要するに、液晶パネル100とフレーム310と間に接着剤500が充填される事により、互いが接着されている。本実施形態では、電気光学パネルの第二面(素子基板10の裏面)とヒートシンク320とは、接着剤500が電気光学パネルの第二面に染み込んだ他は、積極的に固定されていない。即ち、電気光学パネルの第二面(素子基板10の裏面)やヒートシンク320の上面に接着剤は塗布されていない。斯うする事で、電気光学パネルの水平方向での自由度(XY平面に平行な面での自由度)が或る程度確保され、ヒートシンク320やフレーム310に発生した応力が電気光学パネルに伝播しにくくなる。但し、電気光学パネルの第二面(素子基板10の裏面)とヒートシンク320との間には、放熱グリスの様な熱伝導率の高い部材を塗布しても良い。即ち、ヒートシンク320やフレーム310からの応力伝搬を最小限に抑えながら、放熱性も確保しても良い。斯うすると、電気光学パネルをより効率的に冷却する事ができる。
フレーム310には複数のネジ穴350が設けられている。ネジ穴350にはボルト800が貫通可能であり、このボルト800を締め付ける事によってフレーム310を外部部材700に固定する。外部部材700は、一例としては、電気光学装置1を具備する電子機器として後に詳述する液晶プロジェクターに、電気光学装置1がライトバルブとして取り付けられる際に、液晶プロジェクターの内壁に取り付ける為の治具部材である。
ヒートシンク320は、上述の如く、フック390によって固定されている。
遮光層600は保護基板400の第一面(防塵ガラスの表面)に形成され、電気光学パネルの第一面(対向基板20の裏面)と保護基板400の第一面とが対面して配置される。遮光層600は、上方からの入射光を遮光する物であれば、如何なる材料であっても構わない。例えば、金属膜を遮光層600として用い、上方からの入射光を反射して、電気光学パネルの外周領域を遮光しても良い。この場合、遮光層600は反射により非遮光体を遮光する。或いは、黒色の顔料インクをインクジェット法等の塗布法で保護基板に塗布して遮光層600としても良い。この場合、遮光層600は光の吸収により非遮光体を遮光する。本実施形態では、防塵ガラスに酸化クロム膜(CrO2)を蒸着して、遮光層600を形成した。斯うすると、蒸着法と言った簡単な製造方法で遮光層600を形成する事ができる。
尚、図6(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。
「従来技術との比較」
図7は、比較例に係わる電気光学装置の断面構造の概略を説明する図である。次に、図6と図7を参照して、実施形態1に係わる電気光学装置1の効果を説明する。尚、図7は従来技術を説明する図であるが、説明を分かり易くする為に、本実施形態と同じ構成部品には同じ符号と名称とを用いている。
図7は、比較例に係わる電気光学装置の断面構造の概略を説明する図である。次に、図6と図7を参照して、実施形態1に係わる電気光学装置1の効果を説明する。尚、図7は従来技術を説明する図であるが、説明を分かり易くする為に、本実施形態と同じ構成部品には同じ符号と名称とを用いている。
図7に示す様に、従来の電気光学装置1は防塵ガラス(本実施形態では保護基板400に相当)を見切り板601が固定していた。本願発明人が鋭意研究した所によると、従来の電気光学装置1が時間の経過と共に表示品質を劣化させる原因は、見切り板601のエッジに埃が溜まる為である。これにより、コントラスト比の低下や薄暗いぼやけが発生して、表示品質を低下させていた。取り分け、電気光学装置1が液晶プロジェクターに適応された場合、ファンによる冷却風が防塵ガラスや見切り板601に平行して流れるので、見切り板のエッジには埃が溜まりやすく、それ故に、表示品位の経時劣化が生じていた。
これに対して、本実施形態の電気光学装置1では、図6(a)に示す様に、保護基板400が遮光層600を含んでいるので、保護基板400の他に、従来技術で使用されていた見切り板601を用いる必要性がない。見切り板601が用いられていないので、当然、見切り板601のエッジ等に埃が溜まり、表示不良を引き起こす事態は発生し得ない。要するに、保護基板400の第二面(裏面)が平坦となっており、保護基板400の裏面には段差が形成されていないので、表示領域10aに相当する空間に埃が溜まる事が抑制され、これに起因する表示不良も抑制される。斯うして、電気光学装置1は、時間経過に伴うコントラスト比の低下等の表示品質の劣化が生じ難く、高品位な表示を継続する事ができる様になる。
又、図6(a)に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、遮光層600は保護基板400の第一面(防塵ガラスの表面)に形成され、電気光学パネルの第一面(対向基板20の裏面)と保護基板400の第一面とが対面して配置される。斯うすると、遮光層600と電気光学パネルの一部(外周領域)と言った非遮光体とが近接されるので、遮光層600による影のエッジが電気光学パネル上でぼやける事が抑制され、電気光学パネルで遮光すべき領域(外周領域)をより確実に遮光する事ができる。具体的に、本実施形態の電気光学装置1では、遮光層600と対向基板20の対向側遮光膜53との距離は対向基板20の厚みで、0.5ミリメートル(mm)から1.1ミリメートル(mm)程度の範囲にある。一方、比較例の電気光学装置1では、図7に示す様に、見切り板601と対向基板20の対向側遮光膜53との距離は、防塵ガラス(保護基板400が相当)の厚みと対向基板20の厚みとの和で、1.6ミリメートル(mm)から2.5ミリメートル(mm)程度の範囲にある。この様に、本実施形態の電気光学装置1では、遮光層600と電気光学パネルの非遮光体とが従来よりも遙かに近いので、遮光層600によって、電気光学パネルの非遮光体をより確実に遮光する事ができる。
次に、図6と図7とを参照して、フレーム310が外部部材700に取り付けられた場合に、電気光学装置1に伝播される応力について説明する。本願発明人が鋭意研究した所によると、液晶パネル100等の電気光学パネルとこれをフレーム310等に組み込んで電子機器に配置した場合とで、表示品位に差が生ずる原因は応力にある。次にこの点を説明する。
図6と図7とに示される様に、フレーム310は、フレーム310に設けられたネジ穴350が、外部部材700に設けられたネジ穴750に対応する様に配置されており、ネジ穴350及び750を貫通する様にボルト800が挿入され、締め付けられる事によって、フレーム310が外部部材700に固定されている。尚、ボルト800の表面には図不示のネジが切ってあり、ドライバー等を用いてボルト800を回転させる事によって、ボルト800を締め付け、フレーム310を外部部材700に堅く固定する事ができる。
ボルト800が締め付けられると、フレーム310は歪み、応力が発生する(ネジ締め応力と称する)。このネジ締め応力は、電気光学装置1の内部に伝播しうる。ボルト800の締め付けに伴ってフレーム310において発生したネジ締め応力は、フレーム310及び液晶パネル100間に配置されている各部材を介して、液晶パネル100に伝達されるからである。
図7に示す比較例では、液晶パネル100に見切り板601と防塵ガラス(保護基板400が相当)が接する事によって、液晶パネル100が保持されている。見切り板601も防塵ガラスも硬い固体であるので、フレーム310で生じたネジ締め応力は容易に液晶パネル100に伝達される。これは、液晶パネル100で基板間ギャップの変化を引き起こし、表示画像に色むらを発生させる恐れがある。
これに対して、図6に示される様に、本実施形態の電気光学装置1では、電気光学パネルや保護基板400とフレーム310とを固定するのは粘弾性体の接着剤500である。従って、ネジ締めに伴うフレームの歪みは、接着剤500によって吸収され、ネジ締め応力は液晶パネル100に伝達され難くなる。その結果、ボルト800を締め付けても、液晶パネル100の基板間ギャップは不変に保たれ、表示画像に色むらが発生する事が抑制される。即ち、本実施形態の電気光学装置1を組み込んだ電子機器では、電気光学パネルの本来有する高品位表示を、電子機器でも劣化させることなく、行う事ができる。
「電気光学装置の平面構成」
図8は、実施形態1に係わる電気光学装置の平面構成の一部を説明する図である。次に、図8を参照して電気光学装置1の平面構成を説明する。
図8は、実施形態1に係わる電気光学装置の平面構成の一部を説明する図である。次に、図8を参照して電気光学装置1の平面構成を説明する。
保護基板400に形成された透光領域400aは、平面視で遮光層600の内側の領域である。図8に示す様に、保護基板400の透光領域400aと電気光学パネルの表示領域10aとは、平面視にて、少なくとも部分的に重なり合う。この結果、遮光層600が表示領域10aを規定するので、遮光層600は見切りパターンとも称される。本実施形態では、透光領域400aは、表示領域10aよりも大きく、表示領域10aを含んでいる。即ち、透光領域400aと遮光層600との境界が、対向基板20の対向側遮光膜53と平面視で重なる構成とされている。この結果、透光領域400aには、平面視にて、表示領域10aの全体と対向側遮光膜53の表示領域側の一部とが含まれている事になる。
尚、遮光層600は、図8(a)に示す様に、保護基板400のエッジ近傍には形成されていなくても良いし、或いは、図8(b)に示す様に、保護基板400で透光領域400a以外の領域の総てに形成されていても良い。
「電子機器」
図9は、実施形態1に係る投射型液晶プロジェクターの構成図である。次に、図9を参照して、上述した電気光学装置1を各種の電子機器に適用する場合について説明する。尚、ここでは、実施形態1に係る電子機器として、投射型液晶プロジェクターを例に取る。
図9は、実施形態1に係る投射型液晶プロジェクターの構成図である。次に、図9を参照して、上述した電気光学装置1を各種の電子機器に適用する場合について説明する。尚、ここでは、実施形態1に係る電子機器として、投射型液晶プロジェクターを例に取る。
図9に示す様に、本実施形態に係る液晶プロジェクター1100は、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bの3枚を用いた複板式カラープロジェクターとして構築されている。赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bの各々は、上述した反射型の液晶装置が使用されている。
図9に示す様に、液晶プロジェクター1100では、メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せられると、2枚のミラー1106、2枚のダイクロイックミラー1108及び3つの偏光ビームスプリッター(PBS)1113によって、RGBの3原色に対応する光成分R、G及びBに分けられ、夫々、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bに導かれる。尚、この際、光路における光損失を防ぐ為に、光路の途中にレンズを適宜設けても良い。そして、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分は、クロスプリズム1112により合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120にカラー映像として投射される。
図9に示す様に、液晶プロジェクター1100では、メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せられると、2枚のミラー1106、2枚のダイクロイックミラー1108及び3つの偏光ビームスプリッター(PBS)1113によって、RGBの3原色に対応する光成分R、G及びBに分けられ、夫々、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bに導かれる。尚、この際、光路における光損失を防ぐ為に、光路の途中にレンズを適宜設けても良い。そして、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分は、クロスプリズム1112により合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120にカラー映像として投射される。
尚、赤色用の液晶ライトバルブ100R、緑色用の液晶ライトバルブ100G及び青色用の液晶ライトバルブ100Bには、ダイクロイックミラー1108及び偏光ビームスプリッター1113によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルターを設ける必要はない。
図9を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピューターや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に、本発明の電気光学装置1を適用可能なのは言うまでもない。
本実施形態では、電気光学パネルは液晶パネル100であったが、この他にも電気光学パネルは有機ELパネルや電気泳動パネル、デジタルマイクロミラーデバイス、等であっても構わない。又、本実施形態では、反射型の電気光学パネルを例としているので、ヒートシンク320を電気光学パネルの第二面(素子基板10の裏面)に備えているが、電気光学パネルは透過型で有っても構わない。この場合、放熱部325は電気光学装置1の側面に形成する事になる。
以上述べた様に、本実施形態に係る電気光学装置1では、液晶パネルが有する高品位表示能力が損なわれず、更に表示品位の経時劣化も抑制されている。又、斯うした優れた電気光学装置1を備えた電子機器を実現する事ができる。
(実施形態2)
「保持形式が異なる形態1」
図10は、実施形態2に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)と(d)とは平面図である。次に、図10を参照して、実施形態2に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図10(c)と(d)とのI−I’の断面が図10(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図10(c)と(d)とではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
「保持形式が異なる形態1」
図10は、実施形態2に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)と(d)とは平面図である。次に、図10を参照して、実施形態2に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図10(c)と(d)とのI−I’の断面が図10(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図10(c)と(d)とではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
図6に示される実施形態1では、電気光学パネルは側面が接着剤500で固定されていた。これに対して、図10に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態1とほぼ同様である。
図10(a)に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、保持部材(フレーム310)は保護基板400を透光領域400aの外側の領域にて保持している。実施形態1と同様に、保護基板400と電気光学パネルとは不図示の透明接着剤で固定されている。保護基板400は電気光学パネル(素子基板10)よりも大きい。保持部材には段差311が形成され、段差311の内側の空間は、電気光学パネルが入る様に、電気光学パネルよりも大きくなっている。その一方、段差311の内側の空間は、保護基板400よりも狭く、保護基板400の透光領域400aの外側の領域は、段差311の上面に載っている。
保護基板400では、遮光層600が段差311と平面視で重なる領域にまで形成されている。従って、段差311の上面と遮光層600とは、直接、或いは接着剤501を介して接している。前述の如く、フレーム310は高熱伝導率の材質で形成される。一方、保護基板400はガラスや樹脂等の透明材料で構成されるので、熱伝導率は必ずしも高いとは言えない。遮光層600は金属や酸化クロムの様に透明材料よりも熱伝導率の高い材料で構成される。この為に、段差311と遮光層600とが接していると、電気光学パネルの熱を遮光層600と段差311とを介して効率的に伝導させる事が可能になるので、電気光学パネルの温度上昇を抑制できる。要するに本実施形態の電気光学装置1では、熱応力を低減して、熱応力に起因する表示不良の発生を抑制している。又、電気光学パネルの温度上昇は、画素トランジスター30の漏れ電流を増大させ、表示不良を招く事が有るが、本実施形態の電気光学装置1では、斯うした事態も抑制されている。本願発明人が鋭意研究したところによると、従来の液晶装置が組み込まれたプロジェクターで、表示品位の経時劣化が発生する一因は、上述の様に、電気光学パネルの温度上昇にある。本実施形態の電気光学装置1では、電気光学パネルの温度上昇が抑制されているので、表示品位の経時劣化も抑制されるのである。
更に、段差311の上面には溝360が形成されており、この溝360に接着剤501が充填されている。保持部材の溝360と保護基板400との間に接着剤501が配置されており、溝360の接着剤501にて保護基板400とフレーム310とが固定されている。尚、保護基板400と電気光学パネル(本実施形態では、対向基板20)とは、不図示の透明接着剤で接着されて、固定されている。
図10(c)に示す様に、本実施形態では、溝360は、平面視で段差311の内側のエッジに沿って、枠状に形成され、それ故に接着剤501も枠状に配置されている。斯うすると、保持部材と保護基板400とが、保護基板400の外周部で、枠状の狭い接触面積を以て接する事になるので、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が保護基板400に伝播しにくくなる。又、電気光学パネルとフレーム310とが直接固定されていないので、これにより、電気光学パネルが被る応力は更に抑制される事になる。この結果、ネジ締め応力等の外部応力に起因する色むら等の表示不良が、実施形態1に記載の電気光学装置1よりも更に抑制される事になる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1でより忠実に再現する事ができる。
図10(d)に示す様に、接着剤501は、平面視にて複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。斯うすると、保持部材と保護基板400との接触面積が更に減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、保護基板400に更に伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も一層抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図10(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図10(c)と(d)と同じであり、上述の説明が適応される。
(実施形態3)
「保持形式が異なる形態2」
図11は、実施形態3に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)は平面図である。次に、図11を参照して、実施形態3に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1乃至2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図11(c)のI−I’の断面が図11(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図11(c)ではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
「保持形式が異なる形態2」
図11は、実施形態3に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)は平面図である。次に、図11を参照して、実施形態3に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1乃至2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図11(c)のI−I’の断面が図11(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図11(c)ではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
図10に示される実施形態2では、段差311に溝360が掘られて、その溝360に接着剤501が充填されていた。これに対して、図11に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、段差311に接着剤導入穴370が形成されている点が異なっている。それ以外の構成は、実施形態2とほぼ同様である。
図11(a)に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、保持部材(フレーム310)は保護基板400を透光領域400aの外側の領域にて保持している。実施形態1や2と同様に、保護基板400と電気光学パネルとは不図示の透明接着剤で固定されている。保護基板400は電気光学パネル(素子基板10)よりも大きい。保持部材には段差311が形成され、段差311の内側の空間は、電気光学パネルが入る様に、電気光学パネルよりも大きくなっている。その一方、段差311の内側の空間は、保護基板400よりも狭く、保護基板400の透光領域400aの外側の領域は、段差311の上面に載っている。
更に、保持部材で、段差311には複数の領域に相当する箇所に接着剤導入穴370が開けられており、これら接着剤導入穴370に接着剤501が充填されている。要するに、接着剤導入穴370の接着剤501にて保護基板400とフレーム310とが固定されている。尚、保護基板400と電気光学パネル(本実施形態では、対向基板20)とは、実施形態2と同様に、不図示の透明接着剤で接着されて、固定されている。斯うすると、接着剤導入穴370から接着剤を流し込んで保持部材と保護基板400とを固定する事ができ、容易な製造方法で電気光学装置1を製造する事ができる。
尚、図11(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図11(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
次に、本実施形態の電気光学装置1の製造方法の一例を説明する。まず、保護基板400と電気光学パネルとを不図示の透明接着剤にて接着し、フレーム310の段差311の内側に開いた空間にはめ込む。次に、保護基板400側から治具フックで抑えた上で反転させ、保護基板400を下にする。その状態にて接着剤導入穴370に接着剤501を充填し固着する。固着したら治具フックを外す。図11(b)に示すフレーム310とヒートシンク320との一体構造は以上で電気光学パネルはフレーム310に固定される。一方、図11(a)に示すフレーム310とヒートシンク320とが別体構造では、ヒートシンク320とフレーム310とをフック390を用いて固定する。或いは、ヒートシンク320に接着剤を塗布して、ヒートシンク320とフレーム310と電気光学パネルとを固着しても良い。
(実施形態4)
「保持形式が異なる形態3」
図12は、実施形態4に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)は平面図である。次に、図12を参照して、実施形態4に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1乃至3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図12(c)のI−I’の断面が図12(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図12(c)ではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
「保持形式が異なる形態3」
図12は、実施形態4に係る電気光学装置を説明する図で、(a)と(b)とは断面図、(c)は平面図である。次に、図12を参照して、実施形態4に係わる電気光学装置1を説明する。尚、実施形態1乃至3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。又、図12(c)のI−I’の断面が図12(a)と(b)との断面図に相当する。更に、図を分かり易くする為に、図12(c)ではフレーム310と保護基板400とをハッチングを用いずに、表側から見て下層の構成要素を破線で描いてある。
図11に示される実施形態3では、保護基板400のエッジ部は総て段差311に載せられていた。これに対して、図12に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、保護基板400のエッジ部が部分的に段差311に載せられている点が異なっている。それ以外の構成は、実施形態3とほぼ同様である。
図12に示す様に、本実施形態の電気光学装置1では、保護基板400の透光領域400aの外側の領域には保持部材から離れたエッジ部分が含まれている。即ち、図12(c)に示す様に、平面視にて、段差311は保護基板400を保持する部位にのみ形成されている。それ以外の領域では、保護基板400はフレーム310から離れている。即ち、フレーム310の内側の空間は、段差311を除いて、保護基板400よりも広く、段差がこの空間に突出している。突出した段差311にて保護基板400が保持されている。斯うすると、保持部材と保護基板400との接触面積が更に減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が保護基板400に一層伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も更に抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良は更に抑制される。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図12(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図12(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置1、及び該電気光学装置1を備えた電子機器も又本発明の技術的範囲に含まれるものである。又、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加える事も可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
「保持形式が異なる形態4」
図13は、変形例1に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図13を参照して変形例1に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態4」
図13は、変形例1に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図13を参照して変形例1に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図10に示される実施形態2では、保護基板400が接着剤501で段差311に固定されていた。これに対して、図13に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態2とほぼ同様である。
図13(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、実施形態2と同様に、保護基板400と電気光学パネルとは不図示の透明接着剤で固定されている。更に、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態2の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視で枠状に電気光学パネルの外周を囲う様に形成されても良いし、或いは、平面視で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図13(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図10(c)と(d)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例2)
「保持形式が異なる形態5」
図14は、変形例2に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図14を参照して変形例2に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態5」
図14は、変形例2に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図14を参照して変形例2に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図11に示される実施形態3では、保護基板400が接着剤501で段差311に固定されていた。これに対して、図14に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態3とほぼ同様である。
図14(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、実施形態3と同様に、保護基板400と電気光学パネルとは不図示の透明接着剤で固定されている。更に、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態3の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視で枠状に電気光学パネルの外周を囲う様に形成されても良いし、或いは、平面視で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図14(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図11(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例3)
「保持形式が異なる形態6」
図15は、変形例3に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図15を参照して変形例3に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態6」
図15は、変形例3に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図15を参照して変形例3に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図12に示される実施形態4では、保護基板400が接着剤501で段差311に固定されていた。これに対して、図15に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態4とほぼ同様である。
図15(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、実施形態4と同様に、保護基板400と電気光学パネルとは不図示の透明接着剤で固定されている。更に、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態4の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視でフレーム310の内側の空間に突出している段差の総て又は一部の側面に連続して形成されても良いし、或いは、平面視でフレーム310の内側の空間に突出している段差の総て又は一部の側面で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図15(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図12(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例4)
「保持形式が異なる形態7」
図16は、変形例4に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図16を参照して変形例4に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態7」
図16は、変形例4に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図16を参照して変形例4に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図10に示される実施形態2では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図16に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態2とほぼ同様である。
図16(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態2の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視で枠状に電気光学パネルの外周を囲う様に形成されても良いし、或いは、平面視で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図16(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図10(c)と(d)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例5)
「保持形式が異なる形態8」
図17は、変形例5に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図17を参照して変形例5に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態8」
図17は、変形例5に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図17を参照して変形例5に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図11に示される実施形態3では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図17に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態3とほぼ同様である。
図17(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態3の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視で枠状に電気光学パネルの外周を囲う様に形成されても良いし、或いは、平面視で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図17(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図11(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例6)
「保持形式が異なる形態9」
図18は、変形例6に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図18を参照して変形例6に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態9」
図18は、変形例6に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図18を参照して変形例6に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図12に示される実施形態4では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図18に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルのフレーム310への固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態4とほぼ同様である。
図18(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の側面と保持部材(フレーム310)とが接着剤500にて固定されている。実施形態4の固定方法で、電気光学パネルとフレーム310との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとフレーム310とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤500は、平面視でフレーム310の内側の空間に突出している段差の総て又は一部の側面に連続して形成されても良いし、或いは、平面視でフレーム310の内側の空間に突出している段差の総て又は一部の側面で複数の領域に、島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図18(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図12(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例7)
「保持形式が異なる形態10」
図19は、変形例7に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図19を参照して変形例7に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態10」
図19は、変形例7に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図10(c)と(d)とのI−I’の断面に相当する。次に、図19を参照して変形例7に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態2の変形例であり、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図10に示される実施形態2では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図19に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルの固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態2とほぼ同様である。
図19(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の第二面(底面、即ち、素子基板10の裏面)とヒートシンク320とが接着剤502にて固定されている。実施形態2の固定方法で、電気光学パネルとヒートシンク320との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとヒートシンク320とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤502は、電気光学パネルの第二面の総てに形成されても良いし、或いは、平面視で電気光学パネルの第二面の複数の領域に島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、ヒートシンク320と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図19(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図10(c)と(d)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例8)
「保持形式が異なる形態11」
図20は、変形例8に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図20を参照して変形例8に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態11」
図20は、変形例8に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図11(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図20を参照して変形例8に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態3の変形例であり、実施形態3と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図11に示される実施形態3では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図20に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルの固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態3とほぼ同様である。
図20(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の第二面(底面、即ち、素子基板10の裏面)とヒートシンク320とが接着剤502にて固定されている。実施形態3の固定方法で、電気光学パネルとヒートシンク320との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとヒートシンク320とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤502は、電気光学パネルの第二面の総てに形成されても良いし、或いは、平面視で電気光学パネルの第二面の複数の領域に島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、保持部材と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図20(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図11(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
(変形例9)
「保持形式が異なる形態12」
図21は、変形例9に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図21を参照して変形例9に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
「保持形式が異なる形態12」
図21は、変形例9に係る電気光学装置の断面構造の概略を説明する図で、図12(c)のI−I’の断面に相当する。次に、図21を参照して変形例9に係わる電気光学装置1を説明する。尚、本変形例は実施形態4の変形例であり、実施形態4と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図12に示される実施形態4では、電気光学パネルが保護基板400に接着されていた。これに対して、図21に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルの固定方法が異なっている。それ以外の構成は、実施形態4とほぼ同様である。
図21(a)に示す様に、本変形例の電気光学装置1では、電気光学パネルと保護基板400とは接着されていない。保持部材(フレーム310)と保護基板400とは接着剤501にて固定されている。又、電気光学パネル(素子基板10と対向基板20と)の第二面(底面、即ち、素子基板10の裏面)とヒートシンク320とが接着剤502にて固定されている。実施形態4の固定方法で、電気光学パネルとヒートシンク320との固定が十分でない場合、本変形例の構成とする事で電気光学パネルとヒートシンク320とがしっかりと固定され、接着性が確保される。
接着剤502は、電気光学パネルの第二面の総てに形成されても良いし、或いは、平面視で電気光学パネルの第二面の複数の領域に島状に離間して配置されていても良い。島状に離間して配置されると、ヒートシンク320と電気光学パネルとの接触面積が減り、ネジ締め応力等の保持部材に掛かる応力が、電気光学パネルに伝播しにくくなる。これにより、電気光学パネルが被る応力も抑制されるので、外部応力に起因する色むら等の表示不良を更に抑制する事ができる。即ち、応力がない状態で電気光学パネルの有する表示品位を、電気光学装置1で損なう事態を更に抑制する事ができる。
尚、図21(b)に示す様に、フレーム310とヒートシンク320とを同一材料で、一体形成しても良い。この場合も平面構成は図12(c)と同じであり、上述の説明が適応される。
1…電気光学装置、3a…走査線、6a…信号線、9a…画素電極、10…素子基板、10a…表示領域、16…配向膜、20…対向基板、21…対向電極、22…配向膜、30…画素トランジスター、50…液晶、52…シール材、53…対向側遮光膜、70…蓄積容量、100…液晶パネル、100B…青色用の液晶ライトバルブ、100G…緑色用の液晶ライトバルブ、100R…赤色用の液晶ライトバルブ、101…信号線駆動回路、102…外部接続端子、104…走査線駆動回路、105…配線、106…上下導通端子、200…フレキシブル基板、300…容量線、310…フレーム、311…段差、318…凸部、320…ヒートシンク、325…放熱部、350…ネジ穴、360…溝、370…接着剤導入穴、390…フック、391…支持部、392…開口部、400…保護基板、400a…透光領域、500…接着剤、501…接着剤、502…接着剤、600…遮光層、601…見切り板、700…外部部材、750…ネジ穴、800…ボルト、1100…液晶プロジェクター、1102…ランプユニット、1106…ミラー、1108…ダイクロイックミラー、1112…クロスプリズム、1113…偏光ビームスプリッター、1114…投射レンズ、1120…スクリーン。
Claims (9)
- 表示領域を有する電気光学パネルと、
前記電気光学パネルを収容する保持部材と、
前記電気光学パネルの第一面に配置された保護基板と、
を備え、
前記保護基板は透光領域を含み、
前記透光領域の外側の領域には遮光層が形成され、
前記透光領域と前記表示領域とは、平面視にて、少なくとも部分的に重なり合う事を特徴とする電気光学装置。 - 前記遮光層は前記保護基板の第一面に形成され、
前記電気光学パネルの第一面と前記保護基板の第一面とが対面して配置される事を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記遮光層は酸化クロム膜である事を特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
- 前記保持部材は前記保護基板を前記透光領域の外側の領域にて保持している事を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記保持部材と前記保護基板との間に接着剤が配置されている事を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記接着剤は、平面視にて複数の領域に離間して配置されている事を特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
- 前記保持部材で、前記複数の領域に相当する箇所には穴が開けられている事を特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
- 前記透光領域の外側の領域には、前記保持部材から離れた部分が含まれる事を特徴とする請求項6又は7に記載の電気光学装置。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えた事を特徴とする電子機器。
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JP2017120275A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社Jvcケンウッド | パッケージ、パッケージの製造方法および画像表示装置 |
JP2020052250A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 矢崎総業株式会社 | 表示装置 |
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2014
- 2014-04-03 JP JP2014076756A patent/JP2015197650A/ja active Pending
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