JP2015197193A - 車両用無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の油圧制御装置 Download PDF

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直史 西田
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Abstract

【課題】シフトレバーの非走行位置から走行位置への操作時に伝動ベルトの滑りが発生しない車両用無段変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】シフトレバー64のガレージシフト操作後、切換制御手段(S3、S6、S7)は、入力側油圧アクチュエータ34cに作動油が充填されたことを条件として、ガレージシフトバルブ(切換弁)120を切り換え、前進クラッチC1または後進ブレーキB1油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧Pgから予め定められたモジュール圧(係合維持圧)Pmへ切り換えると同時に、入力側油圧アクチュエータ34cに、セカンダリ圧コントロールバルブ104の出力油路からの作動油を供給する状態からプライマリ圧コントロールバルブ106の出力圧Pinを作用する状態へ切り換える。入力側油圧アクチュエータ34cに作動油が充填されていて伝動ベルト40の張力が維持されるので、伝動ベルト40の滑りが解消される。
【選択図】図3

Description

本発明は、実変速比が目標変速比となるように変速制御を実行する車両用無段変速機の油圧制御装置に関するものである。
ベルト式無段変速機を備える車両が良く知られている。例えば、特許文献1乃至4に記載された車両がそれである。このような車両では、伝動ベルトが巻き掛けられた有効径が可変の一対の入力側可変プーリおよび出力側可変プーリと、それら入力側可変プーリ及び出力側可変プーリのベルト挟圧力をそれぞれ制御する入力側油圧アクチュエータ及び出力側油圧アクチュエータとを有するベルト式無段変速機と、車両走行時にはエンジンとその入力側可変プーリとの間を選択的に接続する油圧式摩擦係合装置とが設けられている。そして、このような車両では、非走行位置から走行位置へのシフトレバーの操作に伴って、油圧式摩擦係合装置に供給する油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧から、予め設定された係合維持圧に切り換えると同時に、前記入力側可変プーリの油圧アクチュエータの油圧を、プライマリ油圧制御バルブの出力圧から、セカンダリ油圧制御バルブの出力圧である出力側可変プーリの油圧アクチュエータの油圧とのいずれかの油圧に切り換える切換弁を含む油圧制御回路が、設けられている。
特開2013−213567号公報 特開2009−156317号公報 特開2001−304388号公報 特開2004−190809号公報
ところで、上述した車両においては、たとえば特許文献4に記載されているように、シフトレバーが非走行位置から走行位置へ操作されたことに関連して油圧式摩擦係合装置が滑らかに係合するよう、コントロールバルブにより緩やかに上昇するように調圧された過渡係合圧が油圧式摩擦係合装置へ供給される。次いで、油圧式摩擦係合装置が係合完了すると、切換弁により、油圧式摩擦係合装置の油圧が上記過渡係合圧から予め設定された係合維持圧へ切り換えられる。
しかしながら、上記のようなタイミングで切換弁が切り換えられたとき、入力側可変プーリの油圧アクチュエータに作動油が供給されているのであるが、作動油の供給開始前では最大変速比とするためにドレンされていた入力側可変プーリの油圧アクチュエータに作動油が充分に充填されておらず、それにより伝動ベルトの張力を維持できないため出力側可変プーリの油圧アクチュエータ内の作動油圧が低下し、伝動ベルトの滑りが発生するという不都合があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、シフトレバーの非走行位置から走行位置への操作時に伝動ベルトの滑りが発生しない車両用無段変速機の油圧制御装置を提供することにある。
前記目的を達成する為の本発明の要旨とするところは、(a) 伝動ベルトが巻き掛けられた入力側可変プーリ及び出力側可変プーリと、該入力側可変プーリ及び出力側可変プーリのベルト挟圧力をそれぞれ制御する入力側油圧アクチュエータ及び出力側油圧アクチュエータとを有するベルト式無段変速機と、エンジンと入力側可変プーリとの間に設けられた油圧式摩擦係合装置と、非走行位置から走行位置へのシフトレバーの操作に伴って、前記油圧式摩擦係合装置に供給される油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧から予め定められた係合維持圧へ切り換えると同時に、前記入力側油圧アクチュエータに、セカンダリ圧コントロールバルブの出力油路からの作動油を供給する状態からプライマリ圧コントロールバルブの出力圧を作用する状態へ切り換える切換弁を含む油圧制御回路とを備えた車両用無段変速機の油圧制御装置であって、(b)前記入力側油圧アクチュエータに作動油が充填されたことを条件として前記切換弁を切り換える切換制御手段を、含むことを特徴とする。
このようにすれば、非走行位置から走行位置へのシフトレバーの操作に際して、当初は、前記油圧式摩擦係合装置に供給される油圧は過渡的に上昇する過渡油圧とされ、前記入力側油圧アクチュエータの油圧はプライマリ油圧調圧バルブの出力圧とされている。この状態において、切換制御手段は、入力側油圧アクチュエータに作動油が充填されたことを条件として、前記切換弁を切り換えて、前記油圧式摩擦係合装置に供給される油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧から予め定められた係合維持圧へ切り換えると同時に、前記入力側油圧アクチュエータに、セカンダリ圧コントロールバルブの出力油路からの作動油を供給する状態からプライマリ圧コントロールバルブの出力圧を作用する状態へ切り換える。この切り換えのタイミングでは、既に、入力側油圧アクチュエータに作動油が充填されていて伝動ベルトの張力が維持されるので、その出力側可変プーリの油圧アクチュエータ内の作動油圧の低下により伝動ベルトの滑りが発生するという不都合が解消される。
ここで、好適には、前記過渡油圧は、シフトレバーの非走行位置から走行位置へのガレージシフト操作に応答してガレージシフト圧コントロール弁により緩やかに立ち上がるように調圧されるものであり、前記係合維持圧は、前記油圧式摩擦係合装置を係合状態に維持する一定の油圧であり、前記切換弁は、前記過渡油圧が供給されることで前記油圧式摩擦係合装置が係合状態となったことをも条件として前記切換制御手段により切り換えられるガレージシフトバルブである。このようにすれば、ガレージシフト操作時に、前記油圧式摩擦係合装置の係合ショックが緩和されると同時に、伝動ベルトの滑りが抑制される。
また、好適には、前進クラッチの係合により該エンジンの回転を該入力側可変プーリへ伝達する前進走行状態と、後進ブレーキの係合により該エンジンの回転を反転して該入力側可変プーリへ伝達する後進走行状態とに切り換えられる前後進切換機構が、前記エンジンと前記入力側可変プーリとの間に設けられ、前記油圧式摩擦係合装置は、該前進クラッチおよび後進ブレーキである。このようにすれば、前進走行開始時および後進走行開始時において、ガレージシフト操作時に、前記油圧式摩擦係合装置の係合ショックが緩和されると同時に、伝動ベルトの滑りが抑制される。
また、好適には、前記シフトレバーの非走行位置から走行位置への操作に連動して切り換えられ、前記ガレージシフト圧切換弁により切り換えられた前記過渡油圧または係合維持圧を前記前進クラッチまたは後進ブレーキへ供給するマニュアルバルブが、設けられている。このようにすれば、シフトレバーの非走行位置から走行位置への操作に連動して、ガレージシフト圧コントロール弁により緩やかに立ち上がるように調圧された過渡圧が前進クラッチまたは後進ブレーキへ供給される。
また、好適には、前記切換弁を介して連通させられる前記出力側油圧アクチュエータと入力側油圧アクチュエータとの間には、出力側油圧アクチュエータから入力側油圧アクチュエータへ向かう方向の作動油の圧力を減圧する減圧弁たとえば一方向弁が設けられている。また、好適には、その一方向弁と直列に絞りが設けられている。このようにすれば、プライマリ油圧調圧弁やそれを制御するリニヤソレノイド弁等の故障により、実変速比と目標変速比との差が予め設定された異常判定値を越えるようにアップシフトする変速異常が判定された場合は、出力側油圧アクチュエータの油圧(セカンダリ圧Pout)がその下限ガード値以上となるように維持されて、上記減圧弁が閉じることによるアップシフト側への変速が抑制される。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両に設けられた制御系統の要部を説明するブロック線図である。 図1の油圧制御回路のうち無段変速機の変速制御およびガレージ制御などに関する要部を示す油圧回路図である。 図1の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
本発明において、好適には、前記入力側可変プーリや前記出力側可変プーリに作用させる油圧(プーリ圧)は、それらの油圧をそれぞれ独立に制御するように油圧制御回路が構成される。このような油圧制御回路により、前記入力側可変プーリにおける入力側推力及び前記出力側可変プーリにおける出力側推力が各々直接的に或いは間接的に(結果的に生じるように)制御されることで、伝動ベルトの滑りを防止しつつ目標の変速が実現されるように変速制御が実行される。
また、好適には、駆動力源の動力が前記車両用無段変速機を介して駆動輪へ伝達される。前記駆動力源としては、例えば内燃機関等のガソリンエンジンやディーゼルエンジン等が用いられるが、電動機等の他の原動機を単独で或いはエンジンと組み合わせて採用することもできる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10の各部を制御する為に設けられた制御系統の要部を説明するブロック線図である。図1において、車両10では、走行用の駆動力源としてのエンジン12から出力される動力は、流体式伝動装置としてのトルクコンバータ14、前後進切換機構16、車両用無段変速機としてのベルト式無段変速機(以下、無段変速機(CVT)という)18、減速歯車装置20、差動歯車装置22などを順次介して、左右の駆動輪24へ伝達される。
トルクコンバータ14は、エンジン12に連結されたポンプ翼車14p、及びタービン軸26を介して前後進切換機構16に連結されたタービン翼車14tを備えており、流体を介して動力伝達を行う。ポンプ翼車14pには、無段変速機18を変速制御したり、無段変速機18におけるベルト挟圧力を発生させたり、前後進切換機構16における動力伝達経路を切り換えたり、車両10の動力伝達経路の各部に潤滑油を供給したりする為の作動油圧をエンジン12により回転駆動されることにより発生する機械式のオイルポンプ28が連結されている。
前後進切換機構16は、前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1とダブルピニオン型の遊星歯車装置16pとを主体として構成されている。遊星歯車装置16pのサンギヤ16sにはトルクコンバータ14のタービン軸26が一体的に連結され、遊星歯車装置16pのキャリア16cには無段変速機18の入力軸30が一体的に連結されている。また、キャリア16cとサンギヤ16sとは前進用クラッチC1を介して選択的に連結され、遊星歯車装置16pのリングギヤ16rは後進用ブレーキB1を介して非回転部材としてのハウジング32に選択的に固定される。前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1は、油圧式摩擦係合装置である。
このように構成された前後進切換機構16では、前進用クラッチC1が係合されると共に後進用ブレーキB1が解放されると、タービン軸26が入力軸30に直結され、前進用動力伝達経路が成立(達成)させられる。また、後進用ブレーキB1が係合されると共に前進用クラッチC1が解放されると、前後進切換機構16は後進用動力伝達経路が成立させられて、入力軸30はタービン軸26に対して逆方向へ回転させられる。また、前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1が共に解放されると、前後進切換機構16は動力伝達を遮断するニュートラル状態(動力伝達遮断状態)とされる。
無段変速機18は、入力軸30に設けられた有効径が可変の入力側可変プーリ34及び出力軸36に設けられた有効径が可変の出力側可変プーリ38と、その一対の可変プーリ34,38の間に巻き掛けられた伝動ベルト40とを備えており、一対の可変プーリ34,38と伝動ベルト40との間の摩擦力を介して動力伝達が行われる。
入力側可変プーリ34は、入力軸30に固定された固定回転体(固定シーブ)34aと、入力軸30に対して軸まわりの相対回転不能かつ軸方向の移動可能に設けられた可動回転体(可動シーブ)34bと、それらの間のV溝幅を変更する為に可動回転体34bに入力側推力(プライマリ推力)Win(=プライマリ圧Pin×受圧面積)を付与する入力側油圧アクチュエータ34cとを備えている。また、セカンダリプーリ38は、出力軸36に固定された固定回転体(固定シーブ)38aと、出力軸36に対して軸まわりの相対回転不能かつ軸方向の移動可能に設けられた可動回転体(可動シーブ)38bと、それらの間のV溝幅を変更する為に可動回転体38bに出力側推力(セカンダリ推力)Wout(=セカンダリ圧Pout×受圧面積)を付与する出力側油圧アクチュエータ38cとを備えている。
そして、入力側油圧シリンダ34cへ供給される油圧であるプライマリ圧Pin及び出力側油圧シリンダ38cへ供給される油圧であるセカンダリ圧Poutが油圧制御回路100(図2参照)によって各々独立に調圧制御されることにより、プライマリ推力Win及びセカンダリ推力Woutが各々直接的に或いは間接的に制御される。これにより、一対の可変プーリ34,38のV溝幅が変化して伝動ベルト40の掛かり径(有効径)が変更され、変速比(ギヤ比)γ(=入力軸回転速度Nin/出力軸回転速度Nout)が連続的に変化させられると共に、伝動ベルト40が滑りを生じないように一対の可変プーリ34,38と伝動ベルト40との間の摩擦力(ベルト挟圧力、ベルト張力)が制御される。このように、プライマリ推力Win及びセカンダリ推力Woutが各々制御されることで伝動ベルト40の滑りが防止されつつ実際の変速比γが目標変速比γtgt*とされる。尚、入力軸回転速度Ninは入力軸30の回転速度であって無段変速機18の入力側の回転速度である。また、出力軸回転速度Noutは出力軸36の回転速度であって無段変速機18の出力側の回転速度である。また、本実施例では図1から判るように、入力軸回転速度Ninは入力側可変プーリ34の回転速度と同一であり、出力軸回転速度Noutは出力側可変プーリ38の回転速度と同一である。
無段変速機18では、例えばプライマリ圧Pinが高められると、プライマリプーリ34のV溝幅が狭くされて(すなわち伝動ベルト40の掛かり径が大きくされて)、変速比γが小さくなる高車速側の変速比へ変化させられる(すなわち無段変速機18がアップシフトされる)。従って、プライマリプーリ34のV溝幅が最小とされるところで、無段変速機18の変速比γとして最小変速比γminが形成される。一方で、プライマリ圧Pinが低められると、プライマリプーリ34のV溝幅が広くされて(すなわち伝動ベルト40の掛かり径が小さくされて)、変速比γが大きくなる低車速側(ロー側)の変速比へ変化させられる(すなわち無段変速機18がダウンシフトされる)。従って、プライマリプーリ34のV溝幅が最大とされるところで、無段変速機18の変速比γとして最大変速比γmax(最低車速側の変速比)が形成される。尚、プライマリ圧Pinに基づく推力Winとセカンダリ圧Poutに基づく推力Woutとにより伝動ベルト40の滑りが防止されつつ、それらプライマリ推力Winとセカンダリ推力Woutとの相互関係にて目標変速比γtgtが実現される。
車両10には、例えば無段変速機18の制御装置を含む電子制御装置50が備えられている。電子制御装置50は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置50は、エンジン12の出力制御、無段変速機18の変速制御やベルト挟圧力制御、ガレージ制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用、無段変速機18の油圧制御用等に分けて構成される。電子制御装置50は、ガレージ制御に関してガレージシフトバルブ120の切換制御手段を含むガレージ制御手段として機能する。また、電子制御装置50および油圧制御回路100は、車両用油圧制御装置として機能している。
電子制御装置50には、例えばエンジン回転速度センサ52、タービン回転速度センサ54、入力軸回転速度センサ56、出力軸回転速度センサ58、アクセル開度センサ60、油圧センサ62、シフトレバー64の操作位置センサ66などの車両10に設けられた各センサにより検出された検出値に基づく各種入力信号、例えばエンジン回転速度Ne、タービン回転速度Nt、入力軸回転速度Nin、車速Vに対応する出力軸回転速度Nout、アクセル開度θacc、セカンダリ圧Pout、シフトレバー64の操作位置Pshなどが供給される。また、電子制御装置50からは、車両10に設けられた各装置(例えばエンジン12、油圧制御回路100など)に各種出力信号(例えばエンジン12の出力制御の為のエンジン出力制御指令信号Se、無段変速機18の変速に関する油圧制御の為の油圧制御指令信号など)が供給される。また、電子制御装置50は、例えば出力軸回転速度Noutと入力軸回転速度Ninとに基づいて無段変速機18の実変速比γ(=Nin/Nout)を逐次算出する。尚、上記油圧制御指令信号としては、例えばプライマリ圧Pinを制御するリニヤソレノイドバルブSL3を駆動する為の指令信号、セカンダリ圧Poutを制御するリニヤソレノイドバルブSL2を駆動する為の指令信号、ライン油圧Plを制御するリニヤソレノイドバルブSL1を駆動する為の指令信号、オンオフソレノイドバルブ118を駆動する為の指令信号などである。
図2は、油圧制御回路100のうち無段変速機18の変速制御などに関する要部を示す油圧回路図である。図2において、油圧制御回路100には、オイルポンプ28から吐出された作動油を、リニヤソレノイドバルブSL1からの指令圧に従ってその作動油からのリリーフ量を調節することでエンジン負荷等に応じたライン圧PLに調圧するプライマリレギュレータバルブ102と、たとえば目標ベルト挟圧力を得るためのセカンダリ圧PoutをリニヤソレノイドバルブSL2からの指令圧に従ってライン圧PLから調圧するセカンダリ圧コントロールバルブ104と、たとえば目標変速比を得るためのプライマリ圧PinをリニヤソレノイドバルブSL3からの指令圧に従ってライン圧PLから調圧するプライマリ圧コントロールバルブ106と、前進クラッチC1および後進ブレーキB1の係合圧として充分な大きさの一定のモジュレータ油圧Pmにライン圧PLから調圧するモジュレータバルブ108とが、備えられている。
また、油圧制御回路100には、たとえばリニヤソレノイドバルブから構成され、モジュレータ油圧Pmを元圧としてシフトレバー64の非走行位置から走行位置へのガレージシフト操作に応答して、モジュレータ油圧Pmに向かって緩やかに立ち上がる過渡油圧Pgを出力するガレージシフトコントロールバルブ110と、入力側油圧シリンダ34cに供給するために、セカンダリ圧コントロールバルブ104により調圧されたセカンダリ圧Poutを減圧して出力する減圧弁として機能するチェックバルブ(一方向弁)112およびオリフィス(絞り)114と、シフトレバー64が走行位置のうちのDポジションへ操作されたときに係合圧を前進クラッチC1へ供給し、シフトレバー64が走行位置のうちのRポジションへ操作されたときに係合圧を後進ブレーキB1へ供給し、シフトレバー64が非走行位置たとえばNポジションへ操作されたときに前進クラッチC1および後進ブレーキB1をドレンさせるマニュアルバルブ116と、オンオフソレノイドバルブ118からの指令圧に従って、第1切換状態と第2切換状態とに切り換えられる切換弁であるガレージシフトバルブ120とが、設けられている。
ガレージシフトバルブ120は、シフトレバー64によるガレージシフト操作から、前進クラッチC1または後進ブレーキB1が係合し且つ入力側油圧シリンダ34cに作動油が充填されるまでは第1切換状態とされ、前進クラッチC1または後進ブレーキB1が係合し且つ入力側油圧シリンダ34cに作動油が充填された後は第2切換状態とされる。ガレージシフトバルブ120は、モジュレータバルブ108からモジュレータ圧Pmが油路L1を介して供給される第1入力ポートP1、ガレージシフトコントロールバルブ110からの過渡油圧Pgが油路L2を介して供給される第2入力ポートP2、プライマリ圧コントロールバルブ106からのプライマリ圧Pinが油路L3を介して供給される第3入力ポートP3、チェックバルブ112およびオリフィス114により減圧されたセカンダリ圧Poutが油路L4を介して供給される第4入力ポートP4、モジュレータ圧Pmまたは過渡油圧Pgを油路L5を介してマニュアルバルブ116へ出力する第1出力ポートP5、および、プライマリ圧Pinまたは減圧されたセカンダリ圧Poutを油路L6を介して入力側油圧アクチュエータ34cへ出力する第2出力ポートP6を、備えている。ガレージシフトバルブ120は、第1切換状態では、第2入力ポートP2と第1出力ポートP5との間および第4入力ポートP4および第2出力ポートP6との間が連通させられて、過渡油圧Pgがシフトレバー64により選択された前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給され、且つ減圧されたセカンダリ圧Poutが入力側油圧アクチュエータ34cへ供給される。ガレージシフトバルブ120は、第2切換状態では、第1入力ポートP1と第1出力ポートP5との間および第3入力ポートP3および第2出力ポートP6との間が連通させられて、モジュール圧Pmがシフトレバー64により選択された前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給され、且つプライマリ圧Pinが入力側油圧アクチュエータ34cへ供給される。
図3は、電子制御装置50の制御作動の要部、すなわちガレージ制御手段に対応する制御作動を説明するフローチャートである。
図3において、ステップS1( 以下、ステップを省略する)では、エンジン12が始動しているか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合は、S8においてガレージ制御が非作動とされて他の制御に移る。しかし、このS1の判断が肯定される場合は、S2において、ガレージ制御の開始条件が成立したか否かが判断される。このガレージ制御の開始条件は、たとえば、車速零を含む極低車速状態において、シフトレバー64がNポジションのような非走行位置からDポジション或いはRポジションのような走行位置へ操作が行なわれたこと、或いは、それに加えて、オイルポンプ28の作動開始により出力側油圧アクチュエータ38c内に作動油が充満して油圧センサ62により油圧サージが検知されたことである。
上記S2の判断が否定される場合はS8以下が実行されるが、肯定される場合は、S3においてガレージ制御が開始される。このガレージ制御の開始により、ガレージシフトバルブ120が第1切換状態とされ、ガレージシフトコントロールバルブ110から出力された緩やかに立ち上がる過渡油圧Pgがシフトレバー64により選択された前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給されると同時に、且つ減圧されたセカンダリ圧Poutが入力側油圧アクチュエータ34cへ供給される。これにより、前進クラッチC1または後進ブレーキB1が滑らかに係合させられてショックの発生が緩和される。同時に、プライマリ圧コントロールバルブ106によりそれまでドレンされていた入力側油圧アクチュエータ34cに、出力側油圧アクチュエータ38c内に作動油が既に充満していて立ち上がっているセカンダリ圧Poutが減圧された油圧が供給されて、入力側油圧アクチュエータ34c内に作動油が速やかに充填される。プライマリ圧コントロールバルブ106からも作動油が入力側油圧アクチュエータ34c内に供給されるが、油圧を立ち上げる必要あるためそれだけでは応答性が得られない。
次いで、S4において、シフトレバー64により選択された前進クラッチC1または後進ブレーキB1が係合したか否かが、たとえばタービン回転速度Ntと入力軸回転速度Ninとの差回転が所定の判定閾値未満であることに基づいて判断される。この係合したか否かの判定は、油圧センサにより検出された係合圧が所定値に到達したことに基づいて判断されてもよい。
上記S4の判断が否定される場合はS4以下が繰り返し実行されるが、肯定される場合は、S5において、入力側油圧アクチュエータ34c内に作動油が充填されたか否かが、たとえばオイルポンプ28の作動開始により出力側油圧アクチュエータ38c内に作動油が充満して油圧センサ62により油圧サージが検知された時点或いは前記ガレージ制御開始点からの経過時間teが、予め設定された判定値Y(msec)に到達したことに基づいて判断される。この予め設定された判定値Yは、たとえば以下に示す、入力側油圧アクチュエータ34c内に作動油が充填される経過時間が油温Toil毎に予め実験的に求められたマップ(関係)から実際の油温Toilに基づいて決定される。
Toil(℃) −30 −10 0 20 40 60
Y(msec) 3000 1900 1500 1300 1200 1200
上記S5の判断が否定されると、S6のガレージ制御の継続を経てS5以下が繰り返し実行されるが、S5の判断が肯定されると、S7においてガレージ制御の終了が実行され、ガレージシフトバルブ120が第1切換状態から第2切換状態へ切り換えられる。これにより、モジュール圧Pmがシフトレバー64により選択された前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給され、且つ、プライマリ圧Pinが、作動油が速やかに充満された入力側油圧アクチュエータ34cへ供給される。上記S3、S6、S7は、ガレージシフトバルブ120の切り換えを制御する切換制御手段に対応している。
上述のように、本実施例の電子制御装置50および油圧制御回路100によれば、非走行位置から走行位置へのシフトレバー64の操作に際して、当初は、前進クラッチC1または後進ブレーキB1(油圧式摩擦係合装置)に供給される油圧は過渡的に上昇する過渡油圧Pgとされ、入力側油圧アクチュエータ34cの油圧はプライマリ圧コントロールバルブ106の出力圧とされている。この状態において、切換制御手段(S3、S6、S7)は、入力側油圧アクチュエータ34cに作動油が充填されたことを条件として、ガレージシフトバルブ(切換弁)120を切り換えて、前進クラッチC1または後進ブレーキB1油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧Pgから予め定められたモジュール圧(係合維持圧)Pmへ切り換えると同時に、入力側油圧アクチュエータ34cに、セカンダリ圧コントロールバルブ104の出力油路からの作動油を供給する状態からプライマリ圧コントロールバルブ106の出力圧Pinを作用する状態へ切り換える。この切り換えのタイミングでは、既に、入力側油圧アクチュエータ34cに作動油が充填されていて伝動ベルト40の張力が維持されるので、出力側可変プーリ38の油圧アクチュエータ38c内の作動油圧の低下により伝動ベルト40の滑りが発生するという不都合が解消される。
また、本実施例の電子制御装置50および油圧制御回路100によれば、過渡油圧Pgは、シフトレバー64の非走行位置から走行位置へのガレージシフト操作に応答してガレージシフト圧コントロールバルブ110により緩やかに立ち上がるように調圧されるものであり、モジュレータ圧(係合維持圧)Pmは、前進クラッチC1または後進ブレーキB1を係合状態に維持する一定の油圧であり、ガレージシフトバルブ120は、過渡油圧Pgが供給されることで前進クラッチC1または後進ブレーキB1が係合状態となったことをも条件として切換制御手段により切り換えられる。これにより、ガレージシフト操作時に、前進クラッチC1または後進ブレーキB1の係合ショックが緩和されると同時に、伝動ベルト40の滑りが抑制される。
また、本実施例の電子制御装置50および油圧制御回路100によれば、前進クラッチC1の係合によりエンジン12の回転を入力側可変プーリ34へ伝達する前進走行状態と、後進ブレーキB1の係合によりエンジン12の回転を反転して入力側可変プーリ34へ伝達する後進走行状態とに切り換えられる前後進切換機構16が、エンジン12と入力側可変プーリ34との間に設けられている。このため、前進走行開始時および後進走行開始時において、ガレージシフト操作時に、前進クラッチC1または後進ブレーキB1の係合ショックが緩和されると同時に、伝動ベルト40の滑りが抑制される。
また、本実施例の電子制御装置50および油圧制御回路100によれば、シフトレバー64の非走行位置から走行位置への操作に連動して切り換えられ、ガレージシフトバルブ(切換弁)120により切り換えられた過渡油圧Pgまたはモジュレータ圧(係合維持圧)Pmを前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給するマニュアルバルブ116が、設けられている。このため、シフトレバー64の非走行位置から走行位置への操作に連動して、ガレージシフト圧コントロールバルブ110により緩やかに立ち上がるように調圧された過渡油圧Pgが前進クラッチC1または後進ブレーキB1へ供給される。
また、本実施例の電子制御装置50および油圧制御回路100によれば、
ガレージシフトバルブ(切換弁)120を介して連通させられる出力側油圧アクチュエータ38cと入力側油圧アクチュエータ34cとの間には、出力側油圧アクチュエータ38cから入力側油圧アクチュエータ34cへ向かう方向の作動油の圧力を減圧する減圧弁たとえばチェックバルブ(一方向弁)112が設けられている。また、そのチェックバルブ(一方向弁)112と直列にオリフィス114が設けられている。このため、プライマリ圧コントロールバルブ106やそれを制御するリニヤソレノイド弁SL3等の故障により、実変速比γと目標変速比γ*との差が予め設定された異常判定値を越えるようにアップシフトする変速異常が判定された場合は、出力側油圧アクチュエータ38cの油圧(セカンダリ圧Pout)がその下限ガード値以上となるように維持されて、上記チェックバルブ112(減圧弁)が閉じることによるアップシフト側への変速が抑制される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は実施例相互を組み合わせて実施可能であると共にその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例のS5においては、入力側油圧アクチュエータ34c内に作動油が充填されたか否かが、たとえばオイルポンプ28の作動開始により出力側油圧アクチュエータ38c内に作動油が充満して油圧センサ62により油圧サージが検知された時点或いは前記ガレージ制御開始点からの経過時間teが、予め設定された判定値Y(msec)に到達したことに基づいて判断されていたが、たとえば入力側油圧アクチュエータ34cに設けた油圧センサ68により充満が検知されることに基づいて判断されてもよい。
また、前述の実施例では、入力側油圧アクチュエータ34cの係合圧を制御するプライマリ圧コントロールバルブ106が用いられていたが、それに替えて、入力側油圧アクチュエータ34cから流出する作動油量或いは流入する作動油量を制御することで、間接的に入力側油圧アクチュエータ34cの係合圧を制御するものであってもよい。
また、前述の実施例では、流体式伝動装置としてトルクコンバータ14が用いられていたが、トルク増幅作用のない流体継手(フルードカップリング)などの他の流体式伝動装置が用いられても良い。また、トルクコンバータ14には、ポンプ翼車14p及びタービン翼車14tの間にロックアップクラッチが設けられているが、必ずしも設けられる必要はない。また、前後進切換機構16がその発進機構として機能するか、発進クラッチ等の発進機構が備えられるか、或いは動力伝達経路を断接可能な係合装置等が備えられる場合には、流体式伝動装置は備えられなくとも良い。
また、前述の実施例の油圧制御回路100では、プライマリ圧Pinとセカンダリ圧Poutとによりベルト滑りを防止しつつ、プライマリ推力Winとセカンダリ推力Woutとの相互関係にて目標変速比を実現する構成の油圧制御回路であったが、これに限らない。例えば、一方のプーリ側で目標の変速を実現し、他方のプーリ側で目標のベルト挟圧力を実現する構成の油圧制御回路であっても良い。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
16:前後進切換機構
18:ベルト式無段変速機(車両用無段変速機)
34:入力側可変プーリ
34c:入力側油圧アクチュエータ
38:出力側可変プーリ
38c:出力側油圧アクチュエータ
40:伝動ベルト
50:電子制御装置(ガレージ制御手段、切換制御手段)
64:シフトレバー
100:油圧制御回路
104:セカンダリ圧コントロールバルブ
106:プライマリ圧コントロールバルブ
110:ガレージシフト圧コントロールバルブ
112:チェックバルブ(一方向弁、減圧弁)
114:オリフィス(絞り、減圧弁)
116:マニュアルバルブ
120:ガレージシフトバルブ(切換弁)
C1:前進クラッチ(油圧式摩擦係合装置)
B1:後進ブレーキ(油圧式摩擦係合装置)
Pg:過渡油圧
Pm:モジュール圧(係合維持圧)
S3、S6、S7:切換制御手段

Claims (1)

  1. 伝動ベルトが巻き掛けられた入力側可変プーリ及び出力側可変プーリと、該入力側可変プーリ及び出力側可変プーリのベルト挟圧力をそれぞれ制御する入力側油圧アクチュエータ及び出力側油圧アクチュエータとを有するベルト式無段変速機と、エンジンと入力側可変プーリとの間に設けられた油圧式摩擦係合装置と、非走行位置から走行位置へのシフトレバーの操作に伴って、前記油圧式摩擦係合装置に供給される油圧を、過渡的に上昇する過渡油圧から予め定められた係合維持圧へ切り換えると同時に、前記入力側油圧アクチュエータに、セカンダリ圧コントロールバルブの出力油路からの作動油を供給する状態からプライマリ圧コントロールバルブの出力圧を作用する状態へ切り換える切換弁を含む油圧制御回路とを備えた車両用無段変速機の油圧制御装置であって、
    前記入力側油圧アクチュエータに作動油が充填されたことを条件として前記切換弁を切り換える切換制御手段を、含むことを特徴とする車両用無段変速機の油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109322991A (zh) * 2017-08-01 2019-02-12 宝沃汽车(中国)有限公司 离合器控制装置、系统及其方法和车辆
US10596223B2 (en) 2011-12-21 2020-03-24 Xigen Inflammation Ltd. JNK inhibitor molecules for treatment of various diseases
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US10967038B2 (en) 2010-10-14 2021-04-06 Xigen Inflammation Ltd. Use of cell-permeable peptide inhibitors of the JNK signal transduction pathway for the treatment of chronic or non-chronic inflammatory eye diseases
US11331364B2 (en) 2014-06-26 2022-05-17 Xigen Inflammation Ltd. Use for JNK inhibitor molecules for treatment of various diseases
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