JP2015196944A - サッシ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の空気がサッシ枠と戸先框との隙間に入り込んで結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できるサッシ構造を提供する。
【解決手段】開口部12に設けられたサッシ枠2と、サッシ枠2にスライド可能に支持される室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子と、を有するサッシ構造において、開口部を閉鎖している状態のサッシ枠2と室外側サッシ障子3Aの戸先框7および室内側サッシ障子の戸先框とは、それぞれの少なくとも一部に形成された枠側対向面(対向面)55および 框側対向面(対向面)75が、所定の間隔をあけて対向するように配置されていて、枠側対向面55および框側対向面75の少なくとも一方の対向面には、他方の対向面側へ突出するヒレ部56が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、サッシ枠とサッシ障子の戸先框とのサッシ構造に関する。
従来、サッシ枠およびサッシ障子の框に、アルミニウムなどの金属と樹脂とを用いた複合サッシが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような複合サッシを用いることで、断熱性能を高めることができるとともに、室内側の意匠性を高めることができる。
特開2005−273231号公報
ところで、引違サッシのサッシ枠の縦枠には、開口部の内側に向かって突出するアルミニウムなどの金属を材料として形成された突出片が設けられている。そして、この突出片は、サッシ障子が開口部を閉鎖した状態において、サッシ障子の戸先框に形成されて中間振れ止めが設けられた溝部に挿入され、先端部が中間振れ止めと当接し、側部に溝部近傍に設けられたパッキンが当接するように構成されている。そして、突出片の側部にパッキンが当接することで室内外の気密が保持されている。
なお、サッシ障子が開口部を閉鎖した状態では、縦枠と戸先框との間には、突出片と中間振れ止めおよびパッキンとが当接している部分以外に隙間が形成されている。また、この突出片は、室内外の境界部分に設けられているため、基端側の室外側の面には室外の空気が接し、室内側の面には室内の空気が接している。
また、突出片は、アルミニウムなどの金属で形成されていることが多いため、室外の温度が低いと冷却されてしまい、縦枠と戸先框との隙間に入り込んだ室内の暖かい空気が、突出片によって冷却され、突出片の室内側で結露が生じたり、結露した水の凍結が生じたりする虞がある。
そこで、本発明は、室内の空気がサッシ枠と戸先框との隙間に入り込んで結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できるサッシ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るサッシ構造は、開口部に設けられたサッシ枠と、該サッシ枠にスライド可能に支持されるサッシ障子と、を有するサッシ構造において、 前記開口部を閉鎖している状態の前記サッシ枠と前記サッシ障子の戸先框とは、それぞれの少なくとも一部に形成された対向面が、所定の間隔をあけて対向するように配置されていて、前記サッシ枠の対向面および前記戸先框の対向面の少なくとも一方の対向面には、他方の対向面側へ突出するヒレ部が設けられていることを特徴とする。
本発明では、サッシ枠の対向面および戸先框の対向面の少なくとも一方の対向面には、他方の対向面側へ突出するヒレ部が設けられていることにより、サッシ枠と戸先框との隙間と室内の空間との空気の流通が少なくなるため、サッシ枠と戸先框との隙間に室内の空気が入り込むことを抑制できる。
このため、室内外の温度差が大きい場合に、サッシ枠と戸先框との隙間に入り込んだ室内の暖かい空気が、室外の冷気によって冷却されたサッシ枠の突出部によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できる。
また、ヒレ部によって、サッシ枠と戸先框との隙間と、室内とを断熱できるため、サッシの断熱性能を向上させることができる。
また、本発明に係るサッシ構造では、前記ヒレ部は、前記対向面のうち室内側の端部近傍に設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、より室内側でサッシ枠と戸先框との隙間に室内の空気が入り込むことを防止できるため、サッシ枠と戸先框との隙間に室内の空気がより入りにくい構造とすることができる。
また、本発明に係るサッシ構造では、前記戸先框の対向面は、前記戸先框の室内側の端部近傍に配置され、前記サッシ枠の対向面は、前記戸先框の室内側に配置されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、ヒレ部がサッシ枠の突出片とより離間するため、室内の空気が、ヒレ部と、ヒレ部が設けられている対向面が対向する対向面との間からサッシ枠と戸先框との隙間に流入したとしても、この空気が突出片に届きにくい構造となるため、室内の空気が突出片によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できる。
また、本発明に係るサッシ構造では、前記ヒレ部は、前記サッシ障子が前記開口部を閉鎖している状態において、前記ヒレ部が設けられている対向面が対向する対向面と、スライド可能に当接、または、一定の間隔をあけるように配置されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、室内の空気が、サッシ枠と戸先框との隙間に入り込むことが確実に抑制されるため、室内の空気が突出片によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを確実に抑制できる。
また、本発明に係るサッシ構造では、前記ヒレ部は、弾性変形可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、サッシ障子が開口部を開閉するためにスライドする際に、サッシ障子が見込み方向へ振れて戸先框と対向面との間隔が変化したとしても、ヒレ部が弾性変形して戸先框と対向面との間隔の変化に追従できるため、サッシ障子の開閉をスムーズに行うことができる。
本発明によれば、サッシ枠の対向面のうちの室内側の端部近傍に戸先框側へ突出するヒレ部が設けられていることにより、サッシ枠と戸先框との隙間と室内の空間との空気の流通が少なくなるため、サッシ枠と戸先框との隙間に室内の空気が入り込むことを抑制できる。
このため、室内外の温度差が大きい場合に、サッシ枠と戸先框との隙間に入り込んだ室内の暖かい空気が、室外の冷気によって冷却されたサッシ枠の突出部によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できる。
また、ヒレ部によって、サッシ枠と戸先框との隙間と、室内とを断熱できるため、サッシの断熱性能を向上させることができる。
本発明の実施形態によるサッシの一例を示す図で水平断面図である。 図1の室内側から見た正面図である。 第1縦框と室外側サッシ障子の戸先框を説明する図である。 第2縦框と室内側サッシ障子の戸先框を説明する図である。
以下、本発明の実施形態によるサッシ構造について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態によるサッシ構造のサッシ1は、アルミニウムと樹脂の複合の引違窓のサッシで、建物11(図1参照)の開口部12に固定されたサッシ枠2と、サッシ枠2の内部に見付け方向(図中の矢印Aの方向)にスライド可能に設置される室外側サッシ障子(サッシ障子)3Aおよび室内側サッシ障子(サッシ障子)3Bと、を有している。
図2に示すように、サッシ枠2は、見付け方向に延在する上枠21および下枠22と、上下方向(図2の矢印Bの方向)に延在する一対の縦枠5,6と、を有している。ここで、一対の縦枠5,6のうち、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bが開口部12を閉鎖している状態において、室外側サッシ障子3Aの戸先框7と対向する縦枠5を第1縦枠5とし、室内側サッシ障子3Bの戸先框8と対向する縦枠6を第2縦枠6として以下説明する。
室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bは、見付け方向に延在する上框31,31および下框32,32と、上下方向に延在する召合框33,33および戸先框7,8と、これらの框の内側に配置されるガラス34,34と、をそれぞれ有している。
ここで、サッシ枠2の第1縦枠5、第2縦枠6、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bの戸先框7,8以外は、公知の形態のものとして以下説明する。
図3に示すように、室外側サッシ障子3Aの戸先框7は、室外13側に配置される本体部71と、本体部71に係止され本体部71の室内14側に配置されるカバー材72と、を有している。
本体部71およびカバー材72は、ともに室外側サッシ障子3Aの全高さにわたって延在する部材で、本体部71は、アルミニウムなどの金属を材料として形成されていて、カバー材72は、本体部71を形成する材料よりも熱伝導率の低い樹脂を材料として形成されている。
本体部71は、見付け方向に第1縦枠5と対向する側に上下方向に延在する溝部73が形成されていて、溝部73の内部に中間振れ止め74aが設けられているとともに、溝部73の近傍にパッキン(気密材)74bが設けられている。
カバー材72には、見込み方向(図中の矢印Cの方向、図2においては紙面に直交する方向)の室内14側に面する框側対向面75が形成されている。
図4に示すように、室内側サッシ障子3Bの戸先框8は、室外13側に配置される本体部81と、本体部81に係止され本体部81およびガラス34の端部近傍の室内14側を覆うように設けられたカバー材82と、を備えている。
本体部81およびカバー材82は、ともに室内側サッシ障子3Bの全高さにわたって延在する部材で、本体部81は、アルミニウムなどの金属を材料として形成されていて、カバー材82は、本体部81を形成する材料よりも熱伝導率の低い樹脂を材料として形成されている。
本体部81は、見付け方向に第2縦枠6と対向する側に上下方向に延在する溝部83が形成されていて、溝部83の内部に中間振れ止め84aが設けられているとともに、溝部83の近傍にパッキン(気密材)84bが設けられている。
カバー材82には、見込み方向の室内14側に面する框側対向面85が形成されている。
図3に示すように、第1縦枠5は、建物11に固定されて板面が見付け方向を向く板状の本体部51と、本体部51から開口部12の内側に向かうように見付け方向に突出し板面が見込み方向を向く突出片52と、本体部51に支持された框隠し材53と、框隠し材53の室内14側を覆うように設けられたカバー材54と、を有している。
本体部51、突出片52、框隠し材53およびカバー材54は、いずれもサッシ枠2の全高さにわたって延在する部材で、本体部51および突出片52は、アルミニウムなどの金属を材料として形成されていて、框隠し材53およびカバー材54は、本体部51および突出片52を形成する材料よりも熱伝導率の低い塩ビ(PVC)などの樹脂を材料として形成されている。
突出片52は、室外側サッシ障子3Aの戸先框7の溝部73に挿入可能で、溝部73に挿入されると、先端部が中間振れ止め74aと当接し、側部にパッキン74bが当接するように構成されている。そして、突出片52の側部にパッキン74bが当接することで、室内外の気密が保持されている。
框隠し材53は、室外側サッシ障子3Aが開口部12を閉鎖している状態において、戸先框7の室内14側に戸先框7と見込み方向に重なるように配置され、室内14側から戸先框7が見えないように隠している。框隠し材53の外周面には、見込み方向の室外13側に面する枠側対向面55が形成されている。
カバー材54は、框隠し材53の室内14側に設けられている。
枠側対向面55は、室外側サッシ障子3Aの戸先框7の框側対向面75と所定の間隔d1の隙間をあけて見込み方向に対向するように構成されている。
また、枠側対向面55には、室外13側に突出するヒレ部56が設けられている。ヒレ部56は、枠側対向面55のうちの室内14側の端部55a近傍に設けられている。
ヒレ部56は、第1縦枠5の略全高さにわたって延在する部材で、例えば軟質の塩ビ(PVC)など、弾性変形可能な軟質樹脂で形成されている。
また、ヒレ部56は、基端部56aと先端部56bとの間に屈曲部56cが設けられていて、水平断面形状が略L字状に形成されている。
ヒレ部56のうちの基端部56aから屈曲部56cまでの間の片は、枠側対向面55から室外13側に向かって漸次本体部51側に向かう斜め方向に突出している。また、ヒレ部56のうちの屈曲部56cから先端部56bまでの片は、屈曲部56cから室内14側に向かうように突出している。
図4に示すように、第2縦枠6は、建物11に固定されて板面が見付け方向を向く板状の本体部61と、本体部61から開口部12の内側に見付け方向に突出し板面が見込み方向を向く突出片62と、本体部61に支持されたカバー材63と、を有している。
本体部61、突出片62、およびカバー材63は、いずれもサッシ枠2の全高さにわたって延在する部材で、本体部61および突出片62は、アルミニウムなどの金属を材料として形成されていて、カバー材63は、本体部61および突出片62を形成する材料よりも熱伝導率の低い塩ビ(PVC)などの樹脂を材料として形成されている。
突出片62は、室内側サッシ障子3Bの戸先框8の溝部83に挿入可能で、溝部83に挿入されると、先端部が中間振れ止め84aと当接し、側部にパッキン84bが当接するように構成されている。そして、突出片62の側部にパッキン84bが当接することで、室内外の気密が保持されている。
カバー材63は、室内側サッシ障子3Bが開口部12を閉鎖している状態において、戸先框8の室内14側に戸先框8と見込み方向に重なるように配置され、室内14側から戸先框8が見えないように隠している。カバー材63の外周面には、見込み方向の室外13側に面する枠側対向面64が形成されている。
枠側対向面64は、室内側サッシ障子3Bの戸先框8の框側対向面85と所定の間隔d2の隙間をあけて見込み方向に対向するように構成されている。
また、枠側対向面64には、室外13側に突出するヒレ部65が設けられている。ヒレ部65は、枠側対向面64のうちの室内14側の端部64a近傍に設けられている。
ここで、枠側対向面64のうちの室内14側とは、枠側対向面64と框側対向面85との隙間のうち室内14に近い側を示している。
ヒレ部65は、第2縦枠6の略全高さにわたって延在する部材で、例えば軟質の塩ビ(PVC)など、弾性変形可能な軟質樹脂で形成されている。
また、ヒレ部65は、基端部65aと先端部65bとの間に屈曲部65cが設けられていて、水平断面形状が略L字状に形成されている。
ヒレ部65のうちの基端部65aから屈曲部65cまでの間の片は、枠側対向面64から室外13側に向かって漸次本体部61側に向かう斜め方向に突出している。また、ヒレ部65のうちの屈曲部65cから先端部65bまでの片は、屈曲部65cから室内14側に向かうように突出している。
第1縦枠5のヒレ部56および第2縦枠6のヒレ部65は、ともに、枠側対向面55,64と框側対向面75,85とが対向すると、屈曲部56c,65cが框側対向面75,85と当接、または框側対向面75,85と一定のわずかな間隔をあけるように配置されている。なお、ヒレ部56,65は、框側対向面75,85を押圧しないように構成されている。
このため、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bが開口部12を開閉するためにスライドしても、ヒレ部56,65と框側対向面75,85との摩擦が室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bの開閉に影響しないように構成されている。
また、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bは、スライドすると、見込み方向へ振れて、框側対向面75,85が枠側対向面55,64に近接したり、枠側対向面55,64から離間したりするが、ヒレ部56,65は、框側対向面75,85と枠側対向面55,64との間隔d1,d2の変化に弾性変形して追従するように構成されている。
次に、上述したサッシ1のサッシ構造の作用・効果について図面を用いて説明する。
本実施形態によるサッシ1のサッシ構造では、枠側対向面55,64のうちの室内14側の端部近傍に、戸先框7,8側へ突出するヒレ部56,65が設けられていることにより、枠側対向面55,64と框側対向面75,85との隙間と、室内14の空間との空気の流通が少なくなるため、第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との隙間に室内14の空気が入り込むことを抑制できる。
このため、室内外の温度差が大きい場合に、第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との隙間に入り込んだ室内14の暖かい空気が、室外13の冷気によって冷却された第1縦枠5および第2縦枠6の突出部によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できる。
また、ヒレ部56,65によって、第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との隙間と、室内14とを断熱できるため、サッシ1の断熱性能を向上させることができる。
また、ヒレ部56,65は、戸先框7,8の室内14側に配置されていることにより、ヒレ部56,65が第1縦枠5および第2縦枠6の突出片52,62と離間するため、室内14の空気が、ヒレ部56,65と戸先框7,8との間から第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との隙間に流入したとしても、この空気が突出片52,62に届きにくい構造となるため、室内14の空気が突出片52,62によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを抑制できる。
また、ヒレ部56,65の屈曲部56c,65c側は、戸先框7,8がスライド可能に当接していると、室内14の空気が、第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との隙間に入り込むことが確実に抑制されるため、室内14の空気が突出片52,62によって冷却されて結露したり、結露した水が凍結したりすることを確実に抑制できる。
また、ヒレ部56,65が、框側対向面75,85と一定のわずかな間隔をあけるように配置されている場合は、このわずかな間隔から第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との間の隙間に室内14の空気が流入するため、室内14の空気の流入量が少なく結露や凍結を抑制できる。また、第1縦枠5および第2縦枠6と戸先框7,8との間の隙間への空気の流入が緩やかになるため、突出片52,62近傍に達する前にヒレ部56,65側で結露し、突出片52,62近傍で凍結することを防止できる。
また、ヒレ部56,65は、弾性変形可能に構成されていることにより、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bが開口部12を開閉するためにスライドする際に、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bが見込み方向へ振れて、枠側対向面55,64と框側対向面75,85との間隔d1,d2が変化したとしても、ヒレ部56,65が弾性変形して枠側対向面55,64と框側対向面75,85との間隔d1,d2の変化に追従できるため、室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bの開閉をスムーズに行うことができる。
以上、本発明による凍結防止構造の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、サッシ縦枠5,6に形成された枠側対向面55,64にヒレ部56,65が設けられているが、枠側対向面55,64に代わって、戸先框7,8の框側対向面75,85にヒレ部が設けられて、このヒレ部が枠側対向面55,64側に突出していてもよい。また、枠側対向面55,64および框側対向面75,85の両方にヒレ部が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、ヒレ部56,65は、枠側対向面55,64のうち室内14側の端部近傍に設けられているが、これ以外の位置に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1縦枠5の框隠し材53は、室外側サッシ障子3Aが開口部12を閉鎖している状態において、室外側サッシ障子3Aの戸先框7の室内14側に戸先框7と見込み方向に重なるように配置され、室内14側から戸先框7が見えないように隠しているが、框隠し材53の召合框33側の端面が、戸先框7の召合框33側の端面よりも第1縦枠5の本体部51側に位置し、戸先框7の召合框33側の部分が室内14側に露出していてもよい。
また、上記の実施形態では、第2縦枠6のカバー材63は、室内側サッシ障子3Bが開口部12を閉鎖している状態において、室内側サッシ障子3Bの戸先框8の室内14側に戸先框8と見込み方向に重なるように配置され、室内14側から戸先框8が見えないように隠しているが、カバー材63の召合框33側の端面が、戸先框8の召合框33側の端面よりも第2縦枠6本体部61側に位置し、戸先框7の召合框33側の部分が室内14側に露出していてもよい。
また、上記の実施形態では、サッシ1は、引違窓のサッシであるが、引違窓のサッシに限らず、上げ下げ窓のサッシなど、サッシ枠2が室外側サッシ障子3Aおよび室内側サッシ障子3Bをスライド可能に支持するサッシであればよい。
また、上記の実施形態では、アルミニウムなどの金属と樹脂の複合サッシであるが、アルミニウムなどの金属製のサッシや樹脂サッシ等としてもよい。なお、金属製サッシの場合、樹脂を材料として形成されたカバー材54,63,72,82の代わりに、金属製のカバー材が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、ヒレ部56,65は、弾性変形可能な軟質樹脂で形成されているが、板部と連続する部分(基端部56a,65a)が弾性変形可能な軟質樹脂で形成されていて、これ以外の部分は硬質樹脂で形成されていて、ヒレ部56,65が基端部56a,65aを軸として回動可能に構成されていてもよい。このような場合も、ヒレ部56,65は、基端部56a,65aを軸として回動することで、框側対向面75,85と枠側対向面55,64との間隔の変化に追従できる。
また、上記の実施形態では、ヒレ部56,65は、水平断面形状が略L字状に形成されているがこれ以外の形状でもよい。
また、上記の実施形態では、框側対向面75,85は、戸先框7,8の室内14側の端面に配置され、枠側対向面55,64は、框側対向面75,85の室内13側に配置されて、框側対向面75,85と枠側対向面55,64とは、見込み方向に対向しているが、框側対向面75,85および枠側対向面55,64が配置される位置は任意に設定されてよく、框側対向面75,85と枠側対向面55,64とは、見込み方向に対して斜めに対向していたり、見付け方向に対向していたりしてもよい。
1 サッシ
2 サッシ枠
3A 室外側サッシ障子(サッシ障子)
3B 室内側サッシ障子(サッシ障子)
5 第1縦枠(縦枠)
6 第2縦枠(縦枠)
7,8 戸先框
12 開口部
13 室外
14 室内
52,62 突出片
55,64 枠側対向面(対向面)
56,65 ヒレ部
75,85 框側対向面(対向面)
d1,d2 間隔

Claims (5)

  1. 開口部に設けられたサッシ枠と、該サッシ枠にスライド可能に支持されるサッシ障子と、を有するサッシ構造において、
    前記開口部を閉鎖している状態の前記サッシ枠と前記サッシ障子の戸先框とは、それぞれの少なくとも一部に形成された対向面が、所定の間隔をあけて対向するように配置されていて、
    前記サッシ枠の対向面および前記戸先框の対向面の少なくとも一方の対向面には、他方の対向面側へ突出するヒレ部が設けられていることを特徴とするサッシ構造。
  2. 前記ヒレ部は、前記対向面のうち室内側の端部近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサッシ構造。
  3. 前記戸先框の対向面は、前記戸先框の室内側の端部近傍に配置され、前記サッシ枠の対向面は、前記戸先框の室内側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のサッシ構造。
  4. 前記ヒレ部は、前記サッシ障子が前記開口部を閉鎖している状態において、前記ヒレ部が設けられている対向面が対向する対向面と、スライド可能に当接、または、一定の間隔をあけるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサッシ構造。
  5. 前記ヒレ部は、弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサッシ構造。
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