JP6711648B2 - 引違いサッシの断熱構造 - Google Patents

引違いサッシの断熱構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6711648B2
JP6711648B2 JP2016038601A JP2016038601A JP6711648B2 JP 6711648 B2 JP6711648 B2 JP 6711648B2 JP 2016038601 A JP2016038601 A JP 2016038601A JP 2016038601 A JP2016038601 A JP 2016038601A JP 6711648 B2 JP6711648 B2 JP 6711648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper frame
shoji
rail
heat
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016038601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017155457A (ja
Inventor
志保 菅波
志保 菅波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisash Co Ltd filed Critical Fujisash Co Ltd
Priority to JP2016038601A priority Critical patent/JP6711648B2/ja
Publication of JP2017155457A publication Critical patent/JP2017155457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711648B2 publication Critical patent/JP6711648B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

本発明は、外障子および内障子が引違いに移動して開閉する引違いサッシの断熱構造に関する。
外障子および内障子が引違いに移動して開閉する引違いサッシの上側には、外障子の上框を案内する上枠外レールと、内障子の上框を案内する上枠内レールとが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−199376号公報
ところで、外障子および内障子の閉塞時、引違いサッシの上枠内レールの内障子側は外気に接する面となるため、上枠内レールの内障子側において外気により冷やされた熱が上枠内レールの外障子側まで伝わる。
上枠内レールの外障子側は室内側に面しており、冬季等は暖房器具等によって屋外より屋内の方が温度および湿度が高くなるため、外障子および内障子を締め切った状態が長く続くと、上枠内レールの外障子側で結露が発生し、場合によっては結露した水滴(結露水)が部屋内に落下するおそれがあった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、上枠内レールの内障子側を外気により冷却され難くして、上枠内レール等における結露水の発生を低減することができる引違いサッシの断熱構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る引違いサッシの断熱構造は、上枠に外障子の上框を案内する上枠外レールと、内障子の上框を案内する上枠内レールとを備えた引違いサッシの断熱構造であって、前記上枠における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間であって前記内障子の閉塞位置側に、前記上枠内レールの外側面に対し一定間隔を空けつつ前記内障子の上框に摺接する断熱用気密材当該上枠内レールに沿って設け、前記断熱用気密材と前記上枠内レールと前記内障子の上側面とによって囲まれた断熱用空間部を形成したことを特徴とする。
ここで、前記上枠の下面側には、中間樹脂部材が設けられており、前記断熱用気密材は、前記中間樹脂部材における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間に設けられているように構成しても良い。
また、本発明に係る引違いサッシの断熱構造は、上枠に外障子の上框を案内する上枠外レールと、内障子の上框を案内する上枠内レールとを備えた引違いサッシの断熱構造であって、前記上枠における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間であって内障子の閉塞位置側に、上枠内レールの外側面に対し一定間隔を空けつつ内障子の上框に摺接する断熱用気密材が当該上枠内レールに沿って設けられ、前記断熱用気密材の先端部には、前記内障子の上框の外側面に向かって曲げられた傾斜摺接部が設けられており、その傾斜摺接部が前記内障子の上框の外側面に弾力的に摺接するように構成しても良い。
本発明の引違いサッシの断熱構造では、上枠における上枠外レールと上枠内レールとの間であって内障子の閉塞位置側に上枠内レールの外側面に対し一定間隔を空けつつ内障子の上框に摺接する断熱用気密材を当該上枠内レールに沿って設けたため、上枠内レールの内障子側は、断熱用気密材および断熱用気密材との間の空気層を介して外気に触れることになる。
そのため、上枠内レールの内障子側が外気に直接触れることを防止できるため、上枠内レールの内障子側が外気により冷却され難くなり、上枠内レール等における結露水の発生を低減することができる。
引違いサッシの室内側(内観)を示す正面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの断熱構造を示す部分断面平面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの断熱構造(外観)を示す断面斜視図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの断熱構造の特徴部分の断面構造を示す断面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態の引違いサッシの断熱構造の特徴的構成要素である断熱用気密材の斜視図、正面図である。
以下、本発明に係る実施形態の引違いサッシの断熱構造について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態はあくまで本発明の一例であり、本発明が下記に説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。
本発明に係る引違いサッシの断熱構造が適用される引違いサッシ1は、例えば、図1に示すように、上枠2、下枠3および左右の縦枠4,5により四周枠組みした枠体の中に外障子6と内障子7を引違いに納めたもので、閉塞時には室内側から見て左側に外障子6、右側に内障子7が位置するように構成されている。
外障子6および内障子7は、それぞれ、図1〜図3等に示すように、上框61,71と、戸先框62,72と、召合框63,73と、下框64,74との間に、二重ガラス65a,65b,75a,75bを嵌めて構成されている。
外障子6および内障子7の上框61,71の上部には、それぞれ、後述する上枠外レール21および上枠内レール22を案内するためのレール案内溝部61a,71aが設けられている一方、上框61,71の下部には、それぞれ、二重ガラス65a,65b,75a,75bの上端部が収容されるガラス収容凹部61b,71bが設けられている。
上枠2は、図4等に示すように、外障子6の上框61を案内する上枠外レール21と、内障子7の上框71を案内する上枠内レール22とを見込み方向(図4において紙面の横方向)に備えるもので、アルミ等の軽量金属部材を押出し加工や曲げ加工によって所定形状に形成した外側金属部材2aおよび内側金属部材2bと、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂部材を押出し加工等によって所定形状に形成した中間樹脂部材2c、内側樹脂部材2dおよび中継樹脂部材2e,2e等とから構成され、これらの部材2a〜2eの両端部がそれぞれ左右の縦枠4,5の間を亘るように設けられている。尚、実施形態の説明において「外側」は室外側を示し、「内側」は室内側を示す。
つまり、図4等に示すように、外側金属部材2aと内側金属部材2bとは、上側では対向するそれぞれの上側フランジ部2a1と上側フランジ部2b1との間に中継樹脂部材2e,2eを介在させて連結される一方、下側では対向するそれぞれの下側フランジ部2a2と下側フランジ部2b2との間に中間樹脂部材2cと内側樹脂部材2dの一部を介在させて形成されている。
そして、上枠外レール21は、外側金属部材2aの下側フランジ部2a2と中間樹脂部材2cの下側フランジ部2c1とが連結して形成されている一方、上枠内レール22は、内側金属部材2bの下側フランジ部2b2と内側樹脂部材2dの下側フランジ部2d1とによって形成されている。
また、中間樹脂部材2cの上枠内レール22側であって、少なくとも上枠の長手方向(図4において紙面の奥行き方向)における内障子7の閉塞位置側には、図4に示すように気密材取付用嵌合部2c2に図4や図5(a),(b)等に示すような形状の断熱用気密材8を嵌め付けて、上枠内レール22の外側面と内障子7の上框71との間に外気に直接当たらない断熱用空間部9を図2や図3に示すように縦枠5から召合框73まで形成し、断熱用空間部9内に空気層を生成するように構成されている。
断熱用気密材8は、例えば、熱可塑性エラストマー(TPE)やゴム等の軟質樹脂から形成されたもので、図5(a),(b)に示すように所定幅で上枠内レール22の長手方向に延びる天板部8aと、天板部8aの室外側端部に垂直に設けられ下方に延びる垂下部8bとから構成される。
断熱用気密材8の天板部8aには、上枠2の気密材取付用嵌合部2c2に嵌入される嵌入部8a1が設けられている。断熱用気密材8の垂下部8bは、下方、すなわち先端部に向かうに従って漸次その厚みが小になるように形成されており、先端部が内障子7の上框71に向かって斜めに曲げられ、内障子7の上框71の外側面71cに弾力的に摺接する傾斜摺接部8b1が設けられている。
従って、本実施形態の引違いサッシ1の断熱構造では、上枠2における上枠外レール21と上枠内レール22との間であって内障子7の閉塞位置側に上枠内レール22の外側面に対し一定間隔を空けつつ内障子7の上框71に摺接する断熱用気密材8を当該上枠内レール22に沿って設けたため、上枠内レール22の内障子7側は、直接外気に触れず、断熱用気密材8や、上枠内レール22、内障子7の上側面71d等によって囲まれた断熱用空間部9内の空気層を介して外気に触れることになる。
そのため、上枠内レール22の内障子7側(実施形態では内観右側)が外気に直接触れることを防止できるため、上枠内レール22の内障子7側が外気により冷却され難くなり、上枠内レール22の外障子6側(実施形態では内観左側)における結露水の発生を低減することができる。
特に、本実施形態の引違いサッシ1の断熱構造では、断熱用気密材8の垂下部8bの先端部に傾斜摺接部8b1が設けられており、その傾斜摺接部8b1の先端部が内障子7の上框71の外側面71cに弾力的に摺接する。
そのため、断熱用気密材8の垂下部8bの先端部が内障子7の上框71の上側面に摺接させた場合には、内障子7が経年変化等によって内障子7の上框71の高さが下がって断熱用気密材8の垂下部8bの先端部が内障子7の上框71の上側面71dとの間に隙間が空くと、気密性が確保できなくなる一方、戸車調整等によって内障子7の上框71の高さが上がって断熱用気密材8の垂下部8bの先端部が内障子7の上框71の上側面71dに強く当接すると、異音等が発生したり、内障子7の開閉力に悪影響を与えるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、傾斜摺接部8b1の先端部が内障子7の上框71の外側面71cに摺接する構成によって、戸車調整等によって内障子7の上框71の高さが多少変更された場合でも、内障子7の上框71の外側面71cに対する傾斜摺接部8b1の先端部の接触位置(接触高さ)が変わるだけであり、隙間が空いたり、接触力が変化することはないので、気密性を確保できると共に、異音の発生や内障子7の開閉力に悪影響を与えることを防止することができる。
また、傾斜摺接部8b1は、垂下部8bの先端部が内障子7の上框71に向かって斜めに曲げられて形成されると共に、その先端部が内障子7の上框71の外側面71cに摺接するので、断熱用気密材8の垂下部8bの先端部が内障子7の上框71の上側面に摺接する場合よりも、断熱用気密材8と上框71の上側面71dと上枠内レール22の外側面等によって囲まれた断熱用空間部9の容積が増大することになる。
そのため、断熱用空間部9内の空気層の体積も増大するので、その分、上枠内レール22の内障子7側が外気により冷却され難くなり、上枠内レール22等における結露水の発生をより低減することができる。
また、断熱用気密材8は、熱可塑性エラストマー(TPE)やゴム等の軟質樹脂から形成され、垂下部8bの傾斜摺接部8b1が内障子7の上框71の外側面71cに弾力的に摺接しているので、傾斜摺接部8b1と内障子7の上框71との間の気密性を長期に亘り確実に確保することができる。
1 引違いサッシ
2 上枠
2a 外側金属部材
2a1 上側フランジ部
2a2 下側フランジ部
2b 内側金属部材
2b1 上側フランジ部
2b2 下側フランジ部
2c 中間樹脂部材
2c1 下側フランジ部
2c2 気密材取付用嵌合部
2d 内側樹脂部材
2d1 下側フランジ部
2e 中継樹脂部材
21 上枠外レール
22 上枠内レール
3 下枠
4,5 縦枠
6 外障子
61 上框
61a レール案内溝部
61b ガラス収容凹部
62 戸先框
63 召合框
64 下框
65a,65b ガラス
7 内障子
71 上框
71a レール案内溝部
71b ガラス収容凹部
71c 外側面
71d 上側面
72 戸先框
73 召合框
74 下框
75a,75b ガラス
8 断熱用気密材
8a 天板部
8b 垂下部
8b1 傾斜摺接部
9 断熱用空間部

Claims (3)

  1. 上枠に外障子の上框を案内する上枠外レールと、内障子の上框を案内する上枠内レールとを備えた引違いサッシの断熱構造であって、
    前記上枠における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間であって前記内障子の閉塞位置側に、前記上枠内レールの外側面に対し一定間隔を空けつつ前記内障子の上框に摺接する断熱用気密材当該上枠内レールに沿って設け、前記断熱用気密材と前記上枠内レールと前記内障子の上側面とによって囲まれた断熱用空間部を形成したことを特徴とする引違いサッシの断熱構造。
  2. 請求項1記載の引違いサッシの断熱構造において、
    前記上枠の下面側には、中間樹脂部材が設けられており、
    前記断熱用気密材は、前記中間樹脂部材における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間に設けられていることを特徴とする引違いサッシの断熱構造。
  3. 上枠に外障子の上框を案内する上枠外レールと、内障子の上框を案内する上枠内レールとを備えた引違いサッシの断熱構造であって、
    前記上枠における前記上枠外レールと前記上枠内レールとの間であって内障子の閉塞位置側に、上枠内レールの外側面に対し一定間隔を空けつつ内障子の上框に摺接する断熱用気密材が当該上枠内レールに沿って設けられ、
    前記断熱用気密材の先端部には、前記内障子の上框の外側面に向かって曲げられた傾斜摺接部が設けられており、その傾斜摺接部が前記内障子の上框の外側面に弾力的に摺接することを特徴とする引違いサッシの断熱構造。
JP2016038601A 2016-03-01 2016-03-01 引違いサッシの断熱構造 Active JP6711648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038601A JP6711648B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 引違いサッシの断熱構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038601A JP6711648B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 引違いサッシの断熱構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017155457A JP2017155457A (ja) 2017-09-07
JP6711648B2 true JP6711648B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=59809350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016038601A Active JP6711648B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 引違いサッシの断熱構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6711648B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017155457A (ja) 2017-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9528314B2 (en) Entryway with articulating threshold
KR101331743B1 (ko) 단열성이 우수한 복합창호
KR101642746B1 (ko) 창짝의 기밀 및 단열 성능이 개선된 미서기창호
JP2023031011A (ja) 建具
KR101618281B1 (ko) 복합창호
KR20200001540U (ko) 단열 향상형 프로젝트 창호
JP2017043948A (ja) オーバーヘッドドア
KR101310495B1 (ko) 창호용 호차
JP6502051B2 (ja) 断熱サッシ
JP6466649B2 (ja) サッシ構造
JP5185804B2 (ja) 建具
JP6711648B2 (ja) 引違いサッシの断熱構造
KR100993701B1 (ko) 다기능 창틀 새시
JP6422719B2 (ja) 換気装置付き建具
JP6895419B2 (ja) サッシ
JP6895420B2 (ja) サッシ
JP7083257B2 (ja) スライディングサッシの断熱構造
JP2017095909A (ja) 片引き窓
JP6836578B2 (ja) サッシ
JP6858212B2 (ja) 断熱サッシ
JP6751800B2 (ja) サッシ
JP7361141B2 (ja) サッシ
JP2021101094A (ja) サッシ
US11898398B2 (en) Flat-type ventilation door-window structure
JP6542310B2 (ja) サッシ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6711648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150