JP2015196478A - 報知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が携帯する通信機に車両から駐車時の適正状態にないことに関する情報を無線送信するシステムにおいて、ユーザが通信機を使用中である場合に対応できるような工夫が施された報知システムを提供する。
【解決手段】車両2のECU20は、ユーザの操作忘れなどの情報を例えばドアやトランクリッド23のロック部230、開閉スイッチ231、ウィンドウ24の駆動部240等から取得して、その情報を携帯機3へ無線送信する。携帯通信機3は、表示部34、音出力部35などが使用中であるか否かの情報を車両2へ無線送信する。ECU20は、携帯通信機3の表示部34や音出力部35などが使用中で操作忘れなどが報知できない場合は、車両2の発光部26や音出力部27等で報知する。
【選択図】図1
【解決手段】車両2のECU20は、ユーザの操作忘れなどの情報を例えばドアやトランクリッド23のロック部230、開閉スイッチ231、ウィンドウ24の駆動部240等から取得して、その情報を携帯機3へ無線送信する。携帯通信機3は、表示部34、音出力部35などが使用中であるか否かの情報を車両2へ無線送信する。ECU20は、携帯通信機3の表示部34や音出力部35などが使用中で操作忘れなどが報知できない場合は、車両2の発光部26や音出力部27等で報知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、報知システムに関する。
停車した車両から、例えばドアがアンロックのまま、あるいは窓を開放させたまま等のようにユーザが何らかの操作忘れをして離れていくことは、車両のセキュリティの観点から当然回避されなければならない。そこで、そうした操作忘れをユーザに報知するシステムが開発されてきている。
例えば下記特許文献1には、上記のような操作忘れが検知されたら、その情報を車両から離れているユーザが携帯する通信装置に無線送信し、通信機からユーザに報知するシステムが開示されている。
上記特許文献1では車両からユーザが携帯する通信装置に操作忘れの情報を無線送信するが、通信装置が報知できる状態にあるとは限らない。例えばユーザが通信装置から音声を出力させている場合には、音声(あるいは音)で操作忘れを報知することはできない。また通信装置の表示部が何らかの表示を行っている場合には、その表示部を用いて操作忘れを報知することはできない。
このような点にも的確に対応できて、確実にユーザに操作忘れを報知できるシステムが望まれる。なおここで操作忘れとはキーの車室内置き忘れなどを含み、車両が駐車時の適正な状態にないことを指すとする。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、車両が駐車時の適正状態にないことに関する情報を、車両から使用者が携帯する通信機に無線送信するシステムにおいて、ユーザが通信機を使用中で報知できない場合に対応できるような工夫が施された報知システムを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る報知システムは、使用者が携帯可能で無線通信機能を有する携帯機に備えられて、車両から無線送信された情報が前記携帯機によって報知できる状態にあるか否かの情報である第1情報を無線で送信する送信手段と、車両に備えられて、前記送信手段により送信された前記第1情報を受信する受信手段と、その受信手段が受信した前記第1情報が前記携帯機が報知できない状態であるとの情報である場合に、前記車両に備えられた車両側報知手段によって、前記車両が駐車時における所定の適正状態とは異なる状態にあるとの情報である第2情報を報知するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。この発明によれば、携帯機が報知できる状態にあるか否かの情報を携帯機から車両へ無線送信して、携帯機が報知できない場合は車両側で、車両が駐車時における所定の適正状態にはないこと(例えばドアを閉め忘れている、ドアが施錠されていない、ウィンドウが閉められていない、キーが車室内に置き忘れられている等)を適切に報知できる。よって車両のセキュリティ性などが大きく向上する。
また前記第1情報は、前記携帯機が備える複数の携帯機側報知手段のそれぞれが車両から無線送信された情報を報知できる状態にあるか否かの情報を含み、前記制御手段は、前記第1情報に含まれる、前記携帯機が備える複数の携帯機側報知手段のそれぞれが車両から無線送信された情報を報知できる状態にあるか否かの情報に応じて、前記車両側報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第1制御手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、携帯機側の複数の報知手段の状態に応じて、きめ細かく車両側での報知方法などを決めることにより、車両が駐車時における適正状態にはないことをユーザに確実に報知できる。
また前記携帯機側報知手段は、使用者の視覚に向けて報知する第1報知手段を備え、前記車両側報知手段は、使用者の聴覚に向けて報知する第2報知手段を備え、前記制御手段は、前記第1報知手段が車両から無線送信された情報を報知できる状態にない場合に、前記第2報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第2制御手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、例えばユーザが携帯機の表示を見ている等の場合には車両側からユーザの聴覚に向けて報知することによって、車両が駐車時における適正状態にはないことをユーザに確実に報知できる。
また前記携帯機側報知手段は、使用者の聴覚に向けて報知する第3報知手段を備え、前記車両側報知手段は、使用者の視覚に向けて報知する第4報知手段を備え、前記制御手段は、前記第3報知手段が車両から無線送信された情報を報知できない状態である場合に、前記第4報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第3制御手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、例えばユーザが携帯機から音楽を聴いている等の場合には車両側からユーザの視覚に向けて報知することによって、車両が駐車時における適正状態にはないことをユーザに確実に報知できる。
また前記制御手段は、前記第1報知手段と前記第3報知手段とがともに車両から無線送信された情報を報知できない状態である場合に、前記第2報知手段と第4報知手段との少なくともいずれか一方によって前記第2情報を報知するように制御する第4制御手段を備えたとしてもよい。この発明によれば、例えばユーザの視覚と聴覚の両方が携帯機に向けられている場合には、車両側から視覚的あるいは聴覚的な報知を行うことにより、車両が駐車時における適正状態にはないことをユーザに確実に報知できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明の一実施形態に係る車両の報知システム1(システム)の装置構成の概略図である。システム1は、車両2、携帯通信機3(携帯機)に渡って構成される。
車両2は本発明に関係する構成として、電子制御ユニット20(ECU)、無線通信部21、入力部22、ドアまたはトランクリッド23、ウィンドウ24、キー検出部25、発光部26、音出力部27を備える。ECU20は、通常のコンピュータと同様の構成、すなわち各種演算等の情報処理のためのCPUや、そのCPUの作業領域としての揮発性の記憶部であるRAM、CPUでの情報処理で必要となる各種データやプログラムを記憶する不揮発性の記憶部200(メモリ)を備える。メモリ200には本発明に係る処理内容が記述されたプログラム201が記憶されている。
無線通信部21は、携帯機3との無線通信機能を備え、所定の周波数での無線信号の送信部と受信部とを有する。入力部22は、例えば車両2の車室内に備えられ、例えばタッチパッドやボタンなどからなり、本発明に関係するユーザからの入力を受け付ける部位である。車両2のドアやトランクリッド23はロック部230によってロック(施錠)、アンロック(開錠)が制御され、開閉スイッチ231によって開放および閉鎖が検出される。
車両2のウィンドウ24はいわゆるパワーウィンドウとすればよく、駆動部240によってその開閉運動が駆動される。キー検出部25は、車室内における車両2のキーの存在を検出する部位である。キー検出部25は、車両2のキーが例えばメカニカルキーの場合、キースロットへの差し込みを検出する。また車両2のキーがいわゆるスマートキーの場合、スマートキーからの無線信号の車室内受信部による受信によって車室内のキーの存在を検出する。
発光部26は、車両2に備えられたあらゆる発光する部位を包括的に示しており、例えばヘッドランプ、ハザードランプ、車内灯などを含む。音出力部27は、車両2に備えられた、ブザー音、チャイム音、音声などを出力するあらゆるスピーカを包括的に示している。
次に、携帯機3はユーザ(車両2の乗員)が携帯可能で無線通信機能を有する装置である。携帯機3は例えば本発明の専用装置であってもよく、車両2の電子キーを本発明のために兼用した形態でもよく、さらには一般の携帯型無線通信機(携帯電話機、スマートフォン、モバイル型コンピュータ等を含む)に本発明のためのアプリケーションソフトウェアを搭載した構成でもよい。
携帯機3は本発明に関係する構成として、無線通信部30、制御部31、入力部32、メモリ33、表示部34、音出力部35、振動部36を備える。無線通信部30は所定の周波数の無線信号の送信および受信の機能を有し、車両2の無線通信部21との無線通信を行う。無線通信部21と無線通信部30との間の無線通信はあらゆる無線通信が用いられ得るが、例えばBluetooth(登録商標)やwi-fi(登録商標)でもよい。
制御部31は、通常のコンピュータと同様の構成、すなわち各種演算等の情報処理のためのCPUや、そのCPUの作業領域としての揮発性の記憶部であるRAMなどを備えて、携帯機3全体を制御する。入力部32は例えば各種のキーやボタンからなり、ユーザからの各種入力を受け付ける。メモリ33は不揮発性の記憶部であり、制御部31での情報処理で必要となる各種データやプログラムを記憶する。メモリ33には本発明に係る処理内容が記述されたプログラム330が記憶されている。
表示部34は例えば液晶ディスプレイを備えて各種情報(文字、画像)を表示する。音出力部35はスピーカを備えて、各種の音(ブザー音、チャイム音)や音声を出力する。振動部36は携帯機3を振動させる機能を有し、携帯機3を携帯するユーザに振動を感知させる。
以上の構成のもとでシステム1は本発明に係る処理を実行する。その処理手順の例が図2に示されている。図2の処理手順は予めプログラム化してプログラム201、プログラム330として車両2、携帯機3に記憶しておき、ECU20、制御部31がこれらを呼び出して自動的に実行すればよい。なお図2の処理の開始は任意の時点でよいが、例えば後述のS10、S100以降の処理は車両2の停車後でもよい。
図2の処理手順ではまずS10およびS100でECU20および制御部31が無線通信部21、30間の無線通信回線を確立(接続)する。これは上述のBluetoothやwi-fiなどの場合には一方の通信可能範囲に他方が入ることによって自動的に確立される形態でよい。あるいはユーザが手動で回線を確立する形態でもよい。
回線確立後にECU20は、まずS20で車両2における操作忘れが検出されているか、あるいは操作忘れ状態が前回の判別時点から変化したか否かを判別する。ここで操作忘れとは、車両2から乗員が離間していく際に車両2に対して操作すべき(行うべき)事柄が操作されていない(行われていない)ことを指す。
操作忘れの具体的内容としては、例えばドアやトランクリッド23の閉め忘れや施錠し忘れ、ウィンドウ24の閉め忘れ、キーの車内への置き忘れ、発光部26の消灯し忘れ等を含むとすればよい。ドアやトランクリッド23の閉め忘れは開閉スイッチ231で検出すればよい。ドアやトランクリッド23の施錠し忘れの情報はロック部230から取得すればよい。ウィンドウ24の閉め忘れの情報は駆動部240から取得すればよい。キーの車内への置き忘れはキー検出部25で検出すればよい。発光部26の消灯し忘れの情報は発光部26から取得すればよい。なお上記の操作忘れとは、上記のとおりキーの車室内置き忘れ等も含むように、車両2が駐車時の適正状態とは異なる状態にあることを指すとする。
ECU20は、S20が肯定判断(YES)の場合はS30に進み、否定判断(NO)の場合はS40に進む。S40に進んだらECU20は、無線通信部21、30間の通信回線が切断されたか否かを判断する。この通信回線は無線通信部30が無線通信部21の通信範囲外に出たら自動的に切断されるとする。したがって回線の切断は携帯機3を携帯する乗員が車両2から所定距離以上に離間したことを意味する。
ECU20は、S40が肯定判断(YES)の場合はS50に進み、否定判断(NO)の場合はS20に戻る。一方S30に進んだらECU20は、操作忘れの内容を無線通信部21から無線信号で送信する。携帯機3の無線通信部30の受信部は常に受信可能状態にしておいて、S30で送信された信号を受信する。
図2の処理で最初にS20に進んだときは操作忘れがあるか否かを判別する。その後S40が否定判断となって再びS20に進んだ際は、前回のS20の処理時点から操作忘れの内容(状態)が変化しているか否かを判別する。したがって操作忘れがない、あるいは操作忘れの内容が変化しておらず通信回線が切断されていない間は、S20とS40の処理を繰り返す。そして操作忘れがある場合、あるいは操作忘れの内容が変化した場合にS30に進んで操作忘れ内容を示す情報を送信する。
一方、通信回線確立後、携帯機3の制御部31は、まずS110で通知可否の判断処理を開始する。ここで通知可否の判断とは、上記S30で車両2から送信され無線通信部30で受信された操作忘れ情報が携帯機3で通知(報知)できるか否かを判断することである。具体的にこの報知は例えば表示部34、音出力部35(、振動部36)を用いて行う。
表示部34を例えばユーザが何らかの表示のために用いている場合には表示部34を用いた操作忘れ情報の報知は行えないと判断する。また音出力部35でユーザが何らかの音を出力している場合には音出力部35を用いた操作忘れ情報の報知は行えないと判断する。同様に振動部36が本発明とは別の目的で振動している場合には振動部36を用いた操作忘れ情報の報知は行えないと判断する。
次にS120で制御部31は、通知可否の情報、すなわち現在時点で携帯機3が通知できる状態にあるか否か、あるいは前回の時点から通知可否の状態に変化があったか否かを判別する。制御部31は、S120で肯定判断(YES)の場合はS130に進み、否定判断(NO)の場合はS140に進む。S140に進んだら制御部31は、無線通信部21、30間の通信回線が切断されたか否かを判断する。S140で肯定判断(YES)の場合はS150に進み、否定判断(NO)の場合はS120に戻る。
一方S130に進んだら制御部31は、通知可否情報を無線通信部30から無線通信で送信する。車両2の無線通信部21の受信部は常に受信可能状態としておいて、S130で送信された信号を受信する。
図2の処理で最初にS120に進んだときは常に肯定判断にしてS130へ進むとすればよい。その後、S140が否定判断となって再びS120に進んだ場合は、前回のS120の処理時点から通知可否の内容(状態)が変化しているか否かを判別する。したがって通知可否の内容が変化しておらず通信回線が切断されていない間は、S120とS140の処理を繰り返す。そして通知可否の内容が変化した場合は、S130に進んで通知可否の内容を示す情報を送信する。
次に、回線切断後にS50に進んだらECU20は、車両2側での操作忘れの報知を行うか否かを判断する。具体的には、例えば上記のとおり無線通信部21で受信された通知可否情報により、携帯機3における表示部34、音出力部35(振動部36)のうちの少なくとも1つで報知できない場合に、車両2で報知を行うと判断する。
車両2で報知すると判断された場合(S50:YES)はS60に進んで車両2で操作忘れの報知を行う。車両2で報知しないと判断された場合(S50:NO)はECU20での図2の処理を終了する。S60での報知方法には何ら限定はないが、例えば発光部26による所定の発光(点滅)や音出力部27による所定の音(音声)出力などでもよい。
一方、回線切断後にS150に進んだら制御部31は、携帯機3で操作忘れの報知を行うか否かを判断する。携帯機3で操作忘れの報知を行うと判断した場合(S150:YES)はS160に進んで実際に報知する。携帯機3で操作忘れの報知を行わないと判断した場合(S150:NO)は制御部31による図2の処理を終了する。S150およびS160では具体的には例えば以下のように行えばよい。現在の時点で表示部34が使用されていない場合は、表示部34における表示(文字、アイコンなど)によって、上記のとおり無線通信部30で受信した操作忘れ情報を報知する。
現在の時点で音出力部35が使用されていない場合は、音出力部35における音出力(ブザー音、チャイム音、音声など)によって、無線通信部30で受信した操作忘れ情報を報知する。現在の時点で振動部36が使用されていない場合は、振動部36の振動によって操作忘れ情報を報知する。当然これら表示、音出力、振動の組み合わせを行ってもよい。
以上が図2の処理手順である。この処理手順を実行することによって、車両2から離れつつあるユーザ(車両2の乗員)に適切に操作忘れが報知できる。その際、携帯機3による報知が(全く、あるいは部分的に)行えない場合は車両側で報知するので、確実にユーザに報知できる。
図3には図2のS50、S60の部分をより詳細にした処理手順の例が示されている。この手順ではまずS200でECU20がユーザ設定の有無を判別する。ここでユーザ設定とは車両側での操作忘れの報知に関する設定であり、例えばユーザが入力部22を用いて図3の処理に先立って入力しておけばよい。
あるいは、例えばプログラム330内にこの入力のためのアプリケーションソフト(アプリ)を組み込んでおいて、ユーザがこのアプリを起動させて、画面の指示に従って入力部32を用いて入力し、アプリによって車両2へ無線通信で入力内容が送られる形態でもよい。入力内容の具体例としては、操作忘れの各項目ごとに報知するか否かの設定、報知方法の設定(発光部26による報知を行うか否か、どのような発光の形態か、音出力部27による報知を行うか否か、どのような音出力の形態か、音量の大小はどうするか)などがある。
ECU20は、ユーザ設定がある場合(S200:YES)はS210に進み、ユーザ設定がない場合(S200:NO)はS220に進む。S210に進んだらECU20は、ユーザ設定に従って操作忘れの報知処理を行う(ユーザ設定によっては行わない場合もある)。S220に進んだらECU20は、上記のとおり無線通信部21で受信した通知可否情報に基づいて、携帯機3の表示部34が使用中であるか否かを判断する。表示部34が使用中の場合(S220:YES)S230に進み、使用中でない場合(S220:NO)S240に進む。
S230およびS240に進んだら、上記のとおり無線通信部21で受信した通知可否情報に基づいて、携帯機3の音出力部35が使用中であるか否かを判断する。S230で音出力部35が使用中の場合(S230:YES)はS250に進み、使用中でない場合(S230:NO)はS260に進む。S240で音出力部35が使用中の場合(S240:YES)はS270に進み、使用中でない場合(S240:NO)はS280に進む。
S250に進んだ場合は、携帯機3の表示部34も音出力部35も使用中の場合である。したがってECU20は、携帯機3で操作忘れを報知することができないので、車両2でユーザの視覚と聴覚の両方(あるいは一方)に対して操作忘れを報知する。具体的には、例えば発光部26による発光(点滅)や音出力部27による音(音声)の出力を用いればよい。
S260に進んだ場合は、携帯機3の表示部34は使用中だが音出力部35は使用中でない場合である。したがってECU20は、ユーザは携帯機3の表示を見ているが音は聞いていないと想定されるので、車両2の側でユーザの聴覚に対して操作忘れを報知する。具体的には、例えば音出力部27による音(音声)の出力を用いればよい。
S270に進んだ場合は、携帯機3の音出力部35は使用中だが表示部34は使用中でない場合である。したがってECU20は、ユーザは携帯機3からの音を聞いているが表示は見ていないと想定されるので、車両2の側でユーザの視覚に対して操作忘れを報知する。具体的には、例えば発光部26による発光(点滅)を用いればよい。
S280に進んだ場合は、携帯機3の音出力部35、表示部3ともに使用中でない場合である。したがってECU20は、携帯機3で表示と音出力の両方による操作忘れ報知が可能であるので、車両2の側では操作忘れの報知を行わないとしてもよい。あるいは携帯機3での報知を補強する目的で、ユーザの視覚あるいは聴覚に対して操作忘れの報知を行うとしてもよい。具体的には、例えば発光部26による発光(点滅)あるいは音出力部27による音(音声)の出力を用いればよい。
以上が図3の処理手順である。例えば図2のS50、S60を図3の手順で置き換えればよい。図3の処理により、例えばユーザが携帯機3の表示部34を見ていると想定される場合には、車両側からユーザの聴覚に向けて報知する。また例えばユーザが携帯機3の音出力部35からの音出力を聴いていると想定される場合には、車両側からユーザの視覚に向けて報知する。さらにユーザが携帯機3に対して視覚も聴覚も用いていると想定される場合には、車両側からユーザの視覚、聴覚に向けて報知する。これらにより、ユーザに確実に操作忘れが報知できる。
なおS50、S60の処理では、携帯機3の通知可否状態のみに基づくのではなく、操作忘れの内容も考慮して処理を行うとしてもよい。具体的には例えば操作忘れの項目(ドア開、ドア非施錠、ウィンドウ開、等)と、携帯機3の通知可否状態(表示部使用中、音出力部使用中、等)の組み合わせのそれぞれに対して、どのような車両側報知を行うか(あるいは行わないか)を、例えばマップの形式で予め定めておいてプログラム201内に記述しておき、それに従って車両側報知を実行する。
上記実施例は特許請求の範囲に記載された趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更してよい。また既に述べたとおり、上記の記載で操作忘れとは車両2が駐車時における適正状態にないことを指すとしてよい。
1 報知システム
2 車両
3 携帯通信機
2 車両
3 携帯通信機
Claims (5)
- 使用者が携帯可能で無線通信機能を有する携帯機に備えられて、車両から無線送信された情報が前記携帯機によって報知できる状態にあるか否かの情報である第1情報を無線で送信する送信手段と、
車両に備えられて、前記送信手段により送信された前記第1情報を受信する受信手段と、
その受信手段が受信した前記第1情報が前記携帯機が報知できない状態であるとの情報である場合に、前記車両に備えられた車両側報知手段によって、前記車両が駐車時における所定の適正状態とは異なる状態にあるとの情報である第2情報を報知するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする報知システム。 - 前記第1情報は、前記携帯機が備える複数の携帯機側報知手段のそれぞれが車両から無線送信された情報を報知できる状態にあるか否かの情報を含み、
前記制御手段は、前記第1情報に含まれる、前記携帯機が備える複数の携帯機側報知手段のそれぞれが車両から無線送信された情報を報知できる状態にあるか否かの情報に応じて、前記車両側報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第1制御手段を備えた請求項1に記載の報知システム。 - 前記携帯機側報知手段は、使用者の視覚に向けて報知する第1報知手段を備え、
前記車両側報知手段は、使用者の聴覚に向けて報知する第2報知手段を備え、
前記制御手段は、前記第1報知手段が車両から無線送信された情報を報知できる状態にない場合に、前記第2報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第2制御手段を備えた請求項1又は2に記載の報知システム。 - 前記携帯機側報知手段は、使用者の聴覚に向けて報知する第3報知手段を備え、
前記車両側報知手段は、使用者の視覚に向けて報知する第4報知手段を備え、
前記制御手段は、前記第3報知手段が車両から無線送信された情報を報知できない状態である場合に、前記第4報知手段によって前記第2情報を報知するように制御する第3制御手段を備えた請求項3に記載の報知システム。 - 前記制御手段は、前記第1報知手段と前記第3報知手段とがともに車両から無線送信された情報を報知できない状態である場合に、前記第2報知手段と第4報知手段との少なくともいずれか一方によって前記第2情報を報知するように制御する第4制御手段を備えた請求項4に記載の報知システム。
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JP2019062456A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両状態提示装置 |
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