JP2015196454A - 補強用部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに交差する方向に位置する側壁面部11及び底壁面部12と、側壁面部11と底壁面部12との間に位置する角部13とを備え、電着塗装が施される補強用部材1において、角部13には、側壁面部11と底壁面部12とから膨出する膨出部16が設けられ、膨出部16は、角部13の少なくとも一端に配置され、角部13の少なくとも一端において、膨出部16は、電着塗装に用いられる電着塗料を通過させることが可能な開口部3を有している。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1には、閉断面を形成する突出部が設けられた略L字型の補強部材とシートブラケットとをボルトによって締結した締結構造体が開示されている。また、特許文献2には、閉断面を形成する突出部が設けられ、かつ、該突出部に接続する段差部が設けられ、シートレールとフロアパネルとを結合するための略L字型の補強部材(シートブラケット)の構造体が開示されている。
また、上述した特許文献2の構造体では、結合する略L字型の補強部材及びフロアパネルの角部に開口が設けられていないので、特許文献1と同様、当該角部から閉塞空間部の内側に電着塗料が侵入しにくいことは同じである。その代わりのものとして、隙間を形成する段差部が補強部材に形成されており、段差部による隙間が閉塞空間部に連通している。しかし、閉塞空間部の体積に対して段差部による隙間の断面積は小さく、かつ、当該隙間の開口部から閉塞空間部までの距離が長いことから、構造体が電着塗料に浸漬されても、閉塞空間部内に存在する空気が抜けにくいという問題点を有している。そのため、電着塗装の際に、閉塞空間部内に電着塗料が満たされない可能性がある。その結果、閉塞空間部の内側の補強部材及びフロアパネルの全面に電着塗料が適切に施されないおそれがあった。しかも、電着塗装工程が完了して電着塗料を排出させる際に、電着塗料が閉塞空間部から容易に排出されないおそれがあり、当該閉塞空間部内に電着塗料が残ってしまい、電着塗料の二次タレを生じるおそれがあった。
さらに、上述した特許文献1及び2の構造体では、長手方向(車両前後方向)の中央箇所に曲げ形状の突出部が設けられているので、曲げ形状を作製するための加工工程が必要となり、その分、加工コストが掛かるという問題があった。しかも、曲げ形状の追加によって構造体の重量が増加するおそれがあった。
さらに、本発明の補強用部材においては、膨出部が角部の一端側に設けられているので、特許文献1及び2のように、突出部が長手方向の中央箇所に設けられている場合と比べて、曲げ形状部の量を減らすことが可能となり、曲げ形状を作製するための加工コスト及び重量を低減させることができる。
一方、車両の衝突時においてエプロンサイドメンバ及び補強用部材が車両前後方向に潰れて変形することで衝撃エネルギーを吸収しているが、膨出部のようなリブが設けられていない補強用部材をエプロンサイドメンバに取付ける場合には、エプロンサイドメンバに必要な曲げ強度や圧縮強度を達成できないおそれがある。また、従来の補強用部材では、突出部の内側面に電着塗装が施されないので、錆が発生するおそれがある。
図1〜図4は本発明の実施形態に係る補強用部材を示すものである。なお、図1、において、矢印F方向は車両前方を示している。
側壁面部11は車両上方へ向かって延びる垂直面に形成され、底壁面部12は車両幅方向内側へ向かって延びる水平面に形成され、角部13は側壁面部11の下部から底壁面部12の外側部へ向かって延びる傾斜面に形成されており、側壁面部11及び底壁面部12の中間部には、図示しないボルトの軸部を挿入する複数のボルト孔14,15がそれぞれ設けられている。
また、本実施形態のエプロンサイドメンバ2の所定箇所には、膨出部16によって強度及び剛性を高めた補強用部材1が図示しないボルトなどを用いて取付けられているので、エプロンサイドメンバ2に必要な曲げ強度や圧縮強度を付与することができる。また、補強用部材1における角部13の両端の膨出部16には、開口部3が形成されているので、補強用部材が取付けられたエプロンサイドメンバ2の所定箇所にも良好な電着塗装を施すことができる。
この実施形態の補強用部材1aにおいては、上記実施形態と異なり、図5に示すように、2つの膨出部16が角部13の両端ではなく、長手方向(矢印L方向)の中間部分に間隔を空けて設けられている。また、膨出部16は、最も膨出した頂部16aを有し、開口部3aが頂部16aから膨出部16が設けられていない部位の範囲内A1,A2の外側側面部16bにそれぞれ形成されている。
本実施形態の補強用部材1aによれば、膨出部16内の頂部16aを電着塗料の溜まり部とすることが可能となり、当該溜まり部に電着塗料が満たされることになるので、膨出部16の内側面に電着塗料をしっかりと行き渡らせることができ、膨出部16の内側面の防錆性を向上させることができる。その他の構成及び効果は上記実施形態と同様である。
また、既述の実施の形態の補強用部材1においては、膨出部16が角部13の両端側に設けられているが、図6に示すように、適用する自動車部品によっては、膨出部16が角部13の一端側のみに設けられていても良い。この構成によると、膨出部16の設置数を減らすことが可能となるので、1つの膨出部16を作製するための加工コストを低減できるとともに、1つの膨出部16に相当する重量を低減させることができる。
さらに、既述の実施の形態の補強用部材1は、長手方向が車両前後方向に配置されているが、側壁面部11、底壁面部12及び角部13の位置関係が同様であれば、長手方向が車両上下方向に配置されていても良い。
2 エプロンサイドメンバ
3 開口部
11 側壁面部(第1の部位)
12 底壁面部(第2の部位)
13 角部
16 膨出部
Claims (6)
- 互いに交差する方向に位置する第1の部位及び第2の部位と、前記第1の部位と前記第2の部位との間に位置する角部とを備え、電着塗装が施される補強用部材において、
前記角部には、前記第1の部位と前記第2の部位とから膨出する膨出部が設けられ、
前記膨出部は、前記角部の少なくとも一端に配置され、前記角部の少なくとも前記一端において、前記膨出部は、前記電着塗装に用いられる電着塗料を通過させることが可能な開口部を有していることを特徴とする補強用部材。 - 前記第1の部位と前記第2の部位とが交差する方向における前記膨出部の断面形状は、略三角形であることを特徴とする請求項1に記載の補強用部材。
- 前記第1の部位と前記第2の部位とが交差する方向における前記膨出部の断面形状は、略半円形であることを特徴とする請求項1に記載の補強用部材。
- 前記膨出部は、前記角部の両端に設けられ、前記開口部は、前記角部の両端のいずれにも形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の補強用部材。
- 前記膨出部は、最も膨出した頂部を有し、前記開口部は、前記頂部から前記膨出部が設けられていない部位の範囲内に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の補強用部材。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の補強用部材が取付けられていることを特徴とするエプロンサイドメンバ。
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