JP2015195574A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2015195574A
JP2015195574A JP2015036454A JP2015036454A JP2015195574A JP 2015195574 A JP2015195574 A JP 2015195574A JP 2015036454 A JP2015036454 A JP 2015036454A JP 2015036454 A JP2015036454 A JP 2015036454A JP 2015195574 A JP2015195574 A JP 2015195574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode side
positive electrode
negative electrode
power supply
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015036454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6507713B2 (ja
Inventor
平林 幹也
Mikiya Hirabayashi
幹也 平林
山本 政博
Masahiro Yamamoto
政博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2015036454A priority Critical patent/JP6507713B2/ja
Priority to EP15159789.5A priority patent/EP2924803B1/en
Priority to CN201510136357.7A priority patent/CN104953231B/zh
Publication of JP2015195574A publication Critical patent/JP2015195574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507713B2 publication Critical patent/JP6507713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
    • H01R24/40Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
    • H01R24/42Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency comprising impedance matching means or electrical components, e.g. filters or switches
    • H01R24/44Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency comprising impedance matching means or electrical components, e.g. filters or switches comprising impedance matching means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2201/00Connectors or connections adapted for particular applications
    • H01R2201/02Connectors or connections adapted for particular applications for antennas

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】アンテナ感度の向上が見込める自動車用ガラスアンテナを提供する。【解決手段】アンテナエレメント1と受信機間に同軸ケーブル3を配設した自動車用ガラスアンテナにおいて、アンテナエレメント1は正極側導体部と負極側導体部から構成されており、正極側導体部の一部と負極側導体部の一部がガラス面に垂直方向に互いに間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップ部分を構成し、オーバラップ部分の面積を調整することによりインピーダンスを調整しアンテナ感度を向上する。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の窓ガラスに配設される自動車用ガラスアンテナに関する。
FM放送、DAB(Digital Audio Broadcasting:地上デジタルラジオ放送)、地上デジタルテレビ放送などのFM帯〜UHF帯の電波、又はGPSなどのマイクロ波帯電波を受信するために自動車用ガラスアンテナが用いられることがあるが、このような自動車用のガラスアンテナは、窓ガラスの大きさや形状が、取り付けられる車両や部位によって異なるため、良好なアンテナ感度を得ることが難しいことがある。
例えば、特許文献1には、狭面積でも充分なアンテナ利得が得られる車両用ガラスアンテナが記載されている。また、このようなガラスアンテナの給電端子としては、例えば、特許文献2に記載されるようなキャッチャーと特許文献3に記載されるようなコネクタとで構成される給電端子を用いており、キャッチャーに信号接続端子部とグラウンド接続端子部とを備えている。そして、前記信号接続端子部が、特許文献1のアンテナ側給電部に接続されており、前記グラウンド接続端子部が、アース側給電部に接続されている。
さらに、また、特許文献4には、正極の給電点から延ばした水平成分と垂直成分とからなる導電線条を負極の給電点の一辺に近接するように沿って延ばした部分を設け、負極の給電点から延ばした第2の導電線条に近接するようにさせたことで、前記導電線条の水平成分と垂直成分との位相が異なるようにして円偏波の電波を良好に受信できるようにした車両用ガラスアンテナが記載されている。
特開2010−114782号公報 特開2008−300267号公報 特開2008−035479号公報 特開2003−273625号公報
従来、特許文献2、3に記載されているようなアンテナ給電端子を用いて車両用ガラスアンテナを形成する場合、特許文献1に記載されているように、アース側給電部をなるべく大きくすることによって、前記アンテナ給電端子に接続される同軸ケーブルの外皮導体をより良好に接地させることで、良好なアンテナ感度を実現するという方法が用いられてきた。しかしながら、このような方法は、アース側給電部の形状を変えることで積極的にアンテナの入力インピーダンスを調整するというものではなかった。
特許文献4に記載の車両用ガラスアンテナは、正極側の給電点から延ばした導体線条を負極側の給電点や負極側から延ばした第2の導電線条に近接させることで、位相の調整ができるので、円偏波を良好に受信できるようになるが、ある偏波面の電波に対する受信性能を上げる場合には、大きな効果を得ることはできない。
車両用ガラスアンテナにおいて、アンテナエレメントに同軸ケーブルを接続する場合、同軸ケーブルの外皮導体の外側に電流が流れることで、アンテナの一部として動作してしまい、アンテナのインピーダンスが変化してしまうことがあった。そのため、同軸ケーブルの外皮導体をアンテナエレメントの近傍で接地し、インピーダンスの変化を抑制することが一般的であった。
しかし、地上デジタルテレビ放送用ガラスアンテナを車両に搭載する際には、設計の都合上、同軸ケーブルの外皮導体をアンテナエレメントから離れた箇所で接地する必要が生じ、その結果、アンテナエレメントと接地箇所までの距離が波長に比べて長くなり、アンテナエレメント付近のインピーダンスが高くなってしまう場合があった。
そこで、本発明は、同軸ケーブルの外皮導体をアンテナエレメントから離れた箇所で接地している場合であっても、自動車用ガラスアンテナの入力インピーダンスと自動車用ガラスアンテナに接続する同軸ケーブルの特性インピーダンスと合わせやすくして、大きなアンテナ感度の向上が見込める自動車用ガラスアンテナを提供することを目的としている。
本発明は、アンテナエレメントと受信機間に同軸ケーブルを配設した自動車用ガラスアンテナにおいて、前記アンテナエレメントは、正極側導体部と負極側導体部から構成されており、前記正極側導体部の一部と前記負極側導体部の一部とが、ガラス面に垂直方向に互いに間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップ部分を構成していることを特徴とする自動車用ガラスアンテナである。
また、本発明は、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分では、前記負極側導体部が、前記正極側導体部のガラス面に垂直方向で上にあることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
さらに、本発明は、前記正極側導体部が、正極側給電部と正極側エレメントを備え、前記負極側導体部が、負極側給電部を備えていることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
さらに、また、本発明は、前記負極用導体部が、さらに負極用給電部から延伸される負極用エレメントを備えていることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
または、本発明は、前記正極側エレメントの一部と前記負極側エレメントの一部とがオーバーラップ間隔gで離隔することで、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成することを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
あるいはまた、本発明は、前記アンテナエレメントが、さらに給電端子を備えており、前記正極側導体部は、さらに前記給電端子の正極用金具を備え、前記負極側導体部は、さらに前記給電端子の負極用金具を備え、前記正極用金具又は前記負極用金具が、前記負極側給電部又は前記正極側給電部とオーバーラップ間隔gで離隔することで、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成することを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
そして本発明は、前記アンテナエレメントを前記同軸ケーブルに接続したときに、前記ケーブルとの接続点と、前記正極側エレメントの間に、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分が挿入されていることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
本発明のガラスアンテナは、アンテナエレメントを構成する正極側導体部の一部と負極側導体部の一部とがガラス面に垂直方向に互いに離隔して重なり合っているオーバーラップ部分を有している。以下、この離隔している間隔を「オーバーラップ間隔g」という。このオーバーラップ部分は、等価回路でコンダクタンスを形成することになる。したがって、前記オーバーラップ間隔g、オーバーラップ部分の面積(長さd×幅e)を調整することによりコンダクタンスを調整することができる。
そして本発明は、前記オーバーラップ間隔gが、0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
また、本発明は、前記正極側導体部と前記負極側導体部とのオーバーラップ部分の面積が、10mm〜300mmであることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
また、本発明は、地上デジタルテレビ放送受信用ガラスアンテナであることを特徴とする上述の自動車用ガラスアンテナである。
本発明は、前記オーバーラップ間隔g、オーバーラップ部分の面積(長さd×幅e)を調整することにより、アンテナの入力インピーダンスを大きく調整することができるため、本発明の自動車用ガラスアンテナに接続する同軸ケーブルの特性インピーダンスと合わせやすく、アンテナ感度の大きな向上が達成できた。
本発明の実施形態1の自動車用ガラスアンテナを車内側から見た図(b)、中心線hでの縦方向断面図(a)。 本発明の実施形態2の自動車用ガラスアンテナを車内側から見た図(b)、中心線hでの縦方向断面図(a)。 本発明の実施形態3の自動車用ガラスアンテナを車内側から見た図(b)、中心線hでの縦方向断面図(a)。 本発明の実施形態1〜3に用いられる給電端子のキャッチャーとコネクタの構造を示した図(a)キャッチャーとコネクタを下側から見た図、(b)キャッチャーとコネクタを上側から見た図、(c)キャッチャーとコネクタを側面から見た図。 本発明の自動車用ガラスアンテナの等価回路図。 本発明の実施形態3のアンテナを自動車のフロントガラスに設けたときに車内側から見た図 本発明の実施形態3のアンテナを自動車のリアガラスに設けたときに車内側から見た図 本発明の実施形態3のアンテナを自動車のサイドガラスに設けたときに車内側から見た図 シミュレーションを行った本発明の参考例1の自動車用ガラスアンテナの平面図。 シミュレーションを行った本発明の参考例2の自動車用ガラスアンテナの平面図。 シミュレーションを行った本発明の参考例3の自動車用ガラスアンテナの平面図。 本発明の参考例1の自動車用ガラスアンテナに係わるシミュレーション結果を示した図。 本発明の参考例2の自動車用ガラスアンテナに係わる条件1のシミュレーション結果を示した図。 本発明の参考例2の自動車用ガラスアンテナに係わる条件2のシミュレーション結果を示した図。 本発明の参考例3の自動車用ガラスアンテナに係わるシミュレーション結果を示した図。
図1〜図3は、本発明の様々な実施形態の自動車用ガラスアンテナの車内側から見た図を示したものである。以下の説明で、ガラス面に垂直方向と言うときには、本発明の自動車用ガラスアンテナが配設されているガラス面から車内側を向いた方向、すなわち、図1〜図3で、矢印zで示した方向である。また、「上」「下」「左」「右」というときには、特に限定がなければ、図面上で、それぞれある基準に対して上側にあるとき、下側にあるとき、左側にあるとき、右側にあるときを指す。
<実施形態1>
<負極側導体部と正極側導体部を窓ガラス上で離隔して設けた構成:負極側導体部の一部である負極側給電部と正極側導体部の一部である正極側金具とを窓ガラス上で離隔して設けてオーバーラップさせる形態>
本発明のガラスアンテナは、図1に示す実施形態1のような構成を取ることもできる。図1(b)は、実施形態1のガラスアンテナを車内側から見た図であり、本実施形態のガラスアンテナは、窓ガラスの車内面側に形成されている。また、図1(a)は、図1(b)で、給電端子2の中心線fに沿った縦方向断面を示した図である。
本実施形態のガラスアンテナでは、アンテナエレメント1を構成する正極側導体部及び負極側導体部として次のような構成を取る。すなわち窓ガラス6上に正極側導体部として、正極側給電部13と、正極側エレメント11が備えられており、正極側エレメント11は、さらに、例えば、正極側給電部13から延伸される正極側エレメント第1線条111と正極側エレメント第1線条111から分岐して、正極側エレメント第1線条111と同一ガラス面上で、離隔して平行に延伸される正極側エレメント第2線条112とから構成されている。
また、負極側導体部としては、正極側給電部13と窓ガラス上で例えば縦方向に離隔して設けられた負極側給電部14と、負極側エレメント12とを備えている。負極側エレメント12は、さらに、例えば、負極側給電部14から延伸される負極側エレメント第1線条121と、同じく負極側給電部14から延伸され、負極側エレメント第1線条121に同一ガラス面上で、離隔して平行に延伸される負極側エレメント第2線条122とから構成されている。
本実施形態のガラスアンテナでは、受信機(図示せず)と本実施形態のガラスアンテナのアンテナエレメント1との間を接続するための同軸ケーブル3を接続するのに給電端子2を用いている。給電端子2の構造は後述する。なお、本実施形態のガラスアンテナにおいて、アンテナエレメント1と、同軸ケーブル3の外皮導体の接地箇所との距離は20cmであり、通常は25cm以下である。この距離より長くなると、同軸ケーブルの外皮導体に流れる高周波電流が共振してしまう場合があるため好ましくない。
本実施形態のガラスアンテナで用いる給電端子2は、図1(a)に示すように窓ガラス6の車内面側に予め接続しておくキャッチャー21と、キャッチャー21に接続するコネクタ25とを備えており、コネクタ25には、同軸ケーブル3の一端が接続されており、その他端が受信機に接続される。給電端子2を窓ガラスに接続するとき、正極用金具22と負極用金具23とが、窓ガラス6からオーバーラップ間隔gで離隔して向き合うように配置される。
正極用金具22は、正極側コンタクト221と、正極側コンタクト221からつながりキャッチャー21の裏面に配置される正極用金具ハウジング部222からなる。正極側コンタクトは、正極側給電部13に半田、導電性接着剤によって接続される箇所である。また、正極用金具ハウジング部222は、正極側コンタクト221との接続箇所に傾斜部222aを備え、給電端子2を窓ガラス6に取り付けたときに、正極用金具ハウジング部222の一部と窓ガラス6との間に間隔gができるように構成される。
負極用金具23は、負極側コンタクト231と、負極側コンタクト231からつながりキャッチャー21の裏面に配置される負極用金具ハウジング部232からなる。負極側コンタクト231は、負極側給電部13に半田、導電性接着剤によって接続される箇所である。また、負極用金具ハウジング部232は、負極側コンタクトとの接続箇所に傾斜部232aを備え、給電端子2を窓ガラスに取り付けたときに、負極用金具ハウジング部232の一部と窓ガラス6との間に間隔gができるように構成される。
そして、正極用金具22は、正極側導体部の一部を構成し、負極用金具23は、負極側導体部の一部を構成している。つまり、本実施形態のガラスアンテナにおいては、正極側導体部は、正極側給電部13、正極側エレメント11及び正極用金具22とから構成され、負極側導体部は、負極側給電部14、負極側エレメント12、負極用金具23とから構成されている。
本実施形態のガラスアンテナにおいては、負極用給電部14が、負極側コンタクト231と接続されるための負極側給電部第1部141と、負極側給電部第1部141から、正極側給電部13の方向へ延びるように形成される負極側給電部第2部142とから構成されている。実施形態1においては、負極側給電部第1部141と負極側給電部第2部142との幅は同一となっているが、負極側給電部第2部142の幅は、負極側給電部第1部141の幅とは関係なく、変化させることができる。
[オーバーラップ部分の構成]
さらに、正極用金具ハウジング部222は、正極側給電部13から負極側給電部14の方向に延びるように形成されている。そして、正極用金具ハウジング部222の下端側の一部と負極側給電部第2部142の上端側の一部とが、幅e、長さd、オーバーラップ間隔gで、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成している。このように負極側給電部第2部は正極用金具ハウジング部222と上方向で間隔を設けてオーバーラップさせるために設けているものである。図1(b)では、正極側給電部13、負極側給電部14を斜線で示し、正極用金具22、負極用金具23を点線で示している。本実施形態のガラスアンテナにおいて、幅e、長さd、オーバーラップ間隔gの長さはそれぞれ、6mm、15mm、1mmであり、オーバーラップ部分の面積(長さd×幅e)は90mmである。
本発明のガラスアンテナにおいては、このように給電端子2を介して窓ガラス6上に形成したアンテナエレメント1と同軸線3とを接続することが多い。本実施形態のガラスアンテナのように、給電端子2の正極側金具22の一部である正極用金具ハウジング部222を正極側導体部として、負極側導体部と上方向に離隔してオーバーラップさせることができるので、正極側導体部と負極側胴体部とのオーバーラップ部分を設けるために特別な構造を備える必要がなく、本発明のガラスアンテナの構成をシンプルにすることができる。
[本実施形態のアンテナの動作説明]
本実施形態においては、このように正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分が形成されるために、図5に示すような等価回路図で示されるような回路を形成する。
図5において、Z1で示されるインピーダンスは、ガラスアンテナが、本発明の実施形態のガラスアンテナのように正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を備えていない場合の入力インピーダンスを示しており、R1は空間に放射される電波の消費を示す放射抵抗であり、L1とC1とはそれぞれアンテナのインダクタンスとコンダクタンスを示しており、Z1は、次の式で示すことができる。
Figure 2015195574
本実施形態のガラスアンテナのようにアンテナエレメント1が、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を備えている場合、このオーバーラップ部分が、コンダクタンスC2を形成する。そして、このような箇所を設けたことで、インピーダンスZ1に対して並列にインピーダンスZ2が備えられることになる。インピーダンスZ2は、次の式のようにコンダクタンスC2で表される。
Figure 2015195574
本実施形態のガラスアンテナは、このようにZ1とZ2との並列回路となるため、入力インピーダンスZiは次の式のように表されることとなる。
Figure 2015195574
本実施形態のガラスアンテナは、このようにZ2の大きさを正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分のオーバーラップ間隔g、前記オーバーラップ部分の面積(d×e)などを調整することによって調整することができ、本実施形態のガラスアンテナの入力インピーダンスを、本実施形態のガラスアンテナが接続される同軸ケーブルの特性インピーダンスに近づけることができるので、伝送ロスを減らすことができ、アンテナ感度を向上させることが可能となる。
本実施形態のガラスアンテナにおいて、オーバーラップ間隔gは0.5〜1.5mmであることが好ましく、0.7〜1.3mmであることがさらに好ましい。オーバーラップ間隔gを狭くすると電気容量が大きくなり、インピーダンスを低下させることが出来るが、端子構造の製造が難しくなる傾向がある。
本実施形態のガラスアンテナにおいて、オーバーラップ部分の面積(d×e)は、整合させるアンテナのインピーダンスに依存するが、10〜300mmであることが好ましく、30〜150mmであることがさらに好ましい。オーバーラップ部分の面積を大きくすると電気容量が大きくなり、インピーダンスを低下させることが出来る。
図5の等価回路においては、Z2として、コンダクタンスC2のみを記しているが、コンダクタンスC2に限らず、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を設けることによりエレメントが追加されたり、給電部の形状が変化したりするため、通常は、コンダクタンスC2のみでなく、放射抵抗やインダクタンスも加わることになる。このように放射抵抗やインダクタンスが新たに加わることも、本実施形態のガラスアンテナのアンテナ感度の向上に寄与する。
<実施形態2>
<負極側導体部の一部である負極側金具と正極側導体部の一部である正極側給電部とを窓ガラス上で離隔して設けてオーバーラップさせる形態>
本発明のガラスアンテナは、図2に示す実施形態2のような構成を取ることもできる。図2(b)は、実施形態2のガラスアンテナを車内側から見た図であり、本実施形態のガラスアンテナは、窓ガラスの車内面側に形成されている。また、図2(a)は、図2(b)で、給電端子2の中心線fに沿った縦方向断面を示した図である。
本実施形態のガラスアンテナは、実施形態1のガラスアンテナと同様、受信機と本実施形態のガラスアンテナのアンテナエレメントとの間を接続するための同軸ケーブル3を接続するのに給電端子2を用いている。
本実施形態のガラスアンテナにおいては、正極側導体部の一部が、負極側導体部の一部に対してガラス面に垂直な方向で上に位置するように正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を構成している点で実施形態1と構成が異なっている。
すなわち、実施形態1のガラスアンテナにおいて、負極側給電部14が、給電端子2の負極側コンタクト231の接続される負極側給電部第1部141と、負極側給電部第1部141に接続され、正極側給電部13の方向に延伸される負極側給電部第2部142とから構成されていたが、本実施形態のガラスアンテナにおいては、その代わりに、正極側給電部13が、給電端子2の正極側コンタクトの接続される正極側給電部第1部131と、正極側給電部第1部131に接続され、負極側給電部14の方向に正極側給電部第1部131の下辺から長さjで延伸される正極側給電部第2部132とから構成されている。
そして、実施形態1のガラスアンテナにおいては、給電端子2を構成する正極側金具ハウジング部222が、負極側金具ハウジング部232の方向へ延伸されており、負極側給電部第2部132とオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合うようにオーバーラップ部分を形成していたが、本実施形態のガラスアンテナにおいては、給電端子2を構成する負極側金具ハウジング部232が、正極側金具ハウジング部222の方向へ延伸されており、正極側給電部第2部131と幅e、長さd、オーバーラップ間隔gでオーバーラップ部分を形成するようにして、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を構成している。このように本実施形態のガラスアンテナにおいては、正極側給電部第2部131を負極側金具ハウジング部232とオーバーラップ間隔gで離隔させてオーバーラップさせるために用いている。給電端子2の多くは負極側ハウジング部232の長さが正極側ハウジング部222の長さよりも長いので、給電端子2を正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成するために用いる場合には、本実施形態のガラスアンテナのような構成とすることが望ましい場合が多い。
そして、正極側エレメント11を構成する正極側エレメント第1線条111の一端は正極側給電部第1部131に接続されている。
その他の部分は、本実施形態のガラスアンテナの構成と実施形態1のガラスアンテナの構成とは、同一である。
本実施形態のガラスアンテナでは、正極側給電部13を構成する正極側給電部第1部131の横幅に対して正極側給電部第2部132の幅が狭くなっている。また、正極側給電部第2部132は、その右辺が、正極側給電部第2部131の右辺につながるように正極側給電部第1部131に接続されている。
[オーバーラップ部分の構成]
通常、給電端子の正極用金具22の大きさ、負極用金具23の大きさを変更することは、給電端子の性能に大きく影響するため難しい。そのため、負極用金具23の一部と正極側給電部13の一部とをオーバーラップ間隔gで離隔して重ね合わせるようにオーバーラップ部分を形成することで正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を構成させる場合には、正極用給電部13を構成する正極用給電部第2部132の幅、長さ、位置を調整して、前記オーバーラップ部分の大きさを調整して、本実施形態のガラスアンテナの所望の周波数帯域での入力インピーダンスが、接続される同軸線3の特性インピーダンスに合うように調整するようにすることが好ましい。図2(b)では、正極側給電部13、負極側給電部14を斜線で示し、正極用金具22、負極用金具23を点線で示している。本実施形態のガラスアンテナにおいて、幅e、長さd、オーバーラップ間隔gの長さはそれぞれ、3mm、15mm、1mmであり、オーバーラップ部分の面積(長さd×幅e)は45mmである。
[本実施形態のガラスアンテナの動作特性]
本実施形態における、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分の動作説明は、実施形態1と同一であるためここでは省略する。
<実施形態3>
<負極側導体部の一部である負極側金具と正極側導体部の一部である正極側給電部とを窓ガラス上で離隔して設けてオーバーラップさせる形態であり、同軸線の端部と正極側エレメントが、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分が設けられる場合>
本発明のガラスアンテナは、図3に示す実施形態3のような構成を取ることもできる。図3(b)は、実施形態3のガラスアンテナを車内側から見た図であり、本実施形態のガラスアンテナは、窓ガラスの車内面側に形成されている。また、図3(a)は、図3(b)で、給電端子2の中心線fに沿った縦方向断面を示した図である。
本実施形態のガラスアンテナは、実施形態2のガラスアンテナと同様、受信機と本実施形態のガラスアンテナとの間を接続するための同軸ケーブル3を接続するのに給電端子2を用いている。そして、図2(b)と同様に、給電端子2が、本実施形態を示す図3(b)においても、給電端子2を点線で示している。
本実施形態のガラスアンテナでは、正極側エレメント第1線条111が、正極側給電部第2部132に接続されている箇所が、負極側給電部14側の端部である点で、実施形態2のガラスアンテナ1とは異なっており、その他の点は同じ構成となっている。
[オーバーラップ部分の構成]
本実施形態のガラスアンテナは、このような構成をとることにより、正極側エレメント第1線条111と、受信機に接続される同軸線3との間に、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分が挟まる構成となる。本実施形態は、このような構成を取ることにより、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分の幅e、長さdを変化させて調整することによって、実施形態2のガラスアンテナ1よりも本実施形態のガラスアンテナの所望の周波数帯域での入力インピーダンスが変化させやすくなるため、同軸線3の特性インピーダンスにあわせやすくなる。本実施形態のガラスアンテナにおいて、幅e、長さd、オーバーラップ間隔gの長さはそれぞれ、3mm、15mm、1mmであり、オーバーラップ部分の面積(長さd×幅e)は45mmである。
[本実施形態のガラスアンテナの動作特性]
本実施形態における、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分の動作説明は、実施形態1〜2と基本的に同一であるためここでは省略する。
しかしながら、本実施形態のガラスアンテナにおいては、正極側エレメント第1線条111は、正極側エレメント第1線条111と受信機に接続される同軸線3の芯線との間に正極側導体部の一部と負極側導体部の一部とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合っているオーバーラップ部分を介されるような構成となるため、実施形態2のガラスアンテナ1よりも、前記オーバーラップ部分の長さ、幅、間隔の変化による影響を大きく受ける。
そのため、本実施形態のガラスアンテナにおいては、実施形態2のアンテナよりも、ガラスアンテナ1の入力インピーダンスの調整が行いやすい。
<本発明のガラスアンテナの作成方法>
本発明のガラスアンテナのアンテナエレメント1のうち正極側エレメント11、負極エレメント12、正極側給電部13、負極側給電部14は、一般的にリアガラスのデフォッガを形成するのと同じ一般的な導電性セラミックペーストを用いることができ、デフォッガと同じ方法で印刷し、加熱炉によって焼付けることができる。
また、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分に関しては、正極側給電部又は負極側給電部のいずれかガラス面に垂直方向で上になる方が、下側になる方とオーバーラップ間隔gで離隔できるように、硬い導電性の板材、例えば銅板、アルミ板を折り曲げるか、絶縁性のスペーサを入れて、そのスペーサに沿わせて導電性のセラミックペーストを塗布するか、銅箔を貼るか、もしくは、後述するような給電端子を用いることで形成することができる。
さらにまた、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を給電端子2によって形成する場合、給電端子2は、一般的に市販のものを用いている。そのため、給電端子2の正極用金具22の正極側コンタクト221と正極側金具ハウジング部222との間のオーバーラップ間隔g及び負極用金具23の負極側コンタクト231と負極側金具ハウジング部232との間のオーバーラップ間隔gは一定であり、変えることができない。
そのため、例えば、給電端子2を本実施形態のガラスアンテナで用いて、給電端子2の正極用金具ハウジング部222又は負極用金具ハウジング部232を、前記オーバーラップ部を構成する部分として用いる場合には、正極側コンタクト221及び負極側コンタクト231とそれぞれ接続される正極側給電部13及び負極側給電部14に厚みを持たせることで、正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分のオーバーラップ間隔gを調整できる。ここで、正極用金具22及び負極用金具23としては、一般に金属板が用いられ、例えば、黄銅、銅合金が用いられ、表面に半田が乗りやすいように錫メッキが施されている。
<本発明のアンテナの受信機との接続>
また、実施形態1〜3は、窓ガラス上に正極側給電部13及び負極側給電部14を備えているガラスアンテナである。このようなガラスアンテナの場合には、図示しない受信機から延伸される同軸ケーブル3の芯線及び外皮導体を直接又は給電端子2を介してそれぞれ正極側給電部13及び負極側給電部14に接続させる。
<本発明のアンテナの窓ガラスへの取り付け位置>
本発明のガラスアンテナは、通常、自動車用窓ガラスの搭乗員から目立たない箇所に取り付ける。例えば、図6のようにフロントガラスの上辺左右、図7のようにリアガラスのデフォッガ7の上部余白部、図8のようにサイドガラスの側辺付近に本発明のガラスアンテナの給電部が備えられるようにする。
<本発明のアンテナで用いる給電端子>
実施形態1〜実施形態3で用いている給電端子2の構造を図4に示す。図4では、(a)給電端子2を下から見た図、(b)給電端子2を上から見た図、(c)給電端子2を側面から見た図を示している。そして、(a)〜(c)の各図では、上に、キャッチャー21、下にコネクタ25を描いている。
キャッチャー21は、コネクタ25をはめ込んで所定の位置に固定するための上側が開口した箱状のハウジング24と、正極用金具22及び負極用金具23とから構成されている。
正極用金具22は、窓ガラス上に設けられている正極側給電部13と接続される正極側コンタクト221と、ハウジング24の下側の面に接して配置される正極用金具ハウジング部222からなる。そして、正極用金具ハウジング部222は、正極側コンタクトとの間に傾斜部222aを設けることで、キャッチャー21を窓ガラス上に配置したときに、図4(c)に示すように窓ガラスの表面とハウジング24との間に上方向に間隔を設けている。
負極側金具23も、正極側金具22と同様であり、窓ガラス上に設けられている負極側給電部14と接続される負極側コンタクト231と、ハウジング24の下側の面に接して配置される負極用金具ハウジング部232からなる。そして、負極用金具ハウジング部232は、負極側コンタクト231との間に傾斜部232aを設けることで、キャッチャー21を窓ガラス上に配置したときに、窓ガラスの表面とハウジング24との間に上方向に間隔を設けている。
正極側金具ハウジング部222には、ピン状で、ハウジング24の下面を貫通して、図4(b)に示すようにハウジングの前後方向の中心線fに沿って正極用キャッチャー側係合部223を設けている。また、負極側金具ハウジング部232に、ハウジング24の下面を貫通して、ハウジングの側面の内壁に沿って、負極用キャッチャー側係合部233を設けている。
コネクタ25は、ハウジング24の上側の開口に合った形状の箱状をしており、図4(a)に示すように、キャッチャー21にコネクタ25をはめ込んだときに、キャッチャー21の正極用キャッチャー側係合部223を挿入して同軸ケーブル3の芯線側と接続させる正極用コネクタ側係合部251と、図4(a)、図4(b)に示すように、キャッチャー21にコネクタ25をはめ込んだときに、キャッチャー22のハウジング24の内側側面に設けられた負極用キャッチャー部係合部233と接触して、同軸ケーブル3の外皮導体側と接続される負極用コネクタ側係合部252を設けている。
コネクタ25は、同軸ケーブル3と接続されているが、その内部で、同軸ケーブル3の芯線が、正極用コネクタ側係合部251と接続されており、外皮導体が、負極用コネクタ側係合部252と接続されている。
正極用コネクタ側係合部251は、筒状の導体であり、ピン状の正極用キャッチャー側係合部223が挿入されることで、接触し、導通が得られる。
負極用コネクタ側係合部252は、コネクタ25の外側側面に設けられた板状の導体であり、負極側キャッチャー側係合部233と接触することで、導通が得られる。
本実施例のガラスアンテナは、図3の実施形態3のガラスアンテナである。
本実施例のガラスアンテナは、受信機と本実施形態のガラスアンテナのアンテナエレメント1との間を接続するための同軸ケーブル3を接続するのに給電端子2を用いている。
窓ガラス6には、正極側給電部13、負極側給電部14、正極側給電部13から延伸されている正極側エレメント11及び負極側給電部14から延伸されている負極側エレメント12が構成されている。
正極側給電部13は、給電端子2の正極側コンタクト221と接続される正極側給電部第1部131と、正極側給電部第1部131に接続され、負極側給電部14の方向へ延伸される正極側給電部第2部132とから構成される。正極側給電部第2部132の右辺は、正極側給電部第1部131の右辺と一致するように接続されている。
正極側エレメント11は、正極側エレメント第1線条111と正極側エレメント第2線条112とから構成されている。正極側エレメント第1線条111は、その一端が正極側給電部第2部132の正極側給電部第1部から離れた方の端部に接続され、正極側給電部13から離れる方向に延伸されている。そして、正極側エレメント第2線条112は、正極側エレメント第1線条111の途中部に接続され、正極側エレメント第1線条111と窓ガラスの平面方向で、平行になるように延伸されている。
負極側エレメント12は、負極側エレメント第1線条121と負極側エレメント第2線条122とから構成されている。負極側エレメント第1線条121は、その一端が負極側給電部14に接続され、負極側給電部14から離れる方向に延伸されている。また、負極側エレメント第2線条122は、負極側給電部14に接続され、負極側エレメント第1線条121に平行になるように延伸されている。
正極側給電部13と負極側給電部14には、それぞれ給電端子2の正極用金具22の正極側コンタクト221と負極用金具23の負極側コンタクト231とが半田によって接続されている。
給電端子2には同軸ケーブル3の芯線と外皮導体がそれぞれ正極側金具22及び負極側金具23とを介して正極側給電部13及び負極側給電部14と接続されている。
正極側金具22は、正極側コンタクト221と正極用金具ハウジング部222とから構成され、正極側コンタクト221と正極用金具ハウジング部222との間に傾斜部222aを備えており、負極側金具23は、負極側コンタクト231と負極用金具ハウジング部232とから構成され、負極側コンタクト231と負極用金具ハウジング部232との間に傾斜部232aを備えている。そして、傾斜部222a及び232aにより、給電端子2を窓ガラスに取り付けたときに、窓ガラスの表面と正極用金具ハウジング部222と負極側ハウジング部232との間に上方向に間隔が設けられることになる。
負極用金具ハウジング部232は、正極用金具ハウジング部222の方向へ延伸されており、正極側給電部第2部132が、負極側給電部14の方向へ延伸されることにより、負極用金具ハウジング部232の一部と正極側給電部第2部132の一部とが、オーバーラップ間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップ部分を形成している。
負極用金具ハウジング部232は、ハウジング24の底面の幅に対して細くなっているが、一部が、ハウジング24の底面と同程度の幅となっている。これは、ハウジング24に負極用金具23を固定するための留め具が形成されているためである。
給電端子2は、その中心線fが、正極側給電部第1部131及び負極側給電部14の幅方向の中心線と一致するように取り付けられている。
以下に、本実施例のガラスアンテナの各構成要素の寸法を記す。
正極側給電部第1部131=幅12mm×長さ12mm
正極側給電部第2部132=幅6mm×長さ26mm
負極側給電部14=幅12mm×長さ12mm
正極側給電部第2部132の下辺と負極側給電部14の上辺との間隔=5mm
正極側エレメント第1線条111=125mm
正極側エレメント第2線条112=130mm(正極側エレメント第1線条111と平行となる箇所の寸法=120mm)
正極側エレメント第1線条111と正極側エレメント第2線条112との間隔=10mm
正極側エレメント第1線条111への正極側エレメント第2線条112の接続点=正極側エレメント第1線条の先端から120mmの箇所
負極側エレメント第1線条121=40mm
負極側エレメント第2線条122=50mm
負極側エレメント第1線条121と負極側エレメント第2線条122との間隔=10mm
正極側エレメント第2線条112と負極側第エレメント第1線条121との間隔=5mm
正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合いオーバーラップしている部分の長さd=15mm
正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合いオーバーラップしている部分の幅e=3mm
正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合いオーバーラップしている部分のオーバーラップ間隔g=1mm
また、各線条の幅は0.7mmとしている。
本実施例のガラスアンテナは、このように、正極側エレメント11と負極側エレメント12だけではなくて、正極側給電部第2部132の一部と負極用金具ハウジング部232の一部とをオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合わせてオーバーラップさせた部分の長さと幅の調整も行うことによって、地上デジタル放送の周波数帯である470MHz〜770MHzの間で本実施例のガラスアンテナ1に接続される特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルの特性インピーダンスに合うように本実施例のガラスアンテナ1の入力インピーダンスを調整することができ、地上デジタル放送の前記周波数帯において良好なアンテナ感度を得ることができた。
以下に示す参考例では、シミュレーションを用いて、実施例のアンテナ形状で、正極側給電部第2部の大きさをさまざまに変化させることで、正極側給電部第2部132と負極用金具23との間のオーバーラップ部分の幅と長さとを変化させたときに、ガラスアンテナの入力インピーダンスがどのように変化するのかを示す。以下に示す参考例より、前記オーバーラップ部分の幅と長さには、同軸ケーブル3の特性インピーダンスにあわせるための最適なものがあることがわかる。
<参考例1>
参考例1は、シミュレーションによるものである。参考例1のガラスアンテナは、図9に示す構成のものであり、その構成は正極側給電部第2部132と正極側エレメント第1線条111の長さ以外は実施例のアンテナと同じ寸法・構成となっている。また、実施例では、正極側コンタクト221及び負極側コンタクト231が、正極側給電部第1部131及び負極側給電部14に接続されていたが、本参考例はシミュレーションであるため、給電端子2は、正極用金具22及び負極用金具23をそれぞれ正極側給電部第1部131と負極側給電部14に線接触させて、正極側接触点224及び負極側接触点234とを設けている。
本参考例のシミュレーションにおいては、正極側給電部第2部132の右辺が正極側給電部第1部131の右辺に一致する位置から、正極側給電部第2部132の幅をそのままにして左側に動かしたときの地上デジタル放送の周波数帯での入力インピーダンスの変化を調べている。
正極側給電部第2部132の幅は1mmで一定として、正極側給電部第2部132が左側に動いた分だけ正極側エレメント第1線条111の長さを延ばしている。
本参考例のシミュレーションの条件は以下の通りである。
シミュレーションの方法:有限要素法
ガラス板上に銅によって導電膜を形成したと仮定
ガラス板の物性値:比誘電率:ε=7.2、誘電正接:tanΔ=0.005
銅の物性値:電気伝導度:5.8×107S/m
アンテナは、ガラス板の中心付近に配置。
本参考例のシミュレーションで得られた本実施例のガラスアンテナの入力インピーダンスの結果を、図12に示している。
図12では、縦軸が、本参考例のガラスアンテナ1の計算した周波数での入力インピーダンスを示しており、横軸は、正極側給電部第2部132の右辺が、正極側給電部第1部131の右辺に一致しているとき(a点)を0mmとして、10mmまで左側に動かしていることを示している。実線が600MHz、点線が700MHz、一点鎖線が500MHzでの入力インピーダンスの変化を示している。
図12を見てわかるとおり、各周波数において、正極側給電部第2部を0mm〜10mmの位置まで動かすことで、およそ20Ω程度の変化を得ることができる。このように大きく入力インピーダンスを変化させることができるため、良好なアンテナ感度を得ることが容易となる。
<参考例2>
参考例2もシミュレーションによるものである。参考例2のガラスアンテナ1は、図10に示す構成のものであり、この構成も、参考例1と同様に、正極側給電部第2部132と正極側エレメント第1線条111の長さ以外は実施例のアンテナと同じ寸法・構成となっている。また、シミュレーションの条件は参考例1と同様である。
本参考例においては、正極側給電部第2部132の幅を最初1mmとして、長さは一定とし、
条件1:正極側給電部第2部132の右辺を正極側給電部第1部131の右辺に一致させた状態(a)で、左側に正極側給電部第2部132の幅を広げていった場合:
条件2:正極側給電部第2部132の長さ方向の中心線を正極側給電部第1部131の長さ方向の中心線に合わせた位置で固定した状態(b)で、左右に正極側給電部第2部132の幅を広げていった場合:
とを調べた。
本参考例のシミュレーションで得られた本参考例のガラスアンテナの入力インピーダンスの結果のうち、条件1を図13に、条件2を図14に示している。
条件1の結果を示す図13では、縦軸は本参考例の条件1におけるガラスアンテナの計算した周波数での入力インピーダンスを示しており、横軸は、正極側給電部第2部132の幅を示している。そして、実線が600MHz、点線が700MHz、一点鎖線が500MHzでの入力インピーダンスの変化を示している。
条件1の場合、給電端子2の幅が6mmで、給電端子2の長さ方向の中心線fと正極側給電部第1部の中心線とが重なるように備えられている。そのため、正極側給電部第2部の幅が3mmより大きいときに負極用金具ハウジング部232とオーバーラップ部分を形成することになる。そして、図13より、オーバーラップ部分の重なり合いの幅が6mm以上、すなわち図13で、9mm以上の値であり、負極側ハウジング部232が、幅方向で正極側給電部第2部132と重なり合う値となると、入力インピーダンスがあまり変化しなくなることがわかる。ここから、負極用金具ハウジング部232と正極側給電部第2部との間がオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合っているオーバーラップ部分は、その幅が、一致しているとき以上にいずれかの幅を広げていっても、幅を広げるだけではあまり大きな入力インピーダンスの変化が得られないということがわかる。
このような状態でさらに本発明のガラスアンテナの入力インピーダンスを下げたいような場合には、幅を広げていくのではなくて、前記オーバーラップ部分の長さを変化させたり、オーバーラップ間隔gを変化させたりして対応するのがよい。
条件2の結果を示す図14では、見方は図13と同じである。図14においても、正極側給電部第2部132の幅が負極用金具ハウジング部232の幅と同じ6mm以上となると、入力インピーダンスの値が大きく変化しなくなってくる。
条件1及び条件2の結果より、正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップしている部分の幅は、正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とのいずれかの太い方の幅と一致するところまで幅が広がると、それ以上幅を広げても、入力インピーダンスとしては、大きな変化が得られなくなる。
そのため、実際に入力インピーダンスを変化させて良好なアンテナ感度を得ようというときには、正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップしている部分の幅を予め正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232のいずれか太い方の幅に合わせておいて、長さ方向を変化させると効率がよい。
なお、条件1においては、図13からわかるとおり、正極側給電部第2部132の幅が6mmのときに、入力インピーダンスが、500MHz、600MHz、700MHzが、もっとも同軸ケーブルの特性インピーダンス50Ωにもっとも近くなる。
また、条件2においては図14からわかるとおり、正極側給電部第2部132の幅が6mmのときに、入力インピーダンスが、500MHz、600MHz、700MHzが、もっとも同軸ケーブルの特性インピーダンス50Ωにもっとも近くなる。
<参考例3>
参考例3もシミュレーションによるものである。参考例3のガラスアンテナ1は、図11に示す構成のものであり、この構成は、参考例1,3と同様の寸法・構成であり、シミュレーションの条件も同じであるが、正極側給電部第2部132の幅を一定として長さを変化させた点で異なっている。参考例3においては、正極側給電部第2部132の長さを変化させているだけであるため、正極側エレメント第1線条111の長さは一定となる。
本参考例では、正極側給電部第2部132の幅を12mmで一定として、長さを10mm〜25mmまで変化させた。正極側給電部第2部132の長さが11mmより大きくなったときに、正極側給電部第2部132と負極用金具ハウジング部232とがオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップ部分を形成する。
本参考例のシミュレーションで得られた本参考例のガラスアンテナの入力インピーダンスの結果は、図15に示す。図15では、縦軸は、本実施例のガラスアンテナ1の計算した周波数での入力インピーダンスを示しており、横軸は、正極側給電部第2部132の長さを示している。そして、実線が600MHz、点線が700MHz、一点鎖線が500MHzでの入力インピーダンスの変化を示している。
図15を見てわかるとおり、正極側給電部第2部132の長さを長くするほど、すなわち、前記オーバーラップ部分の長さdを長くするほど本参考例のアンテナの入力インピーダンスが小さくなっていくことがわかる。
なお、本参考例のガラスアンテナ1においては、正極側給電部第2部132の長さが20mm程度、すなわち前記オーバーラップ部分の長さdが9mm程度のときに、本参考例のガラスアンテナ1の入力インピーダンスの値が600MHz、700MHz、500MHzのいずれでも本参考例のガラスアンテナに接続する同軸ケーブルの特性インピーダンス50Ωに近い値が得られており、良好なアンテナ感度が得られる。
1 アンテナエレメント
11 正極側エレメント
111 正極側エレメント第1線条
112 正極側エレメント第2線条
12 負極側エレメント
121 負極側エレメント第1線条
122 負極側エレメント第2線条
13 正極側給電部
131 正極側給電部第1部
132 正極側給電部第2部
14 負極側給電部
141 負極側給電部第1部
142 負極側給電部第2部
2 給電端子
21 キャッチャー
22 正極用金具
221 正極側コンタクト
222 正極用金具ハウジング部
222a 傾斜部
223 正極用キャッチャー側係合部
224 正極側接触点
23 負極用金具
231 負極側コンタクト
232 負極用金具ハウジング部
232a 傾斜部
233 負極用キャッチャー側係合部
234 負極側接触点
24 ハウジング
25 コネクタ
251 正極用コネクタ側係合部
252 負極用コネクタ側係合部
3 同軸ケーブル
6 窓ガラス
61 黒枠
7 デフォッガ
71 バスバ
72 熱線

Claims (10)

  1. アンテナエレメント(1)と受信機間に同軸ケーブル(3)を配設した自動車用ガラスアンテナにおいて、
    前記アンテナエレメント(1)は、正極側導体部と負極側導体部から構成されており、
    前記正極側導体部の一部と前記負極側導体部の一部とが、ガラス面に垂直方向に互いにオーバーラップ間隔gで離隔して重なり合ってオーバーラップ部分を構成していることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
  2. 前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分では、前記負極側導体部が、前記正極側導体部のガラス面に垂直方向で上にあることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ガラスアンテナ。
  3. 前記正極側導体部が、正極側給電部(13)と正極側エレメント(11)を備え、前記負極側導体部が、負極側給電部(14)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ガラスアンテナ。
  4. 前記負極用導体部が、さらに負極用給電部(14)から延伸される負極用エレメント(12)を備えていることを特徴とする請求項3に記載の自動車用ガラスアンテナ。
  5. 前記正極側エレメント(11)の一部と前記負極側エレメント(12)の一部とがオーバーラップ間隔gで離隔することで、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成することを特徴とする請求項3に記載の自動車用ガラスアンテナ。
  6. 前記アンテナエレメント(1)が、さらに給電端子(2)を備えており、
    前記正極側導体部は、さらに前記給電端子(2)の正極用金具(22)を備え、
    前記負極側導体部は、さらに前記給電端子(2)の負極用金具(23)を備え、
    前記正極用金具(22)又は前記負極用金具(23)が、前記負極側給電部(14)又は前記正極側給電部(13)とオーバーラップ間隔gで離隔することで、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分を形成することを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用ガラスアンテナ。
  7. 前記アンテナエレメント(1)を前記同軸ケーブル(3)に接続したときに、前記同軸ケーブル(3)との接続点と、前記正極側エレメント(11)の間に、前記正極側導体部と負極側導体部とのオーバーラップ部分が挿入されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の自動車用ガラスアンテナ。
  8. 前記オーバーラップ間隔gが、0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動車用ガラスアンテナ。
  9. 前記正極側導体部と前記負極側導体部とのオーバーラップ部分の面積が、10mm〜300mmであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の自動車用ガラスアンテナ。
  10. 地上デジタルテレビ放送受信用ガラスアンテナであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の自動車用ガラスアンテナ。
JP2015036454A 2014-03-26 2015-02-26 自動車用ガラスアンテナ Active JP6507713B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015036454A JP6507713B2 (ja) 2014-03-26 2015-02-26 自動車用ガラスアンテナ
EP15159789.5A EP2924803B1 (en) 2014-03-26 2015-03-19 Vehicular glass antenna
CN201510136357.7A CN104953231B (zh) 2014-03-26 2015-03-26 汽车用玻璃天线

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014062907 2014-03-26
JP2014062907 2014-03-26
JP2015036454A JP6507713B2 (ja) 2014-03-26 2015-02-26 自動車用ガラスアンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015195574A true JP2015195574A (ja) 2015-11-05
JP6507713B2 JP6507713B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=53015491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015036454A Active JP6507713B2 (ja) 2014-03-26 2015-02-26 自動車用ガラスアンテナ

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2924803B1 (ja)
JP (1) JP6507713B2 (ja)
CN (1) CN104953231B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201608383D0 (en) 2016-05-12 2016-06-29 Pilkington Group Ltd Connector for antennas, a glazing comprising the connector and an antenna system comprising the connector
CN112166527A (zh) * 2018-05-25 2021-01-01 中央硝子株式会社 圆偏振波接收用玻璃天线

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05315824A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ
JP2010114782A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2012142220A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Honda Tsushin Kogyo Co Ltd アンテナ用コネクタ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19605999C2 (de) * 1996-02-17 1999-10-14 Daimler Chrysler Ag Kontaktierung einer flächigen Antennenleiterstruktur
DE10129664C2 (de) * 2001-06-20 2003-04-30 Saint Gobain Sekurit D Gmbh Antennenscheibe mit einem Hochfrequenzbauteil
JP2003273625A (ja) 2002-03-18 2003-09-26 Central Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ
JP4064978B2 (ja) * 2004-05-28 2008-03-19 株式会社デンソー 車載アンテナの搭載構造
JP4159593B2 (ja) 2006-06-28 2008-10-01 原田工業株式会社 回路基板内蔵コネクタ及びキャッチャ
JP4955462B2 (ja) 2007-06-01 2012-06-20 原田工業株式会社 キャッチャ端子構造
JP5278673B2 (ja) * 2008-02-18 2013-09-04 ミツミ電機株式会社 アンテナ装置および複合アンテナ装置
JP5428790B2 (ja) * 2009-11-16 2014-02-26 セントラル硝子株式会社 車両用ガラスアンテナ
JP5671971B2 (ja) * 2010-11-25 2015-02-18 セントラル硝子株式会社 車両用アンテナ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05315824A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ
JP2010114782A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2012142220A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Honda Tsushin Kogyo Co Ltd アンテナ用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2924803B1 (en) 2019-02-27
JP6507713B2 (ja) 2019-05-08
CN104953231A (zh) 2015-09-30
EP2924803A1 (en) 2015-09-30
CN104953231B (zh) 2018-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5299276B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
US7446719B2 (en) Mobile antenna mounted on a vehicle body
JP4803004B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ及び窓ガラス板
EP3101728A1 (en) Glass antenna for vehicle and rear window glass with glass antenna for vehicle
JP5970132B2 (ja) 窓フレーム
JP2006197184A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP6094334B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
WO2015137108A1 (ja) 自動車用ガラスアンテナ
JP2009246844A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ及び自動車用の窓ガラス板
JP4946639B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
JP6507713B2 (ja) 自動車用ガラスアンテナ
JP2015099949A (ja) アンテナ装置
JP4905188B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ装置及び後部窓ガラス板
JP2006165933A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP5867416B2 (ja) ガラスアンテナ及びそれを備える車両用窓ガラス
JP5493727B2 (ja) ガラスアンテナ用フィルタ装置及び車両用窓ガラス
JP2006310953A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
TW200939558A (en) Vehicular reception equipment
JP7296540B2 (ja) 車両用窓ガラス
JP2011101191A (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2020502760A (ja) 同軸ケーブルおよび電気端子を備える、自動車両用の電気アセンブリ
JP2010114688A (ja) スロットアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2018164211A (ja) アンテナ及び窓ガラス
JP2022143548A (ja) 車両用窓ガラス
JP2012105035A (ja) 車両用アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250