JP2018164211A - アンテナ及び窓ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】当方性のアンテナを提供する。【解決手段】車両の窓ガラスの上辺側ボディフランジに沿って配置されるアンテナであって、第1アンテナは、給電ケーブルが接続される第1芯線側給電部及び第1アース側給電部と、前記第1芯線側給電部から下方に延伸した後、前記第1アース側給電部と離れる方向に延伸する芯線側第1エレメントと、を有し、第2アンテナは、給電ケーブルが接続される第2芯線側給電部及び第2アース側給電部と、前記第2芯線側給電部から下方に延伸する芯線側第3エレメントと、前記第2アース側給電部から延伸し、前記第2アース側給電部の上方を上辺側ボディフランジに沿って延在するアース側第2エレメントと、を有し、前記第1アンテナと前記第2アンテナとは、前記第1アース側給電部と前記第2アース側給電部とが対向して、前記第1アンテナが前記窓ガラスの中央側に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス板の表面に配置されるガラスアンテナ関し、特に、当方性のアンテナに関する。
自動車の側部窓ガラスにアンテナを配置することがある。側部窓ガラスに配置されたアンテナとして、特許文献1(特開2001−127519号公報)には、アンテナ導体はサイド窓ガラス板の右上側縁部近傍に配設された給電点を起点として時計回り方向にアース導体を囲んでほぼ一周するように伸長されており、アース導体は略左方向に伸長される上部アースエレメントと、時計回り方向に伸長される下部アースエレメントとを備えるガラスアンテナが記載されている。
また、特許文献2(特開2009−49706号公報)には、側部窓ガラスのコーナー部近傍に正極と負極の2つの給電点を設け、該正極の給電点より延ばした少なくとも2本の線条のうち少なくとも1本をコーナー方向に向け垂直に延ばした第1の垂直線条と、該第1の垂直線条の先端または途中部より分岐して水平方向に延ばした第1の水平線条とからなる第1のエレメントと、負極の給電点から水平方向に延ばした少なくとも2本の第2の水平線条と、同負極の給電点から垂直方向に延ばした第2の垂直線条とからなる第2のエレメントとからなり、前記正極、負極の各給電点に、それぞれ同軸ケーブルの芯線、および外皮導線を接続した非接地タイプのアンテナが記載されている。
特開2001−127519号公報 特開2009−49706号公報
しかし、側部窓ガラスはアンテナを配置できる範囲が小さく、所望の受信特性が得られないことがある。また、側部窓ガラスに配置されたアンテナは、指向性が車両の左右方向に向くので、前後方向の感度が低下する。
また、側部窓ガラスは車両の後方に位置するので、車両の後方に搭載された電子機器(例えば、走行用バッテリや充放電制御装置)からのノイズを受けやすく、この点においても所望の受信特性が得られないことがある。
さらに、側部窓ガラスへ配線が2本になるので、アンテナと接続する同軸ケーブルが2本になり、アンテナの近傍に配置されるアンテナアンプも二つ必要になり、アンテナへの配線取付工数が大きく、部品コストが増大する問題がある。
このため、前後方向及び左右方向に均等な指向性を有するアンテナが必要である。本発明は、当方性のアンテナの提供を目的とする。
すなわち、本発明は、車両の窓ガラスの上辺側ボディフランジに沿って配置されるアンテナであって、隣接して配置される第1アンテナと第2アンテナとを備え、前記第1アンテナは、給電ケーブルが接続される第1芯線側給電部及び第1アース側給電部と、前記第1芯線側給電部から下方に延伸した後、前記第1アース側給電部と離れる方向に延伸する芯線側第1エレメントと、を有し、前記第2アンテナは、給電ケーブルが接続される第2芯線側給電部及び第2アース側給電部と、前記第2芯線側給電部から下方に延伸する芯線側第3エレメントと、前記第2アース側給電部から延伸し、前記第2アース側給電部の上方を上辺側ボディフランジに沿って延在するアース側第2エレメントと、を有し、前記第1アンテナと前記第2アンテナとは、前記第1アース側給電部と前記第2アース側給電部とが対向して、前記第1アンテナが前記窓ガラスの中央側に配置されることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1アンテナは、前記第1芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第2エレメントを有し、前記第2アンテナは、前記第2芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第4エレメントを有することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第2アンテナは、前記第2アース側給電部から下方に延伸し、前記芯線側第3エレメントと近接して配置されるアース側第3エレメントを有することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1アンテナは、前記第1芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第2エレメントと、前記第1アース側給電部から下方に延伸した後、前記第1アース側給電部と離れる方向に延伸するアース側第1エレメントと、を有し、前記第2アンテナは、前記第2芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第4エレメントと、前記第2芯線側給電部から左方に延伸する芯線側第5エレメントと、前記第2アース側給電部から下方に延伸し、前記芯線側第3エレメントと近接して配置されるアース側第3エレメントと、前記第2アース側給電部から下方に延伸するアース側第4エレメントと、を有することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記いずれかのアンテナが設けられた窓ガラスである。
本発明の代表的な実施形態によれば、アンテナの指向性を前後方向及び左右方向に均等にできる。
本発明の実施形態のガラスアンテナ(基本構成)を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態のガラスアンテナの変形例1を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態のガラスアンテナの変形例1を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態のガラスアンテナの特性を示す図である。 比較例のガラスアンテナの特性を示す図である。
図1は、本発明の実施形態のガラスアンテナ(基本構成)を車内側から見た平面図である。
図1に示すように、基本構成のガラスアンテナは、車内視で右側に設けられる第1アンテナ1と、左側に設けられる第2アンテナ2とによって構成され、第1アンテナ1と第2アンテナ2とは、端子座10、20のアース側端子が向かい合うように前面窓ガラスの上部に配置され、ダイバーシティを構成している。
第1アンテナ1は、端子座10と、端子座10の芯線側端子から延伸する芯線側第1エレメント11とで構成される。芯線側第1エレメント11は、芯線側端子から下方に延伸し、さらに右側(端子座10から離れる方向)に延伸する。芯線側第1エレメント11は、芯線側端子から延伸する縦エレメントによってボディフランジ5から離隔した位置に水平エレメントを設けて、側方の利得を向上している。
第2アンテナ2は、端子座20と、端子座20の芯線側端子から延伸する芯線側第3エレメント21と、端子座20のアース側端子から延伸するアース側第2エレメント24とで構成される。
芯線側第3エレメント21は、芯線側端子から下方(ボディフランジから離れる方向)に延伸し、端子座に沿って右方に延伸し、さらに下方に延伸する。芯線側第3エレメント21は、芯線側端子から延伸する縦線条をボディフランジ5から離れる方向に延伸して設けて、側方の利得を向上している。
アース側第2エレメント24は、アース側端子から上方(ボディフランジの方向)に延伸し、ボディフランジ5に沿って左方に延伸する。特に、アース側第2エレメント24が上方に配置される向きに、車両の前面窓ガラス上にアンテナを配置すると、アース側第2エレメント24は、上辺側のボディフランジ5に沿って配置されることになる。アース側第2エレメント24は、ボディフランジ5と容量結合する。なお、アース側第2エレメント24は、他のエレメントより太くしてもよい。アース側第2エレメント24は、その長さを概ねαλ/2としているので(α=0.7はガラスの波長短縮率、λ=0.48メートルは地上デジタルテレビ放送周波数帯の中心周波数)、エレメントの太さによって第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。また、アース側第2エレメント24の太さによって、アース側第2エレメント24とボディフランジ5との間隔を変更でき、第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。
第1アンテナ1の端子座10とアンプ(図示省略)の間及び第2アンテナ2の端子座20とアンプの間は、同軸ケーブル3で接続される。同軸ケーブル3はボディフランジ5の近傍でアース金具4によってボディにアースされる。
図1には、地上デジタルテレビ放送周波数帯(470〜770MHz)に好適なアンテナのエレメントの長さを示す。すなわち、ガラスの波長短縮率αが0.7であると考えると、地上デジタルテレビ放送周波数帯用のアンテナにおいて、芯線側第1エレメント11の縦線条は50mmであり、横線条は65mmである。芯線側第3エレメント21の横線条は30mmであり、縦線条は60mmである。アース側第2エレメント24の横線条の長さは155mmであり、幅は3mmであり、アース端子から10mm上かつボディフランジ5から10mm下の位置に配置される。アース側第2エレメント24以外のエレメントは約0.7mmの幅で形成するとよい。なお、アンテナの寸法は、受信周波数帯の中で共振周波数を調整して、受信周波数帯全体として良好な感度を得るように決定されるもので、前述した寸法に限定されるものではない。
本実施形態のガラスアンテナでは、芯線側エレメント11、21によって低域側の側方の利得が改善され、アース側第2エレメント24によって高域側の利得が改善できる。
図2、図3は、本発明の実施形態のガラスアンテナの変形例1を車内側から見た平面図である。図3は、図2と同じアンテナを示すが、地上デジタルテレビ放送周波数帯(470〜770MHz)に好適なアンテナのエレメントの長さを記載し、アンテナの構成を示す符号は省略した。
変形例1のガラスアンテナは、基本構成のガラスアンテナに、補助的なエレメント12、13、22、23、25、26を追加したものである。
図2に示すように、変形例1のガラスアンテナは、車内視で右側に設けられる第1アンテナ1と、左側に設けられる第2アンテナ2とによって構成され、第1アンテナ1と第2アンテナ2とは、端子座10、20のアース側端子が向かい合うように前面窓ガラスの上部に配置され、ダイバーシティを構成している。
第1アンテナ1は、端子座10と、端子座10の芯線側端子から延伸する芯線側第1エレメント11及び芯線側第2エレメント12と、端子座10のアース側端子から延伸するアース側第1エレメント13とで構成される。第1アンテナ1は、芯線側エレメント11、12の長さが異なる複数のエレメントを帯域内で共振させ、地上デジタルテレビ放送周波数の広い帯域で高利得を得ている。
芯線側第1エレメント11は、芯線側端子から下方に延伸し、さらに右方(端子座10から離れる方向)に延伸する。芯線側第1エレメント11は、芯線側端子から延伸する縦エレメントによってボディフランジ5から離隔した位置に水平線条を設けて、側方(特に、図4における60度方向)の利得を向上している。
芯線側第2エレメント12は、芯線側端子から上方に延伸し、さらに右方及び端子座に沿って左方に延伸する。芯線側第2エレメント12は、端子座10の上方にボディフランジ5との距離(例えば、15mm)を調整した水平線条を設けることによって、車両の前方(特に、図4における0度方向)の利得を向上している。
アース側第2エレメント13は、アース側端子から下方に延伸し、さらに右側に延伸する。なお、アース側第1エレメント13は、アース側端子から下方に延伸する縦線条のみで構成してもよい。アース側第1エレメント13によって、第1アンテナ1のインピーダンスを調整できる。
第2アンテナ2は、端子座20と、端子座20の芯線側端子から延伸する芯線側第3エレメント21、芯線側第4エレメント22及び芯線側第5エレメント23と、端子座20のアース側端子から延伸するアース側第2エレメント24と、アース側第3エレメント25及びアース側第4エレメント26とで構成される。第2アンテナ2は、芯線側エレメント21、22、23の長さが異なる複数のエレメントを帯域内で共振させ、地上デジタルテレビ放送周波数の広い帯域で高利得を得ている。
芯線側第3エレメント21は、芯線側端子から下方(ボディフランジから離れる方向)に延伸し、端子座に沿って右方に延伸し、さらに下方に延伸する。芯線側第3エレメント21は、芯線側端子から延伸する縦線条をボディフランジ5から離れる方向に延伸して設けて、側方(特に、図4における240〜270度方向)の利得を向上している。また、芯線側第3エレメント21とアース側第3エレメント25との間隔を狭くすることによって、芯線側第3エレメント21とアース側第3エレメント25とを容量結合させて、芯線側第3エレメント21の側方の利得を向上している。
芯線側第4エレメント22は、芯線側端子から上方(ボディフランジの方向)に延伸し、さらに左方及び端子座に沿って右方に延伸する。芯線側第5エレメント23は、芯線側端子から左方に延伸する。芯線側第4エレメント22及び芯線側第5エレメント23は、第2アンテナ2の上方に水平線条を設けることによって、車両の前方(特に、図4における330度方向)の利得を向上している。
アース側第2エレメント24は、アース側端子から上方(ボディフランジの方向)に延伸し、ボディフランジ5に沿って左方に延伸する。このため、アース側第2エレメント24は、ボディフランジ5と容量結合する。アース側第2エレメント24はボディフランジ5と近接することによって、芯線側第4エレメント22及び芯線側第5エレメント23をボディフランジ5から離隔し、車両側方の利得改善に寄与する。なお、アース側第2エレメント24は、他のエレメントより太くしてもよい。アース側第2エレメント24は、その長さを概ねαλ/2としているので(α=0.7はガラスの波長短縮率、λ=0.48メートルは地上デジタルテレビ放送周波数帯の中心周波数)、エレメントの太さによって第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。また、アース側第2エレメント24の太さによって、アース側第2エレメント24とボディフランジ5との間隔を変更でき、第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。
アース側第3エレメント25は、アース側端子から下方に延伸する。アース側第3エレメント25は、芯線側第3エレメント21との間隔を狭くすることによって、芯線側第3エレメント21の側方利得の向上に寄与する。また、アース側第3エレメント25の長さによって、第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。
アース側第4エレメント26は、アース側第3エレメント25の途中から右方に延伸し、さらに下方に延伸する。アース側第4エレメント26は、アース側端子から下方に延伸してもよい。アース側第4エレメント26は、高域帯の利得の向上に寄与する。また、アース側第4エレメント26の長さによって、第2アンテナ2のインピーダンスを調整できる。
第1アンテナ1の端子座10とアンプ(図示省略)の間及び第2アンテナ2の端子座20とアンプの間は、同軸ケーブル3で接続される。同軸ケーブル3はボディフランジ5の近傍でアース金具4によってボディにアースされる。
図3には、地上デジタルテレビ放送周波数帯(470〜770MHz)に好適なアンテナのエレメントの長さを示す。すなわち、ガラスの波長短縮率αが0.7であると考えると、地上デジタルテレビ放送周波数帯用のアンテナにおいて、芯線側第1エレメント11の縦線条は50mmであり、水平線条は65mmである。芯線側第2エレメント12の水平線条は左右55mmずつであり、アース端子から5mm上かつボディフランジ5から15mm下の位置に配置される。アース側第1エレメント13の縦線条は20mmであり、水平線条は40mmである。
芯線側第3エレメント21の水平線条は30mmであり、縦線条は60mmである。芯線側第4エレメント22の水平線条は左80mm、右50mmであり、アース端子から5mm上かつアース側第2エレメント24から3mm下の位置に配置される。芯線側第5エレメント23の水平線条は50mmである。
アース側第2エレメント24の水平線条の長さは155mmであり、幅は3mmであり、アース端子から10mm上方かつボディフランジ5から10mm下方の位置に配置される。アース側第3エレメント25の縦線条は25mmである。アース側第4エレメント26の水平線条は10mmであり、縦線条は35mmである。
なお、アンテナの寸法は、受信周波数帯の中で共振周波数を調整して、受信周波数帯全体として良好な感度を得るように決定されるもので、前述した寸法に限定されるものではない。
本実施例及び変形例のガラスアンテナを構成する導体(線条、給電部)は、ガラス面上に導電性のセラミックペーストを塗布し、乾燥後、加熱炉によって焼き付けて形成される。各導体を、光透過性の樹脂フィルム上に形成された導電性パターンによってアンテナを形成し、ガラス板に貼り付けてもよい。
本実施例及び変形例のガラスアンテナは、右ハンドル車では、車内視で第1アンテナ1を右側(中央側)に、第2アンテナ2を左側(Aピラー側)に配置し、前面窓ガラスの助手席側の上部、すなわち、前面窓ガラスの左端から1/4程度右側に設けるとよい。一方、左ハンドル車では、図示した配置を左右逆転し、車内視で第1アンテナ1を左側(中央側)に、第2アンテナ2を右側(Aピラー側)に配置し、前面窓ガラスの助手席側の上部、すなわち、前面窓ガラスの右端から1/4程度左側に設けるとよい。
図4は、変形例1のガラスアンテナの特性を示す図である。
図4において、破線は第1アンテナ1の感度を、点線は第2アンテナ2の感度を、実線は両アンテナを合成した感度を示す。また、0度が車両の前方であり、90度が車両の右方、270度が車両の左方である。
図から分かるように、右側に配置された第1アンテナ1は、車両の前方から右方(330〜150度)において良好な感度を示し、左側に配置された第2アンテナ2は車両の後方から左方(150〜330度)において良好な感度を示す。
図5は、比較例のガラスアンテナの特性を示す図である。
図5に特性を示す比較例は、変形例1のガラスアンテナを左右反転させたものである。
図5において、破線は第1アンテナ1の感度を、点線は第2アンテナ2の感度を、実線は両アンテナを合成した感度を示す。また、0度が車両の前方であり、90度が車両の右方、270度が車両の左方である。
図から分かるように、左側に配置された第1アンテナ1は、車両の前方から右方(0〜90度)において感度が低下し、車両の左方(240°〜300°)においても感度が低下する。また、右側に設置された第2アンテナ2は車両の右前方(30〜60度)において感度が低下する。
以上に説明したように、本発明の実施形態のガラスアンテナでは、第1アンテナ1と第2アンテナ2とを近接して前面窓ガラスに設けたので、アンテナを狭い範囲に搭載でき、給電ケーブルのアースを1箇所に統合できる。また、側部窓ガラスへの配線を1本に統合でき、アンテナアンプも一つに統合できるので、アンテナへの配線取付工数を低減し、部品コストを低減できる。
また、芯線側第1エレメント11及び芯線側第3エレメント21によって側方の感度を向上し、芯線側第2エレメント12及び芯線側第4エレメント22によって前方の感度を向上する。これによって、前後方向及び左右方向に十分な指向性を得ることができる。
また、アンテナが小型であることから、前方視界を妨げることなく、アンテナを前面窓ガラスに配置できる。また、アンテナを前面窓ガラスに配置することによって、車両の後方に搭載された高電圧系の電子機器(例えば、走行用バッテリや充放電制御装置)からのノイズの影響を低減できる。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
1 第1アンテナ
2 第2アンテナ
10、20 端子座
11 芯線側第1エレメント
12 芯線側第2エレメント
13 アース側第1エレメント
21 芯線側第3エレメント
22 芯線側第4エレメント
23 芯線側第5エレメント
24 アース側第2エレメント
25 アース側第3エレメント
26 アース側第4エレメント

Claims (5)

  1. 車両の窓ガラスの上辺側ボディフランジに沿って配置されるアンテナであって、
    隣接して配置される第1アンテナと第2アンテナとを備え、
    前記第1アンテナは、
    給電ケーブルが接続される第1芯線側給電部及び第1アース側給電部と、
    前記第1芯線側給電部から下方に延伸した後、前記第1アース側給電部と離れる方向に延伸する芯線側第1エレメントと、を有し、
    前記第2アンテナは、
    給電ケーブルが接続される第2芯線側給電部及び第2アース側給電部と、
    前記第2芯線側給電部から下方に延伸する芯線側第3エレメントと、
    前記第2アース側給電部から延伸し、前記第2アース側給電部の上方を上辺側ボディフランジに沿って延在するアース側第2エレメントと、を有し、
    前記第1アンテナと前記第2アンテナとは、前記第1アース側給電部と前記第2アース側給電部とが対向して、前記第1アンテナが前記窓ガラスの中央側に配置されることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記第1アンテナは、前記第1芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第2エレメントを有し、
    前記第2アンテナは、前記第2芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第4エレメントを有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第2アンテナは、前記第2アース側給電部から下方に延伸し、前記芯線側第3エレメントと近接して配置されるアース側第3エレメントを有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記第1アンテナは、
    前記第1芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第2エレメントと、
    前記第1アース側給電部から下方に延伸した後、前記第1アース側給電部と離れる方向に延伸するアース側第1エレメントと、を有し、
    前記第2アンテナは、
    前記第2芯線側給電部から上方に延伸し、さらに水平に延在する芯線側第4エレメントと、
    前記第2芯線側給電部から左方に延伸する芯線側第5エレメントと、
    前記第2アース側給電部から下方に延伸し、前記芯線側第3エレメントと近接して配置されるアース側第3エレメントと、
    前記第2アース側給電部から下方に延伸するアース側第4エレメントと、を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のガラスアンテナが設けられた窓ガラス。
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