JP2015194617A - 表示体、および表示体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導波モード共鳴格子による構造発色を利用した色相、彩度、明度に優れた表示体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、画素もしくは副画素の領域内に、複数の構造周期の回折構造体からなる格子層を設ける。これにより、画素もしくは副画素から反射される光のFWHMを広くすることが可能となり、その結果、より鮮やかな反射像を得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、構造発色を利用した表示体、およびその製造方法に関する。
モルフォ蝶の鱗粉や玉虫の表皮に代表される構造発色は、色素や顔料などの分子の電子状態のエネルギー遷移に伴う発色ではなく、光の回折や干渉、散乱といった光学現象の作用による発色現象である。
例えば、自然界に存在する構造発色のうち、最も大きい分布を占める多層膜干渉は、積層体の各界面で発生する反射光が干渉することにより発生する構造発色であり、特定の波長域を選択的に透過、もしく反射する波長選択可能な光学素子に応用することができる。
但し、上記多層膜干渉を利用した光学素子では、反射される光の波長は積層体各層の膜厚により限定されてしまうため、一枚の基材上に複数の色成分で構成される表示体を製造するためには、マスキングと多層膜成膜とを色成分の数だけ繰り返さなくてはならず、製造工程としては非常に複雑になってしまう。
そこで、導波モード共鳴を利用した波長選択素子が考案されている(特許文献1を参照)。当該素子は、基材上に基材よりも高い屈折率の材料で構成される導波層、格子層が順次形成された構成となっており、格子層に形成されたサブ波長格子構造の格子高さや構造周期、フィルファクタ(一周期における格子の体積占有率)、導波層の厚さを最適設計することにより、狭帯域に理論上100%の反射率を示すことが記されている。
特開2009−25558号公報
上記特許文献1によれば、格子層の厚さが同一であっても格子構造によって異なる分光特性が得られるため、導波層の厚さを500nm以下とし、可視光波長領域の光に対して伝搬モードがシングルモードとなるように設計すると、例えばカラーフィルタのような三原色の波長選択素子を金型やマスクによる一括加工で形成できるとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の波長選択素子の場合、格子構造の構造周期とフィルファクタ、構造高さ、および導波層の厚さを最適値に設計することにより、特定の波長に対し理論上100%の反射を示すことが可能となるが、反射される光は狭帯域に限定されてしまう。例えば、構造周期を350nmとして、格子構造の寸法パラメータを最適化した場合、緑の波長帯域で反射率100%を示すピークのFWHM(反射ピークをガウス関数にフィッティングした際の半値全幅)は約20nm程度であると記載されている。
例えば、上述のような狭帯域に限定して理論上100%の反射を示す波長選択素子を、R(赤)G(緑)B(青)三色の副画素として用いた反射型のカラーフィルタにより、色彩を有する反射像を太陽光や蛍光灯などの白色光源下で表現する場合、反射ピークのFWHMが狭いため、素子表面での反射光の明度が小さく、理論上100%の反射率を示していても、人間の肉眼では不鮮明な反射像となってしまう。
さらに、特許文献1に記載の波長選択素子において、反射スペクトルのピーク部の反射率を高めるように設計した場合、副作用としてピーク部以外のベース部においても反射率が高くなり、結果として反射光の色相や彩度が損なわれることが懸念される。
格子構造の設計により、ベース部の反射率を低くすることは可能であるが、副作用としてピーク部の反射率が低くなり、さらに反射ピークのFWHMが狭くなることにより、結果として明度が下がることが懸念される。
以上から、例えばRGBの各波長帯域において、理論上の反射率が100%となるように設計された波長選択素子からなる画素もしくは副画素を一括加工により形成しても、これらの三原色により表現可能な色空間は限定されてしまうため、太陽光や蛍光灯などの白色光源下で多様な色彩を表現することが困難となる。
本発明は、上記課題を鑑みて、これを解決するために以下の表示体を提供するものである。
請求項1に係る表示体は、基材と、基材上に形成された導波層と、導波層上に形成された格子層とを有し、特定の波長領域の光を反射する素子が形成された画素もしくは副画素の領域を有する表示体であって、画素もしくは副画素の領域に形成された格子層は、線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成され、格子層を構成する一次元回折構造体もしくは前記二次元回折構造体の周期は、2種類以上であることを特徴とする。
請求項2に係る表示体は、2種類以上の構造周期を持つ一次元回折構造体もしくは二次元回折構造体において、任意の構造周期における反射ピークとこれと隣接する他の構造周期における反射ピークとのピーク波長位置の差が、任意の構造周期における単独の反射ピークのFWHM値の2倍未満であるように構造周期が決定されていることを特徴とする。
請求項3に係る表示体は、一次元回折構造体もしくは二次元回折構造体の構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定であることを特徴とする。
請求項4に係る表示体は、前記導波層を構成する材料の可視光波長領域内における屈折率が、基材を構成する材料の可視光波長領域内における屈折率よりも大きいことを特徴とする。
請求項5に係る表示体は、少なくとも格子層は、樹脂材料で構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る表示体は、導波層と格子層とが、同一の材料で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、以下の表示体の製造方法を提供するものである。
請求項7は表示体を製造する方法であって、モールドを用意する工程と、モールドは、(i)表面に、2種類以上の構造周期を持つ線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成された画素もしくは副画素の領域を有し、(ii)任意の画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体の構造周期の差の最小値が、当該モールドから転写して複製される表示体の対応する画素もしくは副画素において反射される光のFWHMの最小値の2倍未満であり、(iii)画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体において、構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定である、基材上に、当該基材よりも可視光波長領域に対して高い屈折率の材料で構成された光硬化性樹脂を塗布する工程と、光ナノインプリント法により、モールドから基材上に塗布した光硬化性樹脂に、画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体を転写する工程を具備することを特徴とする。
請求項8は表示体を製造する方法であって、モールドを用意する工程と、モールドは、(i)表面に、2種類以上の構造周期を持つ線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成された画素もしくは副画素の領域を有し、(ii)任意の画素もしくは副画素領域に形成された回折構造体の構造周期の差の最小値が、当該モールドから転写して複製される表示体の対応する画素もしくは副画素において反射される光のFWHMの最小値の2倍未満であり、(iii)画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体において、構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定である、基材上に、当該基材よりも可視光波長領域に対して高い屈折率の材料で構成された熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布する工程と、熱ナノインプリント法により、モールドから基材上に塗布した熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂に、画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体を転写する工程を具備することを特徴とする。
本発明によれば、画素もしくは副画素の領域内に構造周期が異なる回折構造体を複数形成することで、画素もしくは副画素の領域における反射スペクトルのFWHMが広がる。さらに、各構造周期の回折構造体を反射スペクトルのベース部の反射率が低くなるように設計した場合でも、単一周期の構造体における反射ピークは低くなり、FWHMは狭くなるが、画素もしくは副画素の領域全体における反射スペクトルのFWHMは広くなる。加えて、画素もしくは副画素の領域内に形成する構造周期が異なる回折構造体の構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定であることにより、例えばナノインプリント法による一括加工で当該画素もしくは副画素を形成した場合であって、形成される残膜を導波層として用いる場合でも、構造周期に依らず残膜厚は一定となる。以上の結果、例えばRGBの三原色の各波長帯域を反射する副画素をナノインプリント法により一括加工し、カラーフィルタとした場合でも、これらの三原色により表現可能な色空間を広げることが可能となり、よって太陽光や蛍光灯などの白色光源下で多様な色彩を表現できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係わる表示体の画素もしくは副画素の模式図 本発明の実施例に係わる表示体の副画素の模式図 単一構造周期の線状周期凹凸形状で格子層が形成された副画素に対するRCWA法による反射スペクトルの計算結果 7つの異なる構造周期の線状周期凹凸形状で格子層が順次形成された副画素に対するRCWA法による反射スペクトルの計算結果
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明は、対象とする波長領域に対しての限定はないが、以下に示す実施の形態では、特に人間の肉眼で識別可能な可視光波長領域の光を対象として説明する。尚、本発明において画素は、印刷物などにおける最小の描画表現を行う単位(ドット)の意味を含むものとする。また、本発明において副画素は、例えばカラーフィルタなどにおけるRGB各領域のような、複数で1つの画素を形成するもののことを指すものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係わる表示体の画素もしくは副画素の模式図を示したものである。図1(a)は画素または副画素の領域を真上から見た平面図であり、図1(b)は画素または副画素の領域における構造周期を示した断面図である。
本発明の表示体を形成する画素もしくは副画素の領域には、図1(a)に示すように、i個(iは2以上の整数)の格子層形成領域31〜32が形成されている。各格子層形成領域には、構造周期P1から構造周期Piまでi種類の構造周期の回折構造体が順次形成されている。図1(b)に示すように、各構造周期P1〜Piの回折構造体は、それぞれ、基材1の上に導波層2が形成され、導波層2の上に格子層3が形成された、所謂導波モード共鳴格子構造となっている。
導波モード共鳴格子とするためには、格子層3に形成される回折構造体の構造周期Piは、作用する波長よりも短い、サブ波長周期である必要がある。さらに、少なくとも導波層2を構成する材料は、基材1を構成する材料の可視光波長領域に対する屈折率が高い材料で構成される必要がある。基材1と導波層2との可視光波長領域における屈折率差が大きいほど、好ましいと言える。また、少なくとも導波層2と格子層3とを構成する材料の可視光波長領域に対する消衰係数は、0に近い方が好ましい。
格子層3に形成する構造体がサブ波長構造体であるので、本発明の表示体を形成するためには、フォトリソグラフィや荷電粒子線リソグラフィ、ナノインプリントリソグラフィなどを用いると良い。上記リソグラフィによりサブ波長構造の樹脂パターンを形成し、この樹脂パターンをマスクとしてドライエッチングなどの既存技術により格子層3を形成することができる。この場合、導波層2を形成する材料は、格子層3を形成する材料のドライエッチング条件に対して耐性を有している必要がある。樹脂材料の屈折率が上記条件を満たす場合は、樹脂材料をそのまま格子層3として適用することも可能である。但し、ナノインプリントリソグラフィを適用する場合、工程特有の残膜が生じるため、この残膜をプラズマ暴露により除去する必要がある。この場合、導波層2を形成する材料は、残膜除去条件に対して耐性を有している必要がある。
尚、導波層2と格子層3とを構成する材料の可視光波長領域に対する屈折率は、等しくても良いため、同じ材料により導波層2と格子層3とを形成することも可能である。よって、例えば光硬化性樹脂、或いは熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂を基材1上に塗布し、ナノインプリント法にてパターン転写することにより、導波層2と格子層3とを一括形成することも可能である。この場合、導波層2は、ナノインプリントにより形成された残膜に相当するが、図1のように複数の構造周期を持つ画素を転写する場合は、残膜厚を一定にするために、各構造周期のフィルファクタ(wi/Pi)が一定であることが好ましい(図1(b)を参照)。
導波層2の厚さは、可視光波長領域において伝搬モードがシングルモードとなる500nm以下である必要がある。尚、可視光波長領域よりも長波長の光を対象とする場合は、導波層2の厚さが500nm以上でも良い。
一定構造周期の導波モード共鳴格子からの反射スペクトルは、例えばRigorous Coupled−Wave Analysis(RCWA)法などを用いて計算することができる。RCWA法を用いれば、構造周期やフィルファクタ、格子層3や導波層2の厚さなどのパラメータを入力することで、導波モード共鳴格子の反射スペクトルを予測することが可能となる。画素もしくは副画素の領域に形成する回折構造体の構造周期は、上記RCWA法により算出結果を基に決定することができる。
導波モード共鳴格子において、構造周期以外のパラメータを一定とし、構造周期を変化させた場合の反射スペクトルをRCWA法にて算出すると、構造周期の変化量に応じて反射ピーク波長がシフトする。したがって、例えば画素の領域をX方向に10等分し、この10の領域に構造周期P1を持つ回折構造体が形成された格子層と構造周期P2を持つ回折構造体が形成された格子層とを交互に5対並べた場合、各構造周期の格子層形成領域が受光側の空間分解能よりも十分に小さければ、画素領域からの反射光は各回折構造体からの反射光が混合したものとして受光部で観察されることになる。この時、構造周期の変化に対する反射ピーク波長のシフト量が、各構造周期単独の反射ピークのFWHMの2倍よりも小さければ、受光部で観察される反射スペクトルは、ピークが分離することなく2つのピークが重ね合わされた状態となる。この反射ピークをガウス関数フィッティングして得られるFWHMは、P1およびP2単独の構造周期からなる回折構造体の反射ピークのFWHMより大きくなる。
本発明では、複数の構造周期からなる回折構造体が形成された格子層3を形成することで、反射ピークのFWHMを広げることが可能となるため、人間の肉眼で認識できる色としては単一構造周期の回折構造体からなる格子層が形成された画素もしくは副画素と比較して明るい。よって、例えば色相や彩度を高めるため、ベース部の反射率が低くなるように格子構造を設計した際も、構造周期が異なる回折構造体を複数配置することにより、FWHMを広げることが可能であるため、明度に加え、色相や彩度も良好な表示体を作製することが可能となる。
構造周期をi種類並べた図1の画素または副画素の模式図において、RCWA法による計算を利用して、得たいFWHMに応じた構造周期とiの数値とを決定し、格子層3とすれば良い。
図1に示した画素または副画素の領域については、受光側の空間分解能により決定すれば良い。例えば、人間の肉眼の空間分解能は、通常30cm離れたところから見て、100μmである。よって、この一辺100μmの正方形領域を1画素とし、この中に構造周期の異なる回折構造体を順次形成すれば、導波モード共鳴格子による構造色を利用した表示体が作製できる。格子層3はサブ波長構造体であるため、より高解像の表示体を作製するために、画素領域の大きさを例えば5μmや10μmとしても良い。
図1のように、画素もしくは副画素の領域をX方向に分割し、分割した各領域に異なる構造周期の回折構造体の形成する場合、X方向の分割周期を一定にすると、構造周期が変化する境界において隣接する構造周期以外の周期構造が形成されることにより、構造周期が変化する境界で繋ぎ目が発生する可能性がある。その場合、例えば画素または副画素の領域を分割する一辺を各々の構造周期の倍数とすることにより繋ぎ目は発生しない。
格子層3に形成される回折構造体が、線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体である場合、光の偏光によって得られるスペクトルに変化が生じる。光の偏光による影響を小さくするためには、画素もしくは副画素の領域をX方向だけではなくY方向にも分割し、X方向に配列した線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体と、Y方向に配列した線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体とを適切に配列するか、もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体とすれば良い。回折構造体の配列に関しては、秩序性を有しても良く、乱雑性を有していても良い。
以下、本発明を用いて副画素を作製した実施例について図面を用いて説明する。
図2は、本発明の実施例にて作製した表示体の副画素の模式図である。図2(a)は副画素の領域を真上から見た平面図であり、図2(b)は単一構造周期領域の断面図である。本実施例では紫外線を光源とした光ナノインプリント法を採用したが、材料の屈折率が条件を満たせば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いた熱ナノインプリントを適用しても良い。
まず、線状周期凹凸構造の構造周期P、フィルファクタF=w/P、構造高さd1、導波層厚さd2を決定するため、RCWA法による計算を行った。計算に用いた材料の屈折率として、基材1には合成石英ガラスの屈折率を、導波層2および格子層3には光硬化性樹脂MUR−6(丸善石油化学製)の屈折率を、それぞれ適用した。本実施例におけるRCWA法による計算は、RGB三色フィルタを想定して行った。
まず、副画素に形成する線状周期凹凸構造の構造周期が単一である場合を想定して計算を行った。図3に、RCWA法による計算によって得られた反射スペクトルを示す。図3(a)は青(B)の副画素、図3(b)は緑(G)の副画素、図3(c)は赤(R)の副画素の反射スペクトルを示している。本計算では、ベース部の反射強度を極力低くするように構造設計を行った。図3に示した反射スペクトルでは、構造高さd1および導波層厚さd2の値は固定しており、それぞれd1=250nmおよびd2=150nmである。図3(a)の青(B)の副画素では、P=292nm、F=0.45である。図3(b)の緑(G)の副画素では、P=360nm、F=0.40である。図3(a)の赤(R)の副画素では、P=418nm、F=0.35である。
続いて、図2(a)に示すように、副画素の領域をX方向に7つの領域51〜57に分割し、この領域51〜57に7つの異なる構造周期の線状周期凹凸構造を順次形成した場合について計算した。図4に、RCWA法による計算によって得られた反射スペクトルを示す。図4(a)は青(B)の副画素、図4(b)は緑(G)の副画素、図4(c)は赤(R)の副画素の反射スペクトルを示している。構造高さd1と導波層厚さd2との値は図3と同じ値を用いた。図4(a)の青(B)の副画素では、構造周期292nmを中心に±4nmずつ構造周期を変え、Pa=280nm、Pb=284nm、Pc=288nm、Pd=292nm、Pe=296nm、Pf=300nm、Pg=304nmとし、全ての構造周期でF=0.45とした。図4(b)の緑(G)の副画素では、構造周期360nmを中心に±4nmずつ構造周期を変え、Pa=348nm、Pb=352nm、Pc=356nm、Pd=360nm、Pe=364nm、Pf=368nm、Pg=372nmとし、全ての構造周期でF=0.40とした。図4(c)の赤(R)の副画素では、構造周期418nmを中心に±4nmずつ構造周期を変え、Pa=406nm、Pb=410nm、Pc=414nm、Pd=418nm、Pe=422nm、Pf=426nm、Pg=430nmとし、全ての構造周期でF=0.35とした。
図3および図4の各反射スペクトルから、xy色度図のxy座標をそれぞれ計算すると、図3(a)ではx=0.2308、y=0.1304、図3(b)ではx=0.2906、y=0.5487、図3(c)ではx=0.5808、y=0.3678であるのに対し、図4(a)ではx=0.1771、y=0.0639、図4(b)ではx=0.2689、y=0.6621、図4(c)ではx=0.6198、y=0.3409となった。このように、線状周期凹凸構造の構造周期が単一である場合よりも、図2(a)に示したように7つの異なる構造周期の線状周期凹凸構造を順次形成した場合の方が、色再現範囲が広くなることが確認された。
上記RCWA法により計算した副画素のうち、図4(b)に示した緑(G)の副画素について、光ナノインプリント法を用いて図2に示す副画素を作製した。
モールドとなる合成石英ガラス基板4上に、図2(a)に示すように7つの異なる構造周期の線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体が順次形成された領域を形成した。該モールドを転写して図4(b)反射スペクトルを示す構造設計の副画素を形成するため、モールド表面に形成した7つの異なる構造周期の線状周期凹凸構造の領域配列は鏡面反転させ、フィルファクタF=0.60の線状周期凹凸構造とした。凹凸構造高さはd1と同じ250nmとした。副画素の領域は一辺70μmの正方形とし、これを一辺7cmの正方形領域内に重なることなく10000個配列させた。該モールドの作製方法は既存技術の荷電粒子線露光法とドライエッチングの組み合わせによるものである。構造周期やフィルファクタは荷電粒子線リソグラフィ工程により制御し、構造高さはドライエッチングにより制御した。以上により、紫外線ナノインプリント用モールドを用意した。
上記紫外線ナノインプリント用モールド表面に、離型剤としてオプツールHD−1100Z(ダイキン工業製)を塗布した。
続いて、石英ガラス基板4上に、膜厚250nmの光硬化性樹脂MUR−6(丸善石油化学製)を塗布し、離型剤が塗布された紫外線ナノインプリント用モールド表面を接触させ、2MPaの圧力をかけ、紫外線ナノインプリント用モールドの裏面より波長365nmの紫外光を照射し、光硬化性樹脂を硬化させた。この処理は室温で行い、紫外光の露光量は100mJ/cmとした。
次に、石英ガラス基板4を紫外線ナノインプリント用モールドから剥離し、構造周期Paの格子層形成領域51、構造周期Pbの格子層形成領域52、構造周期Pcの格子層形成領域53、構造周期Pdの格子層形成領域54、構造周期Peの格子層形成領域55、構造周期Pfの格子層形成領域56、および構造周期Pgの格子層形成領域57が順次形成された、光硬化性樹脂からなる導波層および格子層5が形成された副画素からなる表示体を得た。
図2(a)に示した7つの異なる構造周期の線状周期凹凸構造を順次形成した副画素の領域において、図4(b)に示した反射スペクトルと相違無い、広いFWHMを有する緑の波長帯域の反射を確認した。以上により、副画素を形成した領域において、導波モード共鳴格子による構造発色を利用した、色相、彩度、明度に優れた表示体を得た。
本発明の表示体は、意匠性の高い表示物に利用できる。また、高精度に形成された微細パターンを有する表示体であるため、偽造防止技術などへの利用も期待される。
1・・・基材
2・・・導波層
3・・・格子層
4・・・石英ガラス基板
5・・・光硬化性樹脂からなる導波層および格子層
31・・・構造周期P1の格子層形成領域
32・・・構造周期Piの格子層形成領域
51・・・構造周期Paの格子層形成領域
52・・・構造周期Pbの格子層形成領域
53・・・構造周期Pcの格子層形成領域
54・・・構造周期Pdの格子層形成領域
55・・・構造周期Peの格子層形成領域
56・・・構造周期Pfの格子層形成領域
57・・・構造周期Pgの格子層形成領域

Claims (8)

  1. 基材と、基材上に形成された導波層と、導波層上に形成された格子層とを有し、特定の波長領域の光を反射する素子が形成された画素もしくは副画素の領域を有する表示体であって、
    前記画素もしくは副画素の領域に形成された格子層は、線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成され、
    前記格子層を構成する前記一次元回折構造体もしくは前記二次元回折構造体の構造周期は、2種類以上であることを特徴とする、表示体。
  2. 前記2種類以上の構造周期を持つ前記一次元回折構造体もしくは前記二次元回折構造体において、任意の構造周期における反射ピークとこれと隣接する他の構造周期における反射ピークとのピーク波長位置の差が、前記任意の構造周期における単独の反射ピークのFWHM値の2倍未満であるように構造周期が決定されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示体。
  3. 前記一次元回折構造体もしくは前記二次元回折構造体の構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の表示体。
  4. 前記導波層を構成する材料の可視光波長領域内における屈折率が、基材を構成する材料の可視光波長領域内における屈折率よりも大きいことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示体。
  5. 少なくとも前記格子層は、樹脂材料で構成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の表示体。
  6. 前記導波層と前記格子層とが、同一の材料で構成されていることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の表示体。
  7. 表示体を製造する方法であって、
    モールドを用意する工程と、
    前記モールドは、(i)表面に、2種類以上の構造周期を持つ線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成された画素もしくは副画素の領域を有し、(ii)任意の画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体の構造周期の差が、当該モールドから転写して複製される表示体の対応する画素もしくは副画素における反射ピークのFWHMの最小値の2倍未満であり、(iii)前記画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体において、構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定である、
    基材上に、当該基材よりも可視光波長領域に対して高い屈折率の材料で構成された光硬化性樹脂を塗布する工程と、
    光ナノインプリント法により、前記モールドから前記基材上に塗布した前記光硬化性樹脂に、前記画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体を転写する工程とを具備することを特徴とする、表示体の製造方法。
  8. 表示体を製造する方法であって、
    モールドを用意する工程と、
    前記モールドは、(i)表面に、2種類以上の構造周期を持つ線状周期凹凸構造からなる一次元回折構造体もしくは格子状周期凹凸構造からなる二次元回折構造体で構成された画素もしくは副画素の領域を有し、(ii)任意の画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体の構造周期の差が、当該モールドから転写して複製される表示体の対応する画素もしくは副画素における反射ピークのFWHMの最小値の2倍未満であり、(iii)前記画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体において、構造周期に対する凸部寸法の割合が、構造周期に依らず一定である、
    基材上に、当該基材よりも可視光波長領域に対して高い屈折率の材料で構成された熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布する工程と、
    熱ナノインプリント法により、前記モールドから前記基材上に塗布した前記熱可塑性樹脂もしくは前記熱硬化性樹脂に、前記画素もしくは副画素の領域に形成された回折構造体を転写する工程とを具備することを特徴とする、表示体の製造方法。
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