JP2015193720A - インクセット及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平滑性の低い記録媒体においても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有した記録物を得ることが可能なインクセットを提供する。【解決手段】 処理剤と光輝性顔料インクとを含むインクセットであって、前記処理剤は、ウレタン樹脂と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方とを含み、前記光輝性顔料インクは、光輝性顔料及び水を含み、前記処理剤が、下記の条件(A)及び(B)を満たすことを特徴とする。(A) 1≰X≰6(B) 0.2≰X/Y≰2X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)Y:処理剤全量に対する2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方の配合量(重量%)【選択図】 なし

Description

本発明は、インクセット及び記録方法に関する。
近年、光輝性(金属光沢感)を有する画像が形成された記録物の需要が高まっている。光輝性を有する記録物を得る方法としては、光沢紙等の平滑性の高い記録媒体にインクジェット方式により光輝性顔料インクを吐出する方法が知られている。しかしながら、前記方法では、普通紙等の平滑性の低い記録媒体では光輝性顔料が平滑に配置されないため、光が乱反射してしまい良好な光輝性を得ることは困難であった。
普通紙等の平滑性の低い記録媒体において光輝性を得るために、前記記録媒体の光輝性顔料インクが吐出される領域に、予め樹脂成分を溶媒成分に分散又は溶解させた樹脂インクを付与して記録媒体表面の凹凸を埋めて平滑性の高い下地層を形成するインクジェット記録方法が提案されている(特許文献1)。
特開2012−35591号公報
しかしながら、前述の樹脂インクにより下地層を形成する方法は、樹脂インクの樹脂成分により、光輝性顔料インクの溶媒の記録媒体への浸透が抑制されてしまうことに伴い、光輝性顔料が記録媒体表面において平滑に配置されず、結果として滲みやムラが発生し、光輝性を損なう恐れがあった。
そこで、本発明は、平滑性の低い記録媒体においても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有した記録物を得ることが可能なインクセット及び記録方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクセットは、
処理剤と光輝性顔料インクとを含むインクセットであって、
前記処理剤は、ウレタン樹脂と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート(TPM)及びその誘導体の少なくとも一方(以下、「TPM等」と言う。)とを含み、
前記光輝性顔料インクは、光輝性顔料及び水を含み、
前記処理剤において、ウレタン樹脂と、TPM等とが、下記の条件(A)及び(B)を満たすように配合されていることを特徴とする。

(A) 1≦X≦6
(B) 0.2≦X/Y≦2
X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)
Y:処理剤全量に対するTPM等の配合量(重量%)
本発明の記録方法は、
記録媒体に処理剤を付与する前処理工程と、
前記処理剤が付与された前記記録媒体に光輝性顔料インクをインクジェット方式により吐出して記録する記録工程とを有するインクジェット記録方法であって、
前記処理剤及び前記光輝性顔料インクとして、本発明のインクセットを構成する前記処理剤及び前記光輝性顔料インクを用いることを特徴とする。
本発明によれば、インクジェット記録に先立ち記録媒体に付与する処理剤にウレタン樹脂及びTPM等を前記条件(A)及び(B)を満たすように配合することで、平滑性の低い記録媒体においても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有した記録物を得ることが可能である。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の構成の一例を示す概略斜視図である。 図2(a)及び(b)は、本発明の記録方法による記録例を示す図である。
本発明のインクセット及び記録方法の適用対象となる記録媒体は、光沢紙等の平滑性の高い記録媒体であってもよいが、普通紙、マット紙等の平滑性の低い記録媒体であることが好ましい。本発明のインクセット及び記録方法によれば、普通紙、マット紙等の平滑性の低い記録媒体を用いても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有した記録物を得ることが可能である。
本発明のインクセットについて説明する。本発明のインクセットは、処理剤及び光輝性顔料インクを含む。
まず、前記処理剤について説明する。前記処理剤は、ウレタン樹脂及びTPM等を含む。
ウレタン樹脂は、特に限定されず、いかなるものを用いてもよいが、ウレタンエマルションであることが好ましい。ウレタン樹脂をウレタンエマルションにする方法としては、例えば、ウレタン樹脂にカルボキシレート基又はスルホネート基等の親水性の官能基を導入して自己乳化させるか、界面活性剤によって強制的に乳化させる方法があげられる。前記界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等があげられる。前記ウレタンエマルションの平均粒子径は、70nm以下であることが好ましく、20nm以下であることがより好ましい。前記ウレタンエマルションの平均粒子径を70nm以下とすることで、光輝性により優れた記録物を得ることができ、20nm以下とすることで、ムラがより抑制され、光輝性により優れた記録物を得ることができる。前記ウレタンエマルションの平均粒子径は、例えば、(株)堀場製作所製の動的光散乱式粒径分布測定装置「LB−550」を用いて、算術平均径として測定可能である。
ウレタン樹脂は、自家調製してもよいし、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、三洋化成工業(株)製の「ユーコート(登録商標) UWS−145」(平均粒子径:20nm)、「パーマリン(登録商標) UA−150」(平均粒子径:70nm)及び「パーマリン(登録商標) UA−368」(平均粒子径:300nm)、第一工業製薬(株)製の「スーパーフレックス(登録商標)シリーズ」等があげられる。
前記処理剤において、ウレタン樹脂は、下記の条件(A)を満たすように配合されている。

(A) 1≦X≦6
X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)

1≦Xとすることで、光輝性に優れた記録物を得ることができる。また、X≦6とすることで、ムラが抑制された記録物を得ることができる。
前記処理剤において、TPM等は、ウレタン樹脂の造膜助剤としての役割を果たしてもよい。前記「造膜」とは、水分がなくなり、ウレタン樹脂が近接してその粒子同士が融着して塗膜を形成することであるが、TPM等は、ウレタン樹脂の粒子同士の融着を促す。ただし、このメカニズムは推定に過ぎず、本発明はこれに限定及び制限されない。前記処理剤全量に対するTPM等の配合量は、例えば、0.3重量%〜6重量%であり、好ましくは、0.5重量%〜5重量%であり、より好ましくは、0.8重量%〜2.5重量%である。
前記処理剤において、ウレタン樹脂及びTPM等は、下記の条件(B)を満たすように配合されている。

(B) 0.2≦X/Y≦2
X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)
Y:処理剤全量に対するTPM等の配合量(重量%)

0.2≦X/Yとすることで、光輝性に優れた記録物を得ることができる。また、X/Y≦2とすることで、ムラが抑制された記録物を得ることができる。
前記処理剤において、ウレタン樹脂及びTPM等は、下記の条件(B1)を満たすように配合されていることが好ましい。

(B1) 0.3≦X/Y≦1.6
X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)
Y:処理剤全量に対するTPM等の配合量(重量%)

0.3≦X/Yとすることで、光輝性により優れた記録物を得ることができる。また、X/Y≦1.6とすることで、ムラがより抑制された記録物を得ることができる。
前記処理剤は、さらに、水を含んでもよい。前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記処理剤全量に対する前記水の配合量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記処理剤は、さらに、水溶性有機溶剤を含んでもよい。前記水溶性有機溶剤としては、従来公知のものを使用することができる。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、多価アルコール、多価アルコール誘導体、アルコール、アミド、ケトン、ケトアルコール、エーテル、含窒素溶剤、含硫黄溶剤、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等があげられる。前記多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロプレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、1,5−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール等があげられる。前記多価アルコール誘導体としては、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記アルコールとしては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ベンジルアルコール等があげられる。前記アミドとしては、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等があげられる。前記ケトンとしては、例えば、アセトン等があげられる。前記ケトアルコールとしては、例えば、ジアセトンアルコール等があげられる。前記エーテルとしては、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン等があげられる。前記含窒素溶剤としては、例えば、ピロリドン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン等があげられる。前記含硫黄溶剤としては、例えば、チオジエタノール、チオジグリコール、チオジグリセロール、スルホラン、ジメチルスルホキシド等があげられる。前記処理剤全量に対する前記水溶性有機溶剤の配合量は、特に制限されない。前記水溶性有機溶剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
前記処理剤は、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸化防止剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記処理剤は、例えば、ウレタン樹脂及びTPM等と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合することにより調製できる。
つぎに、前記光輝性顔料インクについて説明する。前記光輝性顔料インクは、光輝性顔料及び水を含む。
前記光輝性顔料としては、特に限定されず、例えば、金属粒子、パール顔料等があげられる。前記金属粒子としては、例えば、銀、アルミニウム、金、白金、ニッケル、クロム、錫、亜鉛、インジウム、チタン、銅等の粒子があげられる。前記パール顔料としては、例えば、二酸化チタン被覆雲母、魚鱗箔、三塩化ビスマス等の真珠光沢や干渉光沢を有する顔料があげられる。前記光輝性顔料は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、銀粒子、アルミニウム粒子が好ましく、銀粒子が特に好ましい。
前記光輝性顔料としては、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、三菱マテリアル電子化成(株)製の「銀ナノコロイドH−1(銀濃度20%、水分散液)」、「銀ナノコロイドA−1(銀濃度10%、水分散液)」及び「銀ナノコロイドA−2(銀濃度10%、水分散液)」;SIGMA−ALDRICH社製の「製品番号730785(銀濃度0.1%、緩衝液分散体)」、「製品番号730793(銀濃度0.1%、緩衝液分散体)」、「製品番号730807(銀濃度0.1%、緩衝液分散体)」、「製品番号730815(銀濃度0.1%、緩衝液分散体)」及び「製品番号730777(銀濃度0.1%、緩衝液分散体)」;DOWAエレクトロニクス(株)製の「PChem/DOWAナノインク(銀濃度20%、水分散体)」;三菱製紙(株)製の「銀ナノインク(銀濃度20%、水分散体)」;大研化学工業(株)製の「Ag−Cuナノ粒子ペースト NAGNCU15−K01」;等があげられる。
前記光輝性顔料インク全量に対する前記光輝性顔料の配合量(光輝性顔料割合)は、例えば、0.5重量%〜20重量%であり、好ましくは、1重量%〜12重量%であり、より好ましくは、2重量%〜10重量%である。前記光輝性顔料割合を2重量%以上とすることで、光輝性により優れた記録物を得ることができる。また、前記光輝性顔料割合を10重量%以下とすることで、ムラ及び滲みがより抑制された記録物を得ることができる。また、吐出安定性の観点では、前記光輝性顔料割合は、2重量%〜5重量%がより好ましい。
前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記光輝性顔料インク全量に対する前記水の配合量(水割合)は、例えば、10重量%〜80重量%であり、好ましくは、40重量%〜80重量%である。前記水割合は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記光輝性顔料インクは、さらに、水溶性有機溶剤を含むことが好ましい。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、インクジェットヘッドのノズル先端部における光輝性顔料インクの乾燥を防止する湿潤剤及び記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤があげられる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール等のポリエーテル;アルキレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の多価アルコール;2−ピロリドン;N−メチル−2−ピロリドン;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。
前記光輝性顔料インク全量に対する前記湿潤剤の配合量は、例えば、0重量%〜95重量%であり、好ましくは、5重量%〜80重量%であり、より好ましくは、5重量%〜50重量%である。
前記浸透剤は、例えば、グリコールエーテルがあげられる。前記グリコールエーテルは、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル及びトリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記光輝性顔料インク全量に対する前記浸透剤の配合量は、例えば、0重量%〜20重量%であり、好ましくは、0.1重量%〜15重量%であり、より好ましくは、1重量%〜5重量%である。
前記光輝性顔料インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、界面活性剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記光輝性顔料インクは、例えば、光輝性顔料及び水と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
本発明のインクセットでは、前記処理剤において、ウレタン樹脂及びTPM等を前記(B1)の条件を満たすように配合し、前記ウレタン樹脂を、平均粒子径が20nm以下のウレタンエマルションとし、かつ、前記光輝性顔料割合を2重量%〜10重量%とすることが、ムラ及び滲みが特に抑制され、光輝性に特に優れた記録物を得られることから、特に好ましい。
本発明のインクセットは、インクカートリッジとして提供することも可能である。例えば、本発明のインクカートリッジは、処理剤収納部及びインク収納部を有し、前記処理剤収納部に本発明のインクセットを構成する処理剤が収納され、前記インク収納部に本発明のインクセットを構成する光輝性顔料インクが収納されている。本発明のインクカートリッジは、本発明のインクセットを構成する光輝性顔料インク以外の水性インクの収納部を有してもよい。
本発明のインクカートリッジは、別個独立に形成された処理剤カートリッジ及びインクカートリッジが集合したインクカートリッジ集合体であってもよいし、処理剤収納部とインク収納部とを形成するようにその内部が間仕切りされた一体型のインクカートリッジであってもよい。本発明のインクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
つぎに、本発明の記録方法及びインクジェット記録装置について説明する。
本発明の記録方法は、記録媒体に処理剤を付与する前処理工程と、前記処理剤が付与された前記記録媒体に光輝性顔料インクをインクジェット方式により吐出して記録する記録工程とを有する記録方法であって、前記処理剤及び前記光輝性顔料インクとして、本発明のインクセットを構成する前記処理剤及び前記光輝性顔料インクを用いることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置は、インクセット収容部と、処理剤付与手段と、インク吐出手段とを含むインクジェット記録装置であって、前記インクセット収容部に、本発明のインクセットが収容され、前記インクセットを構成する処理剤が、前記処理剤付与手段によって記録媒体に付与され、前記インクセットを構成する光輝性顔料インクが、前記インク吐出手段によって前記記録媒体に吐出されることを特徴とする。
本発明の記録方法は、例えば、本発明のインクジェット記録装置を用いて実施可能である。前記記録は、印字、印画、印刷等を含む。
図1に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、インクカートリッジ集合体2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8とを主要な構成要素として含む。
インクカートリッジ集合体2は、処理剤カートリッジ2aと、光輝性顔料インクカートリッジ2bと、4つの水性インクカートリッジ2cとを含む。処理剤カートリッジ2aは、本発明のインクセットを構成する処理剤を含む。光輝性顔料インクカートリッジ2bは、本発明のインクセットを構成する光輝性顔料インクを含む。4つの水性インクカートリッジ2cは、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。前記4色の水性インクのうち少なくとも一つが、本発明のインクセットを構成する光輝性顔料インクであってもよい。この場合には、インクカートリッジ集合体2は、光輝性顔料インクカートリッジ2bを含まず、処理剤カートリッジ2a及び4つの水性インクカートリッジ2cのみで構成されていてもよい。
ヘッドユニット4に設置されたインクジェットヘッド3は、記録媒体(例えば、記録用紙)Pに記録を行う。キャリッジ5には、インクカートリッジ集合体2及びヘッドユニット4が搭載される。駆動ユニット6は、キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。プラテンローラ7は、キャリッジ5の往復方向に延び、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
パージ装置8は、インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
パージ装置8のプラテンローラ7側には、パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。ワイパ部材20は、へら状に形成されており、キャリッジ5の移動に伴って、インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図1において、キャップ18は、処理剤、光輝性顔料インク及び水性インクの乾燥を防止するため、記録が終了するとリセット位置に戻されるインクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本例のインクジェット記録装置1においては、インクカートリッジ集合体2は、ヘッドユニット4と共に、1つのキャリッジ5に搭載されている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクジェット記録装置1において、インクカートリッジ集合体2の各カートリッジは、ヘッドユニット4とは別のキャリッジに搭載されていてもよい。また、インクカートリッジ集合体2の各カートリッジは、キャリッジ5には搭載されず、インクジェット記録装置1内に配置、固定されていてもよい。これらの態様においては、例えば、インクカートリッジ集合体2の各カートリッジと、キャリッジ5に搭載されたヘッドユニット4とが、チューブ等により連結され、インクカートリッジ集合体2の各カートリッジからヘッドユニット4に前記処理剤、前記光輝性顔料インク及び前記水性インクが供給される。
このインクジェット記録装置1を用いた記録は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、記録用紙Pが、インクジェット記録装置1の側方又は下方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙される。記録用紙Pは、インクジェットヘッド3と、プラテンローラ7との間に導入される。導入された記録用紙Pに、インクジェットヘッド3から本発明のインクセットを構成する処理剤が付与(吐出)される。前記処理剤の付与は、記録用紙Pの記録面の全面でもよく、一部でもよい。一部に付与する場合、記録用紙Pの少なくとも光輝性顔料インクによる記録部分が付与部となる。一部に付与する場合、付与部の大きさは、記録部分より大きい方がよい。例えば、図2(a)に示すように、記録用紙Pに対し、文字(X)を記録する場合は、前記文字の線幅よりも大きな線幅で付与部30を形成するように処理剤を付与することが好ましい。また、図2(b)に示すように、記録用紙Pに対し、図柄を記録する場合には、前記図柄よりも大きな付与部40を形成するように処理剤を付与することが好ましい。
つぎに、記録用紙Pの前記処理剤の付与部に、インクジェットヘッド3から吐出される前記光輝性顔料インクにより所定の記録がされる。前記処理剤の吐出から、前記光輝性顔料インクの吐出までの時間は、特に制限されない。例えば、前記光輝性顔料インクの吐出は、前記処理剤の吐出と同一走査内で実施すればよい。本発明のインクセットで記録された記録物は、記録用紙Pとして平滑性の低い普通紙、マット紙等を用いた場合においても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有する。ついで、必要に応じて、インクジェットヘッド3から吐出される前記水性インクによる記録がされた後、記録後の記録用紙Pが、インクジェット記録装置1から排紙される。図1においては、記録用紙Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
本例のインクジェット記録装置1では、インクジェットヘッド3が、前記処理剤付与手段を兼ねている。ただし、本発明は、これに限定されない。本発明において、前記処理剤の付与は、スタンプ塗布、刷毛塗り、ローラ塗布等の方式により実施してもよい。
図1に示す装置では、シリアル型インクジェットヘッドを採用するが、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置は、ライン型インクジェットヘッドを採用する装置であってもよい。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例及び比較例により限定及び制限されない。
[実施例1〜21及び比較例1〜8]
(処理剤の調製)
処理剤組成(表1)の各成分を、均一に混合して、処理剤1〜22を得た。
(光輝性顔料インクの調製)
光輝性顔料インク組成(表2)における、光輝性顔料を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、光輝性顔料に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、光輝性顔料インク1〜6を得た。
Figure 2015193720
Figure 2015193720
表3に示すように、前記処理剤及び前記光輝性顔料インクを組み合わせることで、実施例1〜21及び比較例1〜8のインクセットを得た。
実施例1〜21及び比較例1〜8のインクセットについて、(a)記録部の光沢感評価、(b)記録部のムラ評価、(c)記録部の滲み評価及び(d)総合評価を、下記の方法により実施した。なお、(a)記録部の光沢感評価、(b)記録部のムラ評価及び(c)記録部の滲み評価に用いるサンプルは、つぎのようにして準備した。
<評価サンプルの作製>
マット紙(ブラザー工業(株)製のBP60MA)上に、バーコータ―((株)安田製機製作所製のバーコータ―のロッドNo.3)を用いて、実施例1〜21及び比較例1〜8のインクセットを構成する処理剤を塗布した。ついで、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタMFC−J4510Nを使用して、実施例1〜21及び比較例1〜8のインクセットを構成する光輝性顔料インクを用いて前記マット紙上に解像度600dpi×2400dpiの画像を記録した。
(a)記録部の光沢感評価
前記評価サンプルのベタ部を目視にて観察し、画像の光沢感を、下記評価基準に従って評価した。
記録部の光沢感評価 評価基準
A:充分な光沢感があった。
B:僅かに光沢感が劣るが、実用上問題ないレベルであった。
C:光沢感がなく、実用上問題となるレベルであった。
(b)記録部のムラ評価
前記評価サンプルのベタ部を目視にて観察し、ムラを、下記評価基準に従って評価した。
記録部のムラ評価 評価基準
A:ムラが見られなかった。
B:僅かにムラが見られたが、実用上問題ないレベルであった。
C:明らかにムラが見られ、実用上問題となるレベルであった。
(c)記録部の滲み評価
前記評価サンプルのベタ部を目視にて観察し、滲みを、下記評価基準に従って評価した。
記録部の滲み評価 評価基準
A:滲みが見られなかった。
B:僅かに滲みが見られたが、実用上問題ないレベルであった。
C:明らかに滲みが見られ、実用上問題となるレベルであった。
(d)総合評価
前記(a)〜(c)の結果から、下記評価基準に従って、総合評価を行った。
総合評価 評価基準
G :(a)〜(c)の結果全てが、A又はBであった。
NG:(a)〜(c)の結果のいずれかがCであった。
実施例1〜21及び比較例1〜8の評価結果を、表3に示す。
Figure 2015193720
表3に示すとおり、実施例1〜21では、記録部の光沢感、記録部のムラ及び記録部の滲みの全ての評価結果が良好であった。特に、前記処理剤において、ウレタン樹脂及びTPM等を前記(B1)の条件を満たすように配合し、前記ウレタン樹脂を、平均粒子径が20nm以下のウレタンエマルションとし、かつ、前記光輝性顔料割合を2重量%〜10重量%とした実施例2〜6、9〜12、14及び18〜20では、記録部の光沢感、記録部のムラ及び記録部の滲みの全ての評価結果が極めて良好であった。
一方、処理剤にウレタン樹脂を配合しなかった比較例1では、記録部の光沢感評価の結果が悪かった。また、X=7>6であり、前記条件(A)を満たさない比較例2では、記録部のムラ評価の結果が悪かった。そして、X=0.3<1であり、前記条件(A)を満たさない比較例3では、記録部の光沢感評価の結果が悪かった。さらに、X/Y=0.07<0.2であり、前記条件(B)を満たさない比較例4でも、記録部の光沢感評価の結果が悪かった。さらに、X/Y=2.33>2であり、前記条件(B)を満たさない比較例5では、記録部のムラ評価の結果が悪かった。さらに、処理剤に、TPMに代えてポリプロピレングリコールメチルエーテルを配合した比較例6では、記録部の光沢感評価の結果が悪かった。さらに、処理剤にウレタン樹脂に代えてその他の樹脂を配合した比較例7及び8では、記録部の光沢感評価及び記録部の滲み評価の結果が悪かった。
以上のように、本発明のインクセットは、平滑性の低い記録媒体においても、ムラ及び滲みが抑制され、優れた光輝性を有した記録物を得ることが可能なものである。本発明のインクセットの用途は、特に限定されず、各種の記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ集合体
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (9)

  1. 処理剤と光輝性顔料インクとを含むインクセットであって、
    前記処理剤は、ウレタン樹脂と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方とを含み、
    前記光輝性顔料インクは、光輝性顔料及び水を含み、
    前記処理剤において、ウレタン樹脂と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方とが、下記の条件(A)及び(B)を満たすように配合されていることを特徴とするインクセット。

    (A) 1≦X≦6
    (B) 0.2≦X/Y≦2
    X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)
    Y:処理剤全量に対する2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方の配合量(重量%)
  2. 前記処理剤において、ウレタン樹脂と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方とが、下記(B1)の条件を満たすように配合されていることを特徴とする請求項1記載のインクセット。

    (B1) 0.3≦X/Y≦1.6
    X:処理剤全量に対するウレタン樹脂の配合量(重量%)
    Y:処理剤全量に対する2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−1−モノイソブチレート及びその誘導体の少なくとも一方の配合量(重量%)
  3. 前記ウレタン樹脂が、ウレタンエマルションであることを特徴とする請求項1又は2記載のインクセット。
  4. 前記ウレタンエマルションの平均粒子径が、70nm以下であることを特徴とする請求項3記載のインクセット。
  5. 前記ウレタンエマルションの平均粒子径が、20nm以下であることを特徴とする請求項3記載のインクセット。
  6. 前記光輝性顔料が、銀粒子及びアルミニウム粒子の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクセット。
  7. 前記光輝性顔料インク全量に対する前記光輝性顔料の配合量が、1重量%〜12重量%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクセット。
  8. 前記光輝性顔料インク全量に対する前記光輝性顔料の配合量が、2重量%〜10重量%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクセット。
  9. 記録媒体に処理剤を付与する前処理工程と、
    前記処理剤が付与された前記記録媒体に光輝性顔料インクをインクジェット方式により吐出して記録する記録工程とを有する記録方法であって、
    前記処理剤及び前記光輝性顔料インクとして、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクセットを構成する前記処理剤及び前記光輝性顔料インクを用いることを特徴とする記録方法。
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