JP2015191152A - ファイバ接続ユニット及び光源装置 - Google Patents

ファイバ接続ユニット及び光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015191152A
JP2015191152A JP2014069403A JP2014069403A JP2015191152A JP 2015191152 A JP2015191152 A JP 2015191152A JP 2014069403 A JP2014069403 A JP 2014069403A JP 2014069403 A JP2014069403 A JP 2014069403A JP 2015191152 A JP2015191152 A JP 2015191152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receptacle
light source
source device
main body
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014069403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5994806B2 (ja
Inventor
吉田 和弘
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2014069403A priority Critical patent/JP5994806B2/ja
Publication of JP2015191152A publication Critical patent/JP2015191152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994806B2 publication Critical patent/JP5994806B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】接着剤を用いて、レセプタクルを位置ずれさせることなく固定することができるファイバ接続ユニット及び光源装置を提供する。【解決手段】光源装置1のファイバ接続ユニット10は、フェルールが挿入されるレセプタクル6と、レセプタクル6を本体に連結する連結体7とを備え、連結体7は、本体に固定されるベース部71と、ベース部71から突出する複数の突出部72とを備え、突出部72は、レセプタクル6を保持するようにレセプタクル6に接する保持部72bと、レセプタクル6との間に介在される接着剤8により、レセプタクル6に固定される接着部72cとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、フェルールが挿入されるレセプタクルを備えるファイバ接続ユニットに関し、また、そのファイバ接続ユニットを備える光源装置に関する。
従来、ファイバ接続ユニットとして、フェルールが挿入されるレセプタクルを備えるファイバ接続ユニットが、知られている(例えば、特許文献1)。斯かる構成においては、例えば、レセプタクルは、接着剤により、本体のレンズホルダに固定されている。
ところで、接着剤は、例えば硬化することに伴って、収縮する。これにより、レセプタクルを本体に対して所望の位置で位置合わせた後に、接着剤を硬化させてレセプタクルを本体に固定した場合、レセプタクルが所望の位置からずれることがある。
特開平8−43692号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、接着剤を用いて、レセプタクルを位置ずれさせることなく固定することができるファイバ接続ユニット及び光源装置を提供することを課題とする。
本発明に係るファイバ接続ユニットは、フェルールが挿入されるレセプタクルと、前記レセプタクルを本体に連結する連結体と、を備え、前記連結体は、前記本体に固定されるベース部と、前記ベース部から突出する複数の突出部と、を備え、前記突出部は、前記レセプタクルを保持するように前記レセプタクルに接する保持部と、前記レセプタクルとの間に介在される接着剤により、前記レセプタクルに固定される接着部とを備える。
本発明に係るファイバ接続ユニットによれば、連結体は、本体に固定されるベース部と、ベース部から突出する複数の突出部とを備えている。該突出部の保持部は、レセプタクルに接することにより、レセプタクルを保持している。そして、該突出部の接着部は、レセプタクルとの間に介在される接着剤により、レセプタクルに固定されている。
これにより、連結体は、フェルールが挿入されるレセプタクルを、本体に連結している。したがって、接着剤が、例えば硬化することに伴って、収縮しようとしても、保持部が、レセプタクルに接することにより、レセプタクルを保持しているため、レセプタクルを位置ずれさせることなく本体に固定することができる。
また、本発明に係るファイバ接続ユニットにおいては、前記保持部は、凸状に形成され、前記接着部は、前記保持部に隣接して配置される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、保持部が凸状に形成されているため、保持部に隣接して配置される部分は、レセプタクルとの間に隙間を有する。そして、当該隙間に接着剤を入れることで、保持部に隣接して配置される部分は、接着部となって、レセプタクルと接着される。これにより、保持部に隣接する接着部がレセプタクルに固定されるため、保持部がレセプタクルに対して位置ずれすることを抑制できる。
また、本発明に係るファイバ接続ユニットにおいては、前記突出部は、前記保持部が前記レセプタクルに加圧して接するように、弾性を有して形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、突出部が弾性を有して形成されているため、保持部は、レセプタクルに加圧して接する。これにより、例えば、突出部がレセプタクルを挟持して保持することができる。また、例えば、突出部を弾性変形させることにより、レセプタクルを本体に対して所望の位置で位置合わせすることができるため、当該位置合わせの作業を簡素化することができる。
また、本発明に係るファイバ接続ユニットにおいては、前記突出部は、3つ以上備えられる、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、突出部が3つ以上備えられているため、レセプタクルは、3つ以上の保持部に接されて保持される。これにより、レセプタクルを保持部で確実に保持することができる。また、レセプタクルを本体に対して所望の位置及び角度で位置合わせすることができる。
また、本発明に係る光源装置は、光を出射する光源部と、前記のファイバ接続ユニットと、を備え、前記レセプタクルは、前記光源部から出射される光が前記フェルールに保持される光ファイバに入射するように、前記本体に固定される。
以上の如く、本発明は、接着剤を用いて、レセプタクルを位置ずれさせることなく固定することができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る光源装置の全体斜視図である。 同実施形態に係る光源装置の要部平面図である。 同実施形態に係る光源装置の要部横断面図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図である。 同実施形態に係る連結体の全体正面図である。 同実施形態に係る連結体の左側面図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図であって、レセプタクルを本体に固定する方法を説明する図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図であって、レセプタクルを本体に固定する方法を説明する図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図であって、レセプタクルを本体に固定する方法を説明する図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図であって、図9のX領域の拡大図である。 同実施形態に係る光源装置の要部正面図であって、レセプタクルを本体に固定する方法を説明する図である。 比較例に係る光源装置の要部の一部縦断面図である。 本発明に係る光源装置の位置ずれ量を示すグラフである。 比較例に係る光源装置の位置ずれ量を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る連結体の全体正面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光源装置の要部拡大正面図である。
以下、本発明に係るファイバ接続ユニット及び光源装置の一実施形態について、図1〜図14を参酌して説明する。なお、各図(図15及び図16も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る光源装置1は、光を出射する光源部2と、光源部2から出射された光が入射される光学系3と、光源部2及び光学系3を固定する本体4とを備えている。また、光源装置1は、光学系3から出射された光が入射される光ファイバ51を有する光ファイバ体5を備えている。
光源装置1は、光ファイバ体5が挿入されるレセプタクル6と、レセプタクル6を本体4に連結する連結体7とを備えている。なお、光源装置1は、連結体7を本体4に固定するための部材11を備えており、本実施形態においては、該部材11は、ネジ部材11としているが、斯かる構成に限られない。また、レセプタクル6及び連結体7を有する構造体は、光ファイバ体5を本体4に接続するためのファイバ接続ユニット10という。
光源部2は、レーザ光を出射する複数の半導体レーザ21と、半導体レーザ21から出射されたレーザ光が入射され、該光を平行な光にして光学系3に向けて出射するコリメータレンズ22とを備えている。本実施形態においては、半導体レーザ21及びコリメータレンズ22は、7つずつ備えられている(図2においては、それぞれ2つのみ図示している)。
光学系3は、光源部2から出射された光を反射する複数の反射部材31と、反射部材31で反射された光が入射され、該光を収束させて光ファイバ51に向けて出射する収束レンズ32とを備えている。本実施形態においては、反射部材31は、半導体レーザ21及びコリメータレンズ22に対応して7つ備えられ、収束レンズ32は、1つ備えられている。
本体4は、光源部2を保持する光源ホルダ41と、反射部材31を支持する支持部42と、収束レンズ32を保持するレンズホルダ43とを備えている。なお、本体4は、図1及び図2において、2つの側壁(光源ホルダ41、レンズホルダ43)と底壁(支持部42)とのみ図示しているが、本実施形態においては、筐体である。
光源ホルダ41は、複数の半導体レーザ21を挟持して保持する一対の板状部41a,41bを備えている。また、光源ホルダ41と、一方の板状部41aから突出する筒状部41cを複数備えており、該各筒状部41cは、内部にコリメータレンズ22を収容して保持している。
支持部42は、平板状に形成されており、各反射部材31は、支持部42に載置されている。レンズホルダ43は、光が通過するための孔部43aを備えており、収束レンズ32を孔部43aに収容して保持している。なお、本体4(光源ホルダ41、支持部42、レンズホルダ43)は、例えば接着剤等により、光源部2(半導体レーザ21、コリメータレンズ22)及び光学系3(反射部材31、収束レンズ32)を固定している。
光ファイバ体5は、光ファイバ51の端部を内部で保持する筒状のフェルール52を備えている。そして、光ファイバ体5は、光ファイバ51を内部に収容する保護管53と、フェルール52と保護管53とを接続するスリーブ54とを備えている。また、光ファイバ体5は、フェルール52をレセプタクル6に固定すべく、レセプタクル6に係合するファイバ係合部55を備えている。
フェルール52は、軸線方向の中途部の外周部から径方向外方に突出するフランジ部52aを備えている。該フランジ部52aは、先端側がレセプタクル6の先端部に当たることで、レセプタクル6に対するフェルール52の位置決めを行える。そして、光ファイバ体5は、本体4に固定されるレセプタクル6に挿入されたフェルール52がレセプタクル6に対して位置決めされることで、光源部2から光学系3を経由して出射される光がフェルール52に保持される光ファイバ51に入射される。
ファイバ係合部55は、筒状に形成されている。そして、ファイバ係合部55は、フェルール52に挿入されている。なお、ファイバ係合部55は、フランジ部52aの基端側に係止されることにより、フェルール52から抜けることを防止されている。
レセプタクル6は、図3及び図4に示すように、基端側に配置される大径のレセプタ本体61と、先端側に配置され、ファイバ係合部55と係合する小径のレセプタ係合部62とを備えている。また、レセプタクル6は、フェルール52が先端側から挿入される挿入部63と、光学系3から出射された光が基端側から入る光路部64とを備えている。
レセプタ係合部62の外周部は、ファイバ係合部55の内周部と係合する。具体的には、レセプタ係合部62は、外周部に雄ネジを備え、ファイバ係合部55は、内周部に雌ネジを備えている。そして、レセプタ係合部62とファイバ係合部55とは、螺合することにより、互いに固定されている。これにより、フランジ部52aの先端側は、レセプタクル6の先端部に当たり、フランジ部52aの基端側は、ファイバ係合部55に当たっている。
連結体7は、図3〜図6に示すように、ネジ部材11により本体4に固定されるベース部71と、ベース部71から突出する複数の突出部72とを備えている。本実施形態においては、突出部72は、3つ備えられている。なお、突出部72は、2つ備えられてもよく、4つ以上備えられてもよい。
ベース部71は、環状で且つ平板状に形成されている。ベース部71の内径は、ベース部71が光学系33から出射した光を遮光することを防止すべく、レンズホルダ43の孔部43aの内径よりも大きい。また、ベース部71は、ネジ部材11が挿通される複数の開口部71aを備えている。
複数の突出部72は、互いに同じ形状であって、ベース部71の周方向で等間隔となるように、ベース部71の内周部から突出している。そして、突出部72は、ベース部71から突出する突出部本体72aと、レセプタクル6を保持するようにレセプタクル6に接する保持部72bと、レセプタクル6との間に介在される接着剤8により、レセプタクル6に固定される接着部72cとを備えている。
保持部72bは、凸状に形成され、接着部72cは、保持部72bの先端側に隣接して配置されている。また、接着部72cは、保持部72bがレセプタクル6の外周部と接する際に、レセプタクル6の外周部との間に隙間を有するように、保持部72bから外方に広がるように形成されている。即ち、突出部72は、平板状部材が先端側で屈曲するようにして形成され、保持部72bは、屈曲部分の頂部であって、突出部本体72aは、屈曲部分から基端側の部分であって、接着部72cは、屈曲部分から先端側の部分である。
突出部72は、保持部72bがレセプタクル6のレセプタ本体61の外周部に加圧して接するように、弾性を有して形成されている。そして、複数の突出部72,72,72は、復元している際に、保持部72b,72b,72b同士の内接円の径がレセプタクル6のレセプタ本体61の外径よりも小さくなるように、配置されている。
本実施形態においては、連結体7は、金属で形成されている。具体的には、連結体7は、円環状部分と該部分から内方に突出する3つの突出片を有する形状に型抜きされた金属板に対して、該突出片の2箇所を屈曲することで、形成されている。斯かる屈曲部分の一方は、ベース部71と突出部本体72aとの境界部分に成り、他方は、保持部72bに成る。そして、突出部本体72aは、弾性変形できる。なお、連結体7は、硬質樹脂で形成されていてもよい。
接着剤8は、本実施形態においては、レセプタクル6を連結体7に仮固定するために、熱硬化性の接着剤成分に、紫外線硬化性樹脂を添加したものとしている。ここで、仮固定とは、接着剤8が完全に硬化する(即ち、レセプタクル6が連結体7に本固定される)までの間に、完全に硬化する前の接着剤8により、レセプタクル6が連結体7に対して不動に固定されることをいう。なお、接着剤8は、レセプタクル6が連結体7に仮固定から本固定される間に、体積を変化(収縮)させる。
本実施形態に係る光源装置1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る光源装置1の製造方法の一例について、図7〜図11を参酌して説明する。
まず、図7に示すように、本体4のレンズホルダ43に固定されている連結体7と、光ファイバ体5に固定されているレセプタクル6とが準備されている。このとき、レセプタクル6は、光ファイバ体5のファイバ係合部55を把持する把持具12により移動される。
図8に示すように、レセプタクル6が連結体7に接近するように移動されることにより、複数の突出部72は、外方に広がるように弾性変形し、レセプタクル6の外周部に接する。このとき、突出部72は、内方に向けた弾性復元力が作用するため、レセプタクル6の外周部に加圧して接している。そして、例えば、光源部2から光を出射させて、光ファイバ51に入射される光量を測定し、光量が一番大きくなるように、本体4に対するレセプタクル6の位置及び角度が決められる。
レセプタクル6が本体4に対して位置決めされた状態で、図9及び図10に示すように、吐出装置13は、突出部72の先端側から、突出部72とレセプタクル6との隙間に向けて、接着剤8を吐出する。これにより、保持部72bは、レセプタクル6の外周部に接しており、また、接着部72cは、レセプタクル6の外周部との間に、接着剤8を介在している。
そして、把持具12で光ファイバ体5を把持した状態で、紫外線が接着剤8に照射されため、接着剤8の露出している部分が硬化される。これにより、レセプタクル6が連結体7に仮固定される。即ち、本実施形態においては、仮固定は、レセプタクル6と連結体7との間から露出した接着剤8のみを硬化させる工程である。
その後、図11に示すように、光ファイバ体5がレセプタクル6から取り外され、本体4が搭載物2,3,6,7ごと加熱用オーブンに投入される。そして、接着剤8が熱硬化されて完全に硬化されるため、レセプタクル6が連結体7に本固定される。即ち、本実施形態においては、本固定は、露出した部分だけでなく、接着剤8の全体を硬化させる工程である。
このとき、接着剤8は、熱収縮する。しかしながら、保持部72bが、レセプタクル6に接することにより、レセプタクル6を保持している。したがって、レセプタクル6が本体4に仮固定から本固定される際に、レセプタクル6が本体4に対して位置ずれすることを防止することができる。
次に、本発明に係る光源装置の作用及び効果について、図11〜図14を参酌して、説明する。
<実施例>
本発明に係る光源装置の実施例は、図1〜図4に示した上記実施形態に係る光源装置1である。具体的には、実施例は、図7〜図11に示した上記製造方法で製造した光源装置1である。
<比較例>
それに対して、比較例に係る光源装置X1は、図12に示すように、レセプタクル6を本体4の孔部43aの内部に収容し、レセプタクル6と本体4との間に接着剤8を介在させることで、レセプタクル6を本体4に固定している。そして、比較例に係る光源装置X1は、実施例に係る光源装置1と同様に、接着剤8に紫外線を照射し、レセプタクル6を本体4に対して位置決めして仮固定し、その後、加熱して、レセプタクル6を本体4に本固定して、製造されている。
なお、実施例に係る光源装置1の連結体7、レセプタクル6及び接着剤8と、比較例に係る光源装置X1のレセプタクル6、接着剤8及び本体4との仕様は、以下の通りである。
(連結体7)
・材質:ステンレス鋼(SUS304)
・厚み:0.3mm
・ベース部71の外径:50mm
・ベース部71の内径:36mm
・突出部本体72aの突出方向の寸法:7.5mm
・接着部72cの突出方向の寸法:1.0mm
・突出部本体72aとベース部71との交差角度:130°
・突出部本体72aと接着部72cとの交差角度:120°
・保持部72b同士の内接円の直径(復元時):約7.5mm
(レセプタクル6)
・レセプタ本体61の外径:9.5mm
(接着剤8)
・材質:エポキシ系紫外線硬化接着剤
(本体4)
・孔部43aの内径:12.5mm
<検証方法>
実施例に係る光源装置1と比較例に係る光源装置X1とを、50個ずつ製造し、レセプタクル6が仮固定から本固定される間に、レセプタクル6が位置ずれした量を測定する。そして、位置ずれ量が30μm未満の場合は、良品と判定し、位置ずれ量が30μm以上の場合は、不良品と判定する。
<検証結果>
図13に示すように、実施例に係る光源装置1は、50個全てが良品であり、不良率0%であるのに対して、図14に示すように、比較例に係る光源装置X1は、50個中3個が不良品であり、不良率6%である。したがって、実施例に係る光源装置1の不良率は、比較例に係る光源装置X1の不良率よりも、小さい。
しかも、位置ずれ量の平均においても、実施例に係る光源装置1は、9.7μmであり、比較例に係る光源装置X1の18.7μmよりも小さくなっている。このように、実施例に係る光源装置1は、接着剤8を用いて、レセプタクル6を本体4に対して位置ずれさせることなく固定することができている。
以上より、本実施形態に係るファイバ接続ユニット10を有する光源装置1によれば、連結体7は、本体4に固定されるベース部71と、ベース部71から突出する複数の突出部72とを備えている。該突出部72の保持部72bは、レセプタクル6に接することにより、レセプタクル6を保持している。そして、該突出部72の接着部72cは、レセプタクル6との間に介在される接着剤8により、レセプタクル6に固定されている。
これにより、連結体7は、フェルール52が挿入されるレセプタクル6を、本体4に連結している。したがって、接着剤8が、熱硬化することに伴って、収縮しようとしても、保持部72bが、レセプタクル6に接することにより、レセプタクル6を保持しているため、レセプタクル6を位置ずれさせることなく本体4に固定することができる。
また、本実施形態に係るファイバ接続ユニット10を有する光源装置1によれば、保持部72bが凸状に形成されているため、保持部72bに隣接して配置される部分は、レセプタクル6との間に隙間を有する。そして、当該隙間に接着剤8を入れることで、保持部72bに隣接して配置される部分は、接着部72cとなって、レセプタクル6と接着される。これにより、保持部72bに隣接する接着部72cがレセプタクル6に固定されるため、保持部72bがレセプタクル6に対して位置ずれすることを抑制できる。
また、本実施形態に係るファイバ接続ユニット10を有する光源装置1によれば、突出部72が弾性を有して形成されているため、保持部72bは、レセプタクル6に加圧して接する。これにより、突出部72がレセプタクル6を挟持して保持することができる。また、突出部72を弾性変形させることにより、レセプタクル6を本体4に対して所望の位置で位置合わせすることができるため、当該位置合わせの作業を簡素化することができる。
また、本実施形態に係るファイバ接続ユニット10を有する光源装置1によれば、突出部72が3つ備えられているため、レセプタクル6は、3つの保持部72bに接されて保持されている。これにより、レセプタクル6を保持部72bで確実に保持することができる。また、レセプタクル6を本体4に対して所望の位置及び角度で位置合わせすることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る光源装置1においては、連結体7は、一つの部材である、という構成である。しかしながら、本発明に係る光源装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光源装置においては、図15に示すように、連結体7は、一つのベース部71に一つの突出部72を有する複数(3つ)の部材からなる、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光源装置1においては、突出部72は、平板状部材を屈曲するようにして形成され、屈曲部分の頂部に保持部72bを有する、という構成である。しかしながら、本発明に係る光源装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光源装置においては、突出部72は、図16に示すように、平板状部材を屈曲するようにして形成される突出部本体72aと接着部72cとを備え、さらに、平板状の接着部72cから半球状に突出する保持部72bを備える、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光源装置1においては、突出部72は、弾性を有して形成される、という構成である。しかしながら、本発明に係る光源装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光源装置においては、突出部72は、ヒンジ機構等によりベース部71に接続されることにより、ベース部71に対して可動に形成される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光源装置1においては、接着部72cは、保持部72bの先端側に隣接して配置されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光源装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光源装置においては、接着部72cは、保持部72bの基端側に隣接して配置されている、という構成でもよく、また、保持部72bの基端側及び先端側の両方に隣接して配置されている、という構成でもよい。
さらに、接着部72cは、保持部72bに対して、突出部72の幅方向に隣接して配置されている、という構成でもよい。さらに、接着部72cは、保持部72bがレセプタクル6に対して位置ずれすることを防止又は抑制できる程度に、保持部72bから離間して配置されている、という構成でもよい。
また、本発明においては、保持部72bは、レセプタクル6に対して位置ずれすることを防止又は抑制できる程度に、レセプタクル6との間に僅かな接着剤8を介在してもよい。即ち、本発明の「レセプタクル6に接する保持部72b」とは、「レセプタクル6との間に接着剤8を介在することなく、レセプタクル6と接する保持部72b」を当然含み、さらに、「レセプタクル6に対して位置ずれすることを防止又は抑制できる程度に、レセプタクル6との間に僅かな接着剤8を介在してレセプタクル6と接する保持部72b」という概念も含んでいる。
1…光源装置、2…光源部、3…光学系、4…本体、5…光ファイバ体、6…レセプタクル、7…連結体、8…接着剤、10…ファイバ接続ユニット、11…(ネジ)部材、12…把持具、13…吐出装置、21…半導体レーザ、22…コリメータレンズ、31…反射部材、32…収束レンズ、41…光源ホルダ、41a…板状部、41b…板状部、41c…筒状部、42…支持部、43…レンズホルダ、43a…孔部、51…光ファイバ、52…フェルール、52a…フランジ部、53…保護管、54…スリーブ、55…ファイバ係合部、61…レセプタ本体、62…レセプタ係合部、63…挿入部、64…光路部、71…ベース部、71a…開口部、72…突出部、72a…突出部本体、72b…保持部、72c…接着部

Claims (5)

  1. フェルールが挿入されるレセプタクルと、
    前記レセプタクルを本体に連結する連結体と、を備え、
    前記連結体は、前記本体に固定されるベース部と、前記ベース部から突出する複数の突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記レセプタクルを保持するように前記レセプタクルに接する保持部と、前記レセプタクルとの間に介在される接着剤により、前記レセプタクルに固定される接着部とを備える、ファイバ接続ユニット。
  2. 前記保持部は、凸状に形成され、
    前記接着部は、前記保持部に隣接して配置される請求項1に記載のファイバ接続ユニット。
  3. 前記突出部は、前記保持部が前記レセプタクルに加圧して接するように、弾性を有して形成される請求項1又は2に記載のファイバ接続ユニット。
  4. 前記突出部は、3つ以上備えられる請求項1〜3の何れか1項に記載のファイバ接続ユニット。
  5. 光を出射する光源部と、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のファイバ接続ユニットと、を備え、
    前記レセプタクルは、前記光源部から出射される光が前記フェルールに保持される光ファイバに入射するように、前記本体に固定される光源装置。
JP2014069403A 2014-03-28 2014-03-28 ファイバ接続ユニット、光源装置、及びファイバ接続ユニットの製造方法 Active JP5994806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069403A JP5994806B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ファイバ接続ユニット、光源装置、及びファイバ接続ユニットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069403A JP5994806B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ファイバ接続ユニット、光源装置、及びファイバ接続ユニットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015191152A true JP2015191152A (ja) 2015-11-02
JP5994806B2 JP5994806B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=54425673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014069403A Active JP5994806B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ファイバ接続ユニット、光源装置、及びファイバ接続ユニットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994806B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532075A (en) * 1978-08-29 1980-03-06 Sumitomo Electric Ind Ltd Fitting method of optical connector receptacle
JPS63160507U (ja) * 1987-04-09 1988-10-20
JPH0239205U (ja) * 1988-09-09 1990-03-15
JP2000155251A (ja) * 1998-09-16 2000-06-06 Rohm Co Ltd 部材の結合方法およびこれを用いた光学部品
JP2011154123A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 光ファイバ用ソケット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532075A (en) * 1978-08-29 1980-03-06 Sumitomo Electric Ind Ltd Fitting method of optical connector receptacle
JPS63160507U (ja) * 1987-04-09 1988-10-20
JPH0239205U (ja) * 1988-09-09 1990-03-15
JP2000155251A (ja) * 1998-09-16 2000-06-06 Rohm Co Ltd 部材の結合方法およびこれを用いた光学部品
JP2011154123A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 光ファイバ用ソケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5994806B2 (ja) 2016-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510003B2 (ja) 光コネクタ及びファイバアレイの接続方法
JP6601248B2 (ja) 光コネクタフェルール及び光コネクタ
US9195016B2 (en) Optical connector
US8824839B2 (en) Optical coupling device and method of implementing optical coupling device
WO2018037675A1 (ja) 光コネクタの製造方法
US11966087B2 (en) Ferrule structure, method for manufacturing ferrule structure, ferrule, and lens unit
JP5994806B2 (ja) ファイバ接続ユニット、光源装置、及びファイバ接続ユニットの製造方法
KR20200124220A (ko) 섬유-엔드캡-고정구 정렬에서 정확도 향상을 위한 엔드캡, 조립체, 및 방법
JP5583474B2 (ja) 光コリメータ及びこれを用いた光コネクタ
US20140376860A1 (en) Optical coupling member and optical connector
KR20140134218A (ko) 광 커넥터
JP6447038B2 (ja) 光コネクタ結合システム
US9207409B2 (en) Head for fiber optic optoelectronic switch
JP2007178603A (ja) 光部品およびその製造方法
JP2018146910A (ja) 清掃工具
JP2009137175A (ja) 画像形成装置用光源装置
JP2015230389A (ja) フェルール
JP2015175979A (ja) 光ファイバコネクタ
EP3232239A1 (en) System for coupling a laser source in an optical guide
JP2019003077A (ja) 光接続部材及び光コネクタ
JP6136742B2 (ja) 保護チューブ切断治具
TW201250315A (en) Optical connector
JP2011107624A (ja) 光コネクタの組立方法及び光コネクタ
JP2017173612A (ja) 光コネクタフェルール、光コネクタ及び光結合構造
JP2020101613A (ja) フェルール構造体、フェルール構造体の製造方法、及び、フェルール

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5994806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250