JP2018146910A - 清掃工具 - Google Patents

清掃工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018146910A
JP2018146910A JP2017044621A JP2017044621A JP2018146910A JP 2018146910 A JP2018146910 A JP 2018146910A JP 2017044621 A JP2017044621 A JP 2017044621A JP 2017044621 A JP2017044621 A JP 2017044621A JP 2018146910 A JP2018146910 A JP 2018146910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical signal
adhesive body
cleaning tool
protrusion
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017044621A
Other languages
English (en)
Inventor
章浩 中間
Akihiro Nakama
章浩 中間
茂雄 高橋
Shigeo Takahashi
茂雄 高橋
大貴 朝田
Daiki Asada
大貴 朝田
後藤 誠
Makoto Goto
誠 後藤
鈴木 正義
Masayoshi Suzuki
正義 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2017044621A priority Critical patent/JP2018146910A/ja
Priority to EP18764656.7A priority patent/EP3594728A4/en
Priority to CN201880013392.1A priority patent/CN110366692A/zh
Priority to US16/492,309 priority patent/US20210132299A1/en
Priority to PCT/JP2018/008636 priority patent/WO2018164144A1/ja
Publication of JP2018146910A publication Critical patent/JP2018146910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3866Devices, tools or methods for cleaning connectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0028Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by adhesive surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/381Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres
    • G02B6/3825Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres with an intermediate part, e.g. adapter, receptacle, linking two plugs
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3853Lens inside the ferrule
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B2240/00Type of materials or objects being cleaned
    • B08B2240/02Optical fibers or optical fiber connectors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に接触させる。【解決手段】本開示は、光コネクタを清掃するための清掃工具であって、前記光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体と、前記粘着体を保持する基材とを備える。前記基材は、前記粘着体を保持する保持部の保持面に突起部を有している。前記突起部は、前記粘着体が前記光信号領域と接触する部位の裏側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、光コネクタの清掃工具に関する。
光コネクタの端面にゴミ等が付着していると、光信号の損失の増大等の原因になるため、光コネクタの端面の清掃が必要になる。特許文献1には、光コネクタの接合端面に当接される当接面を有するパッド状の清掃部材を備え、当接面に自粘着性を有する清掃具が記載されている。また、特許文献2には、光コネクタの接続端面を清掃する光コネクタクリーナーに用いられる粘着剤についての記載がある。
特開2002−219421号公報 特開2008−180799号公報
光コネクタの端面の清掃を行う場合、光コネクタの端面のうちの光信号の入出射する部位に付着しているゴミを除去することが重要となる。このため、粘着性を有するパッド状の清掃部材を光コネクタの端面に当接させる際には、光コネクタの端面のうちの光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に当接させる必要がある。しかし、特許文献2に記載の清掃具のように、粘着体を支持する基材の表面が平坦な形状の場合、光コネクタの端面のうちの光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に当接させることが困難であった。この結果、光コネクタと清掃部材との接触が不十分になったり、光コネクタに清掃部材を大きな押圧力で押し付ける必要が生じたりするなどの問題が生じていた。
本発明の幾つかの実施形態は、光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に接触させることを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、光コネクタを清掃するための清掃工具であって、前記光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体と、前記粘着体を保持する基材とを備え、前記基材は、前記粘着体を保持する保持部の保持面に突起部を有しており、前記突起部は、前記粘着体が前記光信号領域と接触する部位の裏側に配置されていることを特徴とする清掃工具である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に接触させることができる。
図1A及び図1Bは、本実施形態の清掃工具30の説明図である。 図2は、第1実施形態のフェルール12の切断斜視図である。 図3A及び図3Bは、第1実施形態の清掃部材31の構成を説明するための斜視図である。 図4A及び図4Bは、第1実施形態の清掃部材31の説明図である。 図5Aは、第1変形例の説明図である。図5Bは、第2変形例の説明図である。図5Cは、第3変形例の説明図である。 図6A及び図6Bは、第2実施形態の清掃対象の説明図である。 図7A及び図7Bは、第2実施形態のフェルール12の清掃時の説明図である。 図8は、第3実施形態の説明図である。 図9は、第4実施形態の説明図である。 図10A及び図10Bは、比較例の清掃部材31の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光コネクタを清掃するための清掃工具であって、前記光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体と、前記粘着体を保持する基材とを備え、前記基材は、前記粘着体を保持する保持部の保持面に突起部を有しており、前記突起部は、前記粘着体が前記光信号領域と接触する部位の裏側に配置されていることを特徴とする清掃工具が明らかとなる。このような清掃工具によれば、光信号の入出射する部位に清掃部材を十分に接触させることができる。
前記突起部は、線条に形成されており、前記突起部は、複数の前記光信号領域に接触する前記部位の裏側に配置されていることが望ましい。これにより、突起部の形状を簡略化させることができる。
前記保持部は、前記保持面から突出して前記粘着体の外周に接触する周縁部を有することが望ましい。これにより、粘着体が周縁部よりも外側に広がることが抑制されるため、粘着体を光信号領域に十分に接触させることができる。
前記光コネクタの端面には、凹所が形成されており、前記光信号領域は、前記凹所の底部に配置されていることが望ましい。このような場合に突起部を設けることが特に有効になる。
前記端面と前記光信号領域との間の寸法をAとし、前記粘着体が前記基材から突出した突出量をBとしたとき、B>Aとなることが望ましい。これにより、粘着体が光信号領域と接触しやすくなる。
前記端面と前記光信号領域との間の寸法をAとし、前記粘着体が前記基材から突出した突出量をBとし、前記粘着体の厚さをCとしたとき、C>A>Bとなることが望ましい。これにより、粘着体を光信号領域に接触させることができる。
前記凹所の底部に、前記光信号領域となるレンズ部が形成されていることが望ましい。このような場合に突起部を設けることが特に有効になる。
前記清掃工具は、前記光コネクタの前記光信号領域に対する前記突起部の位置を合わせるための位置合わせ部を有することが望ましい。これにより、粘着体を光信号領域に確実に接触させることができる。
前記粘着体は、前記光信号領域と接触する領域が突出した突出部を有することが望ましい。これにより、光信号領域に粘着体を十分に接触させることができる。
光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体であって、前記粘着体は、突起部を形成した保持面を有する保持部における前記保持面に保持され、前記光コネクタの前記光信号領域と接触する部位の裏側に、前記保持面の前記突起部を受け入れる凹部を有することを特徴とする粘着体が明らかとなる。このような粘着体によれば、光信号の入出射する部位に十分に接触することができる。
前記突起部は、線条に形成されており、複数の前記光信号領域に接触する前記部位の裏側に配置されており、前記凹部は、線条の前記突起部を受け入れられるように、線条に形成されていることが望ましい。これにより、凹部の形状を簡略化させることができる。
前記粘着体の外周は、前記保持部における前記保持面から突出する周縁部に接触することが望ましい。粘着体が周縁部よりも外側に広がることが抑制されるため、粘着体を光信号領域に十分に接触させることができる。
===第1実施形態===
<概要>
図1A及び図1Bは、本実施形態の清掃工具30の説明図である。図中には、光コネクタ11と、アダプタ15と、清掃工具30とが含まれている。
光コネクタ11は、光ファイバの端部に設けられ、光ファイバ同士を光接続させるための接続部品である。例えば、光コネクタ11は、MPO形光コネクタ(JIS C 5982のF13形多心光ファイバコネクタ)である。光コネクタ11は、フェルール12と、ハウジング13とを有する。フェルール12は、光ファイバの端部を保持する部材である。本実施形態のフェルール12の構成については、後述する。ハウジング13は、フェルール12を保持する部材である。ハウジング13は、アダプタ15に結合可能に構成されている。
アダプタ15は、光コネクタ11同士を接続するための部品である。アダプタ15の両端にはコネクタ挿入口(不図示)がそれぞれ形成されており、それぞれのコネクタ挿入口に光コネクタ11が挿入されると、光コネクタ11のフェルール12同士が突き合わされて、光コネクタ11同士が光接続されることになる(光コネクタ11の光ファイバ同士が光接続されることになる)。また、本実施形態では、アダプタ15の一方のコネクタ挿入口に清掃工具30が挿入され(図1A及び図1B参照)、これにより、他方のコネクタ挿入口に挿入された光コネクタ11のフェルール12の接続面が清掃されることになる。
清掃工具30は、フェルール12の接続面(光信号面)を清掃するための工具である。清掃工具30は、清掃部材31と、コネクタ部321と、操作部322とを有する。
清掃部材31は、フェルール12の接続面(光信号面)を清掃するための部材である。本実施形態では、清掃部材31の端面に粘着体35(後述)が設けられており、この粘着体35をフェルール12の接続面に接触させることによって、フェルール12の接続面のゴミを粘着体35に付着させて、ゴミを除去することになる。
コネクタ部321は、清掃工具30をアダプタ15に結合させるための部位である。清掃工具30がアダプタ15に挿入されると、コネクタ部321がアダプタ15に係合して、これにより、清掃工具30がアダプタ15に結合されることになる。このため、コネクタ部321は、光コネクタ11のハウジング13とほぼ同様の形状を有している。清掃工具30がコネクタ部321を備えることによって、清掃部材31を光コネクタ11に対して位置合わせすることが容易になる。但し、清掃工具30がコネクタ部321を備えていなくても良い。
操作部322は、作業者が清掃工具30を操作(把持)する部位である。但し、清掃工具30が操作部322を備えていなくても良い。
<清掃対象の構成>
清掃工具30の清掃部材31について詳述する前に、まず、清掃対象となる光コネクタ11のフェルール12の構成について説明する。図2は、第1実施形態のフェルール12の切断斜視図である。
以下のフェルール12の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、ファイバ穴22の方向を「前後方向」とし、相手側のフェルール12の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、フェルール12の2つのガイドピン穴21の並ぶ方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向を「上下方向」とし、接着剤充填部23の開口の側を「上」とし、逆側を「下」とする。
フェルール12は、光信号を伝送する光ファイバの端部を保持する部材である。フェルール12の前側の端面(フェルール端面12A)は、相手方のフェルールの端面(又はアダプタ15の内壁面)と接触する端面となる。本実施形態のフェルール12は、光信号を透過可能な樹脂(例えば透明樹脂)により一体成型されている。このフェルール12の内部において、複数の光ファイバ(不図示)の端部が保持されることになる。
フェルール12は、一対のガイドピン穴21と、複数のファイバ穴22と、接着剤充填部23と、凹所24と、複数のレンズ部25と、光透過部26とを有する。一対のガイドピン穴21は、左右方向に間隔をあけて形成されている。図2は断面図であるため、図中には、一方のガイドピン穴21のみが描かれている。一対のガイドピン穴21の間に、複数のファイバ穴22が配置されている。不図示の光ファイバは、ファイバ穴22に挿入されるとともに、ファイバ穴22の開口面と対向する壁面(接着剤充填部23の内壁面のうちの前側壁面)に光ファイバの端面を突き当てた状態で、接着剤充填部23に充填された接着剤によってフェルール12に固定されることになる。
凹所24は、フェルール端面12Aから凹んだ部位である。凹所24は、フェルール端面12Aにおいて2つのガイドピン穴21の間に設けられている。凹所24は、複数の光ファイバ穴22に対応するように左右方向に細長い長方形状になっている。
レンズ部25は、凹所24の底面に設けられている。レンズ部25が凹所24の底面に設けられることにより、フェルール12同士を突き合わせたときに(フェルール端面12A同士を接触させたときに)、レンズ部25同士が接触せずに済む(レンズ部25同士を非接触に保つことができる)。レンズ部25は、複数の光ファイバのそれぞれに対応して配置されている。光ファイバの光信号は、レンズ部25を介して入出力されることになる。このため、レンズ部25の表面(レンズ面)は、光信号の入出力する領域(光信号領域)となる。言い換えると、レンズ部25の表面(レンズ面)は、光信号の通過する領域となる。レンズ部25は、例えばコリメートレンズとして機能するように形成されている。レンズ部25によって径の拡大された光信号を入出力することによって、光路の位置ずれの影響等を軽減させることができ、光信号の伝送損失を抑制できる。
光透過部26は、光ファイバ(不図示)の端面とレンズ部25との間で光信号を透過させる部位である。このため、光透過部26は、光信号の光路となる部位である。なお、本実施形態では、フェルール12が透明樹脂によって一体成形されているが、少なくともレンズ部25や光透過部26が光信号を透過可能であればよいので、フェルール12を構成する部材・材質は、透明樹脂に限られるものではない。
<清掃部材31の構成>
本実施形態の清掃部材31について説明する前に、まず比較例の清掃部材31について説明する。図10A及び図10Bは、比較例の清掃部材31の説明図である。
比較例の清掃部材31では、基材33の平らな表面に粘着剤が塗布されることによって、粘着体35が形成されている。比較例では、粘着体を保持する基材の表面が平坦であるため、光信号の入出射する領域(光信号領域)であるレンズ部25(詳しくはレンズ部25の表面)に粘着体35を十分に接触させ難くなる。特に本実施形態のフェルール12のように、フェルール端面12Aに凹所24が形成されており、この凹所24にレンズ部25の表面(光信号領域)が配置されている状況下では、比較例のように基材33の表面が平坦な場合、レンズ部25に平坦な粘着体35を十分に接触させ難くなる。この結果、レンズ部25と粘着体35との接触が不十分(接触面積が不十分、又は接触させる力が不十分)になってしまい、レンズ部25に付着したゴミの除去が不十分になるおそれがある。また、レンズ部25と粘着体35とを十分に接触させるために、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力を大きくする必要が生じてしまう。加えて、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力を大きくしてしまうと、清掃時の粘着体35の損傷が進行してしまうため、清掃部材31の使用回数(繰り返して使用可能な回数)が低減してしまう。
図3A及び図3Bは、第1実施形態の清掃部材31の構成を説明するための斜視図である。図4A及び図4Bは、第1実施形態の清掃部材31の説明図である。
清掃部材31は、基材33と、粘着体35とを有する。基材33は、粘着体35を保持する部材である。
基材33に粘着体35を保持させることにより、柔軟な粘着体35をフェルール12に押し付けることが可能である。基材33の端面には、保持部331が設けられている。保持部331は、粘着体35を保持するための部位である。ここでは、保持部331は、基材33の端面に形成された凹形状の部位である。但し、保持部331は、粘着体35を保持できるのであれば、凹形状に限られるものではない。保持部331は、光信号の入出射する領域(光信号領域)よりも広く形成されている。ここでは、保持部331は、複数のレンズ部25の形成された領域よりも広く形成されており、また、フェルール12の凹所24よりも広く形成されている。これにより、保持部331に保持された粘着体35を光信号領域に接触させることが可能となる。
本実施形態の保持部331は、底面である保持面に突起部331Aを有する。また、本実施形態の保持部331は、周縁部331Bを有する。突起部331A及び周縁部331Bの機能については、後述する。
粘着体35は、ゴミを付着させるための部材であり、粘着性を有する部材である。また、粘着体35は、光コネクタの光信号の入出射する領域(光信号領域)と接触させる部材である。粘着体35は、本実施形態の清掃工具30に用いられるだけでなく、ゴミを付着させる用途であれば、他の部材に用いることも可能である。粘着体35は、フェルール端面12Aに接触させて引き剥がしたときに粘着体35の一部がフェルール端面12Aに転移しない程度の粘着性を有する。粘着体35に使用される粘着剤としては、再剥離性があり、コネクタ端面に凹凸が設けられていたとしても破断等せず、かつ、剥離時に糊残りがないこと、ヒートショック試験等で剥がれや泡の発生がないこと、凹凸に追従可能な弾力変形力及び、応力に対して復元力を有していることが望まれる。このような特性を有する粘着剤成分としては、アクリル系樹脂、ブチルゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム等に代表されるゴム系材料、ポリビニールエーテル系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられ、これらから適宜選択使用できる。最も好ましいのはアクリル系粘着剤である。
本実施形態に係わる粘着体は、少なくとも、弾性変形によって、圧縮変形、伸張変形、剪断変形をすることができる特性を有する。
本実施形態に係わる粘着体35は、貯蔵弾性率が1.0×104Pa〜1.0×106Paの範囲にあることが好ましい。粘着体35の貯蔵弾性率がこの範囲であれば、粘着体35の当接面を、光信号の入出射する部位に充分に接触させやすくなる効果を奏するため、好適にゴミを捕集することができる。なお、貯蔵弾性率(Pa)は、以下の条件で測定した際の、20℃における測定結果を指す。
測定装置:MARS I(HAAKE社製)、プローブ径:8mmφ、サンプル厚:4mm、荷重:5N、周波数:1Hz、昇温速度:10℃/min
また、本実施形態に係わる粘着体35は、剥離力が0.1〜10N/20mmであることが好ましい。剥離力が上記範囲を満たすことで、本実施形態の清掃工具30の粘着体35が光信号の入出射する部位に押し当てられて弾性変形した場合、応力に対する回復力を発揮できるとともに、適度な粘着力と剥離力を保持できるため、本実施形態に係わる粘着体35が、ゴミ取り性に優れ、糊残りが少なく、充分な清掃性を発揮することができる。剥離力が0.1N/20mm未満であると、ゴミ取り性の低下、粘着体の破断、糊残りが発生しやすくなる恐れがあり、10N/20mmを越えると、糊残りが発生しやすくなる恐れがある。
なお、本明細書において、剥離力とは、20mm×90mm、厚み4mmの粘着体にPETフィルムを積層したサンプルを、JIS Z 2037:2009に準拠した方法で測定した値を指す。
粘着体35は、基材33の端面に形成された凹形状の保持部331に保持されている。粘着体35の一部(基材33側の部位)が凹形状の保持部331に収容されており、粘着体35の一部(フェルール12側の部位)が基材33の端面から突出している。清掃時に清掃部材31をフェルール12に押し付けると、粘着体35は、基材33の保持面(保持部331の底面)から力を受けながら、その表面がフェルール12の端面に押し付けられることになる。
本実施形態では、基材33は、保持部331の保持面に突起部331Aを有している(図3B参照)。突起部331Aは、保持部331の保持面から粘着体35の側(フェルール12の側)に突出した部位である。この突起部331Aは、図4Aに示すように、光信号領域(光信号の入出射する領域、ここではレンズ部25)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されている。言い換えると、突起部331Aは、図4Aに示すように、清掃時に粘着体35を挟んでレンズ部25(光信号領域)と対向する位置に配置されている。つまり、突起部331Aは、清掃時にレンズ部25との間に粘着体35を挟むことができるように配置されている。これにより、清掃時に清掃部材31をフェルール12に押し付けると、粘着体35(詳しくは、光信号領域と接触する部位)は、突起部331Aから力を受けながら、その表面がフェルール12の端面に押し付けられることになる。
本実施形態では、保持部331の保持面に突起部331Aを設けることによって、清掃時に、突起部331Aが、粘着体35をフェルール12の光信号領域(レンズ部25)に押し付けることになる。この結果、本実施形態では、図4Bに示すように、粘着体35の表面がレンズ部25と接触しやすくなり、粘着性を有する粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。すなわち、本実施形態では、十分な接触面積を確保できるとともに、十分な力で粘着体35をレンズ部25(光信号領域)に接触させることができる。このように、本実施形態では、レンズ部25と粘着体35とを十分に接触させることができるため、レンズ部25に付着したゴミを除去しやすくなる。また、本実施形態によれば、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力を軽減させても、突起部331Aから押された粘着体35が、十分な力でレンズ部25(光信号領域)に接触するため、清掃作業が容易になる。加えて、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力が小さくて済むため、清掃時の粘着体35の損傷を抑制でき、清掃部材31の使用回数(繰り返して使用可能な回数)を増やすことが可能になる。
また、本実施形態では、突起部331Aが突条(線条)に形成されており(図3B参照)、1つの突起部331Aが、複数の光信号領域(光信号の入出射する領域、ここではレンズ部25)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されている。言い換えると、1つの突条の突起部331Aが、清掃時に粘着体35を挟んで複数のレンズ部25(光信号領域)と対向するように、配置されている。つまり、1つの突起部331Aによって、清掃時に突起部331Aとレンズ部25との間に粘着体35を挟むことができる。これにより、突起部331Aの形状を簡略化させることができる。突条の突起部331Aは、複数の光信号領域が並ぶ方向(ここでは左右方向)に沿って形成されることになる。
なお、レンズ部25(光信号領域)が複数ある場合には、突条の突起部331Aを形成する代わりに、それぞれのレンズ部25に対応するように、複数の突起部331Aを設けても良い。例えば、図2に示すように、複数のレンズ部25がある場合には、保持部331の保持面(底面)に、左右方向に沿って並んで配置された複数の突起部331Aが設けられることが好ましい。これにより、清掃時に、各突起部331Aが、それぞれのレンズ部25に粘着体35を押し付けることができるため、それぞれのレンズ部25に粘着体35を十分に接触させることができる。
また、本実施形態では、保持部331は、周縁部331Bを有している。周縁部331Bは、保持部331の保持面(底面)から突出して粘着体35の外周に接触する部位である。周縁部331Bによって粘着体35が囲繞され、これにより、図4Bに示すように、粘着体35の表面がフェルール端面12Aから力を受けたときに、粘着体35が周縁部331Bよりも外側に広がることが抑制されるため、突起部331Aの近傍において粘着体35の表面が盛り上がるように変形しやすくなり、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。なお、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができれば、保持部331が周縁部331Bを備えていなくても許容される。
本実施形態では、フェルール端面12Aに凹所24が形成されており、光信号の入出射する光信号領域(ここではレンズ部25)が凹所24の底部に形成されている。このように、凹所24にレンズ部25(光信号領域)が配置され、光信号領域が奥まった位置にある状況下においても、本実施形態では、突起部331Aの近傍において粘着体35の表面が盛り上がるように変形するため、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。このように、保持部331の保持面に突起部331Aを設けつつ、保持部331に周縁部331Bを設けた構成は、凹所24にレンズ部25(光信号領域)が配置され、光信号領域が奥まった位置にある場合に特に有効である(但し、後述するように、清掃対象となる光コネクタ11は、端面に凹所24を備えているものに限られるものではない)。
図4Aに示すように、フェルール端面12Aとレンズ部25(光信号領域)との間の前後方向の寸法をAとし、粘着体35が基材33から突出した突出量をBとしたとき、突出量Bは、Aよりも大きいことが望ましい(B>A)。これにより、基材33から突出した部位がレンズ部25と接触しやすくなり、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させやすくなる。
また、仮に突出量BがA未満であっても(A>B)、図4Bに示すように粘着体35が変形することによって、粘着体35をレンズ部25に接触させることは可能である。この場合、粘着体35の厚さをCとしたとき、粘着体35の厚さCが、Aよりも大きいことが望ましい(C>A>B)。これにより、清掃時に粘着体35が変形することによって、突起部331Aにおいて粘着体35が盛り上がるように変形してレンズ部25と接触し、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。
また、図3Bに示すように、粘着体35が柔軟性(好適な弾性変形特性)を有するため、レンズ部25のレンズ面のように光信号領域(光信号の入出射する領域)が曲面であっても、その曲面に沿って粘着体35を密着させることができる。このため、本実施形態によれば、レンズ部25のレンズ面のような曲面に付着したゴミを除去することができる。
また、図1Aに示すように、本実施形態の清掃工具30は、光コネクタ11に対して清掃部材31を位置合わせするためのコネクタ部321を備えている。清掃工具30がコネクタ部321を有することによって、光コネクタ11のレンズ部25(光信号領域)と突起部331Aとの位置合わせを行うことができる。このため、コネクタ部321は、光コネクタ11の光信号領域に対する突起部331Aの位置を合わせるための位置合わせ部に相当する。なお、光コネクタ11の光信号領域に対する突起部331Aの位置を合わせるための位置合わせ部は、コネクタ部321に限られるものではない。清掃工具30の位置合わせ部が、アダプタ15を介さずに、光コネクタ11と清掃部材31(若しくは基材33)とを直接的に位置合わせするように構成されても良い。例えば、清掃工具30が位置合わせピン(位置合わせ部)を備え、この位置合わせピンをフェルール12のガイドピン穴21に嵌合させることによって、光コネクタ11と清掃部材31(若しくは基材33)とを直接的に位置合わせしても良い。
また、本実施形態の粘着体35は、図4Aに示すように、凹部351Aを有する。凹部351は、光信号領域と接触する部位の裏側に形成されている。粘着体35が凹部351Aを有することにより、凹部351Aに突起部331Aを受け入れることができる。なお、凹部351Aは、粘着体35を保持部331に嵌め込む前から粘着体35に予め形成されていても良いし、粘着体35を保持部331に嵌め込むときに突起部331Aと接触して変形することによって形成されても良い。
また、本実施形態の粘着体35の凹部351Aは、線条の突起部331Aを受け入れられるように、線条に形成されている。これにより、凹部351Aの形状を簡略化させることができる。なお、この場合、線条の凹部351Aは、複数の光信号領域と接触する部位の裏側に形成されている。但し、複数のレンズ部25(光信号領域)のそれぞれに対応するように保持部331に複数の突起部331Aが形成されている場合には、粘着体35は、それぞれの突起部331Aを受け入れられるように、それぞれの突起部331Aに対応する複数の凹部351Aを有していても良い。
<変形例>
図5Aは、第1変形例の説明図である。第1変形例における清掃対象のフェルール12は、上下方向に2つのレンズ部25が並んで配置されている。このように、上下方向にレンズ部25(光信号領域)が複数ある場合には、それぞれのレンズ部25に突起部331Aが対応するように、上下方向に並ぶ複数の突起部331Aが設けられても良い。この場合、図5Aのそれぞれの突起部331Aが、左右方向(図5Aにおいて紙面に垂直な方向)に沿って線条に突出していることが望ましい。第1変形例においても、突起部331Aが、光信号領域(光信号の入出射する領域、ここではレンズ部25)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されているため、粘着体35の表面がレンズ部25と接触しやすくなり、粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。
図5Bは、第2変形例の説明図である。第2変形例では、突起部331Aが角張って折らず、丸みを帯びている。このように、突起部331Aの形状は、適宜変更可能である。
図5Cは、第3変形例の説明図である。第3変形例では、粘着体35は、レンズ部25と接触する領域が突出した突出部35Aを有している。突出部35Aは、粘着体35のベース部35Bから突出した部位である。第3変形例によれば、突出部35Aがレンズ部25と接触しやすくなり、粘着性を有する粘着体35をレンズ部25に十分に接触させることができる。
===第2実施形態===
図6A及び図6Bは、第2実施形態の清掃対象の説明図である。図6Aは、第2実施形態の光信号領域近傍の説明図である。図6Bは、第2実施形態のフェルール12の斜視図である。
図6Bに示すフェルール12のファイバ穴22には、図6Aに示すように、レンズドファイバ1が挿入されることになる。レンズドファイバ1は、シングルモード光ファイバ3の先にGRINレンズ5が融着接続された光ファイバである。
フェルール12の端面には、光信号を透過可能な平板41が配置されており、これにより、フェルール12のファイバ穴22に挿入されたレンズドファイバ1の先に、平板41が配置されることになる。平板41は、レンズドファイバ1の光軸に垂直に配置されている。なお、平板41とレンズドファイバ1の端面との間(隙間)には、屈折率整合剤7が充填される。フェルール12には、屈折率整合剤7を充填するための整合剤充填部28が設けられている。
シングルモード光ファイバ3を伝搬した光は、GRINレンズ5によって平行光に変換され、屈折率整合剤7及び平板41を介して、平板41の外面から平行光が出射することになる。また、平板41の外面から入射した平行光は、平板41及び屈折率整合剤7を介してGRINレンズ5に入射し、GRINレンズ5によってシングルモード光ファイバ3へ光が収束し、シングルモード光ファイバ3を伝搬することになる。このため、第2実施形態では、平板41の外面のうち、平行光の通過する領域が、光信号の入出射する光信号領域となる。
図7A及び図7Bは、第2実施形態のフェルール12の清掃時の説明図である。清掃部材31は、第1実施形態と同様に、基材33と、粘着体35とを有する。また、図7Aに示すように、基材33は、保持部331の保持面に突起部331Aを有しており、この突起部331Aは、光信号領域(光信号の入出射する領域:図6A参照)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されている。言い換えると、突起部331Aは、清掃時に粘着体35を挟んで光信号領域と対向する位置に配置されている。
第2実施形態においても、十分な力で粘着体35を光信号領域に接触させることができる。このように、第2実施形態においても、光信号領域と粘着体35とを十分に接触させることができるため、光信号領域に付着したゴミを除去しやすくなる。また、第2実施形態においても、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力を軽減させても、突起部331Aの位置において十分な力で粘着体35を光信号領域に接触させることができるため、清掃作業が容易になる。加えて、清掃部材31をフェルール12に押し付ける押圧力が小さくて済むため、清掃時の粘着体35の損傷を抑制でき、清掃部材31の使用回数(繰り返して使用可能な回数)を増やすことが可能になる。
なお、前述の第1実施形態では、清掃対象となる光コネクタ11の端面に凹所24が形成されていたが、第2実施形態に示すように、清掃対象となる光コネクタ11は、端面に凹所24を有していなくても良い。また、前述の第1実施形態では、光信号領域(光信号の入出射する領域)がレンズ部25であったが、第2実施形態に示すように、光信号領域は、レンズ部25の表面のような曲面でなく、平板41の外面のように平面であっても良い。
===第3実施形態===
図8は、第3実施形態の説明図である。
図中の右側には、第3実施形態の清掃対象となる光コネクタ11が示されている。第3実施形態では、ハウジング13が複数のフェルール12を保持している。
図中の左側には、第3実施形態の清掃工具30が示されている。第3実施形態においても、清掃工具30の清掃部材31は、基材33と、粘着体35とを備えている。なお、第3実施形態では、基材33が、光コネクタ11のハウジング13に結合可能に構成されている。これにより、粘着体35(特に突起部331A)を光コネクタ11に対して位置合わせすることが容易になる。
第3実施形態においても、基材33は、粘着体を保持する保持部331を有する。第3実施形態の保持部331は、光コネクタ11の複数のフェルール12が配置された範囲よりも広く形成されている。これにより、保持部331に保持された粘着体35を光信号領域に接触させることが可能となる。
また、第3実施形態においても、図8に示すように、基材33は、保持部331の保持面に突起部331Aを有しており、この突起部331Aは、フェルール12の端面の光信号領域(光信号の入出射する領域)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されている。言い換えると、第3実施形態においても、突起部331Aは、清掃時に粘着体35を挟んで光信号領域と対向する位置に配置されている。第3実施形態においても、十分な力で粘着体35を光信号領域に接触させることができる。この第3実施形態に示すように、複数のフェルール12と接触可能に粘着体35を設けても良い。
===第4実施形態===
前述の実施形態の清掃工具30は、図1A及び図1Bに示すように、コネクタ部321及び操作部322を有し、アダプタ15の一方のコネクタ挿入口に挿入され、これにより、光コネクタ11のフェルール12の接続面を清掃していた。但し、清掃工具30は、このような形状や使用方法に限られるものではない。
図9A及び図9Bは、第4実施形態の清掃工具30の説明図である。第4実施形態の清掃工具30は、光コネクタ11のフェルール12の接続面を保護するキャップとして構成されている。第4実施形態の清掃工具30は、清掃部材31と、キャップ部323とを有する。清掃部材31は、前述の実施形態と同様の構成であり、保持部331の保持面に突起部331Aを有する基材33を備えており、突起部331Aは、フェルール12の端面の光信号領域(光信号の入出射する領域)と接触する粘着体35の部位の裏側に配置されている(図9A及び図9Bでは不図示)。また、清掃部材31の粘着体35は、光信号領域と接触する部位の裏側に、突起部331Aを受け入れる凹部351Aを有する。キャップ部323は、光コネクタ11のフェルール12の接続面を保護する部位であり、光コネクタ11に着脱可能に構成されている。第3実施形態では、キャップ部323で光コネクタ11を覆うように清掃工具30を光コネクタ11に取り付けると、光コネクタ11のフェルール12の接続面がキャップ部323によって保護されるとともに、粘着体35がフェルール12の接続面に接触することによって、フェルール12の接続面のゴミを粘着体35に付着させて、ゴミを除去することができる。
上記の通り、清掃工具30は、キャップとして構成しても良いし、他の部材として構成することも可能である。また、粘着体35も、上記の清掃工具30に用いられるだけでなく、他の種類の清掃工具に用いられても良い。粘着体35は、さらに、清掃工具に限らず、光コネクタに接触する用途であれば、種々の用途に用いることができる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 レンズドファイバ、3 シングルモード光ファイバ、
5 GRINレンズ、7 屈折率整合剤、
11 光コネクタ、12 フェルール、12A フェルール端面、
13 ハウジング、15 アダプタ、
21 ガイドピン穴、22 ファイバ穴、
23 接着剤充填部、24 凹所、
25 レンズ部、26 光透過部、
28 整合剤充填部、
30 清掃工具、31 清掃部材、
33 基材、331 保持部、
331A 突起部、331B 周縁部、
35 粘着体、
35A 突出部、35B ベース部、
351A 凹部、
321 コネクタ部、322 操作部、
41 平板

Claims (12)

  1. 光コネクタを清掃するための清掃工具であって、
    前記光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体と、
    前記粘着体を保持する基材と
    を備え、
    前記基材は、前記粘着体を保持する保持部の保持面に突起部を有しており、
    前記突起部は、前記粘着体が前記光信号領域と接触する部位の裏側に配置されている
    ことを特徴とする清掃工具。
  2. 請求項1に記載の清掃工具であって、
    前記突起部は、線条に形成されており、
    前記突起部は、複数の前記光信号領域に接触する前記部位の裏側に配置されていることを特徴とする清掃工具。
  3. 請求項1又は2に記載の清掃工具であって、
    前記保持部は、前記保持面から突出して前記粘着体の外周に接触する周縁部を有することを特徴とする清掃工具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の清掃工具であって、
    前記光コネクタの端面には、凹所が形成されており、
    前記光信号領域は、前記凹所の底部に配置されていることを特徴とする清掃工具。
  5. 請求項4に記載の清掃工具であって、
    前記端面と前記光信号領域との間の寸法をAとし、
    前記粘着体が前記基材から突出した突出量をBとしたとき、
    B>Aとなることを特徴とする清掃工具。
  6. 請求項4に記載の清掃工具であって、
    前記端面と前記光信号領域との間の寸法をAとし、
    前記粘着体が前記基材から突出した突出量をBとし、
    前記粘着体の厚さをCとしたとき、
    C>A>Bとなることを特徴とする清掃工具。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の清掃工具であって、
    前記凹所の底部に、前記光信号領域となるレンズ部が形成されていることを特徴とする清掃工具。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の清掃工具であって、
    前記清掃工具は、前記光コネクタの前記光信号領域に対する前記突起部の位置を合わせるための位置合わせ部を有することを特徴とする清掃工具。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の清掃工具であって、
    前記粘着体は、前記光信号領域と接触する領域が突出した突出部を有することを特徴とする清掃工具。
  10. 光コネクタの光信号の入出射する光信号領域と接触する粘着体であって、
    前記粘着体は、突起部を形成した保持面を有する保持部における前記保持面に保持され、
    前記光コネクタの前記光信号領域と接触する部位の裏側に、前記保持面の前記突起部を受け入れる凹部を有することを特徴とする粘着体。
  11. 請求項10に記載の粘着体であって、
    前記突起部は、線条に形成されており、複数の前記光信号領域に接触する前記部位の裏側に配置されており、
    前記凹部は、線条の前記突起部を受け入れられるように、線条に形成されていることを特徴とする粘着体。
  12. 請求項10又は11に記載の粘着体であって、
    前記粘着体の外周は、前記保持部における前記保持面から突出する周縁部に接触することを特徴とする粘着体。
JP2017044621A 2017-03-09 2017-03-09 清掃工具 Pending JP2018146910A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017044621A JP2018146910A (ja) 2017-03-09 2017-03-09 清掃工具
EP18764656.7A EP3594728A4 (en) 2017-03-09 2018-03-06 CLEANING TOOL AND ADHESIVE BODY
CN201880013392.1A CN110366692A (zh) 2017-03-09 2018-03-06 清扫工具以及粘接体
US16/492,309 US20210132299A1 (en) 2017-03-09 2018-03-06 Cleaning tool and adhesive body
PCT/JP2018/008636 WO2018164144A1 (ja) 2017-03-09 2018-03-06 清掃工具及び粘着体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017044621A JP2018146910A (ja) 2017-03-09 2017-03-09 清掃工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018146910A true JP2018146910A (ja) 2018-09-20

Family

ID=63447847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017044621A Pending JP2018146910A (ja) 2017-03-09 2017-03-09 清掃工具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210132299A1 (ja)
EP (1) EP3594728A4 (ja)
JP (1) JP2018146910A (ja)
CN (1) CN110366692A (ja)
WO (1) WO2018164144A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177259A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 株式会社巴川製紙所 光コネクタ端面クリーナ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022187136A (ja) * 2021-06-07 2022-12-19 住友電気工業株式会社 光接続構造体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020006261A1 (en) * 1999-12-07 2002-01-17 Karl Dewald Krow Connector cleaning insert and assembly
US20040088813A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-13 3M Innovative Properties Company Cleaning device for fiber optic connectors
JP2008180799A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Tomoegawa Paper Co Ltd 光コネクタクリーナ
JP2011022505A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fujikura Ltd 光コネクタの接続端面清掃工具
JP2013068820A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Fujikura Ltd 光コネクタ清掃工具、光コネクタの清掃方法
US20160246013A1 (en) * 2013-09-23 2016-08-25 Tyco Electronics Uk Ltd. Cleaning pads for fiber optic connectors

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000081538A (ja) * 1998-07-06 2000-03-21 Pentel Kk 光ファイバ―連結端部用クリ―ナ―
JP2002219421A (ja) 2001-01-25 2002-08-06 Fujikura Ltd 光コネクタ端面清掃具および光コネクタ端面清掃方法
CN106291829A (zh) * 2016-03-21 2017-01-04 上海瑞柯恩激光技术有限公司 光纤保护帽
EP3531178A4 (en) * 2016-11-09 2020-05-06 Fujikura Ltd. CLEANING TOOL

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020006261A1 (en) * 1999-12-07 2002-01-17 Karl Dewald Krow Connector cleaning insert and assembly
US20040088813A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-13 3M Innovative Properties Company Cleaning device for fiber optic connectors
JP2008180799A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Tomoegawa Paper Co Ltd 光コネクタクリーナ
JP2011022505A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fujikura Ltd 光コネクタの接続端面清掃工具
JP2013068820A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Fujikura Ltd 光コネクタ清掃工具、光コネクタの清掃方法
US20160246013A1 (en) * 2013-09-23 2016-08-25 Tyco Electronics Uk Ltd. Cleaning pads for fiber optic connectors

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177259A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 株式会社巴川製紙所 光コネクタ端面クリーナ
JPWO2021177259A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10
JP7377946B2 (ja) 2020-03-03 2023-11-10 株式会社巴川製紙所 光コネクタ端面クリーナ

Also Published As

Publication number Publication date
US20210132299A1 (en) 2021-05-06
EP3594728A4 (en) 2021-01-06
WO2018164144A1 (ja) 2018-09-13
EP3594728A1 (en) 2020-01-15
CN110366692A (zh) 2019-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10444439B2 (en) Optical connector and optical coupling structure
WO2016104132A1 (ja) レセプタクルコネクタ及び光結合構造
JP5510003B2 (ja) 光コネクタ及びファイバアレイの接続方法
WO2005050273A1 (ja) 光学接続構造および光学接続方法
JP5574960B2 (ja) 光伝送媒体、フェルール及び光終端コネクタ
JP2002219421A (ja) 光コネクタ端面清掃具および光コネクタ端面清掃方法
US20110262083A1 (en) Optical connector module
US20190049668A1 (en) Optical connector ferrule and optical connection structure
WO2018164144A1 (ja) 清掃工具及び粘着体
WO2016039096A1 (ja) 光ファイバ接続構造、光ファイバ接続器
JP4109653B2 (ja) 光コネクタ、およびそれに用いる接続用割スリーブ、支持部材およびアダプタ
WO2017086390A1 (ja) 光コネクタ、光ファイバ接続装置、光コネクタ製造方法及び光ファイバ接続方法
JP2016184105A (ja) 光ファイバ付きフェルール及び光コネクタシステム
US11467352B2 (en) Ferrule, fiber-attached ferrule, and method of manufacturing fiber-attached ferrule
JP6447038B2 (ja) 光コネクタ結合システム
WO2018164142A1 (ja) 清掃工具及び粘着体
JP4167498B2 (ja) 光伝送部品の接続構造および光学接続方法
WO2017163478A1 (ja) 光コネクタ及び光結合構造
WO2019215959A1 (ja) 光ファイバアレイ、ファイバ固定用基板及び光ファイバアレイの製造方法
US11726268B1 (en) Ferrule, optical connector, and optical connector module
WO2023042471A1 (ja) 光接続構造
JP5657944B2 (ja) レンズ付き光コネクタ
KR101102338B1 (ko) 경사 접촉형 광섬유의 접속을 위한 광 트랜시버
JP2020101613A (ja) フェルール構造体、フェルール構造体の製造方法、及び、フェルール
JP2020095182A (ja) 光コネクタフェルール及び光コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210817