JP2009137175A - 画像形成装置用光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光硬化樹脂によってホルダにレーザ素子および光学部材を堅固に取り付けられる画像形成装置用光源装置を提供する。
【解決手段】レーザ光を発するレーザ素子1と、レーザ素子1を保持するレーザ素子保持部材10と、レーザ光を整形する光学素子2と、レーザ素子保持部材10および光学素子2を保持するホルダ9とを有する画像形成装置用光源装置8において、ホルダ9は、レーザ保持部材10および光学素子2の少なくともいずれかを、対向する2面の内壁11の間に、内壁11にそれぞれ盛り付けた光硬化樹脂によって、内壁11と隙間を空けて保持し、内壁11のレーザ光の光軸方向の片側を開放する端部開口14と、内壁11の光軸に直交する方向の片側を開放する側部開口15とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザビームプリンタなどの画像形成装置用光源装置に関する。
特許文献1には、半導体レーザ素子を保持する基台(レーザ素子保持部材)とレンズ(光学素子)を保持する鏡筒とをホルダに固定した光学装置が記載されている。特許文献1では、ホルダの基台に対する接合面に溝を設けて、溝に充填した接着剤によって基台を接着している。
特許文献2には、ホルダに鏡筒および基台との接合面にそれぞれ開口する穴を形成し、この穴に光硬化樹脂を注入して、ホルダに鏡筒および基台を固定している。しかしながら、光硬化樹脂を硬化させる光には到達可能な深度があり、特許文献2の方法では、鏡筒および基台の表面の光硬化樹脂に十分に光を照射できず、十分な接合強度が得られない場合がある。
特開平5−136952号公報 特開平5−273483号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、光硬化樹脂によってホルダにレーザ素子および光学部材を堅固に取り付けられる画像形成装置用光源装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による画像形成装置用光源装置は、レーザ光を発するレーザ素子と、前記レーザ素子を保持するレーザ素子保持部材と、前記レーザ光を整形する光学素子と、前記レーザ素子保持部材および前記光学素子を内部に保持するホルダとを有し、前記ホルダは、前記レーザ保持部材および前記光学素子の少なくともいずれかを、対向する2面の内壁の間に、前記内壁にそれぞれ盛り付けた光硬化樹脂によって、前記内壁と隙間を空けて保持し、前記内壁の前記レーザ光の光軸方向の片側を開放する端部開口と、前記内壁の前記光軸に直交する方向の片側を開放する側部開口とを備えるものとする。
この構成によれば、ホルダの内壁とレーザ素子保持部材または光学素子との隙間を通して、内壁に盛り付けた光硬化樹脂に、端部開口および側部開口の2方向から光線を照射することができる。これによって、光硬化樹脂のホルダの内壁との接合部およびレーザ素子保持部材または光学素子との接合部に光線を照射して十分に硬化させることができ、レーザ素子および光学部材をホルダに対して堅固に取り付けられる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記内壁の前記端部開口と反対側に、前記光硬化樹脂に対向して直立する反射鏡を設けてもよい。
この構成によれば、端部開口および側部開口からホルダの内壁とレーザ素子保持部材または光学素子との隙間を通して、照射した光線を反射鏡で反射させ、光硬化樹脂の端部開口および側部開口の裏側に光線を照射できる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記側部開口は、前記レーザ光保持部材または前記光学素子の端部から、前記端部開口と反対側に、前記側部開口の表面から前記光硬化樹脂までの距離より長く延伸してもよい。
この構成によれば、側部開口を端部開口と反対側に延伸したことで、側部開口から光軸に45°傾斜した反射鏡を差し込んで、側部開口から光線を照射することで、光硬化樹脂に端部開口の反対側から光線を照射できる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記ホルダは、前記レーザ保持部材および前記光学素子の少なくともいずれかと直接接触しないようにしてもよい。
この構成によれば、光硬化樹脂を硬化させる前に、レーザ保持部材や光学素子をホルダ内でいずれの方向にも移動させて微調整することができる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記光硬化樹脂は、ガラス転移温度が110℃以下であってもよい。
この構成によれば、光硬化樹脂がハウジング、レーザ素子保持部材や光学素子から剥離しにくい。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記レーザ素子保持部材と前記レーザ素子固定部との隙間、および、前記光学素子保持部材と前記光学素子固定部との隙間は、それぞれ、0.1mm以上、1mm未満であり、前記光硬化樹脂は、未硬化時の25℃における粘度が6000mPa・s以上、30000mPa・s以下であってもよい。
この構成によれば、粘度が高いので組立時に光硬化樹脂を柱状に高く盛り付けることができ、粘度が高すぎないので、組立時に光硬化樹脂の供給量を適切にコントロールできる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂であってもよい。
この構成によれば、可視光線下で目視しながら位置決めを行い、紫外線によって光硬化樹脂を硬化させられるので、組立が容易である。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記光硬化樹脂の中心から前記端部開口の表面および前記側部開口の表面までの距離は、それぞれ、前記内壁と前記レーザ素子保持部材または前記光学素子との隙間の5倍以下であってもよい。
この構成によれば、光学素子保持部材と光学素子固定部との隙間から、光硬化樹脂を硬化させるのに十分な光線を照射できる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂を受け入れる窪みを設けてもよい。
この構成によれば、窪みが光硬化樹脂を盛り付ける位置の目印になるとともに、光硬化樹脂の表面張力により垂れを防止して柱状に保持できる。また、窪みは、硬化樹脂との接触面積を増大させるので、接着強度を高めることができる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂に埋没する突起を設けてもよい。
この構成によれば、突起が光硬化樹脂を盛り付ける位置の目印になるとともに、突起のまわりに光硬化樹脂を盛り付けることで、突起が光硬化樹脂を保持するので、光硬化樹脂を高く盛り付けることができる。これにより、レーザ素子保持部材とレーザ素子固定部との隙間や光学素子保持部材と光学素子固定部との隙間、つまり、光硬化樹脂を硬化させるための光線の光路を大きくでき、光硬化樹脂を確実に硬化させられる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂が配置される位置に小孔を設けてもよい。
この構成によれば、小孔が硬化樹脂を盛り付ける位置の目印になるとともに、光硬化樹脂を硬化させるための光線を照射するための光路として利用できる。また、小孔から光硬化樹脂を注入して柱状に盛り付けることもできる。
また、本発明の画像形成装置用光源装置において、記光学素子は、前記レーザを前記光軸と直交する少なくとも1つの方向に集光してもよい。
この構成によれば、レーザ光を集光する機能を有するので、画像形成装置の構成が簡単になる。
本発明によれば、レーザ素子保持部材および光学素子保持部材をホルダに対して、複数箇所に盛り付けた光硬化樹脂によって、レーザ光の光軸方向の同じ側に隙間を空けて取り付けたことで、光硬化樹脂の伸縮が、レーザ素子保持部材と光学素子保持部材とを同じ方向に移動させる。このため、レーザ素子と光学素子との位置関係が変化せず、組立時に調整したときの位置精度を光硬化樹脂の硬化後およびその後の使用後も継続して保持することができる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、レーザビームプリンタ(画像形成装置)のプリントヘッドの構成を示す。プリントヘッドは、レーザ光線を射出するレーザダイオード(レーザ素子)1と、レーザダイオード1が射出したレーザ光を平行光線に整形するコリメータレンズ(光学素子)2と、レーザ光を反射して主走査方向に走査するように偏向させる偏向器3と、レーザ光を合焦させる第1走査レンズ4および第2走査レンズ5と、カバーガラス6と、レーザ光によって静電潜像が形成される感光体7とを有する。
図2および図3に、レーザダイオード1およびコリメータレンズ2を含む本発明の第1実施形態の光源装置8を示す。光源装置8は、遮光性材料からなる角筒状のホルダ9の両端に、レーザダイオード1を保持するレーザ素子保持部材10とコリメータレンズ2とが取り付けられている。レーザダイオード1の発するレーザ光は、光軸がコリメータレンズ2の光学中心に合致し、ホルダ9を貫通してコリメータレンズ2によって平行光線に整形されて射出する。
レーザ素子保持部材10は、ホルダ9の一端の、法線がレーザ光の光軸に直交して互いに対向する2面の内壁11,12の間に、内壁11,12にそれぞれ2箇所ずつ盛り付けた紫外線硬化樹脂(光硬化樹脂)13によって、ホルダ9と直接接触しないように、内壁11,12と隙間を空けて保持されている。
ホルダ9は、レーザ素子保持部材10を保持する側の光軸方向端部を開放する端部開口14と、端部開口14と連続してホルダ9の側壁を切欠いて、内壁11および内壁12の光軸に直交する方向の片側を開放し、レーザ素子保持部材10の全体を露出させる側部開口15とが形成されている。レーザ素子保持部材10は、レーザダイオード1を保持するフランジ部16と、フランジ部16の両端からそれぞれ内壁11,12と平行に延伸するフラップ部17,18とからなるコの字型に形成されている。コリメータレンズ2は、ホルダ9の反対側の端部に形成した嵌合形状によって位置決めして保持されている。
次に、本実施形態の光源装置8の組み立て手順を説明する。先ず、ホルダ9にコリメータレンズ2を取り付ける。続いて、ホルダ9の他端の内壁11,12に、それぞれ、2箇所ずつ紫外線硬化樹脂13を盛り付ける。そして、レーザダイオード1を取り付けたレーザ素子保持部材10を、フラップ部17,18の先端を押し狭めるように弾性変形させた状態で、紫外線硬化樹脂13に接触しないように内壁11,12の間に挿入し、所定位置に保持しながらフラップ部17,18を解放し、フラップ部17,18を紫外線硬化樹脂13の頂部に接触させて、内壁11,12とフラップ部17,18との間を紫外線硬化樹脂13で架橋する。
この状態で、レーザダイオード1に電力を供給してレーザ光を出力させ、コリメータレンズ2から射出されるレーザ光をモニタしながら、レーザ素子保持部材10の位置および向きを紫外線硬化樹脂13の架橋を崩さない範囲で微調整し、レーザ光の光軸をコリメータレンズ2の光学中心に一致させて出力を極大化し、且つ、レーザダイオード1とコリメータレンズ2との光軸方向の距離を精密に所定距離に調整して射出されるレーザ光が完全な平行光線になるようにする。
このようにレーザ素子保持部材10の姿勢を調整した状態で、図4に示すように、紫外光源19を用い、紫外線硬化樹脂13に対して端部開口14からレーザ光の光軸と平行に、内壁11,12とフラップ部17,18との隙間を通して紫外光線を照射し、さらに、紫外線硬化樹脂13に対して、側部開口15から、レーザ光の光軸に傾斜して、内壁11,12とフラップ部17,18との隙間を通して紫外光線を照射することで、紫外線硬化樹脂13を硬化させる。これにより、各紫外線硬化樹脂13に2方向から紫外光線を照射して、紫外線硬化樹脂13を完全に硬化させ、ホルダ9に対してレーザ素子保持部材10を堅固に固定できる。
本実施形態では、紫外線硬化樹脂13に、それぞれ、2方向から紫外光線を照射できるので、光軸方向上流側から照射した紫外光線が紫外線硬化樹脂13の光軸方向下流側にまで到達できないときでも、光軸方向下流よりの側方からも紫外光線を照射して、紫外線硬化樹脂13全体を完全に硬化させることができ、レーザ素子保持部材10の固定が確実である。また、内壁11,12とフラップ部17,18との隙間は、紫外線硬化樹脂13を硬化させるための紫外光線の光路となるだけでなく、レーザ素子保持部材10のホルダ9内での姿勢を調整するためのスペースを提供する。同様に、内壁11,12と直交するホルダ9の他の内壁との間の隙間も、レーザ素子保持部材10の微調整に必要である。
尚、紫外線硬化樹脂13は、垂れなく柱状に盛り付けられるように、未硬化時の常温(25℃)における粘度が6000mPa・s以上であることが好ましい。また、紫外線硬化樹脂13は、粘度が高すぎると所定量を正確に供給することが難しくなるため、30000mPa・s以下であることが好ましい。
また、内壁11,12とフラップ部17,18との隙間(紫外線硬化樹脂13の高さ)は、紫外線硬化樹脂13を硬化させる紫外線の光路を確保するために、0.1mm以上とすることが好ましく、硬化前において、紫外線硬化樹脂13が柱状の架橋状態を保持できるように、1mm以下とすることが好ましい。尚、紫外線以外の波長の光で硬化する光硬化樹脂を使用してもよいが、可視光線下で組み立て作業をするためには、紫外線で硬化する紫外線硬化樹脂を使用することが好ましい。
さらに、紫外線硬化樹脂13を硬化させる紫外線の光路を確保するために、各紫外線硬化樹脂13の中心から端部開口14および側部開口15の表面までの距離は、内壁11,12とフラップ部17,18との隙間(紫外線硬化樹脂13の高さ)の5倍以下にすることが好ましい。
また、紫外線硬化樹脂13は、ガラス転移温度が110℃以下のものを使用することで、経年変化による寸法変位を小さくでき、内壁11,12およびフラップ部17,18からの剥離を防止するとともに、レーザダイオード1がコリメータレンズ2に対して位置ずれしないようにできる。
続いて、図5および図6に、本発明の第2実施形態の光源装置8aを示す。尚、以降の説明において、先に説明したものと同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の光源装置8aでは、コリメータレンズ2は玉枠20に固定されており、玉枠20は、レーザ素子保持部材10と同様に、ホルダ9の対向する内壁21,22の間に、内壁21,22にそれぞれ盛り付けた紫外線硬化樹脂23によって、内壁21,22から隙間を空けて保持されている。さらに、ホルダ9は、レーザ素子保持部材10側の端部と同様に、内壁21,22を光軸方向に開放する端部開口24と、内壁21,22を光軸に直交する方向の片側を開放する側部開口25とを備える。
本実施形態では、組み立ての際、レーザダイオード1を保持するレーザ素子保持部材10だけでなく、コリメータレンズ2を保持する玉枠20もその姿勢を微調整可能である。よって、コリメータレンズ2の光軸をホルダ9の中心に合わせることができ、ホルダ9の寸法精度が低くても、設計どおりの光学性能を付与することができる。尚、本実施形態の内壁21,22は、内壁11,12と同じ壁であって、側部開口15と側部開口25とが同じ方向に開口しているが、内壁21,22は、内壁11,12と直交する壁であってもよく、側部開口15と側部開口25とが異なる方向に開口していてもよい。
また、図7および図8に、本発明の第3実施形態の光源装置8bを示す。本実施形態のホルダ9は、レーザダイオード1側の側部開口15と、コリメータレンズ2側の側部開口25とが一体であり、全体的に断面がコの字状の溝型をなしている。本実施形態では、紫外線硬化樹脂13および23に紫外線を照射できる角度の範囲がより広くなっており、紫外線硬化樹脂13および23の硬化が確実である。光源装置8bは、図1の偏光器3等と共に固定するプリントヘッドのハウジング(不図示)に取り付けられる際に、ハウジンの壁面によって側部開口15,25を封止され、レーザ光の漏れを防止するようにしてもよい。
また、図9および図10に、本発明の第4実施形態の光源装置8cを示す。本実施形態のホルダ9は、内壁11,12および内壁21,21を、側部開口15および側部開口25の反対側にも開放するように、側部開口26,27が形成されている。本実施形態が示すように、本発明において、内壁11,12,21,22を光軸と直交する方向の両側に開放するように、それぞれの側に、側部開口15,25,26,27を設けてもよく、これにより、紫外線硬化樹脂13および23に紫外線を照射できる角度の範囲をさらに拡げることができる。
また、図11および図12に、本発明の第5実施形態の光源装置8dを示す。本実施形態において、端部開口14と側部開口15とは接続されておらず、ホルダ9の端部が枠状をなすように、内壁11と内壁12とを接続する部分が残されている。本実施形態では、内壁11,12が変形し難くい。
また、図13および図14に、本発明の第6実施形態の光源装置8eを示す。光源装置8eは、内壁11,12の端部開口14と反対側(光軸方向下流側)に、紫外線硬化樹脂13に対向し、内壁11,12に対して直立した、光軸に垂直な反射鏡28が配設され、内壁21,22の端部開口24と反対側(光軸方向上流側)に、紫外線硬化樹脂23に対向し、内壁21,22に対して直立した、光軸に垂直な反射鏡29が配設されている。本実施形態では、図15に示すように、組み立ての際、端部開口14および端部開口24から照射した紫外光線が、それぞれ、反射鏡28および反射鏡29によって反射され、紫外線硬化樹脂13,23の端部開口14,24と反対側にも照射される。これによって、容易に紫外線硬化樹脂13,23を硬化させられる。尚、本実施形態の反射鏡28,29は、光軸に対して傾斜していてもよい。
また、図16に、本発明の第7実施形態の光源装置8fを示す。本実施形態の側部開口15は、端部開口14と反対側(光軸方向下流側)に、レーザ素子保持部材10の端部からさらに距離Lだけ、内壁11,12を外部に開放するように大きく開口している。本実施形態の組み立て時には、図17に示すように、側部開口15から、レーザ素子保持部材10の端部開口14の反対側(光軸方向下流側)に、光軸に対して45°傾斜するように反射鏡30を挿入する。反射鏡30は、紫外光源19にアーム31によって、紫外光線を90°屈曲させるように固定されている。これにより、側部開口15から入射した紫外光は、紫外線硬化樹脂13に、光軸方向に端部開口14の正反対の方向から照射される。ここで、ホルダ9の内部に、レーザ光の光軸に対して45°傾斜した反射鏡30によって奥側の紫外線硬化樹脂13に紫外光を照射可能とするには、反射鏡30を側部開口15の表面から最も奥側の紫外線硬化樹脂13までの距離Dと同じだけ挿入する必要がある。このとき、反射鏡30のホルダ9に挿入される部分の光軸方向の長さもDであるので、側部開口15のレーザ素子保持部材10から端部までの距離Lは、長さDより長い必要がある。
また、図18に、本発明の第7実施形態の光源装置8gを示す。本実施形態の光学素子は、レーザ光を平行光線に整形するコリメータレンズ2と、コリメータレンズ2で平行にしたレーザ光を主走査方向にのみ合焦させるシリンドリカルレンズ32とからなり、同じ共通玉枠33に保持されている。共通玉枠33は、ホルダ9の内壁21,22に盛り付けた紫外線硬化樹脂23によって、内壁21,22と隙間を空けて、ホルダ9に保持されている。本実施形態では、レーザダイオード1のレーザ光の光軸と、共通玉枠33の光学中心線とを合致させることが可能であり、レーザビームプリンタのプリントヘッド用の光源に求められる光学性能を容易に実現できる。
さらに、図19に示す本発明の第8実施形態の光源装置8hを示す。本実施形態では、回折光学素子(Diffractive Optical Element)34を光学素子保持部材35で保持し、光学素子保持部材35を、ホルダ9の内壁21,22に盛り付けた紫外線硬化樹脂23によって、内壁21,22と隙間を空けて保持している。本実施形態が示すように、本発明における光学素子は単なるレンズに限られず、反射鏡や偏向板などの光学素子であってもよい。
また、以上の実施形態において、さらに、紫外線硬化樹脂13を柱状に盛り付けること容易にするために、図20に、内壁11について例示するように、内壁11,12,21,22、レーザ素子保持部材10、玉枠22、共通玉枠33および光学素子保持部材35の少なくともいずれかに、紫外線硬化樹脂13を受け入れる窪み36を形成してもよい。窪み36は、紫外線硬化樹脂13を保持するので、紫外線硬化樹脂13を高く盛り付けても、液垂れし難い。また、この窪み36は、光源装置の組み立て時に、紫外線硬化樹脂13を盛り付ける位置の目印になる。
また、図21に、内壁11について例示するように、例示するように、内壁11,12,21,22、レーザ素子保持部材10、玉枠22、共通玉枠33および光学素子保持部材35の少なくともいずれかに、紫外線硬化樹脂13に埋没する突起37を設けてもよい。突起37の周囲に紫外線硬化樹脂13を盛り付けることで、突起37に紫外線硬化樹脂13を保持させ、紫外線硬化樹脂13を容易に柱状に形成できる。また、突起37は、紫外線硬化樹脂13を盛り付ける位置の目印にもなる。
また、図22に、内壁11について例示するように、例示するように、内壁11,12,21,22、レーザ素子保持部材10、玉枠22、共通玉枠33および光学素子保持部材35の少なくともいずれかの紫外線硬化樹脂13,23を盛り付ける位置に、小孔38を設けてもよい。小孔38を目印にして紫外線硬化樹脂13,23を盛り付けてもよいし、小孔38から紫外線硬化樹脂13,23を注入してもよい。さらに、小孔38は、紫外線硬化樹脂13,23を硬化させる紫外光線の光路としても利用できる。
本発明の光源装置を適用するプリンタヘッドの構成を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の光源装置の斜視図。 図1の光源装置の平面図。 図1の光源装置の組み立て時の側面断面図。 本発明の第2実施形態の光源装置の斜視図。 図5の光源装置の平面図。 本発明の第3実施形態の光源装置の斜視図。 図7の光源装置の平面図。 本発明の第4実施形態の光源装置の斜視図。 図9の光源装置の平面図。 本発明の第5実施形態の光源装置の斜視図。 図11の光源装置の平面図。 本発明の第6実施形態の光源装置の斜視図。 図13の光源装置の平面図。 図13の光源装置の組み立て時の側面断面図。 本発明の第7実施形態の光源装置の斜視図。 図16の光源装置の組み立て時の側面断面図。 本発明の第8実施形態の光源装置の平面図。 本発明の第9実施形態の光源装置の側面断面図 本発明の光硬化樹脂の盛り付け部の第1の変形例を示す断面図。 本発明の光硬化樹脂の盛り付け部の第2の変形例を示す断面図。 本発明の光硬化樹脂の盛り付け部の第3の変形例を示す断面図。
符号の説明
1…レーザダイオード(レーザ素子)
2…コリメータレンズ(光学素子)
8,8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g,8h…光源装置
9…ホルダ
10…レーザ素子保持部材
10…光学素子保持部材
11,12…内壁
13…紫外線硬化樹脂(光硬化樹脂)
17…端部開口
18…側部開口
20…玉枠
21,22…内壁
23…紫外線硬化樹脂(光硬化樹脂)
24…端部開口
25…側部開口
26,27…側部開口
28,29…反射鏡
32…シリンドリカルレンズ(光学素子)
33…共通玉枠
34…回折光学素子(光学素子)
35…光学素子保持部材
36…窪み
37…突起
38…小孔

Claims (12)

  1. レーザ光を発するレーザ素子と、
    前記レーザ素子を保持するレーザ素子保持部材と、
    前記レーザ光を整形する光学素子と、
    前記レーザ素子保持部材および前記光学素子を保持するホルダとを有し、
    前記ホルダは、前記レーザ保持部材および前記光学素子の少なくともいずれかを、対向する2面の内壁の間に、前記内壁にそれぞれ盛り付けた光硬化樹脂によって、前記内壁と隙間を空けて保持し、前記内壁の前記レーザ光の光軸方向の片側を開放する端部開口と、前記内壁の前記光軸に直交する方向の片側を開放する側部開口とを備えることを特徴とする画像形成装置用光源装置。
  2. 前記内壁の前記端部開口と反対側に、前記光硬化樹脂に対向して直立する反射鏡を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置用光源装置。
  3. 前記側部開口は、前記レーザ光保持部材または前記光学素子の端部から、前記端部開口と反対側に、前記側部開口の表面から前記光硬化樹脂までの距離より長く延伸することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置用光源装置。
  4. 前記ホルダは、前記レーザ保持部材および前記光学素子の少なくともいずれかと直接接触しないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  5. 前記光硬化樹脂は、ガラス転移温度が110℃以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  6. 前記レーザ素子保持部材と前記レーザ素子固定部との隙間、および、前記光学素子保持部材と前記光学素子固定部との隙間は、それぞれ、0.1mm以上、1mm未満であり、
    前記光硬化樹脂は、未硬化時の25℃における粘度が6000mPa・s以上、30000mPa・s以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  7. 前記光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  8. 前記光硬化樹脂の中心から前記端部開口の表面および前記側部開口の表面までの距離は、それぞれ、前記内壁と前記レーザ素子保持部材または前記光学素子との隙間の5倍以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  9. 前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂を受け入れる窪みを設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  10. 前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂に埋没する突起を設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  11. 前記レーザ素子保持部材、前記レーザ素子固定部、前記光学素子保持部材および前記光学素子固定部の少なくともいずれかに、前記光硬化樹脂が盛り付けられる位置に小孔を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
  12. 前記光学素子は、前記レーザを前記光軸と直交する少なくとも1つの方向に集光することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像形成装置用光源装置。
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JP2018018966A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社デンソー 半導体レーザ装置
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