JP2015190187A - 地盤試料採取装置 - Google Patents

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

【課題】掘削作業時の作動流体の供給経路とサンプリングチューブを推進させるための作動流体の供給経路の切り替え作業を、作動流体の供給経路の取り替え不要で、短時間で行なうことができる地盤試料採取装置を提供する。【解決手段】ボーリング装置によって回転と推進作用が付与され、作動流体が供給装置で供給される筒状のロッド5と、ロッドの先端部に、スライド移動する切り替え弁20を介して取付けられたサンプルチューブ3と、掘削時に先端部に位置するピストン16と、その先端部に取付けられた掘削治具15と、切り替え弁を切り替える円環キイウエイト24と、ロッドと、掘削時には作動流体を吐出して掘削し、所定の深度まで削孔すると、ロッドに円環キイウエイトを取付けて落下させて、切り替え弁20を切り替えてサンプルチューブ内の流体を外部へ排出できるように形成した作動流体切り替え通路22とで地盤試料採取装置を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は粘土や砂、小礫混じり土等の、主として室内力学試験等に供する供試体を得るため、地中からできるだけ原地盤に近い状態で、作業の合理的な効率化と品質の安定的高品質化で試料採取を行なうことができる地盤試料採取装置に関する。
従来、地盤から試料を採取する場合、試料を採取する地盤の上部位置まで、ロッドの先端部に地盤を掘削するビットが装着されたコアチューブを用いたボーリング装置でボーリング孔を形成し、この形成されたボーリング孔よりコアチューブを引き抜き、ロッドの先端部にサンプルチューブが備えられた試料採取装置を前記ボーリング孔内へ挿入し、該ボーリング孔の底面に位置させたところでサンプルチューブを試料採取地盤へ挿入して試料の採取を行なっている。
このような方法ではボーリング孔を形成した後、ボーリング孔よりコアチューブの引き抜きと、ボーリング孔内に試料採取装置を挿入する作業が必要で、その作業が大変で、該作業中にボーリング孔の底面に固形物が沈殿したりして、採取したサンプルの上部に試料として不適な層が形成されたりするという不具合があった。
この不具合を解消するため、ボーリング装置により回転と推進作用を付与される外筒シリンダとロッドと、前記外筒シリンダとロッドの先端部に取付けられ、下端部に掘削用のクラウンとビットを備えたヘッド装置と、前記ヘッド装置に対して泥水を供給する泥水供給装置とを備えてなる装置において、前記ヘッド装置は掘削用の外筒シリンダのクラウンとビット部材およびサンプリングチューブとを複合した複合クラウン・ビット装置として構成され、前記複合クラウン・ビット装置に泥水を供給する経路には、掘削作業時の泥水供給経路と、サンプリングチューブを推進させるための泥水の供給経路とを弁棒部材を用いて切り替える手段を設け、前記掘削用のクラウン・ビット部材による掘削と、サンプリングチューブを用いた試料の採取とを、泥水の供給経路を変更することにより行なうことを特徴とする試料採取装置が考えられているが、この試料採取装置は掘削作業時の泥水供給経路と、サンプリングチューブを推進させるための泥水の供給経路の切り替えを、弁棒部材を用いて行なっているため、経路の切り替え時にはスイベルヘッドと頂部ロッドを取り外した後、頂部ロッドより弁棒部材をロッド内へ位置させ、落下させることにより泥水の供給経路が切り替えできるため、泥水の供給経路の切り替えを行なうごとにスイベルヘッドと頂部ロッドの取り外し、接続が必要で、その作業が、作業台や足場が必要な高い所での作業で、かつ泥水の供給経路の取り外し、接続作業であるため、時間がかかり、大変で、熟練者でしかできないという欠点があるとともに、泥水の供給経路に弁棒部材を落下させるため、泥水の供給経路の固形物や弁棒部材に付着している固形物によって、弁棒部材によって確実に泥水の供給経路を切り替えることができないという欠点があった。
特開平10−205265号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、掘削作業時の作動流体の供給経路とサンプリングチューブを推進させるための作動流体の供給経路の切り替え作業を、作動流体の供給経路の取り外し、接続作業が不要で、誰でもが短時間で、容易な作業で、確実に行なうことができる地盤試料採取装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明はボーリング装置によって回転と推進作用が付与され、作動流体が供給装置で供給される筒状のロッドと、この筒状のロッドの先端部に、該筒状のロッドの軸心方向にスライド移動する切り替え弁を介して取付けられ、あるいは切り替え弁および回転切削用外管を介して取付けられたサンプルチューブと、このサンプルチューブ内をスライド移動する、掘削時には該サンプルチューブの先端部に位置するピストンと、このピストンの先端部に取付けられた掘削治具と、前記筒状のロッドの外周部を覆うように取付けて落下させることにより前記切り替え弁を切り替えることができる円環キイウエイトと、一端部が前記ピストンに取付けられ、他端部が前記筒状のロッド内に位置し、該筒状のロッドと連通し、かつ下方へのスライドを阻止する前記サンプルチューブに取付けられたロッキングクランプを介して取付けられた筒状のピストンロッドと、掘削時には前記筒状のロッド、前記筒状のピストンロッドを介して前記掘削治具あるいは前記回転切削用外管とサンプルチューブ間より作動流体を吐出して掘削し、所定の深度まで削孔すると、該筒状のロッドに円環キイウエイトを取付けて落下させて、前記切り替え弁を切り替えて前記サンプルチューブ内の流体を外部へ排出できる筒状のロッドあるいはピストンロッドと切り替え弁に形成した作動流体切り替え通路とで地盤試料採取装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、筒状のロッドの外周部を覆うように取付けた円環キイウエイトを落下させることにより、切り替え弁を切り替えることができる。
したがって、従来のように作動流体の供給経路の取り外し、接続作業が不要で、短時間に誰でもが容易に行なうことができる。
(2)前記(1)により、筒状のロッドの外周部に円環キイウエイトを取付ける作業は、従来のように作業台を用いなくてもよい地面上からで行なうことができるため、楽に、短時間で、安全に行なうことができる。
(3)前記(1)により、円環キイウエイトは筒状ロッドの外周部を覆うように取付けられ、筒状のロッドをガイドして落下するので、円環キイウエイトを切り替え弁に押し当てることができ、確実に切り替え弁を切り替えることができる。
(4)前記(1)により、ボーリング孔を形成した後、一連の作業でサンプルチューブを、該ボーリング孔の底部より地盤中へ押し込んで試料を採取することができ、効率よく安定的な高品質で地盤の試料を採取することができる。
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、円環キイウエイトの筒状のロッドへの取付け、取り外しを容易に行なうことができる。
(6)請求項3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、回転切削用外管の先端部の弧状のビットによって、ボーリング孔を効率よく形成することができる。
本発明を実施するための第1の形態のボーリング孔を形成している状態の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の切り替え弁の切り替え作業の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の試料の採取状態の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第1の形態の切り替え弁の切り替え状態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第1の形態の切り替え弁の説明図。 本発明を実施するための第1の形態のサンプルチューブを突出させる状態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第1の形態の円環キイウエイトの説明図。 本発明を実施するための第1の形態の円環キイウエイトの取付け状態の説明図。 本発明を実施するための第2の形態のボーリング孔を形成している状態の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の切り替え弁の切り替え作業の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の円環キイウエイトの説明図。 本発明を実施するための第3の形態のボーリング孔を形成している状態の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の掘削治具の底面図。 本発明を実施するための第3の形態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第4の形態のボーリング孔を形成している状態の説明図。 本発明を実施するための第4の形態の切削治具の底面図。 本発明を実施するための第4の形態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第5の形態のボーリング孔を形成している状態の説明図。 本発明を実施するための第5の形態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第5の形態の切り替え弁の切り替え状態の要部拡大説明図。 本発明を実施するための第5の形態のサンプルチューブを突出させる状態の要部拡大説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は地盤試料採取現場でボーリング孔2を所定の深度まで削孔し、その状態で切り替え弁20を切り替えてサンプルチューブ3を試料採取地盤4へ押し込んで、試料を採取する本発明の地盤試料採取装置で、この地盤試料採取装置1は掘削用の筒状のロッド5を回転させるためのスピンドルヘッド6、該掘削用の筒状のロッド5を固定位置に保持するためのチャック部材7、このチャック部材7と前記スピンドルヘッド6とを上下動させるための油圧シリンダ装置等の昇降装置8を備えた支持台9に設置されたボーリング装置10と、前記掘削用の筒状のロッド5の上端部とスイベルヘッド11を介して接続された、該掘削用の筒状のロッド5内へ泥水、ポリマー液、ミスト等の作動流体を供給する作動流体供給装置12と、前記掘削用の筒状のロッド5の先端部に取付けられた試料採取装置本体13とで構成されている。
前記試料採取装置本体13は先端部にシュー14が形成されたサンプルチューブ3と、このサンプルチューブ3のシュー14位置に挿入される、該サンプルチューブ3内を摺動できる先端部に掘削ビット、ビット付コーン、翼付コーン等の掘削治具15が取付けられたピストン16と、このピストン16の掘削治具15へ作動流体を供給する、該ピストン16の中央部に一端部が取付けられ、他端部が前記掘削用の筒状のロッド5の下端部の非円形部5aとスライド移動だけ可能な非円形ピストンロッド17と、前記サンプルチューブ3の上部に一体あるいは固定状態で取り付けられた内部に切り替え弁挿入孔18a、18aが形成された切り替え弁支持台18bが固定された筒状のサンプラーヘッド18と、このサンプラーヘッド18に先端部が上方へ突出した状態で、下方へスライド移動でき、かつ前記掘削用の筒状のロッド5が中央部を通過するロッド挿入孔19が形成された切り替え弁頭部20aおよび前記サンプラーヘッド18の切り替え弁支持台18bの切り替え弁挿入孔18a、18aに挿入される切り替え弁部材20b、20bとからなる図6に示すような切り替え弁20と、この切り替え弁20の切り替え弁部材20bに形成された通路20cおよび前記筒状のロッド5あるいはピストンロッド17、前記切り替え弁支持台18bに形成された、該切り替え弁20が前記サンプラーヘッド18より上部が上方へ突出しているボーリング孔掘削作業時に前記掘削用の筒状のロッド5と前記ピストンロッド17とを作動流体阻止片21を迂回して連通する作動流体供給通路22と、前記切り替え弁20および前記サンプラーヘッド18に形成された、該切り替え弁20が押し下げられた場合、前記作動流体供給通路22を作動流体阻止片21で阻止し、前記サンプルチューブ3内の流体を切り替え弁支持台18bの切り替え弁挿入孔18a、前記切り替え弁20の切り替え弁部材20bの排出通路20d、切り替え弁支持台18bの排出通路20eよりボーリング孔2内へ排出する作動流体排出通路23と、前記切り替え弁20を切り替える場合に使用する、前記掘削用の筒状のロッド5の外周部に取付けて落下させる円環キイウエイト24とで構成されている。
なお、掘削用の筒状のロッド5とサンプラーヘッド18の切り替え弁支持台18bは螺合固定されている。
また、掘削時には掘削用の筒状のロッド5の下端部の非円形部5aと係合している非円形ピストンロッド17は一体的に回転および軸心方向に移動でき、切り替え弁20を切り替える動作で、掘削用の筒状のロッド5内に非円形ピストンロッド17が侵入できるようにするロッキングクランプ(図示せず)が設けられている。
前記円環キイウエイト24は前記作動流体供給装置12を分離することなく、掘削用の筒状のロッド5に取付けられるように、図8に示すように、該掘削用の筒状のロッド5を内部へ挿入することができる側面に切り欠き部25が形成されたC字状の円環キイウエイト本体26と、この円環キイウエイト本体26の切り欠き部25の全体を覆う係止具27と、この係止具27の両端部に取付けられたヒンジ部材状の係止金具28、28、この係止金具28、28に着脱可能に係止される、前記円環キイウエイト本体26の前記係止具27側に位置する部位に取付けられた係止片29、29とからなる取付け手段30とで構成されている。
上記構成の地盤試料採取装置1はボーリング装置10の掘削用の筒状のロッド5に試料採取装置本体13と作動流体供給装置12とを接続し、試料採取地盤上に位置させ、試料採取装置本体13に作動流体供給装置12で作動流体を供給しながら、図1に示すようにボーリング孔2を形成する。
この時、作動流体供給装置12で供給される作動流体は掘削用の筒状のロッド5、切り替え弁20の作動流体供給通路22、ピストンロッド17および掘削治具15より掘削部ヘ吐出され、吐出された作動流体と掘削物はボーリング孔2より排出される。
ボーリング孔2が所定の深度まで削孔すると、図2に示すようにボーリング装置10のチャック部材7の下部位置の掘削用の筒状のロッド5に円環キイウエイト本体26を押し込み、切り欠き部25を係止具27で覆い、取付け手段30で円環キイウエイト本体26と係止具27とを一体にし、落下させることにより円環キイウエイト24は掘削用の筒状のロッド5に沿って落下し、切り替え弁20の上端部に当り、該切り替え弁20を下方に移動させ、図2に示すように作動流体供給通路22を作動流体阻止片21によって閉じるとともに、作動流体排出通路23を開放する。
この状態で掘削用の筒状のロッド5を押し込むと、サンプルチューブ3が採取する地盤へ押し込まれるとともに、ピストン16がサンプルチューブ3内へ図3に示すようにスライド移動する。
この時、サンプルチューブ3内の作動流体は作動流体排出通路23よりボーリング孔2内へ排出され、スムーズに採取地盤31を採取することができる。
サンプルチューブ3内に採取地盤31が入り込むと、ボーリング孔2より試料採取装置本体13を抜き取り、サンプルチューブ3内の採取地盤31を取り出すことにより、地盤試料の採取ができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図22に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は円環キイウエイト24Aで、この円環キイウエイト24Aは円環キイウエイト本体26の切り欠き部25の上部をヒンジ部材32で取付けられた係止具27Aで開閉できるようにした点で、このような円環キイウエイト24Aを用いた地盤試料採取装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、円環キイウエイト24Aの取付け作業を容易に行なうことができる。
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作動流体を三等分の位置より外方へ吐出できるように斜交射出削孔33が形成されたサンプルチューブ3の外径寸法よりも大きなボーリング孔2Aが斜交射出削孔33より吐出される作動流体で形成できる掘削治具15Aを用いた点で、このような掘削治具15Aを用いて構成した地盤試料採取装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、先端部に時計回りの回転時には先端部が外周部より外方へ突出し、反時計回りの回転時には外周部と同一あるいは内側に収納される枢支ピン34で取付けられた複数個、本発明の実施の形態では4個のビットプレート35、35、35、35が取付けられた掘削治具15Bを用いた点で、このような掘削治具15Bを用いて構成した地盤試料採取装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、掘削用の筒状のロッド5を時計回りに回転させることにより、サンプルチューブ3の外径寸法よりも大きなボーリング孔2Aを形成することができる。
図19ないし図22に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、サンプルチューブ3をサンプラーヘッド18および切り替え弁20を備える先端部に弧状のビット36が設けられた回転切削用外管37で覆うとともに、切り替え弁20を切り替えると掘削用の筒状のロッド5からの作動流体をサンプルチューブ3と前記回転切削用外管37内との間に導く作動流体排出通路23Aを形成した点で、このように構成された地盤試料採取装置1Dにしても、掘削用の筒状のロッド5から供給される作動流体を作動流体供給通路22で掘削治具15へ供給し、切り替え弁20を切り替えることにより、作動流体排出通路23Aでサンプルチューブ3を採取地盤へ押し込んで試料を採取することができ、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明の実施の形態ではボーリング孔2Aの掘削時とサンプルチューブ3の押し出し時には掘削用の筒状のロッド5に作動流体を供給しながら行なう。
本発明は地盤の試料を採取する場合に使用される地盤試料採取装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D:地盤試料採取装置、
2、2A:ボーリング孔、 3:サンプルチューブ、
4:試料採取地盤、 5:掘削用の筒状のロッド、
6:スピンドルヘッド、 7:チャック部材、
8:昇降装置、 9:支持台、
10:ボーリング装置、 11:スイベルヘッド、
12:作動流体供給装置、 13:試料採取装置本体、
14:シュー、 15、15A、15B:掘削治具、
16:ピストン、 17:ピストンロッド、
18:サンプラーヘッド、 19:ロッド挿入孔、
20:切り替え弁、 21:作動流体阻止片、
22:作動流体供給通路、 23、23A:作動流体排出通路、
24、24A: 円環キイウエイト、
25:切り欠き部、 26:円環キイウエイト本体、
27、27A:係止具、 28:係止金具、
29:係止片、 30:取付け手段、
31:採取地盤、 32:ヒンジ部材、
33:斜交射出削孔、 34:枢支ピン、
35:ビットプレート、 36:弧状のビット、
37:回転切削用外管。

Claims (3)

  1. ボーリング装置によって回転と推進作用が付与され、作動流体が供給装置で供給される筒状のロッドと、この筒状のロッドの先端部に、該筒状のロッドの軸心方向にスライド移動する切り替え弁を介して取付けられ、あるいは切り替え弁および回転切削用外管を介して取付けられたサンプルチューブと、このサンプルチューブ内をスライド移動する、掘削時には該サンプルチューブの先端部に位置するピストンと、このピストンの先端部に取付けられた掘削治具と、前記筒状のロッドの外周部を覆うように取付けて落下させることにより前記切り替え弁を切り替えることができる円環キイウエイトと、一端部が前記ピストンに取付けられ、他端部が前記筒状のロッド内に位置し、該筒状のロッドと連通し、かつ下方へのスライドを阻止する前記サンプルチューブに取付けられたロッキングクランプを介して取付けられた筒状のピストンロッドと、掘削時には前記筒状のロッド、前記筒状のピストンロッドを介して前記掘削治具あるいは前記回転切削用外管とサンプルチューブ間より作動流体を吐出して掘削し、所定の深度まで削孔すると、該筒状のロッドに円環キイウエイトを取付けて落下させて、前記切り替え弁を切り替えて前記サンプルチューブ内の流体を外部へ排出できる筒状のロッドあるいはピストンロッドと切り替え弁に形成した作動流体切り替え通路とからなることを特徴とする地盤試料採取装置。
  2. 円環キイウエイトは側面に筒状のロッドが入り込む切り欠き部が形成されたC字状の円環キイウエイト本体と、この円環キイウエイト本体の切り欠き部の全体あるいは上部を覆う係止具と、この係止具を前記円環キイウエイト本体に着脱可能あるいは開閉可能に取付ける取付け手段とからなることを特徴とする請求項1記載の地盤試料採取装置。
  3. 回転切削用外管の先端部はサンプルチューブの先端部のシュー部分の外周部を覆う弧状のビットが設けられていることを特徴とする請求項1記載の地盤試料採取装置。
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