JP2015189782A - 粘着剤、当該粘着剤が適用された両面粘着テープ又はシート - Google Patents

粘着剤、当該粘着剤が適用された両面粘着テープ又はシート Download PDF

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Abstract

【課題】紙リサイクル工程で離解可能であり、且つ、タックと保持力とのバランスに優れ、ポスター等を垂直面に貼付した際、被着体から剥がれることを防止できる両面粘着テープ又はシート及びこれらに使用する粘着剤の提供。【解決手段】下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化重合して得られる、理論ガラス転移温度が−20℃以下である共重合体を含む粘着剤組成物と、軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂と、を配合してなる粘着剤。(a)(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、65.5〜85.5質量%;(b)(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルを、同様にして、3〜8質量%;(c)(メタ)アクリル酸を、同様にして、3.5〜6.5質量%;(d)ビニルエステルモノマーを、同様にして、8〜20質量%【選択図】なし

Description

本発明は、紙リサイクル工程で離解可能であり、且つ、タックと保持力とのバランスに優れ、ポスター等を垂直面に貼付した際、被着体から剥がれることを防止できる両面粘着テープ又はシート及びこれらに使用される粘着剤に関する。
両面テープは、封筒に封をするためやポスターを壁に接着するため等に使われる。そして、近年、パルプ資源の有効利用を図る目的下、両面テープが貼付された紙製品の廃棄物は、パルプ再生のためにリサイクルされている。この際、当該両面テープが貼付された紙製品の廃棄物からパルプ再生をする際に、両面テープに使用した粘着剤が再生パルプの離解性を阻害することがある。
この課題を解決すべく、特許文献1には、離解可能な粘着剤が提案されている。具体的には、特許文献1で提案されている粘着剤は、(メタ)アクリル酸に基づく単位の含有量が5質量%以上である(メタ)アクリル酸エステル系共重合体と、軟化点が140℃以上の粘着付与剤を含有し、粘着剤層同士の自着力が5.0N/25mm以上であるものである。
特開2004−271667号公報
しかし、特許文献1に係る粘着剤は、粘着剤が硬くなりタックが低下し、両面粘着テープとしての使用性が劣る場合がある(特に、ポスター等を垂直面に貼付した際、被着体から剥がれる場合がある)。よって、本発明は、紙リサイクル工程で離解可能であり、且つ、タックと保持力とのバランスに優れ、ポスター等を垂直面に貼付した際、被着体から剥がれることを防止できる両面粘着テープ又はシート及びこれらに使用する粘着剤を提供することを課題とする。
発明を解決するための手段
本発明は、下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化重合して得られる、理論ガラス転移温度が−20℃以下である共重合体を含む粘着剤組成物と、軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂と、を配合してなる粘着剤である。
(a)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜20である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、65.5〜85.5質量%
(b)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が2〜30である(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が3〜50である(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステル、ヒドロキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜50である(メタ)アクリル酸エステル、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が5〜50である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3〜8質量%
(c)少なくとも1種の、(メタ)アクリル酸、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜4である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜6.5質量%
(d)少なくとも1種のビニルエステルモノマーを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、8〜20質量%
ここで、前記成分(a)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−30℃以下であってもよい。
また、前記成分(b)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが0℃以下であってもよい。
また、前記成分(d)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−40℃以上であるものであってもよい。
また、前記成分(a)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、68〜82.5質量%であり、前記成分(b)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜7.5質量%であり、前記成分(c)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4〜6.5質量%であり、前記成分(d)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、10〜18質量%であってもよい。
また、前記成分(a)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、70〜79.5質量%であり、前記成分(b)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4〜7質量%であり、前記成分(c)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4.5〜6質量%であり、前記成分(d)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、12〜16質量%であってもよい。
また、前記粘着剤組成物100質量部に対し、前記エマルション樹脂(軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂)を3〜30質量部配合されていてもよい。
また、基材と、前記基材の両面に適用された前記粘着剤と、を有する両面粘着テープ又はシートであってもよい。
本発明によれば、紙リサイクル工程で離解可能であり、且つ、タックと保持力とのバランスに優れ、ポスター等を垂直面に貼付した際、被着体から剥がれることを防止できる両面粘着テープ、即ち、離解性を有し、且つ、ポスター掲示性等実用特性に優れた両面粘着テープ又はシート及びこれらに使用される粘着剤を提供することができる。
本発明は、下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化重合して得られる、理論ガラス転移温度が−20℃以下である共重合体を含む粘着剤組成物と、軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂と、を配合してなる粘着剤である。
(a)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜20である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、65.5〜85.5質量%
(b)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が2〜30である(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が3〜50である(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステル、ヒドロキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜50である(メタ)アクリル酸エステル、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が5〜50である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3〜8質量%
(c)少なくとも1種の、(メタ)アクリル酸、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜4である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜6.5質量%
(d)少なくとも1種のビニルエステルモノマーを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、8〜20質量%
以下、本発明に係る粘着剤の構成成分、物性、製造方法及び用途を詳述する。
≪粘着剤の構成成分≫
<乳化重合して得られる共重合体を含む粘着剤組成物>
本発明に係る粘着剤は、下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化重合して得られる、理論ガラス転移温度が−20℃以下である共重合体を含む粘着剤組成物を含有する。以下、原料モノマーである各成分(a)〜(d)、配合量及び物性を詳述する。
{成分}
(成分(a))
成分(a)は、少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜20である(メタ)アクリル酸アルキルエステルである。ここで、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)のアルキル基は特に限定されず、直鎖、分岐、環状を問わず、炭素数1〜20のものが使用される{好適には炭素数2〜18、より好適には炭素数3〜16}。例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソノニル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸イソミリスチル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸イソステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソノニル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル等が挙げられる。これらの内、特に好適な成分(a)に係るモノマーは、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸n−ノニル及びアクリル酸イソノニルからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーである。物性的観点から捉えると、好適な成分(a)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−30℃以下(より好適には−40℃以下、更に好適には−50℃以下)であるモノマーである。下限値は特に限定されないが例えば−100℃である。成分(a)としてこのようなTgのものを使用すると、粘着剤にタックを付与できるという理由で好ましい。ここで、本明細書におけるガラス転移温度Tgは、文献(例えば、ポリマーハンドブック、粘着ハンドブック等)、カタログなどに記載された公称値である。
(成分(b))
成分(b)は、少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が2〜30である(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が3〜50である(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステル、ヒドロキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜50である(メタ)アクリル酸エステル、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が5〜50である(メタ)アクリル酸エステルである。ここで、「アルコキシ」のアルキル部分及び「エステル」のアルキル(アルキレン)部分は、成分(a)と同様、直鎖、分岐、環状を問わない。また、「(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル」である態様における「アルコキシ」及び「アルキル」の炭素原子数は、特に限定されないが、例えばそれぞれ1〜29である。更に、「(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステル」である態様における「アルコキシ」の炭素原子数は、特に限定されないが、例えば1〜29であり、「(ポリ)アルキレングリコール」の炭素元素数も、特に限定されないが、例えば、2〜49である。ここで、成分(b)の添加理由は下記の通りである。まず、本発明の主効果である離解性を発現させるためには(c)成分を多く入れる必要がある。しかしながら、(c)成分を多く入れるとTgが上昇することにより粘着剤のタックが低下し、粘着テープとしての使用感が劣る。そのため、離解性発現に影響を及ぼさず、且つ、ポリマー全体のTgを下げる(上げない)効果を有するモノマーとして(b)成分を入れることが必須となる。更に、成分(b)を用いると、ポスター掲示性が顕著に高まる。ここで、各成分の具体例を挙げると、まず、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が2〜30である(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルとしては、アクリル酸2−メトキシエチル(2−MTA)、アクリル酸2−エトキシエチルを挙げることができる。また、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が3〜50である(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステルとしては、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、例えば、アクリル酸メトキシ−トリエチレングルコール(MTGA)、アクリル酸メトキシ−ポリエチレングリコールを挙げることができる。また、ヒドロキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜50である(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸4−ヒドロキシブチルを挙げることができる。また、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が5〜50である(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸ω−カルボキシ−ポリカプロラクトン、2−アクリロイロキシエチルコハク酸を挙げることができる。また、物性的観点から捉えると、好適な成分(b)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが0℃以下(より好適には−10℃以下、更に好適には−20℃以下)であるモノマーである。下限値は特に限定されないが例えば−100℃である。成分(b)としてこのようなTgのものを使用すると、より粘着剤のタックが上昇するという理由で好ましい。
(成分(c))
成分(c)は、少なくとも1種の、(メタ)アクリル酸、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜4である(メタ)アクリル酸エステルである。ここで、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜4である(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸2−カルボキシエチルを挙げることができる。成分(c)を使用すると、本発明の主効果である離解性発現にプラスに働く。
(成分(d))
成分(d)は、少なくとも1種のビニルエステルモノマーである。成分(d)は、比較的Tgが高いモノマーでありポスター掲示性を向上させる効果がある。ここで、ビニルエステルモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル(VAc)、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニルを挙げることができる。また、物性的観点から捉えると、好適な成分(d)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−40℃以上(より好適には−20℃以上、更に好適には0℃以上)であるモノマーである。上限値は特に限定されないが例えば100℃である。成分(d)としてこのようなTgのものを使用すると、よりポスター掲示性を向上させるという理由で好ましい。
{配合量}
(成分(a))
成分(a)は、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、65.5〜85.5質量%であり、好適には68〜82.5質量%であり、より好適には70〜79.5質量%である。成分(a)が多すぎると粘着剤の凝集力不足を引き起こしポスター掲示性が悪化する。また、成分(a)が少なすぎると粘着剤が硬くなりすぎタックが低下し両面テープとしての実用機能が低下する。
(成分(b))
成分(b)は、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3〜8質量%であり、好適には3.5〜7.5質量%であり、より好適には4〜7質量%である。当該配合量が好適である理由は下記の通りである。まず、離解性を発現させるためには成分(c)を多く用いる必要がある。しかしながら、成分(c)の量が多すぎるとTgが上昇し過ぎる。成分(b)を当該量用いると、離解性発現に影響を及ぼさず、且つ、ポリマー全体のTgを下げる(上げない)ことを実現できる。
(成分(c))
成分(c)は、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜6.5質量%であり、好適には4〜6.5質量%であり、より好適には4.5〜6質量%である。成分(c)が多い場合、離解性発現にはプラスに働く。他方、成分(c)が多過ぎる場合、粘着剤が硬くなりタックが低下し両面テープとしての実用機能が劣り、また、重合安定性が低下する。
(成分(d))
成分(d)は、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、8〜20質量%であり、好適には10〜18質量%であり、より好適には12〜16質量%である。成分(d)の使用量が当該範囲であると、粘着剤の保持力を適度に高める(=ポスター掲示性を向上させる)ことが可能となる。
(他のモノマー成分)
本発明に係る共重合体の原料としては、前述成分(a)〜(d)を前述量使用する限り、他のモノマー成分を併せて使用してもよい{成分(a)〜(d)のみでもよい}。
{物性}
粘着剤組成物における共重合体の理論ガラス転移温度は、−20℃以下であり、好適には−30℃以下であり、より好適には−40℃以下である。尚、下限値は限定されないが、例えば−100℃である。共重合体としてこのようなTgのものを使用すると、タックと凝集力のバランスが優れる粘着剤が得られるという理由で好ましい。ここで、理論ガラス転移温度(Tg)は、個々の成分(重量分率)のホモポリマーのガラス転移温度(℃)(文献値)により、下記式により計算する。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・
Tg:共重合体のガラス転移温度
Tg1:共重合体を構成するモノマーTg1のホモポリマーのガラス転移温度(文献値)
W1:共重合体を構成するモノマーTg1の重量分率
Tg2:共重合体を構成するモノマーTg2のホモポリマーのガラス転移温度(文献値)
W2:共重合体を構成するモノマーTg2の重量分率
ホモポリマーのガラス転移温度は以下の通り(一例)。
アクリル酸n−ブチル −54℃
アクリル酸2−エチルヘキシル −70℃
アクリル酸2−メトキシエチル −50℃
酢酸ビニル 32℃
スチレン 80℃
アクリル酸 106℃
<エマルション樹脂>
本発明に係るエマルション樹脂は、軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂である。ここで、軟化点120℃以上のエマルジョン樹脂としては、ロジン系、重合ロジン系、重合ロジンエステル系、ロジンフェノール系、安定化ロジンエステル系、不均化ロジンエステル系、テルペン系、テルペンフェノール系、石油樹脂系等が例示できる。これらの内、テルペンフェノール系樹脂やロジン系樹脂が好ましい。テルペンフェノール系樹脂は、タマノルE−100[荒川化学工業(株)製]、タマノルE−200[荒川化学工業(株)製]、タマノルE−200NT[荒川化学工業(株)製]等が挙げられる。また、ロジン系樹脂としては、ハリエスターSK−508[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−508H[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−816E[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−822E[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−323NS[ハリマ化成(株)製]、スーパーエステルE−650[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−788[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−786−60[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−865[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製]等が挙げられる。
{成分}
{物性}
本発明で用いる、必須的に含まれる少なくとも一のエマルション樹脂の軟化点は、120℃以上であり、好適には130℃以上であり、より好適には140℃以上である。上限値は特に限定されないが例えば200℃である。このような軟化点のエマルション樹脂を用いることで、ポスター掲示性を向上させることが可能となる。ここで、この「軟化点」は、JIS K 5902及びJIS K 2207に規定する軟化点試験方法320(環球法)に基づいて測定された値である。
≪粘着剤の製造方法≫
本発明に係る粘着剤は、例えば、前述した共重合体を含む粘着剤組成物に前記エマルション樹脂を配合し混練することで調製することができる。ここで、前記粘着剤組成物に対する前記エマルション樹脂の配合割合に関しては、エマルション樹脂全量中に占める少なくとも1種以上の軟化点120℃以上のエマルション樹脂を30%以上用いることが好適であり、40%以上用いることがより好適であり、50%以上用いることが更に好適である。また、前記粘着剤組成物に対する前記エマルション樹脂の配合量に関しては、前記共重合体を含む粘着剤組成物100質量部に対し、前記エマルション樹脂を3〜30質量部配合することが好適であり、5〜28質量部配合することがより好適であり、7〜26質量部配合することが更に好適である。当該範囲内となるよう前記エマルション樹脂を配合すると、ポスター掲示性を向上させることが可能となる。尚、前述した共重合体は、前述したモノマー成分を含む混合物を、通常の乳化重合法により重合させて得ることができる。乳化重合に際して用いられる乳化剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアニオン系乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン系乳化剤が挙げられる。これらの乳化剤は、単独であるいは2種類以上併用して用いることができる。重合開始剤としては、有機ヒドロパーオキサイドを使用したレドックス系重合触媒、過硫酸塩やこれに亜硫酸塩又は重亜硫酸塩などの還元剤を組み合わせたレドックス系重合触媒等が挙げられる。本発明の粘着剤には、その性能を高め、また性状を調整する目的で公知の界面活性剤、脂肪酸石鹸、着色剤、充填剤、架橋剤、増粘剤、消泡剤、レベリング剤等を適宜添加することができる。
≪粘着剤の物性≫
(離解性)
本発明に係る粘着剤の離解性は、好適には50mg未満であり、より好適には25mg未満である。尚、離解性の測定方法は実施例に記載したものである。
(対SUS粘着力)
本発明に係る粘着剤の対SUS粘着力は、好適には5.0〜10.0N/15mmであり、より好適には5.5〜9.5N/15mmであり、更に好適には6.0〜9.0N/15mmである。尚、対SUS粘着力の測定方法は実施例に記載したものである。
(プローブタック)
本発明に係る粘着剤のプローブタックは、好適には6.0〜12.0N/5mmΦであり、より好適には6.5〜11.5N/5mmΦであり、更に好適には7.0〜11.0N/5mmΦである。尚、プローブタックの測定方法は実施例に記載したものである。
(ボールタック)
本発明に係る粘着剤のボールタックは、好適には18〜32であり、より好適には23〜32であり、更に好適には28〜32である。尚、ボールタックの測定方法は実施例に記載したものである。
(対ガラス板保持力)
本発明に係る粘着剤の対ガラス板保持力(15×20mm 1kg 1hr)は、好適には0.10〜0.50mmであり、より好適には0,10〜0.40mmであり、更に好適には0.10〜0.30mmである。尚、対ガラス板保持力の測定方法は実施例に記載したものである。
≪粘着剤の用途≫
本発明に係る粘着剤は、好適には、封筒に封をするためやポスターを壁に接着するため等に使われる両面テープ又はシートに使用し得る。ここで、基材としては特に限定されず、紙、合成紙、織布、不織布、プラスチックフィルム、金属箔等を適宜使用可能であるが、これらの中でも、紙であることが好適である。
≪両面テープ又はシートの製造方法≫
両面テープ(両面シート)の製造方法としては特に限定されず、公知の方法を用いて、基材上に粘着剤を適用すればよい。例えば、粘着剤を、剥離紙上に塗布・乾燥させて粘着剤層を形成し、これを基材上に転写する方法や、粘着剤を基材上に直接塗布・乾燥させて粘着剤層を形成させる方法等が挙げられる。
≪製造方法≫
表1−1〜表2−2に示した種類及び組成のモノマー合計100質量部に対して乳化剤3.0質量部と蒸留水50質量部を混合撹拌し、乳化液153.0質量部を得た。窒素導入管を備えた反応釜に、この乳化液のうち15質量部と、蒸留水50質量部を投入し、66℃まで昇温した。さらに開始剤0.3質量部を添加し、初期反応を10分間行った後、残りの乳化液138質量部を2.5時間かけて反応釜に滴下添加して重合を行い、滴下完了後、さらに3時間熟成反応を行い、共重合体含有粘着剤組成物を得た。そして、同表に示した処方にて、乳化重合により得られた共重合体含有粘着剤組成物とエマルション樹脂とを配合し、実施例1〜11及び比較例1〜13に係る粘着剤を得た。そして、これら粘着剤組成物を基材(マニラ麻の繊維で製造したマニラ紙、坪量14g/m)の両面に、乾燥後の片面の粘着剤厚が35μmになるように塗工し、これら実施例及び比較例の粘着剤を有する両面テープを得た。同表に結果も示す。
≪評価手法≫
(重合安定性)
得られたエマルジョンを800メッシュのろ布でろ過して凝集物等の有無を確認した。乾燥後の凝集物が5%以上の場合をC、1%以上〜5%未満の場合をB、1%未満の場合をAとした。
(離解性)
印刷用粘着紙メーカー会によってH.18年10月17日に定められた、『リサイクル対応型シール(全離解可能粘着紙)の暫定業界基準と運用について』によると、本試験法での残渣量が50mg未満であれば、『リサイクル対応型シール(全離解可能粘着紙)』とすることができる。よって、残渣量が50mg未満であればA、50mg以上であればCとする。
(対SUS粘着力)
JIS Z0237記載の方法にて、SUS304鋼鈑に対する180°引きはがし粘着力を測定した。23℃・50%RHの条件下、実施例及び比較例のテープ(幅15mm)を試験片とし、JIS Z0237に準じて、鏡面仕上げのSUS304鋼板の表面に、試験片を貼付し、1kgのローラーで圧着した後、20分以上40分以内に試験板に対して180°の方向に300mm/minで試験片を剥離し、そのとき得られた剥離力(N/15mm)を測定した。
(プローブタック)
ASTM D2979記載の方法にて測定した。23℃・50%RHの条件下、実施例及び比較例のテープ(幅15mm)を試験片とし、ASTM D2979に準じて、試験片をウエイトリングにたるみの無いようにはり付け、直径5mmの円柱プローブを試験片の粘着面に0.98±0.001N/cmの荷重を接触速さ10±0.1mm/秒で、1.0±0.01秒間接触させた後、接触速さと同じ速度でプローブを粘着面から垂直方向に引き剥がすのに要する力(N/5mmφ)を測定した。
(ボールタック)
JIS Z0237記載の方法にて転球法のJ.DOW方式にて行った。
(対ガラス板保持力)
JIS Z−0237記載の方法にて測定した。対ガラス板保持力の測定はJIS Z−0237に従い、23℃、50%RH雰囲気下で幅15mmの試料をガラス板に15mm×20mmの面積となるように貼付し、2kgのゴムロールで300mm/分の速度で1往復圧着した。20分放置後、粘着シートが垂直に垂れ下がるように吊るし、1000gの荷重を加えて、60分後のズレ長さを測定した。
(ポスター掲示試験)
市販の壁紙(アサヒペン社の補修用カベ紙HK−25)に、15×15mmサイズの両面テープを用いA2サイズのポスター(約60g)の四隅に貼付した。1ヶ月間23℃50%環境下に供し、落下するサンプルが25%未満ならA、25%以上50%未満ならB、50%以上ならCとする。
Figure 2015189782
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Claims (8)

  1. 下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化重合して得られる、理論ガラス転移温度が−20℃以下である共重合体を含む粘着剤組成物と、軟化点120℃以上のエマルション樹脂を少なくとも含むエマルション樹脂と、を配合してなる粘着剤。
    (a)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜20である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、65.5〜85.5質量%
    (b)少なくとも1種の、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が2〜30である(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が3〜50である(メタ)アクリル酸アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールエステル、ヒドロキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜50である(メタ)アクリル酸エステル、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が5〜50である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3〜8質量%
    (c)少なくとも1種の、(メタ)アクリル酸、及び/又は、カルボキシル基を含有する、(メタ)アクリロイル基以外の炭素原子数が1〜4である(メタ)アクリル酸エステルを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜6.5質量%
    (d)少なくとも1種のビニルエステルモノマーを、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、8〜20質量%
  2. 前記成分(a)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−30℃以下であるものである、請求項1記載の粘着剤。
  3. 前記成分(b)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが0℃以下であるものである、請求項1又は2記載の粘着剤。
  4. 前記成分(d)に係るモノマーは、該モノマーを重合して得られるポリマーのTgが−40℃以上であるものである、請求項1〜3のいずれか一項記載の粘着剤。
  5. 前記成分(a)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、68〜82.5質量%であり、前記成分(b)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、3.5〜7.5質量%であり、前記成分(c)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4〜6.5質量%であり、前記成分(d)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、10〜18質量%である、請求項1〜4のいずれか一項記載の粘着剤。
  6. 前記成分(a)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、70〜79.5質量%であり、前記成分(b)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4〜7質量%であり、前記成分(c)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、4.5〜6質量%であり、前記成分(d)が、成分(a)〜(d)の合計質量を基準として、12〜16質量%である、請求項1〜5のいずれか一項記載の粘着剤。
  7. 前記粘着剤組成物100質量部に対し、前記エマルション樹脂を3〜30質量部配合されている、請求項1〜6のいずれか一項記載の粘着剤。
  8. 基材と、前記基材の両面に適用された請求項1〜7のいずれか一項記載の粘着剤と、を有する両面粘着テープ又はシート。
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