JP2013204035A - 粘着テープ - Google Patents

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明彦 坂東
Takahiro Nomura
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Abstract

【課題】充分なタック性及び高い粘着力を有し、且つ接着昂進が低下された粘着テープの提供。
【解決手段】基材と基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とからなる粘着テープであって、粘着剤層は、(A)(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(b)カルボキシル基含有単量体、(c)一般式(1)R−(C=O)−O−R[式中、R及びRの一方は、一般式(2)
Figure 2013204035

(式中、Rは水素又はメチル基を示す。)]で表わされるエステル化合物を一定量含有する単量体混合物を重合することにより得られる(メタ)アクリル系共重合体100重量部、(B)粘着付与樹脂0.5〜10重量部、並びに、(C)カルボジイミド系化合物0.1〜5.0重量部を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものであり、単量体混合物における成分(c)の配合割合が、成分(a)1重量部に対して、0.15重量部未満である粘着テープ。
【選択図】なし

Description

本発明は、充分なタック性及び高い粘着力を有し、且つ接着昂進が低下された粘着テープに関する。
粘着テープは、作業性に優れることから、家電製品、自動車、OA機器等の広い範囲で日常的に用いられている。粘着テープには一般に高い粘着力が求められるが、粘着テープの粘着力を向上させる方法として、粘着付与剤を添加することが行われる(特許文献1)。しかしながら、粘着力を共に向上させようとして大量の粘着付与剤を添加すると、タック性が著しく低下して、粘着テープとしての役割を果たせなくなるという問題があった。
また、粘着テープは、貼り付け後に粘着力が低くなるように成分を設計すると、貼付け後に時間が経過するとテープと被着体とが剥がれてしまうため、通常は、粘着力あるいは接着力が高くなるように設計するのが一般的である。テープを貼り付けた後接着力が高くなることを接着昂進という。
しかし、塗装作業の際の養生テープ、荷物運搬作業時に壁等にビニールシートを固定するためのテープ等、一旦張り付けたテープを剥がすような用途に用いる場合、作業前に事前に床材や壁材に試しに貼って剥がしてみて、材料の表面が剥がれないかどうかを確かめることが多く行われている。しかし、時間と共に接着昂進が過度になるテープでは、事前の試し張りでは材料の表面が剥がれないにもかかわらず、長時間の作業後にテープを剥がすと、材料の表面が剥がれてしまうという問題がある。また、時間と共に粘着力あるいは接着力が高くなり過ぎると、剥がそうとした場合に、糊が被着体に残ったりする不具合が生じる。
特開2007−2212号公報
本発明は、充分なタック性及び高い粘着力を有し、且つ接着昂進が低下された粘着テープを提供することを目的とする。
上記のような状況の下、本発明者らは、前記粘着剤層に、(A)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、カルボキシル基含有単量体、及び特定のエステル化合物を一定の割合で含有する単量体混合物を重合することにより得られる(メタ)アクリル系共重合体、(B)粘着付与樹脂、並びに、(C)カルボジイミド系化合物を一定量含有する粘着剤組成物を用いることにより、
従って、本発明は以下の項を提供する:
項1.基材と前記基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とからなる粘着テープであって、
前記粘着剤層は、(A)(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル65〜99.8重量%、(b)カルボキシル基含有単量体0.1〜8重量%、(c)下記一般式(1)
−(C=O)−O−R (1)
[式中、R及びRの一方は、一般式(2)
Figure 2013204035
(式中、Rは、水素又はメチル基を示す。)
で表わされる置換基を示す。
及びRのもう一方は、炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
で表わされるエステル化合物2〜20重量%、及び(d)その他重合可能な単量体0〜15重量%を含有する単量体混合物を重合することにより得られる(メタ)アクリル系共重合体100重量部、(B)粘着付与樹脂0.5〜10重量部、並びに、(C)硬化剤としてカルボジイミド系化合物0.1〜5.0重量部を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものであり、
該単量体混合物における該(c)一般式(1)で表わされるエステル化合物の配合割合が、該(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル1重量部に対して、0.15重量部未満である粘着テープ。
項2.23℃で、塗装木材に貼り付けた粘着テープの貼り付け20分後測定した剥離力をA(N/25mm)、40℃で2週間放置した後測定した剥離力をB(N/25mm)としたとき、BとAの差が5N/25mm以下であることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ。
本発明によれば、充分なタック性及び高い粘着性を有し、かつ接着昂進が低下された粘着テープを提供することができる。接着昂進の低下(抑制)とは、貼付けた初期と、貼付け後しばらく経っても、接着力あるいは粘着力の変化が少ないことをいう。従って、本発明の粘着テープは、一旦張り付けたテープを剥がすような用途、すなわち、塗装作業の際の養生テープ、荷物運搬作業時に壁等にビニールシートを固定するためのテープ等として用いる場合(本明細書中においては、養生テープ及び荷物運搬作業時に壁等にビニールシートを固定するためのテープを、包括的にマスキング用粘着テープと示す)に有用である。
以下に本発明を詳述する。
本発明の粘着テープは、基材と該基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とからなる。
上記粘着剤層は(A)(メタ)アクリル系共重合体、(B)粘着付与樹脂、及び(C)硬化剤を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものである。
上記(メタ)アクリル系共重合体は、(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(b)カルボキシル基含有単量体、及び(c)下記一般式(1)
−(C=O)−O−R (1)
[式中、R及びRの一方は、一般式(2)
Figure 2013204035
(式中、Rは、水素又はメチル基を示す。)
で表わされる置換基を示す。
及びRのもう一方は、炭素数1〜3のアルキル基を示す。]
で表わされるエステル化合物を含有する単量体混合物を重合することにより得られるものである。
上記アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルは特に限定されず、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。なかでも、2−エチルヘキシルアクリレート等が好適である。これらのアルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本明細書において、(メタ)アクリル酸はアクリル酸又はメタクリル酸を示し、(メタ)アクリレートはアクリレート又はメタクリレートを示す。
上記単量体混合物における上記炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量の下限は65重量%、上限は99.8重量%である。上記炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量が65重量%未満であると、凝集力が過剰に大きくなるためタックが低下し、99.8重量%を超えると、凝集力が過剰に低下するため粘着力が低下する。上記炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量の好ましい下限は70重量%、好ましい上限は98重量%であり、より好ましい下限は75重量%、より好ましい上限は95重量%である。
上記カルボキシル基含有単量体は特に限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。これらのカルボキシル基含有単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記単量体混合物における上記カルボキシル基含有単量体の配合量の下限は0.1重量%、上限は27重量%である。上記カルボキシル基含有単量体の配合量が0.1重量%未満であると、硬化剤との反応点が消失し粘着力が著しく低下し、27重量%を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記カルボキシル基含有単量体の配合量の好ましい下限は0.5重量%、好ましい上限は25重量%であり、より好ましい下限は0.8重量%、より好ましい上限は22重量%である。
下記一般式(1)
−(C=O)−O−R (1)
[式中、R及びRの一方は、一般式(2)
Figure 2013204035
(式中、Rは、水素又はメチル基を示す。)
で表わされる置換基を示す。
及びRのもう一方は、炭素数1〜4のアルキル黄を示す。]
で表わされるエステル化合物は特に限定されず、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル、酢酸イソプロペニル、プロピオン酸イソプロペニル、酪酸イソプロペニル、及び吉草酸イソプロペニルが挙げられる。これらのエステル化合物は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート等が好ましい。
上記単量体化合物における一般式(1)で表わされるエステル化合物の配合量の下限は2重量%、上限は13重量%である。上記一般式(1)で表わされるエステル化合物の配合量が2重量%未満であると、粘着剤組成物の保持力が低下し、13重量%を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記一般式(1)で表わされるエステル化合物の好ましい下限は3重量%、好ましい上限は7重量%であり、より好ましい下限は4重量%、より好ましい上限は10重量%である。
本発明においては、その他重合可能な単量体(d)、すなわち上記成分(a)〜(c)以外の重合可能な単量体を含んでいてもよい。
上記その他重合可能な単量体(d)は特に限定されず、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等や、アクリルアミド、2−メチルアクリルアミド、2−エチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等のアミド基含有単量体等が挙げられる。これらのその他重合可能な単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、アミド基含有単量体が好適である。
上記単量体混合物における上記その他重合可能な単量体(d)を配合する場合、配合量の上限は8重量%である。上記その他重合可能な単量体(d)の配合量が8重量%を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記その他重合可能な単量体を配合する場合、その配合量の好ましい下限は2重量%、好ましい上限は7重量%であり、より好ましい下限は3重量%、より好ましい上限は6重量%である。
本発明は、上記単量体混合物における上記一般式(1)で表わされるエステル化合物の配合割合が、上記アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル1重量部に対して、0.15重量部未満、好ましくは0.05重量部未満であることを特徴とする。一般式(1)で表わされるエステル化合物と上記アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの配合割合を上記範囲とすることにより、高い粘着力を有しつつ、充分なタック性を有しかつ接着昂進が低下されるという、背反する特徴を併せ持つ粘着テープを得ることができる。
また、粘着テープの貼り付け面に対し水平方向への荷重に対する応力を高める観点から、本発明においては、上記単量体混合物における(b)カルボキシル基含有単量体の配合割合は、前記(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル65〜99.8重量%に対して、下限は0.1重量%、上限は8重量%が好ましい。より好ましい下限は0.3未満、好ましい上限は6である。
上記粘着付与樹脂は特に限定されず、ロジン類、ロジン誘導体、石油系樹脂、テルペン系樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂等が挙げられる。これらの粘着付与樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、テルペンフェノールや水素化テルペン等のテルペン系樹脂が好適である。
上記粘着剤組成物において上記(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対する上記粘着付与樹脂の配合量の下限は0.5重量部、上限は10重量部である。上記粘着付与樹脂の配合量が0.5重量部未満であると、粘着力が低下し、10重量部を超えると、経時での変色等の問題が発生する。上記粘着付与樹脂の配合量の好ましい下限は0.8重量部、好ましい上限は8重量部であり、より好ましい下限は1.0重量部、より好ましい上限は7重量部である。
上記粘着剤組成物は、硬化剤としてカルボジイミド系化合物を含有する。カルボジイミド系化合物としては、例えば、下記一般式(3)
O=C=N−(R−N=C=N)−N=C=O (3)
(式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表され、かつ数平均分子量1000〜4000である化合物等が挙げられる。かかるカルボジイミド系化合物の市販品としては、日清紡ケミカル社製のカルボジライトV−05(数平均分子量1200)、カルボジライトV−07(数平均分子量3000)、カルボジライトV−09(数平均分子量3000)等を挙げることができる。
上記粘着剤組成物において上記(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対する上記硬化剤の配合量の下限は0.1重量部、上限は5.0重量部である。上記硬化剤の配合量が0.1重量部未満であると、再剥離性が低下し、5.0重量部を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記硬化剤の配合量の好ましい下限は0.3重量部、好ましい上限は4.0重量部であり、より好ましい下限は0.5重量部、より好ましい上限は3.0重量部である。
上記粘着剤組成物は、必要に応じて、帯電防止剤、可塑剤、樹脂、界面活性剤、ワックス、微粒子充填剤、熱安定剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を含有してもよい。
本発明においては、ジッピング抑制の観点から、上記粘着剤組成物に炭化水素系オイル、ポリブテン、又は可塑剤を配合してもよい。炭化水素系オイル、ポリブテン、及び可塑剤を配合する場合、その配合量は特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル系共重合体(A)100重量部に対して、炭化水素系オイル、ポリブテン又は可塑剤を0.5〜10重量部、より好ましくは、1.5〜7重量部配合するのが好ましい。
炭化水素系オイル、ポリブテン又は可塑剤としては、通常、ゴム、塩化ビニル樹脂等に配合されるものを適宜用いることができ、例えば、以下のものが挙げられる:
炭化水素系オイルとしては、例えば、プロセスオイル、ひまし油、トール油等が挙げられる。より具体的には、ハートールFA−1(ハリマ化成)、JCT oilB等の商品名で販売されているものを用いることができる。
ポリブテンとしては、例えば、重量平均分子量が300〜2000、好ましくは500〜1000のものを用いることができる。より具体的には、LV−50、LV−100(日石)等の商品名で販売されているものを用いることができる。
可塑剤としては、例えば、ポリエステル系可塑剤、フタル酸系可塑剤等が挙げられる。より具体的には、アデカサイザーRS−107、アデカサイザーD−32、アデカサイザーD−55等の商品名で販売されているものを用いることができる。
これらの炭化水素系オイル、ポリブテン及び可塑剤は、1種単独で、又は2種以上を組合わせて用いることができる。
上記基材は特に限定されず、二軸延伸ポリプロピレン等の従来公知の基材を用いることができる。なかでも、手切れ性等に優れることから、ポリエステル糸をタテ糸、ヨコ糸に使用した基布の少なくとも片方の面をポリエチレンでラミネートした基材、又は、ポリエステル糸をタテ糸、フラットヤーンをヨコ糸に使用した基布の少なくとも片方の面をポリエチレンでラミネートした基材が好適である。
本発明の粘着テープは、上記基材の片面にのみ上記粘着剤層を有する片面粘着テープであってもよく、上記基材の両面に上記粘着剤層を有する両面粘着テープであってもよいが、マスキング用粘着テープとして用いる場合、基材の片面にのみ粘着剤層を有する片面粘着テープが好ましい。本発明の粘着テープは、上記基材の少なくとも片面に上記粘着剤組成物を塗工して粘着剤層を形成することにより製造することができる。上記塗工の方法は特に限定されず、例えば、ドクターナイフやスピンコーター等を用いた従来公知の塗工方法を用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
(1)(メタ)アクリル系共重合体の調製
2−エチルヘキシルアクリレート(2−EHA)95.5重量部、アクリル酸0.5重量部、メチルアクリレート3.5重量部、アクリルアミド0.5重量部、及び重合開始剤としてAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)0.2重量部を添加し、フラスコ中で60℃、6時間溶液重合することにより(メタ)アクリル系共重合体を得た。
(2)粘着テープの製造
上記(1)で得られた(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対して、粘着付与樹脂としてテルペンフェノール2重量部と、硬化剤として硬化剤A(日清紡ケミカル社製、カルボジライトV−05、数平均分子量1200)1.0重量部を加え、スパチュラを用いて常温で攪拌することにより混合して粘着剤組成物を調製した。一方、基材として厚さ100μmであるPETクロス基材を準備した。
基材の一方の面上に粘着剤組成物を、アプリケーターを用いて粘着剤層の厚さが45μmとなるように塗工した。塗工後、100℃で3分間乾燥後、40℃で3日間養生して粘着テープを得た。
(実施例2〜4、比較例1〜2)
成分(A)〜(C)の組成を表1のようにした以外は実施例1と同様にして実施例2〜4、及び比較例1〜2の粘着テープを得た。 尚、表1における硬化剤の詳細は以下の通り:
硬化剤A:カルボジライト V−05(日清紡ケミカル製)
硬化剤B:カルボジライト V−07(日清紡ケミカル製)
硬化剤C:カルボジライト V−09(日清紡ケミカル製)
硬化剤D:N,N' −ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジニルカルボキシアミド)
評価方法
(1)塗装木材に貼り付けた粘着テープの貼り付け20分後測定した剥離力A
25mm×150mmのサイズにカットした粘着テープサンプルを手で塗装木材に貼り付け、更に2kgゴムロールで圧着する。そのまま20分放置する。その後テンシロン引っ張り試験器により、180°ピールを測定する(測定温度:23℃ 剥離速度:300mm/M)。
(2)40℃で2週間放置した後測定した剥離力B
25mm×150mmのサイズにカットした粘着テープサンプルを手で塗装木材に貼り付け、更に2kgゴムロールで圧着する。そのまま20分放置する。その後40℃のオーブン内で2週間放置する。その後、サンプルを取り出し23℃で2時間放置後、テンシロン引っ張り試験器により、180°ピールを測定する(測定温度:23℃、剥離速度:300mm/M)。
(3)SP粘着力の測定
JIS Z 0237に準じる方法により、SUS 304鋼板に対する180°引きはがし粘着力を測定した。
(4)タック性の評価
JIS Z 0237に準じる方法により、傾斜式ボールタックの値を測定した。
結果を下記表1に示す。
(5)対サッシ粘着力
住宅部材用のアルミサッシ板を80×150mmにカットし、表面に25mm幅のテープサンプルを貼り付け180°剥離強度を測定した。
Figure 2013204035

Claims (2)

  1. 基材と前記基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とからなる粘着テープであって、
    前記粘着剤層は、(A)(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル65〜99.8重量%、(b)カルボキシル基含有単量体0.1〜8重量%、(c)下記一般式(1)
    −(C=O)−O−R (1)
    [式中、R及びRの一方は、一般式(2)
    Figure 2013204035
    (式中、Rは、水素又はメチル基を示す。)
    で表わされる置換基を示す。
    及びRのもう一方は、炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
    で表わされるエステル化合物2〜20重量%、及び(d)その他重合可能な単量体0〜15重量%を含有する単量体混合物を重合することにより得られる(メタ)アクリル系共重合体100重量部、(B)粘着付与樹脂0.5〜10重量部、並びに、(C)硬化剤としてカルボジイミド系化合物0.1〜5.0重量部を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものであり、
    該単量体混合物における該(c)一般式(1)で表わされるエステル化合物の配合割合が、該(a)アルキル基の炭素数が5〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル1重量部に対して、0.15重量部未満である粘着テープ。
  2. 23℃で、塗装木材に貼り付けた粘着テープの貼り付け20分後測定した剥離力をA(N/25mm)、40℃で2週間放置した後測定した剥離力をB(N/25mm)としたとき、BとAの差が5N/25mm以下であることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ。
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