JP2015187798A - 無人搬送台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、工場や倉庫においてレイアウト変更があったとしても、磁気マーカーのセメント内の埋込や、磁気テープの貼り直しなどを必要とせず、必要であったとしても最小限にできる無人搬送台車を提供することを目的とする。【解決手段】無人搬送台車1は、筐体2と、全方向車輪3とを備えており、前記筐体2は、記憶部20と、加速度センサ21と、複数の光学センサ22と、演算処理部23と、駆動部24を備えており、前記全方向車輪3は、主輪30と主輪の外周側に位置する副輪31により、無人搬送台車1を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、前記移動それぞれは、記憶部20の走行ルートに基づき、加速度センサ21と複数の光学センサ22からの検出内容を利用して演算処理部23が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部24が駆動する。【選択図】図1
Description
発明は、工場や倉庫などでコンテナの運搬に利用する無人搬送台車に関するものである。
製品の保管・出荷を担う工場、倉庫、物流センター、病院などの運搬教務において、コンテナや段ボールなどは、人力での作業を減らすためベルトコンベヤや無人搬送台車が用いられている。
この無人搬送台車は、AGVと記載されることもあるが、AGVとは、Automatic Guided Vehicleの略称で、直訳すると「自動的に誘導される車両」という意味になる。
この無人搬送台車は、AGVと記載されることもあるが、AGVとは、Automatic Guided Vehicleの略称で、直訳すると「自動的に誘導される車両」という意味になる。
しかしながら、前述の自動的な誘導は、図5に示すように磁気テープなどの磁気誘導物10に対応した走行ルートを走るのみであり、工場や倉庫にある棚などレイアウトを変更すると、それに応じて変更した走行ルート全ての磁器誘導物を図6のように変更する必要があった。(例えば、特許文献1)
この作業は大がかりなものであり、費用もかかる為、AGVを利用している工場や倉庫においては、レイアウト変更行いにくいものであった。
この作業は大がかりなものであり、費用もかかる為、AGVを利用している工場や倉庫においては、レイアウト変更行いにくいものであった。
そこでこの発明は、工場や倉庫においてレイアウト変更があったとしても、磁気マーカーのセメント内の埋込や、磁気テープの貼り直しなどを必要とせず、必要であったとしても最小限にできる無人搬送台車を提供することを目的とする。
(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、磁気誘導物の無い走行ルートを走行可能とした無人搬送台車であって、無人搬送台車は、筐体と、全方向車輪とを備え、前記筐体は、記憶部と、加速度センサと、複数の光学センサと、演算処理部と、駆動部を備えており、前記全方向車輪は、主輪と主輪の外周側に位置する副輪により、無人搬送台車を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、前記移動それぞれは、記憶部の走行ルートに基づき、加速度センサと複数の光学センサからの検出内容を利用して演算処理部が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部が駆動するものであることを特徴とする。
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無人搬送台車において、前記筐体が、磁気誘導物検出手段を備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、磁気誘導物の無い走行ルートを走行可能とした無人搬送台車であって、無人搬送台車は、筐体と、全方向車輪とを備え、前記筐体は、記憶部と、加速度センサと、複数の光学センサと、演算処理部と、駆動部を備えており、前記全方向車輪は、主輪と主輪の外周側に位置する副輪により、無人搬送台車を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、前記移動それぞれは、記憶部の走行ルートに基づき、加速度センサと複数の光学センサからの検出内容を利用して演算処理部が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部が駆動するものであることを特徴とする。
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無人搬送台車において、前記筐体が、磁気誘導物検出手段を備えていることを特徴とする。
(請求項3記載の発明)
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無人搬送台車であって、前記筐体は、直線部を備えており、目的地到着への誘導は、磁気誘導物の検出によってなされ前記直線部が到着地点直線部に対して並行に到着することを特徴とする。
(請求項4記載の発明)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の無人搬送台車であって、前記全方向車輪が、メカナムホイールであることを特徴とする。
(請求項5記載の発明)
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の無人搬送台車であって、複数の光学センサが、光学式マウスの光学センサを用いたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無人搬送台車であって、前記筐体は、直線部を備えており、目的地到着への誘導は、磁気誘導物の検出によってなされ前記直線部が到着地点直線部に対して並行に到着することを特徴とする。
(請求項4記載の発明)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の無人搬送台車であって、前記全方向車輪が、メカナムホイールであることを特徴とする。
(請求項5記載の発明)
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の無人搬送台車であって、複数の光学センサが、光学式マウスの光学センサを用いたことを特徴とする。
(請求項1記載の発明の効果)
請求項1記載の発明であると、磁気マーカーや磁気テープなど磁気誘導物が存在しない領域であっても、無人搬送台車を自動運転することが可能となる。
(請求項2記載の発明の効果)
従来の磁気誘導物検出手段も検出手段として用いることができる。特に、主輪と副輪とを備える全方向車輪は、車軸による遊び部分が多数存在してしまうため、移動誤差を生じやすいものである。したがって、「加速度センサと複数の光学センサ」と「磁気誘導物検出手段」とを相互に利用して、位置補正するのが好ましい。
請求項1記載の発明であると、磁気マーカーや磁気テープなど磁気誘導物が存在しない領域であっても、無人搬送台車を自動運転することが可能となる。
(請求項2記載の発明の効果)
従来の磁気誘導物検出手段も検出手段として用いることができる。特に、主輪と副輪とを備える全方向車輪は、車軸による遊び部分が多数存在してしまうため、移動誤差を生じやすいものである。したがって、「加速度センサと複数の光学センサ」と「磁気誘導物検出手段」とを相互に利用して、位置補正するのが好ましい。
(請求項3記載の発明の効果)
磁気誘導物の検出を用いると、精度の高い移動を可能とする。例えば、直方体形状の筐体の直線部と、工場や倉庫内の棚の直線部とを一致させることができる。
(請求項4記載の発明の効果)
全方向車輪には、メカナムホイールを用いるのが好ましい。
(請求項5記載の発明の効果)
パソコンに使用される光学式マウスの光学センサを用いると、量産品であるために、費用を安くすることができる。
磁気誘導物の検出を用いると、精度の高い移動を可能とする。例えば、直方体形状の筐体の直線部と、工場や倉庫内の棚の直線部とを一致させることができる。
(請求項4記載の発明の効果)
全方向車輪には、メカナムホイールを用いるのが好ましい。
(請求項5記載の発明の効果)
パソコンに使用される光学式マウスの光学センサを用いると、量産品であるために、費用を安くすることができる。
以下にこの発明の無人搬送台車を各図と共に実施例を説明する。
〔1.無人搬送台車1について〕
図1は無人搬送台車1の全体斜視図であり、図2は無人搬送台車1の全体平面図であり、図3は無人搬送台車1の全体側面図であり、図4は無人搬送台車1の全体前面図であり、図5はレイアウト変更を行う前の状態における工場の平面図である。
図1〜図4に示す無人搬送台車1は、以下に記載の構成によって、図5に示す磁気誘導物10が存在しない走行ルートをも走行可能とした。
図1は無人搬送台車1の全体斜視図であり、図2は無人搬送台車1の全体平面図であり、図3は無人搬送台車1の全体側面図であり、図4は無人搬送台車1の全体前面図であり、図5はレイアウト変更を行う前の状態における工場の平面図である。
図1〜図4に示す無人搬送台車1は、以下に記載の構成によって、図5に示す磁気誘導物10が存在しない走行ルートをも走行可能とした。
無人搬送台車1は、図1〜図4に示すように、筐体2と全方向車輪3とを備えており、全長1450mm、全幅481.4mm、全高163.9mmとした。無人搬送台車1は、全長1600〜3000mm、全幅500〜1200mm、全高185〜550mmとし、最大積載量を150〜2000kgとするのが好ましい。
〔2.筐体2について〕
筐体2は、図1〜図4に示すように、少なくとも記憶部20と、加速度センサ21と、複数の光学センサ22と、演算処理部23と、駆動部24を備えており、必要であれば、磁気誘導物検出手段25と、方位センサと、ジャイロセンサを備えることができる。
筐体2は、全長1450mm、全幅320mm、全高143mmの直方体形状とし、図2と図4に示す幅方向の直線部26を備えるものとした。
筐体2は、図1〜図4に示すように、少なくとも記憶部20と、加速度センサ21と、複数の光学センサ22と、演算処理部23と、駆動部24を備えており、必要であれば、磁気誘導物検出手段25と、方位センサと、ジャイロセンサを備えることができる。
筐体2は、全長1450mm、全幅320mm、全高143mmの直方体形状とし、図2と図4に示す幅方向の直線部26を備えるものとした。
〔3.全方向車輪3について〕
全方向車輪3は、図1〜4に示すように、主輪30と主輪の外周側に位置する副輪31により、無人搬送台車1を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、前述の駆動部24によって駆動される。全方向車輪3にはメカナムホイールを用いるのが好ましい。
メカナムホイールは、主輪30の表面(円周上)が車軸に対して45°傾けた樽形状の副輪31(バレル)によって覆われる構成である。駆動部24として例示できるモータの駆動力の伝達により、従来の車輪と同じ動きをすることに加え、円周上の副輪31が回転可能になっているため、無人搬送台車1は斜め45°の方向に移動することが可能である。
主輪30それぞれ各自に取り付けられた駆動部24のモータの回転方向と速度制御を微妙に調整することで、主輪30の回転と円周上の副輪31による動きとのコンビネーションを生み出し、全方向移動を実現した全方向車輪3となる。メカナムホイールは、直径171.8mm、幅47mmのものを用い、無人搬送台車1の車高が20.9mmとなるように取り付けた。
全方向車輪3は、図1〜4に示すように、主輪30と主輪の外周側に位置する副輪31により、無人搬送台車1を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、前述の駆動部24によって駆動される。全方向車輪3にはメカナムホイールを用いるのが好ましい。
メカナムホイールは、主輪30の表面(円周上)が車軸に対して45°傾けた樽形状の副輪31(バレル)によって覆われる構成である。駆動部24として例示できるモータの駆動力の伝達により、従来の車輪と同じ動きをすることに加え、円周上の副輪31が回転可能になっているため、無人搬送台車1は斜め45°の方向に移動することが可能である。
主輪30それぞれ各自に取り付けられた駆動部24のモータの回転方向と速度制御を微妙に調整することで、主輪30の回転と円周上の副輪31による動きとのコンビネーションを生み出し、全方向移動を実現した全方向車輪3となる。メカナムホイールは、直径171.8mm、幅47mmのものを用い、無人搬送台車1の車高が20.9mmとなるように取り付けた。
〔4.光学センサ22について〕
複数の光学センサ22には、パソコンに使用される光学式マウスを用いた。より具体的には、モデル番号:ADSN−3080高性能光学マウスセンサー(ADNS−3080 High−Performance Optical Mouse Movement Sensor for APM2.0/APM 2.5 Flight Control)を用いた。
ここでいう高性能とは、「最大40ips15gのモーション検出、毎秒6400以上のフレームをプログラム可能なフレームレート、高速データ用のシリアル・ポート・バースト・モード転送を400cpiまたは1600cpi選択可能解像度」の意味である。
パソコン用マウスの光学センサは量産品であるために、ロット数が多く、費用を安くすることができる。パソコン用マウスの光学センサを用いる場合、地面から光学センサレンズまでのレンズ高さを50〜150mmとするのが好ましい。
複数の光学センサ22には、パソコンに使用される光学式マウスを用いた。より具体的には、モデル番号:ADSN−3080高性能光学マウスセンサー(ADNS−3080 High−Performance Optical Mouse Movement Sensor for APM2.0/APM 2.5 Flight Control)を用いた。
ここでいう高性能とは、「最大40ips15gのモーション検出、毎秒6400以上のフレームをプログラム可能なフレームレート、高速データ用のシリアル・ポート・バースト・モード転送を400cpiまたは1600cpi選択可能解像度」の意味である。
パソコン用マウスの光学センサは量産品であるために、ロット数が多く、費用を安くすることができる。パソコン用マウスの光学センサを用いる場合、地面から光学センサレンズまでのレンズ高さを50〜150mmとするのが好ましい。
〔5.工場のレイアウト変更について〕
図5はレイアウト変更を行う前の状態における工場の平面図であり、図6は従来技術でレイアウト変更を行った工場の平面図であり、図7はこの発明でレイアウト変更を行った工場の平面図である。
従来の工場や倉庫におけるレイアウト変更においては、図5から図6に変化するように、搬入部11または搬出部12の位置を変更すると、対応する磁気誘導物10(磁気テープや磁気マーカー)を配置し直す必要があった。
しかしながら、この発明の無人搬送台車1は、上述した構成によって、図7に示すような磁気誘導物10が存在しない工場や倉庫においても搬送を行うことができる。
図5はレイアウト変更を行う前の状態における工場の平面図であり、図6は従来技術でレイアウト変更を行った工場の平面図であり、図7はこの発明でレイアウト変更を行った工場の平面図である。
従来の工場や倉庫におけるレイアウト変更においては、図5から図6に変化するように、搬入部11または搬出部12の位置を変更すると、対応する磁気誘導物10(磁気テープや磁気マーカー)を配置し直す必要があった。
しかしながら、この発明の無人搬送台車1は、上述した構成によって、図7に示すような磁気誘導物10が存在しない工場や倉庫においても搬送を行うことができる。
〔6.無人搬送台車1の移動制御について〕
磁気誘導物10が存在しない工場や倉庫において、無人搬送台車1の前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動それぞれは、記憶部20の走行ルートに基づき、加速度センサ21と複数の光学センサ22からの検出内容を利用して演算処理部23が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部24が駆動するものである。無人搬送台車1の筐体2は、記憶部20と演算処理部23を備えるが、これらは、プログラマブル・ロジック・コントローラ(programmable logic controller)基盤に接続されており、プログラマブル・ロジック・コントローラとして三菱電機株式会社製のシーケンサを用いた。
磁気誘導物10が存在しない工場や倉庫において、無人搬送台車1の前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動それぞれは、記憶部20の走行ルートに基づき、加速度センサ21と複数の光学センサ22からの検出内容を利用して演算処理部23が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部24が駆動するものである。無人搬送台車1の筐体2は、記憶部20と演算処理部23を備えるが、これらは、プログラマブル・ロジック・コントローラ(programmable logic controller)基盤に接続されており、プログラマブル・ロジック・コントローラとして三菱電機株式会社製のシーケンサを用いた。
図8は、無人搬送台車1位置検出の第1フローチャートであり、図9は、無人搬送台車1位置検出の第2フローチャートである。これらのフローチャートに基づき、無人搬送台車1の移動制御について説明する。
(図8−1) 電源を入れ、装置の初期化を行いAのメインフローを開始する。
(図8−2) 無人搬送台車1のリモコン情報を取得する。
(図8−3) リモコン情報があれば、手動制御となり、Cの設定値確認へ進む。リモコン情報がなければ、シーケンサ情報を取得しようとする。
(図8−4) シーケンサ情報があれば、光学センサ22の情報を取得しBのデータ取得へ進む。シーケンサ情報がなければ、動作を停止し、Dの設定値を取得しシーケンサへ情報出力を行い初期化(図8−1)後のAへ戻る。
(図8−1) 電源を入れ、装置の初期化を行いAのメインフローを開始する。
(図8−2) 無人搬送台車1のリモコン情報を取得する。
(図8−3) リモコン情報があれば、手動制御となり、Cの設定値確認へ進む。リモコン情報がなければ、シーケンサ情報を取得しようとする。
(図8−4) シーケンサ情報があれば、光学センサ22の情報を取得しBのデータ取得へ進む。シーケンサ情報がなければ、動作を停止し、Dの設定値を取得しシーケンサへ情報出力を行い初期化(図8−1)後のAへ戻る。
(図9−1) Bのデータ取得は、加速度センサの値を取得し、光学センサのX軸Y軸の変化量を取得し、光学センサのX軸Y軸の変化量と加速度センサのバッファリングから移動距離を算出し、自己位置を算出し、現在のステップの設定値を取得する。筐体2が方位センサ、ジャイロセンサを備えている場合、方位センサの値を取得し、ジャイロセンサの値を取得し、光学センサ、方位センサ、ジャイロセンサのバッファリングから移動量を算出して前述の移動距離値を補正して現在のステップの設定値を取得することもできる。
(図9−2) Cの設定値確認は、移動方向が設定値と等しいか否か確認し、移動方向が設定値と等しい場合、距離が設定値に達しているか確認する。移動方向と距離が正しい場合次のステップに進み、間違えている場合設定値へ無人搬送台車1を回転または移動し、図8のDへ進む。
(図9−2) Cの設定値確認は、移動方向が設定値と等しいか否か確認し、移動方向が設定値と等しい場合、距離が設定値に達しているか確認する。移動方向と距離が正しい場合次のステップに進み、間違えている場合設定値へ無人搬送台車1を回転または移動し、図8のDへ進む。
〔7.無人搬送台車1の機構的問題点〕
光学センサ22に高性能光学マウスセンサーを採用し、加速度センサ21を用いたことによって、精密な位置検出が可能な無人搬送台車1であるが、無人搬送台車1は、全方向車輪3にメカナムホイールを用いており、全方向車輪3は図4に示すようにスプリング32という弾性体を介して取り付けられている。したがって、たとえ精密な位置検出や制御を行ったとしても、機構的な遊びによって誤差を生じる。
無人搬送台車1は、前述の誤差を解消するために、更に以下の構成を備えることができる。
光学センサ22に高性能光学マウスセンサーを採用し、加速度センサ21を用いたことによって、精密な位置検出が可能な無人搬送台車1であるが、無人搬送台車1は、全方向車輪3にメカナムホイールを用いており、全方向車輪3は図4に示すようにスプリング32という弾性体を介して取り付けられている。したがって、たとえ精密な位置検出や制御を行ったとしても、機構的な遊びによって誤差を生じる。
無人搬送台車1は、前述の誤差を解消するために、更に以下の構成を備えることができる。
図10は、レイアウト変更を行い、磁気誘導物10を設置した工場の平面図である。
無人搬送台車1は、図10に示すように、必要最低限の磁気誘導物10を設けることで、移動位置の精度を向上させることができる。
無人搬送台車1の目的地到着への誘導は、磁気誘導物10の検出によってなされ、位置情報が補正され、精度が向上し、前記直線部26が到着地点直線部13に対して並行に到着することができる。
無人搬送台車1は、図10に示すように、必要最低限の磁気誘導物10を設けることで、移動位置の精度を向上させることができる。
無人搬送台車1の目的地到着への誘導は、磁気誘導物10の検出によってなされ、位置情報が補正され、精度が向上し、前記直線部26が到着地点直線部13に対して並行に到着することができる。
〔8.磁気誘導物10をも利用した無人搬送台車1の移動制御について〕
図11は、無人搬送台車1位置検出の第3フローチャートであり図8のフローチャートに追加設定加えたものである。図12は、無人搬送台車位置検出の第4フローチャートであり、図9フローチャートのBのデータ取得に追加設定を加えたものである。これらのフローチャートに基づき、磁気誘導物10をも利用した無人搬送台車1の移動制御をすることができる。
(図11−1) 前述の(図8−1)欄と同様である。
(図11−2) 前述の(図8−2)欄と同様である。
(図11−3) 前述の(図8−3)欄と同様である。
(図11−4) シーケンサ情報があり、磁気誘導物10の検出があれば、光学センサ22の情報を取得しBのデータ取得へ進む。
磁気誘導物10の検出情報がなければ、動作を停止し、Cの設定値を取得しシーケンサへ情報出力を行い初期化(図11−1)後のAへ戻る。
(図12−1) Bのデータ取得は、前述の(図9−1)欄に記載した内容に、磁気誘導物10の検出によってなされた位置情報が補正されるフローチャートである。
図11は、無人搬送台車1位置検出の第3フローチャートであり図8のフローチャートに追加設定加えたものである。図12は、無人搬送台車位置検出の第4フローチャートであり、図9フローチャートのBのデータ取得に追加設定を加えたものである。これらのフローチャートに基づき、磁気誘導物10をも利用した無人搬送台車1の移動制御をすることができる。
(図11−1) 前述の(図8−1)欄と同様である。
(図11−2) 前述の(図8−2)欄と同様である。
(図11−3) 前述の(図8−3)欄と同様である。
(図11−4) シーケンサ情報があり、磁気誘導物10の検出があれば、光学センサ22の情報を取得しBのデータ取得へ進む。
磁気誘導物10の検出情報がなければ、動作を停止し、Cの設定値を取得しシーケンサへ情報出力を行い初期化(図11−1)後のAへ戻る。
(図12−1) Bのデータ取得は、前述の(図9−1)欄に記載した内容に、磁気誘導物10の検出によってなされた位置情報が補正されるフローチャートである。
無人搬送台車1は主に工場や倉庫での重量物の搬送に用いられるものであるが、病院において、患者ベッド移動の自動化などに応用しても良い。
1 無人搬送台車
10 磁気誘導物
11 搬入部
12 搬出部
13 到着地点直線部
2 筐体
20 記憶部
21 加速度センサ
22 光学センサ
23 演算処理部
24 駆動部
3 全方向車輪
30 主輪
31 副輪
32 スプリング
10 磁気誘導物
11 搬入部
12 搬出部
13 到着地点直線部
2 筐体
20 記憶部
21 加速度センサ
22 光学センサ
23 演算処理部
24 駆動部
3 全方向車輪
30 主輪
31 副輪
32 スプリング
Claims (5)
- 磁気誘導物(10)の無い走行ルートを走行可能とした無人搬送台車(1)であって、
無人搬送台車(1)は、
筐体(2)と、全方向車輪(3)とを備えており、
前記筐体(2)は、
記憶部(20)と、加速度センサ(21)と、複数の光学センサ(22)と、演算処理部(23)と、駆動部(24)を備えており、
前記全方向車輪(3)は、
主輪(30)と主輪の外周側に位置する副輪(31)により、無人搬送台車(1)を少なくとも前後進移動、左右横移動、斜め移動、旋回移動を可能とするものであり、
前記移動それぞれは、
記憶部(20)の走行ルートに基づき、加速度センサ(21)と複数の光学センサ(22)からの検出内容を利用して演算処理部(23)が移動量を算出し、前記算出に基づき駆動部(24)が駆動するものであることを特徴とする無人搬送台車。 - 前記筐体(2)は、磁気誘導物検出手段(25)を備えていること
を特徴とする請求項1記載の無人搬送台車。 - 前記筐体(2)は、直線部(26)を備えており、
目的地到着への誘導は、磁気誘導物(10)の検出によってなされ
前記直線部(26)が到着地点直線部(13)に対して並行に到着すること
を特徴とする請求項2記載の無人搬送台車。 - 前記全方向車輪(4)は、メカナムホイールであること
を特徴とする請求項3記載の無人搬送台車。 - 複数の光学センサ(22)は、光学式マウスの光学センサを用いたこと
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無人搬送台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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