JP2015186378A - 射出成形機、およびモータ - Google Patents

射出成形機、およびモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2015186378A
JP2015186378A JP2014061891A JP2014061891A JP2015186378A JP 2015186378 A JP2015186378 A JP 2015186378A JP 2014061891 A JP2014061891 A JP 2014061891A JP 2014061891 A JP2014061891 A JP 2014061891A JP 2015186378 A JP2015186378 A JP 2015186378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
core
motor
coil
insulating sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014061891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6315559B2 (ja
Inventor
修司 宮崎
Shuji Miyazaki
修司 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014061891A priority Critical patent/JP6315559B2/ja
Priority to CN201510126568.2A priority patent/CN104953744B/zh
Publication of JP2015186378A publication Critical patent/JP2015186378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6315559B2 publication Critical patent/JP6315559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】モータの性能を改善できる、射出成形機の提供。
【解決手段】モータを備える射出成形機であって、前記モータは、コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイル、前記コアと前記コイルとを絶縁する絶縁シート、および前記コアと前記インシュレータとの位置を合わせる位置合わせ部材を有し、前記コアおよび前記インシュレータのうち少なくとも一方は、前記位置合わせ部材が挿入される挿入部を有し、前記位置合わせ部材が前記絶縁シートの一部と共に前記挿入部に挿入されることで、前記コアと前記インシュレータとの位置合わせが行われると共に、前記コアおよび前記インシュレータのうちの少なくとも一方と前記位置合わせ部材とが前記絶縁シートを挟んで固定する、射出成形機。
【選択図】図3

Description

本発明は、射出成形機、およびモータに関する。
射出成形機は、金型装置の型開、型締、型閉を行う型締装置、金型装置内のキャビティ空間に成形材料を充填する射出装置、金型装置内の成形品を突き出すエジェクタ装置を備える(例えば、特許文献1参照)。型締装置、射出装置、エジェクタ装置などは、可動部を作動させるモータを有する。
特開2011−183705号公報
射出成形機などの機械に搭載されるモータの性能の改善が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、モータの性能を改善できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
モータを備える射出成形機であって、
前記モータは、コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイル、前記コアと前記コイルとを絶縁する絶縁シート、および前記コアと前記インシュレータとの位置を合わせる位置合わせ部材を有し、
前記コアおよび前記インシュレータのうち少なくとも一方は、前記位置合わせ部材が挿入される挿入部を有し、
前記位置合わせ部材が前記絶縁シートの一部と共に前記挿入部に挿入されることで、前記コアと前記インシュレータとの位置合わせが行われると共に、前記コアおよび前記インシュレータのうちの少なくとも一方と前記位置合わせ部材とが前記絶縁シートを挟んで固定する、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、モータの性能を改善できる、射出成形機が提供される。
本発明の一実施形態による射出成形機を示す図である。 本発明の一実施形態による型締モータのステータを示す図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 第1変形例による型締モータのステータを示す図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のインシュレータを破断して示す図である。 第2変形例による型締モータのステータを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態による射出成形機を示す図である。図1に示すように、射出成形機は、型締装置10、射出装置50、エジェクタ装置60を有する。
型締装置10は、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。型締装置10は、例えば図1に示すように、フレーム11、固定プラテン12、可動プラテン13、リヤプラテン15、タイバー16、トグル機構20、および型締モータ26を有する。型締装置10の説明では、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図1中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図1中左方向)を後方として説明する。
固定プラテン12は、フレーム11に対して固定される。固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。
可動プラテン13は、フレーム11上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)17に沿って移動自在とされ、固定プラテン12に対して進退自在とされる。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が取り付けられる。
固定プラテン12に対して可動プラテン13を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
リヤプラテン15は、複数本(例えば4本)のタイバー16を介して固定プラテン12と連結され、フレーム11上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、リヤプラテン15は、フレーム11上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。リヤプラテン15のガイドは、可動プラテン13のガイド17と共通のものでよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン12がフレーム11に対して固定され、リヤプラテン15がフレーム11に対して型開閉方向に移動自在とされるが、リヤプラテン15がフレーム11に対して固定され、固定プラテン12がフレーム11に対して型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー16は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー16には型締力検出器が設けられる。型締力検出器は、歪みゲージ式であってよく、タイバーの歪みを検出することによって型締力を検出する。
尚、型締力検出器は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取り付け位置もタイバー16に限定されない。
トグル機構20は、可動プラテン13とリヤプラテン15との間に配設され、可動プラテン13およびリヤプラテン15にそれぞれ取り付けられる。トグル機構20が型開閉方向に伸縮することにより、リヤプラテン15に対して可動プラテン13が進退する。
型締モータ26は、トグル機構20を介して可動プラテン13を移動させる。型締モータ26とトグル機構20との間には、型締モータ26の回転運動を直線運動に変換してトグル機構20に伝達する運動変換部27としてのボールねじ機構が設けられる。
型締モータ26が可動プラテン13を前進させることにより、型閉が行われる。型閉完了後、型締モータ26による推進力にトグル倍率を乗じた型締力が生じ、型締力によって型締が行われる。型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、キャビティ空間34に液状の成形材料が充填される。キャビティ空間34内の成形材料は、固化され、成形品となる。その後、型締モータ26は可動プラテン13を後退させることにより、型開が行われる。
射出装置50は、金型装置30内に成形材料を充填する。射出装置50は、シリンダ51、スクリュ52、計量モータ53、および射出モータ54を有する。射出装置50の説明では、型締装置10の説明と異なり、充填時のスクリュ52の移動方向(図1中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ52の移動方向(図1中右方向)を後方として説明する。
シリンダ51は供給口51aから供給された成形材料を加熱する。供給口51aはシリンダ51の後部に形成される。シリンダ51の外周には、ヒータなどの加熱源が設けられる。シリンダ51の前端にはノズル56が設けられる。
スクリュ52は、シリンダ51内において回転自在に且つ進退自在に配設される。
計量モータ53は、スクリュ52を回転させることにより、スクリュ52の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ51からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ52の前方に送られシリンダ51の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ52が後退させられる。
射出モータ54は、スクリュ52を前進させることにより、スクリュ52の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置30のキャビティ空間34に充填させる。その後、射出モータ54は、スクリュ52を前方に押し、キャビティ空間34内の成形材料に圧力をかける。ショートやヒケなどによる不足分の成形材料が補充できる。
尚、本実施形態の射出装置は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式でもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。プリプラ式の射出装置は、スクリュを回転させるモータ、プランジャを進退させるモータなどを有する。
エジェクタ装置60は、型開後の金型装置30から成形品を突き出す。エジェクタ装置60は、エジェクタロッド61、およびエジェクタモータ62を有する。エジェクタ装置60の説明では、型締装置10の説明と同様に、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図1中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図1中左方向)を後方として説明する。
エジェクタロッド61は、可動プラテン13の貫通孔に挿通され、可動プラテン13に対して進退自在とされる。エジェクタロッド61の進退に伴って、可動金型33内に配設される突き出し部材35が進退され、突き出し部材35が可動金型33から成形品を突き出す。
エジェクタモータ62は、エジェクタロッド61を進退させる。エジェクタモータ62とエジェクタロッド61との間には、エジェクタモータ62の回転運動をエジェクタロッド61の直線運動に変換する運動変換部63が設けられる。運動変換部63は、例えばボールねじ機構などで構成される。
図2は、本発明の一実施形態による型締モータのステータを示す図である。図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。図2において、説明の都合上、コイルの図示を省略する。
ステータ70は、分割コア71、インシュレータ72、コイル73(図3参照)、絶縁シート74、および位置合わせピン75(図3参照)を有する。位置合わせピン75が特許請求の範囲に記載の位置合わせ部材に相当する。
分割コア71は、磁性材料で形成され、渦電流損の低減のため、電磁鋼板をモータ軸線方向(図2中左右方向)に積層して形成されてよい。分割コア71の両側面(分割面)には凹部71aが形成され、凹部71aの壁面にコイル73が巻き付けられる。
インシュレータ72は、分割コア71のモータ軸線方向の両端面にそれぞれ固定され、複数(図2には1つのみ図示)用いられる。各インシュレータ72の両側面および端面(分割コア71とは反対側の端面)の3面には凹部72aが形成され、凹部72aの壁面にコイル73が巻き付けられる。
分割コア71の凹部71aの壁面と、インシュレータ72の凹部72aの壁面とは連続的に形成される。複数のインシュレータ72の凹部72aと、分割コア71の凹部71aとで環状の溝が形成される。
コイル73は、分割コア71およびインシュレータ72に巻回される。コイル73の巻き方は、集中巻きであってよい。尚、分割コア71の代わりにリング状のコアが用いられる場合、コイルの巻き方は集中巻き、分布巻きのいずれでもよい。
位置合わせピン75は、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせに用いられる。位置合わせピン75は、インシュレータ72と一体に形成され、分割コア71に形成される挿入溝76に挿入される。挿入溝76が特許請求の範囲に記載の挿入部に相当する。
位置合わせピン75や挿入溝76は、図3に示すように、コイル73の設置スペースを確保するため、分割コア71の凹部71aの壁面から突出しないように形成される。位置合わせピン75の断面形状は円形状であってよく、挿入溝76の断面形状は円の一部が欠けた形状であってよい。位置合わせピン75の直径は、挿入溝76の直径よりも小さくてよい。
位置合わせピン75は複数(図3では4つ)形成されてよく、複数の位置合わせピン75に対応して複数の挿入溝76が形成されてよい。挿入溝76に挿入する前の位置合わせピン75同士の間隔は、挿入溝76同士の間隔よりも狭くてよい。位置合わせピン75が挿入溝76に圧入されることで、分割コア71とインシュレータ72とが固定できる。
尚、挿入溝76に挿入する前の位置合わせピン75の直径は、挿入溝76の直径よりも僅かに大きくてよい。位置合わせピン75が挿入溝76に圧入できる。この場合、位置合わせピン75が凹部71aの壁面から突出しないように、位置合わせピン75の断面形状は円の一部が欠けた形状でもよい。尚、位置合わせピン75の断面形状は、楕円形状などでもよく、特に限定されない。
挿入溝76は、モータ軸線方向に対して平行に形成され、分割コア71の一端部から他端部まで延びていてよい。同じ形状の電磁鋼板をモータ軸線方向に積層することで、挿入溝76が形成できる。
尚、挿入溝76は、位置合わせピン75を挿入できればよく、挿入溝76の長さは特に限定されない。例えば、挿入溝76は、分割コア71の端部にのみ形成されてもよい。
図3に示すように、位置合わせピン75が絶縁シート74の一部と共に挿入溝76に挿入される。これにより、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせが行われ、分割コア71の凹部71aの壁面とインシュレータ72の凹部72aの壁面とが面一とされる。同時に、分割コア71と位置合わせピン75とが絶縁シート74を挟んで固定する。位置合わせピン75の挿入溝76への挿入によって、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせ、および絶縁シート74の固定が行われるので、ステータ70の組み立て作業性が良い。また、位置合わせピン75が絶縁シート74を分割コア71に押し付けて密着させるので、コイル73の熱が絶縁シート74を介して分割コア71に逃げやすい。コイル73の温度上昇を抑制することができ、定格トルクを大きくすることができる。射出成形機のモータには回転数の大きさよりもトルクの大きさが要求されるため、トルクが大きいことは有効である。
挿入溝76は、凹部71aの壁面のどこに形成されてもよいが、凹部71aの角部に形成されてよい。凹部71aの壁面の形状が変化する角部において絶縁シート74の密着性が良く、放熱性が良い。
図4は、第1変形例による型締モータのステータを示す図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図6は、図4のインシュレータを破断して示す図である。図4において、説明の都合上、コイルの図示を省略する。
第1変形例では、位置合わせピン75A(図5参照)は、分割コア71と一体に形成され、インシュレータ72に形成される挿入溝76Aに挿入される。挿入溝76Aには、位置合わせピン75Aと共に絶縁シート74Aの一部が挿入される。
絶縁シート74Aは、分割コア71からインシュレータ72側にはみ出し、分割コア71とインシュレータ72との継ぎ目を覆う。絶縁シート74Aには切れ目が形成され、切れ目を位置合わせピン75Aが通る。
位置合わせピン75Aは、分割コア71からインシュレータ72側に突出し、絶縁シート74Aの切れ目を通り、絶縁シート74Aをインシュレータ72に押し付ける。切れ目には樹脂などの絶縁材料が充填されてよい。
上述の如く、位置合わせピン75Aが絶縁シート74Aの一部と共に挿入溝76Aに挿入される。これにより、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせが行われ、分割コア71の凹部71aの壁面とインシュレータ72の凹部72aの壁面とが面一とされる。同時に、インシュレータ72と位置合わせピン75Aとが絶縁シート74Aを挟んで固定する。
位置合わせピン75Aの挿入溝76Aへの挿入によって、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせ、および絶縁シート74Aの固定が行われるので、組み立て作業性が良い。また、位置合わせピン75Aが絶縁シート74Aをインシュレータ72に押し付けて密着させるので、結果的に絶縁シート74Aが分割コア71に密着され、コイル73の熱が絶縁シート74Aを介して分割コア71などに逃げやすい。コイル73の温度上昇を抑制することができ、定格トルクを大きくすることができる。射出成形機のモータには回転数の大きさよりもトルクの大きさが要求されるため、トルクが大きいことは有効である。
挿入溝76Aは、凹部72aの壁面のどこに形成されてもよいが、図5に示すように凹部72aの角部に形成されてよい。凹部72aの壁面の形状が変化する角部において絶縁シート74Aの密着性が良く、放熱性が良い。
ところで、コイル巻き付け時には図6に矢印で示すように凹部72aを広げようとする力が生じ、凹部72aの角部に大きな応力が生じる。コイル73の巻数が多いほど、凹部72aの角部に大きな応力が生じる。
挿入溝76Aは、凹部72aの角部に形成されることで、角部に生じる応力を低減する応力緩和溝として機能する。応力緩和溝は、断面視において例えば円弧状、楕円弧状などの曲線状部分を含んでよい。尚、応力緩和溝は、断面視において鈍角の折れ線状部分を含んでもよい。応力緩和溝が形成されない場合よりも、角部に生じる最大応力が減ればよい。
金属製の分割コア71よりも破壊強度の低い樹脂製のインシュレータ72に応力緩和溝が形成されることにより、コイル巻き付け時のインシュレータ72の破損を抑制することができる。また、コイル73の巻数を増やすことができ、トルクを大きくすることができる。射出成形機のモータには回転数の大きさよりもトルクの大きさが要求されるため、トルクが大きいことは有効である。凹状の応力緩和溝の代わりに、凸状の応力緩和部が形成されてもよいが、この場合、コイル73の設置スペースが狭くなる。
図7は、第2変形例による型締モータのステータを示す図である。図7において、説明の都合上、コイルの図示を省略する。
第2変形例では、位置合わせピン75Bは、分割コア71およびインシュレータ72とは分離しており、分割コア71に形成される挿入溝(不図示)とインシュレータ72に形成される挿入溝76Bの両方に挿入される。挿入溝76Bなどには、絶縁シート74Bの一部が挿入される。
絶縁シート74Bは、分割コア71からインシュレータ72側にはみ出し、分割コア71とインシュレータ72との継ぎ目を覆う。
第1変形例とは異なり、絶縁シート74Bを基準として、分割コア71とインシュレータ72の両方とは反対側に位置合わせピン75Bが配設される。そのため、絶縁シート74Bには切れ目がなくてよい。
上述の如く、位置合わせピン75Bは、絶縁シート74Bの一部と共に挿入溝76Bなどに挿入される。これにより、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせが行われ、分割コア71の凹部71aの壁面とインシュレータ72の凹部72aの壁面とが面一とされる。同時に、分割コア71およびインシュレータ72のそれぞれと、位置合わせピン75Bとが絶縁シート74Bを挟んで固定する。
位置合わせピン75Bの挿入溝76Bへの挿入によって、分割コア71とインシュレータ72との位置合わせ、および絶縁シート74Bの固定が行われるので、組み立て作業性が良い。また、位置合わせピン75Bが絶縁シート74Bを分割コア71とインシュレータ72の両方に押し付けて密着させるので、コイル73の熱が絶縁シート74Bを介して分割コア71などに逃げやすい。コイル73の温度上昇を抑制することができ、定格トルクを大きくすることができる。射出成形機のモータには回転数の大きさよりもトルクの大きさが要求されるため、トルクが大きいことは有効である。
挿入溝76Bは、凹部72aの壁面のどこに形成されてもよいが、凹部72aの角部に形成されてよい。凹部72aの壁面の形状が変化する角部において絶縁シート74Bの密着性が良く、放熱性が良い。
ところで、コイル巻き付け時には図6に矢印で示すように凹部72aを広げようとする力が生じ、凹部72aの角部に大きな応力が生じる。コイル73の巻数が多いほど、凹部72aの角部に大きな応力が生じる。
挿入溝76Bは、凹部72aの角部に形成されることで、角部に生じる応力を低減する応力緩和溝として機能する。コイル巻き付け時のインシュレータ72の破損を抑制することができる。また、コイル73の巻数を増やすことができ、トルクを大きくすることができる。射出成形機のモータには回転数の大きさよりもトルクの大きさが要求されるため、トルクが大きいことは有効である。
以上、射出成形機などの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、図2〜図7に示す構造は、ステータに適用されるが、ロータに適用されてもよい。また、図2〜図7に示す構造は、型締モータ26に適用されるが、計量モータ53や射出モータ54、エジェクタモータ62などに適用されてもよい。また、図2〜図7に示す構造は、射出成形機に搭載されるモータに適用されるが、射出成形機以外の機械に搭載されるモータに適用されてもよい。
また、図2や図3に示す絶縁シート74は、第1変形例と同様に、分割コア71からインシュレータ72側にはみ出し、分割コア71とインシュレータ72との継ぎ目を覆ってもよい。この場合、絶縁シート74には切れ目が形成され、切れ目を位置合わせピン75が通る。位置合わせピン75は、インシュレータ72から分割コア71側に突出し、絶縁シート74の切れ目を通り、絶縁シート74を分割コア71に押し付ける。切れ目には樹脂などの絶縁材料が充填されてよい。
10 型締装置
11 フレーム
12 固定プラテン
13 可動プラテン
26 型締モータ
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
34 キャビティ空間
50 射出装置
51 シリンダ
52 スクリュ
53 計量モータ
54 射出モータ
56 ノズル
60 エジェクタ装置
61 エジェクタロッド
62 エジェクタモータ
70 ステータ
71 分割コア
72 インシュレータ
73 コイル
74 絶縁シート
75 位置合わせピン
76 挿入溝

Claims (8)

  1. モータを備える射出成形機であって、
    前記モータは、コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイル、前記コアと前記コイルとを絶縁する絶縁シート、および前記コアと前記インシュレータとの位置を合わせる位置合わせ部材を有し、
    前記コアおよび前記インシュレータのうち少なくとも一方は、前記位置合わせ部材が挿入される挿入部を有し、
    前記位置合わせ部材が前記絶縁シートの一部と共に前記挿入部に挿入されることで、前記コアと前記インシュレータとの位置合わせが行われると共に、前記コアおよび前記インシュレータのうちの少なくとも一方と前記位置合わせ部材とが前記絶縁シートを挟んで固定する、射出成形機。
  2. 前記インシュレータは凹部を有し、前記凹部の壁面に前記コイルが巻き付けられ、前記凹部の角部には応力緩和溝が形成される、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記応力緩和溝が前記挿入部であって、前記応力緩和溝に前記位置合わせ部材が挿入される、請求項2に記載の射出成形機。
  4. モータを備える射出成形機であって、
    前記モータは、コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイルを有し、
    前記インシュレータは凹部を有し、前記凹部の壁面に前記コイルが巻き付けられ、前記凹部の角部には応力緩和溝が形成される、射出成形機。
  5. コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイル、前記コアと前記コイルとを絶縁する絶縁シート、および前記コアと前記インシュレータとの位置を合わせる位置合わせ部材を有し、
    前記コアおよび前記インシュレータのうち少なくとも一方は、前記位置合わせ部材が挿入される挿入部を有し、
    前記位置合わせ部材が前記絶縁シートの一部と共に前記挿入部に挿入されることで、前記コアと前記インシュレータとの位置合わせが行われると共に、前記コアおよび前記インシュレータのうちの少なくとも一方と前記位置合わせ部材とが前記絶縁シートを挟んで固定する、モータ。
  6. 前記インシュレータは凹部を有し、前記凹部の壁面に前記コイルが巻き付けられ、前記凹部の角部には応力緩和溝が形成される、請求項5に記載のモータ。
  7. 前記応力緩和溝が前記挿入部であって、前記応力緩和溝に前記位置合わせ部材が挿入される、請求項6に記載のモータ。
  8. コア、該コアの端面に固定されるインシュレータ、前記コアおよび前記インシュレータに巻回されるコイルを有し、
    前記インシュレータは凹部を有し、前記凹部の壁面に前記コイルが巻き付けられ、前記凹部の角部には応力緩和溝が形成される、モータ。
JP2014061891A 2014-03-25 2014-03-25 射出成形機、およびモータ Active JP6315559B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014061891A JP6315559B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 射出成形機、およびモータ
CN201510126568.2A CN104953744B (zh) 2014-03-25 2015-03-23 注射成型机以及马达

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014061891A JP6315559B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 射出成形機、およびモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015186378A true JP2015186378A (ja) 2015-10-22
JP6315559B2 JP6315559B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=54168188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014061891A Active JP6315559B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 射出成形機、およびモータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6315559B2 (ja)
CN (1) CN104953744B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016004227T5 (de) 2015-09-17 2018-06-14 Ntn Corporation Doppelreihiges selbstausrichtendes Wälzlager

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110383645A (zh) * 2017-03-06 2019-10-25 本田技研工业株式会社 供电体和旋转电机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072801A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Mitsuba Corp コイル装置、ステータおよびモータ
JP2011183705A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機及び射出成形方法
JP2011259614A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の固定子

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4379072B2 (ja) * 2003-10-16 2009-12-09 株式会社安川電機 Acサーボモータの固定子
JP2008236973A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機用電動機
JP5565004B2 (ja) * 2010-03-10 2014-08-06 三菱電機株式会社 電動機、電動機の製造方法、圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072801A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Mitsuba Corp コイル装置、ステータおよびモータ
JP2011183705A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機及び射出成形方法
JP2011259614A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の固定子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016004227T5 (de) 2015-09-17 2018-06-14 Ntn Corporation Doppelreihiges selbstausrichtendes Wälzlager

Also Published As

Publication number Publication date
JP6315559B2 (ja) 2018-04-25
CN104953744B (zh) 2019-10-11
CN104953744A (zh) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016093006A (ja) 回転子の製造方法
JP4968928B2 (ja) 永久磁石モータ及びその製造方法
JP6315559B2 (ja) 射出成形機、およびモータ
US20190047189A1 (en) Rotor manufacturing method and rotor manufacturing apparatus
KR101395470B1 (ko) 사출성형기
JP2013068552A (ja) 歪センサの取り付け構造及び歪測定装置
JP5839482B2 (ja) 射出成形機
JP6234281B2 (ja) ステータコアのインサート成形用金型装置、及び、インサート成形方法
KR101442336B1 (ko) 사출성형기
CN111525756A (zh) 转子芯的制造装置和转子芯的制造方法、以及转子构造
KR101327253B1 (ko) 사출성형기
KR101407170B1 (ko) 사출성형기
KR101417592B1 (ko) 사출성형기
EP2960040B1 (en) Injection molding machine
US20210091609A1 (en) Stator of rotating electrical machine and stator manufacturing method
KR101385787B1 (ko) 사출성형기
KR101407110B1 (ko) 사출성형기
JP6584469B2 (ja) マグネットクランププレートを備えた型締装置
JP2013086490A (ja) 射出成形機
US20150151358A1 (en) Method for manufacturing rotor
JP5823331B2 (ja) 射出成形機
WO2020071532A1 (ja) コイル部品の製造方法、電気機械の製造方法、コイル部品及び電気機械
TWI579133B (zh) Injection molding machine
CN117140883A (zh) 注射装置和制造树脂体的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6315559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150