JP2015185347A - 電極収納セパレータの製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刃具によってセパレータ材料の切断が行われる際に、セパレータ材料の切断端面にバリが生じることを抑制すること。
【解決手段】製造装置40は、長尺帯状のセパレータ材料50の上下方向で対向し上下動可能に配置された下型41と上型46とを有している。下型41は、セパレータ材料50を切断する刃具42及びセパレータ材料50同士を溶着する熱源43を有している。上型46は、刃具42を受け止め可能な受け部47と、熱源43にセパレータ材料50を押し当てる押圧部48とを有している。
【選択図】図3

Description

この発明は、電極収納セパレータの製造装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、例えば正極電極と負極電極とがセパレータを間に挟んだ状態で積層された電極組立体を備えている。
電極組立体では、両電極を絶縁するセパレータを袋状として、何れか一方の電極を袋状のセパレータに収納したものが積層されることがある。このような電極収納セパレータは、例えば、長尺帯状のセパレータ材料で電極の両面が挟まれた状態で、セパレータ材料の短手方向に沿って切断するとともに、その切断した端部を接合することにより製造される。そして、製造設備を小型化させるべく、こうした電極収納セパレータの溶着と切断とを1つの工程で行う製造装置として、特許文献1及び特許文献2に記載の製造装置が知られている。
特許文献1に記載の製造装置では、切断用の突起部を有する熱板を備え、熱板をセパレータ材料に押し当てることによりセパレータ材料を溶着しつつ、突起部によってセパレータ材料に局所的に熱を伝えてセパレータ材料を切断する。特許文献2に記載の製造装置では、超音波溶着具の先端に刃具を備え、刃具をセパレータ材料に埋め込ませることによりセパレータ材料を切断しつつ、切断が終わる直前に超音波を用いてセパレータ材料を溶着し、さらに刃具によって溶着後のセパレータ材料の切断を完了させる。
特開2002−260625号公報 特開昭62−202462号公報
ところで、特許文献1に記載の製造装置は、セパレータ材料の溶着と切断とをセパレータ材料への伝熱により行うものである。しかしながら、電極の活物質層の性質上、活物質層に熱が長時間加わることは好ましくないため、セパレータ材料の切断を刃具によって行うことが望ましい。
特許文献2に記載の製造装置では、刃具によってセパレータ材料の切断が行われるが、上下から刃具によって切断するものである。このため、セパレータ材料として比較的剛性の低いものを採用する場合では、上下の刃具の位置合わせを高い精度で行う必要があり、これらの位置がずれると、セパレータ材料の切断端面にバリが生じるおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、刃具によってセパレータ材料の切断が行われる際に、セパレータ材料の切断端面にバリが生じることを抑制することのできる電極収納セパレータの製造装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する電極収納セパレータの製造装置は、電極の両面がセパレータで挟まれた電極収納セパレータの製造装置であって、電極の両面を挟んだ状態の帯状のセパレータ材料の上下方向で対向し上下動可能に配置された上型と下型とを備え、上型と下型とのいずれか一方が、セパレータ材料を切断する刃具及びセパレータ材料同士を溶着する熱源を有し、上型と下型とのいずれか他方が、刃具を受け止め可能な受け部及び熱源にセパレータ材料を押し当てる押圧部を有する。
上記構成によれば、上型と下型とがセパレータ材料に近接する方向に上下動することにより、上型と下型とでセパレータ材料が挟まれる。そして、刃具が受け部に受け止められることによりセパレータ材料が切断され、押圧部によって熱源にセパレータ材料が押し当てられることによりセパレータ材料が溶着される。したがって、セパレータ材料は上下方向の一方のみから刃具によって切断されることとなり、セパレータ材料の切断端面にバリが生じることを抑制することができる。
刃具は、例えば熱源と比較して、上下方向においてセパレータ材料に近接した位置にあることが好ましい。
上記構成によれば、上型と下型とがセパレータ材料に近接する方向に上下動する際に、熱源よりも先に刃具がセパレータ材料の表面に当接する。このため、刃具によるセパレータ材料の切断が完了した後に熱源によるセパレータ材料の溶着が行われる。したがって、刃具に溶融したセパレータ材料が付着して刃具の切断性能が低下することを抑制することができる。
上型及び下型は、例えばそれぞれセパレータ材料の一方向に沿って離れて配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、上型と下型とがセパレータ材料に近接する方向に上下動する際に、セパレータ材料をその一方向に沿った両側から上型と下型とで引っ張った状態とすることができる。そして、こうして引っ張られた状態のセパレータ材料を刃具によって切断することにより、より正確にセパレータ材料を切断することができる。
電極収納セパレータとしては、例えばリチウムイオン電池に備えられた電極組立体を構成するものが挙げられる。
リチウムイオン電池の電極組立体として積層される電極収納セパレータでは、セパレータ材料として比較的剛性の低いものが採用される。このため、仮にセパレータ材料を上下から刃具によって切断するようにすると、上述したとおり、刃具の位置がずれやすく、セパレータの切断端面にバリが生じるといった問題が生じやすい。
上記構成によれば、セパレータ材料は上下方向の一方のみから刃具によって切断することにより電極収納セパレータが製造されるため、リチウムイオン電池の電極組立体として積層される電極収納セパレータを製造する場合であっても、セパレータ材料の切断端面にバリが生じることを抑制することができる。
本発明によれば、刃具によってセパレータ材料の切断が行われる際に、セパレータ材料の切断端面にバリが生じることを抑制することができる。
二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 (a)〜(c)は製造装置による電極収納セパレータの製造工程を示す模式図。 製造装置を示す斜視図。 セパレータ材料への溶着の様子を示す模式図。
以下、電極収納セパレータの製造装置を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、リチウムイオン二次電池であり、ケース11内に電極組立体12と電解液が収容される。ケース11は、有底四角筒状のケース本体13と、当該ケース本体13の開口部を閉塞する矩形平板状の蓋体14とからなる。電極組立体12には、正極端子16及び負極端子17が電気的に接続される。正極端子16及び負極端子17には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング18がそれぞれ取り付けられている。そして、正極端子16と負極端子17は、蓋体14からケース11外に露出している。
図2に示すように、電極組立体12は、袋状をなすとともにその内部に電極として正極電極21を収納した電極収納セパレータ25と、正極電極21とは極性の異なる負極電極26と、を有する。電極組立体12は、複数の電極収納セパレータ25と複数の負極電極26とを交互に積層して層状とした構造である。
正極電極21は、四角シート状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)22と、正極金属箔22の両面に正極活物質を含む正極活物質層23を有する。正極電極21の端縁21aからは正極タブ24が突出している。各正極電極21の正極タブ24は、正極端子16に電気的に接続される。負極電極26は、四角シート状の負極金属箔(例えば銅箔)27と、負極金属箔27の両面に負極活物質を含む負極活物質層28を有する。負極電極26の端縁26aからは負極タブ29が突出している。各負極電極26の負極タブ29は、負極端子17に電気的に接続される。
電極収納セパレータ25は、互いに対峙する四角シート状の第1セパレータ25aと四角シート状の第2セパレータ25bとから構成されている。第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bは、いずれも微多孔性フィルムからなる。第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは同サイズであり、正極電極21よりも一回り大きなサイズである。これにより、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは、正極電極21を重ねた状態において、正極電極21の各端縁21a,21b,21c,21dからはみ出すはみ出し部30a,30b,30c,30dを有する。はみ出し部30aは、正極電極21において正極タブ24が突出している端縁21aからはみ出す。はみ出し部30bは、正極電極21の端縁21aに沿う辺の対辺側の端縁21bからはみ出す。はみ出し部30cは、端縁21aに沿う辺に直交する辺側の端縁21cからはみ出す。はみ出し部30dは、端縁21cに沿う辺の対辺側の端縁21dからはみ出す。
電極収納セパレータ25は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bの対向するはみ出し部30a〜30d同士が、溶着によって形成される接合部31で接合されている。第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは、四辺で接合されている。また、正極電極21の正極タブ24は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bの対向する面であるはみ出し部30aの面の間に位置し、その面の間を通って第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの各端縁よりも突出している。電極収納セパレータ25は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bが接合されることによって接合部31の内側が電極の収納部となり、その収納部と第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの端縁との間で溶着されている。
次に、電極収納セパレータ25の製造装置について説明する。なお、本実施形態の製造装置では、内部に正極電極21が収納された状態の電極収納セパレータ25が製造される。
図3(a)及び図4に示すように、製造装置40は、長尺帯状のセパレータ材料50の表裏の面に対し上下方向(以下、単に上下方向と称する)で対向して位置する下型41と上型46と、を備えている。下型41及び上型46は、上下方向に移動可能である。なお、上下方向における下型41及び上型46の位置は、所定のタイミングで所定位置に制御される。
図5に示すように、セパレータ材料50は、長尺帯状の第1セパレータ材料51と長尺帯状の第2セパレータ材料52との間に正極電極21が挟まれたものである。すなわち、セパレータ材料50は、正極電極21の両面が第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52とで覆われたものである。セパレータ材料50では、正極電極21が第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向に所定間隔を隔てて並べられている。そして、正極電極21は、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向に延びる端縁51a,52aと端縁51b,52bとの間に位置しており、正極タブ24が第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の端縁51a,52aからセパレータ材料50外にはみ出している。
図3(a)及び図4に示すように、下型41は、テーブル53に設けられた一対の間隙53aに上下動可能に挿入されている。そして、下型41は、セパレータ材料50の長手方向において、所定距離離間して配置されている。なお、この所定距離は、セパレータ材料50の長手方向において、1枚の正極電極21と当該正極電極21の一方側の隣に並べられた正極電極21との間から、1枚の正極電極21と当該正極電極21の他方側の隣に並べられた正極電極21との間までの長さと同程度の長さとなっている。
下型41は、テーブル53の短手方向全体に亘って延びる板状である。テーブル53の短手方向に沿う下型41の長さ、つまり下型41の長手方向への長さは、セパレータ材料50の短手方向(第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向)への長さと同程度である。
下型41は、その上下方向における両端部のうち、セパレータ材料50に対向する側の端部(上端部)が突出した形状であり、その突出部分に下型41の長手方向全体に亘って刃具42を有している。また、下型41において、セパレータ材料50の長手方向に沿う方向を厚み方向とすると、下型41は厚み方向における刃具42の両側に熱源43を有している。熱源43は、下型41の長手方向全体に亘って設けられている。こうした下型41では、刃具42の先端が熱源43と比較して、上下方向においてセパレータ材料50に近接した位置となっている。また、こうした下型41では、刃具42と熱源43とが、セパレータ材料50の長手方向(図3(a)の左右方向)に、すなわちセパレータ材料50の搬送方向にずれた位置となっている。
第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向における刃具42及び熱源43の長さは、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向の長さと同程度の長さとなっている。このため、下型41が上方へ移動した際に、下型41の刃具42及び熱源43が、セパレータ材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における短手方向に沿うように第2セパレータ材料52の表面に当接する。刃具42及び熱源43が第2セパレータ材料52の表面に当接することにより、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52が短手方向で切断及び溶着可能となっている。
上型46は、金型54の一部であり、金型54におけるセパレータ材料50との対向面からセパレータ材料50に対し近接する方向に延設された形状である。また、金型54が上下動することにより、上型46も上下動可能となっている。
そして、上型46は、セパレータ材料50の長手方向において、所定距離離間して一対配置されている。なお、この所定距離は、一対の下型41と同様に、セパレータ材料50の長手方向において、1枚の正極電極21と当該正極電極21の一方側の隣に並べられた正極電極21との間から、1枚の正極電極21と当該正極電極21の他方側の隣に並べられた正極電極21との間までの長さと同程度の長さとなっている。そして、一対の上型46が、上下方向で、一対の下型41とそれぞれ対向して位置する。すなわち、2組の下型41及び上型46が、セパレータ材料50の長手方向に沿って離れて配置されている。
金型54の長手方向に離れて一対の上型46がある。上型46は、金型54の短手方向全体に亘って延びる板状である。上型46の長手方向への長さは、セパレータ材料50の短手方向への長さと同程度である。
上型46は、その上下方向における両端部のうち、セパレータ材料50に対向する側の端部(下端部)に受け部47を有している。また、上型46は、セパレータ材料50の長手方向に沿って一対の押圧部48を有し、この一対の押圧部48の間に受け部47が形成されている。
受け部47及び押圧部48は、セパレータ材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向に沿って延設されている。第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向における受け部47及び押圧部48の長さは、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向の長さと同程度の長さとなっている。すなわち、受け部47及び押圧部48は、上型46の長手方向全体に亘って設けられている。
なお、上型46の受け部47は、下型41の刃具42に沿う形状に形成されている。また、上型46の押圧部48は、下型41の熱源43に沿う形状に形成されている。
こうした上型46では、上方へ下型41が移動した際に、上型46の受け部47が刃具42を受け止め可能な受け部として機能する。また、同様に、上方へ下型41が移動した際に、上型46の押圧部48が熱源43にセパレータ材料50を押し当てる押圧部として機能する。
次に、製造装置40の作用について、電極収納セパレータ25の製造方法とともに説明する。
図3(a)及び図5に示すように、製造装置40では、正極電極21の両面が第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52とで挟まれた状態のセパレータ材料50が搬送される。セパレータ材料50の搬送中では、下型41はテーブル53の上面よりも下側に刃具42が位置するように位置しており、上型46は第1セパレータ材料51の表面と当接しないように第1セパレータ材料51の表面よりも上側に位置している。
セパレータ材料50の搬送は、所定長さのセパレータ材料50が搬送される度に停止される。なお、この所定長さは、セパレータ材料50の長手方向において、正極電極21の長さよりも長く設定されている。また、セパレータ材料50の停止タイミングは、セパレータ材料50の長手方向において、一対の下型41のうち一方の下型41から他方の下型41までの範囲内に、すなわち一対の上型46のうち一方の上型46から他方の上型46までの範囲内に、正極電極21が位置するタイミングとされている。
また、製造装置40では、セパレータ材料50が下型41及び上型46の配設位置に搬送される前の段階で、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における端縁51a,52a及び端縁51b,52bに沿って接合部31がそれぞれ形成される。一方で、セパレータ材料50が下型41及び上型46の配設位置に搬送される前の段階で、セパレータ材料50の長手方向における正極電極21の両側部分には、接合部31が形成されていない。
図3(b)に示すように、セパレータ材料50の搬送が停止されると、下型41が上方に向けて移動する。これにより、第2セパレータ材料52の表面に下型41の刃具42が当接するようになる。
図3(c)に示すように、上型46が下方に向けて移動する。これにより、第1セパレータ材料51の表面に上型46が当接し、下型41及び上型46によってセパレータ材料50が両面から挟まれる。このとき、まず刃具42がセパレータ材料50を介して受け部47に受け止められることにより、セパレータ材料50が刃具42と受け部47の内面とによって挟まれる。一方、セパレータ材料50は、熱源43と押圧部48とによってはまだ挟まれていない状態である。このため、熱源43によるセパレータ材料50の溶着よりも先に、刃具42によるセパレータ材料50の切断が行われる。セパレータ材料50は、長手方向の両側から下型41と上型46とで引っ張られた状態で切断されるため、切断時にセパレータ材料50がよれて、しわが生じることが抑制される。
図5に示すように、刃具42及び受け部47によって、セパレータ材料50は、二点鎖線で示す切断線Cに沿って切断される。切断線Cは、セパレータ材料50の長手方向において、正極電極21の両側であり、且つ2枚の正極電極21の間に位置している。
図3(c)に示すように、刃具42によるセパレータ材料50の切断が完了すると、セパレータ材料50の厚み分、熱源43にセパレータ材料50が押し当てられるようになり、セパレータ材料50が熱源43と押圧部48とによって挟まれるようになる。このため、熱源43によるセパレータ材料50の溶着が行われる。
図5に示すように、熱源43及び押圧部48によって、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における短手方向に沿って接合部31が形成される。この短手方向に沿う接合部31は、セパレータ材料50の長手方向において、正極電極21の両側であり、且つ2枚の正極電極21の間に位置している。また、上記短手方向に沿う接合部31のうち、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向における中間位置に切断線Cが位置している。そして、セパレータ材料50が切断線Cに沿って切断されるとともに、上記短手方向に沿って接合部31が形成されることにより、切断及び溶着が完了したセパレータ材料50である電極収納セパレータ25が製造される。製造された電極収納セパレータ25では、正極電極21の端縁21c,21dに沿って接合部31が位置したものとなる。なお、電極収納セパレータ25の接合部31は、第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの端縁よりも内側に、且つ正極電極21の端縁21c,21dよりも外側に位置したものとなる。したがって、第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bにおいて、正極電極21の各端縁21a,21b,21c,21dからはみ出すはみ出し部30a,30b,30c,30dに接合部31を有する電極収納セパレータ25を製造することができる。
セパレータ材料50の切断及び溶着が完了すると、下型41が下方に移動するとともに、上型46が上方に移動する。そして、切り離されたセパレータ材料50(電極収納セパレータ25)が回収され、セパレータ材料50のうち、切り離されたセパレータ材料50よりも上流部分が搬送される。これにより、新たにセパレータ材料50が下型41及び上型46の配設位置まで搬送され、刃具42及び受け部47によるセパレータ材料50の切断と、熱源43及び押圧部48によるセパレータ材料50の溶着とが連続的に行われる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)下型41と上型46とがセパレータ材料50に近接する方向に上下動することにより、下型41と上型46とでセパレータ材料50が挟まれる。そして、刃具42が受け部47に受け止められることによりセパレータ材料50が切断される。したがって、セパレータ材料50は上下方向の一方のみから刃具42によって切断されることとなり、セパレータ材料50の切断端面にバリが生じることを抑制することができる。
(2)刃具42及び受け部47によるセパレータ材料50の切断が完了した後に、熱源43及び押圧部48によるセパレータ材料50の溶着が行われる。このため、刃具42に溶融したセパレータ材料50が付着して刃具42の切断性能が低下することを抑制することができる。
(3)セパレータ材料50を長手方向の両側から下型41と上型46とで引っ張った状態で、セパレータ材料50を刃具42によって切断することにより、より正確にセパレータ材料50を切断することができる。
(4)本実施形態のように、リチウムイオン電池の電極組立体12として積層される電極収納セパレータ25では、セパレータ材料50の剛性が比較的低い。このため、仮にセパレータ材料50を上下から刃具によって切断するようにすると、上述したとおり、刃具の位置がずれやすく、セパレータ材料50の切断端面にバリが生じるといった問題が生じやすい。本実施形態によれば、セパレータ材料50を上下方向の一方のみから刃具42によって切断することにより電極収納セパレータ25が製造されるため、リチウムイオン電池の電極組立体12として積層される電極収納セパレータ25を製造する場合であっても、セパレータ材料50の切断端面にバリが生じることを抑制することができる。
(5)電極収納セパレータ25の接合部31を、第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの端縁よりも内側に位置させている。このため、電極収納セパレータ25の端縁上には接合部31が位置せず、端縁上にバリが生じることが抑制される。
(6)セパレータ材料50の切断断面に、すなわち電極収納セパレータ25の端縁上にバリが生じることが抑制されることにより、負極電極26等、電極組立体12として積層された状態で電極収納セパレータ25と対向する電極にバリが当接することが抑制されるため、当該電極から活物質が脱落することが抑制される。
(7)仮にセパレータ材料50への伝熱によってセパレータ材料50を切断する場合では、以下の問題が生じるおそれがある。すなわち、セパレータ材料50を直線状に切断することが困難であるため、製造された電極収納セパレータ25の形状のばらつきが大きくなるおそれがある。また、セパレータ材料50の切断端面が溶着によって堅くなるため、そうした切断端面が電極組立体12として積層された状態で電極収納セパレータ25と対向する電極に当接するおそれがある。また、セパレータ材料50の切断及び溶着を行う際にセパレータ材料50に長時間伝熱処理を施すことになるため、その際に伝熱に伴う振動もセパレータ材料50に長時間作用するようになる。このため、第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52とで挟まれた電極が、伝熱処理中に第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52との間から脱落するおそれがある。本実施形態のように刃具42によってセパレータ材料50を切断する場合であれば、上記の問題の発生を抑制することができる。
(8)セパレータ材料50の切断とセパレータ材料50の溶着とを、下型41及び上型46によって行うことができる。したがって、製造装置40の設備を減らすことができ、製造ラインを短くすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 製造装置40は、1つの下型41及び1つの上型46を備えるものであっても良い。こうした形態では、製造される電極収納セパレータ25のうち、正極電極21の端縁21c及び端縁21dのいずれか一方に沿う接合部31が下型41及び上型46によって形成され、いずれか他方に沿う接合部31が下型41及び上型46とは別の設備によって形成される。
○ 下型41の熱源43は、下型41の厚み方向における刃具42の両側のうちの一方にのみ位置していても良い。こうした形態では、下型41の熱源43の位置に併せて、上型46の押圧部48を上型46の厚み方向における受け部47の両側のうちの一方にのみ位置させても良い。
○ 下型41及び上型46によって電極収納セパレータ25における正極電極21の端縁21c,21dに沿って接合部31が形成された後に、正極電極21の端縁21a,21bに沿う接合部31を形成するようにしても良い。
○ 下型41と上型46との組を、セパレータ材料50の搬送方向に沿って複数組配設させ、これら複数組の下型41と上型46とによってセパレータ材料50の切断及び溶着を行うようにしても良い。
○ 下型41及び上型46をセパレータ材料50の長手方向に沿うように配置し、刃具42と受け部47とによって、セパレータ材料50が長手方向に沿って切断されても良い。
○ 下型41及び上型46をセパレータ材料50の長手方向に沿うように配置し、熱源43と押圧部48とによって、セパレータ材料50が長手方向に沿って溶着されても良い。
○ 下型41に受け部47及び押圧部48を設け、上型46に刃具42及び熱源43を設けても良い。
○ 電極収納セパレータ25は、1枚のセパレータを二つ折りにして構成しても良い。
○ 電極収納セパレータ25に収納する電極を負極電極26に変更しても良い。
○ 正極金属箔22として、アルミニウム以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 負極金属箔27として、銅以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 正極電極21の片面のみが正極活物質層23を有していてもよい。
○ 負極電極26の片面のみが負極活物質層28を有していてもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ ケース11の形状を変更してもよい。例えば、ケース11は円筒型でもよい。
○ 本発明を、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、21…正極電極、25…電極収納セパレータ、26…負極電極、31…接合部、40…製造装置、41…下型、42…刃具、43…熱源、46…上型、47…受け部、48…押圧部、50…セパレータ材料。

Claims (4)

  1. 電極の両面がセパレータで挟まれた電極収納セパレータの製造装置であって、
    前記電極の両面を挟んだ状態の帯状のセパレータ材料の上下方向で対向し上下動可能に配置された上型と下型とを備え、
    前記上型と前記下型とのいずれか一方が、前記セパレータ材料を切断する刃具及び前記セパレータ材料同士を溶着する熱源を有し、前記上型と前記下型とのいずれか他方が、前記刃具を受け止め可能な受け部及び前記熱源に前記セパレータ材料を押し当てる押圧部を有する電極収納セパレータの製造装置。
  2. 前記刃具は、前記熱源と比較して、上下方向において前記セパレータ材料に近接した位置にある請求項1に記載の電極収納セパレータの製造装置。
  3. 前記上型及び前記下型はそれぞれ前記セパレータ材料の一方向に沿って離れて配置されている請求項1又は請求項2に記載の電極収納セパレータの製造装置。
  4. 前記電極収納セパレータはリチウムイオン電池に備えられた電極組立体を構成する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電極収納セパレータの製造装置。
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