JP2015185181A - 不揮発性ラッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗変化型の記憶素子を使用した不揮発性ラッチ回路の専有面積を小さくする。
【解決手段】不揮発性ラッチ回路100は、MTJ素子11、13にデータを記憶するメモリセル10と、複数のメモリセル10のMTJ素子11、13の一端に共通に接続された共有書き込み制御トランジスタ20と、複数のメモリセル10のMTJ素子11、13の一端に共通に接続された共有読み出し制御トランジスタ30と、を有する。共有書き込み制御トランジスタ20は、書き込み制御信号に応答してオンすることにより、MTJ素子11、13に書き込み電流を流す。共有読み出し制御トランジスタ30は、読み出し制御信号に応答してオンすることにより、MTJ素子11、13に読み出し電流を流す。共有書き込み制御トランジスタ20と共有読み出し制御トランジスタ30とは相補的にオンする。
【選択図】図1

Description

この発明は、不揮発性ラッチ回路に関する。
集積回路における待機電力を低減させる技術として、MTJ素子等の抵抗変化型の不揮発性記憶素子を使用した不揮発性メモリ、不揮発ロジック回路技術が注目されている。
例えば、MTJ素子を使用したメモリであるMRAMでは、電源を遮断しても記憶状態が維持される。つまり、SRAM、DRAMのようにデータ保持のためにスタンバイ電流を必要とせず、待機電力を削減できる。
特許文献1には、従来のSRAMセルに2個のMTJ素子と2個のトランジスタへのデータの書き込みを制御する制御トランジスタを追加して不揮発SRAMを構成したラッチ回路が開示されている。このラッチ回路では、データの書き込み時には、従来のSRAMセル部分にデータを記憶させておき、特定のタイミング(例えば、電源を落とす前等)に制御トランジスタをオンし、SRAMセル部分に記憶させておいたデータを2個のMTJ素子に書き込む。そして、電源再投入時には、制御トランジスタをオンして、2個のMTJ素子が記憶するデータをSRAMセルに書き戻す。
特許第5170706号公報
特許文献1に開示されているラッチ回路においては、MTJ素子へデータを書き込む際は、SRAMセルを構成するインバータ(NOT回路)によってMTJ素子に書き込み電流を供給する。MTJ素子を使用した不揮発ラッチにおいては、MTJ素子にデータを書き込むため双方向に大きな書き込み電流を流す必要がある。このため、特許文献1のラッチ回路においては、インバータが大きくなり、ラッチ回路の専有面積が大きくなってしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、抵抗変化型の記憶素子を使用した不揮発性ラッチ回路の専有面積を小さくすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の不揮発性ラッチ回路は、
抵抗変化型の不揮発性記憶素子を備え、該不揮発性記憶素子にデータを記憶する複数の記憶回路と、
前記複数の記憶回路の前記不揮発性記憶素子の一端に共通に電流路の一端が接続された共有書き込み制御トランジスタと、
前記複数の記憶回路の前記不揮発性記憶素子の一端に共通に電流路の一端が接続された共有読み出し制御トランジスタと、
を有し、
前記共有書き込み制御トランジスタは、書き込み制御信号に応答してオンすることにより、前記複数の記憶回路のうち選択された記憶回路の前記不揮発性記憶素子に、データを書き込むための書き込み電流を流し、
前記共有読み出し制御トランジスタは、読み出し制御信号に応答してオンすることにより、前記複数の記憶回路のうち選択された記憶回路の前記不揮発性記憶素子に、記憶するデータを読み出すための読み出し電流を流し、
前記共有書き込み制御トランジスタと前記共有読み出し制御トランジスタとは相補的にオンする、
ことを特徴とする。
例えば、各前記記憶回路は、当該記憶回路に含まれる前記不揮発性記憶素子にそれぞれ対応し、対応する前記不揮発性記憶素子の他端に電流路の一端が接続された書き込みトランジスタを備え、前記選択された記憶回路に第1のデータを書き込むときに、該選択された記憶回路の前記書き込みトランジスタの電流路の他端に第1の電圧を印加し、前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の他端に第2の電圧を印加して、前記不揮発性記憶素子に第1の方向の書き込み電流を流し、前記選択された記憶回路に第2のデータを書き込むときに、該選択された記憶回路の前記書き込みトランジスタの電流路の他端に第3の電圧を印加し、前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の他端に第4の電圧を印加して、前記不揮発性記憶素子に第1の方向と反対方向の書き込み電流を流す電圧制御部をさらに備える。
例えば、個々の書き込みトランジスタの電流容量がIcであり、前記共有書き込み制御トランジスタを共用する前記記憶回路の個数がNである場合、前記共有書き込み制御トランジスタの電流容量は、Ic×Nより小さい。
例えば、前記共有読み出し制御トランジスタの電流容量は、前記共有書き込み制御トランジスタの電流容量より小さい。
例えば、各前記記憶回路は、前記不揮発性記憶素子と相補的にデータを記憶する第2の不揮発性記憶素子と、第2の書き込みトランジスタと、センスアンプとを備え、前記第2の不揮発性記憶素子は、その一端が前記第2の書き込みトランジスタの電流路の一端に接続され、その他端が前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の一端と前記共有読み出し制御トランジスタの電流路の一端に接続され、前記第2の書き込みトランジスタの電流路の他端は、前記書き込みトランジスタの電流路の他端に接続され、前記センスアンプは、同一記憶回路内の前記不揮発性記憶素子の他端と前記第2の不揮発性記憶素子の一端に接続され、前記不揮発性記憶素子の他端の電位と前記第2の不揮発性記憶素子の一端の電位との差に基づいて、前記不揮発性記憶素子と前記第2の不揮発性記憶素子とが相補的に記憶するデータに対応するデータを出力する。
例えば、前記不揮発性記憶素子は、磁気トンネル接合素子である。
例えば、前記共有書き込み制御トランジスタと前記共有読み出し制御トランジスタと前記書き込みトランジスタが、それぞれMOSFETから構成される。
本発明によれば、抵抗変化型の記憶素子を使用した不揮発性ラッチ回路の専有面積を小さくできる。
本発明の実施の形態1に係る不揮発性ラッチ回路の構成を示す図である。 (a)は、MTJ素子のスイッチングを説明するための図であり、(b)は、MTJ素子の電流−抵抗特性を示す図である。 書き込み時・読み込み時にMTJ素子に流れる電流変化を示す図である。 逆向きの書き込み電流を供給したときに、MTJ素子に流れる電流変化を示す図である。 メモリセルに割り当てるビット線の構成の例を示す図である。 メモリセルに割り当てるビット線の構成の他の例を示す図である。 メモリセルに割り当てるビット線の構成のさらに他の例を示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照しながら本発明の不揮発性ラッチ回路の例として、不揮発性ラッチ回路100を説明する。
ここでは、不揮発性ラッチ回路100は、高速書き込みが要求されない用途のためのメモリに使用されるものとする。高速書き込みが要求されない用途とは、例えば、更新頻度が低く、一度書き込んだデータを長時間使用し続ける設定情報(プロセッサの演算モード設定情報、FPGA(Field Programmable Gate Array)における配線コンフィギュレーション情報等)の保持等である。
図1に、不揮発性ラッチ回路100の構成を示す。不揮発性ラッチ回路100は、抵抗変化型の不揮発性記憶素子を有するメモリセル10(記憶回路)と、メモリセル10へのデータの書き込みを制御する共有書き込み制御トランジスタ20とメモリセル10が記憶するデータの読み出しを制御する共有読み出し制御トランジスタ30を含む。
なお、図1では、図面の見やすさのためメモリセル10を1個のみ示しているが、不揮発性ラッチ回路100は、図5に示すように複数のメモリセル10を有しており、共有書き込み制御トランジスタ20及び共有読み出し制御トランジスタ30は、複数のメモリセル10に共通に接続されている。
再び、図1を参照する。メモリセル10は、2個の磁気トンネル接合素子(以下、MTJ(Magnetic Tunneling Junction)素子)11、13、N型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるNFET12、14、センスアンプ15を有する。
本実施の形態においては、不揮発性ラッチ回路100の抵抗変化型の不揮発性記憶素子として、MTJ素子11、13を使用する。
MTJ素子11、13は、電流が供給されるとその抵抗値が変化する抵抗変化型の記憶素子である。図2(a)にMTJ素子11の構造を説明するための図を、(b)にMTJ素子11の電流−抵抗特性を示す。縦軸は抵抗を示し、横軸はMTJ素子11に供給される電流を示す。なお、ここでは、MTJ素子11を例に説明するが、MTJ素子13も同様である。
図2(a)に示すように、MTJ素子11は、ピン層11c、バリア層11b、フリー層11aの3層から構成されている。バリア層11bは、酸化マグネシウム(MgO)や酸化アルミニウム(Al2O3)の薄膜から形成され、ピン層11c、フリー層11aは、鉄(Fe)やコバルト(Co)等の強磁性体、またはこれらの合金からなる単層や複数の層で形成される。
ピン層11cは、矢印で示す磁化の向きが固定されている。また、フリー層11aは磁化の向きが固定されておらず、あるしきい値を超えた電流(書込み電流)が供給されると、その磁化の向きは変化する。よって、MTJ素子11に電流が供給されると、ピン層11cとフリー層11aの磁化方向の相対的な向きが変化し、MTJ素子11の抵抗値が変化する。この抵抗変化は、トンネル磁気抵抗効果と呼ばれている。
ピン層11cとフリー層11aの磁化の向きが揃っている状態を平行状態といい、ピン層11cとフリー層11aの磁化の向きが揃っていない状態を反平行状態という。なお、図1においては、MTJ素子11、13を可変抵抗として表記しているが、矢印の先端側がフリー層11a、13aである。
再び、図2を参照する。平行状態のとき、MTJ素子11の磁気抵抗は小さくなる。この状態は低抵抗状態Rpと呼ばれている。一方、反平行状態のとき、磁気抵抗は大きくなる。この状態は高抵抗状態 Rapと呼ばれている。
図2(b)に示すように、MTJ素子11が高抵抗状態Rap(反平行状態)のとき、フリー層11aからピン層11cへ向かう方向へ電流(順方向電流Ic0という)が供給され、その電流がしきい値(IAP−P)を超えると、フリー層11aの磁化が反転し、MTJ素子11は低抵抗状態Rp(平行状態)に遷移する。一方、MTJ素子11が低抵抗状態Rp(平行状態)のとき、ピン層11cからフリー層11aへ向かう電流(逆方向電流Ic1という)が供給され、その電流がしきい値(IP−AP)を超えると、フリー層11aの磁化が反転し、MTJ素子11は高抵抗状態Rap(反平行状態)に遷移する。なお、高抵抗状態Rapから低抵抗状態Rpに遷移させるためのしきい値(IAP−P)の絶対値は、低抵抗状態Rpから高抵抗状態Rapに遷移させるためのしきい値(IP−AP)の絶対値よりも小さい。|IAP−P|<|IP−AP|である。
MTJ素子11が高抵抗状態Rapのときに、MTJ素子11に逆方向電流Ic1に供給された場合は、その抵抗状態は変化せずに維持され、低抵抗状態RpのときにMTJ素子11に順方向電流Ic0が供給された場合もその抵抗状態は維持される。
低抵抗状態Rpと高抵抗状態Rapとをそれぞれ、例えば”1”、”0”と対応付け、MTJ素子11、13のそれぞれについて、低抵抗状態Rp(”1”)と高抵抗状態Rap(”0”)を切り替えることで、MTJ素子11、13を使用して1ビットの情報を記憶することができる。
次に、データの書き込みに係る構成を説明する。
再び、図1を参照する。MTJ素子11、13の一端は、NFET12、14を介して、ビット線BLに接続されている。ビット線BLは、制御部200からメモリセル10のMTJ素子11、13へデータを供給するためのデータ線である。ここでは、MTJ素子11については、フリー層11a(矢印の先端側)がNFET12を介してビット線BLに、MTJ素子13については、ピン層13cがNFET14を介してビット線BLに接続されている。つまり、MTJ素子11、13は、その向きが互いに逆になるようにビット線BLに接続されている。
NFET12、14のドレインはビット線BLに、ソースはMTJ素子11、13の一端に、ゲートはストア線STRに接続されている。
MTJ素子11、13の他端は、制御線CTRLを介して、N型のMOSFETから構成された共有書き込み制御トランジスタ20のソースに接続されている。共有書き込み制御トランジスタ20のドレインはビット線BLCに、ゲートはストア線STRCに接続されている。
データの書き込みの際に、制御部200は、ストア線STRを介してハイレベルの電圧をNFET12、14のゲートに印加し、NFET12、14をオンする。並行して、制御部200は、ストア線STRCを介して共有書き込み制御トランジスタ20のゲートにハイレベルの電圧を印加し、共有書き込み制御トランジスタ20をオンする。
なお、書き込みの際に、制御部200は、選択したメモリセル10だけに電流が供給されるよう制御を行う。
メモリセル10の選択は、例えば、次のように行う。図5に示すように、各メモリセル10にビット線BL(BL〜BL)が接続されており、且つ、制御部200はスリーステート出力が可能に構成されている。制御部200は、選択したメモリセル10に割り当てられているビット線BLに、ハイレベル又はローレベルの電圧を印加し、選択対象でないメモリセル10に割当てられているビット線BLに対する出力をハイインピーダンスとする。従って、選択対象でないメモリセル10に接続されたビット線BLには、ハイレベル、ローレベルの何れの電圧も印加されない。なお、メモリセル10の選択の方法は、上記の方法に限らない。
再び、図1を参照する。上述した制御部200の動作により、選択されたメモリセル10には、ビット線BL→NFET12→MTJ素子11→制御線CTRL→共有書き込み制御トランジスタ20→ビット線BLCという書き込みパスと、ビット線BL→NFET14→MTJ素子13→制御線CTRL→共有書き込み制御トランジスタ20→ビット線BLCという書き込みパスと、が導通し、選択されたメモリセル10のMTJ素子11、13に電流(書き込み電流)を流すことができる。
このとき、ビット線BLに印加される電圧がビット線BLCに印加される電圧よりも大きければ、図2に示すように、MTJ素子11のフリー層11aからピン層11cに向かう方向に書き込み電流Ic0が流れ、また、MTJ素子13のピン層13cからフリー層13aに向かう方向に書き込み電流Ic1が流れる。書き込み電流が流れる前に、MTJ素子11が高抵抗状態Rap(”0”)であり、MTJ素子13が低抵抗状態Rp(”1”)であった場合、MTJ素子11は低抵抗状態Rp(”1”)に、MTJ素子13は高抵抗状態Rap(”0”)に書き換えられる。このようにして、メモリセル10にデータを記憶させることができる。
また、MTJ素子11が低抵抗状態Rp(”1”)であり、MTJ素子13が高抵抗状態Rap(”0”)である場合、逆方向の電流を流す必要があるが、その場合は、ビット線BL、BLCに印加する電圧の大小を逆、即ち、ビット線BLに印加される電圧がビット線BLCに印加される電圧よりも小さくなるように設定すればよい。
上述したように、共有書き込み制御トランジスタ20は、複数のメモリセル10に共通に接続されている。つまり、共有書き込み制御トランジスタ20は複数のメモリセル10に共有されている。従って、共有書き込み制御トランジスタ20は、複数のメモリセル10にそれぞれ含まれるMTJ素子11、13に充分な書き込み電流を供給することが可能な電流容量を有している。
例えば、複数のメモリセル10が共有書き込み制御トランジスタ20を共有するのではなく、各メモリセル10が個別に共有書き込み制御トランジスタ20と同様の役割を果たすトランジスタを備える構成である場合、1個のメモリセル10に書き込むためトランジスタに必要とされる電流容量がICであるなら、N個(Nは整数;N>1)のメモリセル10が備える共有書き込み制御トランジスタ20と同様の役割を果たすトランジスタの電流容量の合計は、IC×Nとなる。しかし、本実施の形態においては、共有書き込み制御トランジスタ20は、選択されたメモリセル10に必要な書き込み電流を供給できればよいので、共有書き込み制御トランジスタ20の電流容量ICについては、IC<IC<IC×Nの関係が成り立つ。つまり、個々のメモリセル10が書き込み制御トランジスタを備える場合に比べ、書き込みの制御のためのトランジスタの電流容量を小さくすることができる。従って、メモリセル10が個々に書き込み制御トランジスタを備える場合に比較して、書き込み制御用のトランジスタの専有面積を小さくすることができる。
次に、データの読み出しに係る構成を説明する。
センスアンプ15は、2個のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータ21、22から構成される差動型センスアンプである。CMOSインバータ21、22はMTJ素子11、13の抵抗比による電圧をセンスする。CMOSインバータ21、22の入力端子にはN型のMOSFET(以下、NFET23という)が接続されている。NFET23のゲートは、リコールRCLを介して制御部200に接続されている。また、センスアンプ15には電源ラインVDDを介して電源が供給されている。
MTJ素子11、13の他端は、制御線CTRLを介して、共有読み出し制御トランジスタ30に接続されている。共有読み出し制御トランジスタ30は、N型のMOSFETから構成され、ドレインは、制御線CTRLを介してMTJ素子11、13に、ソースは接地され、ゲートはイネーブルENに接続されている。
データの読み出しの際に、制御部200は、リコールRCLを介してNFET23のゲートにハイレベルの電圧を印加し、NFET23をオンする。従って、センスアンプ15がアクティブになる。並行して、制御部200は、イネーブルENを介して共有読み出し制御トランジスタ30のゲートにハイレベルの電圧を印加し、共有読み出し制御トランジスタ30をオンする。
データ読み出しの際、制御部200は、選択したメモリセル10のMTJ素子11、13だけに電流が供給されるよう制御を行う。なお、書き込み時と異なり、全てのメモリセル10を同時に選択してもよい。
メモリセル10の選択は、例えば、以下のようにして行われる。まず、電源線VDDをメモリセル10毎に配置する。制御部200は、選択したメモリセル10の電源線VDDのみに電源電圧を印加することにより、選択したメモリセルのセンスアンプ15のみに電源を供給し、それ以外のメモリセル10のセンスアンプ15には電源供給を行わない。従って、選択したメモリセル10のセンスアンプ15だけがアクティブとなり、選択したメモリセル10のデータだけを読み出すことができる。あるいは、制御線CTRLと各メモリセル10との間にセル選択用のトランジスタ(MOSFET等)を設け、制御部200が、選択したメモリセル10に割り当てられたセル選択用トランジスタだけをオンしてもよい。従って、選択されたメモリセル10だけに読み出し電流を流すことができる。なお、メモリセル10の選択の方法は、上記の方法に限らない。
上述した各部の動作により、センスアンプ15、MTJ素子11、13、共有読み出し制御トランジスタ30、を含む読み出しパスが導通し、MTJ素子11、13に電流(読み出し電流)を流すことができる。
このとき、センスアンプ15は、MTJ素子11、13の電圧関係をセンス(検出)する。検出された電圧関係を示す出力値(電圧値)は、出力ノードQを介して制御部200を介して、図示しないFPGA等に供給される。
なお、MTJ素子11、13からデータを読み出す際に必要な読み出し電流は書き込み電流より小さい。よって、共有読み出し制御トランジスタ30の大きさは、複数のメモリセル10に含まれるMTJ素子11、13に読み出し電流を流すことが可能な大きさであればよい。通常、共有読み出し制御トランジスタ30の大きさは、共有書き込み制御トランジスタ20より小さなものとなる。
制御部200は、共有書き込み制御トランジスタ20と共有読み出し制御トランジスタ30のうちいずれか一方をオンしているときには他方をオフするように、ストア線STRC、イネーブルENを制御する。よって、書き込みパス、読み出しパスは独立したものとして構成されている。さらに、読み出し制御トランジスタは、共有読み出し制御トランジスタ30より小さいため、読み出し電流によりデータを書き換えてしまうリードディスターブの発生を防止することができる。
以下、不揮発性ラッチ回路100の書き込み、読み出し動作を説明する。
ここでは、MTJ素子11が高抵抗状態Rap、MTJ素子13が低抵抗状態Rpであると仮定し、MTJ素子11、13を書き換えることを説明する。さらに、書き込み後に、読み出しを行う。
図3に、書き込み、読み出し時に、MTJ素子11、13に流れる電流の変化を示す(上がMTJ素子11、下がMTJ素子13)。縦軸は電流、横軸は時間である。
MTJ素子11は高抵抗状態Rapであるため、図2に示したように、フリー層11aからピン層11cに順方向電流を流す必要がある。また、MTJ素子13は、低抵抗状態Rpであるため、ピン層13cからフリー層13aに逆方向電流を流す必要がある。
図3に示すように、時間t0に、MTJ素子11、13に書き込み電流の供給を開始する。
具体的には、制御部200が、ビット線BLにハイレベル(例えば、電源電圧VDD)の電圧を、ビット線BLCにローレベル(例えば、0V)の電圧を、ストア線STR、STRCにハイレベル(例えば、電源電圧VDD)の電圧を印加する。よって、NFET12、14、共有書き込み制御トランジスタ20がオンして、ビット線BLからビット線BLCへ向かう方向に電流が流れる。
なお、ビット線BL、BLCには、MTJ素子11、MTJ素子13にそれぞれの抵抗状態を変化させるのに必要な電流(しきい値IAP−P、IP−APの絶対値を超える電流)を供給できるような電圧が印加される必要がある。
このとき、MTJ素子11においては、フリー層11aからピン層11cの向きに電流が流れ、MTJ素子13においては、ピン層13cからフリー層13aの向きに電流が流れる。また、MTJ素子13は低抵抗状態Rpであるため、MTJ素子13に流れる電流I13の方が、MTJ素子11に流れる電流I11より大きい。
図3に示すように、時間t1に、MTJ素子11に流れる電流I11は、しきい値IAP−Pを超える。時間t2に、MTJ素子11に流れる電流I11が増加し始める。これは、MTJ素子11のフリー層11aの磁化の反転が始まったことを示す。
MTJ素子11の磁化の反転がMTJ素子13より先に始まるのは、MTJ素子11が高抵抗状態Rapであり、図2(b)に示したように、高抵抗状態Rapから低抵抗状態Rpに遷移するのに必要な順方向電流Ic0のしきい値IAP−Pの絶対値が、低抵抗状態Rpから高抵抗状態Rapに遷移するのに必要な逆方向電流Ic1のしきい値IP−APの絶対値より小さいためである。なお、MTJ素子13に流れる電流I13も時間t1の後に、しきい値IP−APを超える。
時間t3から、MTJ素子11に流れる電流I11は増加せず、一定となる。これは、MTJ素子11が低抵抗状態Rpに遷移したことを示す。
時間t4から、MTJ素子13に流れる電流I13が減少し始める。これは、MTJ素子13のフリー層13aの磁化の反転が始まるからである。
MTJ素子11、13の書き込みの完了については、例えば、電流を供給し始めてから所定の時間(遷移するのに充分な時間)が経過したことをもって、書き込みが完了したと判別してもよい。あるいは、MTJ素子11、13に流れる電流を検出する計器等をそれぞれに設けておき、MTJ素子11、13に流れる電流の変化量が所定の大きさを超えたことをもって、書き込みが完了したと判別してもよい。
制御部200は、書き込みが完了したと判別すると、書き込み動作を終了するため、時間t5から時間t6の間にビット線BL、BLC、ストア線STR、STRCにローレベル(例えば0V)の電圧を印加する。よって、NFET12、14、共有書き込み制御トランジスタ20がオフして、MTJ素子11、13への電流供給が停止する。
以上が、不揮発性ラッチ回路100の書き込み動作の様子である。
続けて、図3に示すように、時間t6に、MTJ素子11、13への読み出し電流の供給を開始する。
具体的には、図1に示す、制御部200が、リコールRCL、イネーブルENにハイレベル(例えば、電源電圧VDD)の電圧を印加する。よって、共有読み出し制御トランジスタ30がオンする。従って、センスアンプ15、MTJ素子11、13、共有読み出し制御トランジスタの順に電流(読み出し電流)が流れ、グランドGNDに流れ込む。このとき、制御部200は、ノードQの出力値(電圧値)に基づいて、MTJ素子11、13の抵抗状態を判別する。
読み出し動作が終わると、制御部200が、リコールRCL、イネーブルENにローレベルの電圧を印加する。よって、共有読み出し制御トランジスタ30がオフする。
以上が、不揮発性ラッチ回路100の読み出し動作の様子である。
また、上述の例とは逆に、MTJ素子11が低抵抗状態Rp、MTJ素子13が高抵抗状態Rapであるときに、MTJ素子11、13を書き換える場合を説明する。このとき、先程の例とは逆向きに電流を流す必要がある。図4に、このときにMTJ素子11、13に流れる電流の変化を示す(上がMTJ素子11、下がMTJ素子13)。縦軸は電流、横軸は時間である。
図4に示すように、時間t0に、MTJ素子11、13への書き込み電流の供給を開始する。
具体的には、制御部200が、ビット線BLにローレベル(例えば、0V)の電圧を、ビット線BLCにハイレベル(例えば、電源電圧VDD)の電圧を、ストア線STR、STRCにハイレベル(例えば、電源電圧VDD)の電圧を印加する。よって、NFET12、14、共有書き込み制御トランジスタ20がオンして、ビット線BLCからビット線BLへ向かう方向に電流が流れる。
このとき、MTJ素子11においては、ピン層11cからフリー層11aの向きに電流が流れ、MTJ素子13においては、フリー層13aからピン層13cの向きに電流が流れる。MTJ素子13が高抵抗状態Rapであるため、MTJ素子13の遷移がMTJ素子11より先に開始する。
図4に示すように、時間t1に、MTJ素子13を流れる電流I13が、しきい値IAP−Pを超える。時間t2に、MTJ素子13に流れる電流I13が増加し始める。これは、MTJ素子13のフリー層13aの磁化の反転が始まったことを示す。なお、MTJ素子11に流れる電流I11も時間t1の後に、しきい値IP−APを超える。
時間t3からMTJ素子13に流れる電流I13は増加せず、一定になる。これは、MTJ素子13が低抵抗状態Rpに遷移したことを示す。
時間t4から、MTJ素子11に流れる電流I11が減少し始める。これは、MTJ素子11のフリー層11aの磁化の反転が始まるからである。
上述したように、制御部200は、時間の経過あるいは、MTJ素子11、13に流れる電流の変化量に基づいて、書き込みの完了を判別すると、書き込み動作を終了するため、ビット線BL、BLC、ストア線STR、STRCにローレベル(例えば0V)の電圧を印加する。よって、NFET12、14、共有書き込み制御トランジスタ20がオフし、MTJ素子11、13への電流の供給が停止する。
以上が、MTJ素子11が低抵抗状態Rp、MTJ素子13が高抵抗状態Rapであるときの、不揮発性ラッチ回路100の書き込み動作の様子である。
上述の実施の形態における不揮発性ラッチ回路100は、共有書き込み制御トランジスタ20と共有読み出し制御トランジスタ30として、それぞれ必要な大きさの電流(書き込み電流、読み出し電流)に応じた大きさ(電流容量)のトランジスタを使用する。
共有書き込み制御トランジスタ20については、共有読み出し制御トランジスタ30に比べ、大きなトランジスタを使用する必要はあるものの、選択された複数のメモリセル10に必要な書き込み電流が供給できればよいので、個々のメモリセル10が書き込み制御用のトランジスタを備える場合に比べ、書き込み制御のためのトランジスタの大きさ(電流容量)を縮小することができる。
また、共有読み出し制御トランジスタ30についても、個々のメモリセル10が読み出し制御用のトランジスタを備える場合に比べ、読み出し制御のためのトランジスタの大きさ(電流容量)を縮小することができる。さらに、読み出し時には書き込み時ほど大きな電流を必要としないため、共有読み出し制御トランジスタ30は、共有書き込み制御トランジスタ20よりその専有面積を小さくすることができる。
このように、書き込み制御用のトランジスタ、読み出し制御用のトランジスタを共有するため、不揮発性ラッチ回路100全体としてはその専有面積をコンパクトにすることができる。従って、高集積化が可能になる。
さらに、共有書き込み制御トランジスタ20と共有読み出し制御トランジスタを相補的にオンすることにより、書き込みパスと読み出しパスを独立させ、読み出し動作中のリードディスターブを防止できる。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
上述の実施の形態では、1つのメモリセル10が1対のMTJ素子11、13を有する例を説明したが、メモリセル10が1個のMTJ素子を有する構成であってもよい。なお、この場合、センスアンプに基準電位を与えておき、センスアンプは与えられた基準電位とMTJ素子との電位差を示す出力値(電圧値)を出力する。
上述の実施の形態では、不揮発性ラッチ回路100の抵抗変化型記憶素子としてMTJ素子11、13を採用したが、抵抗変化型記憶素子として他の記憶素子を使用してもよい。例えば、ReRAM(Resistance Random Access Memory)、PCRAM(Phase Change Random Access Memory、相変化メモリ)等を使用してもよい。ReRAM、PCRAMも上述の実施の形態で使用したMTJ素子と同様に、電圧を印加すると、電気抵抗が変化する。よって、抵抗状態を高抵抗と低抵抗と切り替えることで、情報を記憶することができる。
なお、図1に示す不揮発性ラッチ回路が有するセンスアンプ15は、差動型のセンスアンプであったが、センスアンプの構成はこれにかぎらず、例えば、ラッチ型のセンスアンプ等を使用してもよい。
また、上述の実施の形態においては、スイッチング素子としてN型のMOSFETを使用したが、例えば、P型のMOSFETを使用してもよいし、あるいは、バイポーラトランジスタを使用してもよい。
また、不揮発性ラッチ回路100に含まれる複数のメモリセル10について、図5に示すように個々のメモリセル10に個別のビット線BL(BL〜BL)を割り当ててもよいし、あるいは、図6に示すように、共通のビット線BLを割り当ててもよい。この例では、個々のメモリセル10の選択はストア線STRによって行われる。また、図7に示すように、個別のビット線BL(BL〜BL)をバンク単位に割り当ててもよい。この例では、複数のメモリセル10がバンクを構成しており、1つのバンクに1つのビット線BLが割り当てられている。バンク内の任意のメモリセル10の選択はストア線STRによって行われる。なお、それぞれのバンクで同一の列に配置されているメモリセル10に割り当てるストア線STRを共通にしてもよい。各バンクの1列目の(バンク内で一番左に配置されている)メモリセル10に接続されているストア線STR11、21、31を共通にし、各バンクの2列目の(バンク内で左から2番目に配置されている)メモリセル10に接続されているストア線STR12、22、32を共通にし、…というようにできる。バンクの個数は適宜決められる。図5から7においては、センスアンプ15等の表記を一部省略している。
上述の実施の形態では、MTJ素子11のフリー層11aがNFET12に、MTJ素子13のピン層13cがNFET14に接続されていたが、MTJ素子11、13の配置はこれに限られない。例えば、MTJ素子11、13のそれぞれの向きが同じになるように配置してもよい。
10 メモリセル
11、13 MTJ素子
11a、13a フリー層
11b、13b バリア層
11c、13c ピン層
12、14 NFET
15 センスアンプ
20 共有書き込み制御トランジスタ
21、22 CMOSインバータ
30 共有読み出し制御トランジスタ
100 不揮発性ラッチ回路
200 制御部
BL、BLC ビット線
CTRL 制御線
EN イネーブル
GND グランド
Ic0 順方向電流
Ic1 逆方向電流
RCL リコール
STR、STRC ストア線
Q 出力ノード
Rap 高抵抗状態
Rp 低抵抗状態
VDD 電源ライン

Claims (7)

  1. 抵抗変化型の不揮発性記憶素子を備え、該不揮発性記憶素子にデータを記憶する複数の記憶回路と、
    前記複数の記憶回路の前記不揮発性記憶素子の一端に共通に電流路の一端が接続された共有書き込み制御トランジスタと、
    前記複数の記憶回路の前記不揮発性記憶素子の一端に共通に電流路の一端が接続された共有読み出し制御トランジスタと、
    を有し、
    前記共有書き込み制御トランジスタは、書き込み制御信号に応答してオンすることにより、前記複数の記憶回路のうち選択された記憶回路の前記不揮発性記憶素子に、データを書き込むための書き込み電流を流し、
    前記共有読み出し制御トランジスタは、読み出し制御信号に応答してオンすることにより、前記複数の記憶回路のうち選択された記憶回路の前記不揮発性記憶素子に、記憶するデータを読み出すための読み出し電流を流し、
    前記共有書き込み制御トランジスタと前記共有読み出し制御トランジスタとは相補的にオンする、
    ことを特徴とする不揮発性ラッチ回路。
  2. 各前記記憶回路は、当該記憶回路に含まれる前記不揮発性記憶素子にそれぞれ対応し、対応する前記不揮発性記憶素子の他端に電流路の一端が接続された書き込みトランジスタを備え、
    前記選択された記憶回路に第1のデータを書き込むときに、該選択された記憶回路の前記書き込みトランジスタの電流路の他端に第1の電圧を印加し、前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の他端に第2の電圧を印加して、前記不揮発性記憶素子に第1の方向の書き込み電流を流し、前記選択された記憶回路に第2のデータを書き込むときに、該選択された記憶回路の前記書き込みトランジスタの電流路の他端に第3の電圧を印加し、前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の他端に第4の電圧を印加して、前記不揮発性記憶素子に第1の方向と反対方向の書き込み電流を流す電圧制御部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性ラッチ回路。
  3. 個々の書き込みトランジスタの電流容量がIcであり、前記共有書き込み制御トランジスタを共用する前記記憶回路の個数がNである場合、前記共有書き込み制御トランジスタの電流容量は、Ic×Nより小さい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性ラッチ回路。
  4. 前記共有読み出し制御トランジスタの電流容量は、前記共有書き込み制御トランジスタの電流容量より小さい、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の不揮発性ラッチ回路。
  5. 各前記記憶回路は、前記不揮発性記憶素子と相補的にデータを記憶する第2の不揮発性記憶素子と、第2の書き込みトランジスタと、センスアンプとを備え、
    前記第2の不揮発性記憶素子は、その一端が前記第2の書き込みトランジスタの電流路の一端に接続され、その他端が前記共有書き込み制御トランジスタの電流路の一端と前記共有読み出し制御トランジスタの電流路の一端に接続され、
    前記第2の書き込みトランジスタの電流路の他端は、前記書き込みトランジスタの電流路の他端に接続され、
    前記センスアンプは、同一記憶回路内の前記不揮発性記憶素子の他端と前記第2の不揮発性記憶素子の一端に接続され、前記不揮発性記憶素子の他端の電位と前記第2の不揮発性記憶素子の一端の電位との差に基づいて、前記不揮発性記憶素子と前記第2の不揮発性記憶素子とが相補的に記憶するデータに対応するデータを出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性ラッチ回路。
  6. 前記不揮発性記憶素子は、磁気トンネル接合素子である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の不揮発性ラッチ回路。
  7. 前記共有書き込み制御トランジスタと前記共有読み出し制御トランジスタと前記書き込みトランジスタが、それぞれMOSFETから構成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性ラッチ回路。
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